JP2004167083A - 内視鏡装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ケーブルの半田付けに関わるコストを低減し、細径で柔軟且つ耐久性のある着脱可能なケーブルとして構成でき、万一断線しても簡単に交換でき、ユーザーの好みに応じた長さのケーブルに交換することも可能としつつも、高画質な画像を得、軽量で操作性の良い内視鏡装置を提供する。
【解決手段】本発明の内視鏡装置1では、内視鏡撮像装置5のカメラヘッド本体部9に着脱自在なケーブルユニット31が設けられている。このケーブルユニット31内にはカメラヘッド本体部9に電力を供給できる少なくとも2本の電線32が配されている。ケーブル6が破損して新しいものに交換する場合や、洗浄、消毒等の作業時に取り扱い易くするために、内視鏡装置1において、各部分に分解する。すなわち、内視鏡2,ライトガイドケーブル4,カメラヘッド本体部9,ケーブルユニット31の各部分に分けて取り扱う。カメラヘッド本体9からケーブルユニット31を取り外した場合、各々の電気接点部は防水構造になっているので、そのまま液体に浸潰しても内部に水分が侵入することを防止できる。
【選択図】 図3
【解決手段】本発明の内視鏡装置1では、内視鏡撮像装置5のカメラヘッド本体部9に着脱自在なケーブルユニット31が設けられている。このケーブルユニット31内にはカメラヘッド本体部9に電力を供給できる少なくとも2本の電線32が配されている。ケーブル6が破損して新しいものに交換する場合や、洗浄、消毒等の作業時に取り扱い易くするために、内視鏡装置1において、各部分に分解する。すなわち、内視鏡2,ライトガイドケーブル4,カメラヘッド本体部9,ケーブルユニット31の各部分に分けて取り扱う。カメラヘッド本体9からケーブルユニット31を取り外した場合、各々の電気接点部は防水構造になっているので、そのまま液体に浸潰しても内部に水分が侵入することを防止できる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内視鏡本体部とプロセッサ部とを、着脱可能な信号ケーブルにて画像信号の送受信する内視鏡装置に関し、特に製造コストの低コスト化,装置の軽量化,操作性の向上化及び表示画像の高画質化を図ることのできる内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、医療分野においては、細長の挿入部を体腔内に挿入することにより、体腔内蔵器等を観察することのできる内視鏡が広く用いられており、この内視鏡は、医療用のみならず工業用においても、ボイラ、化学プラント等の管内、あるいは機械内部の対象物等を観察、検査したりするのに用いられている。
特に患者の体腔内組織などに直接接触する内視鏡などの医療用電気機器においては、一般的に、固体撮像素子(例えばCCDなど)を有する内視鏡装置は、術者が把持する操作部である内視鏡装置本体部を備え、内部にCCDを有している該内視鏡装置本体部から、およそ十数本から二十本程度の、多くの電線を介して、システムとして配されたプロセッサ部に、前記CCDにより撮像された映像信号を伝送している。
【0003】
この種の内視鏡装置においては、これら電線の一本一本は信号ケーブルを柔軟で軽量なものとするために細く形成されており、このため、操作者の扱い方によっては断線してしまうなどの耐久性上に不都合があり、耐久性を向上させることが望まれている。また、製造工程においても、それらの電線を手作業で半田付けする作業を行っているため、製造工程が煩雑であり製造コスト上に問題があることから、製造工程の簡易化及び製造コストの低減化も強く望まれている。
【0004】
上記内視鏡装置の関連技術としては、本件出願により提案がなされた、例えば特開2001−203030号公報に記載の電気的接続コネクター装置や、特開平6−335450号公報に記載の電子内視鏡装置、あるいは特開平2−136123号公報に記載の内視鏡装置がある。
【0005】
前記特開2001−203030号公報の提案では、内視鏡本体と着脱可能なケーブルが示されており、プラグ部分及びレセプタクル部分の双方の残留水分を拭き取り易くして洗滌・消毒作業性を向上させ、簡略な構造で小型で且つ安価な電気的コネクター装置を提供する目的を達成しようとしている。
【0006】
また、前記特開平6−335450号公報の提案では、ワイヤレスで使用でき、照明光やCCDを駆動するための電源として電池を内蔵し、その電池が着脱可能な充電ケーブルによって外部から充電できる内視鏡装置が示されており、これによって、ワイヤレスで使用される場合にもノイズの影響を受けないレリーズ画像を得ることのできる電子内視鏡装置を提供する目的を達成しようとしている。
【0007】
さらに、前記特開平2−136123号公報に記載の内視鏡装置では、映像信号はワイヤレスで伝送し、照明光、電力を有線で供給する内視鏡装置が示されており、これにより、機器の配置の自由度を増し、且つ、操作性の良い内視鏡装置を提供する目的を達成しようとしている。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−203030号公報(第5頁−第6頁、第1図)
【0009】
【特許文献2】
特開平6−335450号公報(第5頁−第6頁、第7図)
【0010】
【特許文献3】
特開平2−136123号公報(第2頁−第3頁、第2図)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の関連技術では以下に示す問題点がある。
【0012】
内視鏡本体と着脱可能なケーブルを備えた内視鏡装置において、映像信号の伝送状態を考慮すると、内視鏡装置本体部から伝送される映像信号はデリケートであることから、コネクタ部で映像信号が劣化する恐れがあり、画像品質の低下を招く可能性がある。また、一般的なコネクタを用いた場合、洗浄、消毒等によりコネクタのコンタクト部が劣化し、画像に悪影響が出る恐れがある。しかしながら、前記特開2001−203030号公報の提案では、このような問題点を解決しつつ着脱可能とするコネクタは示唆されていない。
【0013】
また、前記特開平6−335450号公報の提案では、上述したようにワイヤレスで使用でき、照明光やCCDを駆動するための電源として電池を内蔵し、その電池が着脱可能な充電ケーブルによって外部から充電できる構成について述べられているが、このような電池を搭載した製品は、構成するユニットの中で電池が重量的に大きな割合を占めてしまい、軽量化を図る上で障害となってしまう。また、頻繁に充電を行なわなければならないという煩わしさがある。
【0014】
さらに、前記特開平2−136123号公報の提案では、上述したように映像信号をワイヤレスで伝送し、照明光、電力については有線で供給する構成について述べられているが、一般的にケーブル類は、細長くある程度柔軟性をもって作られるため、操作時や使用後の洗浄消毒時に曲げたり引張ったりなどの力によって破損してしまうことがしばしばある。逆に単純に太く、丈夫にしてしまうと操作時に邪魔になってしまうため、最適な設計を見つけ出さなければならないという難しさがある。この提案による内視鏡装置の場合、照明光を供給するライトガイドファイバや電力線が一本のケーブルにまとめられているが、操作性を考慮するとある程度細経にしなければならないため、耐久性にある程度の限界が出てくる。すると、ライトガイドファイバや電力線が破損することも出てくるが、ケーブルと内視鏡本体が一体になっており、ケーブルを修理するためにはメーカーに戻して分解修理しなければならず、修理コストが高く、再度使用できるまでに時間がかかってしまうといった不都合もあった。
