JP2004159775A - 電気かみそり - Google Patents

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Abstract

【課題】電気かみそりを固い床面などに落とした場合でも、本体ケースやケース内装部品が破損するのを防止する。
【解決手段】本体ケース1の下部周面に装填部9を段落ち状に設け、この装填部9にプロテクター5を外嵌装着して、本体ケース1の壊れやすい底隅を保護する。プロテクター5は保護筒壁30、保護底壁31、および左右の保護側壁32を備えており、保護底壁31の下面側からねじ込んだビス44で本体ケース1に締結固定されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、本体ケースの下端部やその内部に組み込まれた部品を保護するためのプロテクターを備えた電気かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】
電気かみそりにおいて本体ケースを内外二重に構成することは公知である(特許文献1、特許文献2参照)。特許文献1に係る電気かみそりは、モーターなどの駆動部品が収容されるかみそり本体と、かみそり本体の下部に着脱自在に装着される楕円筒状の電池ケースと、電池ケースに外嵌する状態でかみそり本体の下部に装着される有底筒状の外カバーとを備えている。特許文献2に係るフェイスシェーバーでは、前後で蓋合わせ状に接合される内ケースと、内ケースに外嵌する筒状の外ケースと、内ケースの下端に外嵌する電池キャップなどで本体ケースが構成されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−244553号公報(段落番号0015−0022、図2)
【特許文献2】
特開2002−199923号公報(段落番号0018−0021、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に係る電気かみそりは、不使用時の電池ケースやかみそり本体と、これらの外面を覆う外カバーとが内外二重のケース構造になっている。しかし、外カバーはかみそり本体の収納ケースに過ぎず、使用状態においてかみそり本体を床面に取り落とすようなことがあると、本体ケースが破損したり、本体ケースの内部に収容した電気部品が壊れることがある。
【0005】
特許文献2に係るフェイスシェーバーのケース体は、内ケースと外ケースとで二重構造になっているが、ケース体の下端が電池キャップで覆われているだけであるため、電池キャップが落下衝撃をうけた場合に破損するおそれがある。
【0006】
電気かみそりには限らないが、手持ちタイプの小形電気機器の場合には、機器を誤って床面や洗面台などに取り落としやすい。タイル床のように床面が硬い場合には、落下した機器の本体ケースが破損し、あるいはケース内部の部品が落下衝撃で所定の収容位置からずれ動いて、例えば接触不良や断線などの電気的な故障を招くことがある。
【0007】
このような落下事故によるケース破損や、落下衝撃に伴う内部部品の保護を強化するうえで、特許文献2に認められるように、ケース構造を二重にすることは一応有効ではある。しかし、本体ケースの全体を内外二重にすると、本体ケースが大型化し、その重量や製造コストが嵩むうえに、必要でない個所までが二重のケース構造で保護され、機能過剰に陥るおそれがある。
【0008】
一般的な構造の電気かみそりが落下した場合に床面と衝突する個所は、かみそりヘッド、本体ケースの下端、あるいは本体ケースの周面であるが、ケース破損に至る個所は、衝突荷重が集中しやすいかみそりヘッドと本体ケースの下端であることが多い。因みに、かみそりヘッドの外面は、もともと着脱可能な外刃ホルダーで覆われているので、外刃ホルダーが破損しても、ユーザー自身で簡単に部品交換を行える。
【0009】
しかし、本体ケースの下端が破損した場合には、電気かみそりの全体を分解して本体ケースを交換しなければならず、この種の作業を行うのには手間と時間が必要である。とくに、水洗い式の電気かみそりの場合には、組み立て直した電気かみそりのシールを適正に行う必要があり、殆どの場合はサービスセンターやメーカーなどで修理することになる。
【0010】
