JP2004163686A - プロジェクタ装置の冷却方法およびプロジェクタ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ランプ点灯開始時に、ランプ消灯後の時間からランプの温度を推測する。このとき、ランプ消灯後の時間から推測したランプの温度が、点灯可能な温度よりも高温だった場合に、冷却動作を行った後、ランプの点灯を行う。あるいは、ランプ点灯開始時にランプの温度を測定してもよい。このとき、測定したランプの温度が、点灯可能な温度よりも高温だった場合に、冷却動作を行った後、ランプの点灯を行う。このような構成のため、従来のプロジェクタ装置のように、ランプの再点灯に備えたランプの消灯後の冷却動作は行わない。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光源からの光を光変調素子に照射し、光変調素子によって形成された画像を拡大して投射するプロジェクタ装置における光源を冷却するプロジェクタ装置の冷却方法、および光源を冷却する機構を備えたプロジェクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータの普及に伴い、会議室や、教室等で行われるプレゼンテーションや講義等において、大画面表示の需要が高まっている。この大画面表示を実現する方法の1つとして、プロジェクタ装置がある。プロジェクタ装置は、光源が発する光をリフレクタ等の反射鏡を用いて集光し、プリズム、反射鏡および光変調素子としての映像表示パネル(例えば液晶パネル)で光学処理を行った後、投射レンズで映像を拡大し、スクリーンに投射して表示する。
【0003】
図6は、一般的なプロジェクタ装置の一構成例を示すブロック図である。図6に示す構成において、表示部6は、制御部3の制御に従って、プロジェクタ装置の動作状態を表示する。光源部1は、駆動部12と光源であるランプ部11とで構成される。駆動部12は、制御部3の制御に従って、ランプ11の点灯に必要な電圧を発生して、ランプ11に電圧を印加する。ランプ11は、点灯に必要な電圧が印加されると点灯する。送風機2は、制御部3の制御に従って、プロジェクタ装置内の空気を排気することにより、または、プロジェクタ装置外から吸気することにより、光源および装置内を冷却する。タイマ4は、ランプ11を消灯してからの時間を計測する。制御部3は、プロジェクタ装置の各部を制御する。
【0004】
プロジェクタ装置の光源として、一般にメタルハライドランプやキセノンランプ等の高圧放電ランプが用いられている。メタルハライドランプは、金属ハロゲン化物や水銀、希ガスをガラス管に封入したランプである。ここで、ランプの一般的な内圧は、消灯時には1気圧(1.013×105Pa)程度である。点灯時には、放電電流によりランプの温度は、一般に、1000℃程度まで上昇し、水銀が気化して10気圧から40気圧程度になる。従って、ランプの消灯直後は、ランプの温度が高く、内圧が高くなっており、ランプ点灯開始時の放電がしにくくなっている。そのため、この状態でランプ点灯の開始を試みた場合、放電に失敗し、ランプの不点灯を引き起こすことがある。不点灯状態でランプに点灯開始時の電圧を印加し続けると、ランプの電極の劣化を招き、ランプの寿命が短くなることもある。従って、通常ランプを再点灯するためには、一般に、ランプの温度を300℃程度まで冷却することが必要になる。
【0005】
ランプ11の冷却には、例えば、送風機2であるファンを用い、装置内の空気を排気したり、装置外から吸気する強制空冷方式が用いられる。ランプ11の消灯時には、ランプ11の再点灯に備え、タイマ4が時間を計測し、所定の時間、ファンを駆動させてランプ11を冷却する。そのため、ファンに電力供給する必要があり、ランプ11を消灯した後も所定の時間は、電源プラグを電源コンセントから抜くことができない。ファンを用いた冷却に要する時間は、一般に、数十秒から数分程度である。
【0006】
ランプ消灯後、電源プラグをコンセントから抜いても、装置冷却用のファンを駆動できるように、ファン駆動用の予備電源を備えた装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
また、装置内に温度センサを設置して温度を測定し、測定した温度に応じて、冷却動作の動作時間を決定する装置もある(例えば、特許文献2参照。)。
【0008】
【特許文献1】
特開平5−232267号公報 (第2−3頁、第1図)
【特許文献2】
