JP2004166979A - 視機能検査設備 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の視力検査装置2とそれら視力検査装置に接続された中央管理装置20を有する。各視力検査装置は、視力を演算するために必要な測定データMD、ID、PRI、ISIを取得して中央管理装置に出力する測定データ取得出力手段16を有する。中央管理装置は、視力を演算する際の、視力決定手順PT1、PT2、PT3を選択可能に格納する視力決定手順格納部27、視力決定手順の選択手段21、28、視力決定手順の選択指令に応じて、選択された視力決定手順に基づいて測定データから被検者の視力を演算する視力演算部25及び視力演算部で演算された被検者の視力を出力する出力手段30、36を有する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の視力検査装置を有する視機能検査設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の視力検査装置を単一の出力装置に接続して、各視力検査装置の検査結果を、集中的に出力する装置が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−246190号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、こうした技術は、単に各視力検査装置の検査結果を一台の出力装置に出力するためのものでしかなく、各視力検査装置には、測定結果から被検者の視力を演算判定する演算装置が必要だった。なお、本明細書で「視力」と称した場合には、通常の静止視力に加えて、動体視力、夜間視力など、「人間の視る能力を表示する各種のパラメータ」を意味するものであり、上記した視力に加えて、各種の必要に応じて考案される、例えばコントラスト視力など、各種のパラメータも含むものである。
【0005】
これでは、複数の視力検査装置を接続して視機能検査設備を構築せんとした場合、演算装置が視力検査装置の台数分必要となり、システムの規模が複雑大型化する。
【0006】
また、測定データから視力を演算する方法は、通常数種類知られているが、従来の各視力検査装置が演算装置を持っている設備では、各視力検査装置側で予め決められた演算方法で被検者の視力を算出してしまう。これでは、測定後に、別の演算方法による視力を知りたいと思っても、測定データが失われてしまっていて出来ず、再度、要求される演算方法がセットされた視力検査装置を用いて検査する必要が生じ、効率的な検査が出来ない場合も生じる。
【0007】
本発明は、上記した事情に鑑み、複数の視力検査装置における被検者の測定データを一元的に管理することが出来、また、簡単な構成で複数の視力検査装置からなるネットワークを構築することの出来る、視機能検査設備を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば、複数の視力検査装置(2)とそれら視力検査装置に接続された中央管理装置(20)を有する視機能検査設備(1)であり、
前記各視力検査装置は、視力を演算するために必要な測定データ(MD、ID、PRI、ISI)を取得して前記中央管理装置に出力する測定データ取得出力手段(16)を有し、
前記中央管理装置は、
前記各視力検査装置から出力される測定データを格納する検査データメモリ(29)、
前記視力を演算する際の、視力決定手順(PT1、PT2、PT3)を選択可能に格納する視力決定手順格納部(27)、
オペレータが操作可能な、前記視力決定手順の選択手段(21、28)、
視力決定手順の選択手段を介した視力決定手順の選択指令に応じて、該選択された視力決定手順に基づいて前記測定データから被検者の視力を演算する視力演算部(25)及び、
前記視力演算部で演算された被検者の視力を出力する出力手段(30、36)を有する形で構成される。
【0009】
また、請求項2の発明は、前記測定データは、
各視力検査装置に付された装置ID情報(MD)を含むことを特徴として構成される。
【0010】
また、請求項3の発明は、前記測定データは、視力検査に際した被検者の挙動に起因するデータである被検者反応情報(PRI)を含むことを特徴として構成される。
【0011】
また、請求項4の発明は、前記測定データは、被検者による視力検査の測定開始時間と、被検者が視力の測定動作中において、前記各視力検査装置に設けられた操作部材を操作した時間を示すタイムスタンプ(TS1、TS2)を含むことを特徴として構成される。
【0012】
また、請求項5の発明は、請求項3記載の視機能検査設備において、前記被検者反応情報は、各視力検査装置における、視標位置情報(DA2)、及び被検者の視標認識データ(TS2、DA1)を含むことを特徴として構成される。
【0013】
また、請求項6の発明は、前記測定データには、前記各視力検査装置が実行している、検査の種類を示す検査種別データ(DA3)を含むことを特徴として構成される。
【0014】
また、請求項7の発明は、前記視力検査装置は、複数種類の視力検査を行うことが出来、
該視力検査装置には、該視力検査装置で実行することのできる複数種類の視力検査のうち、どの種類の検査を行うかを選択設定することが出来る検査種別選択手段が設けられ、
前記測定データ取得出力手段は、該検査種別選択手段により選択された検査種別に応じた検査種別データ(DA3)を生成し前記測定データとして、前記中央管理装置に出力することができることを特徴として構成される。
【0015】
また請求項8の発明は、前記中央管理装置(20)は、
該中央管理装置に接続された視力検査装置の操作画面(OP)をデイスプレイ(36)上に表示する操作画面表示手段(21)及び、
前記操作画面表示手段に表示された操作画面を介した操作により、前記視力検査装置を遠隔操作することの出来る遠隔操作制御部(37)を有して構成される。
【0016】
また、請求項9の発明は、請求項8の視機能検査設備において、前記中央管理装置は、
該中央管理装置に接続された視力検査装置の操作画面を、前記視力検査の種類毎に格納する操作画面格納手段及び、
オペレータが操作可能な前記操作画面の選択手段(28)を有し、
前記操作画面表示手段は、前記操作画面の選択手段により選択された操作画面を前記操作画面格納手段から選択的に読み出して前記デイスプレイ上に表示することが出来ることを特徴として構成される。
【0017】