【0015】
そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、ケーブルの半田付けに関わるコストを低減し、細径で柔軟且つ耐久性のある着脱可能なケーブルとして構成でき、万一断線しても簡単に交換でき、ユーザーの好みに応じた長さのケーブルに交換することも可能としつつも、高画質な画像を得、軽量で操作性の良い内視鏡装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明による内視鏡装置は、内視鏡挿入部を体腔内に挿入し、内視鏡の撮像手段により撮像された内視鏡観察像を、外部の画像プロセッサに伝送し且つ処理を行うことで、前記内視鏡観察像をモニタ表示する内視鏡装置において、前記内視鏡観察像の映像信号を内視鏡本体部からワイヤレスで、前記画像プセッサ装置へ伝送する映像信号ワイヤレス伝送手段と、前記内視鏡挿入部に挿通され、内視鏡先端部から照明光を出射するためのライトガイドファイバと外部光源装置とを接続し、前記内視鏡に対して着脱可能なライトガイドケーブルと、前記内視鏡本体部と前記画像プロセッサとを接続し、少なくとも前記撮像手段と前記映像信号ワイヤレス伝送手段の駆動に必要な電力を供給する電源ケーブルと、前記電源ケーブルと前記内視鏡本体部とを着脱自在なコネクタ手段であって、各々のコネクタ接続部分が防水機能備えて構成されるとともに、これらのコネクタを接続した際に形成される、各々のコネクタの接触部を含んだ空間を防水に保つ防水手段を有するコネクタ手段と、具備したことを特徴とするものである。
【0017】
この構成によれば、ケーブルが破損した場合は、前記コネクタ手段を用いてケーブルを外して新しいものに交換することができ、また、接続状態、外した状態のいずれの場合でも防水構造となっているため、作業上邪魔になる場合はケーブルを外すなどして洗浄、消毒作業を行なうことができる。すなわち、ケーブルの半田付けに関わるコストを低減し、細径で柔軟且つ耐久性のある着脱可能なケーブルとして構成でき、万一断線しても簡単に交換でき、ユーザーの好みに応じた長さのケーブルに交換することも可能としつつも、高画質な画像を得、軽量で操作性の良い内視鏡装置の実現が可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【0019】
第1の実施の形態:
図1乃至図3は本発明に係る内視鏡装置の第1の実施の形態を示し、図1は本実施の形態の内視鏡装置全体の概略構成を示す構成図、図2は図1の内視鏡撮像装置のカメラヘッド部の構成を示す外観構成図、図3は特徴となるカメラヘッド部の構成を示す断面図である。
【0020】
(構成)
図1に示すように、本実施の形態の内視鏡装置1は、内視鏡2と、この内視鏡2に照明光を供給する光源装置3と、前記内視鏡2と前記光源装置3の間を接続するライトガイドケーブル4と、前記内視鏡2に接続され、固体撮像素子(例えばCCDなど)を有する内視鏡用撮像装置5と、この内視鏡撮像装置5にケーブル6を通じて電力を供給し、無線通信によって前記内視鏡撮像装置5から発せられた映像信号を受信し、信号を処理するビデオプロセッサ7と、このビデオプロセッサ7と接続され、該ビデオプロセッサ7からの映像信号を表示するモニタ8と、を含んで構成されている。
【0021】
次に、前記内視鏡撮像装置5に設けられたカメラヘッド本体部9の構成を、図2及び図3を参照しながら詳細に説明する。
【0022】
前記内視鏡撮像装置5は、図2に示すように、主要構成部位であるカメラヘッド本体部9と、このカメラヘッド本体部9と着脱可能なケーブルユニット31と、このケーブルユニット31を介して接続されるケーブル6とで主に構成されている。
【0023】
前記カメラヘッド本体部9は、図3に示すように、気密パッケージング10を有して構成され、該気密パッケージング10は、内視鏡撮像装置5のオートクレーブ滅菌可能とするために、各接続部を気密封止した気密パッケージング部材である。
【0024】
また、この気密パッケージング10の先端部には、内視鏡2を着脱自在に固定する内視鏡固定ユニット11が設けられており、その後方の気密パッケージング10の外周には、内側に外側磁石12を保持した焦点調整リング13が回動自在に固定されている。この焦点リング13は、図中に示すように固定ナット14により、前記気密パッケージング10に固定されるようになっている。
【0025】
気密パッケージング10の内部には、焦点レンズ15と、前記外側磁石12と磁気的に連結した内側磁石16が固定された回動自在なカムリング18と、このカムリング18に係合しているCCD保持部材19,19に光軸調整自在にビス20で保持されたCCD21,光学フィルター22,CCD21の駆動回路(図示せず)等を有するフレキシブル基板23とが収容されている。
【0026】
前記フレキシブル基板23上には、bluetooth等の方式によって映像信号をワイヤレスでプロセッサ7に転送するための無線通信モジュール24が実装されている。
【0027】
また、前記気密パッケージング10の外殻は、先端にサファイア窓25が半田等により気密に固定されいる。気密パッケージング10の後端は、ハーメチックコネクタ29が配されており、このハーメチックコネクタ29は、金属枠26に、金メッキが施された電気接点ピン27が封止用ガラス28によって気密に固定されて構成されたものである。
【0028】
気密パッケージ10の内部に突出した電気接点ピン27には、基板30が内視鏡挿入方向に対して鉛直に半田付けされている。この基板30には、フレキシブル基板23が内視鏡挿入方向の向きで接続されている。また、前記電気接点ピン27の他端は、前記気密パッケージ10の外部に露出しており、この露出している電気接点ピン27は、周囲の金属枠26,封止用ガラス27の表面もわずかに突出している。
【0029】
次に、カメラヘッド本体部9に着脱自在なケーブルユニット31の構成について図3を参照しながら詳細に説明する。
【0030】
図3に示すように、カメラヘッド本体部9に着脱自在なケーブルユニット31には、プロセッサ7と電気的に接続するためのコネクタ部43(図1参照)を介して延設されたケーブル6の基端部が装着されている。
【0031】
前記ケーブル6には、カメラヘッド本体部9に電力を供給できる少なくとも2本の電線32が通っている。
【0032】
また、ケーブル6の先端部は、ハーメチックコネクタ29の後端から円筒状に伸張したケーブル固定部33と、Oリング34を介して水密に係合する先端枠35が固定されている。
【0033】
前記先端枠35の先端には、裏側から電線32が半田付けされ、表面はハーメチックコネクタ29の電気接点ピン27と接触する接点部36が螺合固定されており、各々の接点37は、例えばインサート成型などにより接点部36の枠38に水密的に固定されている。この場合、先端面の露出している接点37は、枠38の表面よりもわずか突出しており、裏側には接点37の穴に電線32の導体が挿入された状態で半田付けされている。
【0034】
また、前記先端枠35と前記接点部36とで囲まれた空間には、例えばシリコーンゴム製の充填剤39によって充填されている。
【0035】
前記ケーブル固定部33と先端枠35との嵌合部近傍には、該先端枠35の外周に回転自在に取付けられた固定ナット40が設けられ、この固定ナット40はケーブル固定部33外周のネジと螺合している。
【0036】
