JP2004163534A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2004163534A JP2002327133A JP2002327133A JP2004163534A JP 2004163534 A JP2004163534 A JP 2004163534A JP 2002327133 A JP2002327133 A JP 2002327133A JP 2002327133 A JP2002327133 A JP 2002327133A JP 2004163534 A JP2004163534 A JP 2004163534A
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Takeshi Yoshida
健 吉田
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

【課題】中間転写ベルトとその周辺のアース部材との間の予期せぬ放電に起因する画像の乱れを生じずに、上記漏れ電流に起因する一次転写トナー像及び/又は二次転写トナー像の乱れを防止できるようにする。
【解決手段】中間転写ベルト10の両面除電手段として、中間転写ベルト転写面に非接触な転写面除電針71Bk、Y、M、Cと、転写裏面に接触する転写裏面除電ローラ72Bk、Y、M、Cとを設ける。転写面除電針には、電源(図示せず)から振幅は5[kV]のACバイアスを印加する。転写裏面除電ローラは接地させる。これによって、各一次転写ニップ間と一次転写ニップNcと二次転写ニップとの間に位置する中間転写ベルトの両面を除電する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、ベルト状の中間転写体である中間転写ベルトを用いた中間転写方式の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、中間転写方式の画像形成装置としては、次のようなものが知られている。それは、像担持体、中間転写体、更に像担持体上のトナー像を中間転写体上に転写する一次転写手段、中間転写体上の一次転写トナー像を転写材上に転写する二次転写手段等を備えたものである(特許文献1参照)。像担持体は、画像情報に応じたトナー像を担持するもので例えば感光体が用いられる。
また、この種の中間転写方式を採用した画像形成装置には、カラー画像が形成可能なカラー複写機やカラーレーザプリンタ等もある(特許文献2乃至5参照)。これは、複数色のトナー像を複数本のローラに掛け渡された中間転写ベルト上に順次転写することによって重ね合わせカラー画像を形成し、転写材に一括転写する中間転写方式の装置である。
【0003】
中間転写方式の画像形成装置における一次転写には、感光体と中間転写ベルトの間に形成する転写電界を用いている。また、二次転写には、中間転写ベルトと転写材との間に形成する転写電界、及び/又は圧力を用いている。
【0004】
図10は中間転写方式を採用した画像形成装置の一例を示した概略構成図である。矢印方向に回転駆動される像担持体としての感光体ドラム40には、現像装置29が対向して設けられている。中間転写体としての中間転写ベルト10は、複数のローラ14,15,16に張架され、感光体ドラム表面移動方向における現像装置との対向位置より下流側に接触対向して設けられている。そして、感光体ドラム表面とほぼ等しい線速で矢印方向(順方向)に駆動される。この感光体ドラム40と中間転写ベルト10との接触対向部を一次転写ニップN1という。
上記中間転写ベルト10の感光体ドラム40との接触対向する転写面とは反対側の転写裏面には、一次転写手段としての一次転写ローラ63が接触対向している。また、上記ローラ14,15,16のうちローラ16は二次転写手段としての二次転写ローラであり、電源(図示せず)に接続されている。二次転写ローラ16に対して中間転写ベルト10を介して対向する位置に対向ローラ23が設けられており、二次転写ニップN2を形成している。
【0005】
上記一次転写ローラ63は、中間転写ベルト10の転写裏面に一次転写バイアスを付与して感光体ドラム40上のトナー像を中間転写ベルト10上に転写するためのものである。このため、一次転写ローラ63にトナーの帯電極性とは逆極性の一次転写バイアスを印加し、トナーが中間転写ベルト10上に静電的に吸着するような一次転写電界を中間転写ベルト10と感光体ドラム40との間に形成する。
上記二次転写ローラ16は、中間転写ベルト10の転写裏面に二次転写バイアスを付与して中間転写ベルト10上の一次転写トナー像を転写材Pに転写するためのものである。このため、中間転写ベルト上のトナーが転写紙P上に転移付着するような二次転写バイアスを中間転写ベルト10と転写紙Pとの間に形成する。ここで、二次転写ニップN2からの漏れ電流が一次転写に影響を及ぼさないようにするため、二次転写ローラ16を本例とは逆側である中間転写ベルトの転写面に対向させて設けトナーと逆極性のバイアスを印加することも考えられる。しかし、この構成では二次転写バイアスを、転写紙Pを挟んで中間転写ベルト10に印加することになり、転写紙Pの抵抗変動が転写電界に影響を及ぼし転写不良が生じる恐れがある。この転写不良の発生を回避するために、二次転写バイアスを中間転写ベルト10の転写裏面から印加し、二次転写ローラ16とトナー像との間に転写紙Pを挟まないようにして転写紙Pの抵抗変動の影響を受けにくくするのが望ましい。従って、本例の複写機においては、中間転写ベルト10の転写裏面から二次転写バイアスを印加する構成を採用している。
【0006】
以上の構成によって、現像装置によって感光体ドラム上にトナー像が形成され、感光体ドラム上に担持されつつそのトナー像が一次転写ニップへ搬送される。一次転写ニップN1では、一次転写電界によってトナー像が中間転写ベルト上に転写される。その後中間転写ベルト上に担持されつつトナー像が二次転写ニップN2へ搬送される。二次転写ニップでは、トナー像が搬送されてくるタイミングに同期して供給される転写材P上に二次転写電界によってトナー像が転写される。転写材P上に転写された未定着状態のトナー像は、定着装置25によって転写紙P上に定着される。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−82532号公報
【特許文献2】
特開2002−40749号公報
【特許文献3】
特開平14−278313号公報
【特許文献4】
特開平11−24443号公報
【特許文献5】
特開平8−30119号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のように中間転写ベルトを用いた中間転写方式の画像形成装置において、一次転写トナー像や二次転写トナー像に転写ムラが生じる場合があることが分かった。そして、転写ムラの原因について以下のことが分かった。
【0009】