また、請求項10の発明は、請求項8の視機能検査設備において、前記中央管理装置は、
該中央管理装置に接続された視力検査装置の操作画面を、視力検査の種類毎に格納する操作画面格納手段を有し、
前記各視力検査装置から出力される前記測定データ(ISI、DA3)に基づいて、当該視力検査装置で行う視力検査の種類を判定する検査種類判定手段(21)を設け、
前記操作画面表示手段は、前記検査種類判定手段により判定された視力検査の種類に対応した操作画面(OP)を、前記操作画面格納手段から選択的に読み出して前記デイスプレイ(36)上に表示することを特徴として構成される。
【0018】
請求項11の発明は、中央管理装置は、
該中央管理装置に接続された前記視力検査装置に対して装置識別情報(MD)の送付を要求する識別情報送付要求手段(38)を有し、
前記識別情報送付要求手段からの装置識別情報の送付要求に対して各視力検査装置から出力された前記装置識別情報(MD)に基づいて各視力検査装置の稼働状態を示す稼働状態テーブルを作成し、メモリに格納する、稼働状態管理手段(38)を設けて構成される。
【0019】
請求項12の発明は、請求項11記載の視機能検査設備において、前記識別情報送付要求手段は、前記中央管理装置の電源が投入されるたびに、前記中央管理装置に接続された前記視力検査装置に対して装置識別情報の送付を要求し、
前記稼働状態管理手段は、前記識別情報送付要求手段からの装置識別情報の送付要求に対して各視力検査装置から出力された前記装置識別情報に基づいて前記稼働状態テーブルを更新することを特徴として構成される。
【0020】
請求項13の発明は、中央管理装置は、
各視力検査装置で行う検査内容についてのデモンストレーション映像をデモンストレーション映像データ(DD)として格納するデモンストレーション映像データ格納手段を有しており、
前記各視力検査装置からの前記測定データ(ISI、DA3)に基づいて、前記デモンストレーション映像データ格納手段から、対応するデモンストレーション映像データを読み出して出力するデモンストレーション映像データ読み出し出力手段を設けて構成される。
【0021】
請求項14の発明は、請求項10記載の視機能検査設備において、前記測定データには、前記各視力検査装置を識別するための装置ID情報(MD)を含むことを特徴とする。
【0022】
請求項15の発明は、複数の視力検査装置とそれら視力検査装置に接続された中央管理装置を有する視機能検査設備であり、
前記各視力検査装置は、視力演算をするために必要な測定データ(MD、ID、PRI、ISI)を取得して前記中央管理装置に出力する測定データ取得出力手段(16)を有し、
前記中央管理装置は、
前記各視力検査装置から出力される前記測定データを格納する検査データメモリ(29)を有し、
前記測定データに基づいて、前記各視力検査装置で行う視力検査の種類を判定する検査種類判定手段(21)を設け、
前記検査種類判定手段による判定結果に基づいて、前記各視力検査装置について、対応する演算処理を行う、対視力検査装置演算処理手段を設けて構成される。
【0023】
請求項16の発明は、請求項15記載の視機能検査設備において、前記測定データには、前記各視力検査装置を識別するための装置ID情報(MD)を含むことを特徴として構成される。
【0024】
請求項17の発明は、請求項15記載の視機能検査設備において、前記対視力検査装置演算処理手段は、前記測定データに基づいて、各視力検査装置で行った被検者の、前記検査種類判定手段(21)で判定された視力検査の種類に応じた視力を演算する視力演算部(25)を有することを特徴として構成される。
【0025】
請求項18の発明は、請求項15記載の視機能検査設備において、前記中央管理装置は、
該中央管理装置に接続された視力検査装置の操作画面(OP)を、視力検査の種類毎に格納する操作画面格納手段を有し、
前記対視力検査装置演算処理手段は、
前記検査種類判定手段により判定された視力検査の種類に対応した操作画面を、前記操作画面格納手段から選択的に読み出してデイスプレイ上に表示する操作画面表示手段(21)及び
前記操作画面を介した操作に基づいて、前記視力検査の種類が判定された視力検査装置を遠隔操作する遠隔操作部(37)を有して構成される。
【0026】
【発明の効果】
請求項1の発明によると、中央管理装置(20)で、複数の視力検査装置(2)で行った視力検査の測定データ(MD、ID、PRI、ISI)を一元的に管理することが出来る。また、中央管理装置(20)の視力演算部(25)で、各視力検査装置(2)で得られた測定データから、視力を演算することが出来るので、各視力検査装置に視力の演算部を設ける必要が無く、簡単な構成で複数の視力検査装置からなるネットワークを構築することの出来る。
【0027】
更に、オペレータが操作可能な、前記視力決定手順の選択手段(21、28)により、検査データメモリ(29)に格納された測定データから、任意の時点で、任意の視力決定手順を用いて、視力を演算することが出来る。これは、視標の大きさが連続的に変化する動体視力の測定などに際して特に有効であり、従来のように、異なる視力決定手順を用いるたびに、再度視力検査を行う必要が無くなり、効率的な検査が可能となるばかりか、被検者33の負担を軽減することが出来る。
【0028】
請求項2の発明によると、測定データに各視力検査装置に付された装置ID情報(MD)を含むことから、測定データの中央管理装置での管理が容易となる。
【0029】
請求項3の発明によると、測定データは、視力検査に際した被検者の挙動に起因するデータである被検者反応情報(PRI)を含むことから、視力検査に際した視力を演算する前の、生の測定データを得ることが出来、中央管理装置側で、各種の視力決定手順を用いた視力の演算が可能となる。
【0030】
請求項4の発明によると、測定データは、被検者による視力検査の測定開始時間と、被検者が視力の測定動作中において、前記各視力検査装置に設けられた操作部材を操作した時間を示すタイムスタンプ(TS1、TS2)を含むことから、夜間視力の演算などを中央管理装置側で容易に行うことが出来る。
【0031】
請求項5の発明によると、被検者反応情報は、各視力検査装置における、視標位置情報(DA2)、及び被検者の視標認識データ(TS2、DA1)を含むことから、視力決定手順による静止視力や動体視力の演算を、中央管理装置側で容易に行うことが出来る。
【0032】
