JP2004164270A - ウイルス感染警告通知システム及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ウイルス感染の警告自体を、感染の可能性を持つネットワーク上の端末ではなく、別のネットワークと携帯端末を利用することにより、ウイルス感染通知を早期に安全に行い、ウイルス感染の広がりを未然に防ぎ、セキュリティ強化を図るシステム及び方法の提供。
【解決手段】LAN30に接続されるPC端末21、22へのウイルスの感染を検出するウイルス監視機能11と、ウイルスに感染したPC端末を検出した際、ウイルス感染の警告メッセージを作成して、前記ウイルス感染の警告メッセージを、LAN及び端末とは分離した別の通信ネットワークである公衆電話網40を介して、PC端末の管理者のそれぞれの携帯端末51、52へ通知する警告メッセージ作成/発信機能12を有するウイルス監視用PC端末10をLAN30に備えている。
【選択図】図2
【解決手段】LAN30に接続されるPC端末21、22へのウイルスの感染を検出するウイルス監視機能11と、ウイルスに感染したPC端末を検出した際、ウイルス感染の警告メッセージを作成して、前記ウイルス感染の警告メッセージを、LAN及び端末とは分離した別の通信ネットワークである公衆電話網40を介して、PC端末の管理者のそれぞれの携帯端末51、52へ通知する警告メッセージ作成/発信機能12を有するウイルス監視用PC端末10をLAN30に備えている。
【選択図】図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークシステムに関し、ウイルス感染警告通知システムと方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータネットワークと通信接続するPC(パーソナルコンピュータ)等の端末のウイルス感染の警告を行う従来の通知方法としては、ユーザ各自のPCで電子メールを受信するものや、ユーザ各自のPCでウイルス関連のWebページを閲覧するものが利用されている。
【0003】
ウイルス監視、対策に関して以下の刊行物も参照される。すなわち最新バージョンのウイルス駆除ソフトウエアを早期に適用し、適正に運用するシステム、方法が知られている(例えば特許文献1)。またサーバ側のウイルス対策管理プログラムが自動的にエージェント機能を持つウイルスパトロールソフトウエアをクライアント装置に派遣して実行し処理結果を報告することで、ウイルス対策の自動実行を可能としたシステムも知られている(例えば特許文献2)。またサーバが、クライアントPCでのウイルスヘルスチェックツールの実行結果の一覧表を作成し、LANを構成するクライアント端末の設置場所や台数に関係なく、管理者は、編集結果を確認することでウイルスチェックの実行結果を一元管理する方法が知られている(例えば特許文献3)。さらにLANに接続する監視対象クライアントのウイルスチェックを監視サーバから実行し監視するシステムも知られている(例えば特許文献4)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−159975号公報(第5頁、第1図)
【特許文献2】
特開2002−222094号公報(第4頁、第1図)
【特許文献3】
特開平11−232093号公報(第3頁、第1図)
【特許文献3】
特開平11−327897号公報(第3−4頁、第1図)
【0005】
また本願出願時未公開の先行出願(特願2002−243469号)には、ユーザ端末でウイルスを検出した場合、ユーザ端末はサービス提供サーバにウイルスを検出したことをユーザIDとともに通知し、サービス提供サーバの遠隔制御部は、ユーザIDからユーザ情報DBよりユーザ氏名を取得し、ユーザ端末のIPアドレスを付したウイルス処理選択用Webページを作成し、遠隔制御部は、ウイルス検出メールをユーザ携帯端末に送信し、ウイルス検出メールを受け取ったユーザは、ウイルス処理選択用Webページにおいて希望する処置を選択し、遠隔制御部は、処置内容に対応するコマンドを該当するユーザ端末に送信し、電源を切る等の所定の処理を実施するようにした構成が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のシステムでは、各自がウイルスの警告通知を知り得るためには、何らかのネットワークに接続されているPCが前提とされている。このため、PCは、警告通知のメール受信と同時に他のメールの受信から、ウイルスに感染する可能性がある。
【0007】
また、自PCのウイルス感染があった場合は、警告通知のメール受信と同時にネットワーク上の他PCへ感染メールを送信し、感染を広げてしまう可能性もある。
【0008】
したがって、本発明の目的は、ウイルス感染の警告自体を、感染の可能性を持つコンピュータネットワーク上の端末とは異なり、別のネットワークと携帯端末を利用することにより、ウイルス感染通知を早期に安全に行い、ウイルス感染の広がりを未然に防ぎ、セキュリティ強化を図るシステム、装置及び方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成する本発明の1つのアスペクトに係るウイルス感染警告通知システムによれば、コンピュータネットワークに通信接続する端末のウイルス感染を検出し警告/通知を行うシステムであって、前記端末の管理者が所持する携帯端末と、前記コンピュータネットワークに接続されたウイルス監視端末と、を有し、前記ウイルス監視端末が、前記コンピュータネットワークに接続された端末にウイルスが感染しているか否かを監視するウイルス監視手段と、前記ウイルス監視手段でウイルスに感染した端末を検出した際、ウイルス感染の警告メッセージを作成し、前記ウイルス感染の警告メッセージを、前記コンピュータネットワーク及び前記端末とは分離した別の通信ネットワークを介して、監視対象下の前記端末の管理者がそれぞれ所持する前記携帯端末へ通知する手段と、を備えている。本発明によれば、前記ウイルス監視端末は、ウイルスに感染した少なくとも1つの端末を検出した際、前記別の通信ネットワークを介して、ウイルス未感染の端末を含む監視対象下の全ての端末の管理者のそれぞれの携帯端末に対して、前記ウイルス感染の警告メッセージを通知する。
