JP2004157701A - 光学式検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】紙幣などの試料を検出する光学式検出装置において、検出信号の補正係数の更新を試料が搬送されているオンライン上で行うことにより、高精度の検出ができる光学式検出装置を提供する。
【解決手段】発光素子と、発光素子が励起する光を受けて受光信号を出力する受光素子と、発光素子を駆動する駆動手段と、光学フィルタを備えた光学式検出装置において、光学フィルタの透過波長域は、試料を透過する光の少なくとも一部の波長域と発光素子が励起する光の少なくとも一部の波長域を含む。
【選択図】 図1
【解決手段】発光素子と、発光素子が励起する光を受けて受光信号を出力する受光素子と、発光素子を駆動する駆動手段と、光学フィルタを備えた光学式検出装置において、光学フィルタの透過波長域は、試料を透過する光の少なくとも一部の波長域と発光素子が励起する光の少なくとも一部の波長域を含む。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙葉類などの試料を検出する光学式検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、紙幣識別装置などで用いられる光学式検出装置は、主に光を照射する発光素子と、発光素子からの光を受光する受光素子を有し、発光素子と受光素子の間に紙幣などの試料を搬送し、試料を透過した光を受光素子にて検知して、受光量を測定信号値としている。この測定信号値に基づいて試料の物質や枚数を識別している。
【0003】
従って、測定信号値の高精度化のためには、埃等の付着,温度変化,劣化などによる発光素子の光量変動がもたらす誤差を低減することが重要となる。一般的には、試料搬送前などのオフライン時に、試料の代わりに基準媒体を透過させて、基準媒体の測定基準信号値と、予め取得し記憶させた基準保存値と比較し受光信号の補正値を得る技術がある。
【0004】
また、試料搬送のオンライン時に、試料と試料の間隙を利用して、補正値を用い発光素子の光量を調整する方式も知られている(例えば特許文献1)。
【0005】
しかしながら、特許文献1では発光量を制御する発光量制御部が必要であり、またそれに伴った制御方法も複雑となる。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−172897号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
簡単な構成で、試料を搬送するオンライン時に補正を行うことにより、高精度の補正係数を得て、高精度の試料測定を行う光学式検出装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の光学式検出装置は、試料の搬送位置と受光素子の間に光学フィルタを設け、光学フィルタの透過波長域は、試料を透過する光の少なくとも一部の波長域と発光素子の励起する光の少なくとも一部の波長域を含む波長特性とした。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の光学式検出装置で用いられるマテリアル透過センサの一実施例を、図1の模式図によって説明する。本実施例の光学式検出装置は、主に紙幣鑑別機などで用いられている。
【0010】
マテリアル透過センサは、光を照射する発光素子1と、発光素子1が励起する光の波長特性を制限する光学フィルタ2と、光学フィルタ2を透過した光の波長を選択する光学フィルタ3と、光学フィルタ2,3を透過してくる光を受光し受光信号を出力する受光素子4で構成されている。光学フィルタ2と3の間に紙幣などの試料6が、図示しない搬送装置によって搬送されてくる。試料6を透過した光は、発光素子1の励起波長よりもずれた波長側に発光する。波長選択用の光学フィルタ3によって選択された波長域は、試料6に反応する信号成分の波長域の少なくとも一部と、発光素子1の励起する波長域の少なくとも一部を含んでいる。励起光の一部の波長域における基準信号の成分が大きく、試料6測定時には該成分が小さくなる波長の範囲とする。この動作については、図2を用いて詳述する。
【0011】
図2に各光学素子の動作波形を示す。図2(a)は試料6が発光素子1と受光素子4の間を通過しないとき、図2(b)は試料6通過時の、それぞれの波長域を示したものである。
【0012】
図2(a)では、発光素子1の励起光の波長特性が波形14,励起光が波長制限用の光学フィルタ2を介した光の波長特性が波形15,光学フィルタ2を介した後で波長選択用の光学フィルタ3を介した光の波長特性が波形16である。発光素子1の励起波長域内の一部励起光が、試料6で減衰されることなく、受光素子4で基準信号11として測定される。この基準信号11の値は、予め取得し図示しない記憶手段等に記憶させた基準保存値と比較し、補正係数化し、記憶手段に記憶する。
