JP2004164483A - 目画像認証装置ならびにそれを用いた入退出管理装置および情報処理装置 - Google Patents

目画像認証装置ならびにそれを用いた入退出管理装置および情報処理装置 Download PDF

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Takuya Imaoka
卓也 今岡
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Abstract

【課題】発光面積に比べて非常に広い領域の照明を可能とし、発光部形状についての制約の少ない光源を搭載した目画像認証装置を提供する。
【解決手段】被認証者の顔面の眼とその周辺領域を、複数の近赤外LED25とそれぞれに対応した光収束性レンズ26とを有し、それらの光軸が平行であって、かつその配置位置に応じて近赤外LED25、レンズ26の光軸位置を異ならせた発光部24で、前方斜め方向から照明して、眼画像等をビデオカメラ23で撮影する。得られた画像から虹彩情報を取得し、あらかじめ記憶装置に蓄積しておいた虹彩情報と照合して、本人認証をする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は目画像認証装置、特に虹彩情報にもとづいて認証を行う認証装置、さらにはそれを用いた入退出管理装置および情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報の電子化およびネットワーク化が進み、ネットワーク上を多種多様の情報が流通している。その中には非常に秘密性の高い情報や個人情報が数多く含まれている。このため、情報への不正なアクセスを阻止するための技術や、情報を管理したり、システムを運営したりする施設への侵入を阻止するためのセキュリティ技術の向上、さらにはセキュリティ装置等の充実が強く望まれている。
【0003】
また、生活の場においても、居住者の安全や財産保全のためのセキュリティ強化に強い関心が向けられるようになってきている。
【0004】
このようなことから、あらかじめ許可された者(以下、認証対象者という)のみが、情報にアクセスしそれを送受あるいは利用することができる、または、情報機器の利用や施設への入退出、あるいは個人の住宅に入退出することができるように、アクセスまたは入退出を希望する者が本人あるいは事前に許可された者であるか否かを登録情報と照合する認証装置、さらにはそれを利用した入退出管理装置の開発が進められ、実用化されてきている。
【0005】
その認証方法としては、各人固有の生体的特徴、例えば虹彩、網膜等の眼のパターンや指紋、掌紋、声紋、顔貌等を利用する方法(バイオメトリクス)が、暗証番号やパスワードを使用した方法に比べて安全性に優れていることから、その実用化が進められ、一部実用化されてきている。
【0006】
その一つに、虹彩のパターンを利用する方法がある。この方法は、本人拒否・他人受入といった誤認率がきわめて低く、信頼性の高い認証システムを構築することができること、さらに、認証の際には装置を見るだけで、それに触れる必要がないことから、装置の運用において認証を受けようとする者にとってあまり抵抗感を与えないという特徴を有する。
【0007】
例えば、虹彩パターンを用いた目画像認証装置では、CCD(固体撮像素子)またはCMOSセンサ等を使用したビデオカメラを用いて、認証を受けようとする者の虹彩の画像を取得し、虹彩パターンを画像処理してコード化する等して各人の虹彩情報を得、それをあらかじめ登録しておいた虹彩情報と照合することによって、認証が行われる(例えば、特許文献1および特許文献2を参照)。
【0008】
虹彩画像は、例えば、図9に示すように、認証を受けようとする者、すなわち被認証者の顔面の、眼101,102を含む一点鎖線で囲んだ領域103(幅W×高さH)を照明して、ビデオカメラで眼101,102を撮影し、その眼101,102の位置を検出した後、虹彩の画像を切り出すことによって得る。さらに、いずれか一方の眼の虹彩画像中に眼鏡の反射光や外光が映り込んでいたときには、他方の眼の虹彩画像を使用することも行われている。
【0009】