【0010】
本発明において、前記携帯端末に、前記ウイルス監視端末からウイルス感染の警告メッセージの通知を受けた場合、前記端末が、前記コンピュータネットワークから切り離される。
【0011】
本発明において、前記ウイルス監視端末は、前記端末が感染したウイルスを分析し、前記ウイルスの種類、ウイルスの予防策、ウイルスの駆除方法のうち少なくともいずれか一つ又は全ての情報を取得した場合、前記情報を基に、ウイルス通知メッセージを作成し、前記ウイルス通知メッセージを前記別の通信ネットワークを介して、前記端末の管理者が所持する携帯端末へ送信する手段を備えている。本発明によれば、前記ウイルス監視端末は、前記ウイルス通知メッセージを、ウイルス未感染の端末を含む監視対象下の全ての端末の管理者の携帯端末に対して通知するように構成される。
【0012】
本発明において、前記コンピュータネットワークはLANよりなり、前記別の通信ネットワークは、公衆回線網からなる。
【0013】
本発明の他のアスペクトに係る方法は、コンピュータネットワークに通信接続する端末へのウイルスの感染を検出するウイルス監視機能を具備したウイルス監視端末を、前記コンピュータネットワークに接続しておき、前記ウイルス監視端末でウイルスに感染された端末を検出するステップと、前記ウイルス監視端末は、ウイルスに感染した端末を検出した際、ウイルス感染の警告メッセージを作成し、前記ウイルス感染の警告メッセージを、前記コンピュータネットワーク及び端末とは分離した別の通信ネットワークを介して、前記端末の管理者が所持する携帯端末へ通知するステップと、を含む。
【0014】
本発明に係る方法において、前記ウイルス監視端末は、前記端末が感染したウイルスを分析し、前記ウイルスの種類、ウイルスの予防策、ウイルスの駆除方法の少なくともいずれか一つ又は全ての情報を取得した場合、前記情報を基に、ウイルス通知メッセージを作成し、前記ウイルス通知メッセージを前記別の通信ネットワークを介して、前記端末の管理者が所持する携帯端末へ送信するステップを有するようにしてもよい。
【0015】
本発明の他のアスペクトに係る装置によれば、コンピュータネットワークに接続されるウイルス監視端末装置であって、前記コンピュータネットワークと通信接続する端末のウイルス感染を検出するウイルス監視手段と、ウイルスに感染した端末を検出した際、ウイルス感染の警告メッセージを作成し、前記ウイルス感染の警告メッセージを、前記コンピュータネットワーク及び前記端末とは分離した別の通信ネットワークを介して、監視対象下の前記端末の管理者が所持する携帯端末へ通知する手段と、を備えている。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について説明する。本発明において、ウイルスの監視は、コンピュータネットワーク(LAN)上で行い、警告と通知を公衆回線と携帯端末を用いて行っている。まず、本発明の実施の形態におけるウイルスの監視について説明する。
【0017】
本発明は、LAN(30)に接続される端末(21、22)へのウイルスの感染を検出するウイルス監視機能(11)を有するウイルス監視用端末(10)を、LAN(30)上に設置し、LAN(30)上の端末(21、22)がウイルスに感染していないかの監視を行う。ウイルス監視用端末(10)によるウイルスの監視は、公知技術を用いて行う。
【0018】
本発明の実施の形態における警告について説明する。ウイルス監視端末(10)は、LAN(30)上の複数の端末(21、22)の少なくとも1つにウイルスを発見した場合、ウイルス監視端末(10)は、ウイルス感染の警告メッセージを作成し、該ウイルス感染の警告メッセージを、LAN(30)及び端末(21、22)とは分離した別の通信ネットワークである公衆回線網(40)を介して、端末(21、22)の管理者のそれぞれの携帯端末(51、52)へ通知する手段と、を有する。
【0019】
警告メッセージを受信した各端末(21、22)の管理者は、端末に接続するLANケーブルを外す等して、当該端末をLAN(30)上から切り離す。
【0020】
本発明の実施の形態におけるウイルス情報の通知について説明する。ウイルス監視端末(10)は、発見したウイルスの種類を調査し、予防策や駆除方法の情報を取得し、得られた情報を基に、ウイルス監視端末(10)上で、予防/駆除情報通知メッセージを作成し、LAN(30)及び端末(21、22)とは分離した別の通信ネットワークである公衆回線網40を介して、端末の管理者のそれぞれの携帯端末(51、52)に、通知メッセージを配信する。
【0021】
各端末の管理者(ユーザ)は、それぞれの携帯端末(51、52)で、通知メッセージを受信し、端末(21、22)のウイルスチェック、ウイルス予防策の投入、ウイルスが発見された場合にはウイルス駆除を行う。
【0022】
【実施例】