特開平5−257542号公報 (第2−3頁、第1図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に記載されている装置では、ファン駆動用の予備電源と予備電源用回路とを必要とする。ファンの駆動電力は大きいため、ファン駆動用の予備電源と、予備電源用回路とを備えると、プロジェクタ装置の回路規模が増大しコストの増大を招く。
【0010】
また、特許文献2に記載されている装置では、ランプ消灯後の冷却動作の動作時間を装置内の温度に応じて短縮できるため、装置の電源プラグをコンセントから抜くまでの時間も、装置内の温度に応じて短縮できる。しかし、使用者はランプ消灯後も冷却動作の間、電源プラグをコンセントから抜くことができず、使用後の取り扱いに問題がある。
【0011】
そこで本発明は、高圧放電ランプを備えるプロジェクタ装置において、ランプの不点灯を引き起こすことなく、使用後の取り扱いが容易なプロジェクタ装置の冷却方法およびプロジェクタ装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明による、プロジェクタ装置の冷却方法は、光源からの光を光変調素子に照射し、光変調素子によって形成された画像を拡大して投射するプロジェクタ装置であって光源を冷却するために用いられる冷却手段を備えたプロジェクタ装置の冷却方法において、プロジェクタ装置が始動するときに、冷却手段を動作させるか否か判定し、冷却手段を動作させると判定した場合には、所定期間冷却手段を動作させた後に光源を点灯させることを特徴とする。
【0013】
本発明によるプロジェクタ装置は、光源からの光を光変調素子に照射し、光変調素子によって形成された画像を拡大して投射するプロジェクタ装置であって、光源を冷却するために用いられる冷却手段を備えたプロジェクタ装置において、始動の際に冷却手段を動作させるか否か判定し、冷却手段を動作させると判定した場合には、所定期間冷却手段を動作させた後に光源を点灯させる制御手段を備えたことを特徴とする。
【0014】
始動の際は、例えばプロジェクタ装置に商用電源が供給されたときである。そのような構成によれば、プロジェクタ装置の電源プラグがコンセントに差し込まれ、交流100ボルトである商用電源がプロジェクタ装置に接続されると同時に冷却手段の動作を開始することができる。
【0015】
始動の際は、プロジェクタ装置に商用電源が供給された後、光源を点灯させるための操作がなされたときでもよい。そのような構成によれば、光源の点灯開始前に冷却手段を動作させることができる。
【0016】
光源が消灯してからの時間を計測する時間計測手段を備え、制御手段が、時間計測手段が計測した時間があらかじめ決められた時間より短い場合に冷却手段を動作させると判定するように構成されていてもよい。そのような構成によれば、光源の消灯から、あらかじめ決められた時間の経過前は、光源の点灯前に冷却動作が行われ、点灯時には光源の温度を原因とする不点灯を防ぐことができる。
【0017】
プロジェクタ装置に電力が供給されていないときに、時間計測手段に電力を供給する補助電源を備えていることが好ましい。そのような構成によれば、プロジェクタ装置の電源プラグをコンセントから抜いても、時間の計測を継続することができる。
【0018】
冷却動作を光源の消灯後に行ったか否かの情報である冷却動作情報を記憶する記憶手段を備え、制御手段が、時間計測手段が計測した時間があらかじめ決められた時間を経過しておらず、かつ、冷却動作情報が冷却動作を光源の消灯後に行っていないことを示した場合に冷却手段を動作させると判定してもよい。そのような構成によれば、光源の消灯後十分に時間が経過しておらず、冷却動作も行われていない場合に冷却動作が行われ、光源の温度を原因とする不点灯を防ぐことができる。
【0019】
光源の温度を検出する温度検出手段を備え、制御手段が、光源の温度が所定の温度を超えていた場合に冷却手段を動作させると判定してもよい。そのような構成によれば、光源の温度が所定の温度と同じか、所定の温度より低い場合には冷却動作を行わないため、不要な冷却動作を防ぐことができる。
【0020】
制御手段が、光源の消灯後、制御手段の電源が供給される状態があらかじめ決められている一定の時間より長く継続した場合に冷却手段を動作させると判定してもよい。そのような構成によれば、プロジェクタ装置は、光源の消灯後、一定の時間が経過しても電源が遮断されない場合、冷却動作を行う。すると、冷却動作終了後の点灯開始時には、冷却動作を行うことなく円滑な点灯を行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0022】
実施の形態1.