虹彩の画像をコントラストよく採取するには、近赤外光で眼101,102を照明するのがもっとも望ましい。また、その光源には、低消費電力である、長寿命である、光源としての形状および配光の自由度が高い、ならびに応答速度が速い等の理由から、発光ダイオード(LED)が使用されている。
【0010】
認証の際には、カメラに対して、通常、携帯型の情報処理装置では15〜30cm前後、また入退出管理用の固定機器では30〜50cm前後とかなり離れた位置にある眼を撮影し、虹彩の画像を採取することが考えられる。このような離れたところから、眼101,102とその周辺のかなり広い面積の領域をLEDで照明するために、光源としてのLEDを複数個使用し、なおかつそれぞれの支持基体への取り付け角度を異ならせて、光源としての光の出射方向を広げることが提案されている(例えば、特許文献3を参照)。
【0011】
【特許文献1】
特公平5−84166号公報
【特許文献2】
特表2002−501265号公報
【特許文献3】
特表2002−514098号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、照射方向に応じて多数個のLEDの取り付け方向をそれぞれ異ならせて支持基体上に実装することは、光源としての配光特性にばらつきが生じやすくなり、その組立が非常に困難になる。そのため、このような構造の光源を使用しようとしたとき、目画像認証装置やそれを使用した装置がコスト高となることは避けられない。
【0013】
さらに、一般家庭用等をはじめ設置場所やそのスペースの面で制約を受ける入退出管理装置や、情報端末装置においては、小型、軽量で、低価格の目画像認証装置の実現が強く望まれる。そのためには、発光面積(光出射部分の面積)に比べて非常に広い領域を均一に照明することができ、さらには発光部の形状についての制約の少ない光源を搭載した装置の実現が望まれる。
【0014】
本発明は、このような課題を解決した目画像認証装置、さらにはそれを用いた入退出管理装置および情報処理装置を提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の目画像認証装置は、被認証者の少なくとも眼の画像を得るための撮像装置と、撮像装置で得られた画像から眼の虹彩情報を作成し、虹彩情報をあらかじめ記憶された虹彩情報と照合した結果に対応する出力信号を出力端に発生する虹彩情報照合装置と、撮像装置の近傍に配置され、被認証者の少なくとも眼を照明する照明装置とを備え、照明装置は、複数の発光体と複数の発光体の少なくとも一つに対応した光収束作用を有するレンズとを有し、発光体およびレンズの光軸が平行であって、かつ少なくとも一部の発光体とそれに対応するレンズの光軸位置が相対的に異なっており、撮像装置前方を斜め方向から照明することを特徴としている。
【0016】
このように構成したことにより、発光体の光軸およびレンズの光軸を平行とし、複数の発光体の各光軸と、発光体それぞれに対応するレンズの光軸とのずれ量を選ぶことによって、この発光体の光照射方向を希望する方向とすることができることから、目画像認証装置における搭載位置についての制約がいちじるしく緩和される。
【0017】
また、照明装置は、複数の発光体の光軸と発光体の少なくとも一つに対応したレンズの光軸とのずれ量が、発光体と撮像装置との間隔に応じて異なる構成によれば、撮像装置の近傍に配置した照明装置によって、撮像装置前方に位置する、被認証者の眼とその周辺の広い領域を、それに対して斜め方向から撮影に必要な照度で照明することができ、虹彩画像を容易にかつ確実に取得することができる。
【0018】
さらに、ずれ量が、撮像装置から近い位置にある発光体の光軸とレンズの光軸とのずれ量が、撮像装置から遠い位置にある発光体の光軸とレンズの光軸とのずれ量に比べて大きい構成によれば、照明装置においてその発光面の形状およびその面積等についても制約が非常に少なく、小型化された目画像認証装置を容易に実現することができる。
【0019】
次に、本発明の入退出管理装置は、本発明の目画像認証装置と、ドアと、ドアの開閉を駆動する開閉駆動部と、目画像認証装置が出力端に発生する出力信号に応じて開閉駆動部の開閉動作を制御する開閉制御部とを備えたことを特徴としている。