この発明の目的は、機能過剰に陥るのを避けながら、修理に手間が掛かる本体ケースの下端部の破損や内部部品の保護を強化できるプロテクターを備えた電気かみそりを提供することにある。この発明の目的は、プロテクターが本体ケースの破損に先行して破損することにより、本体ケースの破損を確実に防止できるうえ、プロテクターの交換作業を簡単に行える電気かみそりを提供することにある。
【0011】
この発明の目的は、有底筒状の本体ケースの内部に2次電池と制御基板とが配されている水洗い式の電気かみそりにおいて、2次電池や制御基板などを接続する電気配線が、繰り返しの落下衝撃を受けて接触不良になったり、あるいは断線したりするのを確実に防止できるプロテクター付きの電気かみそりを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明は、本体ケース1の内部に、内刃23を駆動するモーター18と電装品ホルダー15とが収容され、電装品ホルダー15に電池17が組み込まれている電気かみそりにおいて、本体ケース1の下端側に、ケース破損や内部部品の故障を防ぐプロテクター5が装着されていることを特徴とする(請求項1)。
【0013】
本体ケース1は、底壁10を含んで有底筒状に形成されており、プロテクター5は、本体ケース1の下部周面に外嵌する保護筒壁30と、保護筒壁30に連続して本体ケース1の底壁10を覆う保護底壁31とを含んで筒状に形成されており、プロテクター5が、本体ケース1の下部周面に着脱自在に固定されている(請求項2)。
【0014】
プロテクター5の保護筒壁30の左右両側には、本体ケース1の左右側壁の外面を覆う保護側壁32を上向きに突設されている(請求項3)。
【0015】
本体ケース1の下部周面には、プロテクター5の上側外郭線に合致する装填部9が形成されており、装填部9に外嵌装着したプロテクター5と、本体ケース1の表面とが、滑らかに連続している(請求項4)。
【0016】
プロテクター5と装填部9との間には、プロテクター5の撓み変形を許す隙間Eを形成することができる(請求項5)。そのプロテクター5の保護側壁32は、上すぼまり状に形成することができる(請求項6)。
【0017】
プロテクター5の表面には、本体ケース1の表面より大きな摩擦力を発揮する滑り止め面35が形成されている(請求項7)。そのプロテクター5の全体は、ゴムおよびエラストマー樹脂で成形する(請求項8)。
【0018】
本体ケース1の前面にスイッチパネル3を有し、スイッチパネル3の下部と保護側壁32の上部とが、上下方向に互い違い状に重なっている(請求項9)。
【0019】
【発明の作用効果】
この発明では、本体ケース1の内部に内刃23を駆動するモーター18と電装品ホルダー15とが収容され、電装品ホルダー15に電池17を組み込んである電気かみそりにおいて、本体ケース1の下端側に、ケース破損や内装部品の故障を防ぐプロテクター5が装着されているので、硬い床面に落として衝撃を受けるような場合でも、落下衝撃の殆どをプロテクター5で受け止めて分散でき、あるいはプロテクター5これ自体が変形ないし破損することで本体ケース1を保護でできる。従って、本体ケース1が破損したり、あるいは本体ケース1の内部に収容した電池17やモーター18などの部品が損傷するのを確実に防止できる(請求項1)。
【0020】
保護筒壁30と保護底壁31とを含んで筒状に形成したプロテクター5が、本体ケース1の下部周面に着脱自在に外嵌装着された電気かみそりによれば、簡単な操作でプロテクター5を本体ケース1から分離できるので、破損したプロテクター5を簡単に交換することができる。本体ケース1の内部まで分解する必要がないので、水洗い式の電気かみそりであっても、問題なくプロテクター5の交換が行え、サービスセンターやメーカーなどでの修理の際に、手間と時間を省くことができる利点もある(請求項2)。
【0021】
保護筒壁30の左右両側に保護側壁32を上向きに突設したプロテクター5によれば、保護側壁32が存在する分だけプロテクター5の全体面積が増加し、増加面積の分だけ落下衝撃を分散させることができるので、プロテクター5による衝撃緩和効果がさらに向上し、本体ケース1の保護がさらに確実なものになる(請求項3)。
【0022】