一次転写トナー像に生じる転写ムラの原因は、以下のとおりである。一次転写ニップにおいて中間転写ベルトの転写裏面から一次転写バイアスを印加するのは、トナーが中間転写ベルト上に静電的に吸着するような一次転写電界を中間転写ベルトと感光体ドラムとの間に形成するためである。しかし、一次転写ローラから中間転写ベルトの転写裏面にバイアスを印加すると、漏れ電流が中間転写ベルトの転写裏面を伝って一次転写ニップ以外の領域へ流れる場合がある。そして、例えばタンデム型の画像形成装置のように一次転写ニップが中間転写ベルトに複数形成されている装置においては、1つの一次転写ニップから流れ出した漏れ電流が隣の一次転写ニップに及ぶ。そして隣の1次転写ニップでその位置に設けられた一次転写ローラから印加される一次転写バイアスに干渉し、一次転写に悪影響を及ぼし一次転写トナー像を乱すのである。このような一次転写トナー像に生じる転写ムラは、タンデム型の画像形成装置でなくても、一次転写ニップが中間転写ベルトに複数形成されている装置であれば発生する。
【0010】
二次転写トナー像に生じる転写ムラの原因は、以下のとおりである。一次転写ローラから中間転写ベルト転写裏面を伝って流れ出した漏れ電流が一次転写ニップ下流側に位置する二次転写ニップまで及ぶ。この漏れ電流が、二次転写ニップにおいて中間転写ベルトの転写裏面から印加される二次転写バイアスに干渉するのである。この二次転写トナー像の転写ムラは、タンデム型に限らずモノクロ画像のみを形成する装置でも発生する。中間転写方式の画像形成装置において、中間転写ベルト上に担持しているトナー像を転写材上に二次転写する際、中間転写ベルトの転写裏面から二次転写バイアスを印加する画像形成装置で生じるものである。
【0011】
ここで、中間転写ベルトの転写裏面から印加した二次転写バイアスによって発生する電流が、その下流の一次転写ニップで印加される一次転写バイアスに干渉し、一次転写トナー像を乱す原因となることも考えられる。しかし、このような二次転写バイアスの二次転写ニップ下流側への漏れによる一次転写ニップへの影響は、二次転写ニップ上流側への漏れによる一次転写ニップ影響に比して今まで少なかった。何故なら、一般的に二次転写後の中間転写ベルトを除電するための除電装置が設けられたり、二次転写ニップから次の一次転写ニップまでの距離が遠かったりしていたからである。
また、中間転写ベルトの転写裏面から印加した一次転写バイアスによって発生する電流が、その上流の二次転写ニップで印加される二次転写バイアスに干渉して生じる二次転写トナー像の乱れについても同様である。一次転写ニップ下流側への漏による二次転写トナー像の乱れに比して影響は少なかった。
【0012】
上記漏れ電流に起因する一次転写トナー像及び/又は二次転写トナー像の乱れを防止するために、中間転写ベルトの転写裏面の表面抵抗率を高めることが考えられる。中間転写ベルトの転写裏面における表面抵抗率を高めると、中間転写ベルトの転写裏面に転写バイアスを印加しても中間転写ベルトを伝って流れる漏れ電流量を減らすことができると考えられるからである。
【0013】
ところが、中間転写ベルト転写裏面の表面抵抗率を高くすると、中間転写ベルトと中間転写ベルト転写面に近接した位置にあるアース部材との間で放電が起こりやすくなる。放電の発生原因は次のようなことである。中間転写ベルトの転写裏面に電流が流れづらくなると、帯電したトナーを担持している中間転写ベルト転写面の電荷保持量が多くなるのに対してベルトを挟んで転写裏面にトナーと逆極性の電荷が集まりづらくなる。このため、中間転写ベルト転写面のトナーの電荷量が転写裏面の電荷量に比して過剰な状態となり、トナーの中間転写ベルト転写面に対する付着状態が不安定な状態となる。このような状態の転写面にアース部材が近接すると、中間転写ベルトとアース部材との間で放電が起こりやすくなる。放電が生じると、中間転写ベルトの転写面からトナーが飛散したり、トナーの電荷量が変化して転写不良を起こしたりして、結果的に画像が乱れるという不具合が発生する。
また、中間転写ベルト転写裏面の表面抵抗率を高くした場合に限らず、中間転写ベルトの片面に電荷が偏在した場合にも、中間転写ベルトとベルトの周辺のアース部材との間の予期せぬ放電が生じる恐れがある。そして、このような放電が生じた場合、同様に画像の乱れが生じる恐れもある。
【0014】
そこで、中間転写ベルトとベルト周辺のアース部材との間の予期せぬ放電に起因する画像の乱れを生じずに、漏れ電流に起因する一次転写トナー像及び/又は二次転写トナー像の乱れを防止できるようにすることが望まれるところである。
【0015】
本発明は以上の背景に鑑みなされたものである。その目的とするところは、中間転写ベルトとベルト周辺のアース部材との間の予期せぬ放電に起因する画像の乱れを生じずに、上記漏れ電流に起因する一次転写トナー像及び/又は二次転写トナー像の乱れを防止できるようにすることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、像担持体と、複数の張架手段により回転自在に張架された中間転写ベルトと、該像担持体上のトナー像を一次転写位置で該中間転写ベルトの転写面に転写する一次転写手段と、該中間転写ベルトの転写面に担持されたトナー像を二次転写位置で転写材に転写する二次転写手段とを備え、該一次転写手段が、該中間転写ベルトの該転写面に対する裏面である転写裏面に一次転写バイアスを印加する一次転写バイアス印加手段を有する中間転写方式の画像形成装置において、上記一次転写位置よりも上記中間転写ベルト表面移動方向下流側で、かつ上記二次転写位置よりも該中間転写ベルト表面移動方向上流側の中間転写ベルト領域において、該中間転写ベルト領域の上記転写面及び上記転写裏面の両面を除電する両面除電手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記像坦持体を複数有し、該像坦持体上のトナー像を各像担持体と上記中間転写ベルトとが対向する各一次転写位置で該中間転写ベルトの転写面に順次転写して重ね合わせトナー像を形成する一次転写手段と、該中間転写ベルトの転写面に担持された重ね合わせトナー像を二次転写位置で転写材に一括転写する二次転写手段とを備え、上記両面除電手段を設ける上記中間転写ベルト領域が、隣り合った一次転写位置同士の間の各領域と、上記中間転写ベルト表面移動方向の最下流側に位置する一次転写位置と上記二次転写位置との間の領域との全ての領域であることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の画像形成装置において、上記二次転写手段が上記中間転写ベルトの上記転写裏面に二次転写バイアスを印加する二次転写バイアス印加手段を有し、かつ、上記二次転写位置よりも該中間転写ベルト表面移動方向下流側で上記一次転写位置よりも該中間転写ベルト表面移動方向上流側の該中間転写ベルト領域に上記両面除電手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1,2,