JP2004164501A - 情報取得システム - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易なシステム構成によって、データベースに蓄積された情報を外部からリアルタイムで知ることを可能とし、特にPOSシステムに好適に使用することができ、商品の在庫管理をリアルタイムで行なうことが可能であって、店舗の販売促進にも貢献することができる情報取得システムを提供すること。
【解決手段】データベースと、該データベースとの間で情報を送受信可能なコンピュータと、該コンピュータと電子メールにて通信可能な端末装置とからなり、前記コンピュータには、該端末装置から電子メールにて所定の命令を受信したときに前記データベースに所定の処理の実行を命令する実行命令手段と、該実行命令手段による処理の結果を電子メールで前記端末装置へと送信する送信手段が具備されてなり、該実行命令手段により実行が命令される処理は、少なくともデータベースに記憶された情報を検索する検索処理を含んでなる情報取得システム。
【選択図】 図1
【解決手段】データベースと、該データベースとの間で情報を送受信可能なコンピュータと、該コンピュータと電子メールにて通信可能な端末装置とからなり、前記コンピュータには、該端末装置から電子メールにて所定の命令を受信したときに前記データベースに所定の処理の実行を命令する実行命令手段と、該実行命令手段による処理の結果を電子メールで前記端末装置へと送信する送信手段が具備されてなり、該実行命令手段により実行が命令される処理は、少なくともデータベースに記憶された情報を検索する検索処理を含んでなる情報取得システム。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報取得システムに関し、より詳しくは、簡易なシステム構成にて、外部からデータベースに記憶された情報をリアルタイムで獲得することができ、特にPOSシステムに好適に利用することが可能な情報取得システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
データベースに情報を記憶させて蓄積し、蓄積された情報を分析して活用するシステムとして広く普及している代表的なシステムとしては、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗の在庫管理方法として利用されている、いわゆるPOSシステムが挙げられる。
従来のPOSシステムは、各店舗毎にPOS端末を設置するとともに、本部には各POS端末と通信可能なメインコンピュータを設置し、各店舗は毎日の売上等の情報を営業時間終了後にPOS端末からメインコンピュータへと送信し、送信された情報を本部で一括管理するように構成されているのが一般的であった。
しかしながら、このような従来のPOSシステムでは、各店舗の在庫情報をリアルタイムで知ることができないため、例えば各店舗の商品の売れ行きに応じて迅速に商品を納入する等の処置をとることができなかった。
【0003】
このような問題点に鑑みて、外部から在庫情報をリアルタイムで知るための在庫管理システムも提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−281204号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この既開示の在庫管理システムは、一定時間間隔で或いは任意の時間に一方的に端末装置もしくはインターネットのホームページ上へと情報を送信するものであるから、送信された時点では確かにリアルタイムの情報であるが、自分が知りたい任意の時間においてリアルタイムの在庫情報を得ることはできなかった。
また、このような在庫管理システムは、あくまでも在庫情報の管理システムであるから、顧客が自分の購買に関する情報(例えば獲得ポイント数等)を取得したり、顧客に商品の広告情報を提供したりすることはできず、販売を促進するという面での効果は薄かった。
また、このような従来のシステムにおいて、携帯電話等の端末装置を用いてデータベースを備えたコンピュータと通信するには、通信を仲介するためのWebサーバを設けるのが一般的であり、システム全体が大掛かりで高価なものとなっていた。
【0006】
本発明は、このような従来のシステムの抱える問題点を解決すべくなされたものであって、簡易なシステム構成によって、データベースに蓄積された情報を外部からリアルタイムで知ることを可能とし、特にPOSシステムに好適に使用することができ、商品の在庫管理をリアルタイムで行なうことが可能であって、店舗の販売促進にも貢献することができる情報取得システムを提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、データベースと、該データベースとの間で情報を送受信可能なコンピュータと、該コンピュータと電子メールにて通信可能な端末装置とからなり、前記コンピュータには、該端末装置から電子メールにて所定の命令を受信したときに前記データベースに所定の処理の実行を命令する実行命令手段と、該実行命令手段による処理の結果を電子メールで前記端末装置へと送信する送信手段が具備されてなり、該実行命令手段により実行が命令される処理は、少なくともデータベースに記憶された情報を検索する検索処理を含んでなることを特徴とする情報取得システムに関する。
請求項2に係る発明は、前記端末装置から所定の命令を含む電子メールを受信して前記コンピュータへと送信するとともに、該コンピュータから送信される情報を受信して前記端末装置へと電子メールで送信するメールサーバを備えてなることを特徴とする請求項1記載の情報取得システムに関する。
【0008】
請求項3に係る発明は、前記コンピュータが複数の店舗にそれぞれ設置されたPOS端末であって、前記データベースが複数の店舗を管理する本部に設置されて各店舗の在庫情報や顧客情報等のPOS情報を記憶するデータベースであることを特徴とする請求項1又は2記載の情報取得システムに関する。