本体ケース1の下部周面に設けた装填部9にプロテクター5を外嵌装着して、プロテクター5と本体ケース1の表面とを滑らかに連続させた電気かみそりによれば、装填部9でプロテクター5の上側外郭線を受け止めて位置規制できるので、使用状態においてプロテクター5が本体ケース1に対してずれ動いたり、がたつくのを規制でき、落下衝撃を受けた片持ち状の保護側壁32が大きく変形するのを防止し、装填部9によって保護側壁32を補強できる(請求項4)。
【0023】
プロテクター5と装填部9との間に、プロテクター5の撓み変形を許す隙間Eが形成されていると、プロテクター5自身が隙間Eの分だけ弾性変形することで落下衝撃を緩和吸収できるので、本体ケース1に作用する外力をさらに軽減して、プロテクター5によるケース保護作用が確実化する(請求項5)。
【0024】
保護側壁32を上すぼまり状に形成したプロテクター5によれば、プロテクター5を装填部9に差し込み装填する際に、装填部9で保護側壁32をガイドしながらプロテクター5の組み付け姿勢を矯正できるので、プロテクター5の本体ケース1に対する組み付けが、少ない手間で簡単に行える(請求項6)。
【0025】
プロテクター5の表面に滑り止め面35が形成されていると、本体ケース1の表面が濡れているような場合でも、プロテクター5で手が滑るのを規制できるので、例えばかみそりヘッド2Bを水洗いするような場合に誤って電気かみそりを取り落とすことがない。モーター18が駆動されている状態の電気かみそりを台上に放置すると、自己の振動によって移動して台の縁から落下することがあるが、プロテクター5の表面に滑り止め面35が形成されていると、振動に伴う移動も阻止できる(請求項7)。
【0026】
プロテクター5の全体が、ゴムおよびエラストマー樹脂で成形されていると、長期使用に伴う滑り止め面35の剥離や摩滅がないので、滑り止め作用を永続的に発揮させることができ、その分だけ電気かみそりの信頼性が向上する(請求項8)。
【0027】
本体ケース1の前面に設けたスイッチパネル3の下部と、保護側壁32の上部とが、上下方向に互い違い状に重なるようにした電気かみそりによれば、落下した本体ケース1の周囲壁が床面に直接に当たるのを極力避けて、本体ケース1が破損する可能性を減らすことができる(請求項9)。
【0028】
【実施例】
この発明に係る電気かみそりの実施例を図1ないし図8に示す。電気かみそりは水洗い可能に構成されており、図1ないし図4に示すように、本体ケース1と、本体ケース1に差し込み装填される作動ユニット2と、本体ケース1の前面に装着されるスイッチパネル3と、ケース後面の上下に配置されるきわぞり刃ユニット4と、本体ケース1の下部周面に装着固定されるプロテクター5とからなる。スイッチパネル3の上下には、モーター起動用のスイッチノブ6や、運転状態を表示する表示灯7などを設けてある。
【0029】
図4において本体ケース1は、上面のみが開口する有底筒状のプラスチック成形品(例えばABS樹脂)からなり、その下部周面にプロテクター5用の装填部9が段落ち状に形成されている。
【0030】
本体ケース1の底壁10には、充電用のソケットボス11が下向きに開口する状態で突出形成されており、その左右に作動ユニット2を本体ケース1に締結するビス44用のねじ挿通孔12が形成されている。
【0031】
本体ケース1の開口内面の左右には、後述する外刃ホルダー25を係合捕捉するロックボタン13と、ロックボタン13を係合姿勢に押圧付勢する圧縮コイル形のばね14とを組み込んである。左右のロックボタン13を同時に押し込み操作すると、外刃ホルダー25を取り外すことができる。
【0032】
図4において作動ユニット2は、下半側の電装品ユニット2Aと、その上部に設けられるかみそりヘッド2Bとからなる。電装品ユニット2Aは、プラスチック成形品からなる電装品ホルダー15に、スイッチやLED、および電子部品などが実装された回路基板16と、2次電池(電池)17と、モーター18などを組み付けて構成してある。
【0033】
電装品ホルダー16の上下にはそれぞれ収容部を形成してあり、図5に示すごとく左右に区分された下側の収容部の内部に、2次電池17が起立姿勢で装填されており、上側の収容部にモーター18が装填されている。電装品ホルダー16の下端には左右一対のねじボス19を突設し、その間に充電用の一対のプラグピン20を突設してある。
【0034】