請求項6の発明によると、測定データには、前記各視力検査装置が実行している、検査の種類を示す検査種別データ(DA3)を含むことから、夜間視力、動体視力、静止視力など多様な視力検査にも対応することが出来、汎用性の高い視機能検査設備の提供が可能となる。
【0033】
請求項7の発明によると、各視力検査装置側で、複数種類の視力検査を選択して、対応する視力検査を実行することが出来、各視力検査装置として、高機能の装置を使用することが可能となり、実用性が高い。
【0034】
請求項8の発明によると、中央管理装置(20)側から、各視力検査装置に対する集中的な遠隔操作が可能となり、各視力検査装置側での検査動作の自動化が容易となる。
【0035】
請求項9の発明によると、中央管理装置側で各視力検査装置の機種に応じた操作画面を、オペレータの操作に応じて表示することが出来るので、視機能検査設備に多種類の視力検査装置が混在するシステムの構築にも容易に対応することが出来る。
【0036】
請求項10の発明によると、各視力検査装置の機種に応じた操作画面を、各視力検査装置(2)からの測定データに基づいて検査種類判定手段及び操作画面表示手段が自動的に表示するので、視機能検査設備に多種類の視力検査装置が混在するシステムの構築にも容易に対応することが出来る。
【0037】
請求項11の発明によると、稼働状態テーブルにより、中央管理装置(20)側で各視力検査装置の稼働状態を容易に把握することが出来る。
【0038】
請求項12の発明によると、稼働状態テーブルが中央管理装置(20)の電源が投入される度に更新されるので、接続される視力検査装置の構成の変動や、電源のON/OFFが多い設備に対して対応が容易である。
【0039】
請求項13の発明によると、中央管理装置(20)で、各視力検査装置の検査内容に応じて当該検査内容についてのデモンストレーション映像データが読み出されて出力されるので、当該デモンストレーション映像データを、各視力検査装置または中央管理装置で表示することにより、被検者(33)に対してこれから行う検査内容についての適切な説明動作を行うことが出来る。
【0040】
請求項14の発明によると、視力検査の種類を装置ID情報(MD)から判定することが可能となり、視力検査装置(2)として、夜間視力計や動体視力計などの単機能視力検査装置を用いた場合に、視力検査の種類を装置ID情報から容易に判定することが出来る。
【0041】
請求項15の発明によると、中央管理装置(20)で、複数の視力検査装置(2)で行った視力検査の測定データ(MD、ID、PRI、ISI)を一元的に管理することが出来る。また、中央管理装置(20)の検査種類判定手段(21)により各視力検査装置で行う視力検査の種類が判定され、当該種類に応じて各視力検査装置に対して、視力判定や遠隔操作などの演算処理を行うことが出来、各視力検査装置に視力の演算部や運転操作部を設ける必要が無く、簡単な構成で複数の視力検査装置からなるネットワークを構築することの出来る。
【0042】
請求項16の発明によると、視力検査の種類を装置ID情報(MD)から判定することが可能となり、視力検査装置(2)として、夜間視力計や動体視力計などの単機能視力検査装置を用いた場合に、視力検査の種類を装置ID情報から容易に判定することが出来る。
【0043】
請求項17の発明によると、視力演算部(25)が、各視力検査装置(2)で得られた測定データから、視力を演算することが出来るので、各視力検査装置に視力の演算部を設ける必要が無く、視機能検査設備の構成を簡略化することが出来る。
【0044】
請求項18の発明によると、各視力検査装置の機種に応じた操作画面を、各視力検査装置(2)からの測定データに基づいて検査種類判定手段及び操作画面表示手段が自動的に表示するので、視機能検査設備に多種類の視力検査装置が混在するシステムの構築にも容易に対応することが出来る。また表示された操作画面(OP)に基づいて、遠隔操作部(37)により、中央管理装置(20)側から、各視力検査装置に対する集中的な遠隔操作が可能となり、各視力検査装置側での検査動作の自動化が容易となる。
【0045】
なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
【0046】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明が適用される、視機能検査設備の一例を示すブロック図、図2は、中央管理装置の一例を示すブロック図、図3は、視力の演算方法を示す図、図4は、視機能検査設備内で使用されるデータの一例を示す模式図、図5は中央管理装置で表示される表示画面の一例を示す模式図、図6は中央管理装置で表示される表示画面の別の例を示す模式図、図7は、動体視力を測定する際の、デモンストレーション映像データの一例を示す模式図、図8は、視力の演算方法の別の例を示す図である。
【0047】
視機能検査設備1は、図1に示すように、複数の視力検査装置2を有しており、それら視力検査装置2は、筐体3をそれぞれ有している。筐体3の前面には、操作部3aが形成されており、操作部3aには、ジョイスティックなどの操作レバー3bが、被検者などにより操作自在に設けられている。
【0048】
筐体3の内部には、図1に示すように、公知の視力検査機構5が収納されており、視力検査機構5は、複数のレンズ6A、6B、6C、複数のプリズム7A、7Bなどを有している。レンズ6A、6B、プリズム7A、7B及びレンズ6Cは光学的に直列に配置されており、更に、プリズム7Bの図中右方には、複数の検査視標が配置された円盤状の視標板9がモータ10により所定角度毎に回転駆動停止自在に設けられている。モータ10を正逆方向に回転駆動させることにより、視標板9を回転させて、視標板9上に配置された任意の視標を選択して、視力検査用光路LW上に配置することが出来る。
【0049】
レンズ6Cの図中右方には、視標照明光源11が設けられており、更に、プリズム7Aには、送りねじ12がナット13に螺合した形で設けられている。ナット13には、プリズム送りモータ15がギヤ15aを介して噛合しており、プリズム送りモータ15を正逆方向に回転することにより、ギヤ15a、ナット13及送りねじ12を介してプリズム7Aを、矢印A、B方向(光路LW方向)に移動駆動させて、レンズ6Bとプリズム7A間の距離Lを変化させることが出来る。
【0050】
モータ10、15及び操作レバー3bは、コントローラ16に接続されており、コントローラ16、従って、視力検査装置2は、通信回線17及びハブ19または他の視力検査装置2を介して中央管理装置20に接続している。