【0020】
このような構成により、入退出者の照合機能部分の小型化が可能となり、個人住宅を含めて管理装置の普及とその安全性向上が期待できる。また、照明方向や発光面積、発光面形状についての制約が少ないことから、管理装置取り付けの制約が軽減し、面積的に限られた壁面等への取り付け施工がきわめて容易となる。
【0021】
次に、本発明の情報処理装置は、本発明の目画像認証装置と、目画像認証装置が出力端に発生する出力信号に応じて使用可否を制御する制御部とを備えたことを特徴としている。
【0022】
このような構成により、本人等になりすまして使用することを阻止できる安全性の高い、小型の装置を実現することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0024】
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態としての目画像認証装置の構成について、図1,図2および図3を用いて説明する。
【0025】
本実施の形態の目画像認証装置1は、図1に示すように、認証を受けようとする者、すなわち被認証者2の顔面、特にその眼を含む領域を撮影するための撮像装置3、少なくとも撮影領域を照明するための照明装置4,4’、撮像装置3と被認証者2との距離を測定するための測距装置5、これら撮像装置3、照明装置4,4’、測距装置5の動作を制御するための制御装置6、撮像装置3の出力映像信号を後述するように処理するための映像信号処理装置7、この映像信号処理装置7の出力信号にもとづいて被認証者2の虹彩情報をあらかじめ登録されている者の虹彩情報と照合し、認証結果を出力部8に出力する照合装置9、ならびに、上述の撮像装置3、照明装置4,4’、測距装置5、制御装置6、映像信号処理装置7、照合装置9に電力を供給するための電源装置10を備える。
【0026】
ここで、一対の照明装置4,4’を備えているのは、被認証者2が眼鏡をかけている場合等に、照明装置4,4’を交互に照明させて画像を撮影して、映り込みのない方の画像を以降の処理に用いるためである。
【0027】
撮像装置3は、光収束作用を有する撮像用のレンズ部11、このレンズ部11を合焦位置に移動させるためのレンズ駆動部12、被認証者2の少なくとも一方の眼を含む領域の顔画像を撮影するための撮像素子13、および、その出力信号を映像信号として出力する映像信号出力部14を備える。撮像素子13には、例えばCCD(固体撮像素子)やCMOSセンサ等を使用することができる。
【0028】
照明装置4は後述するように照明用のレンズ部15および光源部16からなる。光源部16は後述するように複数個の近赤外LEDを備える。また、レンズ部15は、光源部16のLEDそれぞれに対応させた光収束作用を有する光レンズの集合体からなり、光源部16の前方に配置されている。なお、これと対をなす照明装置4’の構成は照明装置4と基本的に同じである。
【0029】
測距装置5には、広く知られている赤外線方式または超音波方式の装置を使用することができ、撮像装置3と被認証者2との距離を測定し、その距離情報を制御装置6に送る。
【0030】
制御装置6は、測距装置5が被認証者2からの反射赤外光または反射超音波等を検出し、出力信号を発生したときに目画像認証装置1による認証動作を起動し、光源部16の点滅動作、撮像素子13の撮像動作、および測距装置5による測距動作を制御する。すなわち、制御装置6からの距離情報にもとづいてレンズ駆動部12を動作させ、撮像素子13に対するレンズ部11の焦点あわせをする。照明装置4’についても同様な制御動作をする。そして、測距装置5の出力において、被認証者2からの反射赤外光または反射超音波等が検出されないときには、目画像認証装置1を待機状態とし、消費電力の節減を行う。
【0031】
映像信号処理装置7は、映像信号出力部14が出力する映像信号から、被認証者2の眼の部分の画像を切り出し、後段での虹彩情報処理に適した画像とするために必要なコントラスト調整等の調整を行う。
【0032】