又は3の画像形成装置において、上記両面除電手段のうち、上記中間転写ベルトの転写面を除電する転写面除電手段を上記中間転写ベルト転写面に対して非接触な非接触除電手段で構成したことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1,2,3,又は4の画像形成装置において、上記中間転写ベルトの転写面を除電する転写面除電手段に、該中間転写ベルトの転写面に除電バイアスを印加する除電バイアス印加手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1,2,3,4,又は5の画像形成装置において、上記両面除電手段のうち上記中間転写ベルトの転写裏面を除電する転写裏面除電手段を、上記中間転写ベルト転写裏面に接触し連れ回るローラ部材から構成したことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1,2,3,4,又は5の画像形成装置において、上記両面除電手段のうち上記中間転写ベルトの転写裏面を除電する転写裏面除電手段を、上記中間転写ベルト転写裏面に接触する導電性ブラシから構成したことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1,2,3,4,5,6,又は7の画像形成装置において、上記中間転写ベルトの転写裏面を除電する転写裏面除電手段に、該中間転写ベルトの転写裏面に除電バイアスを印加する除電バイアス印加手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項8の画像形成装置において、上記転写裏面除電手段における上記除電バイアスの中間転写ベルト転写裏面への印加位置を、該中間転写ベルト表面移動方向における上記一次転写位置上流側近傍としたことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1,2,3,4,5,6,又は7の画像形成装置において、上記中間転写ベルトの転写裏面を除電する転写裏面除電手段を、接地部材で構成したことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,又は10の画像形成装置において、上記両面除電手段のうち上記中間転写ベルトの転写裏面を除電する転写裏面除電手段を、上記中間転写ベルト転写裏面から該中間転写ベルト10を上記像担持体側へ押圧することにより、該中間転写ベルトと上記像担持体との間の一次転写ニップにおける該中間転写ベルト表面移動方向の長さを増大させることが可能な部材から構成したことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,又は11の画像形成装置において、上記一次転写手段又は上記二次転写手段によって上記中間転写ベルトの転写裏面に一次転写バイアス又は二次転写バイアスを印加したとき、該中間転写ベルト転写裏面のバイアス印加位置から該中間転写ベルト裏面に当接する部材へ該中間転写ベルト10を伝って流れる総電流量が、該一次転写手段又は該二次転写手段を設けた一次転写位置又は二次転写位置でトナー像を転写するために作用する電流量に対して10[%]以下であることを特徴とするものである。
請求項1の画像形成装置においては、両面除電手段によって、一次転写位置とその下流側の二次転写位置との間に位置する中間転写ベルトの転写面及び転写裏面の両面を除電する。これによって、除電後の中間転写ベルトの転写面と転写裏面の両面を残留電荷のない状態にし、中間転写ベルトの片面に電荷が偏在することによって生じる中間転写ベルトとそれに近接するアース部材との間の放電の発生を防止する。よって、この放電により中間転写ベルトの転写面からトナーが飛散したりトナーの電荷量が変化して転写不良を起こしたりすることはない。
更に、二次転写手段にバイアス印加手段を設けた構成においては、一次転写位置で中間転写ベルトに一次転写バイアスが印加されることによって生じる電流がその下流側に位置する二次転写位置まで漏洩することがない。従って、二次転写位置において中間転写ベルトの転写裏面から二次転写バイアスを印加する構成の場合に一次転写バイアスの漏れ電流が干渉することがない。また、二次転写位置からその上流側へ流れ出した電流が上流に位置する一次転写位置で印加される一次転写バイアスに干渉することもない。以上のことから、漏れ電流に起因する一次転写トナー像及び/又は二次転写トナー像の乱れを防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を画像形成装置である湿式電子写真複写機に適用した実施形態について説明する。
【0018】
図1は、この発明の実施形態を示すもので、タンデム型間接転写方式のカラー電子写真複写機の概略構成図である。このカラー電子写真複写機は、複写装置本体100、この複写機本体を載せる給紙テーブル200、複写装置本体上に取り付けるスキャナ300、さらにその上に取り付ける原稿自動搬送装置(ADF)400から主に構成されている。
【0019】
上記複写装置本体100には、中央に、無端ベルト状の中間転写体としての中間転写ベルト10を設ける。中間転写ベルト10は、図示例では、3つの支持ローラ14,15,16に掛け回して図中時計回りに回転搬送可能としている。
この図示例では、3つの支持ローラ14,15,16のうち第2と第3の支持ローラ15,16の間に張架されている中間転写ベルト表面に、中間転写ベルトクリーニング装置17を設けている。これは、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去するためのものである。
また、3つの支持ローラ14,15,16のうち第1の支持ローラ14と第2の支持ローラ15間に張り渡した中間転写ベルト10上には、その搬送方向に沿って、ブラック,イエロー,マゼンタ,シアンの4つの画像形成手段18Bk、Y、M、Cを横に並べて配置してタンデム画像形成装置20を構成する。そして、このタンデム画像形成装置20の上には、図1に示すように、さらに露光装置21を設ける。
【0020】
上記タンデム画像形成装置20の各画像形成手段18は、像担持体としてブラック,イエロー,マゼンタ,シアンの各色トナー像を担持する像担持体としての感光体ドラム40Bk、Y、M、Cを有している。また、各感光体ドラム4040Bk、Y、M、Cから中間転写ベルト10にトナー像を転写する一次転写位置には、中間転写ベルト10を間に挟んで各感光体ドラム40Bk、Y、M、Cに対向するように一次転写手段の構成要素としての一次転写ローラ62Bk、Y、M、Cが設けられている。
【0021】
一方、中間転写ベルト10を挟んでタンデム画像形成装置20と反対の側には、二次転写手段としての二次転写装置22を備える。二次転写装置22は、図示例では、2つのローラ23間に、無端ベルトである二次転写ベルト24を掛け渡して構成し、中間転写ベルト10を介して第3の支持ローラ16に押し当てて配置し、中間転写ベルト10上の画像を転写紙に転写する。