【0051】
中央管理装置20は、図2に示すように、主制御部21を有しており、主制御部21にはバス線31を介して、前述の視力検査装置2や後述する被検者データベース32が接続される入出力制御部22、検査データ収集部23、視力演算部25、検査結果生成部26、視力決定パターン格納部27、キーボード28、検査データメモリ29、プリンタなどの出力部30、遠隔操作制御部37、デイスプレイ36及びネットワーク管理部38などが接続している。
【0052】
なお、中央管理装置20には、図1に示すように、通信回線などを介して被検者データベース32が接続している。
【0053】
視機能検査設備1は以上のような構成を有するので、視力検査を受ける被検者33は、まず、自らの氏名NAM、年齢AGE、性別SEXなどの個別データIDDを被検者データベース32に登録する。個別データIDDは、図4(c)に示すように、被検者33ごとに割り付けられた識別番号などの識別情報IDと共に、被検者データベース32に登録格納される。
【0054】
次に、被検者33は、複数の視力検査装置2の中の適当な視力検査装置2により、視力検査を受けるが、各視力検査装置2では、夜間視力、動体視力及び通常視力など各種の視力検査を行うことが出来る。そこで、各視力検査装置2側では、検査者(オペレータ)が当該視力検査装置に設けられた、図示しない操作盤などの操作手段を操作して、当該視力検査装置2でこれから行う視力検査の種類を選択して設定する。なお、各視力検査装置2で行う視力検査の種類の選択は、中央管理装置20側で各視力検査装置2について設定することにより行うようにすることも当然可能である。
【0055】
こうして、被検者33が、複数の視力検査装置2の中のひとつで、当該視力検査装置2による視力検査を開始する場合には、まず、被検者33の識別情報IDを視力検査装置2に入力する。当該識別情報IDは、中央管理装置20に出力され、中央管理装置20は被検者データベース32から、被検者33が既に登録済みの被検者33で有るか否かを判定し、被検者33が被検者データベース32に登録されていない場合には、エラー信号を、識別情報IDを出力した視力検査装置2に出力して、当該被検者33の個別データIDDを被検者データベース32へ登録するように促す。
【0056】
なお、被検者33の識別情報IDの入力方法としては各種の方法が考えられる。即ち、検査者が、テンキーなどの入力手段を介して入力する方法や、図1に示すように、各視力検査装置2にカードリーダーやテンキーなどのID入力端末2bを接続し、当該ID入力端末2bから被検者33毎に交付された磁気カードやICカードなどからなる識別カードを介して又は、直接ID入力端末2bを操作して識別情報IDを入力する方法、更には、中央管理装置20側で、各視力検査装置2に設けられた図示しないモニタ装置などを介してオペレータが各被検者33を認識して識別情報IDをキーボード28などから入力するなど、多様な入力方法を採用することが出来る。
【0057】
被検者33の個別データIDDが、被検者データベース32に登録されていた場合には、中央管理装置20は、検査データメモリ29に、当該被検者33の識別情報IDを格納し、当該識別情報IDをもとに、被検者33の検査データを格納する格納エリアを確保すると共に、対応する視力検査装置2に対して視力検査の開始を許可する。
【0058】
視力検査装置2側では、図1に示すように、被検者33が操作レバー3bを操作しながら、夜間視力、動体視力及び静止視力など各種の視力検査を開始する。これらの視力の計測方法は、視力検査装置2によって各種の方法が採用可能であり、視機能検査設備1としては、各視力検査装置2における視力の検査方法としてどのような方法を用いていたとしても、当該視力検査に際した被検者33の被検者反応情報PRIが中央管理装置20に伝達される限り、本発明の適用が可能である。
【0059】
この検査に際しては、夜間視力の場合には、例えばモータ10で視標板9を回転移動させて適宜な視標を視力検査用光路LW上に配置し、筐体3内を十分明るくした状態で被検者33の被検眼を十分明順応させた後、筐体3内を暗くする。被検者33の被検眼が徐々に暗順応して視標板9の視標を認識した場合、即ち、当該視標の形状を確認し、その際の視標の向いている方向などを操作レバー3bを介して正しく入力した場合、当該視標を認識するまでの時間を計測して(例えば、後述する検査開始を示すタイムスタンプTS1と被検者33が操作レバー3bを操作した際のタイムスタンプTS2との差を演算して)、その計測時間から夜間視力を演算する。
【0060】
また、動体視力の場合には、例えば、モータ10で視標板9を回転移動させて適宜な視標を視力検査用光路LW上に配置し、視標照明光源11でレンズ6Cを介して当該視標を照明し、その状態で、送りモータ15を回転駆動してプリズム7Aを光軸方向である矢印A、B方向に移動させて、レンズ6Bとプリズム7A間の距離Lを変化させ、被検者33が見る視標を、所定の速度で徐々に大きくなるように制御する。被検者33が視標を認識して操作レバー3bを操作した場合、即ち、当該視標の形状を確認し、その際の視標の向いている方向などを正しく入力した場合、当該視標を認識した時点の距離Lから、動体視力を演算する。
【0061】
また、静止視力の場合には、視標照明光源11でレンズ6Cを介して視標板9を照明し、その状態で、モータ10により大きさの相違する視標を選択的に視力検査光路LW上に配置し、被検者33が視標を認識して操作レバー3bを操作した場合、即ち、当該視標の形状を確認し、その際の視標の向いている方向などを正しく入力した場合、当該認識出来た視標の大きのうちの最少の大きさの視標の大きさから、静止視力を演算する。
【0062】
なお、こうした視力の測定方法や被検者33による視標の認識結果の入力方法は、各種の公知技術を用いることが出来る。また、視力検査装置2の構成も、図1に示した構成に限らず、どのような構成の視力検査装置2でも用いることが出来る。
【0063】
図1に示す、各視力検査装置2は、被検者33による視力検査に際して、当該検査を開始した時点で、検査開始時間を示すタイムスタンプTS1及び、前述した検査者による選択設定に基づいて生成された、検査の種類を示す検査種別データDA3などの検査開始情報ISIを装置ID情報MDと共に、中央管理装置20に出力する。中央管理装置20の検査データ収集部23は、既に検査データメモリ29に格納された当該被検者33の検査データの格納エリアに、例えば、図4(b)に示すように、被検者33の識別情報IDと共にそれら情報ISI、MDを格納する。
