JP2004167241A - 管路遮断部材及びガス配管用接続部材 - Google Patents

管路遮断部材及びガス配管用接続部材 Download PDF

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Abstract

【課題】 火災時のガス漏れを防止することのできるガス配管遮断部材及びガス配管用接続部材を提供することである。
【解決手段】 管路遮断部材7は、ガスの管路となる継手本体41に装着され、耐火性を有する筒状の熱膨張パッキング9と、少なくとも熱膨張パッキンの内周面と接触し、熱膨張パッキンが加熱された時に一端側が管路を塞ぐ方向に変形すると共に他端側が管路に支持される保持部材8を有する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、火災時にガスの管路を閉止する管路遮断部材及びそれを内蔵したガス配管用接続部材に関する。
地中に埋設されたガス管(例えばPE管)と地上のガスメータとを配管接続する場合、例えば、PE管に金属管(外面を樹脂で被覆した鋼管)を接続し、この樹脂被覆鋼管を地上に立ち上げてガスメータに配管接続することが行われている。この場合、ガスメータの入口側では、樹脂被覆鋼管はガス栓及びガスメータ用継手を介してガスメータの入口に接続され、またガスメータの出口は、ガスメータ用継手及び試験用チーを介して樹脂被覆鋼管と接続される。上記のガスメータ廻りの接続部を構成するガスメータ用継手、ガス栓及び試験用チーは火災が発生してもガス漏れが生じないようにするために、本体は、耐火性を有する金属(例えば炭素鋼)で形成されている。しかるに、気密性を保持するために、その内部にゴム製のシール部材が設けられているので、火災によりシール部材が消失して、上記接続部からのガス漏れが生ずる恐れがある。
火災等によるガス配管接続部からのガス漏れ無くすために、特許文献1には、送給管路に、例えば中空筒状の熱膨張部材を設けて、その部材が熱膨張して送給管路を遮断することが提案されている。この種熱膨張部材は、特許文献2及び特許文献3に記載されている。
特開2001−252366号公報(第3−4頁、図1、図2) 実公平1−23022号公報(第2−3頁) 特開平8−178150号公報(第3−4頁)
特許文献1に記載された熱膨張部材は、ガスが流動している状態で、例えば800℃程度の高温に急激に曝されると、その膨張速度が速いので、内側に膨張してガス管路を遮断することができる。また熱膨張部材の容積を大きくすることにより、ガスが遮断される時間を長くすることができる。しかるに実際の火災では、ガスが流動しているので、熱膨張部材にはガス圧が作用すると共に、配管部の温度は徐々に上昇する。その昇温曲線は、例えば、ISO834に準じた加熱曲線(加熱後5分経過した時に576℃、10分経過した時に678℃、20分経過した時に781℃、30分経過した時に842℃)のようになる。特許文献1に記載された熱膨張部材は、加熱されると、その内部には小孔や隙間が存在する煤の固まり(燃えカス)となり、極めて脆いものとなる。従って、火災により熱膨張部材が徐々に加熱されると、その膨張速度が遅いため、膨張する間に内部の小孔や隙間にガスが流入する(例えば、圧力2.5KPaの都市ガスが5〜120m/Hrの流量で流れる)ことにより、徐々に崩壊して下流側に飛散し、最終的には、ガス管路から消失してしまう。即ち従来の遮断構造は、ガス管路に熱膨張部材のみを設置しているので、一時的に熱膨張部材で管路が遮断されても、流動するガスの圧力により熱膨張部材が消失し、長時間に亘りガスを閉止する機能を持たないという問題がある。
従って本発明の目的は、従来の管路遮断部材の問題点を解決し、加熱された熱膨張部材に保形性を付与し、長時間に亘り管路を閉止する機能を有する管路遮断部材を提供することである。