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0023】
図1は、本発明の一実施例のシステムにおけるウイルス感染の検出時の動作を説明するための図である。図2は、本発明の一実施例のシステムにおけるウイルス警告の動作を説明するための図である。図3は、本発明の一実施例のシステムにおけるウイルス情報通知の動作を説明するための図である。
【0024】
図1を参照すると、LAN(ローカルエリアネットワーク)30上に、複数のPC(パーソナルコンピュータ)21、22が接続されている。LAN30は不図示のブリッジ、HUB等を介して他のLANと接続してもよいし、IPルータ等を介してIP(Internet Protocol)網等と接続する構成としてもよい。
【0025】
PC21、22のの管理者(ユーザ)はX、Yで、それぞれ携帯端末51、52を所持している。携帯端末51、52は、常時、連絡可能な状態とする。
【0026】
ウイルス監視端末として機能する監視用PC10は、LAN30上に設置されている。
【0027】
本実施例では、管理者(ユーザ)1人に対して、携帯端末1台、パソコンn台とする。
【0028】
図1を参照すると、監視用PC10は、監視対象のLAN30上に設置され、ウイルス監視機能11を用いてLAN30上のPC21、22の状況を常時監視する。
【0029】
LAN30上のPC21、22の少なくともいずれか1つに、ウイルス(V)が存在した場合、ウイルス感染のPCの存在を、監視用PC10が認識する。
【0030】
次に、図2を参照して、本発明の一実施例におけるウイルス警告の動作について説明する。ウイルス感染を認識した監視用PC10は、警告メッセージ作成/発信機能12を用いて、警告メッセージを自動作成する。警告メッセージには、例えば、ウイルス感染した端末情報を含む。
【0031】
警告メッセージは、監視用PC10より、監視対象PC21、22の管理者であるXとYがそれぞれ所持する携帯端末51、52に、公衆回線網40、すなわち、公衆回線網及び移動体通信網を介して配信される。監視用PC10は、LANインタフェースとは別に、公衆回線網との通信インタフェースを有し、PSTN/ISDN等の公衆電話網、移動体パケット通信網を介し、警告メッセージを携帯端末51、52にデータ通信で送信してもよいし、あるいは、監視用PC10は、公衆電話網、移動体通信網を介し、携帯端末51、52の電話番号に自動でダイヤル発信し、携帯端末51、52から着信応答を受けた場合、警告メッセージ(該メッセージを音声合成した音声ガイダンス)を音声チャネルで送信してもよい。携帯端末51、52は、既存の携帯電話機、PHS(パーソナル・ハンディホン・システム)端末を用いてもよいし、移動体通信網に接続されるPDA(パーソナルデジタルアシスタンツ)等で構成してもよい。
【0032】
警告メッセージを受信した管理者(X)は、管理対象のPC21からLANケーブル(不図示)を外し、PC21をLAN30から切り離す。また、警告メッセージを受信した管理者(Y)は、管理対象のPC22からLANケーブル(不図示)を外し、PC22をLAN30から切り離す。
【0033】
次に、図3を参照して、本発明の一実施例におけるウイルス通知の動作を説明する。監視用PC10のウイルス予防/駆除情報発信機能13は、PC22が感染したウイルスを分析し、ウイルスの種類、ウイルスの予防策、ウイルスの駆除方法の少なくともいずれか一つの情報を取得した場合、これらの情報を基に、ウイルス通知メッセージを自動作成する。
【0034】
監視用PC10のウイルス予防/駆除情報発信機能13は、ウイルス通知メッセージを、携帯端末51、52へ、公衆回線網40を介して配信される。ウイルス通知メッセージは、警告メッセージと同様、監視用PC10から公衆回線網40を介して携帯端末51、52にデータ送信してもよいし、あるいは音声で送信してもよい。
【0035】
管理者(X)は、携帯端末51に通知されるメッセージの情報を得、管理対象のPC21に対し、ウイルスチェックやウイルス予防を行う。同様に、管理者(Y)は、携帯端末52に通知されるメッセージの情報を得て、管理対象のPC22に対し、ウイルスチェックやウイルス予防を行う。このとき、PC22にウイルス(V)の存在を発見し、ウイルス駆除の情報を得て、ウイルス駆除を行う。
【0036】
上記操作は、PC22を、LAN30から切り離した状態で行われ、安全を確認したうえ、LAN30に接続する。なお、LANは有線LANであっても無線LANであってもよい。
【0037】
以下、本願出願時未公開の上記先行出願(特願2002−243469号)と本発明との相違点について説明しておく。本願出願時未公開の上記先行出願(特願2002−243469号)では、ウイルス発生端末のユーザへの早期通知と早期駆除を目的としている。これに対し、本発明は、ウイルス感染端末、ウイルス未感染端末等、監視対象端末のユーザ(管理者)全員の携帯端末への早期情報通知を行い、ウイルス発生前の未感染の端末への予防を行うものである。
【0038】
上記先行出願(特願2002−243469号)では、ウイルス発生後のウイルス発生端末に対する遠隔制御による対処を主題としており、これに対して、本発明は、ウイルス感染の警告/通知を主題とし、警告/通知はLAN等のコンピュータネットワークとは分離された通信ネットワークを介して携帯端末に対して行われる(監視端末と携帯端末との間の情報のやり取りは一方向)。
【0039】
