JP2004160197A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 不正行為をし難くする遊技機を提供することを目的とする。
【解決手段】 遊技機であるパチンコ機において、特別図柄表示装置(表示装置)の周囲を囲むセンターフレーム21が遊技盤の中央部分に設けられている。そのセンターフレーム21の背面側に、第1〜第4基板38〜41を積層構造にして備えている。背面側から視て、もっとも手前側にある第4基板41には、ケーブルを通すための切り欠き41aが設けられており、その基板41の切り欠き41a以外の部分が、その基板41のすぐ奥側に積層された第3基板40のコネクタ45の一部を覆うように構成されている。手前側の第4基板41を外さないと、奥側の第3基板40に備えられたコネクタ45を、その基板40から外すことができず、奥側の第3基板40から不正な基板への交換が行えないので、不正行為をし難くすることができる。
【選択図】 図5

Description

この発明は、パチンコ機等の遊技機に関する。
従来、遊技機の一種として、パチンコ機が知られている。パチンコ機は、複数枚の基板を備えており、各々の基板間で信号を送受信することでパチンコ機を制御している。
しかしながら、近年、不正の利益を得る目的で行われる不正行為として、工場から出荷されたパチンコ機が遊技場(ホール)に設置されるまでの搬送途中に、あるいは遊技場に設置された後で遊技場が無人となる深夜等に遊技場に進入して、不正な基板に交換して、不正に大当たりを発生させるものが報告されている。また、不正な基板に交換することで、他の基板にまで悪影響を及ぼす恐れがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、不正行為をし難くする遊技機を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、電気的に接続可能に構成される複数枚の基板を備えた遊技機において、前記各々の基板は、他の基板に対して電気的に接続し、着脱自在に構成された電気接続部をそれぞれ備え、前記各々の基板を所定の一方向に積層して配設し、前記方向に対して手前側の基板は、その基板よりも奥側に積層された基板の前記電気接続部の少なくとも一部を覆うように構成することを特徴とするものである。
(作用・効果)請求項1に記載の発明によれば、電気的に接続可能に構成される複数枚の基板において、各々の基板は、他の基板に対して電気的に接続し、着脱自在に構成された電気接続部をそれぞれ備えている。そして、各々の基板を所定の一方向に積層して配設し、その方向に対して手前側の基板は、その基板よりも奥側に積層された基板の電気接続部の少なくとも一部を覆うように構成している。従って、遊技機を組み立てる際には、作業者はその方向に対してもっとも奥側の基板から手前側に向かって順に積層する。手前側の基板を組み立てる際には、その基板が、その基板よりも奥側に積層された基板の電気接続部の少なくとも一部を覆っているので、両基板間において電気的に接続するために、奥側に積層された基板と、その奥側の基板に備えられた電気接続部とを取り付けてから、手前側の基板を積層する。逆に、遊技機を解体、基板を外す、あるいは不正な基板に交換する際には、手前側の基板が、その基板よりも奥側に積層された基板の電気接続部の少なくとも一部を覆っているので、手前側の基板を外さないと、奥側の基板に備えられた電気接続部を、その奥側の基板から外すことができない。従って、奥側の基板から不正な基板に交換するときには、手前側の基板を外さないと、その交換が行えないので、不正行為をし難くすることができる。
また、手前側の基板を外さないと、奥側の基板に備えられた電気接続部を、その奥側の基板から外すことができず、その電気接続部から不正な電気接続部への交換が行えないので、同じく不正行為をし難くすることができる。
なお、本明細書は、次のような遊技機に係る発明も開示している。
(1)請求項1に記載の遊技機において、設置したときにおける遊技機の垂直面に沿って前記各々の基板を前後方向に積層して配設することを特徴とする遊技機。
(2)前記(1)に記載の遊技機において、前記垂直面に沿って前記各々の基板を背面方向に順に積層して配設し、前記手前側の基板が、背面側に位置することを特徴とする遊技機。
(3)請求項1に記載の遊技機において、設置したときにおける遊技機の垂直面に対して垂直に前記各々の基板を上下方向に積層して配設することを特徴とする遊技機。
(4)前記(3)に記載の遊技機において、前記垂直面に対して垂直に前記各々の基板を上方向に順に積層して配設し、前記手前側の基板が、上側に位置することを特徴とする遊技機。
(5)前記(3)に記載の遊技機において、前記垂直面に対して垂直に前記各々の基板を下方向に順に積層して配設し、前記手前側の基板が、下側に位置することを特徴とする遊技機。