従って本発明の他の目的は、加熱された熱膨張部材により管路の出口側が閉塞され、長時間に亘り火災時のガス漏れを防止することのできるガス配管用接続部材を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の管路遮断部材は、ガスの管路に装着され、耐火性を有する筒状の熱膨張部材と、少なくとも前記熱膨張部材の内周面と接触し、前記熱膨張部材が加熱された時に少なくとも流体出口側の一端側が前記管路を塞ぐ方向に変形すると共に他端側が前記管路に支持される保持部材を有することを特徴とするものである。本発明で使用される耐火性を有する熱膨張部材は、170℃以上の温度で熱膨張し、かつ、800℃以上の高温に曝されても崩壊しない程度の機械的強度をもつ材料で形成される。この熱膨張部材は、筒状に形成されるが、熱膨張した時に管路を塞ぐ状態になるような形状であれば、完全な筒に限らず、その一部を軸方向に沿って切り欠いた筒あるいはアーク形状であってもよい。本発明で使用される保持部材は、耐熱性を有する金属材料で形成される。この種金属材料としては、SUS304等のオーステナイト系ステンレス鋼、SUS420等のマルテンサイト系ステンレス鋼、シリコンマンガン鋼、マンガンクロム鋼、Fe−Mn−Si系、Fe−Ni−Co−Ti系及びFe−Ni−C系等の形状記憶合金等を用い得るが、800℃以上の高温に曝されるので、ステンレス系耐熱鋼で形成することが好ましい。
本発明において、前記保持部材は、前記熱膨張部材の内周面と接触する櫛歯状の変形部とその根元部から前記熱膨張部材の外周面側に折り返された環状部を有することが好ましい。この保持部材の形状は、完全な筒に限らず、その一部を軸方向に沿って切り欠いた筒あるいはアーク形状でもよい。
本発明において、前記保持部材は、前記熱膨張部材の両端部に装着されてもよい。
本発明において、前記保持部材は、一端側が前記管路に固着され、耐火性と通気性を有する円筒状部材であってもよい。この保持部材は、加熱されない状態では低圧の都市ガスの流動を阻害しない程度の通気度をもつ材料で形成される。
本発明の管路遮断部材は、ガスの管路に装着され、耐火性を有する熱膨張部材と、前記熱膨張部材とガスの管路との間に挟まれる固定部とそこから前記熱膨張部材の表面に沿って伸びる可動部を含む閉止部材を有する構造でもよい。
上記目的を達成するために、本発明のガス配管用接続部材は、管路形成部材とその出口側に設けられた前記管路遮断部材を有することを特徴とするものである。
本発明のガス配管用接続部材は、管路形成部材と、その出口側に設けられ、耐火性を有する筒状の熱膨張部材と少なくとも前記熱膨張部材の内周面と接触し、前記熱膨張部材が加熱された時に少なくとも流体出口側の一端側が前記管路形成部材を塞ぐ方向に変形しかつ他端側が前記管路形成部材に支持される保持部材を有する管路遮断部材を備えると共に、前記管路形成部材の出口側の内周面に複数条の係合部が形成され、前記熱膨張部材の外周面に、前記各係合部の間に装入される複数の突条部が形成されることが好ましい。前記保持部材は、前記熱膨張部材の内周面と接触する櫛歯状の変形部とその根元部から前記熱膨張部材の外周面側に折り返された環状部を有することがより好ましく、また前記保持部材は前記熱膨張部材の両端部に装着されてもよい。
本発明の管路遮断部材によれば、熱膨張部材は管路を塞ぐ方向に変形する保持部材で支持されるので、加熱された熱膨張部材の崩壊が防止され、もって長時間に亘り管路を閉止する機能を維持することができる。
本発明によれば、さらに前記保持部材は櫛歯状の変形部の根元部から前記熱膨張部材の外周面側に折り返された環状部を有することにより、シンプルな構造で、しかも熱膨張部材の膨張力により容易に変形してその端面を保持するので、加熱された熱膨張部材はガス圧を受けても管路に留まり、長時間に亘り管路をより確実に閉止することができる。
本発明によれば、前記保持部材を熱膨張部材の両端部に装着することにより、加熱された熱膨張部材は両端面から支持されるので、より密な状態となりさらに長時間に亘り管路を閉止する機能を維持することができる。
本発明によれば、前記保持部材を一端側が前記管路に固着され、耐火性と通気性を有する円筒状部材とすることによっても、加熱された熱膨張部材の端面全体が保持部材で支持されるので、熱膨張部材の管路からの消失が防止される。
本発明によれば、流体の管路に装着され、耐火性を有する熱膨張部材と、前記熱膨張部材と流体の管路との間に挟まれる固定部とそこから前記熱膨張部材の表面に沿って伸びる可動部を含む閉止部材を有する構造とすることにより、出口側が折れ曲がった管路(例えばエルボー形状)であっても、長時間に亘りそこを閉止する機能を維持することができる。
