JP2004160176A - 包帯の裏地としての疎水性ポリウレタンフォーム - Google Patents

包帯の裏地としての疎水性ポリウレタンフォーム Download PDF

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Abstract

【課題】通気性であるが防水性であり、取扱いが容易でしかも創傷に貼付しやすい包帯を提供する。
【解決手段】包帯の裏地としての疎水性ポリウレタンフォームの用途及び疎水性ポリウレタンフォームの裏地を備えた包帯が開示される。疎水性ポリウレタンフォームの厚さは、約0.1mm〜約0.7mmである。包帯は、柔軟性があって防水性であり且つ通気性がある。
【選択図】 なし

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、包帯の裏地としての疎水性ポリウレタンフォームの用途及び疎水性ポリウレタンフォームの裏地を備えた包帯に関する。疎水性ポリウレタンフォームは比較的厚手である。疎水性ポリウレタンフォームにより、水蒸気が皮膚の表面から逃げることができるが、液体としての水は、皮膚の表面に到達しないようにすることができる。
【背景技術】
【0002】
周知のように、創傷を保護すると共に創傷を清潔な状態に保つために接着包帯(創傷包帯ともいう)を創傷に貼付している。最も一般的には、包帯は、ポリエチレン又はポリ塩化ビニルの裏地又は裏材料から作られている。裏地の一方の側は、一般に、中央に設けられたパッドを有し、このパッドは、創傷を清潔に保つと共に創傷への衝撃を緩和するのに利用される。接着剤は、包帯を定位置に保持するようパッド沿いに用いられる。ポリウレタン裏地は、包帯によって覆われている皮膚の表面から水蒸気を逃がすことができない。これは、ユーザにとって不快感の原因となる。この問題を解決するため、包帯は一般に、穴あけされ、即ち、ポリエチレンフィルムを穴あけして水蒸気が皮膚の表面から無くなることができるようにしている。
【0003】
有孔フィルムは有用であるが、これら孔があるために液体としての水が皮膚の表面に達し、そして創傷に達するという懸念がある。水が存在していると、細菌の成長が促され、これにより創傷の感染が生じる場合がある。したがって、水蒸気を包帯の下の皮膚の表面から蒸発させることができる(「通気性」がある)が、液体としての水が包帯の下の皮膚の表面に達することがない(「防水性」又は「止水性」がある)包帯が要望されている。
【0004】
創傷包帯用の裏地として薄手の通気性フィルム、例えば、0.025mmポリウレタンを用いることは、1970年代から実施されている。特許文献1は、細菌及び液体としての水が創傷に達しないようにするが、酸素が大気から包帯に侵入できると共に患者の皮膚からの湿気が包帯の下から逃げ出ることができるようにするこの種の接着包帯を開示している。
【0005】
透湿度(「MVTR」)は、フィルムの通気性の程度の尺度である。所望のMVTRを得るために、これら形式のフィルムは一般に薄手であり、即ち、厚さが0.05mm未満である。通気性フィルムに用いられるポリマーの性状に鑑みて、厚さが0.05mm以下に作られた通気性フィルムは一般に通気性はあるが、腰がなく、ペラペラであって取扱いが困難である。フィルム包帯を皮膚にくっつけることができるようにするため接着剤がフィルムに塗布されると、フィルムは、どの接着表面が互いに触れてもそれ自体にくっつく傾向がある。これにより、薄手の通気性フィルム包帯を皮膚に貼付することが困難である。
【0006】
この問題を解決するために、これらタイプの包帯を取り扱うデリバリシステムが設計された。特許文献2及び特許文献3は、2つの例を示している。デリバリシステムを備えた薄手の通気性フィルム包帯の1つの欠点は、ユーザがこれらの使い方を理解するのが困難な場合があるということである。デリバリシステムを備えた薄手の通気性フィルム包帯のもう1つの欠点は、ユーザがデリバリシステムを使用しにくい場合があるということである。
【0007】
薄手の通気性フィルムの取扱い性を向上させるもう1つの方法が、特許文献4に教示されている。この米国特許明細書は、薄手フィルムと他の材料を組み合わせた複合材を用いることを教示している。特許文献5も又、包帯用の複合材の使用を教示している。複合材は、ポリウレタンフィルム及び水分散剤又は水膨潤剤を含むポリウレタンフォームから成っている。複合材から成る包帯は一般に、薄手フィルムよりも製造が高くつく。加うるに、水膨潤剤が存在していることは望ましくない場合がある。というのは、その結果として、湿り気のある表面が創傷に当たり、これにより、細菌の成長が促され、場合によっては皮膚の感染が生じる場合があるからである。