照合装置9は、虹彩情報作成部17、虹彩情報照合部18および虹彩情報記憶部19を備える。虹彩情報作成部17は、映像信号処理装置7が映像信号から切り出した眼の画像の虹彩パターンにもとづいて、それに対応したコードを作成し、虹彩情報として出力する。虹彩パターンのコード化については特表平8−504979号公報に記載されたようなすでに知られている方法を使用することができる。
【0033】
虹彩情報記憶部19には使用や入退出等を許可された者の虹彩情報があらかじめ蓄積されており、虹彩情報照合部18は、虹彩情報作成部17が出力した虹彩情報と、虹彩情報記憶部19に記憶させた虹彩情報とを照合して、一致したものがあったときに「一致あり」を表す出力信号を、一致するものが存在しなかったときには、「一致なし」を表す出力信号を、それぞれ出力部8に発生する。新たに登録すべき者が発生したときには、その都度、その虹彩情報を取得し、虹彩情報記憶部19に蓄積する。また、登録が抹消された者については、この目画像認証装置1の管理者が該当する虹彩情報を記憶部19から削除する。
【0034】
この実施の形態における撮像装置および照明装置の構造の一例を、図2に示す。図2(a)は第1の実施の形態における撮像装置と照明装置の構造を示す正面図、図2(b)はそのA−A線に沿った断面図である。
【0035】
撮像装置および照明装置は、一方が開口し、他方が閉じられた共通のケース21を備え、その内部の中間部分に配した支持基板22上の中央部分に、撮像装置3を構成するビデオカメラ23が取り付けられ、さらにその両側の位置に、照明装置4,4’を構成する発光部24,24’が取り付けられている。ビデオカメラ23はレンズ、その合焦用の駆動部および撮像素子を備える。
【0036】
発光部24は、ほぼマトリクス状に配置した複数個(図面には12個を図示)の近赤外LED25、これら近赤外LED25のそれぞれに対応させてその前方に配置した同数の、光収束作用をもつレンズ26とを備える。近赤外LED25の光軸、すなわちその光放射強度が最大となる方向およびレンズ26の光軸を互いに平行とし、かつ、発光部24がビデオカメラ23の前方に位置する被認証者2の左眼とその近傍を照明するよう、その近赤外LED25、対応するレンズ26それぞれについて、その位置に応じて光軸のずれ方向およびずれ量を選定して、相対的に変位させて配置している。なお、レンズ26は、個々のレンズ部品を透明支持基板上に接着した構造体であっても、あるいは透明なガラスまたはプラスチックスを一体成形法で作製したものであってもよい。
【0037】
他方の発光部24’についても同様に、12個の近赤外LED25’およびそれと同数のレンズ26’を有する。そして、発光部24の近赤外LED25およびレンズ26と、発光部24’の近赤外LED25’およびレンズ26’とは、図2(b)に示すように、それぞれ水平方向に、左右対称となる位置関係に配置されている。なお、図2(a)においては、それらの一部の近赤外LED25,25’を代表させて破線で示す。
【0038】
ビデオカメラ23の近傍に、測距装置5の測距センサ部27が位置するよう、ケース21に取り付けられている。この例においては、測距センサ部27に、超音波測距方式、または近赤外光を使用する三角測量方式の装置を使用することができる。
【0039】
支持基板22の背部には、制御装置6としての、マイクロコンピュータをはじめとする半導体集積回路装置28等を搭載した印刷配線回路基板29を配置している。さらには、この印刷配線回路基板29上に、撮像装置3の映像信号出力部14を構成する半導体集積回路装置等を搭載してもよく、あるいは、それをビデオカメラ23に組み込んでもよいことはいうまでもないことである。
【0040】
ケース21の開口側には、近赤外光を選択的に透過させるフィルタ30が取り付けられている。
【0041】
発光部24,24’における近赤外LED25および近赤外LED25’とそれに対応するレンズ26およびレンズ26’とのそれぞれの配置関係は、図2(a)にそれらの一部分を示したように、その位置に応じて両者の光軸のずれの方向と間隔が決められている。
【0042】
図3は、近赤外LEDとそれに対応するレンズ、さらにはLEDから放射される光の経路の一例を示す。図3(a)は照明装置における近赤外LEDとそれに対応する集光レンズとの配置関係の一例を示す側面図、図3(b)はその正面図である。