本発明のガス配管用接続部材によれば、熱膨張部材は加熱された時に管路形成部材の内側に向って変形する保持部材で支持されるので、加熱された熱膨張部材の閉止機能を長期に亘って維持することが可能となり、火災時のガス漏れを防止することができる。
本発明によれば、前記管路形成部材の出口側の内周面に形成された複数条の係合部の間に、熱膨張部材の外周面に形成された複数の突条部が装入されることにより、火災時のガス漏れをより確実に防止することができる。
以下、本発明の詳細を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明のガス遮断部材が使用されるガスメータ部の一例を示す正面図、図2(a)は本発明が適用されるガスメータ継手の一例を示す正面図、図2(b)は同側面図、図3(a)は本発明が適用されるガスメータ継手の他の例を示す正面図、図3(b)は同側面図、図4(a)は本発明の実施の形態に係わるガス配管用接続部材の断面図、図4(b)は図4(a)のA−A線矢視図、図5(a)は火災時のガス配管用接続部材の断面図、図5(b)は図5(a)のB−B線矢視図、図6(a)は保持部材を展開した平面図、図6(b)は同側面図である。
地中に埋設されたプラスチック管(例えばPE管)に金属管(樹脂被覆鋼管)を接続し、この金属管を地上に立ち上げて地上のガスメータに配管接続する場合、例えば図1に示すように、ガスメータ1の入口側では、ガス本管に接続されるPE管(いずれも不図示)の先端部に外面が樹脂で被覆された樹脂被覆鋼管2が接続されて地上に立ち上げられ、ガスメータ継手4によりガスメータ1の入口に接続される。一方ガスメータ1の出口側では、先端が建物内のヘッダーに接続されるフレキ管(いずれも不図示)を介して樹脂被覆鋼管3が接続されて地上に立ち上げられ、樹脂被覆鋼管3は、ガスメータ継手4によりガスメータ1の出口に接続される。5はガス栓、6は試験用チーである。ガスメータ継手4としては、例えば図2に示すショート型ガスメータ継手4aあるいは図3に示すS字ネジ型ガスメータ継手4bが使用され、いずれも継手本体41と締付ナット42を有する。
図4(a)に示すガス配管用接続部材は、矢印方向にガスが流動する継手本体41のガス出口側に管路遮断部材7が設けられた構造を有する。管路遮断部材7は、図4(b)に示すように耐熱性を有する金属材料(例えばSUS304等のオーステナイト系ステンレス鋼)からなる筒状の保持部材8と、そこに保持された耐火性を有する筒状の熱膨張パッキング9を有する。保持部材8は、図6(a)(b)に示すように基部8aとそれより長い櫛歯状の変形部8bからなる略コ字断面を有する部材であり、基部8aと変形部8bとの間にシート状の熱膨張パッキング9(図6では省略)を差込み、これを丸めてから、図4に示すように継手本体41に挿入することができる。また管路遮断部材7は、筒状に形成した保持部材8を金型内にセットしておき、その成形キャビティに原料を注入して熱膨張パッキング9を筒状に成形することにより作成してもよい。上記ガス配管用接続部材を加熱すると、図5に示す状態となる。すなわち熱膨張パッキング9が加熱されると、その体積が数倍乃至十倍程度に膨張するので、保持部材8は、櫛歯状の変形部8bが継手本体41の内側に折り曲がる。従って、図5(a)に示すように矢印方向からガスが流入した場合でも、熱膨張パッキング9の崩壊は変形部8bで阻止されて膨らんだ状態を保ち、ガスの管路を閉止することができる。例えば図5(a)に示すガス遮断部材7をガス出口側に設けたショート型ガスメータ継手(図2参照)に、2.5KPaの圧縮空気を7m/Hrの流量で吹き込みながらISO834に準じた加熱曲線になるように2hrで1049℃まで加熱したところ、熱膨張パッキング9は膨らんだ状態を維持し、ガスの管路を閉止することが確認された。比較のために、熱膨張パッキング9のみをガス出口側に設けたショート型ガスメータ継手(図2参照)に、上記と同様の条件で圧縮空気を吹き込みながら加熱したところ、熱膨張パッキング9は管路から消失し、ガス出口側を貫通する空洞が形成されることが確認された。