【0013】
図2(b)では、発光素子1の励起光が、波長制限用の光学フィルタ2を介して試料6を透過する。試料6を透過した光の波長特性が波形17である。試料6を透過した光の波長は、発光素子1の励起波長よりずれる。試料6を透過した光は、波長選択用の光学フィルタ3を介し、受光素子4で受光する。従って、この受光量が、試料6の測定信号13となる。測定信号13に基づいて試料6を識別するため、受光する測定信号13は、埃等の付着,温度変化,劣化を要因とする発光素子1の変動など、誤差分の低減が必須である。この測定信号13は、図2(a)のオンライン上で取得した補正値を用いて誤差を低減する。補正方法の一例を以下で述べる。
【0014】
試料6が搬送されない時の基準信号11の値Vrefを、予め取得し記憶しておいた基準保存値Vref.int と比較し、K=(Vref.int/
Vref)として係数化する。試料6搬送時の測定信号13の値VxをVx×K=Vx×(Vref.int/Vref)=Vx′として、発光素子1の励起光量の変動量を用いて測定信号値Vxに補正をかける。試料6が搬送されないときは、基準信号11を取得監視して、最新の補正値取得ができる。また、一部基準光の波長分も含めた波長選択の光学フィルタ3において、測定信号13の成分に加え、試料6によって透過減衰した基準小信号12が含まれるが、予め基準信号11の波長域の光学バンドパスフィルタで試料6のデータVΔref.intを抽出取得して記憶させ、試料6の測定時に測定信号補正後の値Vx′より
VΔref.int×Kを差し引くことによって、信号分は抽出できる。
【0015】
これは
Vx″=Vx×(Vref.int/Vref)−VΔref.int×K
となる。
【0016】
さらに、測定信号13の値より受光素子4への入射光がないダーク光信号分
Vdarkを、測定信号13の値から除く処理を付加した補正方法でもよい。これには測定信号13の補正値Vx′′′=(Vx−Vdrak)×{(Vref.int−Vdark)/(Vref−Vdark)}もある。これらを組み合わせて信号を補正しても良い。基準保存値は、予め装置出荷前等に測定し、記憶手段に記憶させておく。
【0017】
図3は、本発明の光学系マテリアル透過センサを使用した光学式検出装置の実施例である。駆動回路10により発光素子1は駆動されるが、発光素子1の点灯は直流点灯、もしくはパルス点灯を用いても良い。増幅回路7は、受光素子4の光−電流信号を電圧信号に換えるI−V回路,増幅器であり復調回路を含んでも良い。アナログをディジタル信号に換えるA/D変換器8,信号補正や識別判定を行う信号処理用マイコン9で構成されている。
【0018】
図4は、本発明の他の実施例であり、発光素子1の特性が制限波長範囲を確保できれば、波長制限用の光学フィルタ2を削除した構成としても良い。光学フィルタ3の波長特性は、図1の実施例と同じ特性である。
【0019】
図5は、本発明の他の実施例である複数波長方式であり、受光側が1波長以上の複数系を有している。受光側の光学フィルタ3,32と、受光素子4,41の構成である。1つあるいは複数の光学フィルタ3,32の波長特性を、試料6の信号波長成分に励起波長の一部基準信号波長を含んだ特性にする構成としても良い。光学フィルタ3,32の波長特性は、図1の実施例と同じ特性である。
【0020】
本発明によれば、試料が搬送されない時は基準光信号の測定状態となるので、オンライン上で基準信号の測定ができ、オンライン時においても補正係数を随時変更することができる。これによって、紙葉類,物質毎に補正係数を得ることができる。従って、オンライン上で異なる試料を搬送されてきても高精度の測定ができる。また、オフライン上での人的作業および基準媒体が不要となる。また、構成部品の低減によって、簡単な構成で高精度の試料検出ができる。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、試料が搬送されない時に基準信号の測定ができ、紙葉類などの試料を高精度に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である光学式検出装置のマテリアル透過センサの模式図である。
【図2】本発明の一実施例である光学式検出装置の動作波形図である。
【図3】本発明の一実施例である光学式検出装置の模式図である。
【図4】本発明の他の実施例である光学式検出装置のマテリアル透過センサの模式図である。
【図5】本発明の他の実施例である光学式検出装置のマテリアル透過センサの模式図である。
【符号の説明】
1…発光素子、2,3,21,32…光学フィルタ、6…試料、7…増幅回路、8…A/D変換器、9…信号処理用マイコン、10…駆動回路、11…基準信号、12…基準小信号、13…測定信号、41…受光素子。
