JP2004159716A - 花器 - Google Patents

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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

【課題】パーティーの参加者等が草花を萎れさせることなく自宅等に持ち帰ることができるとともに、自宅等において改めて生ける必要がなく、また、業者にとっても輸送・搬入作業が簡便となり、さらには、パーティー会場におけるフラワーアレンジメントのバリエーションも大きく制約することがない新規な花器を提供する。
【解決手段】テーブル上に載置される台座部4と、この台座部4から起立してなる支柱5と、この支柱5に設けられた支持部材6と、を有する支持体2と、上記支持部材6に係止される係止片15が一端側に形成されてなるとともに、他端側はテーブルに支持され、外側面には草花が生けられる含水体19が支持されてなる複数の花生体3と、を備えてなる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、例えば、結婚披露宴その他のパーティー等のテーブル上に載置されるとともにフラワーアレンジメント等によって草花を生ける際に使用される花器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、結婚披露宴等のパーティーの席では、テーブル毎に彩りよく草花が生けられている場合が多い。この草花が生けられている花器は、例えば、バスケット等の容器と、この容器内に収容され草花が生けられるスポンジ状の含水体とから構成され、また、場合によっては、上記含水体と容器との間にセロファンや和紙などのシートが設けられ、さらには、2つの容器を上下に配置し、それぞれの容器内に上記含水体が収納されているものが使用される場合がある。したがって、生花店等は、こうした花器を構成する上記含水体に、予め草花を生け、パーティー会場に搬入し、或いは、パーティー会場においてフラワーアレンジメントを行うのが実情である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、昨今では、パーティーの参加者がこのような席上のフラワーアレンジメントに用いられた草花を自宅に持ち帰ることが多く、また、実際には持ち帰らなくとも、草花を自宅に持ち帰ることを希望する参加者が多い。しかしながら、前記の従来の花器を用いたフラワーアレンジメントは、パーティーの参加者が草花を持ち帰ることを想定して作られたものではないため、草花を持ち帰る場合には、上記含水体から草花を抜き取らざるを得ず、長時間経過すると、草花が萎れる可能性が高く、また、持ち帰った参加者は自宅等において改めて自身が所有する花器に生け直す必要がある。また、パーティー会場にフラワーアレンジメントが施された花器を搬入する生花店等の業者にとっては、花器が大型であり生けられたフラワーアレンジメントも大きな場合には、パーティー会場までの輸送や搬入が極めて面倒なものとなっている。なお、こうしたパーティーの参加者が生けられた草花を上記含水体から抜き取る必要がないように、パーティーの参加者毎に上記花器を用意し、それぞれの花器にフラワーアレンジメントを施す方法が考えられる。こうした方法によれば、大型のフラワーアレンジメントを、パーティー会場への輸送・搬入する業者にとっても、作業は容易なものとなる。しかし、こうした方法では、参加者や業者には極めて便利である一方、テーブル上を装飾するフラワーアレンジメントのバリエーションは極めて制約され、見栄えが悪い。
【0004】
そこで、本発明は、上述した従来の花器が有する課題を解決するために提案されたものであって、パーティーの参加者等が草花を萎れさせることなく自宅等に持ち帰ることができるとともに、自宅等において改めて生け直す必要がなく、また、業者にとっても輸送・搬入作業が簡便となり、さらには、パーティー会場におけるフラワーアレンジメントのバリエーションも大きく制約することがない新規な花器を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために提案されたものであり、第1の発明(請求項1記載の発明)は、テーブル上に載置される台座部と、この台座部から起立してなる支柱と、この支柱に設けられた支持部材と、を有する支持体と、上記支持部材に係止される係止片が一端側に形成されてなるとともに、他端側はテーブルに支持され、外側面には草花が生けられる含水体が支持されてなる複数の花生体と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0006】