図1は本発明によるプロジェクタ装置の第1の実施の形態を示すブロック図である。表示部6は、制御手段である制御部3の制御に従って、プロジェクタ装置の動作状態を表示する。光源部1は、駆動部12と光源であるランプ11とで構成され、駆動部12は、制御部3の制御に従って、ランプ11の点灯に必要な電圧を発生して、ランプ11に電圧を印加する。ランプ11は点灯に必要な電圧が印加されると点灯する。
【0023】
冷却手段である送風機2は、制御部3の制御に従って、装置内の空気を排気したり、装置外から吸気する動作である冷却動作を行って装置内、特にランプ11を冷却する。時間計測手段の一例であるタイマ4は、例えば、水晶発振器とカウンタとで構成され、ランプ11が消灯してからの時間を計測する。補助電源5は、プロジェクタ装置への電力供給が遮断された後に、タイマ4の時間計測が停止しないようにタイマ4に電源を供給する。補助電源5は、プロジェクタ装置の電源プラグがコンセントに差し込まれているときに充電される構造の二次電池であってもよい。制御部3は、プロジェクタ装置の各部を制御する。使用者が、プロジェクタ装置の電源プラグをコンセントに差し込み、さらに、電源スイッチ(図示せず)をオン操作すると、プロジェクタ装置各部に電力が供給される。
【0024】
次に、この実施の形態の動作について、図2を参照して説明する。図2はこの実施の形態の動作を説明するフローチャートである。プロジェクタ装置の使用を開始するとき、使用者は、プロジェクタ装置の電源プラグをコンセントに差し込む。制御部3に電源が供給される。さらに使用者が、電源スイッチをオン操作すると、プロジェクタ装置は始動し、タイマ4が、計測した時間(以下、T1とする。)を読み込む(ステップS101)。タイマ4は、以前にプロジェクタ装置を使用したときのランプ11の消灯からの時間を計測している。すなわちT1は、ランプ11の消灯継続時間である。制御部3は、消灯継続時間T1と、あらかじめ決められた時間(以下、T0とする。)とを比較する(ステップS102)。
【0025】
T0の設定について説明する。プロジェクタ装置のランプ11を、最高使用温度の環境下で点灯させ、ランプ11の温度が安定している状態で、ランプ11を消灯し、プロジェクタ装置の電源を遮断する。すると、プロジェクタ装置の温度は自然に低下する。T0は、プロジェクタ装置の電源を遮断した瞬間から、ランプ11の再点灯が可能な温度にランプ11の温度が低下するまでの時間よりも長く設定される。すなわちT0は、ランプ11の再点灯可能時間である。
【0026】
消灯継続時間T1が再点灯可能時間T0以上である場合には、制御部3は、駆動部12に、ランプ11の点灯を指示する(ステップS104)。このときは、ランプ11の消灯から十分な時間が経過しており、ランプ11の温度は、ランプ11が点灯できる温度まで低下していると判断できるからである。駆動部12はランプ11の点灯開始に必要な電圧を発生してランプ11に印加する。よって、ランプ11は点灯する。また、制御部3は、送風機2に、動作の開始を指示する。その後、プロジェクタ装置は稼働状態になる。
【0027】
消灯継続時間T1が、再点灯可能時間T0未満である場合には、制御部3は、ランプ11の点灯前の冷却動作を行うと決定し、送風機2に、冷却動作の開始を指示する。このとき、ランプ11の消灯から十分な時間が経過しておらず、ランプ11が点灯できる温度まで低下していないと判断できるからである。送風機2は、冷却動作を行う(ステップS103)。所定時間の後、駆動部12にランプ11の点灯を指示する。冷却動作により、ランプ11の温度が、ランプ11が点灯できる温度まで低下したと判断できるからである。その後、ステップS104に移行する。
【0028】
制御部3が、冷却動作を行わせる所定時間について説明する。
【0029】
プロジェクタ装置のランプ11を、最高使用温度の環境下で点灯させ、ランプ11の温度が安定している状態で、ランプ11を消灯し、送風機2に冷却動作を行わせると、冷却動作によりランプ11の温度は低下する。時間の経過とともに、ランプ11の温度が低下し、例えば100秒後に、再点灯が可能な温度まで低下する場合を想定する。その場合、冷却動作を行わせる所定時間を100秒を超える一定時間例えば120秒に設定すれば、制御部3が駆動部12にランプ11の点灯を指示するときには、ランプ11の温度は、確実に再点灯が可能な温度に低下している。
【0030】