前記先端枠35の後端部内周にはOリング41が設けられ、このOリング41によってケーブル6との間の防水シールとなっている。ケーブルユニット32の前記先端枠35の後端部が嵌合される以外の主要部分は、ケーブル保護部材42が形成され、このケーブル保護部材42は、ゴム製で形成されたケーブル6保護するものである。
【0037】
また、ケーブル6の後端部は、プロセッサ7と電気的にコネクトするコネクタ部43(図1参照)が設けられており、その構成は先端部と同様である。または、市販の防水コネクタとしても良い。
【0038】
なお、本実施の形態では、電線32の本数は、カメラヘッド本体部9にリモートスイッチなどを設けた場合には、そのための信号線を追加しても良い。また、ケーブルユニットの長さはユーザーの好みに応じられるよう数種類の長さのものを用意できるように構成しても良い。
【0039】
(作用)
次に、本実施の形態の内視鏡装置の特徴となる作用を図3を参照しながら詳細に説明する。
【0040】
いま、図1に示す内視鏡装置1を用いて、内視鏡検査を実行するものとする。この場合、内視鏡2を患者の体腔内に挿入しているものとすると、視野を照明する照明光は光源3からライトガイドケーブル4,内視鏡2を通って伝達される。
【0041】
そして、内視鏡2の画像は、焦点レンズ15によってCCD21上に結像し、CCD21からの映像信号は、無線通信モジュール24によって、カメラヘッド部8からケーブル6を介してプロセッサ7に送信され、該プロセッサ7による信号処理によってモニタ8にて内視鏡画像が表示され、観察可能となる。
【0042】
例えば、ケーブル6が破損して新しいものに交換する場合や、洗浄、消毒等の作業を行う必要が生じたものとする。
【0043】
このような場合、本実施の形態の内視鏡装置1では、ケーブル6が破損して新しいものに交換する場合や、洗浄、消毒等の作業時に取り扱い易くするために、内視鏡装置1において、各部分に分解することが出来る。すなわち、内視鏡2,ライトガイドケーブル4,カメラヘッド本体部9,ケーブルユニット31の各部分に分けて取り扱う。
【0044】
前記カメラヘッド本体部9からケーブルユニット31を外す場合には、ケーブルユニット31の先端部の固定ナット40を緩め、ハーメチックコネクタ29のケーブル固定部33から、先端枠35を引き抜けばよい。これにより、カメラヘッド本体部9からケーブルユニット31を容易に外すことができる。この場合、各々の電気接点部は防水構造になっているので、そのまま液体に浸潰しても内部に水分が侵入することを防止できる。また、分解する必要がない場合は、そのまま液体浸漬をしても、Oリング34が水分の侵入を防止することで各電気接点に水分が付着してショートすることがない。
【0045】
(効果)
したがって、本実施の形態によれば、ケーブル6の芯線を、電力供給に必要な本数程度まで削減できるため、ケーブル6の半田付けに関わるコストを大幅に低減することができる。また、細くて柔軟且つ丈夫なケーブルとすることができるので、耐久性及び操作性を向上させることができ、また、電池式に比べて軽量で操作し易いといった効果もある。さらに、ケープルユニット31によりケーブル6が着脱可能に構成したことで、万一断線しても簡単に交換でき、ユーザーの好みに応じた長さのケーブルに交換することも可能としつつも、映像信号を劣化させることなく高画質な画像を提供できる。
【0046】
第2の実施の形態:
次に、本発明に係る第2の実施の形態を図4を参照しながら説明する。
【0047】
図4は本発明に係る内視鏡装置の第2の実施の形態を示し、カメラヘッド本体部9とケーブルユニット31との接続部近傍の断面図である。なお、図4は、前記第1の実施の形態の装置と同様な構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
【0048】
本実施の形態では、ケーブルユニット31の構成を、前記第1の実施の形態よりもさらに簡素化して構成したことが特徴である。
【0049】
具体的には、図4に示すように、ケーブルユニット31の先端部の、略円盤状の接点ベース100には、先端面が凹形状となっている接点101が水密的に設けられており、該接点101にはケーブル6の電線32の先端が半田付けされいる。
【0050】
前記接点部ベース100の材質は、樹脂やゴムなどの材質であり、このような材質を用いて該接点部100が構成されている。
【0051】
前記接点部100とケーブル6先端部付近は、全体的にゴム102で一体的に覆われており、先端コネクタ部103を形成している。つまり、この先端コネクタ部103は、接点部100とケープル6の先端部を含みゴム102にて例えば一体成型により構成されている。
【0052】
すなわち、ゴム102の先端部は、ハーメチックコネクタ29のケーブル固定部33に勘合しており、嵌合部には全周にわたって断面半円状に突出したシール部104が形成されている。
【0053】
また、ゴム102の外周には、回動自在に固定された固定ナット105を有し、ゴム102をやや圧縮しながら固定している。
【0054】
先端コネクタ部103の固定ナット105近傍の外周には、突起部106が設けられており、この突起部106は、前記固定ナット105の嵌合縁部と接触することにより該固定ナット105の脱落を防止するためのものである。この場合、この突起部106は、必要に応じて固定ナット105を引き抜くことができる程度の突起形状に構成されている。
【0055】
また、先端コネクタ部103のゴム102の後端部分は、ケーブル6を保護する保護部分107を有して構成されている。
【0056】
その他の構成については、前記第1の実施の形態と略同様である。
【0057】
(作用)
本実施の形態においては、前記第1の実施の形態と略同様に作用するが、固定ナット105はゴム製のコネクタ部103を圧縮しながら固定しており、接点101とハーメチックコネクタ29の電気接点ピン27との位置ずれを吸収して接触させている。接点ベース100がゴム製の場合は、接点101の先端面が凹形状となっていることと合わせて、位置ずれの吸収効果がさらに高い。
【0058】
カメラヘッド本体部9から、ケーブルユニット31を外す場合には、固定ナット105を緩めながら、ハーメチックコネクタ29のケーブル固定部33から、ゴム102を引き抜けばよい。これにより、カメラヘッド本体部9からケーブルユニット31を容易に外すことができる。この場合の各々の電気接点部における防水機能は前記第1の実施の形態と同様である。
【0059】
(効果)
しだかって、本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態と略同様の効果が得られ他に、先端コネクタ部103の大部分がゴム成型で形成されており、部品点数が少なく組立時間も短かくできる。また、前述のように、接点同士の位置ずれを吸収できるため、厳しい寸法精度が必要なく、製造工程の簡略化を図ることができる。これにより、製造コストを大幅に抑えることができるという効果を得る。
【0060】
第3の実施の形態:
次に、本発明に係る第3の実施の形態を図5を参照しながら説明する。
【0061】
図5は本発明に係る内視鏡装置の第3の実施の形態を示し、本発明を先端にCCDを有する内視鏡に適用した場合に全体構成を示す構成図である。なお、前記第1の実施の形態とは異なる部分について説明をする。
【0062】
本実施の形態の内視鏡装置は、本発明の特徴となる構成を、先端にCCDを有する内視鏡に適用して構成したことが特徴である。
【0063】