上記の熱膨張パッキングは、170℃以上に加熱されると見掛けの体積が数十倍以上に増加するような材料で形成することが好ましい。この熱膨張パッキングは、例えば、原料ゴムと無発砲状態で熱膨張する黒鉛層間化合物と必要に応じ充填材、軟化材、加硫剤等を混練して得られたゴム配合物を、金型に充填して成形し、ついでプレス加硫することにより製造される。黒鉛層間化合物は、例えば黒鉛(六員環重合体層が層状に重なり合った炭素の六方晶系結晶体)に硫酸を反応させることにより得られる層間に硫酸根が結合した化合物であり、170℃以上に加熱されると無発砲状態で体積が数倍乃至数十倍にも増加し、800℃〜1000℃に加熱すると見掛けの体積は100乃至250倍に増加する。原料ゴムとしては、天然ゴム(NR)、ニトリルブタジェンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、エチレン−プロピレンゴム(EPDM)、シリコーンゴム(Q)等を用い得る。また熱膨張パッキングは、シール機能の点からショアーA硬度が50〜80度の範囲となるような組成、条件で製造することが望ましい。
本発明の管路遮断部材及びガス配管用接続部材は、上記の構造に限らず以下のような構造とすることもできる。図7〜図10は本発明の他の実施の形態に係わるガス配管用接続部材の断面図、図11は参考例に係わるガス配管用接続部材の断面図であり、いずれも図4と同一機能部分は同一の参照符号で示す。
図7(a)に示すガス配管用接続部材において、管路遮断部材7は、継手本体41の内部に筒状の熱膨張パッキング9を装填し、保持部材8の一端部8cを継手本体41の内面に固着して継手本体41との間に熱膨張パッキング9を封入し、次いで保持部材8の内部に、通気性が大でかつ変形可能な筒状のメッシュ部材10を挿入することにより形成される。メッシュ部材10は、例えばオーステナイト系ステンレス鋼製繊維あるいはガラス繊維からなる耐火性ネットを複数回巻回することにより作成される。この管路遮断部材7が加熱されると、図7(b)に示すように熱膨張パッキング9が膨張してメッシュ部材10が圧縮されるので、保持部材8が断面T字形に変形することにより、ガスの管路を閉止することができる。
図8(a)に示すガス配管用接続部材において、ガスは矢印方向に流動し、管路遮断部材7は、一端部にプラグ11がねじ込まれた継手本体41の内部に栓状の熱膨張パッキング9が装填され、断面略L字形の閉止栓(保持部材)12の一端部12aが継手本体41の内面に固着されてプラグ11との間に熱膨張パッキング9が封入されることにより形成される。管路遮断部材7が加熱されると、図8(b)に示すように熱膨張パッキング9が膨張して閉止栓12が途中で折れ曲って継手本体41のガス出口を閉止することができる。
図9(a)に示すガス配管用接続部材において、ガスは矢印方向に流動し、管路遮断部材7は、継手本体41の内部に装着され、筒状の熱膨張パッキング9の両端部に図6に示す保持部材8を差込むことにより形成される。管路遮断部材7が加熱されると、図9(b)に示すように2つの保持部材8は、櫛歯状の変形部8bが管路の内側に折り曲がり開いた状態となる。従って、図9(a)の矢印方向からガスが流入した場合でも、熱膨張パッキング9はその両端面が拘束され、より密な状態になるため、膨らんだ状態を保ち、ガス出口をさらに確実に閉止することができる。
図10(a)に示すガス配管用接続部材において、継手本体41の出口側の内周面には、管軸方向に沿って複数の円周溝44が形成されることにより、各円周溝44の間に断面山形状の係合部45が形成されている。また継手本体41の内周面には、筒状の保持部材8(図6参照)に保持された耐火性を有する筒状の熱膨張パッキング9を有する管路遮断部材7が装填される。この熱膨張パッキング9の外周面は、継手本体41の出口側の内周面と相互に補完しうる形状に形成されている。すなわち熱膨張パッキン9の外周面に、その軸方向に沿って複数の円周溝91が形成されることにより、各円周溝91の間に断面山形状の突条部92が形成されている。上記管路遮断部材7が加熱されると、図10(b)に示すように熱膨張パッキング9が膨張してその突条部92が継手本体41の円周溝44を埋め尽くすことにより、熱膨張パッキン41は継手本体41の係合部45で保持され、もって熱膨張パッキング9は継手本体41に密着するので、ガス管路を確実に閉止することができる。なお、図10(a)に示す構造によれば、熱膨張パッキング9の両端部に保持部材8を装着した場合でも、ガス管路を確実に閉止できることはもちろんである。