図5において2次電池17の正極と負極とにはそれぞれ正負の出力端子47・48が溶接されており、各電池17の出力端子47・48どうしがリード線49で直列接続され、残る出力端子47・48に接続した出力リード線50・51が回路基板16に接続されている。このようにリード線49・50・51で接続した状態の2次電池17は、電装品ホルダー15に組み込む。
【0035】
図6においてかみそりヘッド2Bは、モーター18の回転動力を往復動作に変換する振動子22と、振動子22の駆動軸と同行移動する往復動式の内刃23と、外刃24および外刃ホルダー25と、振動子22の外面を覆って密封するヘッドケース26とからなる。
【0036】
きわぞり刃ユニット4は、内刃24と同様に振動子22で駆動されるが、きわぞり刃ユニット4を図3の実線で示す下方の待機位置から、想像線で示す上方の使用位置にスライド変位した状態でのみ、振動子22の動力がきわぞり刃ユニット4に伝動される。ヘッドケース26は電装品ホルダー15の上端に接合され、その上面側からねじ込んだビスで電装品ホルダー15に締結固定してある。図6において、符号28は電装品ホルダー15と本体ケース1との間の隙間を封止するシールリングである。
【0037】
落下衝撃を受けて本体ケース1の下端が破損したり、あるいは落下衝撃で本体ケース1内に配置した電気部品が位置ずれしたり、接触不良などに陥るのを防ぐために、本体ケース1の下部外面がプロテクター5で保護される。
【0038】
図7においてプロテクター5は、本体ケース1の下部周面に外嵌する保護筒壁30と、保護筒壁30に連続して本体ケース1の底壁10を覆う保護底壁31と、保護筒壁30の左右両側から上向きに突設されて、本体ケース1の左右側壁の外面を覆う保護側壁32とを一体に形成した、U字状のプラスチック成形品(ABS樹脂)からなる。保護筒壁30と、その下端に連続する保護底壁31との境界部分は丸められて稜線部5aを形成している。プロテクター5の表面には、ゴム、ポリウレタン、ポリエステル・エラストマー、ポリアミド・エラストマーなどの摩擦強化体を塗布して滑り止め面35が形成されている。保護側壁32は上すぼまり状に形成されている。
【0039】
図8において保護底壁31には、本体ケース1側のソケットボス11が嵌り込む四角形状のボス穴33とねじ挿通孔34とが設けてある。図1、および図8に示すように、ソケットボス11の突端面11aは、保護底壁31の底面と面一、ないしは底面より僅かに沈み込むように形成してあり、従って、プロテクター5の保護側壁31や、稜線部5aが床面に衝突するような場合であっても、ソケットボス11が床面に接当して破損することはなく、ソケット36の装着を常に円滑に行える。図8において符号36は、プラグピン20に接続されるソケットであり、2次電池17の充電、或いはモーター駆動回路へ電力を直接供給するために使用する。
【0040】
プロテクター5は、本体ケース1の装填部9に対してケース下面側から差し込み装着される。この装着状態において、保護側壁32の一部が装填部9から浮き上がり、あるいは保護筒壁30が周回方向へずれ動くのを規制し、さらにプロテクター5を本体ケース1に対して正しく位置決めするために、図7に示すごとく保護側壁32の上端内縁および前後縁の中途部、および保護筒壁30の前後内縁の中央部とにそれぞれ係止爪37・38・39を突設し、これらの係止爪37〜39を装填部9に形成した爪受溝40・41・42で受け止め係合している。
【0041】
図1に示すように、本体ケース1にプロテクター5を装着した後、プロテクター5と本体ケース1と電装品ホルダー15とは、プロテクター5および本体ケース1のねじ挿通孔34・12を介して電装品ホルダー15のねじボス19にねじ込まれるビス44によって、分離不能に締結固定される。ねじボス19、およびソケットボス11内に突出するプラグピン20は、それぞれの突出基端に配置したシールリング45・46で水密状に封止されている(図1参照)。
【0042】
このように、保護筒壁30と保護底壁31とを含んで筒状に形成したプロテクター5を、本体ケース1の下部周面に外嵌装着し、保護底壁31の下面から電装品ホルダー15にねじ込んだビス44で本体ケース1に締結固定すると、ビス44を取り外すだけの簡単な操作でプロテクター5を本体ケース1から分離できるので、破損したプロテクター5を簡単に交換することができる。プロテクター5の交換時には、本体ケース1の内部まで分解する必要がないので、水洗い式の電気かみそりであっても、問題なくプロテクター5の交換を行え、サービスセンターやメーカーなどでの修理の際に、手間と時間を省くことができる。