この第1の発明によれば、複数の花生体は、上記支持体を構成する支持部材に、該花生体を構成する係止片が係止された状態で支持されているに過ぎないので、上記支持部材から取り外すことにより、この花生体をそのまま自宅等に持ち帰ることができる。このとき、草花は含水体に生けられ状態であることから、パーティー会場から自宅等に持ち帰る際に、草花が萎れてしまうことも防止することができ、また、自宅等に持ち帰った参加者は、自宅等において改めて持ち帰った草花を生け直す必要もない。また、この第1の発明によれば、生花店等の業者にとって、花器が大型なものである場合においても、上記支持体と花生体とを別個に輸送・搬入することができ、極めて便利なものとなる。さらに、上記複数の花生体は、係止片を介して支持部材に係止されるものであることから、フラワーアレンジメントのバリエーションを大きく制約することもなく、むしろ、テーブル上の装飾を見応えのあるものとすることができる。
【0007】
なお、上記第1の発明を構成する支持部材は、少なくとも支柱に設けられていれば良く、その位置や数が特に限定されるものではない。例えば、上記支持部材は、必ずしも支柱の上端に設けられている必要はなく、例えば、支柱の中途部に設けられているものであっても良いし、また、例えば、支柱の中途部と上端との2箇所に上記支持部材が設けられ、花生体を選択的に2つの支持部材に支持できるように構成されているものであっても良い。また、上記花生体は、少なくとも、上記支持部材に係止される係止片が一端側に形成され、他端側はテーブルに支持され、外側面には草花が生けられる含水体が支持されてなるものであれば、その形状は特に限定されず、また、上記支持体を構成する支持部材に少なくとも複数支持されていれば良く、その数は特に限定されるものではない。
【0008】
また、第2の発明(請求項2記載の発明)は、前記第1の発明において、前記支持部材には、草花が生けられる含水体が支持されてなることを特徴とするものである。
【0009】
この第2の発明によれば、上記花生体のみならず支持部材にも含水体が支持されていることから、例えば、花器全体に亘ってより均等に草花を生けることができ、フラワーアレンジメントのバリエーションを広げることができるばかりではなく、この含水体に生けられた草花により、上記花生体を構成する係止片を隠すことができ、より一層装飾的効果を高めることができる。
【0010】
また、第3の発明(請求項3記載の発明)は、前記第1及び第2の発明において、前記花生体の側端及び下端には上方に起立した起立部が形成され、前記含水体はこれらの起立部の内側に収容されてなることを特徴とするものである。
【0011】
この第3の発明によれば、花生体の側端及び下端の起立部の内側に含水体が収容されることから、これらの起立部によって、含水体に含まれた水分が外部に漏出するおそれを有効に防止することができるとともに、花生体から含水体が脱落することを防止することができる。
【0012】
また、第4の発明(請求項4記載の発明)は、前記第1、第2及び第3の発明において、前記支持部材には、蝋燭が支持される蝋燭支持部材が設けられてなることを特徴とするものである。
【0013】
この第4の発明によれば、フラワーアレンジメントによる装飾と共に蝋燭の灯りを用い、更に興趣のあるテーブルの装飾が可能となり、別個に蜀台を用意する必要がない。
【0014】
また、第5の発明(請求項5記載の発明)は、前記第1、第2、第3及び第4の発明において、前記花生体は、前記支持体の外側を囲むように多数支持されてなるとともに、それぞれの花生体の上端側から下端側は上記支持体から徐々に離間するよう傾斜してなることを特徴とするものである。
【0015】
この第5の発明では、外側面に草花が生けられた多数の花生体が支持体の外側を囲むように、一端が支柱に設けられた支持部材に係止して他端がテーブル上に載置され、さらに、それぞれの花生体の上端側から下端側は上記支持体から徐々に離間するよう傾斜してなる配置とされてなることにより、花生体が支柱を中心とするスポーク状の配置となる。このため、これらの花生体上に草花を生けたフラワーアレンジメントでは、各花生体間の隙間を埋めるように草花を生けることができる。したがって、この第5の発明によれば、高さと広がりを有する立体的な外観を有するフラワーアレンジメントをすることができるばかりではなく、従来の花器を用いたフラワーアレンジメントとは一見して見分けがつかないような草花の配置とすることができる。すなわち、この第5の発明によれば、従来のフラワーアレンジメントと見分けのつかないような外観を有しながら、花生体毎に持ち帰りができるという一見して判らない効果を有していることから、パーティーの参加者等に大きな驚きをもたらすことができ、演出効果も高いものとすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態に係る花器について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