請求項4に係る発明は、前記コンピュータが複数の店舗にそれぞれ設置されたPOS端末であって、前記データベースが該POS端末に備えられ当該店舗の在庫情報や顧客情報等のPOS情報を記憶するデータベースであることを特徴とする請求項1又は2記載の情報取得システムに関する。
請求項5に係る発明は、前記端末装置には、それぞれ個別のパスワードが割り当てられ、前記コンピュータは、該端末装置から電子メールにて該パスワードと共に所定の命令を受信したときに、前記実行命令手段により前記データベースに記憶された情報の中から当該端末装置を所有する顧客の情報を検索し取得して前記端末装置へと送信することを特徴とする請求項3又は4記載の情報取得システムに関する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る情報取得システムの好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。尚、以下の説明では、本発明に係るシステムの代表的な適用例であるPOSシステムを例に挙げて説明するが、本発明に係るシステムの用途は勿論これに限定されるものではない。
図1は、本発明の第一実施形態に係る情報取得システムの全体構成を概略的に示すブロック図である。
第一実施形態に係る情報取得システムは、複数の店舗を管理する本部などに設置される管理装置(1)と、この管理装置(1)との間で情報を送受信可能なコンピュータ(2)と、該コンピュータ(2)と電子メールにて通信可能な端末装置(3)とから構成される。
【0010】
図2は管理装置(1)の構成を概略的に示すブロック図である。
管理装置(1)は、通信回線を介してコンピュータ(2)との間で情報の送受をするための送受信部(11)と、システムの処理動作を制御するCPUを含む制御部(12)と、データベース(13)を備えている。
【0011】
データベース(13)には、検索機能、編集機能、計算機能などのデータベースとしての一般的な機能が備えられており、管理装置(1)と通信可能に接続された複数台のコンピュータ(2)から送信されてきた情報がまとめて体系的に記憶される。
POSシステムの場合、コンピュータ(2)から送信されてくる情報は、各店舗の顧客の氏名や生年月日等の顧客属性情報、各店舗の顧客の購買額、購買履歴、獲得ポイント等の顧客購買情報、各店舗の現在の商品在庫数を示す在庫情報、各店舗の売上額を示す売上情報などのいわゆるPOS情報であり、データベース(13)にはこれら送信されてきたPOS情報がまとめて体系的に記憶される。
【0012】
図3はコンピュータ(2)の構成を概略的に示すブロック図である。
コンピュータ(2)は、例えば複数の店舗にそれぞれ設置されたPOS端末であって、各種情報の入力を行うキーボードやマウス等の入力部(21)と、各種情報を表示するCRTやLCD等の表示部(22)と、データベース(23)と、通信回線(有線、無線のいずれも含む)を介して管理装置(1)及び端末装置(3)との間で情報の送受を行う送受信部(24)と、各種の処理プログラムに基づいて処理動作を制御する制御部(25)とを備えている。尚、送受信部(24)は、後述する実行命令手段による処理の結果を電子メールで端末装置(3)へと送信する送信手段として機能する。
また、各コンピュータ(2)には、それぞれ個別のメールアドレスが設定されている。
【0013】
データベース(23)には、検索機能、編集機能、計算機能などのデータベースとしての一般的な機能が備えられており、POSシステムの場合、データベース(23)には、当該コンピュータ(2)が設置されている店舗(以下設置店舗と略)の顧客の氏名や生年月日等の顧客属性情報、設置店舗の顧客の購買額、購買履歴、獲得ポイント等の顧客購買情報、設置店舗の現在の商品在庫数を示す在庫情報、設置店舗の売上額を示す売上情報などのいわゆるPOS情報が体系的に記憶される。
【0014】
図4は制御部(25)の構成を概略的に示すブロック図である。
制御部(25)は、アプリケーションプログラムによって実行される各種の処理手段、例えば、端末装置(3)から電子メールにて所定の命令を受信したときに管理装置(1)のデータベース(13)に対して所定の処理の実行を命令する実行命令手段(26)と、入力部(21)からの入力情報等に基づいて各種の演算を行う演算処理手段(27)と、端末装置(3)から送信されるパスワードの正否を判断するパスワード判別手段(28)等を備えている。
【0015】
そして、実行命令手段(26)は、データベース(13)に記憶された情報の検索実行を命令する検索命令手段(26a)、データベース(13)に記憶された情報の削除実行を命令する削除命令手段(26b)、データベース(13)への情報の書き込み実行を命令する書込命令手段(26c)、データベース(13)に記憶された情報の更新実行を命令する更新命令手段(26d)、データベース(13)に記憶された情報の解析実行を命令する解析命令手段(26e)を含んでいる。
【0016】
これらの実行命令手段(26)は、端末装置(3)から電子メールにて所定の命令が送信され、送受信部(24)にて当該命令が受信されたときに、受信した命令に対応する実行命令を管理装置(1)に対して送信し、データベース(13)によって実行された処理の結果は、送受信部(24)から電子メールにて端末装置(3)へと送信される。
【0017】
端末装置(3)は、電子メール機能を備えた携帯電話やPDA等の携帯情報端末やパーソナルコンピュータ等からなり、例えば、顧客や全店舗の統括管理者などに所有されるものである。
端末装置(3)にはそれぞれ個別のパスワードが割り当てられており、コンピュータ(2)はこのパスワードと共に所定の命令を受信したときに、制御部(25)のパスワード判別手段(28)によってパスワードの正否を判断し、パスワードが正しいと判断したときのみ、管理装置(1)のデータベース(13)に対して所定の処理の実行を命令する実行命令手段(26)を作動させる。
【0018】