しかし、冷却動作を行わせる所定時間を、常に一定の時間にするのではなく、消灯継続時間T1に連動して変化させてもよい。そのときの所定時間の設定例を、表1に示す。消灯継続時間T1が再点灯可能時間T0より短い場合に、消灯継続時間T1が再点灯可能時間T0に近いときには、消灯継続時間T1が再点灯可能時間T0に遠い場合に比べ、ランプ11の温度はより低下している。よって、消灯継続時間T1が再点灯可能時間T0に近いときは、消灯継続時間T1が再点灯可能時間T0に遠いときに比べ、短時間の冷却動作でランプ11の再点灯が可能な温度に低下する。よって、消灯継続時間T1が再点灯可能時間T0に近いときは、冷却動作は短時間でよいため、制御部3が、駆動部12にランプ11の点灯を指示するまでの所定時間を短く設定してもよい。
【0031】
表1に、制御部3がランプ11の点灯を指示するまでの所定時間を、消灯継続時間T1に連動して変化させた場合の一例を示す。この例では、消灯継続時間T1が15分のときは、冷却動作は80秒行うが、消灯継続時間T1が25分のときは、冷却動作は40秒で終了する。
【0032】
【表1】
【0033】
稼働状態では、ランプ11の温度が高温にならないように送風機2は動作し続けている。プロジェクタ装置の使用者は、プロジェクタ装置の使用を終了するとき、電源スイッチをオフ操作する。制御部3は、電源スイッチのオフ操作を検出すると、駆動部12にランプ11の消灯を指示する。また、制御部3は、タイマ4に時間の計測開始を指示し、タイマ4は、時間の計測を開始する。駆動部12は、ランプ11への電圧の印加を停止する。その結果、ランプ11は消灯する。さらに、制御部3は、送風機2に、動作の停止を指示する。送風機2は動作を停止する。
【0034】
ランプ11の消灯後、使用者は、プロジェクタ装置の電源プラグをコンセントから抜いてプロジェクタ装置への電力供給を完全に遮断することができる。プロジェクタ装置の電源遮断中、補助電源5は、タイマ4に電源を供給し、タイマ4は、時間の計測を継続する。また、補助電源5の容量は、再点灯可能時間T0より長い時間、タイマ4に電源を供給できるように設定されている。
【0035】
ランプ11の温度は、消灯後、冷却動作を行わなくても次第に低下する。ランプの種類、形状およびプロジェクタ装置の冷却構造等により異なるが、一般的には、数時間程度後には再び点灯が可能な温度まで低下する。しかし、ランプの種類、形状およびプロジェクタ装置の冷却構造等により、ランプ11の余熱でプロジェクタ装置の内部温度が上昇し、装置内の他のデバイスに影響を与える場合には、送風機2は、所定の時間、冷却動作を継続してもよい。ここで、冷却動作を継続する所定の時間は、冷却動作により、ランプ11の余熱が、装置内の他のデバイスに影響を与えない温度まで低下するのに必要な時間より長く設定される。
【0036】
実施の形態2.
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0037】
本実施の形態と、第1の実施の形態との構成の違いは、プロジェクタ装置が記憶手段であるメモリを備えることである。そのため、第1の実施の形態と同様の回路等については図1と同じ符号を付し、説明を省略する。また、第1の実施の形態では、制御部3が冷却動作を行う条件であるプロジェクタ装置の始動を、使用者が電源スイッチをオン操作したときにした。すなわち、使用者がプロジェクタ装置の電源スイッチをオン操作したときに制御部3が冷却動作を行うか否かを決定していた。なお、電源スイッチのオン操作はランプ11を点灯させるための操作に相当する。それに対してこの実施の形態では、制御部3が冷却動作を行う条件であるプロジェクタ装置の始動を、使用者がプロジェクタ装置の電源プラグをコンセントに差し込んだとき(プロジェクタ装置に商用電源が供給されたとき)とする。すなわち、使用者がプロジェクタ装置の電源プラグをコンセントに差し込んだときに、制御部3が冷却動作を行うか否かを決定する。つまり、電源プラグがコンセントに差し込まれたことによって使用者によるプロジェクタ装置の使用開始を予測し、実際に電源スイッチが操作される前にあらかじめ冷却動作を行うことにする。さらに、使用者が電源スイッチをオン操作すると、電源スイッチがオンされたことが制御部3に通知されるとともに、プロジェクタ装置各部に電源が供給される。
【0038】
この実施の形態の動作について説明する。第1の実施の形態の動作と異なる点は、ランプ11の消灯後に冷却動作を行ったか否かの情報である冷却動作情報を記憶するフラグ処理を行う点と、プロジェクタ装置の電源プラグがコンセントに差し込まれたときに、制御部3は、消灯継続時間T1と、冷却動作情報とを読み込んで、冷却動作を行うか否かを決定する点である。
【0039】
ここで、フラグ処理とは、例えば、制御部3が、メモリの所定のアドレスのデータを、ランプ11が点灯すると1と設定し、ランプ11の冷却動作が終了すると0と設定する。このデータを冷却動作情報として、制御部3が読み込むものである。このときの動作について図3を参照して説明する。
【0040】