【文献1】
米国特許第3,645,835号明細書
【文献2】
米国特許第4,413,621号明細書
【文献3】
米国特許第4,485,809号明細書
【文献4】
米国特許第4,846,164号明細書
【文献5】
米国特許第4,773,409号明細書
【考案の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、上記特許文献の開示内容にも係わらず、通気性であるが防水性であり、取扱いが容易でしかも創傷に貼付しやすい包帯が要望され続けている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、疎水性ポリウレタンフォームの裏地と、アイランドパッドとして構成されたパッドとから成り、ポリウレタンフォーム裏地の厚さは、約0.1mm〜約0.7mmであることを特徴とする包帯を提供する。
【発明の効果】
【0010】
上記のように構成された本発明の包帯は、通気性があるが、防水性であり、取扱いが容易で創傷に貼付しやすい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の包帯又は帯具は、馴染み易く、通気性及び防水性がある。裏地を疎水性ポリウレタンフォームで作るのがよい。疎水性ポリウレタンフォームは、当該技術分野において周知であり、一般にポリイソシアネートとポリオールを反応させることにより作られる。適当な疎水性ポリウレタンフォーム及びこれらの調製方法の一例(これには限定されない)が、米国特許第3,772,224号明細書に記載されており、かかる米国特許明細書の記載内容を本明細書の一部を形成するものとしてここに引用する。かかる疎水性ポリウレタンフォームは、例えば、ロジャーズ・カンパニーにより入手できるPORON(登録商標)ポリウレタンフォーム及びメディフレックス・カンパニーから入手できるTIELLE(登録商標)ポリウレタンフォームとして市販されている。疎水性ポリウレタンフォームの厚さは、約0.1mm〜約0.7mm、好ましくは約0.2mm〜約0.5mm、より好ましくは、約0.25mm〜約0.4mmであるのがよい。
【0012】
疎水性ポリウレタンフォームは、気泡を含み、かかる気泡は、ポリウレタンの製造方法の実施中にガスが生じたときに生じた泡である。気泡のサイズは、約0.0001mm〜約0.050mmであるのがよい。全体的な平均気泡サイズは、約0.001mm〜約0.010mm、好ましくは、約0.002mm〜約0.008mmであるのがよい。疎水性ポリウレタンフォームは、連続気泡タイプのものであっても独立気泡タイプのものであってもよいが、好ましくは、独立気泡タイプのものである。本明細書で用いる「独立気泡」という用語は、皮膚又は創傷から見て遠い方のフォームの表面が熱的に又は被膜の使用により封止されていることを意味している。
【0013】
パッドは、創傷を清潔且つ乾燥状態に保ち、創傷からの分泌液を吸収し、そして創傷に対する衝撃を緩和することができるよう設計されている。したがって、パッドは、アイランド(島状)パッド形態のものでなければならない。ポリウレタンフォームの裏地とパッドの両方は水平の縁部を有している。本明細書で用いる「アイランドパッド形態」という用語は、パッドの水平縁部がポリウレタンフォーム裏地の水平縁部に到達しないことを意味している。
【0014】
パッドを吸収材料から作るのがよい。適当な吸収剤は、種々の材料から作られたものであってよく、かかる材料としては、ゲル、親水コロイド、アルギン酸塩、レーヨン、天然繊維、例えば、綿や木材パルプ(しかし、これらには限定されない)、合成繊維、例えば、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、これらのコポリマー及びこれらの組み合わせ(しかしながら、これらには限定されない)が挙げられる。繊維は、二成分繊維であるのがよい。例えば、繊維は、1つのポリマーのコア及び別のポリマーのシースを有するのがよい。
【0015】