【0064】
その後、被検者33が視標を認識して、操作レバー3bを操作した場合には、視力検査装置2から、図4(a)に示すように、個別検査データIIDが、中央管理装置20に出力される。個別検査データIIDは、各視力検査装置2を識別するための装置ID情報MD、被検者33が視標などの視力測定用素材を認識して操作レバー3bなどの操作部材を操作した時間、即ち反応時の時間を示すタイムスタンプTS2、また、その際に、被検者33が視標の方向などを示すためにジョイスティクを特定の方向に倒した場合などにおけるジョイスティクなどの操作部材の方向、即ち、被検者33の視標の認識内容を具体的に示す視標認識データDA1が含まれている。更に、個別検査データIIDには、被検者33が視標を認識した際の、レンズ6Bとプリズム7A間の距離Lを示す、モータ15の位置情報や、視標板9の位置を示すモータ10の位置情報などの、視標の光軸LW方向の見かけ上の位置や、視標板9に配置された複数の視標からモータ10により光軸LW上に割り出し配置された視標がどの視標であるかを示す情報としての視標位置情報DA2が含まれ、更には、現在視力検査装置2で行っている視力検査の種類を示す検査種別データDA3やデータのフォーマット情報なども含まれている。なお、測定に際した、被検者33の挙動に関連するデータ、即ちタイムスタンプTS2、視標認識データDA1、視標位置情報DA2などを、被検者反応情報PRIと称する。
【0065】
こうして、各被検者33について、各視力検査装置2で取得された個別検査データIIDが、中央管理装置20に出力される。中央管理装置20では、入出力制御部22を介して入力されてくる、複数の視力検査装置2からの測定結果を示す個別検査データIIDを、検査データ収集部23で収集し、検査データメモリ29の、被検者33毎に識別情報IDに基づいて設定された格納エリアに、各視力検査装置2の装置ID情報MD毎に格納する。これにより、被検者33が、複数の視力検査装置2を用いて、視力検査を行っても、その検査データは、被検者33の識別情報IDに基づいて、各視力検査装置2毎に被検者反応情報PRIとして格納されるので、被検者33が受けた視力検査の内容を、整然と格納しておくことが出来る。以上のことは、被検者33が複数の場合も全く同様であり、各被検者33の検査データは、検査データメモリ29に、被検者33の識別情報IDに基づいて、各視力検査装置2毎に被検者反応情報PRIの形で格納される。
【0066】
なお、各視力検査装置2から中央管理装置20に出力される被検者反応情報PRIの内容は、中央管理装置20において演算すべき視力に応じて任意に設定することが出来、上述したものに限られるものではない。
【0067】
こうして被検者33の各視力検査装置2による視力検査が終了し、各視力検査装置2について、対応する被検者反応情報PRIが中央管理装置20の検査データメモリ29に格納されたところで、検査者(オペレータ)が、それら得られた検査データに基づいて、被検者33の検査結果表、診断結果、評価などの情報を出力する場合には、検査者はキーボード28などの入力手段を介して、主制御部21に対して検査結果の出力を指令する。
【0068】
この際、検査者は、視力(特に動体視力)を演算する際に使用する視力決定パターンを、選択してキーボード28から入力する。即ち、中央管理装置20には、視力を決定する際に、各検査内容に応じて設定されている視力決定パターンが、視力決定パターン格納部27に格納されており、それら視力決定パターンには、視力を演算する際に選択できるものがある。
【0069】
例えば、動体視力については、図3(a)〜(c)に示すように、レンズ6Bとプリズム7A間の距離Lと視力Kとの間の関係が、(a)等差的に設定されている視力決定パターンPT1、(b)等比的に設定されている視力決定パターンPT2及び、(c)無段階線形に設定されている視力決定パターンPT3が準備されており、検査者は、視力演算部25での被検者33の視力演算に際して、使用する視力決定パターンを選択してキーボード28から入力する。
【0070】
主制御部21は、視力演算部25に対して被検者33の視力を演算するように指令し、視力演算部25は、オペレータからキーボード28を介して入力された使用すべき視力決定パターンに基づいて、被検者33の視力を演算する。検査データメモリ29に格納されている被検者33の検査データは視力演算を行うために必要な測定データ、即ち、各検査装置2の装置ID情報MD、被検者33の識別情報ID、被検者反応情報PRI、検査開始情報ISIなどが、被検者33毎に分類された形で格納されている。また、視力を決定する演算は、中央管理装置20側でのみ行うことから、視力を演算するための視力決定パターンが複数あったとしても、視力決定パターン毎に視力を適正に演算することが出来る。
【0071】
一方、夜間視力測定の場合は、反応時間で視力の決定(視力評価値の算出)をするが、そのパターンを異ならせて、視力の演算を行うこともできる。例えば、図8(a)に示す方法によると、評価パターン1では、60秒以内に反応できなければ最低ランクEとし、60秒以内に反応できた場合は、その時間によってA〜Dの評価値が与えられ、評価パターン2では、90秒以内に反応できなければ最低ランクEとし、90秒以内に反応できた場合は、その時間によってA〜Dの評価値が与えられる、というように視力を演算することができる。
【0072】
また、被験者情報と先に演算された視力を再演算して、視力評価値あるいは視力評価結果を算出し、表示することも可能である。例えば、図8(b)に示されるように、被験者年齢と動体視力の組み合わせで、動体視力の評価値1から5を演算決定する方法もある。あるいは、異種の検査により演算されて決定された複数の視力データを再演算して図8(c)に示すように視力の評価をAからFとして定めるように構成することもできる。いずれにしても、中央管理装置20側で、こうした各種の視力の演算を行うことができる。
【0073】
なお、視力決定パターンを選択する必要のない視力については、前述のオペレータによる視力の決定パターンの選択を行うことなく、測定データから直ちに視力を演算判定する。なおここで、「視力を演算する」とは、単に「視力」を求めるだけでなく、検査結果から、例えば統計的な処理を施した後の評価を行うことも含まれる。即ち、複数の評価算出テーブルより一つを選択し、選択された評価算出テーブルに基づく評価を演算することも「視力を演算する」ことに含まれるものである。また、評価算出テーブルにより評価を行う必要のないものは、結果のみの出力となるが、この場合でも、「視力を演算」していることには変わりがないものである。