上述した所定の一方向、すなわち基板を積層して配設する方向については、例えば前記(1)〜(5)の発明のようにすることができる。前記(1)の発明の場合には、設置したときにおける遊技機の垂直面に沿って前記各々の基板を前後方向に積層して配設する。前記(1)の発明のときには、垂直面に沿って各々の基板を前面方向に順に積層して配設し、手前側の基板が、前面側に位置する場合や、前記(2)の発明のように、垂直面に沿って各々の基板を背面方向に順に積層して配設し、手前側の基板が、背面側に位置する場合があるが、前者の場合には、作業者は垂直面の前面側から作業することになり、作業者のみならず遊技者まで基板が見えてしまい遊技機の外観品質が低下する恐れがあるので、前記(1)の発明のときには、前記(2)の発明である後者の場合の方が好ましい。前記(3)の発明の場合には、設置したときにおける遊技機の垂直面に対して垂直に各々の基板を上下方向に積層して配設する。前記(3)の発明のときには、前記(4)の発明のように、垂直面に対して垂直に各々の基板を上方向に順に積層して配設し、手前側の基板が、上側に位置する場合や、前記(5)の発明のように、垂直面に対して垂直に各々の基板を下方向に順に積層して配設し、手前側の基板が、下側に位置する場合がある。
(6)請求項1、前記(1)から(5)のいずれかに記載の遊技機において、 前記手前側の基板は、その基板のすぐ奥側に積層された基板の前記電気接続部の少なくとも一部を覆うように構成することを特徴とする遊技機。
手前側の基板および奥側の基板の関係とは、両基板間に1または複数枚の基板が介在されて積層されている場合と、前記(6)の発明のように、両基板間に基板が介在されていない場合とを示す。
(7)請求項1、前記(1)から(6)のいずれかに記載の遊技機において、手前側の基板が、その基板よりも奥側に積層された基板の前記電気接続部の少なくとも一部を覆うように、全ての基板について各々の基板を積層して配設することを特徴とする遊技機。
前記(7)の発明によれば、手前側の基板が、その基板よりも奥側に積層された基板の電気接続部の少なくとも一部を覆うように、全ての基板について各々の基板を積層して配設している。従って、遊技機を組み立てる際に各々の基板を組み立てるときには、手前側の基板が、その基板よりも奥側に積層された基板の電気接続部の少なくとも一部を覆っているので、両基板間において電気的に接続するために、奥側に積層された基板と、その奥側の基板に備えられた電気接続部とを取り付けてから、奥側から手前側に向かって各々の手前側の基板をそれぞれ順に積層する。逆に、遊技機を解体、基板を外す、あるいは不正な基板に交換する際には、手前側の基板が、その基板よりも奥側に積層された基板の電気接続部の少なくとも一部を覆っているので、手前側の基板を外さないと、奥側の基板に備えられた電気接続部を、その奥側の基板から外すことができない。従って、手前側の各基板をそれぞれ外さないと、それらの交換が行えないので、不正行為をし難くすることができる。また、不正な電気接続部に交換する際にも、手前側の各基板をそれぞれ外さないと、奥側の基板に備えられた電気接続部を、その奥側の基板から外すことができず、それらの交換が行えないので、不正行為をし難くすることができる。このことから、もっとも重要な基板をもっとも奥側に配設するとともに、重要度に応じて基板を奥側から手前側に順に積層して配設し、もっとも重要でない基板をもっとも手前側に配設すればよい。
(8)請求項1、前記(1)から(7)のいずれかに記載の遊技機において、前記各々の基板は、遊技機を制御する制御基板であることを特徴とする遊技機。
(9)前記(8)に記載の遊技機において、前記各々の制御基板は、遊技機を統括制御する主制御基板、または前記主制御基板から出力される信号に基づいて遊技を制御する副制御基板のいずれかであることを特徴とする遊技機。
(10)前記(9)に記載の遊技機において、前記主制御基板をもっとも奥側に、前記副制御基板を手前側に積層して配設することを特徴とする遊技機。
前記(8)の発明によれば、遊技機を制御する制御基板についても本発明を適用することができるので、制御基板について不正行為をし難くすることができる。また、制御基板の一例としては、前記(9)の発明のようなものが挙げられる。すなわち、各々の制御基板は、遊技機を統括制御する主制御基板、または主制御基板から出力される信号に基づいて遊技を制御する副制御基板のいずれかである。また、副制御基板は、主制御基板から出力される信号に基づいて遊技を制御することから、主制御基板が不正な基板に交換されると全ての副制御基板にまで悪影響を及ぼすので、主制御基板は副制御基板よりも重要である。従って、前記(10)の発明のように、重要な基板である主制御基板をもっとも奥側に、副制御基板を手前側に積層して配設するのが好ましい。
(11)請求項1、前記(1)から(10)のいずれかに記載の遊技機において、前記遊技機は遊技盤を備えるとともに、前記遊技盤は、遊技者が視認することができる特定遊技部材を備え、前記特定遊技部材は、前記複数枚の基板を備えることを特徴とする遊技機。
(12)前記(11)に記載の遊技機において、前記特定遊技部材は、識別情報が変動表示可能に構成された可変表示装置の周囲を囲むセンターフレームであることを特徴とする遊技機。