【0043】
近赤外LED31と光収束作用をもつレンズ32とを、近赤外LED31の光軸33とレンズ32の光軸34とが平行であって、光軸33が光軸34に対してd方向へ間隔hだけずらして、すなわちディセンターさせて配置したとき、近赤外LED31から発した近赤外光は、光軸33に沿ってレンズ32に入射し、さらにその焦点を通って進む。
【0044】
光軸33,34の間隔hと、レンズ32を透過した近赤外光の進行方向が光軸34となす角度θとの関係は、次式で表される。
【0045】
h=r×sinθ/(n−cosθ))/(1+(sinθ/(n−cosθ)
ただし、n レンズ32の屈折率
r レンズ32の光出射面の曲率半径
これから容易に理解できるように、間隔hによってレンズ32を透過した後の光の進む角度θを可変とすることができ、さらに光軸34と直交する面上でのディセンター方向dと、光軸34上の水平面とのなす角度αを選ぶことによって、近赤外光を希望する方向へ放射させることができる。
【0046】
被認証者の左眼の虹彩画像を取得するために使用する発光部24を例にあげて述べると、近赤外LED25のディセンター量hを、ビデオカメラ23へ近づくに従って大きく設定することによって、図4(a)に示すように、被認証者の左眼を中心とした幅W/2、高さHのほぼ長方形状の領域を、図の破線で示したように照射領域が部分的に重なり合うように、近赤外LED25が照明する。同様に、発光部24’についてもビデオカメラ23に関して図2に示すように発光部24と対称の位置に配置することによって、図4(b)に示すように、被認証者2の両眼を、虹彩画像を取得するのに十分な面積と照度で照明することができる。また、上下方向に関しても、ディセンター量を選定することにより、高さ方向を拡大した照明領域とするのは容易なことである。
【0047】
これにより、照明装置4の光出射面の形状を縦長の幅狭い形状としても、照明領域を横長のほぼ長方形状とすることができ、照明装置4をほぼLEDの寸法、形状で決まる大きさの、非常に小型の装置とすることができる。そして、LEDとそれに対応するレンズの光軸のディセンター方向とその量を選ぶことによって、希望する形状の領域を照明することができる。さらに、照明装置4の光出射部分の形状についても、ディセンター量を適宜設定することで、その設計の自由度が高められる。
【0048】
また、近赤外光発光源としてのLEDについては、必要とする領域において画像を取込むのに十分な照度とその分布が得られる場合には、その使用個数を上述の例に示した配列、個数に限るものではない。
【0049】
また、LEDとレンズとの数が同数でなくても同様の効果が得られることはいうまでもなく、少なくとも一対のLEDとレンズとの組みあわせが含まれるものは本発明の目画像認証装置に含まれる。
【0050】
次に、この目画像認証装置1の動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。
【0051】
まず、測距装置5が常時もしくは間欠的に動作するように、制御装置9が駆動信号を測距装置5に送る。測距装置5は撮像装置3によって撮像可能な領域、すなわち画角内に被認証者2がいないかどうかを判定し(ステップS1)、被認証者2の存在を示す信号が送られてきた場合には、発光部24,24’にそれらの近赤外LED25,25’を発光させるように照明装置4,4’に駆動信号を送る。あわせて、レンズ駆動部12を動作させ、レンズ部11を撮像素子13に対して合焦位置となるように移動させる。
【0052】
さらに、制御装置6は、近赤外LED25,25’のそれぞれを、連続的にまたは間欠的に発光させて、被認証者2の顔面の両眼領域を含むほぼ長方形状領域に近赤外光35を照射し照明する(ステップS2)。
【0053】
そして、制御装置6は、撮像装置3に撮影動作を行うように指示する信号を送り、被認証者2の少なくとも眼画像を反射近赤外光36で撮像取得する(ステップS3)。
【0054】
次に、映像信号出力部14は、撮像素子13等から読み出された電気信号を映像信号化して、映像信号処理装置7に供給する(ステップS4)。
【0055】