具体的には、図5に示すように、本実施の形態の内視鏡装置には、内視鏡本体部200が設けられ、この内視鏡本体部200は、先端に湾曲部201を有するフレキシブルタイプの内視鏡である。
【0064】
この内視鏡本体部200には、前記第1及び第2の実施の形態と略同様に、該内視鏡本体部200に着脱可能なケーブルユニット31Aを介してケーブル202が接続される。
【0065】
このケーブル202は、図示はしないが、光源装置203からの照明光を内視鏡本体部まで導くライトガイドファイバと、プロセッサ204から内視鏡本体部200へ電力を供給するための電線を収容している。
【0066】
前記ケーブル202の基端部は、後端側コネクタ部205に電気的に接続されている。この後端側コネクタ部205では、内部でライトガイドファイバと電線とが分岐され、それぞれ光源コネクタ206,プロセッサコネクタ207へ伸張しており、これらの光源コネクタ206,プロセッサ207を介して光源装置203,プロセッサ204に電気的に接続される。
【0067】
前記内視鏡本体部200内には、先端に配置されているCCDからの映像信号が把持部208へ伝達され、無線通信モジュールから無線信号としてプロセッサ204へ送信する電気的回路群が収容されている。
【0068】
なお、本実施の形態では、前記内視鏡本体部200とケーブルユニット31Aを介するケーブル202との接続部分の構成は、前記第1の実施の形態、または前記第2の実施の形態と略同様であるが、それぞれのライトガイドファイバ端面は向き合うように配置されている点が異なる。この場合、必要に応じて、それぞれのライトガイドファイバ端面に光束を整えるためのレンズや、カバーガラスを設けるように構成すれば良い。
【0069】
その他の構成は、前記第1の実施の形態と略同様である。
【0070】
(作用)
本実施の形態においては、先端にCCDを有する内視鏡を有する内視鏡装置である場合でも、前記第1の実施の形態の内視鏡装置と略同様に作用する。
【0071】
すなわち、ケーブル6が破損して新しいものに交換する場合や、洗浄・消毒等の作業を行う必要が生じたものとする。
【0072】
このような場合、従来の先端にCCDを有する内視鏡を有する内視鏡装置では、通常、内視鏡本体部には体腔内に挿入する挿入部を有しているため、ケーブル部分まで含めると、ある程度ケーブルを丸めて束ねたとしても、全体的にかなりの長さの状態で洗浄、消毒等の作業をしなければならず、取り扱いがし難い。勿論、ケーブルが破損して新たに交換することも煩雑である。
【0073】
しかし、本実施の形態では、上記内視鏡装置である場合でも、ケーブルユニット31を介して内視鏡本体部200と分離できるため取り扱いがし易く、すなわち洗滌・消毒等の作業や新しいケーブルの交換を簡単に行うことができる。
【0074】
その他の作用についても前記第1の実施の形態と同様である。
【0075】
(効果)
したがって、本実施の形態では、先端にCCDを有する内視鏡を有する内視鏡装置である場合でも、前記第1の実施の形態の内視鏡装置と略同様の効果を得ることができる。
【0076】
なお、本発明は、上述した各実施の形態、及び変形例によって限定されるものではなく、各実施の形態及び変形例を応用した場合も本発明に適応されるものである。
【0077】
[付記]
(付記項1) 内視鏡挿入部を体腔内に挿入し、内視鏡の撮像手段により撮像された内視鏡観察像を、外部の画像プロセッサに伝送し且つ処理を行うことで、前記内視鏡観察像をモニタ表示する内視鏡装置において、
前記内視鏡観察像の映像信号を内視鏡本体部からワイヤレスで、前記画像プセッサ装置へ伝送する映像信号ワイヤレス伝送手段と、
前記内視鏡挿入部に挿通され、内視鏡先端部から照明光を出射するためのライトガイドファイバと外部光源装置とを接続し、前記内視鏡に対して着脱可能なライトガイドケーブルと、
前記内視鏡本体部と前記画像プロセッサとを接続し、少なくとも前記撮像手段と前記映像信号ワイヤレス伝送手段の駆動に必要な電力を供給する電源ケーブルと、
前記電源ケーブルと前記内視鏡本体部とを着脱自在なコネクタ手段であって、各々のコネクタ接続部分が防水機能備えて構成されるとともに、これらのコネクタを接続した際に形成される、各々のコネクタの接触部を含んだ空間を防水に保つ防水手段を有するコネクタ手段と、
具備したことを特徴とする内視鏡装置。
【0078】
(付記項2) 前記コネクト手段の前記内視鏡本体部側のコネクタ接続部分は、CCDや光学系を収容する蒸気密パッケージングの後端部を形成するハーメチックコネクタであることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0079】
(付記項3) 前記電源ケーブルの前記画像プロセッサ側にも前記コネクト手段を設けて該電源ケーブルと前記画像プロセッサとを接続したことを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0080】
(付記項4) 前記電源ケーブル両端の前記コネクト手段との結線部は、内部を充填材により充填して構成されたことを特徴とする付記項3に記載の内視鏡装置。
【0081】
(付記項5) 前記電源ケーブル内に収容されたケーブル部分は、3本以下の芯線を有して構成されたことを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0082】
(付記項6) 前記電源ケーブル内に収容されたケーブル部分は、電力供給用芯線と、GND線と、内視鏡装置本体部に設けられたリモートスイッチ用の信号線とから構成されたことを特徴とする付記項5に記載の内視鏡装置。
【0083】
(付記項7) 前記撮像手段としてのCCDが前記内視鏡本体部内に設けられたことを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0084】
(付記項8) 前記撮像手段としてのCCDが前記内視鏡挿入部の先端部内に設けられたことを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0085】
【発明の効果】
以上、述べたように本発明によれば、ケーブルの半田付けに関わるコストを低減し、細径で柔軟且つ耐久性のある着脱可能なケーブルとして構成でき、万一断線しても簡単に交換でき、ユーザーの好みに応じた長さのケーブルに交換することも可能としつつも、高画質な画像を得、軽量で操作性の良い内視鏡装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内視鏡装置の第1の実施の形態を示し、本実施の形態の内視鏡装置全体の概略構成を示す構成図。
【図2】図1の内視鏡撮像装置のカメラヘッド部の構成を示す外観構成図。
【図3】本実施の形態の特徴となるカメラヘッド部の構成を示す断面図。
【図4】本発明に係る内視鏡装置の第2の実施の形態を示し、カメラヘッド本体部とケーブルユニットとの接続部近傍の断面図。
【図5】本発明に係る内視鏡装置の第3の実施の形態を示し、本発明を先端にCCDを有する内視鏡に適用した場合の全体構成を示す構成図。
【符号の説明】
1…内視鏡装置、
2…内視鏡、
3…光源装置、
4…ライトガイドケーブル、
5…内視鏡撮像装置、
6…ケーブル、
7…ビデオプロセッサ、
8…モニタ、
9…カメラヘッド本体部、
10…気密パッケージング、
11…内視鏡固定ユニット、
12…外側磁石、
13…焦点調整リング、
14…固定ナット、
15…焦点レンズ、
16…内側磁石、
19…CCD保持部材、
21…CCD、
22…光学フィルター、