上記先行出願(特願2002−243469号)では、サーバの遠隔制御部からのウイルス発生端末に対応するユーザ携帯端末に送信されるウイルス検出メールとウイルス処理選択用Webページが情報として送られ、ユーザはユーザ携帯端末から処置を選択して遠隔制御部に通知している(サーバとユーザ携帯端末との間の情報のやり取りは双方向)。上記先行出願(特願2002−243469号)では、ウイルス感染端末のユーザが遠隔にいながらユーザ端末のウイルスを駆除することができる。一方、本発明では、警告メッセージを第1報とし、第2報をウイルス情報とし、監視端末から、携帯端末へ2段階で一方的に通知している。本発明によれば、ウイルスに未感染の端末のユーザは、警告の通知を受けて早期にウイルスを駆除できるほか、ウイルスに未感染の端末のユーザは、ウイルス情報を得て、早期に対策を講じることができ、ウイルスに未感染の端末の、ウイルス感染の予防を促進することができる。
【0040】
以上本発明を上記実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、特許請求の範囲の各請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ウイルス監視端末に携帯端末への通知機能を具備し、ウイルス検出時、携帯端末に通知することで、ウイルス感染の早期、かつ安全な通知を実現することができる。
【0042】
本発明においては、ウイルスの感染対象となる端末自体が、警告/通知の媒体ではなく、コンピュータネットワークとは別の通信ネットワークで、ウイルスに感染したPCの存在を連絡する構成とし、端末をコンピュータネットワークから切り離した状態でウイルスチェックやウイルス駆除を行うことができる。このため、コンピュータネットワーク上の他端末からの感染を未然に防ぐとともに、他端末へのウイルス感染源となることを未然に防ぐことができ、ウイルスの感染による被害の広がりを、安全に防止することができる。
【0043】
本発明によれば、警告/通知の手段として、携帯端末を利用しており、早期に多くの端末管理者(ユーザ)に通知することができ、各端末の管理者が早期にウイルス対策の行動をおこすことができる。このため、ウイルスの感染による被害の広がりを、早期に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるウイルス監視の動作の一例を説明するための図である。
【図2】本発明の一実施例におけるウイルス警告の動作の一例を説明するための図である。
【図3】本発明の一実施例におけるウイルス通知動作の一例を説明するための図である。
【符号の説明】
10 監視用PC
11 ウイルス監視機能
12 警告メッセージ作成/発信機能
13 ウイルス予防/駆除情報発信機能
21、22 PC
30 LAN
40 公衆回線網
51、52 携帯端末
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークシステムに関し、ウイルス感染警告通知システムと方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータネットワークと通信接続するPC(パーソナルコンピュータ)等の端末のウイルス感染の警告を行う従来の通知方法としては、ユーザ各自のPCで電子メールを受信するものや、ユーザ各自のPCでウイルス関連のWebページを閲覧するものが利用されている。
【0003】
ウイルス監視、対策に関して以下の刊行物も参照される。すなわち最新バージョンのウイルス駆除ソフトウエアを早期に適用し、適正に運用するシステム、方法が知られている(例えば特許文献1)。またサーバ側のウイルス対策管理プログラムが自動的にエージェント機能を持つウイルスパトロールソフトウエアをクライアント装置に派遣して実行し処理結果を報告することで、ウイルス対策の自動実行を可能としたシステムも知られている(例えば特許文献2)。またサーバが、クライアントPCでのウイルスヘルスチェックツールの実行結果の一覧表を作成し、LANを構成するクライアント端末の設置場所や台数に関係なく、管理者は、編集結果を確認することでウイルスチェックの実行結果を一元管理する方法が知られている(例えば特許文献3)。さらにLANに接続する監視対象クライアントのウイルスチェックを監視サーバから実行し監視するシステムも知られている(例えば特許文献4)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−159975号公報(第5頁、第1図)
【特許文献2】
特開2002−222094号公報(第4頁、第1図)
【特許文献3】
特開平11−232093号公報(第3頁、第1図)
【特許文献3】
特開平11−327897号公報(第3−4頁、第1図)
【0005】
また本願出願時未公開の先行出願(特願2002−243469号)には、ユーザ端末でウイルスを検出した場合、ユーザ端末はサービス提供サーバにウイルスを検出したことをユーザIDとともに通知し、サービス提供サーバの遠隔制御部は、ユーザIDからユーザ情報DBよりユーザ氏名を取得し、ユーザ端末のIPアドレスを付したウイルス処理選択用Webページを作成し、遠隔制御部は、ウイルス検出メールをユーザ携帯端末に送信し、ウイルス検出メールを受け取ったユーザは、ウイルス処理選択用Webページにおいて希望する処置を選択し、遠隔制御部は、処置内容に対応するコマンドを該当するユーザ端末に送信し、電源を切る等の所定の処理を実施するようにした構成が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のシステムでは、各自がウイルスの警告通知を知り得るためには、何らかのネットワークに接続されているPCが前提とされている。このため、PCは、警告通知のメール受信と同時に他のメールの受信から、ウイルスに感染する可能性がある。