この映像信号処理装置7は、撮像装置3からの映像信号について、コントラスト調整等の映像調整や、目画像から虹彩周辺の画像を取り出す前処理を行って、照合装置9に出力する(ステップS5)。
【0056】
次に、照合装置9では、虹彩情報作成部17が画像信号に含まれる虹彩パターンにもとづいて、被認証者2それぞれについての識別情報、すなわち虹彩情報を生成し、それを虹彩情報照合部18へ送る(ステップS6)。
【0057】
虹彩情報照合部18は、送られてきた虹彩情報を、虹彩情報記憶部19があらかじめ記憶保持している虹彩情報と照合して、記憶情報の中に同一の情報が存在したか否か、もしくは酷似していてその差違が許容範囲以内かあるか否かを判定し、その結果を出力する(ステップS7)。
【0058】
このような動作が行われることにより、被認証者2が、あらかじめ登録された者であるか否かを判定することができる。
【0059】
上述の例では、発光部24の近赤外LED25と、発光部24’の近赤外LED25’の光軸を平行とした発光部24,24’を使用したが、これに代えて、図6の断面図に示すように、支持基板22’の発光部24,24’の取り付け部分を近赤外LED25,25’の近赤外光放射方向が筐体の内側寄りの方向となるように構成したものであってもよい。この構成によれば、LEDすべての近赤外光放射方向をビデオカメラ前方においてその撮影方向と交叉させるように配置していることから、レンズに対するLEDのディセンター量を減少させることができ、発光部をさらに小型化することができる。
【0060】
なお、図6において、図2に示した装置と対応する部分には、同じ符号を付した。
【0061】
この実施の形態では、照明装置24,24’をそれぞれビデオカメラ23の側方に配置しているが、装置設置の条件によっては、照明装置24,24’をそれぞれビデオカメラ23の上方または下方に配置してもよい。
【0062】
また、測距装置5を使用した自動合焦方法に代えて、位相差自動合焦方法またはコントラスト(山登り)自動合焦方法を使用することも可能である。
【0063】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態として、入退出管理装置について図7のブロック図を用いて説明する。
【0064】
図7に示すように、この入退出管理装置は、第1の実施の形態の目画像認証装置1の出力部8に得られる認証結果の出力信号に応じて、入退出管理をするものである。
【0065】
目画像認証装置1、開閉駆動部72およびその開閉制御部73を一体化し、外部からこれら要素が破壊されることがないように、施設壁面等に埋め込む等して取り付けて使用することが望ましい。
【0066】
被認証者が目画像認証装置1の前に立つと、その測距装置が被認証者の存在を感知する。そして、照明装置が近赤外光で被認証者の顔の眼周辺部分に照射し、撮像装置で取込んだ画像から照合装置において虹彩情報を作成し、それにもとづいて虹彩認証をする。被認証者の虹彩情報をあらかじめ入室を許可された者の虹彩情報と照合し、登録されている情報と一致が認められたとき、出力部8に「一致あり」の出力信号が発生する。これにより、開閉制御部73は開閉駆動部72を動作させ、ドア71を開いて、認証を受けた者の入室または退室を可能とする。
【0067】
無論、被認証者と登録情報との一致が認められなかったときには、開閉制御部73は開閉駆動部72によるドア71の開動作を禁止し、ドア71を閉鎖状態として、このときの被認証者の入室または退室を禁止する。
【0068】
この入退出管理装置において、上述したように、目画像認証装置1の照明装置が小型化されており、ドア71の近傍への取り付けに必要な面積を大幅に縮小することができ、その取り付けの制約が大幅に緩和されるので、個人住宅においても容易に使用することができる。また、目画像認証装置1において、撮像装置のビデオカメラを固定焦点方式とすれば、さらに小型化が可能となる。
【0069】
そして、小型化できることで、スライド式のドアについては、認証装置をドアに取り付けることができ、被認証者が認証を受けることについての違和感を実質的に解消させることができる。
【0070】