27…電気接点ピン、
29…ハーメチックコネクタ、
31…ケーブルユニット、
32…電線、
33…ケーブル固定部、
35…先端枠、
34…Oリング、
36…接点部、
38…枠、
39…充填剤
40…固定ナット、
41…Oリング、
42…ケーブル保護部材。
【発明の属する技術分野】
本発明は、内視鏡本体部とプロセッサ部とを、着脱可能な信号ケーブルにて画像信号の送受信する内視鏡装置に関し、特に製造コストの低コスト化,装置の軽量化,操作性の向上化及び表示画像の高画質化を図ることのできる内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、医療分野においては、細長の挿入部を体腔内に挿入することにより、体腔内蔵器等を観察することのできる内視鏡が広く用いられており、この内視鏡は、医療用のみならず工業用においても、ボイラ、化学プラント等の管内、あるいは機械内部の対象物等を観察、検査したりするのに用いられている。
特に患者の体腔内組織などに直接接触する内視鏡などの医療用電気機器においては、一般的に、固体撮像素子(例えばCCDなど)を有する内視鏡装置は、術者が把持する操作部である内視鏡装置本体部を備え、内部にCCDを有している該内視鏡装置本体部から、およそ十数本から二十本程度の、多くの電線を介して、システムとして配されたプロセッサ部に、前記CCDにより撮像された映像信号を伝送している。
【0003】
この種の内視鏡装置においては、これら電線の一本一本は信号ケーブルを柔軟で軽量なものとするために細く形成されており、このため、操作者の扱い方によっては断線してしまうなどの耐久性上に不都合があり、耐久性を向上させることが望まれている。また、製造工程においても、それらの電線を手作業で半田付けする作業を行っているため、製造工程が煩雑であり製造コスト上に問題があることから、製造工程の簡易化及び製造コストの低減化も強く望まれている。
【0004】
上記内視鏡装置の関連技術としては、本件出願により提案がなされた、例えば特開2001−203030号公報に記載の電気的接続コネクター装置や、特開平6−335450号公報に記載の電子内視鏡装置、あるいは特開平2−136123号公報に記載の内視鏡装置がある。
【0005】
前記特開2001−203030号公報の提案では、内視鏡本体と着脱可能なケーブルが示されており、プラグ部分及びレセプタクル部分の双方の残留水分を拭き取り易くして洗滌・消毒作業性を向上させ、簡略な構造で小型で且つ安価な電気的コネクター装置を提供する目的を達成しようとしている。
【0006】
また、前記特開平6−335450号公報の提案では、ワイヤレスで使用でき、照明光やCCDを駆動するための電源として電池を内蔵し、その電池が着脱可能な充電ケーブルによって外部から充電できる内視鏡装置が示されており、これによって、ワイヤレスで使用される場合にもノイズの影響を受けないレリーズ画像を得ることのできる電子内視鏡装置を提供する目的を達成しようとしている。
【0007】
さらに、前記特開平2−136123号公報に記載の内視鏡装置では、映像信号はワイヤレスで伝送し、照明光、電力を有線で供給する内視鏡装置が示されており、これにより、機器の配置の自由度を増し、且つ、操作性の良い内視鏡装置を提供する目的を達成しようとしている。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−203030号公報(第5頁−第6頁、第1図)
【0009】
【特許文献2】
特開平6−335450号公報(第5頁−第6頁、第7図)
【0010】
【特許文献3】
特開平2−136123号公報(第2頁−第3頁、第2図)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の関連技術では以下に示す問題点がある。
【0012】
内視鏡本体と着脱可能なケーブルを備えた内視鏡装置において、映像信号の伝送状態を考慮すると、内視鏡装置本体部から伝送される映像信号はデリケートであることから、コネクタ部で映像信号が劣化する恐れがあり、画像品質の低下を招く可能性がある。また、一般的なコネクタを用いた場合、洗浄、消毒等によりコネクタのコンタクト部が劣化し、画像に悪影響が出る恐れがある。しかしながら、前記特開2001−203030号公報の提案では、このような問題点を解決しつつ着脱可能とするコネクタは示唆されていない。
【0013】
また、前記特開平6−335450号公報の提案では、上述したようにワイヤレスで使用でき、照明光やCCDを駆動するための電源として電池を内蔵し、その電池が着脱可能な充電ケーブルによって外部から充電できる構成について述べられているが、このような電池を搭載した製品は、構成するユニットの中で電池が重量的に大きな割合を占めてしまい、軽量化を図る上で障害となってしまう。また、頻繁に充電を行なわなければならないという煩わしさがある。
【0014】
さらに、前記特開平2−136123号公報の提案では、上述したように映像信号をワイヤレスで伝送し、照明光、電力については有線で供給する構成について述べられているが、一般的にケーブル類は、細長くある程度柔軟性をもって作られるため、操作時や使用後の洗浄消毒時に曲げたり引張ったりなどの力によって破損してしまうことがしばしばある。逆に単純に太く、丈夫にしてしまうと操作時に邪魔になってしまうため、最適な設計を見つけ出さなければならないという難しさがある。この提案による内視鏡装置の場合、照明光を供給するライトガイドファイバや電力線が一本のケーブルにまとめられているが、操作性を考慮するとある程度細経にしなければならないため、耐久性にある程度の限界が出てくる。すると、ライトガイドファイバや電力線が破損することも出てくるが、ケーブルと内視鏡本体が一体になっており、ケーブルを修理するためにはメーカーに戻して分解修理しなければならず、修理コストが高く、再度使用できるまでに時間がかかってしまうといった不都合もあった。
【0015】
そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、ケーブルの半田付けに関わるコストを低減し、細径で柔軟且つ耐久性のある着脱可能なケーブルとして構成でき、万一断線しても簡単に交換でき、ユーザーの好みに応じた長さのケーブルに交換することも可能としつつも、高画質な画像を得、軽量で操作性の良い内視鏡装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明による内視鏡装置は、内視鏡挿入部を体腔内に挿入し、内視鏡の撮像手段により撮像された内視鏡観察像を、外部の画像プロセッサに伝送し且つ処理を行うことで、前記内視鏡観察像をモニタ表示する内視鏡装置において、前記内視鏡観察像の映像信号を内視鏡本体部からワイヤレスで、前記画像プセッサ装置へ伝送する映像信号ワイヤレス伝送手段と、前記内視鏡挿入部に挿通され、内視鏡先端部から照明光を出射するためのライトガイドファイバと外部光源装置とを接続し、前記内視鏡に対して着脱可能なライトガイドケーブルと、前記内視鏡本体部と前記画像プロセッサとを接続し、少なくとも前記撮像手段と前記映像信号ワイヤレス伝送手段の駆動に必要な電力を供給する電源ケーブルと、前記電源ケーブルと前記内視鏡本体部とを着脱自在なコネクタ手段であって、各々のコネクタ接続部分が防水機能備えて構成されるとともに、これらのコネクタを接続した際に形成される、各々のコネクタの接触部を含んだ空間を防水に保つ防水手段を有するコネクタ手段と、具備したことを特徴とするものである。
【0017】