【0007】
また、自PCのウイルス感染があった場合は、警告通知のメール受信と同時にネットワーク上の他PCへ感染メールを送信し、感染を広げてしまう可能性もある。
【0008】
したがって、本発明の目的は、ウイルス感染の警告自体を、感染の可能性を持つコンピュータネットワーク上の端末とは異なり、別のネットワークと携帯端末を利用することにより、ウイルス感染通知を早期に安全に行い、ウイルス感染の広がりを未然に防ぎ、セキュリティ強化を図るシステム、装置及び方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成する本発明の1つのアスペクトに係るウイルス感染警告通知システムによれば、コンピュータネットワークに通信接続する端末のウイルス感染を検出し警告/通知を行うシステムであって、前記端末の管理者が所持する携帯端末と、前記コンピュータネットワークに接続されたウイルス監視端末と、を有し、前記ウイルス監視端末が、前記コンピュータネットワークに接続された端末にウイルスが感染しているか否かを監視するウイルス監視手段と、前記ウイルス監視手段でウイルスに感染した端末を検出した際、ウイルス感染の警告メッセージを作成し、前記ウイルス感染の警告メッセージを、前記コンピュータネットワーク及び前記端末とは分離した別の通信ネットワークを介して、監視対象下の前記端末の管理者がそれぞれ所持する前記携帯端末へ通知する手段と、を備えている。本発明によれば、前記ウイルス監視端末は、ウイルスに感染した少なくとも1つの端末を検出した際、前記別の通信ネットワークを介して、ウイルス未感染の端末を含む監視対象下の全ての端末の管理者のそれぞれの携帯端末に対して、前記ウイルス感染の警告メッセージを通知する。
【0010】
本発明において、前記携帯端末に、前記ウイルス監視端末からウイルス感染の警告メッセージの通知を受けた場合、前記端末が、前記コンピュータネットワークから切り離される。
【0011】
本発明において、前記ウイルス監視端末は、前記端末が感染したウイルスを分析し、前記ウイルスの種類、ウイルスの予防策、ウイルスの駆除方法のうち少なくともいずれか一つ又は全ての情報を取得した場合、前記情報を基に、ウイルス通知メッセージを作成し、前記ウイルス通知メッセージを前記別の通信ネットワークを介して、前記端末の管理者が所持する携帯端末へ送信する手段を備えている。本発明によれば、前記ウイルス監視端末は、前記ウイルス通知メッセージを、ウイルス未感染の端末を含む監視対象下の全ての端末の管理者の携帯端末に対して通知するように構成される。
【0012】
本発明において、前記コンピュータネットワークはLANよりなり、前記別の通信ネットワークは、公衆回線網からなる。
【0013】
本発明の他のアスペクトに係る方法は、コンピュータネットワークに通信接続する端末へのウイルスの感染を検出するウイルス監視機能を具備したウイルス監視端末を、前記コンピュータネットワークに接続しておき、前記ウイルス監視端末でウイルスに感染された端末を検出するステップと、前記ウイルス監視端末は、ウイルスに感染した端末を検出した際、ウイルス感染の警告メッセージを作成し、前記ウイルス感染の警告メッセージを、前記コンピュータネットワーク及び端末とは分離した別の通信ネットワークを介して、前記端末の管理者が所持する携帯端末へ通知するステップと、を含む。
【0014】
本発明に係る方法において、前記ウイルス監視端末は、前記端末が感染したウイルスを分析し、前記ウイルスの種類、ウイルスの予防策、ウイルスの駆除方法の少なくともいずれか一つ又は全ての情報を取得した場合、前記情報を基に、ウイルス通知メッセージを作成し、前記ウイルス通知メッセージを前記別の通信ネットワークを介して、前記端末の管理者が所持する携帯端末へ送信するステップを有するようにしてもよい。
【0015】
本発明の他のアスペクトに係る装置によれば、コンピュータネットワークに接続されるウイルス監視端末装置であって、前記コンピュータネットワークと通信接続する端末のウイルス感染を検出するウイルス監視手段と、ウイルスに感染した端末を検出した際、ウイルス感染の警告メッセージを作成し、前記ウイルス感染の警告メッセージを、前記コンピュータネットワーク及び前記端末とは分離した別の通信ネットワークを介して、監視対象下の前記端末の管理者が所持する携帯端末へ通知する手段と、を備えている。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について説明する。本発明において、ウイルスの監視は、コンピュータネットワーク(LAN)上で行い、警告と通知を公衆回線と携帯端末を用いて行っている。まず、本発明の実施の形態におけるウイルスの監視について説明する。
【0017】
本発明は、LAN(30)に接続される端末(21、22)へのウイルスの感染を検出するウイルス監視機能(11)を有するウイルス監視用端末(10)を、LAN(30)上に設置し、LAN(30)上の端末(21、22)がウイルスに感染していないかの監視を行う。ウイルス監視用端末(10)によるウイルスの監視は、公知技術を用いて行う。
【0018】
本発明の実施の形態における警告について説明する。ウイルス監視端末(10)は、LAN(30)上の複数の端末(21、22)の少なくとも1つにウイルスを発見した場合、ウイルス監視端末(10)は、ウイルス感染の警告メッセージを作成し、該ウイルス感染の警告メッセージを、LAN(30)及び端末(21、22)とは分離した別の通信ネットワークである公衆回線網(40)を介して、端末(21、22)の管理者のそれぞれの携帯端末(51、52)へ通知する手段と、を有する。