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態として、目画像認証装置を、情報処理装置、例えば携帯電話機に適用した例であり、図8(a)の正面図に示すように、回動連結部で連結された一方の筐体部81に液晶表示パネル等を使用したディスプレイ部82を搭載するとともに、連結部側には撮像装置83と照明装置84とを筐体幅方向に並設した目画像認証装置85を搭載する。
【0071】
この例で使用する目画像認証装置85が、図1に示した構成ともっとも異なるところは、撮像装置83および照明装置84を一対使用したことにある。その前面には、可視光の透過を阻止し、近赤外光を透過するフィルタを配した。なお、携帯情報機器においては、手に持って使用することが多く、装置と被認証者の眼との距離がほぼ一定していること、さらに寸法上の制約が大きいこと等から、撮像装置83を固定焦点方式とし、自動合焦機能を装備しない構成としても実用上特に支障を生じるおそれはない。また、目画像認証装置85を筐体側面に配置する場合には、撮像装置83と照明装置84とを筐体長手方向に併設してもよい。
【0072】
そして、ディスプレイ部82側の筐体部81にはスピーカ86やアンテナ87を搭載し、またそれに回動可能に連結された他方の筐体部88にはマイクロフォン89およびテンキーやその他の操作ボタンを有するキー入力部90や情報処理、制御のための構成要素を搭載する。
【0073】
図8(b)にその構成の一例を示したように、この携帯電話機は、アンテナ87と接続され、音声信号や映像信号、その他各種信号の無線通信を可能にするために、これらの信号を変調または復調するための無線送受信部91、目画像認証装置85やキー入力部90からの情報や、無線送受信部91との間で授受する情報にもとづいて各種制御をする制御部92、各種制御に必要な情報やメッセージ情報等を格納したROMやRAM等を有し、制御部92と情報を授受する記憶部93、および、制御部92からの音声情報を音声信号に変換してスピーカ86へ供給し、またマイクロフォン89からの音声信号をディジタル化して制御部92へ供給するための音声信号入出力部94を備える。さらに、制御部92は、ダイヤルパルス発生部や着信検出部等をはじめ無線電話機として、また情報処理機器として必要な各種の回路装置(いずれも図示せず)も装備している。
【0074】
目画像認証装置85を用いて、あらかじめ、電話機の所有者、さらには所有者が使用を認めている家族等の虹彩情報を目画像認証装置85の虹彩情報記憶部に登録しておく。制御部92は、あらかじめ登録されている虹彩情報の以外の虹彩情報については、通話不能とする。
【0075】
電話機使用者は、送信しようとするとき、まず目画像認証装置85を用いて上述した手順で本人認証を行う。制御部92は、その照合結果にもとづいて、通話可否の動作をし、使用者が、例えば本人であると判定されたときにのみ、通話可能とし、キー入力部90からの入力信号に応じて制御動作をする。これにより、音声、その他キー操作に応じて、送受信が行われる。
【0076】
さらには、その電話機に搭載した認証装置による認証結果にもとづいて、各種データベース、例えば個人情報へのアクセスの可否や、商取引における本人照合等を容易にかつ確実に行うことができる。
【0077】
照明装置84の近赤外LEDとそれに対応するレンズとのディセンター量によって、撮像装置83の前に位置させた眼やその周辺部分に斜め方向から必要な照度で近赤外光を照射することが可能であり、目画像認証装置85をいちじるしく小型化できるだけでなく、その搭載箇所についての制約も大幅に解消することができ、情報処理装置に有用なものである。
【0078】
なお、本発明の実施の形態においては、発光体の例としてLEDをあげて説明したが、本発明はこれに限定されず、小型のランプやEL等他の公知のいかなる発光体を用いることも可能であることはいうまでもない。
【0079】
【発明の効果】