この花器1は、図1に示すように、1つの支持体2と、複数の花生体3と、から構成されている。そして、この支持体2は金属製とされており、図示しないテーブル上に載置される台座部4と、この台座部4の中心から上方に起立してなる支柱5と、この支柱5の上端側中途部に固定された支持部材6とを備えている。また、この支持部材6の上端側は、上記支持部材6の下面よりも上方に起立した起立部7とされ、また、上記支持部材6内には、第1の含水体8が収容されている。また、上記起立部7には、蝋燭支持部材9が着脱自在に取り付けられており、この蝋燭支持部材9には、蝋燭13が支持されている。
【0018】
上記台座部4は、円盤状に成形されてなるものであり、上記支柱5は、下端がこの台座部4の中心に溶接されている。また、この台座部4に溶接された上記支柱5は、円筒状に成形されてなるものであり、上述したように、上端側中途部に上記支持部材6が溶接されている。この支持部材6は、円盤状に成形された底板部6aと、この底板部6aの周縁から起立してなるリング状の側板部6bとから構成され、上記底板部6aの中心には、上記支柱5の上端側が挿通された図示しない挿通穴が形成され、該支柱5の上端側中途部と、この支持部材6を構成する底板部6aとは、上記図示しない挿通穴に該支柱5が挿通された後に、互いに溶接されている。また、上記支柱5の上端側に形成された上記起立部7の上端は、図2に示すように、上記支持部材6を構成する側板部6bの高さと略同じ高さとなされ、また、内周面には、図示しないネジが螺刻されている。また、上記支持部材6に収容された上記第1の含水体8は、発泡合成樹脂からなるものであって、内部に水を保持するとともに草花の茎等を挿すことができるものであり、上記支持部材6を構成する側板部6bの内径と略同じ外径を有する円筒状に成形されたものである。なお、この第1の含水体8は、図示しないブロック状に成形された市販の含水体に、上記側板部6bと同じ内径を有する図示しない枠体を押し当てるように差し込むことのより、図1に示す形状としたものである。
【0019】
また、上記蝋燭支持部材9は、上記起立部7に上方から螺入されるネジ(符号は省略する。)が螺刻された軸部10と、この軸部10の上端に中心が溶接されてなる円盤状の底板部11と、この底板部11の周縁から起立してなるリング状の側板部12と、から構成されている。なお、上記含水体8の中央には、上記蝋燭支持部材9を構成する軸部10が挿通される挿通穴8aが設けられているが、この挿通穴8aは、上記軸部10を上方から突き刺すことにより形成されたものである。
【0020】
また、上記花生体3は、断面が波形とされてなり略長方形状に成形された底板部14と、この底板部14の上端に形成された係止片15と、この底板部14の左側端から起立してなる左起立部16と、該底板部14の右側端から起立してなる右起立部17と、該底板部14の下端から起立してなる下起立部18と、上記底板部14上であってこれら左起立部16,右起立部17及び下起立部18の内側に着脱自在に収容されてなる第2の含水体19と、から構成されている。この底板部14,係止片15及び左起立部16,右起立部17及び下起立部18は、本実施の形態においては、グラスファイバーにより一体成形されている。また、上記第2の含水体19は、上記第1の含水体8と同じ素材からなるものであり、上記底板部14と同じように、波状に成形されている。また、上記係止片15は、上記底板部14の上端からやや垂下してなるものであり、図2に示すように、上記の支持部材6を構成する側板部6bに係止されるものである。なお、本実施の形態においては、この花生体3は、上記支持体2の外側を囲むように多数支持されているが、図1には、3つの花生体3を図示し、他の花生体3を省略した。
【0021】