また、二次転写装置22の横には、転写紙上の転写画像を定着する定着装置25を設ける。定着装置25は、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27を押し当てて構成する。
【0022】
上述した二次転写装置22には、画像転写後の転写紙をこの定着装置25へと搬送する転写紙搬送機能も備えてなる。もちろん、二次転写装置22として、転写ローラや非接触のチャージャを配置してもよく、そのような場合は、この転写紙搬送機能を併せて備えることは難しくなる。
なお、図示例では、このような二次転写装置22および定着装置25の下側に、上述したタンデム画像形成装置20と平行に、転写紙の両面に画像を記録すべく転写紙を反転する転写紙反転装置28を備える。
【0023】
さて、いまこのカラー電子写真複写機を用いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえる。
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動して後、スキャナ300を駆動し、第1走行体33および第2走行体34を走行する。他方コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは直ちに、スキャナ300を駆動し、第1走行体33および第2走行体34を走行する。そして、第1走行体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読み取りセンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。
【0024】
また、不図示のスタートスイッチを押すと、不図示の駆動モータで支持ローラ14,15,16の1つを回転駆動して他の2つの支持ローラを従動回転し、中間転写ベルト10を回転搬送する。同時に、個々の画像形成手段18でその感光体ドラム4040Bk、Y、M、Cを回転して各感光体ドラム4040Bk、Y、M、C上にそれぞれ、ブラック,イエロー,マゼンタ,シアンの単色画像を形成する。そして、中間転写ベルト10の搬送とともに、一次転写ローラ62Bk、Y、M、Cが印加する一次転写バイアスによってそれらの単色画像を順次一次転写して中間転写ベルト10上に合成カラー画像を形成する。
【0025】
一方、不図示のスタートスイッチを押すと、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つから転写紙を繰り出す。更に、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して複写機本体100内の給紙路48に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。
または、給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上の転写紙を繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
【0026】
そして、中間転写ベルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写ベルト10と二次転写装置22との間に転写紙を送り込み、二次転写装置22で転写して転写紙上にカラー画像を記録する。
画像転写後の転写紙は、二次転写装置22で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を定着して後、切換爪55で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックする。または、切換爪55で切り換えて転写紙反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置へと導き、裏面にも画像を記録して後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。
【0027】
一方、画像転写後の中間転写ベルト10は、中間転写ベルトクリーニング装置17で、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画像形成装置20による再度の画像形成に備える。
【0028】
ここで、レジストローラ49は一般的には接地されて使用されることが多いが、転写紙の紙粉除去のためにバイアスを印加することも可能である。バイアスを印加する場合、例えば導電性ゴムローラを用いてバイアスを印加する。導電性ゴムローラは、径φ18で、表面が1[mm]厚みの導電性NBRゴムである。電気抵抗はゴム材の体積抵抗で10E9[Ωcm]程度であり、印加バイアスはトナーを転写する側(表側)に−800[V]程度、裏側に+200[V]程度程度とする。
一般的に中間転写方式は紙粉が感光体ドラム40にまで移動しづらいため、紙粉転写を考慮する必要が少なくアースになっていても良い。また、印加電圧として、DCバイアスが印加されているが、これは転写紙をより均一帯電させるためDCオフセット成分を持ったAC電圧でも良い。
このようにバイアス印加したレジストローラ49を通過した後の紙表面は、若干マイナス側に帯電している。よって、中間転写ベルト10から転写紙への転写では、レジストローラ49に電圧を印加しなかった場合に比べて転写条件が変わり転写条件を変更する場合がある。
上記構成の画像形成装置に本発明を適用した実施例1、実施例1の変形例、及び実施例2について以下に説明する。
【0029】
〔実施例1〕
図2は、実施例1にかかる説明図であり、中間転写ベルトと4つの一次転写ニップNbk、Ny、Nm、Nc近傍を示したものである。中間転写ベルト10は例えばポリイミド製の単層構造をもつベルトからなり、転写面,転写裏面の抵抗率は5×E+10[Ω/□]、体積抵抗率は5×E+8[Ωcm]とする。抵抗値は、温度23[℃]、湿度50[%]の環境で三菱化学製ハイレスタ‐UP(MCP−HT450)高抵抗率計によって測定した値である。プローブは同社のURSプローブ(MCP−HTP14)を用い、印加電圧は500[V]とした。
1次転写ローラ62への一次転写バイアス印加方式として、例えば定電流方式や定電圧方式があるが、本実施例1においては定電流方式で20[μA]流すようにバイアスを印加した。同様に2次転写ローラ16への印加方式は定電流印加方式を採用し、−50[μA]流すようにバイアスを印加した。
【0030】
そして、本実施例1においては、中間転写ベルトの転写面と転写裏面との両面を除電する両面除電手段として、転写面と転写裏面にそれぞれ対向した転写面除電部材と転写裏面除電部材とを設けた。従来、中間転写ベルトの転写裏面のみに除電装置を設けた構成のものはあったが、両面の除電を行う構成のものはなかった。しかし、片面を除電しただけでは中間転写ベルトと中間転写ベルトに近接した位置にあるアース部材との間で生じる放電を防止仕切れない場合がある。この放電を防止するためには中間転写ベルト両面の帯電量のバランスをとる必要があり、片面だけの除電では不充分である。以下に、実施例1にかかる両面除電手段について更に詳しく説明する。