本発明の目画像認証装置によれば、複数の発光体のそれぞれの光軸と、各発光体に対応するレンズの光軸とのずれ量によって、照明方向を希望する方向とすることができ、その搭載位置についての制約がいちじるしく緩和されるだけでなく、その小型化も可能となる。そして、認証を受けるために撮像装置前方に位置する者に対して、眼やその周辺領域を斜め方向から照明する構成としたので、眼への照明装置の映り込みを容易に防止できる。そして、照明装置の発光面の形状およびその面積等についても制約が非常に少ないことから、その小型化が容易であり、それを搭載した目画像認証装置の小型化が非常に容易なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である目画像認証装置の構成を示すブロック図
【図2】(a)は第1の実施の形態における撮像装置と照明装置の構造を示す正面図
(b)はそのA−A線に沿った断面図
【図3】(a)は照明装置における近赤外LEDとそれに対応する集光レンズとの配置関係の一例を示す側面図
(b)はその正面図
【図4】(a)は第1の実施形態における照明方法を説明するための斜視図
(b)は被認証者に対する照明の態様の一例を示す正面図
【図5】第1の実施の形態の目画像認証装置の動作を説明するためのフロー図
【図6】第1の実施の形態における撮像装置と照明装置の構造の他の例を示す断面図
【図7】本発明の第2の実施の形態である入退出管理装置の構成を示すブロック図
【図8】(a)は本発明の第3の実施の形態である携帯電話機の正面図
(b)はその構成の一例を示すブロック図
【図9】目画像認証装置において被認証者の虹彩画像を取得する際の照明方法を説明するための図
【符号の説明】
1,85 目画像認証装置
2 被認証者
3,83 撮像装置
4,4’,84 照明装置
5 測距装置
6 制御装置
7 映像信号処理装置
8 出力部
9 照合装置
10 電源装置
11,15 レンズ部
12 レンズ駆動部
13 撮像素子
14 映像信号出力部
16 光源部
17 虹彩情報作成部
18 虹彩情報照合部
19 虹彩情報記憶部
21 ケース
22,22’ 支持基板
23 ビデオカメラ
24,24’ 発光部
25,25’,31 近赤外LED
26,26’ レンズ
27 測距センサ部
28 半導体集積回路装置
29 印刷配線回路基板
30 近赤外光を選択的に透過させるフィルタ
32 レンズ
33,34 光軸
35 近赤外光
36 反射近赤外光
71 ドア
72 開閉駆動部
73 開閉制御部
81,88 筐体部
82 ディスプレイ部
86 スピーカ
87 アンテナ
89 マイクロフォン
90 キー入力部
91 無線送受信部
92 制御部
93 記憶部
94 音声信号入出力部

Claims (5)

  1. 被認証者の少なくとも眼の画像を得るための撮像装置と、
    前記撮像装置で得られた画像から前記眼の虹彩情報を作成し、前記虹彩情報をあらかじめ記憶された虹彩情報と照合した結果に対応する出力信号を出力端に発生する虹彩情報照合装置と、
    前記撮像装置の近傍に配置され、前記被認証者の少なくとも眼を照明する照明装置とを備え、
    前記照明装置は、複数の発光体と前記複数の発光体の少なくとも一つに対応した光収束作用を有するレンズとを有し、前記発光体および前記レンズの光軸が平行であって、かつ少なくとも一部の前記発光体とそれに対応するレンズの光軸位置が相対的に異なっており、前記撮像装置前方を斜め方向から照明することを特徴とする目画像認証装置。
  2. 前記照明装置は、前記複数の発光体の光軸と前記発光体の少なくとも一つに対応した前記レンズの光軸とのずれ量が、前記発光体と前記撮像装置との間隔に応じて異なることを特徴とする請求項1に記載の目画像認証装置。
  3. 前記ずれ量が、前記撮像装置から近い位置にある発光体の光軸と前記レンズの光軸とのずれ量が、前記撮像装置から遠い位置にある発光体の光軸と前記レンズの光軸とのずれ量に比べて大きいことを特徴とする請求項2に記載の目画像認証装置。
  4. 請求項1,2または3に記載の目画像認証装置と、ドアと、前記ドアの開閉を駆動する開閉駆動部と、前記目画像認証装置が前記出力端に発生する前記出力信号に応じて前記開閉駆動部の開閉動作を制御する開閉制御部とを備えた入退出管理装置。
  5. 請求項1,2または3に記載の目画像認証装置と、前記目画像認証装置が前記出力端に発生する前記出力信号に応じて使用可否を制御する制御部とを備えた情報処理装置。
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