前記(11)の発明によれば、本発明を、遊技者が視認することができる特定遊技部材に適用することで、例えば遊技者が比較的に注目を浴びやすい特定遊技部材(例えば表示装置や電動役物)においても、不正行為をし難くすることができる。また、遊技盤に備えられる、遊技者が視認することができる特定遊技部材の例は、上述したように遊技者が比較的に注目を浴びやすい表示装置や電動役物のほかに、前記(12)の発明のように、識別情報が変動表示可能に構成された可変表示装置の周囲を囲むセンターフレームがある。従って、前記(11)の発明のように、センターフレームに適用すると、センターフレームにおいても、不正行為をし難くすることができる。このようなセンターフレーム等に代表される特定遊技部材は、上述したように遊技者が視認することができる部材であるので、通常、遊技者から見て、遊技盤の前面に備えられる場合が多い。そこで、特定遊技部材に備えられる複数枚の基板を遊技者から見えなくするように、下記(13)の発明のようにこれらの基板は備えられる。
(13)前記(11)または(12)に記載の遊技機において、前記特定遊技部材は、設置したときにおける遊技機の背面側に前記複数枚の基板を備えることを特徴とする遊技機。
前記(13)の発明によれば、設置したときにおける遊技機の背面側に複数枚の基板は、特定遊技部材に備えられるので、この特定遊技部材の影になって遊技者は、これらの基板が見えなくなる。
(14)請求項1、前記(1)から(13)のいずれかに記載の遊技機において、前記電気接続部は、各基板間で信号を送受信するケーブルと、そのケーブルに接続されたコネクタとからなり、各々の基板は積層する面に前記各々のコネクタを取り付けることを特徴とする遊技機。
電気接続部の一例としては、例えば前記(14)の発明のようなものが挙げられる。すなわち、電気接続部は、各基板間で信号を送受信するケーブルと、そのケーブルに接続されたコネクタとからなり、各々の基板は積層する面に各々のコネクタを取り付ける。前記(14)の発明のように、電気接続部がケーブルとコネクトからなる場合には、下記(15),(16)の発明のようにすることができる。
(15)前記(14)に記載の遊技機において、手前側の基板に前記ケーブルを通すための切り欠きを設け、前記基板の切り欠き以外の部分が、その基板よりも奥側に積層された基板の前記コネクタの少なくとも一部を覆うように構成することを特徴とする遊技機。
(16)前記(14)に記載の遊技機において、手前側の基板に前記ケーブルを通すための孔を設け、前記基板の孔以外の部分が、その基板よりも奥側に積層された基板の前記コネクタの少なくとも一部を覆うように構成することを特徴とする遊技機。
前記(15),(16)の発明にもあるように、手前側の基板の切り欠き,孔以外の部分は、その基板よりも奥側に積層された基板のコネクタの少なくとも一部を覆っていればよく、もちろん、そのコネクタ全体を覆っていれば、不正行為をより一層し難くすることができる。
(17)請求項1、前記(1)から(16)のいずれかに記載の遊技機において、前記遊技機はパチンコ機であることを特徴とする遊技機。
前記(17)の発明によれば、不正行為をし難くするパチンコ機を提供することができる。なお、パチンコ機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて遊技用媒体としての遊技球を所定の遊技領域発射し、遊技球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(または作動ゲートを通過)することを必要条件として、表示装置において動的表示されている識別情報(図柄等)が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞手段(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
(18)請求項1、前記(1)から(16)のいずれかに記載の遊技機において、前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機。
前記(18)の発明によれば、不正行為をし難くするスロットマシンを提供することができる。なお、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、あるいは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
(19)請求項1、前記(1)から(16)のいずれかに記載の遊技機において、前記遊技機はパチンコ機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機。
前記(19)の発明によれば、不正行為をし難くするパチンコ機とスロットマシンとを融合させたものを提供することができる。なお、この融合させたものの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、あるいは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用するとともに、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