【0043】
また、ビス44によって、本体ケース1にプロテクター5を固定する際には、同時に電装品ホルダー15を固定できるので、手間をかけずに電装品ホルダー15の強固な固定が可能である。さらに、図1に示すように、ねじ挿通孔12から進入してくる水や塵埃等を、円筒状のねじボス19の外周と底壁10間にあるシールリング45で封止する構成を採ることにより、ビス44を取り外してプロテクター5の交換作業を行う場合に、シールリング45は部品交換の影響を受けることなく適正な組み付け状態を維持できるので、長期にわたって封止機能を適正に発揮できる。
【0044】
上記の締結状態において、プロテクター5と本体ケース1との表面は段差のない状態で滑らかに連続しており、プロテクター5と装填部9との間には、保護側壁32の撓み変形を許す隙間Eが形成されている。また、プロテクター5の上部とスイッチパネル3の下部とは、図3において符号mで示す寸法分だけ上下方向へ互い違い状に重なっており、さらにプロテクター5の上部ときわぞり刃ユニット4の下部とが、符号nで示す寸法分だけ上下方向へ互い違い状に重なっている。
【0045】
このように、スイッチパネル3およびきわぞり刃ユニット4と、プロテクター5とが本体ケース1の前後面と側面においてラップしていると、落下した本体ケース1の周囲壁が床面に直接に当たるのを極力避けて、本体ケース1が破損する可能性を減らすことができる。なお、スイッチパネル3やきわぞり刃ユニット4が装着された部分は本体ケース1とで二重壁となっている。スイッチパネル3やきわぞり刃ユニット4は、水密を保つ本体ケース1の外側で本体ケース1と嵌合結合しているので、ひび割れが生じても防水には影響がなく、そのままでも使用が可能である。しかし、本体ケース1が破損するとそうはいかず、その意味でも、スイッチパネル3やきわぞり刃ユニット4の保護部材としての存在意義は大きい。スイッチパネル3やきわぞり刃ユニット4が大きく破損した場合は、サービスセンターなどで交換する。
【0046】
以上のようにプロテクター5を付加した電気かみそりによれば、プロテクター5の下部が床面に激突するとき、衝突衝撃をプロテクター5によって分散させ、あるいはプロテクター5が隙間Eの分だけ弾性変形することで衝撃を吸収し、本体ケース1に作用する衝撃を緩和できるので、本体ケース1の破損を効果的に防止できるのはもちろんのこと、質量が大きな2次電池17等の内装部品がずれ動くのを阻止して、その電気的な接続部分が接触不良や断線に陥るのを解消できる。
【0047】
床面に落下した電気かみそりが、図2に示すごとくバウンドしたのちプロテクター5の底隅を支点にして横倒れ状に倒れこみ、ロックボタン13が床面に接当することがある。こうした場合には、ばね14が弾性変形してロックボタン13の衝突衝撃を吸収し、本体ケース1が2次的な衝突によって破損するのを防止できる。
【0048】
図示していないが、本体ケース1の前面には、スイッチレバー軸用の軸穴と、表示灯7用の表示穴とが通設してある。さらに、きわぞり刃ユニット4が装着される本体ケース1の後面には、充電時に発生するガスを放出するためのガス抜き穴が通設してある。先の軸穴はシールリングによって、表示穴は本体ケース1に溶着したレンズ体によってそれぞれ封止され、ガス抜き穴は気液分離膜で封止してある。気液分離膜は、プロテクター5で覆われる本体ケース1の外面、即ち装填部9に設けることができ、これにより、気液分離幕がケース外面に露出するのを防いで、プロテクター5で保護できる。なお、気液分離膜はガスの通過は許すが、水の通過は阻止できる高分子膜であり、充電時に発生した水素ガスをケース外に放出して、爆発などの事故を回避するために設けてある。
【0049】
図9は装填部9の別実施例を示す。そこでは、本体ケース1の下部表面に設けた装填部9の外郭線に沿って、プロテクター5の上側外郭線を受け止めるリブ壁53が膨出形成されており、その表面とプロテクター5の表面とが滑らかに連続するようにしてある。このように、リブ壁53を本体ケース1の表面に膨出形成されていると、てのひらや指の一部をリブ壁53で受け止めて、手に持った電気かみそりが滑り落ちるのをよく防止できる。他は、先の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。