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙葉類などの試料を検出する光学式検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、紙幣識別装置などで用いられる光学式検出装置は、主に光を照射する発光素子と、発光素子からの光を受光する受光素子を有し、発光素子と受光素子の間に紙幣などの試料を搬送し、試料を透過した光を受光素子にて検知して、受光量を測定信号値としている。この測定信号値に基づいて試料の物質や枚数を識別している。
【0003】
従って、測定信号値の高精度化のためには、埃等の付着,温度変化,劣化などによる発光素子の光量変動がもたらす誤差を低減することが重要となる。一般的には、試料搬送前などのオフライン時に、試料の代わりに基準媒体を透過させて、基準媒体の測定基準信号値と、予め取得し記憶させた基準保存値と比較し受光信号の補正値を得る技術がある。
【0004】
また、試料搬送のオンライン時に、試料と試料の間隙を利用して、補正値を用い発光素子の光量を調整する方式も知られている(例えば特許文献1)。
【0005】
しかしながら、特許文献1では発光量を制御する発光量制御部が必要であり、またそれに伴った制御方法も複雑となる。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−172897号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
簡単な構成で、試料を搬送するオンライン時に補正を行うことにより、高精度の補正係数を得て、高精度の試料測定を行う光学式検出装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の光学式検出装置は、試料の搬送位置と受光素子の間に光学フィルタを設け、光学フィルタの透過波長域は、試料を透過する光の少なくとも一部の波長域と発光素子の励起する光の少なくとも一部の波長域を含む波長特性とした。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の光学式検出装置で用いられるマテリアル透過センサの一実施例を、図1の模式図によって説明する。本実施例の光学式検出装置は、主に紙幣鑑別機などで用いられている。
【0010】
マテリアル透過センサは、光を照射する発光素子1と、発光素子1が励起する光の波長特性を制限する光学フィルタ2と、光学フィルタ2を透過した光の波長を選択する光学フィルタ3と、光学フィルタ2,3を透過してくる光を受光し受光信号を出力する受光素子4で構成されている。光学フィルタ2と3の間に紙幣などの試料6が、図示しない搬送装置によって搬送されてくる。試料6を透過した光は、発光素子1の励起波長よりもずれた波長側に発光する。波長選択用の光学フィルタ3によって選択された波長域は、試料6に反応する信号成分の波長域の少なくとも一部と、発光素子1の励起する波長域の少なくとも一部を含んでいる。励起光の一部の波長域における基準信号の成分が大きく、試料6測定時には該成分が小さくなる波長の範囲とする。この動作については、図2を用いて詳述する。
【0011】
図2に各光学素子の動作波形を示す。図2(a)は試料6が発光素子1と受光素子4の間を通過しないとき、図2(b)は試料6通過時の、それぞれの波長域を示したものである。
【0012】
図2(a)では、発光素子1の励起光の波長特性が波形14,励起光が波長制限用の光学フィルタ2を介した光の波長特性が波形15,光学フィルタ2を介した後で波長選択用の光学フィルタ3を介した光の波長特性が波形16である。発光素子1の励起波長域内の一部励起光が、試料6で減衰されることなく、受光素子4で基準信号11として測定される。この基準信号11の値は、予め取得し図示しない記憶手段等に記憶させた基準保存値と比較し、補正係数化し、記憶手段に記憶する。
【0013】
図2(b)では、発光素子1の励起光が、波長制限用の光学フィルタ2を介して試料6を透過する。試料6を透過した光の波長特性が波形17である。試料6を透過した光の波長は、発光素子1の励起波長よりずれる。試料6を透過した光は、波長選択用の光学フィルタ3を介し、受光素子4で受光する。従って、この受光量が、試料6の測定信号13となる。測定信号13に基づいて試料6を識別するため、受光する測定信号13は、埃等の付着,温度変化,劣化を要因とする発光素子1の変動など、誤差分の低減が必須である。この測定信号13は、図2(a)のオンライン上で取得した補正値を用いて誤差を低減する。補正方法の一例を以下で述べる。
【0014】
試料6が搬送されない時の基準信号11の値Vrefを、予め取得し記憶しておいた基準保存値Vref.int と比較し、K=(Vref.int/