図5は、第一実施形態に係る情報取得システムの作用の一例を示すフローチャートである。
端末装置(3)を所有する顧客や店舗統括管理者が情報を取得したい場合、パスワードと共に所定の命令を電子メールでコンピュータ(2)に送信する。
ここで送信される所定の命令は、例えば、データベースに記憶された情報の中から必要な情報の検索取得を命令する検索命令、データベースに記憶された情報の削除実行を命令する削除命令、データベースへの情報の書き込み実行を命令する書込命令、データベースに記憶された情報の更新実行を命令する更新命令、データベースに記憶された情報の解析実行を命令する解析命令などがある。
【0019】
このうち、最も代表的なものは検索命令であり、例えば、店舗統括管理者が現在の各店舗の在庫や売上げ等を知りたい場合や、顧客が店舗の新商品の入荷情報、購買によって獲得したポイントを知りたい場合等に利用される。
【0020】
コンピュータ(2)は、端末装置(3)からパスワードと共に所定の命令を受信すると、パスワード判別手段(28)によって送信されてきたパスワードの正否を判断し、パスワードが誤っていた場合には以降の処理を中止し、パスワードが正しかった場合には、実行命令手段(26)により管理装置(1)のデータベース(13)に所定の処理(端末装置(3)から送信されてきた命令に基づく処理)の実行命令を送信する。
また、パスワード判別手段(28)は、端末装置(3)から送信される命令のうち、検索命令以外の命令(削除命令、更新命令、解析命令等)については、店舗統括管理者に割り当てられたパスワードと共に送信されてきた場合にのみ、以降の処理を実行させる。
【0021】
管理装置(1)のデータベース(13)は、コンピュータ(2)から送信されてきた実行命令に応じて所定の処理を実行し、処理の結果をコンピュータ(2)へと送信する。
この処理は、例えば、店舗統括管理者が端末装置(3)から現在の各店舗の在庫情報を知るための検索命令を送信した場合には、データベース(13)に記憶されている各店舗の現在の商品在庫数を示す在庫情報が検索されて、検索結果がコンピュータ(2)へと送信される。また、顧客が端末装置(3)から購買によって獲得したポイントを知るための検索命令を送信した場合には、データベース(13)に記憶されている顧客の獲得ポイントが検索されて、検索結果がコンピュータ(2)へと送信される。
【0022】
そして、コンピュータ(2)は、データベース(13)から送信されてきた情報を取得して、送信手段により電子メールにてその獲得した情報を端末装置(3)へと送信する。
これにより、端末装置(3)の所有者は、送信されてきた情報によって自らが所望する情報を外に居ながらにしてリアルタイムで獲得することができる。
【0023】
図6は、本発明の第二実施形態に係る情報取得システムの全体構成を概略的に示すブロック図である。
第二実施形態に係る情報取得システムは、管理装置(1)と、該管理装置(1)との間で情報を送受信可能なコンピュータ(2)と、該コンピュータ(2)と通信可能な端末装置(3)と、端末装置(3)から所定の命令を含む電子メールを受信してコンピュータ(2)へと送信するとともに、該コンピュータ(2)から送信される情報を受信して端末装置(3)へと電子メールで送信する特定のメールサーバ(4)とから構成される。
【0024】
すなわち、この第二実施形態に係るシステムは、管理装置(1)とコンピュータ(2)、コンピュータ(2)と端末装置(3)との間における情報の送受を、メールサーバ(4)を介して行うようにしたものであり、その他の構成については第一実施形態のシステムと同様である。
【0025】
尚、この第二実施形態に係るシステムにおいて使用されるメールサーバ(4)は、このシステムのみに使用する特定のメールサーバ(4)であり、このように構成することによって、システムのメンテナンスが容易となり、セキュリティの面でも優れたものとなる。
【0026】
この第二実施形態に係るシステムにおいて用いられる管理装置(1)、コンピュータ(2)、端末装置(3)の構成については、管理装置(1)とコンピュータ(2)、コンピュータ(2)と端末装置(3)との間における情報の送受をメールサーバ(4)を介して行うように構成されている点のみが異なっており、その他の構成は第一実施形態のシステムと場合と同様である。
【0027】
図7は、第二実施形態に係る情報取得システムの作用の一例を示すフローチャートである。
端末装置(3)を所有する顧客や店舗統括管理者が情報を取得したい場合、パスワードと共に所定の命令を電子メールでメールサーバ(4)を介してコンピュータ(2)に送信する。
ここで送信される所定の命令は、前述した第一実施形態の場合と同様であり、例えば、データベースに記憶された情報の中から必要な情報の検索取得を命令する検索命令、データベースに記憶された情報の削除実行を命令する削除命令、データベースへの情報の書き込み実行を命令する書込命令、データベースに記憶された情報の更新実行を命令する更新命令、データベースに記憶された情報の解析実行を命令する解析命令などがある。
【0028】
コンピュータ(2)は、端末装置(3)からメールサーバ(4)を介してパスワードと共に所定の命令を受信すると、パスワード判別手段(28)によって送信されてきたパスワードの正否を判断し、パスワードが誤っていた場合には以降の処理を中止し、パスワードが正しかった場合には、実行命令手段(26)により管理装置(1)に所定の処理(端末装置(3)から送信されてきた命令に基づく処理)の実行命令を送信する。
【0029】
管理装置(1)のデータベース(13)は、コンピュータ(2)から送信されてきた実行命令に応じて所定の処理を実行し、処理の結果をコンピュータ(2)へと送信する。
すると、コンピュータ(2)は、データベース(13)から送信されてきた情報を取得して、送信手段により電子メールにてその獲得した情報を、メールサーバ(4)を介して端末装置(3)へと送信する。
これにより、端末装置(3)の所有者は、送信されてきた情報によって自らが所望する情報を外に居ながらにしてリアルタイムで獲得することができる。