この構成によれば、ケーブルが破損した場合は、前記コネクタ手段を用いてケーブルを外して新しいものに交換することができ、また、接続状態、外した状態のいずれの場合でも防水構造となっているため、作業上邪魔になる場合はケーブルを外すなどして洗浄、消毒作業を行なうことができる。すなわち、ケーブルの半田付けに関わるコストを低減し、細径で柔軟且つ耐久性のある着脱可能なケーブルとして構成でき、万一断線しても簡単に交換でき、ユーザーの好みに応じた長さのケーブルに交換することも可能としつつも、高画質な画像を得、軽量で操作性の良い内視鏡装置の実現が可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【0019】
第1の実施の形態:
図1乃至図3は本発明に係る内視鏡装置の第1の実施の形態を示し、図1は本実施の形態の内視鏡装置全体の概略構成を示す構成図、図2は図1の内視鏡撮像装置のカメラヘッド部の構成を示す外観構成図、図3は特徴となるカメラヘッド部の構成を示す断面図である。
【0020】
(構成)
図1に示すように、本実施の形態の内視鏡装置1は、内視鏡2と、この内視鏡2に照明光を供給する光源装置3と、前記内視鏡2と前記光源装置3の間を接続するライトガイドケーブル4と、前記内視鏡2に接続され、固体撮像素子(例えばCCDなど)を有する内視鏡用撮像装置5と、この内視鏡撮像装置5にケーブル6を通じて電力を供給し、無線通信によって前記内視鏡撮像装置5から発せられた映像信号を受信し、信号を処理するビデオプロセッサ7と、このビデオプロセッサ7と接続され、該ビデオプロセッサ7からの映像信号を表示するモニタ8と、を含んで構成されている。
【0021】
次に、前記内視鏡撮像装置5に設けられたカメラヘッド本体部9の構成を、図2及び図3を参照しながら詳細に説明する。
【0022】
前記内視鏡撮像装置5は、図2に示すように、主要構成部位であるカメラヘッド本体部9と、このカメラヘッド本体部9と着脱可能なケーブルユニット31と、このケーブルユニット31を介して接続されるケーブル6とで主に構成されている。
【0023】
前記カメラヘッド本体部9は、図3に示すように、気密パッケージング10を有して構成され、該気密パッケージング10は、内視鏡撮像装置5のオートクレーブ滅菌可能とするために、各接続部を気密封止した気密パッケージング部材である。
【0024】
また、この気密パッケージング10の先端部には、内視鏡2を着脱自在に固定する内視鏡固定ユニット11が設けられており、その後方の気密パッケージング10の外周には、内側に外側磁石12を保持した焦点調整リング13が回動自在に固定されている。この焦点リング13は、図中に示すように固定ナット14により、前記気密パッケージング10に固定されるようになっている。
【0025】
気密パッケージング10の内部には、焦点レンズ15と、前記外側磁石12と磁気的に連結した内側磁石16が固定された回動自在なカムリング18と、このカムリング18に係合しているCCD保持部材19,19に光軸調整自在にビス20で保持されたCCD21,光学フィルター22,CCD21の駆動回路(図示せず)等を有するフレキシブル基板23とが収容されている。
【0026】
前記フレキシブル基板23上には、bluetooth等の方式によって映像信号をワイヤレスでプロセッサ7に転送するための無線通信モジュール24が実装されている。
【0027】
また、前記気密パッケージング10の外殻は、先端にサファイア窓25が半田等により気密に固定されいる。気密パッケージング10の後端は、ハーメチックコネクタ29が配されており、このハーメチックコネクタ29は、金属枠26に、金メッキが施された電気接点ピン27が封止用ガラス28によって気密に固定されて構成されたものである。
【0028】
気密パッケージ10の内部に突出した電気接点ピン27には、基板30が内視鏡挿入方向に対して鉛直に半田付けされている。この基板30には、フレキシブル基板23が内視鏡挿入方向の向きで接続されている。また、前記電気接点ピン27の他端は、前記気密パッケージ10の外部に露出しており、この露出している電気接点ピン27は、周囲の金属枠26,封止用ガラス27の表面もわずかに突出している。
【0029】
次に、カメラヘッド本体部9に着脱自在なケーブルユニット31の構成について図3を参照しながら詳細に説明する。
【0030】
図3に示すように、カメラヘッド本体部9に着脱自在なケーブルユニット31には、プロセッサ7と電気的に接続するためのコネクタ部43(図1参照)を介して延設されたケーブル6の基端部が装着されている。
【0031】
前記ケーブル6には、カメラヘッド本体部9に電力を供給できる少なくとも2本の電線32が通っている。
【0032】
また、ケーブル6の先端部は、ハーメチックコネクタ29の後端から円筒状に伸張したケーブル固定部33と、Oリング34を介して水密に係合する先端枠35が固定されている。
【0033】
前記先端枠35の先端には、裏側から電線32が半田付けされ、表面はハーメチックコネクタ29の電気接点ピン27と接触する接点部36が螺合固定されており、各々の接点37は、例えばインサート成型などにより接点部36の枠38に水密的に固定されている。この場合、先端面の露出している接点37は、枠38の表面よりもわずか突出しており、裏側には接点37の穴に電線32の導体が挿入された状態で半田付けされている。
【0034】
また、前記先端枠35と前記接点部36とで囲まれた空間には、例えばシリコーンゴム製の充填剤39によって充填されている。
【0035】
前記ケーブル固定部33と先端枠35との嵌合部近傍には、該先端枠35の外周に回転自在に取付けられた固定ナット40が設けられ、この固定ナット40はケーブル固定部33外周のネジと螺合している。
【0036】
前記先端枠35の後端部内周にはOリング41が設けられ、このOリング41によってケーブル6との間の防水シールとなっている。ケーブルユニット32の前記先端枠35の後端部が嵌合される以外の主要部分は、ケーブル保護部材42が形成され、このケーブル保護部材42は、ゴム製で形成されたケーブル6保護するものである。
【0037】
また、ケーブル6の後端部は、プロセッサ7と電気的にコネクトするコネクタ部43(図1参照)が設けられており、その構成は先端部と同様である。または、市販の防水コネクタとしても良い。
【0038】
なお、本実施の形態では、電線32の本数は、カメラヘッド本体部9にリモートスイッチなどを設けた場合には、そのための信号線を追加しても良い。また、ケーブルユニットの長さはユーザーの好みに応じられるよう数種類の長さのものを用意できるように構成しても良い。
【0039】
(作用)
次に、本実施の形態の内視鏡装置の特徴となる作用を図3を参照しながら詳細に説明する。
【0040】
いま、図1に示す内視鏡装置1を用いて、内視鏡検査を実行するものとする。この場合、内視鏡2を患者の体腔内に挿入しているものとすると、視野を照明する照明光は光源3からライトガイドケーブル4,内視鏡2を通って伝達される。
【0041】
そして、内視鏡2の画像は、焦点レンズ15によってCCD21上に結像し、CCD21からの映像信号は、無線通信モジュール24によって、カメラヘッド部8からケーブル6を介してプロセッサ7に送信され、該プロセッサ7による信号処理によってモニタ8にて内視鏡画像が表示され、観察可能となる。
【0042】
例えば、ケーブル6が破損して新しいものに交換する場合や、洗浄、消毒等の作業を行う必要が生じたものとする。
【0043】