但し、図11(a)に示すように継手本体41の内周面に、熱膨張パッキング9が装入される単条の円周溝46を形成した場合は、図11(b)に示すように管路遮断部材7が加熱されて、熱膨張パッキング9が膨張した時に、保持部材8の一端側が継手本体41を塞ぐ方向に変形する(保持部材8の変形部8bが継手本体41の中心側に折れ曲がる)ため、保持部材8の他端側(基部8a)もその方向に変形する。従って熱膨張パッキング9の外周面と継手本体41の内周面との間に隙間が形成されてしまい、ガス出口を閉止することができない場合がある。また保持部材8が熱膨張パッキング9の両端部に装着された構造(図9参照)でも、熱膨張パッキング9の外周面と継手本体41の内周面との間に隙間が形成されてしまい、ガス出口を閉止することができない場合がある。
上記の説明では、管路遮断部材をガスメータ継手に適用した例を記述したが、本発明の管路遮断部材は、ガス栓や試験用チーなどの他の接続部材に適用できることはもちろんである。
本発明の管路遮断部材が使用されるガスメータ部の一例を示す正面図である。 本発明が適用されるガスメータ継手の一例を示す正面図(a)、同側面図(b)である。 本発明が適用されるガスメータ継手の他の例を示す正面図(a)、同側面図(b)である。 本発明の実施の形態に係わるガス配管用接続部材の断面図{(a)}、図4(a)のA−A線矢視図{(b)}である。 火災時の図4のガス配管用接続部材の断面図{(a)}、図5(a)のB−B線矢視図{(b)}である。 保持部材を展開した平面図{(a)}、同側面図{(b)}である。 本発明の他の実施の形態に係わるガス配管用接続部材の断面図{(a)}、火災時の同接続部材の断面図{(b)}である。 本発明の他の実施の形態に係わるガス配管用接続部材の断面図{(a)}、火災時の同接続部材の断面図{(b)}である。 本発明の他の実施の形態に係わるガス配管用接続部材の断面図{(a)}、火災時の同接続部材の断面図{(b)}である。 本発明の他の実施の形態に係わるガス配管用接続部材の断面図{(a)}、火災時の同接続部材の断面図{(b)}である。 参考例に係わるガス配管用接続部材の断面図{(a)}、火災時の同接続部材の断面図{(b)}である。
符号の説明
1:ガスメータ、2:樹脂被覆鋼管、3:フレキ管、4、4a、4b:ガスメータ継手、
41:継手本体、42:締付ナット、43:係止部、44、46:円周溝、45:係合部、
5:メータガス栓、6:試験チー、7:管路遮断部材、8:保持部材、8a:基部、8b:変形部、9:熱膨張パッキング、91:円周溝、92:突条部、10:メッシュ部材、
11:プラグ、12:閉止栓

Claims (7)

  1. ガスの管路に装着され、耐火性を有する筒状の熱膨張部材と、少なくとも前記熱膨張部材の内周面と接触し、前記熱膨張部材が加熱された時に少なくとも流体出口側の一端側が前記管路を塞ぐ方向に変形すると共に他端側が前記管路に支持される保持部材を有することを特徴とする管路遮断部材。
  2. 前記保持部材は、前記熱膨張部材の内周面と接触する櫛歯状の変形部とその根元部から前記熱膨張部材の外周面側に折り返された環状部を有することを特徴とする請求項1記載の管路遮断部材。
  3. 前記保持部材は、前記熱膨張部材の両端部に装着されることを特徴とする請求項2記載の管路遮断部材。
  4. 前記保持部材は、一端側が前記管路に固着され、耐火性と通気性を有する筒状部材であることを特徴とする請求項1記載の管路遮断部材。
  5. ガスの管路に装着され、耐火性を有する熱膨張部材と、前記熱膨張部材とガスの管路との間に挟まれる固定部とそこから前記熱膨張部材の表面に沿って伸びる可動部を含む閉止部材を有することを特徴とする管路遮断部材。
  6. 管路形成部材と、その出口側に設けられた請求項1乃至5のいずれかに記載の管路遮断部材を有することを特徴とするガス配管用接続部材。
  7. 管路形成部材と、その出口側に設けられた請求項1乃至3のいずれかに記載の管路遮断部材を有すると共に、前記管路形成部材の出口側の内周面に複数条の係合部が形成され、前記熱膨張部材の外周面に、前記各係合部の間に装入される複数の突条部が形成されることを特徴とするガス配管用接続部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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