以下、上述した実施の形態に係る花器1の使用方法について説明しながら、この花器1の作用効果を説明する。先ず、この花器1の使用者は、上記第1及び第2の各含水体8,19に、草花を生けるために必要な量の水分を含ませた上で、それぞれ上記支持部材6又は各底板部14上に収容する。なお、この状態においては、上記各花生体3は、上記支持部材6を構成する側板部6bに上記係止片15を介して係止されている。次いで、草花を上記第1及び第2の含水体8,19に生ける。なお、こうした草花を生ける作業は、各花生体3を、上記支持部材6を構成する側板部6bに係止片15を介して係止させる前段階に行うことも可能であるが、個々の草花の配置やフラワーアレンジメント全体のバランスを考慮すると、上述したように、各花生体3を全て支持部材6に係止させた後に行うことが望ましい。そして、このように、第1及び第2の含水体8,19に草花が生けられると、次いで、上記蝋燭支持部材9を構成する軸部10を、上記起立部7の上方から螺入させ支持させる。そして、この蝋燭支持部材9を構成する上記底板部11に蝋燭13を載置し、蝋燭13に着火する。図2及び図3は、このように花器1にフラワーアレンジメントが施され、上記蝋燭に点火された状態の一例を示すものである。
【0022】
この図3に示されるように、上記第1及び第2の含水体8,19に生けられた草花Fは、この花器1の全体に亘って均等に生けられ、個々の花生体3に草花Fが生けられていることを外側から認識することはできない。特に、この実施の形態においては、上記支持部材6にも第1の含水体8が収容され、この第1の含水体8にも草花Fが生けられ、この生けられた草花Fや第2の含水体19の上端側に生けられた草花Fにより、上記花生体3を構成する係止片15を隠すことができることから、フラワーアレンジメントがなされた花器1を上方から観察した場合であっても、従来のものと何ら遜色するものではない。むしろ、この実施の形態に係る花器1を構成する各花生体3は、上記支持部材6側から斜め下方に傾斜し、中途部は湾曲してなる(波状に成形されてなる)ことから、茎の長い草花Fを使用することなく、図示しないテーブルまで流れるようなフラワーアレンジメントを施すことができ、より一層豪華な装飾が可能となる。
【0023】
そして、パーティー等が終了した際にこの花器1に生けられた草花Fを持ち帰る場合には、上記個々の花生体3を支持体2から外し、そのまま自宅等に持ち帰れば良い。したがって、この花器1によれば、ある程度の時間が経過しても、生けられた草花Fが萎れることもなく、また、この花生体3は、図4に示すように、自宅等のテーブルに載置することができるので、従来のように、持ち帰った草花Fを自宅等で改めて生け直す必要はない。また、こうして持ち帰った花生体3は、自宅等で花器として再利用することができる。さらに、この花器1によれば、生けられた草花Fを簡単に持ち帰えることができるばかりではなく、個々の花生体3をそのまま持ち帰ることができる構造となっているという意外性をパーティー等の参加者に持たせることができ、パーティーの演出効果を高めることができる。また、こうした花器1を使用してフラワーアレンジメントが施された草花Fを納入する業者にとっては、フラワーアレンジメントを施した状態のままで、パーティー会場に輸送・搬入する必要はなく、上記花生体3を支持体2から取り外した状態で輸送等をすることができるので、大型のフラワーアレンジメントを納入する場合には、極めて使い勝手が良い。また、上記実施の形態に係る花器1では、花生体3を構成する底板部14に、上記左起立部16,右起立部17及び下起立部18を設けたことから、第2の含水体19に含まれた水が外部に漏出することを防止することができると同時に、第2の含水体19が底板部14上から脱落する危険性を防止することができる。さらに、この実施の形態に係る花器1では、蝋燭支持部材9が構成要素とされていることから、花器1とは別個に蜀台を用意する必要がなく、また、上記蝋燭支持部材9は、軸部10を螺進又は螺退させることにより蝋燭13の位置を変更することができる。
【0024】
なお、上記実施の形態に係る花器1では、花生体3を構成する係止片15が係止される支持部材6を、支柱5の上端側中途部に設けたが、本発明を構成する支持部材は、このように支柱5の中途部に設けたものばかりではなく、支柱5の上端に固定されたものであっても良い。また、花生体3の形状についても、上記実施の形態で説明した花生体3では、波状に成形したが、必ずしもこうした形状に限定されることはなく、様々な形状とすることができる。さらに、上記実施の形態では、この花生体3は、第2の含水体19を除いて、グラスファイバーを素材としたが、こうした素材に限定されるものではなく、例えば、鉄,銅等の金属材料や合成樹脂を素材とするものであっても良い。
【0025】
【発明の効果】