このとき、使用者が、ランプ11を点灯後、電源スイッチをオフ操作して消灯し、プロジェクタ装置の電源プラグをコンセントから抜いたとする。ランプ11の消灯後、冷却動作を行っていないので、冷却動作情報は1である。ここで、プロジェクタ装置の電源プラグがコンセントに差し込まれるとプロジェクタ装置は始動し(ステップS111)、制御部3は、消灯継続時間T1と、冷却動作情報とを読み込む。冷却動作情報が1であって、消灯継続時間T1が再点灯可能時間T0より長いときは、ランプ11が、消灯してからあらかじめ決められた時間を経過しているので、冷却動作を行っていなくても、ランプ11の温度は低下していると判断して(ステップS112、S113)、冷却動作を行わない決定をする(ステップS122)。
【0041】
冷却動作情報が1であって、消灯継続時間T1が再点灯可能時間T0より短いときは、ランプ11が、消灯してからあらかじめ決められた時間を経過しておらず、冷却動作も行われていないため、ランプ11の温度は、点灯可能な温度まで低下していないと判断できる(ステップS112、S113)。そこで、制御部3は、送風機2に所定時間冷却動作を実行することを指示し、送風機2は冷却動作を行う(ステップS114)。
【0042】
この冷却動作の間に、使用者が、電源スイッチをオン操作した場合、制御部3は、その指示を無視する。あるいは、電源スイッチのオン操作を記憶して、所定時間終了後に駆動部12に、ランプ11の点灯の指示をする。また、冷却動作の間は、表示部6に、ランプ11が冷却中であることを表示させてもよい。
【0043】
冷却動作が終了すると、制御部3は、冷却動作情報を0と設定する(ステップS115)。さらに、使用者が、プロジェクタ装置の電源プラグを、コンセントから抜き(ステップS116)、再びコンセントに差し込んだとする(ステップS111)。プロジェクタ装置は電源プラグがコンセントに差し込まれると始動し、制御部3は、消灯継続時間T1と、冷却動作情報とを読み込む。冷却動作情報が0のとき、既に冷却動作が行われているので、ランプ11の温度は、点灯可能な温度まで低下していると判断できる(ステップS112)。そのため、制御部3は、冷却動作を行わない決定をする(ステップS122)。
【0044】
ここで、使用者が、電源スイッチをオン操作し(ステップS117)、制御部3が、電源スイッチがオン操作されたことを検出すると、冷却動作を行わずに、駆動部12に、ランプ11の点灯を指示する。駆動部12はランプ11の点灯開始に必要な電圧を発生して、ランプ11に印加し、ランプ11は点灯する(ステップS118)。制御部3は、冷却動作情報を1に設定する(ステップS119)。使用者は、使用終了後、電源スイッチをオフ操作して、ランプ11を消灯する(ステップS120)。
【0045】
このように、フラグ処理を行って、プロジェクタ装置の電源プラグがコンセントに差し込まれたときに、冷却動作を行うか否かを判断すると、使用者が電源スイッチをオン操作するより早く冷却動作を開始する点が、第一の実施の形態と異なる。また、冷却動作終了後、使用者が電源スイッチをオン操作したときには、冷却動作を行うことなく、ランプ11が点灯する。
【0046】
また、ランプ11の消灯後、電源プラグがコンセントに差し込まれたままの状態があらかじめ決められている一定の時間より長く継続した場合、冷却動作を行ってもよい。例えば、ランプ11の消灯後、一分間、電源プラグがコンセントから抜かれなければ、制御部3は、送風機2に、冷却動作を指示するとする。このとき、会議の間に10分の休憩時間があった場合、使用者が、休憩時間の開始と同時に電源スイッチをオフ操作してランプ11を消灯したとする。表1に示したように冷却動作時間を設定すると、休憩時間開始の一分後に冷却動作を開始して120秒間継続する。すると、休憩時間中に冷却動作は終了し、冷却動作情報は0に設定される。そのため、会議再開時に、使用者が電源スイッチをオン操作すると同時にランプ11は点灯することができる。
【0047】
また、ランプ11を消灯してから、つぎに点灯するまでの時間が長いとき、タイマ4のカウンタが、オーバーフローする場合がある。タイマ4は、カウンタがオーバーフローすると、例えば、カウンタに用いられている発振器の発振を止める等の手段によりカウンタを停止させてもよいし、プロジェクタ装置の電源遮断中であれば、補助電源5を放電させることによりタイマ4へ電源供給を停止して計測を停止させてもよい。このとき、制御部3は、計測が停止していると、消灯継続時間T1は再点灯可能時間T0より長いと判断する。また、プロジェクタ装置はメモリを備え、オーバーフローしたことを示す情報を記憶してもよい。このとき制御部3は、その情報を読み込んで、消灯継続時間T1は再点灯可能時間T0より長いと判断する。
【0048】
実施の形態3.