中間転写ベルト転写面はトナー像が形成される面であるという点から、転写面除電部材は、ベルトと非接触であることが望ましく、本実施例1では非接触の除電針である転写面除電針71を用いている。この転写面除電針71に、除電バイアス印加手段としての電源(図示せず)から除電バイアスとしてACバイアスを印加する。ACの振幅は5[kV]とした。
転写裏面除電部材は中間転写ベルト10を外側に湾曲させて感光ドラムとの間にニップを形成させる作用を兼ねるという点から、ベルト裏面に接触するブラシまたはローラ部材が望ましく、ここでは転写裏面除電ローラ72を用いている。この転写裏面除電ローラ72は中間転写ベルトの転写裏面に接触してベルトの駆動と共につれ回りで回転する。この転写裏面除電ローラ72には例えばブラシローラ、金属ローラまたは金属ローラに樹脂層を設けたものが使用できる。そして、転写裏面除電ローラ72は接地させた。
尚、両面除電手段としては、上記除電針、除電ローラ以外にも、種々のものが使用可能である。例えば、板状金属部材、ブラシ部材等を使用することができる。
【0031】
そして、上記転写面除電針71と転写裏面除電ローラ72は、次の4つの領域にそれぞれ設けた。それは、隣り合った一次転写ニップ間の各領域3箇所と、中間転写ベルト表面移動方向の最下流側に位置する一次転写ニップと二次転写ニップとの間の領域との4つの領域である。即ち、一次転写ニップNbkとNyとの間、、NyとNmとの間、NmとNcとの間の3箇所と、一次転写ニップNcと二次転写ニップとの間の4つの領域にそれぞれ設けた。
【0032】
図3は、本実施例1におけるブラックトナー像を一次転写する一次転写ニップNbkの部分拡大図である。本実施例1においては、転写裏面除電ローラ72Bkによって中間転写ベルト10を転写裏面から感光体ドラム側へ押圧し、中間転写ベルトの転写面を感光体ドラム表面に沿って湾曲させる。これによって、転写裏面除電ローラ72Bkを設けていない場合のように中間転写ベルトが直線状態である場合に比して一次転写ニップNbkの距離を中間転写ベルト表面移動方向で増大させている。これを、4箇所の一次転写ニップNbk、Ny、Nm、Nc全てにおいて行っている。
【0033】
尚、本実施例1においては、バイアス印加位置から中間転写ベルト10を伝って流れる漏れ電流の割合を次のようにしている。中間転写ベルトの転写裏面に印加する一次転写バイアスと二次転写バイアスのうち、それぞれの印加位置で転写電界として作用する電流量に対して、中間転写ベルト10を伝って流れる総電流量が10[%]以下となるようにしている。
図4は、中間転写ベルト転写裏面にバイアスを印加した時に転写部に流れる電流に対する漏れ電流の割合(以下、漏れ率という)と、転写性を示すランクとの関係を調べた実験結果を示したものである。転写性のランク1〜5は、ランクが高い程転写性が良く、ランクが低い程転写性が悪いことを示している。転写性が悪いと、転写後の画像濃度が元の画像に対して薄くなる。ランク4以上で転写性が満足でき、このランク4が閾値である。
この図4より、転写性と漏れ率との間には、略相関関係があり、転写性のランクが4以上となるためには、漏れ率が10[%]以下であれば良いことが分かる。漏れ電流の値は印加バイアスや装置の構成によって異なるが、漏れ率が10[%]を超えると、画像の一部が転写できなくなってくるということが言える。この結果から、漏れ率を10[%]以下にすることで転写性ランク4以上を満たし、転写後の画像濃度不足を防止することができる。
【0034】
上記結果から、中間転写ベルトからの漏れ電流を抑える方法について説明する。通常、中間転写ベルトの表面抵抗率や体積抵抗率を下げると、漏れ電流量は減少すると考えられるが、これは全ての中間転写ベルトで言えるとは限らない。これについて調べた結果を以下に説明する。
図5は、ベルト転写裏面の表面抵抗率[logΩ]と、二次転写ニップに−60[μA]流した際の漏れ電流(ベルト裏面に当接する部材へ流れてしまう電流)量との関係を示した図である。ここで、電流がマイナスであるのは、本実施例の装置と同様に中間転写ベルトの転写裏面に二次転写バイアスを印加しているからである。図5において、菱形プロットは中間転写ベルトが本実施例1と同様に単層構造である場合、四角プロットは中間転写ベルトが実施例1とは異なり積層構造である場合である。この結果より、単層ベルトではベルト転写裏面の表面抵抗率がある程度低くても漏れ電流量はほとんど増加しない。一方、積層ベルトでは、転写裏面の表面抵抗率が低いと漏れ電流量が多くなる傾向にあるが、一部例外もある。この結果から分かることは、単層ベルトは積層ベルトと同じ表面抵抗率であっても電流が漏れにくいということである。
また、図6は、ベルトの体積抵抗率[logΩ]と、二次転写ニップに−60[μA]流した際の漏れ電流(ベルト裏面に当接する部材へ流れてしまう電流)量との関係を示した図である。この図においても、菱形プロットは中間転写ベルトが単層構造である場合、四角プロットは中間転写ベルトが積層構造である場合を示している。図6より、中間転写ベルトの体積抵抗率と漏れ電流量との間には相関関係があるとは言えないことが分かる。
以上図5及び図6の結果より、中間転写ベルトのバイアス印加位置から中間転写ベルト10を伝って漏れ出す漏れ電流の量を決める要因に、ベルトの表面抵抗率[logΩ]や体積抵抗率[logΩ]が全く関与しないとは言えない。しかし、中間転写ベルトのバイアス印加位置からの漏れ電流量を決める因子が、ベルトの表面抵抗率[logΩ]や体積抵抗率[logΩ]だけであるとは言い難い。
【0035】
そこで、本実施例1においては、中間転写ベルトに単層ベルトを用い、既に述べたように転写面,転写裏面の抵抗率を5×E+10[Ω/□]、体積抵抗率は5×E+8[Ωcm]とする。また、1次転写ニップNbk、Ny、Nm、Nc、2次転写ニップそれぞれでの漏れ電流量を測定し、転写部に流れる電流量に対する率を実際に求めた。この結果、いずれの転写ニップでも漏れ電流量がどちらも1[%]であった。これは、中間転写ベルト転写裏面のバイアス印加位置から中間転写ベルト10を伝って流れる総電流量である漏れ電流量が、各転写ニップで転写に作用する電流量に対して10[%]以下の範囲に充分入っている。
【0036】
これによって、転写ニップに転写電界を発生させるために印加した転写バイアスが、転写に作用されずにベルトを伝って漏れることによって生じる、転写バイアスの低下を回避する。実際にこの構成で画像の転写を行ったところ、一次転写、二次転写ともに転写率の良い、良好な画像を得ることができた。
【0037】