前述した本発明の一実施の形態の説明からも明らかなように、本発明(請求項1記載の発明)によれば、複数の花生体は、上記支持体を構成する支持部材に、該花生体を構成する係止片が係止された状態で支持されているに過ぎないので、上記支持部材から取り外すことにより、この花生体をそのまま自宅等に持ち帰ることができる。このとき、草花は含水体に生けられ状態であることから、パーティー会場から自宅等に持ち帰る際に、草花が萎れてしまうことも防止することができ、また、自宅等に持ち帰った参加者は、自宅等において改めて持ち帰った草花を生け直す必要もない。また、この第1の発明によれば、生花店等の業者にとって、花器が大型なものである場合においても、上記支持体と花生体とを別個に輸送・搬入することができ、極めて便利なものとなる。さらに、上記複数の花生体は、係止片を介して支持部材に係止されるものであることから、フラワーアレンジメントのバリエーションを大きく制約することもなく、むしろ、テーブル上の装飾を見応えのあるものとすることができる。
【0026】
また、第2の発明(請求項2記載の発明)によれば、上記花生体のみならず支持部材にも含水体が支持されていることから、例えば、花器全体に亘ってより均等に草花を生けることができ、フラワーアレンジメントのバリエーションを広げることができるばかりではなく、この含水体に生けられた草花により、上記花生体を構成する係止片を隠すことができ、より一層装飾的効果を高めることができる。
【0027】
また、第3の発明(請求項3記載の発明)によれば、花生体の側端及び下端の起立部の内側に含水体が収容されることから、これらの起立部によって、含水体に含まれた水分が外部に漏出するおそれを有効に防止することができるとともに、花生体から含水体が脱落することを防止することができる。
【0028】
また、第4の発明(請求項4記載の発明)によれば、フラワーアレンジメントによる装飾と共に蝋燭の灯りを用い、更に興趣のあるテーブルの装飾が可能となり、別個に蜀台を用意する必要がない。
【0029】
また、第5の発明(請求項5記載の発明)では、外側面に草花が生けられた多数の花生体が支持体の外側を囲むように、一端が支柱に設けられた支持部材に係止して他端がテーブル上に載置され、さらに、それぞれの花生体の上端側から下端側は上記支持体から徐々に離間するよう傾斜してなる配置とされてなることにより、花生体が支柱を中心とするスポーク状の配置となる。このため、これらの花生体上に草花を生けたフラワーアレンジメントでは、各花生体間の隙間を埋めるように草花を生けることができる。したがって、この第5の発明によれば、高さと広がりを有する立体的な外観を有するフラワーアレンジメントをすることができるばかりではなく、従来の花器を用いたフラワーアレンジメントとは一見して見分けがつかないような草花の配置とすることができる。すなわち、この第5の発明によれば、従来のフラワーアレンジメントと見分けのつかないような外観を有しながら、花生体毎に持ち帰りができるという一見して判らない効果を有していることから、パーティーの参加者等に大きな驚きをもたらすことができ、演出効果も高いものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る花器の分解斜視図である。
【図2】図1に示す花器に草花が生けられた状態を示す断面図である。
【図3】図1に示す花器に草花が生けられた状態を示す外観斜視図である。
【図4】草花が生けられた花生体を示す外観斜視図である。
【符号の説明】
1 花器
2 支持体
3 花生体
4 台座部
5 支柱
6 支持部材
8 第1の含水体
9 蝋燭支持部材
13 蝋燭
15 係止片
16 左起立部
17 右起立部
18 下起立部
19 第2の含水体
F 草花

Claims (5)

  1. テーブル上に載置される台座部と、この台座部から起立してなる支柱と、この支柱に設けられた支持部材と、を有する支持体と、
    上記支持部材に係止される係止片が一端側に形成されてなるとともに、他端側はテーブル上に支持され、外側面には草花が生けられる含水体が支持されてなる複数の花生体と、
    を備えてなることを特徴とする花器。
  2. 前記支持部材には、草花が生けられる含水体が支持されてなることを特徴とする請求項1記載の花器。
  3. 前記花生体の側端及び下端には上方に起立した起立部が形成され、前記含水体はこれらの起立部の内側に収容されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の花器。
  4. 前記支持部材には、蝋燭が支持される蝋燭支持部材が設けられてなることを特徴とする請求項1,2又は3記載の花器。
  5. 前記花生体は、前記支持体の外側を囲むように多数支持されてなるとともに、それぞれの花生体の上端側から下端側は上記支持体から徐々に離間するよう傾斜してなることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の花器。
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