【0019】
警告メッセージを受信した各端末(21、22)の管理者は、端末に接続するLANケーブルを外す等して、当該端末をLAN(30)上から切り離す。
【0020】
本発明の実施の形態におけるウイルス情報の通知について説明する。ウイルス監視端末(10)は、発見したウイルスの種類を調査し、予防策や駆除方法の情報を取得し、得られた情報を基に、ウイルス監視端末(10)上で、予防/駆除情報通知メッセージを作成し、LAN(30)及び端末(21、22)とは分離した別の通信ネットワークである公衆回線網40を介して、端末の管理者のそれぞれの携帯端末(51、52)に、通知メッセージを配信する。
【0021】
各端末の管理者(ユーザ)は、それぞれの携帯端末(51、52)で、通知メッセージを受信し、端末(21、22)のウイルスチェック、ウイルス予防策の投入、ウイルスが発見された場合にはウイルス駆除を行う。
【0022】
【実施例】
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0023】
図1は、本発明の一実施例のシステムにおけるウイルス感染の検出時の動作を説明するための図である。図2は、本発明の一実施例のシステムにおけるウイルス警告の動作を説明するための図である。図3は、本発明の一実施例のシステムにおけるウイルス情報通知の動作を説明するための図である。
【0024】
図1を参照すると、LAN(ローカルエリアネットワーク)30上に、複数のPC(パーソナルコンピュータ)21、22が接続されている。LAN30は不図示のブリッジ、HUB等を介して他のLANと接続してもよいし、IPルータ等を介してIP(Internet Protocol)網等と接続する構成としてもよい。
【0025】
PC21、22のの管理者(ユーザ)はX、Yで、それぞれ携帯端末51、52を所持している。携帯端末51、52は、常時、連絡可能な状態とする。
【0026】
ウイルス監視端末として機能する監視用PC10は、LAN30上に設置されている。
【0027】
本実施例では、管理者(ユーザ)1人に対して、携帯端末1台、パソコンn台とする。
【0028】
図1を参照すると、監視用PC10は、監視対象のLAN30上に設置され、ウイルス監視機能11を用いてLAN30上のPC21、22の状況を常時監視する。
【0029】
LAN30上のPC21、22の少なくともいずれか1つに、ウイルス(V)が存在した場合、ウイルス感染のPCの存在を、監視用PC10が認識する。
【0030】
次に、図2を参照して、本発明の一実施例におけるウイルス警告の動作について説明する。ウイルス感染を認識した監視用PC10は、警告メッセージ作成/発信機能12を用いて、警告メッセージを自動作成する。警告メッセージには、例えば、ウイルス感染した端末情報を含む。
【0031】
警告メッセージは、監視用PC10より、監視対象PC21、22の管理者であるXとYがそれぞれ所持する携帯端末51、52に、公衆回線網40、すなわち、公衆回線網及び移動体通信網を介して配信される。監視用PC10は、LANインタフェースとは別に、公衆回線網との通信インタフェースを有し、PSTN/ISDN等の公衆電話網、移動体パケット通信網を介し、警告メッセージを携帯端末51、52にデータ通信で送信してもよいし、あるいは、監視用PC10は、公衆電話網、移動体通信網を介し、携帯端末51、52の電話番号に自動でダイヤル発信し、携帯端末51、52から着信応答を受けた場合、警告メッセージ(該メッセージを音声合成した音声ガイダンス)を音声チャネルで送信してもよい。携帯端末51、52は、既存の携帯電話機、PHS(パーソナル・ハンディホン・システム)端末を用いてもよいし、移動体通信網に接続されるPDA(パーソナルデジタルアシスタンツ)等で構成してもよい。
【0032】
警告メッセージを受信した管理者(X)は、管理対象のPC21からLANケーブル(不図示)を外し、PC21をLAN30から切り離す。また、警告メッセージを受信した管理者(Y)は、管理対象のPC22からLANケーブル(不図示)を外し、PC22をLAN30から切り離す。
【0033】
次に、図3を参照して、本発明の一実施例におけるウイルス通知の動作を説明する。監視用PC10のウイルス予防/駆除情報発信機能13は、PC22が感染したウイルスを分析し、ウイルスの種類、ウイルスの予防策、ウイルスの駆除方法の少なくともいずれか一つの情報を取得した場合、これらの情報を基に、ウイルス通知メッセージを自動作成する。
【0034】
監視用PC10のウイルス予防/駆除情報発信機能13は、ウイルス通知メッセージを、携帯端末51、52へ、公衆回線網40を介して配信される。ウイルス通知メッセージは、警告メッセージと同様、監視用PC10から公衆回線網40を介して携帯端末51、52にデータ送信してもよいし、あるいは音声で送信してもよい。
【0035】
管理者(X)は、携帯端末51に通知されるメッセージの情報を得、管理対象のPC21に対し、ウイルスチェックやウイルス予防を行う。同様に、管理者(Y)は、携帯端末52に通知されるメッセージの情報を得て、管理対象のPC22に対し、ウイルスチェックやウイルス予防を行う。このとき、PC22にウイルス(V)の存在を発見し、ウイルス駆除の情報を得て、ウイルス駆除を行う。
【0036】