【0030】
また、この第二実施形態に係るシステムによれば、メールサーバ(4)を介して情報の送受を行うので、多数のコンピュータ(2)及び端末装置(3)に対して情報の送受を速やかに行うことが可能となる。
また、特定のメールサーバ(4)を使用することで、システムのメンテナンスが容易となり、セキュリティの面でも優れたものとなるという効果も奏する。
【0031】
尚、この第二実施形態に係るシステムにおいて、端末装置(3)を利用して各店舗のコンピュータ(2)のメールアドレスにアクセスしてきた顧客が、未だデータベース(23)に記憶されていない、即ち各店舗で買い物をしたことがない新規の顧客である場合には、アクセスしてきた端末装置(3)のメールアドレスを新規顧客情報としてデータベース(23)に記憶し、この新規顧客に対してメールサーバ(4)を介して店舗の広告情報を送信することで、新規顧客を獲得することが可能となる。
【0032】
尚、本発明におけるコンピュータ(2)の実行命令手段(26)は、端末装置(3)から電子メールにて所定の命令を受信したときにデータベースに所定の処理の実行を命令する手段であるが、この実行命令手段(26)により実行命令を受けるデータベースは、上述したような管理装置(1)に備えられたデータベース(13)には限らず、各コンピュータ(2)自体に備えられたデータベース(23)をも含むものである。
【0033】
図8は、コンピュータ(2)の実行命令手段(26)により実行命令を受けるデータベースが、各コンピュータ(2)自体に備えられたデータベース(23)である場合の作用の一例を示すフローチャートである。
端末装置(3)を所有する顧客や店舗統括管理者が情報を取得したい場合、パスワードと共に所定の命令を電子メールでコンピュータ(2)に送信する。
ここで送信される所定の命令は、前述した第一及び第二実施形態の場合と同様である。
【0034】
コンピュータ(2)は、端末装置(3)からパスワードと共に所定の命令を受信すると、パスワード判別手段(28)によって送信されてきたパスワードの正否を判断し、パスワードが誤っていた場合には以降の処理を中止し、パスワードが正しかった場合には、実行命令手段(26)によりデータベース(23)に所定の処理(端末装置(3)から送信されてきた命令に基づく処理)の実行を命令する。
【0035】
データベース(23)は、実行命令手段(26)から送信されてきた実行命令に応じて所定の処理を実行し、コンピュータ(2)は獲得した処理の結果を電子メールにて端末装置(3)へと送信する。
これにより、端末装置(3)の所有者は、送信されてきた情報によって自らが所望する情報を外に居ながらにしてリアルタイムで獲得することができる。
【0036】
このように、コンピュータ(2)の実行命令手段(26)により実行命令を受けるデータベースが、各コンピュータ(2)自体に備えられたデータベース(23)を含むことにより、各店舗のコンピュータ(2)と端末装置(1)との間の情報の送受のみで、必要な情報をリアルタイムで獲得することが可能となる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、簡易なシステム構成にてデータベースに蓄積された情報を外部からリアルタイムで獲得することが可能とり、適用範囲が広く、特にPOSシステムとして好適に利用可能な優れた情報取得システムを得ることができる。
請求項2に係る発明によれば、メンテナンスが容易で且つセキュリティに優れた大規模な情報取得システムを構築することが可能となる。
請求項3に係る発明によれば、外部から商品の在庫管理を行うことが可能となり、しかも顧客に対しても商品やポイント等の情報を適宜提供することができるので、販売促進に貢献することができるPOSシステムが得られる。
請求項4に係る発明によれば、情報の送受が各店舗のコンピュータと端末装置との間の情報のみで行われるので、必要な情報を容易にリアルタイムで獲得することが可能となる。
請求項5に係る発明によれば、顧客や各店舗の情報を確実且つ安全に管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る情報取得システムの全体構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】管理装置の構成を概略的に示すブロック図である。
【図3】コンピュータの構成を概略的に示すブロック図である。
【図4】制御部の構成を概略的に示すブロック図である。
【図5】第一実施形態に係る情報取得システムの作用の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第二実施形態に係る情報取得システムの全体構成を概略的に示すブロック図である。
【図7】第二実施形態に係る情報取得システムの作用の一例を示すフローチャートである。
【図8】コンピュータの実行命令手段により実行命令を受けるデータベースが、各コンピュータ自体に備えられたデータベースである場合の作用の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 管理装置
11 送受信部
12 制御部
13 データベース
2 コンピュータ
21 入力部
22 表示部
23 データベース
24 送受信部
25 制御部
26 実行命令手段
26a 検索命令手段
26b 削除命令手段
26c 書込命令手段
26d 更新命令手段
26e 解析命令手段
27 演算処理手段
28 パスワード判別手段
3 端末装置
4 メールサーバ
【発明の属する技術分野】
本発明は情報取得システムに関し、より詳しくは、簡易なシステム構成にて、外部からデータベースに記憶された情報をリアルタイムで獲得することができ、特にPOSシステムに好適に利用することが可能な情報取得システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