【0050】
上記の実施例以外に、プロテクター5は保護筒壁30と保護底壁31とで構成し、保護側壁32を省略してもよい。プロテクター5の全体をゴムやエラストマー樹脂で成形し、あるいは金属で形成してもよい。本体ケース1とプロテクター5はビス止めに限らず、圧嵌係合によって固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気かみそりの下半側のケース構造を示す縦断正面図である。
【図2】電気かみそりの正面図である。
【図3】電気かみそりの側面図である。
【図4】電気かみそりの一部を破断した分解正面図である。
【図5】電装品ホルダーおよび電池の分解斜視図と、電気回路の概略を示す説明図である。
【図6】かみそりヘッドの縦断正面図である。
【図7】本体ケースとプロテクターとの分解斜視図である。
【図8】電気かみそりの底部構造を示す斜視図である。
【図9】装填部の別実施例を示す一部破断正面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース
3 スイッチパネル
5 プロテクター
9 装填部
10 底壁
15 電装品ホルダー
17 電池
18 モーター
23 内刃
30 保護筒壁
31 保護底壁
32 保護側壁
35 滑り止め面
44 ビス

Claims (9)

  1. 本体ケース1の内部に、内刃23を駆動するモーター18と、電装品ホルダー15とが収容され、電装品ホルダー15に電池17が組み込まれている電気かみそりであって、
    本体ケース1の下端側に、ケース破損や内部部品の故障を防ぐプロテクター5が装着されていることを特徴とする電気かみそり。
  2. 本体ケース1が、底壁10を含んで有底筒状に形成されており、
    プロテクター5が、本体ケース1の下部周面に外嵌する保護筒壁30と、保護筒壁30に連続して本体ケース1の底壁10を覆う保護底壁31とを含んで筒状に形成されており、
    プロテクター5が、本体ケース1の下部周面に着脱自在に固定されている請求項1記載の電気かみそり。
  3. プロテクター5の保護筒壁30の左右両側に、本体ケース1の左右側壁の外面を覆う保護側壁32が上向きに突設されている請求項2記載の電気かみそり。
  4. 本体ケース1の下部周面に、プロテクター5の上側外郭線に合致する装填部9が形成されており、
    装填部9に外嵌装着したプロテクター5と、本体ケース1の表面とが、滑らかに連続している請求項1または2または3記載の電気かみそり。
  5. プロテクター5と装填部9との間に、プロテクター5の撓み変形を許す隙間Eが形成されている請求項4記載の電気かみそり。
  6. プロテクター5の保護側壁32が、上すぼまり状に形成されている請求項4または5に記載の電気かみそり。
  7. プロテクター5の表面に、本体ケース1の表面より大きな摩擦力を発揮する滑り止め面35が形成されている請求項1記載の電気かみそり。
  8. プロテクター5の全体が、ゴムおよびエラストマー樹脂で成形されている請求項7記載の電気かみそり。
  9. 本体ケース1の前面に、スイッチパネル3を有し、
    スイッチパネル3の下部と保護側壁32の上部とが、上下方向に互い違い状に重なっている請求項1記載の電気かみそり。
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JP2008036753A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Makita Corp 電動工具および電動工具用プロテクタ
JP2008080020A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 電気かみそり
CN101618552A (zh) * 2008-07-03 2010-01-06 九州日立麦克赛尔株式会社 电动剃须刀

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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