【0074】
こうして、視力演算部25により、被検者33の測定データから被検者33の視力Kが演算されたところで、検査結果生成部26は、被検者データベース32から、図4(c)に示す、被検者33の個別データIDDを、識別情報IDに基づいて読み出し、同時に検査データメモリ29に格納された検査開始情報ISIなどから、それらを合成して、図4(d)に示す検査結果表35を生成してプリンタなどの出力部30やデイスプレイ36に出力する。なお、検査結果表35は、被検者データベース32に電子データとして格納しておくことも当然可能である。
【0075】
更に、中央管理装置20は、視機能検査設備1の各視力検査装置2で行われている検査内容をリアルタイムでデイスプレイ36上に表示し、また、同時に各視力検査装置2を中央管理装置20側から制御して、各視力検査装置2に対する監視や運転指示を集中的に行うように構成することも出来る。
【0076】
即ち、例えば、図5に示すように、デイスプレイ36上に、視力検査装置2の操作画面OPと視機能検査設備1の各視力検査装置2で行われている検査状況をリアルタイムで示す検査状況画面SPを表示し、検査状況画面SPでは、各視力検査装置2に対応して設けられた複数の検査モニター画面MPを表示するようにする。各検査モニタ画面MPの表示内容は、各装置から送られてくる被検者の個別検査データIIDや対応する被検者の個別データIDDなどから、自由に構成することが出来る。
【0077】
また、操作画面OPは、各視力検査装置2に対応する、夜間視力や動体視力などの、複数種類の視力検査の操作画面OPが適宜なメモリ内に格納されており、オペレータがキーボード28やマウス(図示せず)などの入力手段を介して、制御したい視力検査装置2の装置ID情報MDや検査種別データDA3などの識別情報を入力することにより、主制御部21は、当該視力検査装置2で行う視力検査の種類を判定し、当該判定結果に基づいてデイスプレイ36上に、対応する視力検査の操作画面OPをメモリから読み出して表示することが出来る。
【0078】
なお、操作画面OPは、図5に示すように、デイスプレイ36上の画面の一部に表示するほかに、デイスプレイ36の画面の全部に表示するようにしてもよい。
【0079】
更に、操作画面OPは、オペレータがキーボード28などから装置ID情報MDや検査種別データDA3を入力して表示させるほかに、各視力検査装置2から視力検査に際して送出される装置ID情報MDや検査種別データDA3に基づいて、主制御部21が視力検査の種類を判定し、デイスプレイ36上に、対応する視力検査の操作画面OPをメモリから読み出して、オペレータの入力操作を経ることなく表示するようにしてもよい。
【0080】
従って、視力検査装置2として複数種類の視力検査装置2が接続されている視機能検査設備1の場合には、図5及び図6に示すように、選択された視力検査装置2の種類に対応した、異なる種類の操作画面OPが読み出される。これにより、オペレータは、当該デイスプレイ36に表示された操作画面OPを操作する(ここで言う、「操作」とは、デイスプレイ36上に表示された操作画面OPに基づいて対応する視力検査装置2に対する何らかの信号を生成するための動作をいい、キーボード28、マウス、タッチパネル、音声、ポインタなど、信号を生成するための操作手段は問わない)ことにより、遠隔操作制御部37を介して対応する視力検査装置2を、当該視力検査装置2に対応する操作画面OPにより適切に遠隔操作することが出来る。なお、遠隔操作制御部37には、視機能検査設備1に接続される視力検査装置2の種類に応じた遠隔操作プログラムが格納されており、オペレータが選択した視力検査装置2の機種に応じた遠隔操作プログラムを読み出して実行することにより、操作画面OPによる遠隔操作を行う。
【0081】
なお、複数種類の視力検査装置2が接続された視機能検査設備1では、表示される検査状況画面SP内の検査モニタ画面MPも、図6に示すように、各視力検査装置2に対応して異なる形で表示される。各検査モニター画面MPも、視力検査装置2の種類に応じて複数の画面MP1、MP2……がテンプレートとして用意されており、中央管理装置20は、視機能検査設備1に接続されている各視力検査装置2からの装置ID情報MDに基づいて対応する検査モニター画面MP(MP1、MP2)をメモリから読み出し、デイスプレイ36上に表示する。
【0082】
また、各検査モニター画面MP上に、各視力検査装置2の操作画面OPを配置し、検査モニター画面MP上で、対応する視力検査装置2を遠隔操作できるように制御することも可能である。
【0083】
また、各視力検査装置2における動体視力などの測定に際しては、被検者33に対して、測定内容を理解してもらうために検査内容を視力検査装置2又は中央管理装置20に設けられたデイスプレイを介してデモンストレーションを行うようにすることも可能である。即ち、中央管理装置20は、各視力検査装置2からの検査種別データDA3などから、当該中央管理装置20に接続されたいずれかの視力検査装置2で、例えば動体視力の測定が行われるものと主制御部21が判定した場合には、中央管理装置20内の適宜なメモリ手段中に格納された、当該動体視力の検査に対応したデモンストレーション映像データDDを読み出し、当該動体視力を行わんとする視力検査装置2に対してデモンストレーション映像データDDを配信する。
【0084】
なお、オペレータが、各視力検査装置2から出力される測定データに基づいて当該視力検査装置2で行う視力検査の種類を判定し、中央管理装置20のキーボード28などの入力手段を操作して、メモリ手段に格納されたデモンストレーション映像データDDから検査の種類に対応した映像データDDを選択して読み出し、各視力検査装置2に対して当該読み出したデモンストレーション映像データDDを配信したり、また、中央管理装置20のデイスプレイ36に表示するように構成することも出来る。
【0085】
このデモンストレーション映像データDDは、図7に示すように、遠方から視標39が被検者33に向けて接近してくる形で、(a)→(b)→(c)→(d)のように、連続的に変化する形で表示される画像を表示するデータであり、動体視力を測定する際に、図1に示すように、送りモータ15によりプリズム7Aが矢印A、B方向に移動して、レンズ6Bとプリズム7A間の距離Lが変化し、被検者33が見る視標33が所定の速度で徐々に大きくなる状態を表示している。