データベースに情報を記憶させて蓄積し、蓄積された情報を分析して活用するシステムとして広く普及している代表的なシステムとしては、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗の在庫管理方法として利用されている、いわゆるPOSシステムが挙げられる。
従来のPOSシステムは、各店舗毎にPOS端末を設置するとともに、本部には各POS端末と通信可能なメインコンピュータを設置し、各店舗は毎日の売上等の情報を営業時間終了後にPOS端末からメインコンピュータへと送信し、送信された情報を本部で一括管理するように構成されているのが一般的であった。
しかしながら、このような従来のPOSシステムでは、各店舗の在庫情報をリアルタイムで知ることができないため、例えば各店舗の商品の売れ行きに応じて迅速に商品を納入する等の処置をとることができなかった。
【0003】
このような問題点に鑑みて、外部から在庫情報をリアルタイムで知るための在庫管理システムも提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−281204号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この既開示の在庫管理システムは、一定時間間隔で或いは任意の時間に一方的に端末装置もしくはインターネットのホームページ上へと情報を送信するものであるから、送信された時点では確かにリアルタイムの情報であるが、自分が知りたい任意の時間においてリアルタイムの在庫情報を得ることはできなかった。
また、このような在庫管理システムは、あくまでも在庫情報の管理システムであるから、顧客が自分の購買に関する情報(例えば獲得ポイント数等)を取得したり、顧客に商品の広告情報を提供したりすることはできず、販売を促進するという面での効果は薄かった。
また、このような従来のシステムにおいて、携帯電話等の端末装置を用いてデータベースを備えたコンピュータと通信するには、通信を仲介するためのWebサーバを設けるのが一般的であり、システム全体が大掛かりで高価なものとなっていた。
【0006】
本発明は、このような従来のシステムの抱える問題点を解決すべくなされたものであって、簡易なシステム構成によって、データベースに蓄積された情報を外部からリアルタイムで知ることを可能とし、特にPOSシステムに好適に使用することができ、商品の在庫管理をリアルタイムで行なうことが可能であって、店舗の販売促進にも貢献することができる情報取得システムを提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、データベースと、該データベースとの間で情報を送受信可能なコンピュータと、該コンピュータと電子メールにて通信可能な端末装置とからなり、前記コンピュータには、該端末装置から電子メールにて所定の命令を受信したときに前記データベースに所定の処理の実行を命令する実行命令手段と、該実行命令手段による処理の結果を電子メールで前記端末装置へと送信する送信手段が具備されてなり、該実行命令手段により実行が命令される処理は、少なくともデータベースに記憶された情報を検索する検索処理を含んでなることを特徴とする情報取得システムに関する。
請求項2に係る発明は、前記端末装置から所定の命令を含む電子メールを受信して前記コンピュータへと送信するとともに、該コンピュータから送信される情報を受信して前記端末装置へと電子メールで送信するメールサーバを備えてなることを特徴とする請求項1記載の情報取得システムに関する。
【0008】
請求項3に係る発明は、前記コンピュータが複数の店舗にそれぞれ設置されたPOS端末であって、前記データベースが複数の店舗を管理する本部に設置されて各店舗の在庫情報や顧客情報等のPOS情報を記憶するデータベースであることを特徴とする請求項1又は2記載の情報取得システムに関する。
請求項4に係る発明は、前記コンピュータが複数の店舗にそれぞれ設置されたPOS端末であって、前記データベースが該POS端末に備えられ当該店舗の在庫情報や顧客情報等のPOS情報を記憶するデータベースであることを特徴とする請求項1又は2記載の情報取得システムに関する。
請求項5に係る発明は、前記端末装置には、それぞれ個別のパスワードが割り当てられ、前記コンピュータは、該端末装置から電子メールにて該パスワードと共に所定の命令を受信したときに、前記実行命令手段により前記データベースに記憶された情報の中から当該端末装置を所有する顧客の情報を検索し取得して前記端末装置へと送信することを特徴とする請求項3又は4記載の情報取得システムに関する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る情報取得システムの好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。尚、以下の説明では、本発明に係るシステムの代表的な適用例であるPOSシステムを例に挙げて説明するが、本発明に係るシステムの用途は勿論これに限定されるものではない。
図1は、本発明の第一実施形態に係る情報取得システムの全体構成を概略的に示すブロック図である。
第一実施形態に係る情報取得システムは、複数の店舗を管理する本部などに設置される管理装置(1)と、この管理装置(1)との間で情報を送受信可能なコンピュータ(2)と、該コンピュータ(2)と電子メールにて通信可能な端末装置(3)とから構成される。
【0010】
図2は管理装置(1)の構成を概略的に示すブロック図である。
管理装置(1)は、通信回線を介してコンピュータ(2)との間で情報の送受をするための送受信部(11)と、システムの処理動作を制御するCPUを含む制御部(12)と、データベース(13)を備えている。
【0011】
データベース(13)には、検索機能、編集機能、計算機能などのデータベースとしての一般的な機能が備えられており、管理装置(1)と通信可能に接続された複数台のコンピュータ(2)から送信されてきた情報がまとめて体系的に記憶される。