Vref)として係数化する。試料6搬送時の測定信号13の値VxをVx×K=Vx×(Vref.int/Vref)=Vx′として、発光素子1の励起光量の変動量を用いて測定信号値Vxに補正をかける。試料6が搬送されないときは、基準信号11を取得監視して、最新の補正値取得ができる。また、一部基準光の波長分も含めた波長選択の光学フィルタ3において、測定信号13の成分に加え、試料6によって透過減衰した基準小信号12が含まれるが、予め基準信号11の波長域の光学バンドパスフィルタで試料6のデータVΔref.intを抽出取得して記憶させ、試料6の測定時に測定信号補正後の値Vx′より
VΔref.int×Kを差し引くことによって、信号分は抽出できる。
【0015】
これは
Vx″=Vx×(Vref.int/Vref)−VΔref.int×K
となる。
【0016】
さらに、測定信号13の値より受光素子4への入射光がないダーク光信号分
Vdarkを、測定信号13の値から除く処理を付加した補正方法でもよい。これには測定信号13の補正値Vx′′′=(Vx−Vdrak)×{(Vref.int−Vdark)/(Vref−Vdark)}もある。これらを組み合わせて信号を補正しても良い。基準保存値は、予め装置出荷前等に測定し、記憶手段に記憶させておく。
【0017】
図3は、本発明の光学系マテリアル透過センサを使用した光学式検出装置の実施例である。駆動回路10により発光素子1は駆動されるが、発光素子1の点灯は直流点灯、もしくはパルス点灯を用いても良い。増幅回路7は、受光素子4の光−電流信号を電圧信号に換えるI−V回路,増幅器であり復調回路を含んでも良い。アナログをディジタル信号に換えるA/D変換器8,信号補正や識別判定を行う信号処理用マイコン9で構成されている。
【0018】
図4は、本発明の他の実施例であり、発光素子1の特性が制限波長範囲を確保できれば、波長制限用の光学フィルタ2を削除した構成としても良い。光学フィルタ3の波長特性は、図1の実施例と同じ特性である。
【0019】
図5は、本発明の他の実施例である複数波長方式であり、受光側が1波長以上の複数系を有している。受光側の光学フィルタ3,32と、受光素子4,41の構成である。1つあるいは複数の光学フィルタ3,32の波長特性を、試料6の信号波長成分に励起波長の一部基準信号波長を含んだ特性にする構成としても良い。光学フィルタ3,32の波長特性は、図1の実施例と同じ特性である。
【0020】
本発明によれば、試料が搬送されない時は基準光信号の測定状態となるので、オンライン上で基準信号の測定ができ、オンライン時においても補正係数を随時変更することができる。これによって、紙葉類,物質毎に補正係数を得ることができる。従って、オンライン上で異なる試料を搬送されてきても高精度の測定ができる。また、オフライン上での人的作業および基準媒体が不要となる。また、構成部品の低減によって、簡単な構成で高精度の試料検出ができる。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、試料が搬送されない時に基準信号の測定ができ、紙葉類などの試料を高精度に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である光学式検出装置のマテリアル透過センサの模式図である。
【図2】本発明の一実施例である光学式検出装置の動作波形図である。
【図3】本発明の一実施例である光学式検出装置の模式図である。
【図4】本発明の他の実施例である光学式検出装置のマテリアル透過センサの模式図である。
【図5】本発明の他の実施例である光学式検出装置のマテリアル透過センサの模式図である。
【符号の説明】
1…発光素子、2,3,21,32…光学フィルタ、6…試料、7…増幅回路、8…A/D変換器、9…信号処理用マイコン、10…駆動回路、11…基準信号、12…基準小信号、13…測定信号、41…受光素子。
Claims (10)
- 発光素子と、前記発光素子が励起する光を受けて受光信号を出力する受光素子と、前記発光素子を駆動する駆動手段を備え、
前記発光素子と前記受光素子の間に紙葉類などの試料を通過させ、前記試料を透過した光の前記受光信号によって前記試料を検出する光学式検出装置において、
前記試料を透過する光の少なくとも一部の波長域と前記発光素子が励起する光の少なくとも一部の波長域を透過する光学フィルタを、前記試料の通過路と前記受光素子の間に設けたことを特徴とする光学式検出装置。 - 前記試料が通過しないときの受光信号を基準信号とし、前記試料通過時の受光信号を測定信号とし、
前記基準信号を用いて補正値を算出し、前記補正値によって前記測定信号を補正する信号処理手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の光学式検出装置。 - 前記試料が通過しないときの受光信号を基準信号とし、前記試料通過時の受光信号を測定信号とし、前記受光素子に前記発光素子から入射光がないときの受光信号をダーク信号とし、