この発明に係る遊技機によれば、各々の基板は、他の基板に対して電気的に接続し、着脱自在に構成された電気接続部をそれぞれ備え、各々の基板を所定の一方向に積層して配設し、その方向に対して手前側の基板は、その基板よりも奥側に積層された基板の電気接続部の少なくとも一部を覆うように構成しているので、手前側の基板を外さないと、奥側に積層された基板に備えられた電気接続部を、その奥側の基板から外すことができない。その結果、奥側の基板から不正な基板に交換するときには、手前側の基板を外さないと、その交換が行えず、奥側の基板に備えられた電気接続部から不正な電気接続部を交換するときには、手前側の基板を外さないと、その交換が行えないので、不正行為をし難くすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
本実施例では、遊技機の一例として弾球遊技機の一種であるパチンコ機、特に、第1種パチンコ遊技機を用いて説明する。なお、本発明を第3種パチンコ遊技機(権利物とも呼ばれる)等の他の遊技機に用いることは、当然に可能である。
図1は、実施例のパチンコ機の概略正面図であり、図2はパチンコ機の遊技盤の概略正面図である。本実施例のパチンコ機Pは、図1に示すように、遊技盤1と、球を貯留する上受け皿2および下受け皿3と、球を遊技盤1へ発射するための発射ハンドル4とを備えている。遊技盤1は、前面枠1aに嵌め込まれたガラス製の透明板1bに覆われている。
図2に示すように、パチンコ機Pの遊技盤1には、作動口5及び大入賞口6が設けられており、遊技盤1は遊技領域を構成している。作動口5は、遊技球Bの通路を備えており、その通路入口には羽根7が開閉可能に支持されている。
また、大入賞口6の前には、シャッタ8が設けられている。このシャッタ8は、大入賞口6の側部に設けられた図示しない大入賞口用ソレノイドにより作動させられ、大入賞口6を開閉する。詳しくは、当該ソレノイドが励磁状態となることにより、シャッタ8が略水平に傾き、これにより大入賞口6が開かれる。また、ソレノイドが非励磁状態となることにより、シャッタ8が略垂直状態となり、これにより大入賞口6は閉鎖される。
遊技盤1の中央部分(大入賞口6の上方)には、可変表示装置としての特別図柄表示装置(以下、単に「表示装置」という)9が組込まれている。表示装置9は、液晶ディスプレイ(LCD)よりなる表示部9aを備えており、ここに複数の(例えば3つの)図柄列が表示される。図柄列は、基本的には、複数種類の図柄によって構成されている。これらの図柄は、特別遊技図柄としての大当たり図柄、外れリーチ図柄及び外れ図柄のいずれかになりうる。
表示装置9の表示部9aでは、各図柄列の図柄変動(回転変動)が、遊技球Bの作動口5への入賞に基づいて開始させられる。また、大当たり図柄、外れリーチ図柄、外れ図柄の中から1つが選択され、これが停止図柄として設定される。停止図柄とは、各図柄列が図柄変動を停止したときに表示される図柄である。
大当たり図柄は、いわゆるリーチ状態を経た後、遊技者に有利な大当たり状態を発生させるための図柄である。詳しくは、全ての図柄列の変動が停止させられたとき、表示されている図柄の組合せが、予め定められた大当たりの組合せ、すなわち、同一種類の図柄が大当たりラインに沿って並んでいるときの同図柄の組合せ(例えば、「7」、「7」、「7」の図柄)となる場合がある。この組合せを構成する図柄が「大当たり図柄」である。大当たりの組合せが成立すると、特別電動役物が作動し(大入賞口6が開かれ)、遊技者にとって有利な大当たり状態の到来、すなわち、より多くの賞球を獲得することが可能となる。
表示装置9において、表示部10aの上方には、発光ダイオード(LED)からなる保留ランプ10a,10b,10c,10dが組み込まれている。保留ランプ10a〜10dは、基本的には作動口5への入賞に基づく変動表示の保留毎に点灯させられ、その保留に対応した変動表示の実行に伴い消灯させられる。さらに、パチンコ機Pには、遊技の進行に応じて効果音を発生する図示しないスピーカが設けられている。
このほかにも、パチンコ機Pの複数箇所には、遊技効果を高めるための各種ランプが取り付けられている。これらのランプは、例えばランプ風車11、上部ランプ飾り12(図1参照)、下部ランプ飾り13等からなり、遊技の進行に応じて点灯状態(消灯、点灯、点滅等)が適宜変えられるようになっている。なお、上部ランプ飾り12には、遊技者に球切れ状態や入賞状態を報知すべく、球切れランプ及び入賞ランプなどが内蔵されている。
本実施例のパチンコ機Pでは、遊技者の操作に応じて変化するパチンコ機Pの遊技状態を検出するべく、遊技盤1には、種々の検出スイッチが取り付けられている。これら検出スイッチにより、遊技球Bの作動口5への入賞や、大入賞口6への入賞が検出されるようになっている。また、本実施の形態では、各検出スイッチの検出結果に基づきソレノイドや、表示装置9、各保留ランプ10a〜10d、各種ランプ11〜13、スピーカ等をそれぞれ駆動制御するために制御装置が設けられている。制御装置は、読み出し専用メモリ(ROM)、中央処理装置(CPU)、ランダムアクセスメモリ(RAM)等を備えている。ROMは所定の制御プログラムや初期データを予め記憶しており、CPUはROMの制御プログラム等に従って各種演算処理を実行する。
ここで、本発明の特徴部分の1つである構成について、図3を用いて以下に説明する。図3は、実施例のパチンコ機のセンターフレームの概略斜視図である。
図2に示すように、上述した表示装置9は、表示部9aの前方において、この表示部9aを囲むようにして設けられたセンターフレーム21を有している。このセンターフレーム21は、特別遊技領域を構成しており、後部において表示装置9が取り付けられるようになっている。図3に示すように、センターフレーム21は、天井部23、左右両側の側部24及び下部25を有している。