尚、本実施例1においては、二次転写ニップと、次の画像における最上流側の一次転写ニップNbkとの間の中間転写ベルトには、転写面除電針71と転写裏面除電ローラ72からなる両面除電手段を設けていない。これは、この領域は他の転写ニップ間領域に比して距離が長いため、二次転写バイアスや一次転写バイアスが互いに干渉しあうことが少ないためである。但し、この領域にも転写面除電針71と転写裏面除電ローラ72とを設けても良い。この構成によって、更に確実に良好な転写トナー像を得ることができる。
【0038】
以上のように実施例1においては、転写面除電針71Bk、Y、M、Cと転写裏面除電ローラ72Bk、Y、M、Cからなる両面除電手段を設けている。そして、各一次転写ニップ間と一次転写ニップNcと二次転写ニップとの間に位置する中間転写ベルトの両面を除電している。これによって、中間転写ベルトの片面に電荷が偏在することによって生じる中間転写ベルトとそれに近接するアース部材との間の放電の発生を防止することができる。この結果、放電により中間転写ベルトの転写面からトナーが飛散したりトナーの電荷量が変化して転写不良を起こしたりすることを防止できる。
また、これによって、バイアス印加位置での転写率を向上させるために中間転写ベルトの漏れ電流量を少なくしても、上記放電の発生を防止することができる。この結果、転写ニップ自体からの電流の漏れによって生じる転写率の低下と中間転写ベルト片面に電荷が溜まって放電することによるトナー飛散とを共に防止することもできる。
更に、中間転写ベルトの転写裏面に一次転写バイアスが印加されることによって生じる電流がその下流側に位置する二次転写ニップまで漏洩することがない。従って、二次転写ニップに一次転写バイアスの漏れ電流が干渉することがない。これと共に、二次転写ニップから流れ出した電流がその上流の一次転写ニップで印加される一次転写バイアスに干渉することもない。以上のことから、漏れ電流に起因する一次転写トナー像及び二次転写トナー像の乱れを防止することができる。
【0039】
〔変形例〕
次に、実施例1の変形例について説明する。
図7は、変形例にかかる一次転写ニップNbk近傍の説明図である。変形例では、転写裏面除電部材をベルトの転写裏面に接触する導電性ブラシからなる転写裏面除電ブラシ73Bkで構成した。これ以外の構成に関しては実施例1と同じなので説明を省略する。
【0040】
上記転写裏面除電ブラシ73Bkは、その形状が中間転写ベルトの幅方向に広く搬送方向に狭い平たい形状をし、アースに接続されている。そして、導電性のブラシが中間転写ベルト転写裏面にソフトに接触することによって一次転写バイアスが中間転写ベルト転写裏面を伝って漏れ出しても、その漏れ電流をこの位置で除電する。これによって、他の一次転写ニップNy、Nm、Ncの一次転写バイアスに干渉しないようにすることができる。また、実施例1のように転写裏面除電部材をローラ形状にするのに比して、中間転写ベルト搬送方向で必要となるスペースを削減することができる。
そして、本変形例においても、上記実施例1と同様に、放電により中間転写ベルトの転写面からトナーが飛散したりトナーの電荷量が変化して転写不良を起こしたりすることを防止できる。また、漏れ電流に起因する一次転写トナー像及び二次転写トナー像の乱れを防止することもできる。
【0041】
〔実施例2〕
図8は、実施例2にかかる説明図であり、中間転写ベルトと4つの一次転写ニップNbk、Ny、Nm、Nc近傍を示したものである。本実施例2における中間転写ベルト10は実施例1と同様のものを用いている。また、一次転写バイアスと転写面除電部材として用いる転写面除電針71Bk、Y、M、Cは実施例1と同様の構成とした。尚実施例1と同様の構成及び同様の効果が得られる部分については説明を省略し、実施例2特有の構成及び効果についてのみ述べることとする。
そして、本実施例2においては、転写裏面除電部材として除電バイアス印加ローラ74Bk、Y、M、Cを用い、1次転写ローラに印加するバイアスとは逆極性のバイアスを印加する除電バイアス印加手段としての機能をもたせた。本実施例2では、1次転写バイアスはプラスであるため、電源75Bk、Y、M、Cからマイナス極性である−500[V]のバイアスを除電バイアス印加ローラ74に印加する。尚、この除電バイアスの最適値は、装置構成等によって変わるものである。
そして、これら転写面除電針71Bk、Y、M、Cと除電バイアス印加ローラ74Bk、Y、M、Cとを中間転写ベルト表面移動方向の一次転写ニップ上流側近傍に配置した。
【0042】
図9は、本実施例2におけるブラックトナー像を一次転写する一次転写ニップNbkの部分拡大図である。本実施例2においては、除電バイアス印加ローラ74Bkによって中間転写ベルト10を転写裏面から感光体ドラム側へ押圧し、中間転写ベルトの転写面を感光体ドラム表面に沿って湾曲させる。これを実施例1とは異なり、一次転写ニップ上流側近傍から行っている。これによって、転写裏面除電ローラ72Bkを設けていない場合のように中間転写ベルトが直線状態である場合に比して一次転写ニップNbkの距離を中間転写ベルト表面移動方向で増大させている。これを、4箇所の一次転写ニップNbk、Ny、Nm、Nc全てで行っている。
【0043】
本実施例2のように一次転写ニップNbk、Ny、Nm、Ncの上流側近傍にトナーと同極性のバイアスを印加すると、一次転写ニップ入口の電界強度を弱めることができ、プレ転写を防ぐことが可能となる。これは単に転写ニップ入口の転写電界を弱めることだけに作用するよう除電バイアスを設定している。よって、既に中間転写ベルト10上に担持されている一次転写トナー像を引き剥がすことはない。また、除電バイアス印加ローラ74Bk、Y、M、Cの位置や除電バイアス及び一次転写バイアスの値を調整して一次転写部での電界を弱めないように設定すれば、転写率が低下することもない。尚、この技術に関しては、先に本出願人が提案している(特許文献5参照)。
【0044】
ところで、二次転写ニップにおいて中間転写ベルトの転写裏面から印加した二次転写バイアスによって発生する電流が中間転写ベルト10を伝って次の一次転写ニップまで流れる場合もある。このような漏れ電流が生じると、二次転写ニップから流れ出した電流がその下流の一次転写ニップで印加される一次転写バイアスに干渉し、一次転写に悪影響を及ぼし一次転写トナー像を乱す恐れがある。このような二次転写バイアスの漏れ電流における下流の一次転写ニップへの影響は上流の一次転写ニップへの影響に比して少ない。何故なら、一般的に二次転写後の中間転写ベルト10を除電するための除電装置が設けられたり、二次転写ニップから次の一次転写ニップまでの距離が遠かったりするからである。しかし、全く影響なしとは言えない。
そこで、本実施例2においては、二次転写ニップから中間転写ベルト表面移動方向下流側で最初の一次転写ニップまでの間に中間転写ベルト両面を除電する両面除電手段を設けている。それが、転写面除電針71Bk、Y、M、Cと除電バイアス印加ローラ74Bk、Y、M、Cである。
【0045】