次に、本発明の第3の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0049】
図4は本発明によるプロジェクタ装置の冷却方法の第3の実施の形態を示すブロック図である。本実施の形態の構成は、第1の実施の形態の補助電源5を削除し、光源部1に、温度検出手段である温度検出部13を追加したもので、その他の構成は第1の実施の形態と同様である。そのため、第1の実施の形態と同様の回路等については図1と同じ符号を付し、説明を省略する。ただし、制御手段である制御部30の動作は、第1の実施の形態における動作とは異なる。
【0050】
温度検出部13は、例えば、熱電対によって構成され、ランプ11の温度を測定する。温度検出部13は、ランプ11の温度を直接測定してもよく、ランプ11近傍の温度を測定して、ランプ11の温度を推測してもよい。制御部30は、温度検出部13が測定したランプ11の温度(以下、Temp1とする。)を、読み込む。制御部30は、ランプ11の点灯が可能な所定の温度(以下、Temp0とする。)より、測定温度Temp1が高い場合、タイマ4に、時間の計測の開始を指示する。制御部30は、測定温度Temp1と、点灯可能温度Temp0とを比較して、ランプ11の点灯を行う前の冷却動作を、行うべきか否かの判断を行う。
【0051】
次に、本発明の第3の実施の形態の動作について、図5を参照して説明する。図5は、この実施の形態の動作を説明するフローチャートである。プロジェクタ装置の使用を開始するとき、使用者は、プロジェクタ装置の電源プラグをコンセントに差し込む。さらに、電源スイッチをオン操作すると始動する(ステップS201)。プロジェクタ装置各部に電源が供給されると、制御部3は、送風機2に冷却動作の開始を指示し、測定温度Temp1を読み込む。制御部30は、測定温度Temp1と点灯可能温度Temp0との比較を行う(ステップS202)。制御部30は、測定温度Temp1が、点灯可能温度Temp0より低い温度のときか、同じ温度のときには、駆動部12にランプ11の点灯を指示し、駆動部12はランプ11の点灯開始に必要な電圧を発生して、ランプ11に印加する。よって、ランプ11は点灯する(ステップS204)。その後、プロジェクタ装置は稼働状態になる。
【0052】
測定温度Temp1が、点灯可能温度Temp0より高い温度のときには、制御部30は、タイマ4に時間の計測の開始を指示する。タイマ4が計測した時間が所定時間が経過するまで、送風機2は冷却動作を行い(ステップS203)、ランプ11の点灯は行わない。制御部30は、所定時間経過後に、駆動部12にランプ11の点灯を指示する。駆動部12はランプ12の点灯開始に必要な電圧を発生して、ランプ11に印加する。よって、ランプ11は点灯する(ステップS204)。
【0053】
制御部30が、冷却動作を行わせる所定時間について説明する。
【0054】
プロジェクタ装置のランプ11を、最高使用温度の環境下で点灯させ、ランプ11の温度が安定している状態で、ランプ11を消灯する。ここで、送風機2に冷却動作を行わせるとランプ11の温度は低下する。時間の経過とともに、ランプ11の温度が低下し、例えば100秒後に、点灯可能温度Temp0まで低下する場合を想定する。その場合、冷却動作を行わせる所定時間を100秒を超える一定時間例えば120秒に設定すれば、制御部30が駆動部12にランプ11の点灯を指示するときには、ランプ11の温度は、確実に再点灯が可能な温度に低下している。
【0055】
しかし、冷却動作を行わせる所定時間を、常に一定の時間にするのではなく、制御部30が、電源スイッチによるオン操作を検出してから、駆動部12に、ランプ11の点灯を指示するまでの所定時間は、測定温度Temp1に連動して変化してもよい。測定温度Temp1が点灯可能温度Temp0より高い場合において、測定温度Temp1が点灯可能温度Temp0に近いときには、測定温度Temp1が点灯可能温度Temp0に遠い場合に比べ、ランプ11の温度はより低下している。よって、測定温度Temp1が点灯可能温度Temp0に近いときは、測定温度Temp1が点灯可能温度Temp0に遠いときに比べ、短時間の冷却動作で、ランプ11の温度が点灯可能な温度に低下する。よって、測定温度Temp1が点灯可能温度Temp0に近いときは、冷却動作は短時間でもよいため、制御部30が、駆動部12にランプ11の点灯を指示するまでの所定時間を短く設定してもよい。