上記操作は、PC22を、LAN30から切り離した状態で行われ、安全を確認したうえ、LAN30に接続する。なお、LANは有線LANであっても無線LANであってもよい。
【0037】
以下、本願出願時未公開の上記先行出願(特願2002−243469号)と本発明との相違点について説明しておく。本願出願時未公開の上記先行出願(特願2002−243469号)では、ウイルス発生端末のユーザへの早期通知と早期駆除を目的としている。これに対し、本発明は、ウイルス感染端末、ウイルス未感染端末等、監視対象端末のユーザ(管理者)全員の携帯端末への早期情報通知を行い、ウイルス発生前の未感染の端末への予防を行うものである。
【0038】
上記先行出願(特願2002−243469号)では、ウイルス発生後のウイルス発生端末に対する遠隔制御による対処を主題としており、これに対して、本発明は、ウイルス感染の警告/通知を主題とし、警告/通知はLAN等のコンピュータネットワークとは分離された通信ネットワークを介して携帯端末に対して行われる(監視端末と携帯端末との間の情報のやり取りは一方向)。
【0039】
上記先行出願(特願2002−243469号)では、サーバの遠隔制御部からのウイルス発生端末に対応するユーザ携帯端末に送信されるウイルス検出メールとウイルス処理選択用Webページが情報として送られ、ユーザはユーザ携帯端末から処置を選択して遠隔制御部に通知している(サーバとユーザ携帯端末との間の情報のやり取りは双方向)。上記先行出願(特願2002−243469号)では、ウイルス感染端末のユーザが遠隔にいながらユーザ端末のウイルスを駆除することができる。一方、本発明では、警告メッセージを第1報とし、第2報をウイルス情報とし、監視端末から、携帯端末へ2段階で一方的に通知している。本発明によれば、ウイルスに未感染の端末のユーザは、警告の通知を受けて早期にウイルスを駆除できるほか、ウイルスに未感染の端末のユーザは、ウイルス情報を得て、早期に対策を講じることができ、ウイルスに未感染の端末の、ウイルス感染の予防を促進することができる。
【0040】
以上本発明を上記実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、特許請求の範囲の各請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ウイルス監視端末に携帯端末への通知機能を具備し、ウイルス検出時、携帯端末に通知することで、ウイルス感染の早期、かつ安全な通知を実現することができる。
【0042】
本発明においては、ウイルスの感染対象となる端末自体が、警告/通知の媒体ではなく、コンピュータネットワークとは別の通信ネットワークで、ウイルスに感染したPCの存在を連絡する構成とし、端末をコンピュータネットワークから切り離した状態でウイルスチェックやウイルス駆除を行うことができる。このため、コンピュータネットワーク上の他端末からの感染を未然に防ぐとともに、他端末へのウイルス感染源となることを未然に防ぐことができ、ウイルスの感染による被害の広がりを、安全に防止することができる。
【0043】
本発明によれば、警告/通知の手段として、携帯端末を利用しており、早期に多くの端末管理者(ユーザ)に通知することができ、各端末の管理者が早期にウイルス対策の行動をおこすことができる。このため、ウイルスの感染による被害の広がりを、早期に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるウイルス監視の動作の一例を説明するための図である。
【図2】本発明の一実施例におけるウイルス警告の動作の一例を説明するための図である。
【図3】本発明の一実施例におけるウイルス通知動作の一例を説明するための図である。
【符号の説明】
10 監視用PC
11 ウイルス監視機能
12 警告メッセージ作成/発信機能
13 ウイルス予防/駆除情報発信機能
21、22 PC
30 LAN
40 公衆回線網
51、52 携帯端末
Claims (17)
- コンピュータネットワークに通信接続する端末のウイルス感染を検出し警告/通知を行うシステムであって、
前記端末の管理者が所持する携帯端末と、
前記コンピュータネットワークに接続されたウイルス監視端末と、
を有し、
前記ウイルス監視端末が、
前記コンピュータネットワークに接続された端末にウイルスが感染しているか否かを監視するウイルス監視手段と、
前記ウイルス監視手段でウイルスに感染した端末を検出した際、ウイルス感染の警告メッセージを作成し、前記ウイルス感染の警告メッセージを、前記コンピュータネットワーク及び前記端末とは分離した別の通信ネットワークを介して、監視対象下の前記端末の管理者がそれぞれ所持する前記携帯端末へ通知する手段と、
を備えている、ことを特徴とするウイルス感染警告通知システム。 - 前記ウイルス監視端末は、ウイルスに感染した少なくとも1つの端末を検出した際、前記別の通信ネットワークを介して、ウイルス未感染の端末を含む監視対象下の全ての端末の管理者のそれぞれの前記携帯端末に対して、前記ウイルス感染の警告メッセージを通知する、ことを特徴とする請求項1記載のウイルス感染警告通知システム。
- 前記携帯端末に前記ウイルス監視端末からウイルス感染の警告メッセージの通知を受けた場合、前記携帯電話を所持する管理者が管理する前記端末は、前記コンピュータネットワークから切り離される、ことを特徴とする請求項1記載のウイルス感染警告通知システム。