まず、天井部23について説明する。図3に示すように、天井部23の中央部には透明な天飾り26が設けられ、その天飾り26の後部(奥側)には遊技球Bが案内されうる入口部27が2つ左右方向に並べて設けられている。天井部23の入口部27以外の箇所に当たった遊技球Bは、この天井部23により左右両側方へと案内されるようになっている。
続いて、下部25について説明する。下部25の上面は、第1ステージ29となっており、天井部23の入口部27に入力された遊技球Bが後述する遊技球通路31を通ってこの第1ステージ29上に供給されるようになっている。また、この第1ステージ29の下方位置には、第2ステージ30が設けられていて、第1ステージ29からの遊技球Bが第2ステージ30に供給されるようになっている。つまり、この第1,第2ステージ29,30は、上下方向に二段に並設されている。なお、第1,第2ステージ29,30は、これらのステージにおける遊技球Bの挙動が遊技者により視認できるようになっている。
さらに、左右両側の側部24について説明する。天井部23から左右両側の側部24にかけて、入口部27及び第1ステージ29間を連通する遊技球通路31が形成されている。この遊技球通路31は、天井部23に設けられた第1遊技球通路32と、側部24に設けられて、第1遊技球通路32からの遊技球Bが入力されて第1ステージ29上に出力する第2遊技球通路33とを備えている。第1遊技球通路32は、遊技者が通過中の遊技球Bを視認できるよう透明部材で覆われるようにして構成されている。第2遊技球通路33は、遊技者が通過中の遊技球Bを視認困難となるようカバーで覆われるようにして構成されている。従って、入口部27に入った遊技球Bは、図3に破線で示すように、第1遊技球通路32を通り(このとき、遊技球Bの視認が可能となっている)、そして第2遊技球通路33を通って(このとき、一時的に遊技球Bの視認が困難となる)、第1ステージ29上へと案内される。なお、図3では、センターフレーム21の左側の遊技球通路31(第1遊技球通路32と第2遊技球通路33とからなる)での遊技球Bの通過経路を破線で示しているが、センターフレーム21の右側の遊技球通路31での遊技球Bの通過経路についても同様となっているため破線での表示を省略している。なお、表示装置9の両側には飾りレンズ28が設けられている。
ここで、上述したセンターフレーム21のより具体的な構成について、図4を用いて詳細に説明する。図4は、背面方向から視たセンターフレームの分解斜視図である。なお、主たる構成のみを図示し、ネジ等については図示を省略する。
図4に示すように、センターフレーム21は、大別すると、中央部がそれぞれ開口されたベース枠34と基板取付枠35とから構成される。ベース枠34の前面は薄板状の平板36となっており、平板36の背面に遊技盤1(図1,図2参照)が取り付けられ、平板36よりも背面側にある平面36部分以外のベース枠34は遊技盤1の盤面よりも背面側に取り付けられる。すなわち、平面36は、遊技盤1の盤面よりも突出しており、平面36よりも前面側にある第1遊技球通路32も遊技盤1の盤面よりも突出することになる。
ベース枠34の内枠部分は、左右両側の側部24では、上述した第2遊技球通路33を構成しており、下部25では、中央部分が凹状に窪んだ載置部37を構成している。載置部37は、凹状に窪んだ中央部分において第2ステージ30を載置するとともに、それ以外の左右部分において第1ステージ29を載置する。
基板取付枠35は、天井部23と左右両側の側部24とに、さらなる開口部がそれぞれ設けられている。すなわち、天井部23には、前後方向に積層して配設された積層構造の第1〜第4基板38〜41を基板取付枠35に取り付けるための積層構造基板用の開口部42が、左右両側の側部24には、上述した飾りレンズ28とその飾りレンズ28を点灯制御するレンズ用基板43とを取り付けるためのレンズ用の開口部44がそれぞれ設けられている。
次に、積層構造の第1〜第4基板38〜41、およびレンズ用基板43について、図5を用いて詳細に説明するとともに、特に、第3基板40,第4基板41についてより詳細に説明する。図5は、基板取付枠の背面図である。
各々の基板38〜41は、背面方向に第1基板38,第2基板39,第3基板40,および第4基板41の順に配設して構成されている。なお、第1基板38および第2基板39については、図5では図示を省略している。また、本実施例の場合、パチンコ機Pの組立あるいは解体を行う作業者、あるいはこれらの基板や後述するコネクタやケーブルを不正なものに交換する者は背面側から行うので、これらの者から視ると、手前側の基板が背面側に位置することになる。
飾りレンズ28およびレンズ用基板43は、背面方向に飾りレンズ28およびレンズ用基板43の順に配設して構成されている。飾りレンズ28については、図5では図示を省略している。また、飾りレンズ28の各脚部28aは、レンズ用基板43の各端部をそれぞれ支持し、基板取付枠35は、飾りレンズ28の各脚部28aをそれぞれ支持している。