POSシステムの場合、コンピュータ(2)から送信されてくる情報は、各店舗の顧客の氏名や生年月日等の顧客属性情報、各店舗の顧客の購買額、購買履歴、獲得ポイント等の顧客購買情報、各店舗の現在の商品在庫数を示す在庫情報、各店舗の売上額を示す売上情報などのいわゆるPOS情報であり、データベース(13)にはこれら送信されてきたPOS情報がまとめて体系的に記憶される。
【0012】
図3はコンピュータ(2)の構成を概略的に示すブロック図である。
コンピュータ(2)は、例えば複数の店舗にそれぞれ設置されたPOS端末であって、各種情報の入力を行うキーボードやマウス等の入力部(21)と、各種情報を表示するCRTやLCD等の表示部(22)と、データベース(23)と、通信回線(有線、無線のいずれも含む)を介して管理装置(1)及び端末装置(3)との間で情報の送受を行う送受信部(24)と、各種の処理プログラムに基づいて処理動作を制御する制御部(25)とを備えている。尚、送受信部(24)は、後述する実行命令手段による処理の結果を電子メールで端末装置(3)へと送信する送信手段として機能する。
また、各コンピュータ(2)には、それぞれ個別のメールアドレスが設定されている。
【0013】
データベース(23)には、検索機能、編集機能、計算機能などのデータベースとしての一般的な機能が備えられており、POSシステムの場合、データベース(23)には、当該コンピュータ(2)が設置されている店舗(以下設置店舗と略)の顧客の氏名や生年月日等の顧客属性情報、設置店舗の顧客の購買額、購買履歴、獲得ポイント等の顧客購買情報、設置店舗の現在の商品在庫数を示す在庫情報、設置店舗の売上額を示す売上情報などのいわゆるPOS情報が体系的に記憶される。
【0014】
図4は制御部(25)の構成を概略的に示すブロック図である。
制御部(25)は、アプリケーションプログラムによって実行される各種の処理手段、例えば、端末装置(3)から電子メールにて所定の命令を受信したときに管理装置(1)のデータベース(13)に対して所定の処理の実行を命令する実行命令手段(26)と、入力部(21)からの入力情報等に基づいて各種の演算を行う演算処理手段(27)と、端末装置(3)から送信されるパスワードの正否を判断するパスワード判別手段(28)等を備えている。
【0015】
そして、実行命令手段(26)は、データベース(13)に記憶された情報の検索実行を命令する検索命令手段(26a)、データベース(13)に記憶された情報の削除実行を命令する削除命令手段(26b)、データベース(13)への情報の書き込み実行を命令する書込命令手段(26c)、データベース(13)に記憶された情報の更新実行を命令する更新命令手段(26d)、データベース(13)に記憶された情報の解析実行を命令する解析命令手段(26e)を含んでいる。
【0016】
これらの実行命令手段(26)は、端末装置(3)から電子メールにて所定の命令が送信され、送受信部(24)にて当該命令が受信されたときに、受信した命令に対応する実行命令を管理装置(1)に対して送信し、データベース(13)によって実行された処理の結果は、送受信部(24)から電子メールにて端末装置(3)へと送信される。
【0017】
端末装置(3)は、電子メール機能を備えた携帯電話やPDA等の携帯情報端末やパーソナルコンピュータ等からなり、例えば、顧客や全店舗の統括管理者などに所有されるものである。
端末装置(3)にはそれぞれ個別のパスワードが割り当てられており、コンピュータ(2)はこのパスワードと共に所定の命令を受信したときに、制御部(25)のパスワード判別手段(28)によってパスワードの正否を判断し、パスワードが正しいと判断したときのみ、管理装置(1)のデータベース(13)に対して所定の処理の実行を命令する実行命令手段(26)を作動させる。
【0018】
図5は、第一実施形態に係る情報取得システムの作用の一例を示すフローチャートである。
端末装置(3)を所有する顧客や店舗統括管理者が情報を取得したい場合、パスワードと共に所定の命令を電子メールでコンピュータ(2)に送信する。
ここで送信される所定の命令は、例えば、データベースに記憶された情報の中から必要な情報の検索取得を命令する検索命令、データベースに記憶された情報の削除実行を命令する削除命令、データベースへの情報の書き込み実行を命令する書込命令、データベースに記憶された情報の更新実行を命令する更新命令、データベースに記憶された情報の解析実行を命令する解析命令などがある。
【0019】
このうち、最も代表的なものは検索命令であり、例えば、店舗統括管理者が現在の各店舗の在庫や売上げ等を知りたい場合や、顧客が店舗の新商品の入荷情報、購買によって獲得したポイントを知りたい場合等に利用される。
【0020】
コンピュータ(2)は、端末装置(3)からパスワードと共に所定の命令を受信すると、パスワード判別手段(28)によって送信されてきたパスワードの正否を判断し、パスワードが誤っていた場合には以降の処理を中止し、パスワードが正しかった場合には、実行命令手段(26)により管理装置(1)のデータベース(13)に所定の処理(端末装置(3)から送信されてきた命令に基づく処理)の実行命令を送信する。
また、パスワード判別手段(28)は、端末装置(3)から送信される命令のうち、検索命令以外の命令(削除命令、更新命令、解析命令等)については、店舗統括管理者に割り当てられたパスワードと共に送信されてきた場合にのみ、以降の処理を実行させる。
【0021】
管理装置(1)のデータベース(13)は、コンピュータ(2)から送信されてきた実行命令に応じて所定の処理を実行し、処理の結果をコンピュータ(2)へと送信する。
この処理は、例えば、店舗統括管理者が端末装置(3)から現在の各店舗の在庫情報を知るための検索命令を送信した場合には、データベース(13)に記憶されている各店舗の現在の商品在庫数を示す在庫情報が検索されて、検索結果がコンピュータ(2)へと送信される。また、顧客が端末装置(3)から購買によって獲得したポイントを知るための検索命令を送信した場合には、データベース(13)に記憶されている顧客の獲得ポイントが検索されて、検索結果がコンピュータ(2)へと送信される。