- 前記ウイルス監視端末は、前記端末が感染したウイルスを分析し、前記ウイルスの種類、ウイルスの予防策、及びウイルスの駆除方法のうちの少なくともいずれか一つ又は全ての情報を取得した場合、前記情報を基に、ウイルス通知メッセージを作成し、前記ウイルス通知メッセージを、前記別の通信ネットワークを介して、管理対象下の前記端末の管理者がそれぞれ所持する前記携帯端末へ送信する手段を備えている、ことを特徴とする請求項1記載のウイルス感染警告通知システム。
- 前記ウイルス監視端末は、前記ウイルス通知メッセージを、ウイルス未感染の端末を含む監視対象下の全ての端末の管理者がそれぞれ所持する前記携帯端末に対して通知する、ことを特徴とする請求項4記載のウイルス感染警告通知システム。
- 前記端末が接続される前記コンピュータネットワークが、LAN(ローカルエリアネットワーク)からなり、
前記コンピュータネットワーク及び端末とは分離した前記別の通信ネットワークが、公衆回線網からなり、
前記ウイルス監視端末は、前記LANに接続されるとともに、前記公衆回線網を介して前記携帯端末と通信接続する手段を備えている、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載のウイルス感染警告通知システム。 - コンピュータネットワークに通信接続する端末へのウイルスの感染を検出するウイルス監視機能を具備し、前記端末とともに前記コンピュータネットワークに接続されるウイルス監視端末を用意し、
前記ウイルス監視端末が、前記コンピュータネットワークに接続された前記端末がウイルスに感染しているか否かを監視するステップと、
前記ウイルス監視端末は、ウイルスに感染した端末を検出した際、ウイルス感染の警告メッセージを作成し、作成した前記ウイルス感染の警告メッセージを、前記コンピュータネットワーク及び端末とは分離した別の通信ネットワークを介して、前記端末の管理者が所持する携帯端末へ通知するステップと、
を含む、ことを特徴とするウイルス感染警告通知方法。 - 前記ウイルス監視端末は、ウイルスに感染した少なくとも1つの端末を検出した際、前記別の通信ネットワークを介して、ウイルス未感染の端末を含む監視対象下の全ての端末の管理者のそれぞれの前記携帯端末に対して、前記ウイルス感染の警告メッセージを通知する、ことを特徴とする請求項7記載のウイルス感染警告通知方法。
- 前記携帯端末に、前記ウイルス監視端末からウイルス感染の警告メッセージの通知を受けた場合、前記携帯電話を所持する管理者が管理する前記端末は前記コンピュータネットワークから切り離される、ことを特徴とする請求項7記載のウイルス感染警告通知方法。
- 前記ウイルス監視端末は、前記端末が感染したウイルスを分析し、前記ウイルスの種類、ウイルスの予防策、及びウイルスの駆除方法のうち少なくともいずれか一つ又は全ての情報を取得した場合、前記情報を基に、ウイルス通知メッセージを作成し、前記ウイルス通知メッセージを前記別の通信ネットワークを介して、前記端末の管理者が所持する携帯端末へ送信するステップを含む、ことを特徴とする請求項7記載のウイルス感染警告通知方法。
- 前記ウイルス監視端末は、前記ウイルス通知メッセージを、ウイルス未感染の端末を含む監視対象下の全ての端末の管理者のそれぞれの携帯端末に対して通知する、ことを特徴とする請求項10記載のウイルス感染警告通知方法。
- 前記端末が接続される前記コンピュータネットワークが、LAN(ローカルエリアネットワーク)からなり、
前記コンピュータネットワーク及び端末とは分離した前記別の通信ネットワークが、公衆回線網からなる、ことを特徴とする請求項7乃至11のいずれか一に記載のウイルス感染警告通知方法。 - コンピュータネットワークに接続されるウイルス監視端末装置であって、
前記コンピュータネットワークと通信接続する端末のウイルス感染を検出するウイルス監視手段と、
ウイルスに感染した端末を検出した際、ウイルス感染の警告メッセージを作成し、前記ウイルス感染の警告メッセージを、前記コンピュータネットワーク及び前記端末とは分離した別の通信ネットワークを介して、監視対象下の前記端末の管理者が所持する携帯端末へ通知する手段と、
を備えている、ことを特徴とするウイルス監視端末装置。 - ウイルスに感染した少なくとも1つの端末を検出した際、前記別の通信ネットワークを介して、ウイルス未感染の端末を含む監視対象下の全ての端末の管理者のそれぞれの前記携帯端末に対して、前記ウイルス感染の警告メッセージを通知する手段を備えている、ことを特徴とする請求項13記載のウイルス監視端末装置。
- 前記端末が感染したウイルスを分析し、前記ウイルスの種類、ウイルスの予防策、及びウイルスの駆除方法のうちの少なくともいずれか一つ又は全ての情報を取得した場合、前記情報を基に、ウイルス通知メッセージを作成し、前記ウイルス通知メッセージを、前記別の通信ネットワークを介して、前記端末の管理者が所持する携帯端末へ送信する手段を備えている、ことを特徴とする請求項13記載のウイルス監視端末装置。
- 前記ウイルス通知メッセージを、ウイルス未感染の端末を含む監視対象下の全ての端末の管理者のそれぞれの前記携帯端末に対して通知する、ことを特徴とする請求項15記載のウイルス監視端末装置。
- 前記端末が接続される前記コンピュータネットワークが、LAN(ローカルエリアネットワーク)からなり、
前記別の通信ネットワークが、公衆回線網からなり、
前記LANと通信接続する手段と、前記公衆回線網を介して前記携帯端末と通信接続する手段と、を備えている、ことを特徴とする請求項13乃至16のいずれか一に記載のウイルス監視端末装置。
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