【0056】
表2に、ランプ11の点灯を指示するまでの所定時間を、測定温度Temp1に連動して変化させた場合の一例を示す。この例では、測定温度Temp1が750度のときは、冷却動作は80秒行うが、測定温度Temp1が450度のときは、冷却動作は40秒で終了する。
【0057】
【表2】
【0058】
プロジェクタ装置の使用者は、プロジェクタ装置の使用を終了するとき、電源スイッチをオフ操作する。すると、プロジェクタ装置各部への電源供給が停止され、ランプ11は消灯する。送風機2は冷却動作を停止する。
【0059】
なお、この場合にも、第1の実施の形態の場合と同様に、ランプ11の余熱でプロジェクタ装置の内部温度が上昇し、装置内の他のデバイスに影響を与える場合には、送風機2は、一定の時間、冷却動作を継続してもよい。
【0060】
実施の形態4.
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
【0061】
第3の実施の形態の構成では、冷却動作を行う条件であるプロジェクタ装置の始動を、使用者が電源スイッチをオン操作したときにした。すなわち、使用者がプロジェクタ装置の電源スイッチをオン操作したときに冷却動作を行うか否かを判断していた。なお、電源スイッチのオン操作はランプ11を点灯させるための操作に相当する。それに対してこの実施の形態では、冷却動作を行う条件であるプロジェクタ装置の始動を、使用者がプロジェクタ装置の電源プラグをコンセントに差し込んだとき(プロジェクタ装置に商用電源が供給されたとき)とする。すなわち、使用者がプロジェクタ装置の電源プラグをコンセントに差し込んだときに、冷却動作を行うか否かを判断する。さらに使用者が電源スイッチをオン操作すると、電源スイッチがオンされたことが制御部30に通知されるとともに、プロジェクタ装置各部に電源が供給される。
【0062】
この実施の形態の動作について説明する。第3の実施の形態の動作と異なる点は、電源プラグがコンセントに差し込まれたときに、制御部30は、ランプ11の測定温度Temp1を読み込んで、冷却動作を行うか否かを決定する点である。
【0063】
使用者は、プロジェクタ装置の使用を開始するときに、プロジェクタ装置の電源プラグをコンセントに差し込んで、プロジェクタ装置に電力を供給させる。プロジェクタ装置は始動する。制御部30は、電力が供給されると測定温度Temp1を読み込む。測定温度Temp1が、点灯可能温度Temp0より高い温度のとき、制御部30は所定時間、送風機2に冷却動作を指示する。送風機2は冷却動作を行う。プロジェクタ装置に電源プラグをコンセントに差し込んだことで、使用者はプロジェクタ装置の使用を意図しており、まもなく電源スイッチをオン操作すると予測できるからである。
【0064】
この冷却動作の間に、使用者が、電源スイッチをオン操作した場合、制御部30は、オン操作を無視する。あるいは、オン操作を記憶して、所定時間終了後に駆動部12に、ランプ11の点灯を指示する。また、冷却動作の間は、表示部6に、ランプ11が冷却中であることを表示させてもよい。
【0065】
使用者は、電源スイッチをオン操作して、ランプ11の点灯を指示する。制御部30は、電源スイッチのオン操作を検出すると、送風機2に、冷却動作の開始を指示し、温度検出部13がランプ11の温度を測定した結果である測定温度Temp1を読み込む。冷却動作終了後、測定温度Temp1は点灯可能温度Temp0よりも低い温度になっている。そのため、制御部30は、所定時間の経過を待たずに、駆動部12にランプ11の点灯を指示する。駆動部12はランプ11の点灯開始に必要な電圧を発生して、ランプ11に印加し、ランプ11は点灯する。
【0066】