上記実施例2の構成によれば、実施例1の効果に加えて、転写ニップ上流側で発生するプレ転写を防止することができた。また、二次転写バイアスによって発生する電流が中間転写ベルト10を伝って一次転写ニップNbkまで流れてくることがなく、ブラックトナー像の一次転写画像が乱れることもない。
【0046】
以上本発明を図1に示す所謂タンデム型の複写機に採用したことによるメリットは大きい。何故なら、中間転写ベルトの転写裏面に対して複数の一次転写バイアスを同時に印加すると、バイアス印加により生じた電流が各バイアスの印加位置に向けて互いに流れ合って干渉することになる。そして、このような干渉は、各バイアスの印加位置が近接しているほど著しくなるからである。従って、本実施形態の構成は、有用性が高いものである。
【0047】
以上、実施例1、変形例、及び実施例2によって本発明を説明した。但し、上記構成に限るものではなく、上記以外にも本発明を適用した画像形成装置構成は種々考えられる。例えば、中間転写ベルト10は単層構造でも多層構造でも適用可能である。また、上記実施形態では、タンデム型の複写機を用いて説明したが、これに限るものではない。例えば、従来技術で紹介した感光体ドラム40を1つのみ有する画像形成装置や、複数の感光体ドラムを回転方式にした所謂リボルバー現像装置にも適用可能である。本発明は、中間転写体として中間転写ベルト10を用い、一次転写に転写バイアスを用いる画像形成装置であれば適用可能である。
【0048】
以上、実施例1においては、転写面除電針71と転写裏面除電ローラ72からなる両面除電手段を次の全ての領域(以下、全ての転写ニップ間領域という)にそれぞれ設けた。その領域とは、隣り合った一次転写ニップ間の各領域3箇所と、最下流側の一次転写ニップと二次転写ニップとの間の領域との4箇所である。これによって、2つ目以降の一次転写ニップNy、Nm、Ncと二次転写ニップでの転写を良好に保つことができる。また、上記、全ての転写ニップ間領域において、中間転写ベルトと感光体ドラム及び近接アース部材との間の放電を防止することができる。よって、転写面除電針71と転写裏面除電ローラ72を全ての転写ニップ間領域に設けていない場合に比して放電によって生じるトナー像の乱れをより確実に防止することができる。
実施例2においては、二次転写ニップと中間転写ベルト表面移動方向下流側で最初の一次転写ニップとの間に転写面除電針71Bkと除電バイアス印加ローラ74Bkを設けている。これによって、二次転写バイアスによって発生する電流が中間転写ベルト10を伝って一次転写ニップNbkまで流れるような状況であっても、その前に中間転写ベルト両面を除電することができる。よって、ブラックトナー像の一次転写画像を乱すこともない。
実施例1、実施例1の変形例、及び実施例2においては、中間転写ベルトのトナー像を担持する側である転写面を除電する部材として転写面に対して非接触である転写面除電針71Bk、Y、M、Cを用いている。これによって、中間転写ベルト上のトナー像を乱さずにベルト表面の除電を行うことができる。
また、実施例1、実施例1の変形例、及び実施例2においては、転写面除電針71によって転写面に除電バイアスを印加している。これによって、中間転写ベルト転写面の過剰な電荷を積極的に除電することができる。
実施例1、実施例1の変形例、及び実施例2においては、転写裏面除電部材として中間転写ベルトの転写裏面に接触してベルトの駆動と共につれ回りで回転する転写裏面除電ローラ72Bk、Y、M、Cを用いている。これによって、転写裏面除電部材として中間転写ベルトに接触しても、中間転写ベルト駆動の際の妨げにならならずに済む。
実施例1の変形例においては、転写裏面除電部材をベルトの転写裏面に接触する平たい形状の転写裏面除電ブラシ73Bk、Y、M、Cで構成した。これによって、転写裏面除電部材をローラ形状にするのに比して、中間転写ベルト搬送方向で必要となるスペースを削減することができ、特にタンデム型のように一次転写ニップを横に並べる構成の装置において有効である。
また、実施例2においては、除電バイアス印加ローラ74Bk、Y、M、Cによって一次転写ニップ直前で中間転写ベルトの転写裏面に1次転写バイアスとは逆極性の除電バイアスを印加している。これによって、中間転写ベルトの転写裏面をムラなく除電することができる。更に、マイナス極性に帯電しているトナーに対してベルト転写裏面から同極性のバイアスが印加されているため、1次転写の直前でトナーが中間転写ベルト側に転移する所謂プレ転写を防止することができる。
また、実施例2においては、これら転写面除電針71Bk、Y、M、Cと除電バイアス印加ローラ74Bk、Y、M、Cとを一次転写ニップ上流側近傍に配置している。これによって、中間転写ベルトが一次転写ニップNbk、Ny、Nm、Ncに進入する直前に中間転写ベルト10の両面を除電することができ、一次転写を良好に行うことができる。
また、実施例1及びこの変形例においては、転写裏面除電ローラ72Bk、Y、M、Cを接地部材で構成している。これによって、除電用バイアスを印加することなく中間転写ベルト転写裏面の除電を行うことができるので、バイアス印加に関する機構を設ける必要がなくなる。よって、除電バイアスを印加する構成に比して、電力、スペース、コスト等を省くことができる。
また、実施例1、実施例1の変形例、及び実施例2においては、一次転写ニップNbk、Ny、Nm、Ncの中間転写ベルト表面移動方向の長さを増大させる位置に転写裏面除電ローラ72Bk、Y、M、Cを設けている。これによって中間転写ベルトが直線状態である場合に比して一次転写ニップを長くすることができ、1次転写ニップ部におけるトナー像の応力集中を緩和することができる。よって、応力によるトナー像の中抜けを防ぐことができる。
また、実施例1、実施例1の変形例、及び実施例2においては、中間転写ベルト転写裏面のバイアス印加位置から中間転写ベルト10を伝って流れる総電流量である漏れ電流量が、各転写ニップで転写に作用する電流量に対して10[%]以下となるようにしている。これによって、図4に示すように転写性のランクを4以上に維持することができ、バイアス印加位置における転写ニップにおいて、転写率の良い、良好な画像を得ることができる。
【0049】
【発明の効果】
請求項1乃至12の画像形成装置によれば、中間転写ベルトの放電の発生を回避できると共に、二次転写手段にバイアス印加手段を設けた構成において一次転写位置からの漏れ電流が二次転写バイアスに干渉することがない。また、二次転写位置からの漏れ電流が一次転写バイアスに干渉することもない。これにより、漏れ電流に起因する一次転写トナー像及び/又は二次転写トナー像の乱れと、中間転写ベルトとその周辺のアース部材との間の放電に起因する画像の乱れとを共に防止できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る画像形成装置の要部の説明図。
【図2】実施例1にかかる、中間転写ベルトと4つの一次転写ニップNbk、Ny、Nm、Nc近傍を示した説明図。
【図3】本実施例1における一次転写ニップNbkの部分拡大図。