パッドは、ボンデッド(bonded)であるのがよい。本明細書で用いる「ボンデッド」という用語は、パッドが、繊維で作られ、これら繊維がクロスオーバすると共に互いに接触していることを意味している。繊維は、加熱され、又は、繊維が隣の繊維と融着し、ここで互いに交差して接触するまで接着剤が繊維に追加される。直径が3デニール〜10デニールの中空繊維及び真っ直ぐな押出し繊維を互いに接着するのがよい。特に有用なボンデッドパッド材料は、PGI社のENKA繊維である。
【0016】
パッドは、創傷がパッドにくっつかないようにするのに役立つトップシートを有するのがよい。トップシートに適当な材料としては、ポリオレフィン、例えば、ポリエチレン及びポリ酢酸ビニルが挙げられるが、これらには限定されない。
【0017】
包帯に用いられる接着剤は、任意の接着剤であってよく、かかる接着剤としては、感圧接着剤、例えば、アクリル樹脂系接着剤、ゴム系接着剤、シリコン系接着剤及びウレタン樹脂系接着剤が挙げられる。適当な接着剤の例としては、AS968LV(アベリイ・デニソン社から入手できるアクリル樹脂系接着剤)、GMS2999(ソルチア社から入手できるアクリル樹脂系接着剤)、GE6574(ゼネラル・エレクトリック社から入手できるジフェニールシロキサンゴム系接着剤)及びGE595(ゼネラル・エレクトリック社から入手できるジメチルシロキサンゴム系接着剤)が挙げられるが、これらには限定されない。
【0018】
接着剤を創傷に向いたポリウレタンフォーム裏地の表面全体に(「連続的」に)塗布するのがよく或いは、例えばスプレー被覆法により不連続に塗布してもよい。接着剤を不連続被膜として塗布する場合、接着剤は、ポリウレタンフォーム裏地の創傷に向いた表面の約70%以上を、好ましくは、ポリウレタンフォーム裏地の創傷に向いた表面の約85%以上を占めることが必要である。
【0019】
接着剤は、包帯と皮膚との間に強固な接合部をもたらす。一般に行われているように、接着剤表面を皮膚への包帯の貼付に先立って、剥離紙片で保護するのがよい。適当な剥離紙は、当該技術分野において周知である。
【0020】
包帯のMVTRは、500g/m/24時間よりも高く、好ましくは、1000g/m/24時間よりも高い。包帯は通気性があるので、接着包帯に普通用いられているように小穴を設けることは不要である。包帯のバルク厚さは、少なくとも約0.035mmである。
【0021】
包帯は代表的には、インストロン(Instron)検査機で検査される。本発明の包帯は、包帯の原長の最大20%まで引き伸ばされたとき、直後回復率が少なくとも70%、エネルギ回復率が少なくとも50%である。この包帯は、包帯の原長の最大50%まで引き伸ばされたとき、直後回復率が少なくとも75%、エネルギ回復率が少なくとも40%である。最も好ましくは、直後回復率は、約90%以上であり、この性質を備えている場合、包帯は、関節、例えば、指関節に用いられた場合、体の動きに順応することになる。
【0022】
引張及び回復検査
引張及び回復検査における第1の段階は、サンプルを少なくとも4時間かけて50%相対湿度及び75°Fに状態調節することであった。インストロン検査機を毎分12.5cmの引張クランプ速度で利用した。インストロン検査機を、或る距離までサンプルに応力を加えると共に同一速度でゲージ長に即座に戻すことができるよう調節可能なサイクル動作制御装置を装備していた。この検査機のジョーの作用面を、その長い方の寸法を負荷を加える方向に対し垂直にした状態で測定すると、少なくとも2.5cm×3.75cmであった。クランプ相互間の距離は、検査開始時においては10cmであった。ジョーは、滑らかな掴み面を備えていた。
【0023】
サンプルをクランプのジョーでしっかりと且つきちんとクランプした。所要伸長量を反映するようサイクル伸長限度を設定した(5%伸長率は、0.13cm×10cmゲージ長を必要とし、これは、サイクル制御装置に0.5cmの最大限度を課すことを意味している)。力を毎分12.5cmの割合でサンプルに及ぼしてサンプルが所望の伸長長さになるまで応力を受け、そしてその時点から同一速度で戻るようにした。直後回復率は、サンプルが最大力からベースラインに達する距離をサンプルが検査の開始から最大力に達する距離で割った値に100を掛けたものであった。
【0024】
水漏れ検査