これらの基板38〜41,43は、相互に電気的に接続可能に構成されている。すなわち、これらの基板38〜41,43を相互に電気的に接続する、本発明における電気接続部は、各基板38〜41,43間で信号を送受信するケーブル(図示省略)と、そのケーブルに接続されたコネクタ45とからそれぞれなり、各々のコネクタ45は、各々の基板38〜41,43の積層面に取り付けられている。これらのコネクタ45は、各々の基板38〜41,43に対して着脱自在に構成されている。
もっとも手前側である第4基板41には、ケーブルを通すための切り欠き41aが設けられており、その基板41の切り欠き41a以外の部分が、その基板41のすぐ奥側に積層された第3基板40のコネクタ45の一部(図5では右側部分)を覆うように構成されている。ここで、「基板41のすぐ奥側に積層された第3基板40」とは、両基板40,41間に基板が介在されていないことをいう。
以上より、上述したパチンコ機Pの構成によれば、電気的に接続可能に構成される複数枚の基板38〜41,43において、各々の基板38〜41,43は、他の基板に対して電気的に接続し、着脱自在に構成されたケーブルおよびコネクタ45をそれぞれ備えている。そして、基板38〜41,43のうち、第1〜第4基板38〜41を背面方向に順に積層して配設し、第3基板40,第4基板41において、その背面方向に対して手前側の基板である第4基板41は、その基板41のすぐ奥側に積層された基板である第3基板40のコネクタ45の一部(図5では右側部分)を覆うように構成している。
従って、パチンコ機Pを組み立てる際には、作業者は背面方向に対してもっとも奥側の第1基板38から手前側に向かって、第1基板38,第2基板39,第3基板40,および第4基板41の順に積層する。もっとも手前側の基板である第4基板41を組み立てる際には、その基板41が、その基板41よりも奥側に積層された第3基板40のコネクタ45の一部を覆っているので、両基板40,41間において電気的に接続するために、奥側に積層された第3基板40と、その奥側の第3基板40に備えられたコネクタ45とを取り付けてから、手前側の第4基板41を積層する。
逆に、パチンコ機Pを解体、基板を外す、あるいは不正な基板に交換する際には、手前側の第4基板41が、その基板41よりも奥側に積層された第3基板40のコネクタ45の一部を覆っているので、手前側の第4基板41を外さないと、奥側の第3基板40に備えられたコネクタ45を、その奥側の第3基板40から外すことができない。従って、奥側の第3基板40から不正な基板に交換するときには、手前側の第4基板41を外さないと、その交換が行えないので、不正行為をし難くすることができる。
また、手前側の第4基板41を外さないと、奥側の第3基板40に備えられたコネクタ45およびケーブルを、その奥側の第3基板40から外すことができず、そのコネクタ45またはケーブルから不正なコネクタまたはケーブルへの交換が行えないので、不正行為をし難くすることができる。
また、本実施例では、特定遊技部材でもあるセンターフレーム21は、遊技者が視認することができる部材であって、上述したように遊技盤1の前面に備えられる。そこで、センターフレーム21に備えられるこれらの基板38〜41,43を遊技者から見えなくするように、これらの基板38〜41,43を背面側に備えている。これによってセンターフレーム21の影になって遊技者は、これらの基板38〜41,43が見えなくなる。なお、本実施例の場合には、平板36の背面に遊技盤1が取り付けられることから、遊技盤1の影によっても遊技者は、これらの基板38〜41,43が見えなくなる。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、手前側の第4基板41が、その基板41のすぐ奥側に積層された第3基板40のコネクタ45の一部を覆っていたが、他の基板、例えば、第2基板39が、その基板39のすぐ奥側に積層された第1基板38のコネクタ45の一部を覆っていてもよい。また、2枚の基板間に限定されず、3枚以上の基板あるいは全ての基板について、手前側の基板が、その基板よりも奥側に積層された基板のコネクタの一部を覆うように積層して配設すればよい。
3枚の基板の場合には、例えば、もっとも手前側の第4基板41が、その基板41のすぐ奥側に積層された第3基板40のコネクタ45の一部を覆うとともに、第3基板40が、その基板40のすぐ奥側に積層された第2基板39のコネクタ45の一部を覆っていてもよいし、例えば、手前側の第3基板40が、その基板40のすぐ奥側に積層された第2基板39のコネクタ45の一部を覆うとともに、第2基板39が、その基板39のすぐ奥側に積層された第1基板38のコネクタ45の一部を覆っていてもよい。
また、全ての基板の場合には、もっとも手前側の第4基板41が、その基板41のすぐ奥側に積層された第3基板40のコネクタ45の一部を覆うとともに、第3基板40が、その基板40のすぐ奥側に積層された第2基板39のコネクタ45の一部を覆い、第2基板39が、その基板39のすぐ奥側に積層された第1基板38のコネクタ45の一部を覆っていてもよい。