【0086】
各視力検査装置2は、デモンストレーション映像データDDに基づいた、動体視力の検査の実行に先立って、当該画像データDDを当該視力検査装置2に設けられた図示しないデイスプレイ上に表示し、同様に映像データDDに格納された音声データに基づいて、被検者33に対して当該視標39を認識できた時点で操作レバー3bを操作して、その視標の向いている方向を入力するように音声などで案内する。こうすることにより、動体視力の検査に慣れていない被検者33は、これから行う検査の内容を理解することが出来、無用な緊張感からも解放され、検査を失敗無く、適正に行うことが出来る。なお、このデモンストレーション映像データDDのデイスプレイ上での表示は、中央管理装置20側のデイスプレイ36上で行って、複数の被検者33に対して一度又は個別に、検査内容を説明するように構成することも出来る。
【0087】
また、デモンストレーション映像データDDに示される検査内容を示す映像は、上述した動体視力の測定の他に、夜間視力や、静止視力など各種の映像を格納して、適宜、被検者33に対して各視力検査装置2や中央管理装置20でデモンストレーションできるように構成することも可能である。
【0088】
また、視機能検査設備1の稼働開始に際して、中央管理装置20側で、各視力検査装置2の稼働状態(各視力検査装置2の電源の投入状態に加えて、各視力検査装置2の中央管理装置20への通信回線17を介した接続状態を含む)を確認し、中央管理装置20と各視力検査装置2間の接続状態を確認する必要がある。
【0089】
この方法としては、各種の方法が考えられるが、以下にその例を示す。即ち、中央管理装置20の稼働開始時に、図2に示すように、ネットワーク管理部38から入出力制御部22を介して各視力検査装置2に対して装置ID情報MDなどの装置識別情報の送付を要求する。各視力検査装置2は、自己の装置ID情報MDを中央管理装置20に対して出力し、中央管理装置20側では、ネットワーク管理部38が、当該装置ID情報MDが送付されてきた視力検査装置2について、当該装置ID情報MDをメモリ内の稼働状態テーブル内に保存しておく。
【0090】
これにより、中央管理装置20側では、当該中央管理装置20に接続されている視力検査装置2を、ネットワーク管理部38内の稼働状態テーブルを参照することにより認識することが出来る。この稼働状態テーブルは、フラッシュメモリなどの書き換え可能なROM(リードオンリーメモリ)などの不揮発性メモリやハードディスクなどに保存され、中央管理装置20の所定時間稼働後に電源が落とされても、保持される。
【0091】
次回、中央管理装置20に電源を再投入して視機能検査設備1を立ち上げた場合、中央管理装置20は、ネットワーク管理部38の稼働状態テーブルを参照するだけで、中央管理装置20に接続されている視力検査装置2を認識することが出来、いちいち、各視力検査装置2に対して、装置ID情報MDの送付を要求する必要はない。
【0092】
この方法は、中央管理装置20に接続される視力検査装置2の変動が少ない、視機能検査設備1に対して有効であるが、各視力検査装置2が実際に電源が入って稼働可能な状態にあるか否かについては、各視力検査装置2での検査が開始されて、図4(a)、(b)などに示す検査個別データIIDや検査開始情報ISIなどが入力されるまで待つ必要がある。
【0093】
また、中央管理装置20に電源を再投入して視機能検査設備1を立ち上げた際に、上述の場合とは異なり、中央管理装置20から各視力検査装置2に対して、再度装置ID情報MDの送付を要求して、各視力検査装置2から中央管理装置20への装置ID情報MDの出力状態から、メモリ内の稼働状態テーブルを更新し、中央管理装置20に接続された各視力検査装置2の稼働状態(中央管理装置20への通信回線17を介した接続状態を含む)を確認するようにしてもよい。更に、中央管理装置20側から、所定時間毎に各視力検査装置2に対して装置ID情報MDの送付を要求して、各視力検査装置2の稼働状態(接続状態)をリアルタイムで確認するようにしてもよい。
【0094】
この方法は、各視力検査装置2の接続状態や稼働状態(電源のON/OFF状態)に変動が多い場合や、視力検査装置2の増設、撤去が頻繁に行われるような設備に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明が適用される、視機能検査設備の一例を示すブロック図。
【図2】図2は、中央管理装置の一例を示すブロック図。
【図3】図3は、視力の演算方法を示す図。
【図4】図4は、視機能検査設備内で使用されるデータの一例を示す模式図。
【図5】図5は中央管理装置で表示される表示画面の一例を示す模式図。
【図6】図6は中央管理装置で表示される表示画面の別の例を示す模式図。
【図7】動体視力を測定する際の、デモンストレーション映像データの一例を示す模式図。
【図8】図8は、視力の演算方法の別の例を示す図である。
【符号の説明】
1……視機能検査設備
2……視力検査装置
16……測定データの取得出力手段(コントローラ)
20……中央管理装置
21……視力決定手順の選択手段、操作画面表示手段、検査種類判定手段(主制御部)
25……視力演算部
27……視力決定手順格納部(視力決定パターン格納部)
28……視力決定手順の選択手段、操作画面の選択手段(キーボード)
29……検査データメモリ
30……出力手段(出力部)
36……出力手段(デイスプレイ)
37……遠隔操作制御部
38……識別情報送付要求手段、稼働状態管理手段(ネットワーク管理部)
OP……操作画面
DA1……測定データ(視標認識データ)
DA2……測定データ(視標位置情報)
DA3……測定データ(検査種別データ)
TS1……タイムスタンプ
TS2……視標認識データ(タイムスタンプ)
PT1、PT2、PT3……視力決定手順(視力決定パターン)
MD……測定データ、装置識別情報(装置ID情報)
ID……測定データ(識別情報)
PRI……測定データ(被検者反応情報)
ISI……測定データ(開始情報)
Claims (18)
- 複数の視力検査装置とそれら視力検査装置に接続された中央管理装置を有する視機能検査設備であり、
前記各視力検査装置は、視力演算をするために必要な測定データを取得して前記中央管理装置に出力する測定データ取得出力手段を有し、
前記中央管理装置は、