【0022】
そして、コンピュータ(2)は、データベース(13)から送信されてきた情報を取得して、送信手段により電子メールにてその獲得した情報を端末装置(3)へと送信する。
これにより、端末装置(3)の所有者は、送信されてきた情報によって自らが所望する情報を外に居ながらにしてリアルタイムで獲得することができる。
【0023】
図6は、本発明の第二実施形態に係る情報取得システムの全体構成を概略的に示すブロック図である。
第二実施形態に係る情報取得システムは、管理装置(1)と、該管理装置(1)との間で情報を送受信可能なコンピュータ(2)と、該コンピュータ(2)と通信可能な端末装置(3)と、端末装置(3)から所定の命令を含む電子メールを受信してコンピュータ(2)へと送信するとともに、該コンピュータ(2)から送信される情報を受信して端末装置(3)へと電子メールで送信する特定のメールサーバ(4)とから構成される。
【0024】
すなわち、この第二実施形態に係るシステムは、管理装置(1)とコンピュータ(2)、コンピュータ(2)と端末装置(3)との間における情報の送受を、メールサーバ(4)を介して行うようにしたものであり、その他の構成については第一実施形態のシステムと同様である。
【0025】
尚、この第二実施形態に係るシステムにおいて使用されるメールサーバ(4)は、このシステムのみに使用する特定のメールサーバ(4)であり、このように構成することによって、システムのメンテナンスが容易となり、セキュリティの面でも優れたものとなる。
【0026】
この第二実施形態に係るシステムにおいて用いられる管理装置(1)、コンピュータ(2)、端末装置(3)の構成については、管理装置(1)とコンピュータ(2)、コンピュータ(2)と端末装置(3)との間における情報の送受をメールサーバ(4)を介して行うように構成されている点のみが異なっており、その他の構成は第一実施形態のシステムと場合と同様である。
【0027】
図7は、第二実施形態に係る情報取得システムの作用の一例を示すフローチャートである。
端末装置(3)を所有する顧客や店舗統括管理者が情報を取得したい場合、パスワードと共に所定の命令を電子メールでメールサーバ(4)を介してコンピュータ(2)に送信する。
ここで送信される所定の命令は、前述した第一実施形態の場合と同様であり、例えば、データベースに記憶された情報の中から必要な情報の検索取得を命令する検索命令、データベースに記憶された情報の削除実行を命令する削除命令、データベースへの情報の書き込み実行を命令する書込命令、データベースに記憶された情報の更新実行を命令する更新命令、データベースに記憶された情報の解析実行を命令する解析命令などがある。
【0028】
コンピュータ(2)は、端末装置(3)からメールサーバ(4)を介してパスワードと共に所定の命令を受信すると、パスワード判別手段(28)によって送信されてきたパスワードの正否を判断し、パスワードが誤っていた場合には以降の処理を中止し、パスワードが正しかった場合には、実行命令手段(26)により管理装置(1)に所定の処理(端末装置(3)から送信されてきた命令に基づく処理)の実行命令を送信する。
【0029】
管理装置(1)のデータベース(13)は、コンピュータ(2)から送信されてきた実行命令に応じて所定の処理を実行し、処理の結果をコンピュータ(2)へと送信する。
すると、コンピュータ(2)は、データベース(13)から送信されてきた情報を取得して、送信手段により電子メールにてその獲得した情報を、メールサーバ(4)を介して端末装置(3)へと送信する。
これにより、端末装置(3)の所有者は、送信されてきた情報によって自らが所望する情報を外に居ながらにしてリアルタイムで獲得することができる。
【0030】
また、この第二実施形態に係るシステムによれば、メールサーバ(4)を介して情報の送受を行うので、多数のコンピュータ(2)及び端末装置(3)に対して情報の送受を速やかに行うことが可能となる。
また、特定のメールサーバ(4)を使用することで、システムのメンテナンスが容易となり、セキュリティの面でも優れたものとなるという効果も奏する。
【0031】
尚、この第二実施形態に係るシステムにおいて、端末装置(3)を利用して各店舗のコンピュータ(2)のメールアドレスにアクセスしてきた顧客が、未だデータベース(23)に記憶されていない、即ち各店舗で買い物をしたことがない新規の顧客である場合には、アクセスしてきた端末装置(3)のメールアドレスを新規顧客情報としてデータベース(23)に記憶し、この新規顧客に対してメールサーバ(4)を介して店舗の広告情報を送信することで、新規顧客を獲得することが可能となる。
【0032】
尚、本発明におけるコンピュータ(2)の実行命令手段(26)は、端末装置(3)から電子メールにて所定の命令を受信したときにデータベースに所定の処理の実行を命令する手段であるが、この実行命令手段(26)により実行命令を受けるデータベースは、上述したような管理装置(1)に備えられたデータベース(13)には限らず、各コンピュータ(2)自体に備えられたデータベース(23)をも含むものである。
【0033】
図8は、コンピュータ(2)の実行命令手段(26)により実行命令を受けるデータベースが、各コンピュータ(2)自体に備えられたデータベース(23)である場合の作用の一例を示すフローチャートである。
端末装置(3)を所有する顧客や店舗統括管理者が情報を取得したい場合、パスワードと共に所定の命令を電子メールでコンピュータ(2)に送信する。
ここで送信される所定の命令は、前述した第一及び第二実施形態の場合と同様である。
【0034】
コンピュータ(2)は、端末装置(3)からパスワードと共に所定の命令を受信すると、パスワード判別手段(28)によって送信されてきたパスワードの正否を判断し、パスワードが誤っていた場合には以降の処理を中止し、パスワードが正しかった場合には、実行命令手段(26)によりデータベース(23)に所定の処理(端末装置(3)から送信されてきた命令に基づく処理)の実行を命令する。