(2)上述した実施例では、手前側の第4基板41が、その基板41のすぐ奥側に積層された第3基板40のコネクタ45の一部を覆っていたが、すぐ奥に限定されず、1または複数枚の基板が介在されていても、手前側の基板が、その基板よりも奥側に積層された基板のコネクタの少なくとも一部を覆っていればよい。例えば、手前側の第4基板41が、すぐ奥側に積層された第3基板40を跳ばして、第3基板のすぐ奥側に積層された第2基板39のコネクタ45の一部を覆っていてもよい。もちろん、第4基板41は、第2基板39のみならず、すぐ奥側の第3基板40、さらにはもっとも奥側の第1基板38のコネクタをも覆っていてもよい。このような構成は、各基板を上下左右に段違いに積層すれば実現することができる。
(3)上述した実施例では、手前側の第4基板41が、その基板41のすぐ奥側に積層された第3基板40のコネクタ45の一部を覆っていたが、第3基板40のコネクタ45全体を覆っていてもよい。コネクタ45全体を覆っていれば、不正行為をより一層し難くすることができる。
(4)上述した実施例では、手前側である第4基板41に、ケーブルを通すための切り欠き41aを設け、その基板41の切り欠き41a以外の部分が、奥側の第3基板40のコネクタ45の一部を覆っていたが、ケーブルを通す手段は切り欠きに限定されない。例えば、図6に示すように、第4基板41に、ケーブルを通すための孔41bを設け、その基板41の孔41b以外の部分が、奥側の第3基板40のコネクタ45の一部を覆っていてもよい。この場合には、図6に示すように、コネクタ45全体をより簡易に覆うことが可能になる。
(5)上述した実施例では、本発明における電気接続部として、ケーブルと、そのケーブルに接続されたコネクタ45とを例に採って説明したが、基板相互に電気的に接続し、かつ基板に対して着脱自在に構成された、通常に用いられる電気接続部であれば、これに限定されない。
例えば、図7の断面図に示すように、第4基板41の積層面とは逆の裏面(遊技者から視れば前面)に導電ピン46を立設し、第3基板40よりも手前側に第4基板41を積層する際に、その導電ピン46を第3基板40の積層面に取り付ければよい。この場合には、第4基板41の裏面に設けられた導電ピン46は第3基板40に対して着脱自在に構成されることになり、導電ピン41によって両基板40,41は電気的に接続可能になる。従って、この変形例では、導電ピン46が、本発明における電気接続部に相当する。
また、本発明における電気接続部である導電ピン46が、第4基板41の積層面とは逆の面に設けられるので、第4基板41は導電ピン46全体を覆うことになる。従って、上述した実施例や変形例(4)のように切り欠きや孔等を基板に設けなくてもよい。
(6)上述した実施例では、センターフレーム21は、基板38〜41,43を背面側に備え、遊技盤1の面(パチンコ機Pが設置されたときにはこの面は垂直になる)に沿って各々の第1〜第4基板38〜41を背面方向に順に積層して配設したが、基板を積層して配設する方向については、特に限定されない。
例えば、遊技盤の面に沿って各々の基板を前面方向に順に積層して配設したり、遊技盤の面に対して垂直に各々の基板を上下方向に積層して配設してもよい。さらに、遊技盤の面に対して垂直に各々の基板を上下方向に積層して配設する場合には、面に対して垂直に各々の基板を上方向に順に積層して配設し、手前側の基板が、上側に位置する場合や、面に対して垂直に各々の基板を下方向に順に積層して配設し、手前側の基板が、下側に位置する場合がある。
ただ、各々の基板を前面方向に順に積層して配設する場合には、作業者は遊技盤ひいてはセンターフレームの前面側から作業することになり、作業者のみならず遊技者まで基板が見えてしまいパチンコ機Pの外観品質が低下する恐れがあるので、遊技盤の面に沿って各々の基板を前後方向に積層して配設する場合には、本実施例の方が好ましい。
(7)上述した実施例では、センターフレーム21が特定遊技部材を構成しているが、これに限定されず、その他の表示装置や電動役物等を特定遊技部材とし、その特定遊技部材が、複数枚の基板を備えてもよい。
(8)上述した実施例では、センターフレーム21等に代表される特別遊技部材が、複数枚の基板を備える構成であったが、これに限定されない。例えば、通常、パチンコ機Pの背面には、パチンコ機P全体を制御する主制御基板や、主制御基板からの送信コマンドに従って動作する各種のサブ制御基板が組み付けられているが、これらの制御基板を積層構造で構成してもよい。なお、サブ制御基板としては、例えば、遊技球Bの払出を制御する払出制御基板や、表示装置9の表示部9aに表示される図柄の変動表示を制御する表示用制御基板、効果音の出力を制御する効果音制御基板、保留ランプ10a〜10dやランプ風車11や上部ランプ飾り12や下部ランプ飾り13や飾りレンズ28等の点灯を制御するランプ制御基板等が挙げられる。サブ制御基板は、本発明における副制御基板に相当する。
サブ制御基板は、主制御基板から出力される信号に基づいて遊技を制御することから、主制御基板が不正な基板に交換されると全てのサブ制御基板にまで悪影響を及ぼすので、主制御基板はサブ制御基板よりも重要である。従って、重要な基板である主制御基板をもっとも奥側に、サブ制御基板を手前側に積層して配設するのが好ましい。
(9)上述した実施例では、本発明を、可変表示装置としての特別図柄表示装置(表示装置)9を組み込んだパチンコ機Pに適用したが、表示装置9のないパチンコ機に適用してもよい。