このような場合、本実施の形態の内視鏡装置1では、ケーブル6が破損して新しいものに交換する場合や、洗浄、消毒等の作業時に取り扱い易くするために、内視鏡装置1において、各部分に分解することが出来る。すなわち、内視鏡2,ライトガイドケーブル4,カメラヘッド本体部9,ケーブルユニット31の各部分に分けて取り扱う。
【0044】
前記カメラヘッド本体部9からケーブルユニット31を外す場合には、ケーブルユニット31の先端部の固定ナット40を緩め、ハーメチックコネクタ29のケーブル固定部33から、先端枠35を引き抜けばよい。これにより、カメラヘッド本体部9からケーブルユニット31を容易に外すことができる。この場合、各々の電気接点部は防水構造になっているので、そのまま液体に浸潰しても内部に水分が侵入することを防止できる。また、分解する必要がない場合は、そのまま液体浸漬をしても、Oリング34が水分の侵入を防止することで各電気接点に水分が付着してショートすることがない。
【0045】
(効果)
したがって、本実施の形態によれば、ケーブル6の芯線を、電力供給に必要な本数程度まで削減できるため、ケーブル6の半田付けに関わるコストを大幅に低減することができる。また、細くて柔軟且つ丈夫なケーブルとすることができるので、耐久性及び操作性を向上させることができ、また、電池式に比べて軽量で操作し易いといった効果もある。さらに、ケープルユニット31によりケーブル6が着脱可能に構成したことで、万一断線しても簡単に交換でき、ユーザーの好みに応じた長さのケーブルに交換することも可能としつつも、映像信号を劣化させることなく高画質な画像を提供できる。
【0046】
第2の実施の形態:
次に、本発明に係る第2の実施の形態を図4を参照しながら説明する。
【0047】
図4は本発明に係る内視鏡装置の第2の実施の形態を示し、カメラヘッド本体部9とケーブルユニット31との接続部近傍の断面図である。なお、図4は、前記第1の実施の形態の装置と同様な構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
【0048】
本実施の形態では、ケーブルユニット31の構成を、前記第1の実施の形態よりもさらに簡素化して構成したことが特徴である。
【0049】
具体的には、図4に示すように、ケーブルユニット31の先端部の、略円盤状の接点ベース100には、先端面が凹形状となっている接点101が水密的に設けられており、該接点101にはケーブル6の電線32の先端が半田付けされいる。
【0050】
前記接点部ベース100の材質は、樹脂やゴムなどの材質であり、このような材質を用いて該接点部100が構成されている。
【0051】
前記接点部100とケーブル6先端部付近は、全体的にゴム102で一体的に覆われており、先端コネクタ部103を形成している。つまり、この先端コネクタ部103は、接点部100とケープル6の先端部を含みゴム102にて例えば一体成型により構成されている。
【0052】
すなわち、ゴム102の先端部は、ハーメチックコネクタ29のケーブル固定部33に勘合しており、嵌合部には全周にわたって断面半円状に突出したシール部104が形成されている。
【0053】
また、ゴム102の外周には、回動自在に固定された固定ナット105を有し、ゴム102をやや圧縮しながら固定している。
【0054】
先端コネクタ部103の固定ナット105近傍の外周には、突起部106が設けられており、この突起部106は、前記固定ナット105の嵌合縁部と接触することにより該固定ナット105の脱落を防止するためのものである。この場合、この突起部106は、必要に応じて固定ナット105を引き抜くことができる程度の突起形状に構成されている。
【0055】
また、先端コネクタ部103のゴム102の後端部分は、ケーブル6を保護する保護部分107を有して構成されている。
【0056】
その他の構成については、前記第1の実施の形態と略同様である。
【0057】
(作用)
本実施の形態においては、前記第1の実施の形態と略同様に作用するが、固定ナット105はゴム製のコネクタ部103を圧縮しながら固定しており、接点101とハーメチックコネクタ29の電気接点ピン27との位置ずれを吸収して接触させている。接点ベース100がゴム製の場合は、接点101の先端面が凹形状となっていることと合わせて、位置ずれの吸収効果がさらに高い。
【0058】
カメラヘッド本体部9から、ケーブルユニット31を外す場合には、固定ナット105を緩めながら、ハーメチックコネクタ29のケーブル固定部33から、ゴム102を引き抜けばよい。これにより、カメラヘッド本体部9からケーブルユニット31を容易に外すことができる。この場合の各々の電気接点部における防水機能は前記第1の実施の形態と同様である。
【0059】
(効果)
しだかって、本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態と略同様の効果が得られ他に、先端コネクタ部103の大部分がゴム成型で形成されており、部品点数が少なく組立時間も短かくできる。また、前述のように、接点同士の位置ずれを吸収できるため、厳しい寸法精度が必要なく、製造工程の簡略化を図ることができる。これにより、製造コストを大幅に抑えることができるという効果を得る。
【0060】
第3の実施の形態:
次に、本発明に係る第3の実施の形態を図5を参照しながら説明する。
【0061】
図5は本発明に係る内視鏡装置の第3の実施の形態を示し、本発明を先端にCCDを有する内視鏡に適用した場合に全体構成を示す構成図である。なお、前記第1の実施の形態とは異なる部分について説明をする。
【0062】
本実施の形態の内視鏡装置は、本発明の特徴となる構成を、先端にCCDを有する内視鏡に適用して構成したことが特徴である。
【0063】
具体的には、図5に示すように、本実施の形態の内視鏡装置には、内視鏡本体部200が設けられ、この内視鏡本体部200は、先端に湾曲部201を有するフレキシブルタイプの内視鏡である。
【0064】
この内視鏡本体部200には、前記第1及び第2の実施の形態と略同様に、該内視鏡本体部200に着脱可能なケーブルユニット31Aを介してケーブル202が接続される。
【0065】
このケーブル202は、図示はしないが、光源装置203からの照明光を内視鏡本体部まで導くライトガイドファイバと、プロセッサ204から内視鏡本体部200へ電力を供給するための電線を収容している。
【0066】
前記ケーブル202の基端部は、後端側コネクタ部205に電気的に接続されている。この後端側コネクタ部205では、内部でライトガイドファイバと電線とが分岐され、それぞれ光源コネクタ206,プロセッサコネクタ207へ伸張しており、これらの光源コネクタ206,プロセッサ207を介して光源装置203,プロセッサ204に電気的に接続される。
【0067】
前記内視鏡本体部200内には、先端に配置されているCCDからの映像信号が把持部208へ伝達され、無線通信モジュールから無線信号としてプロセッサ204へ送信する電気的回路群が収容されている。
【0068】
なお、本実施の形態では、前記内視鏡本体部200とケーブルユニット31Aを介するケーブル202との接続部分の構成は、前記第1の実施の形態、または前記第2の実施の形態と略同様であるが、それぞれのライトガイドファイバ端面は向き合うように配置されている点が異なる。この場合、必要に応じて、それぞれのライトガイドファイバ端面に光束を整えるためのレンズや、カバーガラスを設けるように構成すれば良い。
【0069】
その他の構成は、前記第1の実施の形態と略同様である。