【図4】漏れ率と転写性を示すランクとの関係を示した図。
【図5】ベルト転写裏面の抵抗率[logΩ]と、二次転写ニップに−60[μA]流した際の漏れ電流量との関係を示した図。
【図6】ベルトの体積抵抗率[logΩ]と、二次転写ニップに−60[μA]流した際の漏れ電流量との関係を示した図。
【図7】変形例にかかる一次転写ニップNbk近傍の説明図。
【図8】実施例2にかかる、中間転写ベルトと4つの一次転写ニップNbk、Ny、Nm、Nc近傍を示した説明図。
【図9】実施例2における一次転写ニップNbkの部分拡大図。
【図10】図10は中間転写方式を採用した画像形成装置の一例を示した概略構成図。
【符号の説明】
10 中間転写ベルト
17 ベルトクリーニング装置
18Bk、Y、M、C 画像形成ユニット
20 タンデム画像形成装置
22 二次転写装置
25 定着装置
29 現像装置
40、40Bk、Y、M、C 感光体ドラム
61 現像ユニット
62Bk、Y、M、C 一次転写ローラ
71Bk、Y、M、C 転写面除電針
72Bk、Y、M、C 転写裏面除電ローラ
73Bk 転写裏面除電ブラシ
74Bk、Y、M、C 除電バイアス印加ローラ
100 複写装置本体
200 給紙テーブル
300 スキャナ
400 原稿自動搬送装置
Nbk、Ny、Nm、Nc 一次転写ニップ

Claims (12)

  1. 像担持体と、
    複数の張架手段により回転自在に張架された中間転写ベルトと、
    該像担持体上のトナー像を一次転写位置で該中間転写ベルトの転写面に転写する一次転写手段と、
    該中間転写ベルトの転写面に担持されたトナー像を二次転写位置で転写材に転写する二次転写手段とを備え、
    該一次転写手段が、該中間転写ベルトの該転写面に対する裏面である転写裏面に一次転写バイアスを印加する一次転写バイアス印加手段を有する中間転写方式の画像形成装置において、
    上記一次転写位置よりも上記中間転写ベルト表面移動方向下流側で、かつ上記二次転写位置よりも該中間転写ベルト表面移動方向上流側の中間転写ベルト領域において、該中間転写ベルト領域の上記転写面及び上記転写裏面の両面を除電する両面除電手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記像坦持体を複数有し、該像坦持体上のトナー像を各像担持体と上記中間転写ベルトとが対向する各一次転写位置で該中間転写ベルトの転写面に順次転写して重ね合わせトナー像を形成する一次転写手段と、
    該中間転写ベルトの転写面に担持された重ね合わせトナー像を二次転写位置で転写材に一括転写する二次転写手段とを備え、
    上記両面除電手段を設ける上記中間転写ベルト領域が、隣り合った一次転写位置同士の間の各領域と、上記中間転写ベルト表面移動方向の最下流側に位置する一次転写位置と上記二次転写位置との間の領域との全ての領域であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2の画像形成装置において、
    上記二次転写手段が上記中間転写ベルトの上記転写裏面に二次転写バイアスを印加する二次転写バイアス印加手段を有し、
    かつ、上記二次転写位置よりも該中間転写ベルト表面移動方向下流側で上記一次転写位置よりも該中間転写ベルト表面移動方向上流側の該中間転写ベルト領域に上記両面除電手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1,2,又は3の画像形成装置において、
    上記両面除電手段のうち、上記中間転写ベルトの転写面を除電する転写面除電手段を上記中間転写ベルト転写面に対して非接触な非接触除電手段で構成したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1,2,3,又は4の画像形成装置において、
    上記中間転写ベルトの転写面を除電する転写面除電手段に、該中間転写ベルトの転写面に除電バイアスを印加する除電バイアス印加手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1,2,3,4,又は5の画像形成装置において、
    上記両面除電手段のうち上記中間転写ベルトの転写裏面を除電する転写裏面除電手段を、上記中間転写ベルト転写裏面に接触し連れ回るローラ部材から構成したことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1,2,3,4,又は5の画像形成装置において、
    上記両面除電手段のうち上記中間転写ベルトの転写裏面を除電する転写裏面除電手段を、上記中間転写ベルト転写裏面に接触する導電性ブラシから構成したことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1,2,3,4,5,6,又は7の画像形成装置において、
    上記中間転写ベルトの転写裏面を除電する転写裏面除電手段に、該中間転写ベルトの転写裏面に除電バイアスを印加する除電バイアス印加手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8の画像形成装置において、
    上記転写裏面除電手段における上記除電バイアスの中間転写ベルト転写裏面への印加位置を、該中間転写ベルト表面移動方向における上記一次転写位置上流側近傍としたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1,2,3,4,5,6,又は7の画像形成装置において、
    上記中間転写ベルトの転写裏面を除電する転写裏面除電手段を、接地部材で構成したことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,又は10の画像形成装置において、
    上記両面除電手段のうち上記中間転写ベルトの転写裏面を除電する転写裏面除電手段を、上記中間転写ベルト転写裏面から該中間転写ベルト10を上記像担持体側へ押圧することにより、該中間転写ベルトと上記像担持体との間の一次転写ニップにおける該中間転写ベルト表面移動方向の長さを増大させることが可能な部材から構成したことを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,又は11の画像形成装置において、
    上記一次転写手段又は上記二次転写手段によって上記中間転写ベルトの転写裏面に一次転写バイアス又は二次転写バイアスを印加したとき、該中間転写ベルト転写裏面のバイアス印加位置から該中間転写ベルト裏面に当接する部材へ該中間転写ベルト10を伝って流れる総電流量が、該一次転写手段又は該二次転写手段を設けた一次転写位置又は二次転写位置でトナー像を転写するために作用する電流量に対して10[%]以下であることを特徴とする画像形成装置。
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