前記測定信号および前記基準信号から前記ダーク信号を減算し、減算後の基準信号を用いて補正値を算出し、前記補正値によって減算後の測定信号を補正する信号処理手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の光学式検出装置。 - 発光素子と、前記発光素子が励起する光を受けて受光信号を出力する受光素子と、前記発光素子を駆動する駆動手段と、前記発光素子と前記受光素子の間に複数の光学フィルタを備え、
前記複数の光学フィルタの間に紙葉類などの試料を通過させて、前記試料を透過した光の前記受光信号によって前記試料を検出する光学式検出装置において、
前記複数の光学フィルタのうち、前記受光素子側の光学フィルタは、前記試料を透過する光の少なくとも一部の波長域と前記発光素子の励起する光の少なくとも一部の波長域を透過することを特徴とする光学式検出装置。 - 前記試料が通過しないときの受光信号を基準信号とし、前記試料通過時の受光信号を測定信号とし、
前記基準信号を用いて補正値を算出し、前記補正値によって前記測定信号を補正する信号処理手段を設けたことを特徴とする請求項4記載の光学式検出装置。 - 前記試料が通過しないときの受光信号を基準信号とし、前記試料通過時の受光信号を測定信号とし、前記受光素子に前記発光素子から入射光がないときの受光信号をダーク信号とし、
前記測定信号および前記基準信号から前記ダーク信号を減算し、減算後の基準信号を用いて補正値を算出し、前記補正値によって減算後の測定信号を補正する信号処理手段を設けたことを特徴とする請求項4記載の光学式検出装置。 - 発光素子と、前記発光素子が励起する光を受けて受光信号を出力する受光素子と、前記発光素子を駆動する駆動手段と、前記発光素子と前記受光素子の間に複数の光学フィルタを備え、
前記複数の光学フィルタ間に紙葉類などの試料を通過させて、前記試料を透過した光の前記受光信号によって前記試料を検出する光学式検出装置において、
前記受光素子と前記受光素子側の光学フィルタを各々複数個設け、前記受光素子側の複数の光学フィルタのうち少なくとも一つの光学フィルタは、前記試料を透過する光の少なくとも一部の波長域と前記発光素子の励起する光の少なくとも一部の波長域を透過することを特徴とする光学式検出装置。 - 前記試料が通過しないときの受光信号を基準信号とし、前記試料通過時の受光信号を測定信号とし、
前記基準信号を用いて補正値を算出し、前記補正値によって前記測定信号を補正する信号処理手段を設けたことを特徴とする請求項7記載の光学式検出装置。 - 前記試料が通過しないときの受光信号を基準信号とし、前記試料通過時の受光信号を測定信号とし、前記受光素子に前記発光素子から入射光がないときの受光信号をダーク信号とし、
前記測定信号および前記基準信号から前記ダーク信号を減算し、減算後の基準信号を用いて補正値を算出し、前記補正値によって減算後の測定信号を補正する信号処理手段を設けたことを特徴とする請求項7記載の光学式検出装置。 - 前記受光素子側の複数の光学フィルタ全てが、前記試料を透過する光の少なくとも一部の波長域と前記発光素子の励起する光の少なくとも一部の波長域を透過することを特徴とする請求項7記載の光学式検出装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002321956A JP2004157701A (ja) | 2002-11-06 | 2002-11-06 | 光学式検出装置 |
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JP2002321956A JP2004157701A (ja) | 2002-11-06 | 2002-11-06 | 光学式検出装置 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007172059A (ja) * | 2005-12-19 | 2007-07-05 | Toshiba Corp | 紙葉類判別装置、および紙葉類処理装置 |
KR100775033B1 (ko) | 2007-03-15 | 2007-11-08 | 주식회사 엠비젼 | 휴대용 보안인쇄물 진위 식별기 |
KR100838794B1 (ko) | 2006-12-01 | 2008-06-17 | 주식회사 엠비젼 | 위조방지용 검사기 |
KR100890500B1 (ko) | 2007-07-23 | 2009-03-26 | 한국조폐공사 | 진위 식별기 |
JP2009145182A (ja) * | 2007-12-13 | 2009-07-02 | Shimadzu Corp | 分析システム |
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2002
- 2002-11-06 JP JP2002321956A patent/JP2004157701A/ja active Pending
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