(10)本発明を上記実施例とは異なるタイプのパチンコ機等に実施してもよい。例えば、一度大当たりすると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当たり状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるようなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称される。)として実施してもよい。また、大当たり図柄が表示された後に、所定の領域に球を入賞されることを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機として実施してもよい。さらに、パチンコ機以外にも、アレンジボール型パチンコ、雀球、いわゆるパチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機等の各種遊技機として実施するようにしてもよい。
なお、スロットマシンは、例えばコインを投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバーを操作することにより図柄が変動され、ストップボタンを操作することにより図柄が停止されて確定されるものである。従って、スロットマシンの基本概念としては、「複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して図柄の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、あるいは、所定時間経過することにより、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄が特定図柄であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えたスロットマシン」となり、この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
なお、パチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する可変表示手段を備えており、球打出用のハンドルを備えていないものが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)に基づく所定量の球の投入の後、例えば操作レバーの操作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボタンの操作に起因して、あるいは、所定時間経過することにより、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊技者に有利な大当たり状態が発生させられ、遊技者には、下部の受け皿に多量の球が払い出されるものである。
以上のように、この発明は、パチンコ機等の遊技機に適している。
本発明の実施例のパチンコ機の概略正面図である。 パチンコ機の遊技盤の概略正面図である。 実施例のパチンコ機のセンターフレームの概略斜視図である。 背面方向から視たセンターフレームの分解斜視図である。 実施例のセンターフレームの背面部分を構成する基板取付枠の背面図である。 変形例に係る第3および第4基板の背面図である。 さらなる変形例に係る第3および第4基板の断面図である。
符号の説明
1 … 遊技盤
9 … 特別図柄表示装置(表示装置)
21 … センターフレーム
40 … 第3基板
41 … 第4基板
41a … 切り欠き
45 … コネクタ

Claims (5)

  1. 電気的に接続可能に構成される複数枚の基板を備えた遊技機において、
    前記各々の基板は、他の基板に対して電気的に接続し、着脱自在に構成された電気接続部をそれぞれ備え、
    前記各々の基板を所定の一方向に積層して配設し、
    前記方向に対して手前側の基板は、その基板よりも奥側に積層された基板の前記電気接続部の少なくとも一部を覆うように構成することを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記各々の基板は、遊技機を制御する制御基板であることを特徴とする遊技機。
  3. 請求項2に記載の遊技機において、
    前記各々の制御基板は、遊技機を統括制御する主制御基板、または前記主制御基板から出力される信号に基づいて遊技を制御する副制御基板のいずれかであることを特徴とする遊技機。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の遊技機において、
    前記遊技機は遊技盤を備えるとともに、前記遊技盤は、遊技者が視認することができる特定遊技部材を備え、
    前記特定遊技部材は、前記複数枚の基板を備えることを特徴とする遊技機。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の遊技機において、
    前記電気接続部は、各基板間で信号を送受信するケーブルと、そのケーブルに接続されたコネクタとからなり、
    各々の基板は積層する面に前記各々のコネクタを取り付けることを特徴とする遊技機。
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