前記各視力検査装置から出力される測定データを格納する検査データメモリ、
前記視力を演算する際の、視力演算手順を選択可能に格納する視力決定手順格納部、
オペレータが操作可能な前記視力決定手順の選択手段、
視力決定手順の選択手段を介した視力決定手順の選択指令に応じて、該選択された視力決定手順に基づいて前記測定データから被検者の視力を演算する視力演算部及び、
前記視力演算部で演算された被検者の視力を出力する出力手段を有する、
視機能検査設備。 - 前記測定データは、
各視力検査装置に付された装置ID情報を含むことを特徴とする、請求項1記載の視機能検査設備。 - 前記測定データは、視力検査に際した被検者の挙動に起因するデータである被検者反応情報を含むことを特徴とする、請求項1記載の視機能検査設備。
- 前記測定データは、被検者による視力検査の測定開始時間と、被検者が視力の測定動作中において、前記各視力検査装置に設けられた操作部材を操作した時間を示すタイムスタンプを含むことを特徴とする、請求項1記載の視機能検査設備。
- 前記被検者反応情報は、各視力検査装置における、視標位置情報、及び被検者の視標認識データをふくむことを特徴とする、請求項3記載の視機能検査設備。
- 前記測定データには、前記各視力検査装置が実行している、検査の種類を示す検査種別データを含むことを特徴とする、請求項1記載の視機能検査設備。
- 前記視力検査装置は、複数種類の視力検査を行うことが出来、
該視力検査装置には、該視力検査装置で実行することのできる複数種類の視力検査のうち、どの種類の検査を行うかを選択設定することが出来る検査種別選択手段が設けられ、
前記測定データ取得出力手段は、該検査種別選択手段により選択された検査種別に応じた検査種別データを生成し前記測定データとして、前記中央管理装置に出力することができることを特徴とする、
請求項1記載の視機能検査設備。 - 前記中央管理装置は、
該中央管理装置に接続された視力検査装置の操作画面をデイスプレイ上に表示する操作画面表示手段及び、
前記操作画面表示手段に表示された操作画面を介した操作により、前記視力検査装置を遠隔操作することの出来る遠隔操作制御部を有する、
請求項1記載の視機能検査設備。 - 前記中央管理装置は、
該中央管理装置に接続された視力検査装置の操作画面を、視力検査の種類毎に格納する操作画面格納手段及び、
オペレータが操作可能な前記操作画面の選択手段を有し、
前記操作画面表示手段は、前記操作画面の選択手段により選択された操作画面を前記操作画面格納手段から選択的に読み出して前記デイスプレイ上に表示することが出来ることを特徴とする、
請求項8記載の視機能検査設備。 - 前記中央管理装置は、
該中央管理装置に接続された視力検査装置の操作画面を、視力検査の種類毎に格納する操作画面格納手段を有し、
前記各視力検査装置から出力される前記測定データに基づいて、当該視力検査装置で行う視力検査の種類を判定する検査種類判定手段を設け、
前記操作画面表示手段は、前記検査種類判定手段により判定された視力検査の種類に対応した操作画面を、前記操作画面格納手段から選択的に読み出して前記デイスプレイ上に表示することを特徴とする、
請求項8記載の視機能検査設備。 - 中央管理装置は、
該中央管理装置に接続された前記視力検査装置に対して装置識別情報の送付を要求する識別情報送付要求手段を有し、
前記識別情報送付要求手段からの装置識別情報の送付要求に対して各視力検査装置から出力された前記装置識別情報に基づいて各視力検査装置の稼働状態を示す稼働状態テーブルを作成し、メモリに格納する、稼働状態管理手段を設けて構成した、
請求項1記載の視機能検査設備。 - 前記識別情報送付要求手段は、前記中央管理装置の電源が投入されるたびに、前記中央管理装置に接続された前記視力検査装置に対して装置識別情報の送付を要求し、
前記稼働状態管理手段は、前記識別情報送付要求手段からの装置識別情報の送付要求に対して各視力検査装置から出力された前記装置識別情報に基づいて前記稼働状態テーブルを更新することを特徴とする、
請求項11記載の視機能検査設備。 - 中央管理装置は、
各視力検査装置で行う検査内容についてのデモンストレーション映像をデモンストレーション映像データDDとして格納するデモンストレーション映像データ格納手段を有しており、
前記各視力検査装置からの前記測定データに基づいて、前記モンストレーション映像データ格納手段から、対応するデモンストレーション映像データを読み出して出力するデモンストレーション映像データ読み出し出力手段を設けて構成した、
請求項1記載の視機能検査設備。 - 前記測定データには、前記各視力検査装置を識別するための装置ID情報を含むことを特徴とする、請求項10記載の視機能検査設備。
- 複数の視力検査装置とそれら視力検査装置に接続された中央管理装置を有する視機能検査設備であり、
前記各視力検査装置は、視力演算をするために必要な測定データを取得して前記中央管理装置に出力する測定データ取得出力手段を有し、
前記中央管理装置は、
前記各視力検査装置から出力される前記測定データを格納する検査データメモリを有し、
前記測定データに基づいて、前記各視力検査装置で行う視力検査の種類を判定する検査種類判定手段を設け、
前記検査種類判定手段による判定結果に基づいて、前記各視力検査装置について、対応する演算処理を行う、対視力検査装置演算処理手段を設けて構成した、視機能検査設備。 - 前記測定データには、前記各視力検査装置を識別するための装置ID情報を含むことを特徴とする、請求項15記載の視機能検査設備。
- 前記対視力検査装置演算処理手段は、前記測定データに基づいて、各視力検査装置で行った被検者の、前記検査種類判定手段で判定された視力検査の種類に応じた視力を演算する視力演算部を有することを特徴とする、請求項15記載の視機能検査設備。
- 前記中央管理装置は、
該中央管理装置に接続された視力検査装置の操作画面を、視力検査の種類毎に格納する操作画面格納手段を有し、
前記対視力検査装置演算処理手段は、
前記検査種類判定手段により判定された視力検査の種類に対応した操作画面を、前記操作画面格納手段から選択的に読み出してデイスプレイ上に表示する操作画面表示手段及び
前記操作画面を介した操作に基づいて、前記視力検査の種類が判定された視力検査装置を遠隔操作する遠隔操作部を有する、
請求項15記載の視機能検査設備。
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