この種の構造が防水性包帯をもたらすかどうかを確認するため、実験室における水漏れ検査法を開発して製品の検査を行った。包帯を清浄な6.2cm×20cmガラス板に付着させた。包帯を丸め又は押して気泡を除去すると共に接着剤/ガラスインタフェース内のボイドを無くすようにした。包帯を備えたガラス板を逆さまにして30cm×45cm、深さ3.7cm〜5cmのガラストレー又はガラス皿に入れた。赤色染料溶液(水に溶かした0.1%赤色染料)を皿の中に注ぎ込んで染料がガラス板の高さにちょうど達するが、これらガラスプレートを覆わないようにした。ストップウオッチの動作を開始し、染料が接着剤シールを浸透するのに要する時間を測定した(染料がパッドに到達したときが視覚的に分かる)。検査を各サンプルについて5回繰り返し行った。包帯は、染料がパッドに到達する時間が30分を越えている場合には防水性であると考えられる。したがって、疎水性ポリウレタンは、染料入りの水を少なくとも30分間パッドに浸透させないようにするものである。
【0025】
透湿度
MVTRをASTM法でF1249に準拠して測定した。MVTRは、500g/m/24時間よりも大きければ合格であると考えられた。
【0026】
実施例
2cm×7cm、厚さが0.33mmのPORON(登録商標)ポリウレタンフォームを裏地として用いて包帯を調製した。AS968接着剤(ロット番号I−663)をトランスファー塗布法によって35g/mで裏地上に塗布した。接着剤を、裏地への良好な接着剤の定着を確保するのに十分な力で剥離剤塗布紙上で広げて裏地に接触させた。次に、剥離ライナを取り除いた。2.2cm×1.2cmAET(3.7オンス、90/10ポリエステル/レーヨン)パッドを各裏地上に配置した。次に、この構造を表面仕上げタブ(剥離ライナ)で覆って、パッドが包帯上の中央に配置されるような仕方で包帯の状態で切断した。
【0027】
包帯を伸長及び回復、水漏れ及びMVTRについて上述したように検査した。その結果は、表1、表2及び表3に示されている。
【0028】
【表1】
Figure 2004160176
両方のサンプルは、直後回復率及びエネルギ回復検査に合格したので、撓む身体の領域、例えば、指や肘に貼付して用いられる防水性包帯に有用である。
【0029】
【表2】
Figure 2004160176
両方のサンプルは、60分以上にわたり、パッドへの染料入り水の浸透に抵抗したので、サンプルは、防水性包帯に有用である。
【0030】
【表3】
Figure 2004160176
両方のサンプルのMVTRは、500g/m/24時間よりも高かったので、サンプルは、通気性がある。上述のデータは、本発明の包帯が柔軟であって通気性があり且つ防水性があることを示している。
【0031】
本発明の具体的な実施形態は、次のとおりである。
(1)疎水性ポリウレタンフォーム裏地は、ポリイソシアネートとポリオールの反応により調製された裏地から選択されていることを特徴とする請求項1記載の包帯。
(2)ポリウレタンフォーム裏地の厚さは、約0.2mm〜約0.5mmであることを特徴とする請求項1記載の包帯。
(3)ポリウレタンフォーム裏地の厚さは、約0.25mm〜約0.4mmであることを特徴とする請求項1記載の包帯。
(4)包帯は、包帯の原長の最大20%まで引き伸ばされたとき、直後回復率が少なくとも70%、エネルギ回復率が少なくとも50%であることを特徴とする請求項1記載の包帯。
(5)包帯は、包帯の原長の最大50%まで引き伸ばされたとき、直後回復率が少なくとも75%、エネルギ回復率が少なくとも40%であることを特徴とする請求項1記載の包帯。
【0032】
(6)包帯は、包帯の原長の最大20%まで引き伸ばされたとき、直後回復率が90%以上であることを特徴とする請求項1記載の包帯。
(7)包帯は、包帯の原長の最大50%まで引き伸ばされたとき、直後回復率が90%以上であることを特徴とする請求項1記載の包帯。
(8)包帯の透湿度は、500g/m/24時間よりも高いことを特徴とする請求項1記載の包帯。
(9)包帯の透湿度は、1,000g/m/24時間よりも高いことを特徴とする請求項1記載の包帯。

Claims (1)

  1. 疎水性ポリウレタンフォームの裏地と、アイランドパッドとして構成されたパッドとから成り、ポリウレタンフォーム裏地の厚さが、約0.1mm〜約0.7mmであることを特徴とする包帯。
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