【0070】
(作用)
本実施の形態においては、先端にCCDを有する内視鏡を有する内視鏡装置である場合でも、前記第1の実施の形態の内視鏡装置と略同様に作用する。
【0071】
すなわち、ケーブル6が破損して新しいものに交換する場合や、洗浄・消毒等の作業を行う必要が生じたものとする。
【0072】
このような場合、従来の先端にCCDを有する内視鏡を有する内視鏡装置では、通常、内視鏡本体部には体腔内に挿入する挿入部を有しているため、ケーブル部分まで含めると、ある程度ケーブルを丸めて束ねたとしても、全体的にかなりの長さの状態で洗浄、消毒等の作業をしなければならず、取り扱いがし難い。勿論、ケーブルが破損して新たに交換することも煩雑である。
【0073】
しかし、本実施の形態では、上記内視鏡装置である場合でも、ケーブルユニット31を介して内視鏡本体部200と分離できるため取り扱いがし易く、すなわち洗滌・消毒等の作業や新しいケーブルの交換を簡単に行うことができる。
【0074】
その他の作用についても前記第1の実施の形態と同様である。
【0075】
(効果)
したがって、本実施の形態では、先端にCCDを有する内視鏡を有する内視鏡装置である場合でも、前記第1の実施の形態の内視鏡装置と略同様の効果を得ることができる。
【0076】
なお、本発明は、上述した各実施の形態、及び変形例によって限定されるものではなく、各実施の形態及び変形例を応用した場合も本発明に適応されるものである。
【0077】
[付記]
(付記項1) 内視鏡挿入部を体腔内に挿入し、内視鏡の撮像手段により撮像された内視鏡観察像を、外部の画像プロセッサに伝送し且つ処理を行うことで、前記内視鏡観察像をモニタ表示する内視鏡装置において、
前記内視鏡観察像の映像信号を内視鏡本体部からワイヤレスで、前記画像プセッサ装置へ伝送する映像信号ワイヤレス伝送手段と、
前記内視鏡挿入部に挿通され、内視鏡先端部から照明光を出射するためのライトガイドファイバと外部光源装置とを接続し、前記内視鏡に対して着脱可能なライトガイドケーブルと、
前記内視鏡本体部と前記画像プロセッサとを接続し、少なくとも前記撮像手段と前記映像信号ワイヤレス伝送手段の駆動に必要な電力を供給する電源ケーブルと、
前記電源ケーブルと前記内視鏡本体部とを着脱自在なコネクタ手段であって、各々のコネクタ接続部分が防水機能備えて構成されるとともに、これらのコネクタを接続した際に形成される、各々のコネクタの接触部を含んだ空間を防水に保つ防水手段を有するコネクタ手段と、
具備したことを特徴とする内視鏡装置。
【0078】
(付記項2) 前記コネクト手段の前記内視鏡本体部側のコネクタ接続部分は、CCDや光学系を収容する蒸気密パッケージングの後端部を形成するハーメチックコネクタであることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0079】
(付記項3) 前記電源ケーブルの前記画像プロセッサ側にも前記コネクト手段を設けて該電源ケーブルと前記画像プロセッサとを接続したことを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0080】
(付記項4) 前記電源ケーブル両端の前記コネクト手段との結線部は、内部を充填材により充填して構成されたことを特徴とする付記項3に記載の内視鏡装置。
【0081】
(付記項5) 前記電源ケーブル内に収容されたケーブル部分は、3本以下の芯線を有して構成されたことを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0082】
(付記項6) 前記電源ケーブル内に収容されたケーブル部分は、電力供給用芯線と、GND線と、内視鏡装置本体部に設けられたリモートスイッチ用の信号線とから構成されたことを特徴とする付記項5に記載の内視鏡装置。
【0083】
(付記項7) 前記撮像手段としてのCCDが前記内視鏡本体部内に設けられたことを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0084】
(付記項8) 前記撮像手段としてのCCDが前記内視鏡挿入部の先端部内に設けられたことを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0085】
【発明の効果】
以上、述べたように本発明によれば、ケーブルの半田付けに関わるコストを低減し、細径で柔軟且つ耐久性のある着脱可能なケーブルとして構成でき、万一断線しても簡単に交換でき、ユーザーの好みに応じた長さのケーブルに交換することも可能としつつも、高画質な画像を得、軽量で操作性の良い内視鏡装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内視鏡装置の第1の実施の形態を示し、本実施の形態の内視鏡装置全体の概略構成を示す構成図。
【図2】図1の内視鏡撮像装置のカメラヘッド部の構成を示す外観構成図。
【図3】本実施の形態の特徴となるカメラヘッド部の構成を示す断面図。
【図4】本発明に係る内視鏡装置の第2の実施の形態を示し、カメラヘッド本体部とケーブルユニットとの接続部近傍の断面図。
【図5】本発明に係る内視鏡装置の第3の実施の形態を示し、本発明を先端にCCDを有する内視鏡に適用した場合の全体構成を示す構成図。
【符号の説明】
1…内視鏡装置、
2…内視鏡、
3…光源装置、
4…ライトガイドケーブル、
5…内視鏡撮像装置、
6…ケーブル、
7…ビデオプロセッサ、
8…モニタ、
9…カメラヘッド本体部、
10…気密パッケージング、
11…内視鏡固定ユニット、
12…外側磁石、
13…焦点調整リング、
14…固定ナット、
15…焦点レンズ、
16…内側磁石、
19…CCD保持部材、
21…CCD、
22…光学フィルター、
27…電気接点ピン、
29…ハーメチックコネクタ、
31…ケーブルユニット、
32…電線、
33…ケーブル固定部、
35…先端枠、
34…Oリング、
36…接点部、
38…枠、
39…充填剤
40…固定ナット、
41…Oリング、
42…ケーブル保護部材。
Claims (1)
- 内視鏡挿入部を体腔内に挿入し、内視鏡の撮像手段により撮像された内視鏡観察像を、外部の画像プロセッサに伝送し且つ処理を行うことで、前記内視鏡観察像をモニタ表示する内視鏡装置において、
前記内視鏡観察像の映像信号を内視鏡本体部からワイヤレスで、前記画像プセッサ装置へ伝送する映像信号ワイヤレス伝送手段と、
前記内視鏡挿入部に挿通され、内視鏡先端部から照明光を出射するためのライトガイドファイバと外部光源装置とを接続し、前記内視鏡に対して着脱可能なライトガイドケーブルと、
前記内視鏡本体部と前記画像プロセッサとを接続し、少なくとも前記撮像手段と前記映像信号ワイヤレス伝送手段の駆動に必要な電力を供給する電源ケーブルと、
前記電源ケーブルと前記内視鏡本体部とを着脱自在なコネクタ手段であって、各々のコネクタ接続部分が防水機能備えて構成されるとともに、これらのコネクタを接続した際に形成される、各々のコネクタの接触部を含んだ空間を防水に保つ防水手段を有するコネクタ手段と、
具備したことを特徴とする内視鏡装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2002
- 2002-11-21 JP JP2002338335A patent/JP2004167083A/ja not_active Withdrawn
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