【0035】
データベース(23)は、実行命令手段(26)から送信されてきた実行命令に応じて所定の処理を実行し、コンピュータ(2)は獲得した処理の結果を電子メールにて端末装置(3)へと送信する。
これにより、端末装置(3)の所有者は、送信されてきた情報によって自らが所望する情報を外に居ながらにしてリアルタイムで獲得することができる。
【0036】
このように、コンピュータ(2)の実行命令手段(26)により実行命令を受けるデータベースが、各コンピュータ(2)自体に備えられたデータベース(23)を含むことにより、各店舗のコンピュータ(2)と端末装置(1)との間の情報の送受のみで、必要な情報をリアルタイムで獲得することが可能となる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、簡易なシステム構成にてデータベースに蓄積された情報を外部からリアルタイムで獲得することが可能とり、適用範囲が広く、特にPOSシステムとして好適に利用可能な優れた情報取得システムを得ることができる。
請求項2に係る発明によれば、メンテナンスが容易で且つセキュリティに優れた大規模な情報取得システムを構築することが可能となる。
請求項3に係る発明によれば、外部から商品の在庫管理を行うことが可能となり、しかも顧客に対しても商品やポイント等の情報を適宜提供することができるので、販売促進に貢献することができるPOSシステムが得られる。
請求項4に係る発明によれば、情報の送受が各店舗のコンピュータと端末装置との間の情報のみで行われるので、必要な情報を容易にリアルタイムで獲得することが可能となる。
請求項5に係る発明によれば、顧客や各店舗の情報を確実且つ安全に管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る情報取得システムの全体構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】管理装置の構成を概略的に示すブロック図である。
【図3】コンピュータの構成を概略的に示すブロック図である。
【図4】制御部の構成を概略的に示すブロック図である。
【図5】第一実施形態に係る情報取得システムの作用の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第二実施形態に係る情報取得システムの全体構成を概略的に示すブロック図である。
【図7】第二実施形態に係る情報取得システムの作用の一例を示すフローチャートである。
【図8】コンピュータの実行命令手段により実行命令を受けるデータベースが、各コンピュータ自体に備えられたデータベースである場合の作用の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 管理装置
11 送受信部
12 制御部
13 データベース
2 コンピュータ
21 入力部
22 表示部
23 データベース
24 送受信部
25 制御部
26 実行命令手段
26a 検索命令手段
26b 削除命令手段
26c 書込命令手段
26d 更新命令手段
26e 解析命令手段
27 演算処理手段
28 パスワード判別手段
3 端末装置
4 メールサーバ
Claims (5)
- データベースと、該データベースとの間で情報を送受信可能なコンピュータと、該コンピュータと電子メールにて通信可能な端末装置とからなり、前記コンピュータには、該端末装置から電子メールにて所定の命令を受信したときに前記データベースに所定の処理の実行を命令する実行命令手段と、該実行命令手段による処理の結果を電子メールで前記端末装置へと送信する送信手段が具備されてなり、該実行命令手段により実行が命令される処理は、少なくともデータベースに記憶された情報を検索する検索処理を含んでなることを特徴とする情報取得システム。
- 前記端末装置から所定の命令を含む電子メールを受信して前記コンピュータへと送信するとともに、該コンピュータから送信される情報を受信して前記端末装置へと電子メールで送信するメールサーバを備えてなることを特徴とする請求項1記載の情報取得システム。
- 前記コンピュータが複数の店舗にそれぞれ設置されたPOS端末であって、前記データベースが複数の店舗を管理する本部に設置されて各店舗の在庫情報や顧客情報等のPOS情報を記憶するデータベースであることを特徴とする請求項1又は2記載の情報取得システム。
- 前記コンピュータが複数の店舗にそれぞれ設置されたPOS端末であって、前記データベースが該POS端末に備えられ当該店舗の在庫情報や顧客情報等のPOS情報を記憶するデータベースであることを特徴とする請求項1又は2記載の情報取得システム。
- 前記端末装置には、それぞれ個別のパスワードが割り当てられ、前記コンピュータは、該端末装置から電子メールにて該パスワードと共に所定の命令を受信したときに、前記実行命令手段により前記データベースに記憶された情報の中から当該端末装置を所有する顧客の情報を検索し取得して前記端末装置へと送信することを特徴とする請求項3又は4記載の情報取得システム。
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JP2002133504A (ja) * | 2000-10-25 | 2002-05-10 | Fuji Denki Reiki Co Ltd | 自動販売機の利用度向上方法 |
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- 2002-11-15 JP JP2002332152A patent/JP2004164501A/ja active Pending
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