また、ランプ11の消灯後、電源プラグがコンセントに差し込まれたままの状態が一定の時間より長く継続した場合、冷却動作を行ってもよい。例えば、ランプ11の消灯後、一分間、電源プラグがコンセントから抜かれなければ、制御部30は、送風機2に、冷却動作を指示するとする。このとき、会議の間に10分の休憩時間があった場合、使用者が、休憩時間の開始と同時に電源スイッチをオフ操作してランプ11を消灯したとする。表1に示したように冷却動作時間を設定すると、休憩時間開始の一分後に冷却動作を開始して120秒間継続する。すると、休憩時間中に冷却動作は終了し、測定温度Temp1は点灯可能温度Temp0よりも低い温度になっている。そのため、会議再開時に、使用者が電源スイッチをオン操作すると同時にランプ11は点灯することができる。
【0067】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、高圧放電ランプを備えるプロジェクタ装置において、従来、光源の消灯後に行っていた冷却動作を、光源の点灯前に行う構成にしたので、光源消灯後の取り扱いを容易にすることができる効果がある。
【0068】
また、光源の点灯前である、制御手段への電力供給が開始されたときに冷却動作を行うか否かの判断を行う構成にしたので、光源の温度が十分に冷却された場合、光源の点灯前にも冷却動作を行わず、冷却動作に必要な電力消費量の削減ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示すブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【図6】従来のプロジェクタ装置の一構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 光源部
2 送風機
3 制御部
4 タイマ
5 補助電源
6 表示部
11 ランプ
12 駆動部
13 温度検出部
30 制御部
Claims (9)
- 光源からの光を光変調素子に照射し、光変調素子によって形成された画像を拡大して投射するプロジェクタ装置であって前記光源を冷却するために用いられる冷却手段を備えたプロジェクタ装置の冷却方法において、
プロジェクタ装置が始動するときに、前記冷却手段を動作させるか否か判定し、
前記冷却手段を動作させると判定した場合には、所定期間前記冷却手段を動作させた後に前記光源を点灯させる
ことを特徴とするプロジェクタ装置の冷却方法。 - 光源からの光を光変調素子に照射し、光変調素子によって形成された画像を拡大して投射するプロジェクタ装置であって、前記光源を冷却するために用いられる冷却手段を備えたプロジェクタ装置において、
始動の際に前記冷却手段を動作させるか否か判定し、前記冷却手段を動作させると判定した場合には、所定期間前記冷却手段を動作させた後に前記光源を点灯させる制御手段を備えた
ことを特徴とするプロジェクタ装置。 - 始動の際とは、プロジェクタ装置に商用電源が供給されたときである
請求項2記載のプロジェクタ装置 - 始動の際とは、プロジェクタ装置に商用電源が供給された後、光源を点灯させるための操作がなされたときである
請求項2記載のプロジェクタ装置 - 光源が消灯してからの時間を計測する時間計測手段を備え、
制御手段は、前記時間計測手段が計測した時間があらかじめ決められた時間より短い場合に冷却手段を動作させると判定する
請求項3または請求項4記載のプロジェクタ装置。 - プロジェクタ装置に電力が供給されていないときに、時間計測手段に電力を供給する補助電源を備えた
請求項5記載のプロジェクタ装置。 - 冷却動作を光源の消灯後に行ったか否かの情報である冷却動作情報を記憶する記憶手段を備え、
制御手段は、時間計測手段が計測した時間があらかじめ決められた時間を経過しておらず、かつ、冷却動作情報が冷却動作を光源の消灯後に行っていないことを示した場合に、冷却手段を動作させると判定する
請求項6記載のプロジェクタ装置。 - 光源の温度を検出する温度検出手段を備え、
制御手段は、光源の温度が所定の温度を超えていた場合に、冷却手段を動作させると判定する
請求項3または請求項4記載のプロジェクタ装置。 - 制御手段は、光源の消灯後、制御手段の電源が供給される状態があらかじめ決められている一定の時間より長く継続した場合に、冷却手段を動作させると判定する
請求項7または請求項8記載のプロジェクタ装置。
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