JP2004157577A - コンテンツ取得装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】大量のダウンロードは苦痛である。
【解決手段】ユーザ端末内に仮想プロクシ部とコンテンツ格納部が設けられる。仮想プロクシ部は、インターネットを経由してサーバと接続される。サーバ内にコンテンツDBが設けられる。仮想プロクシ部は、所定の判定基準に基づいてユーザ端末内またはサーバ内のコンテンツ格納部のいずれからコンテンツを取得すべきかを判断する。
【選択図】 図1
【解決手段】ユーザ端末内に仮想プロクシ部とコンテンツ格納部が設けられる。仮想プロクシ部は、インターネットを経由してサーバと接続される。サーバ内にコンテンツDBが設けられる。仮想プロクシ部は、所定の判定基準に基づいてユーザ端末内またはサーバ内のコンテンツ格納部のいずれからコンテンツを取得すべきかを判断する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ネットワーク技術に関する。この発明はとくに、コンテンツを取得する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンテンツ提供サービスが盛んになってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、コンテンツが膨大な場合、一般に普及する低速回線ではダウンロードが苦痛である。コンテンツをCD等のメディアで配布するだけでは、情報を更新して常に新しい状態に保つのが難しい。
【0004】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、効率のよいコンテンツ取得技術の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のある態様は、コンテンツ取得装置に関する。本装置は、仮想プロクシ機能をもつ仮想プロクシ部を、ネットワーク非経由位置に設け、前記仮想プロクシ部は所定の判定基準に基づいてネットワーク非経由位置または経由位置のうちいずれからコンテンツを取得すべきかを判断し、判断結果に基づいてコンテンツを取得し、取得したコンテンツをウェブブラウザに送り、これらの手順によって、ネットワーク非経由位置または経由位置のいずれかからウェブブラウザへコンテンツを中継する。
【0006】
ここで、「プロクシ」とは、インターネットにアクセス可能なユーザ端末とWWWサイトとの中間に設けられるサーバの機能であり、ユーザ端末の代理(Proxy)としてWWWサイト等にアクセスしてデータを送受信する働きをもつ。そして、「プロクシ」はネットワークを介してユーザ端末に接続されるが通常である。一方、「仮想プロクシ」は、ユーザ端末から見てネットワークを介さない位置に設けられた仮想的な「プロクシ」である。すなわち、仮想的なネットワーク上に設けられた「プロクシ」ともいえる。仮想プロクシは、初期導入したデータファイルや一度ダウンロードしたデータファイルを蓄積しておくキャッシュ機能を有してもよいし、WWWサイトとのネットワークにおける負荷を軽くする働きを有してもよい。
【0007】
また、ここでいう「ネットワーク」はLANおよびWAN(インターネット)の双方を含んでもよい。「ネットワーク非経由位置」は、たとえばユーザ端末内やユーザ端末に直結した装置内等を示す。仮想プロクシは「ネットワーク非経由位置」においてハードウェア的に設置してもよいし、ソフトウェア的に搭載させてもよい。ソフトウェア的に搭載する場合、ウェブブラウザのプラグインとして稼働させてもよいし、単体のアプリケーションとして稼働させてもよい。「ネットワーク経由位置」は、たとえばインターネット上のサーバ内を示す。「コンテンツ」には、たとえば画像データ、動画データ、音声データ、テキストデータ、プログラムモジュールデータ等が含まれる。
【0008】
また、前記仮想プロクシ部は、ネットワーク経由位置に設けられたサーバからブラウザ表示内容のレイアウト情報を受けとり、必要なコンテンツとともに前記ウェブブラウザへ送ってもよい。前記仮想プロクシ部は、ネットワーク経由位置に設けられたサーバから受けとる指示に基づいて、ネットワーク非経由位置に格納されたコンテンツを更新してもよい。
【0009】
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本実施形態におけるコンテンツ取得装置は、仮想的なプロクシが内蔵または直結されたユーザ端末である。この端末はその仮想プロクシを介してネットワークに接続される。これによって、ネットワークを経由して大容量のコンテンツを取得するときのストレスを低減させる。また、コンテンツ提供側にとってはコンテンツの送信量を減らすことができるので、効率よく大量の情報をユーザに提供することができる。
【0011】
従来は、大容量のコンテンツをユーザに提供する方法として、長時間のダウンロードをユーザに強いるか、またはCD−ROM等のメディアに記録して配布したり、ユーザ端末にプリインストールして提供する方法等が採られていた。しかし、長時間のダウンロードをユーザに強いるのは、ユーザへのストレス強制に他ならない。とくに、インターネットの通信速度は33〜64kbpsが一般的であり、依然として多くのユーザが高速とは言えない回線でインターネットをブラウズしているので、大量のダウンロードは苦痛である。
【0012】
一方、CD−ROM等のメディアを配布する方法やユーザ端末にプリインストールする方法では、提供したコンテンツを何らかの方法で入れ替えない限り情報の新しさは保てない。
【0013】
さらに、上記2つの方法の折衷案として、主要なコンテンツをメディア配布形式またはプリインストール形式で配布しておき、補助的なコンテンツだけをネットワーク経由で取得する方法が考えられる。ここで、ユーザ端末上でユーザが利用するソフトウェアとして標準的なインターネットブラウズソフトウェア(以下、「ウェブブラウザ」という。)を用いる方が、専用ソフトウェアを用いるよりも、ユーザは使い慣れていて便利である。
【0014】
しかし、標準的なウェブブラウザは、セキュリティ保護の観点から、WWWサイトからの指示によってはローカルファイルにアクセスできない設計になっている。したがって、ユーザ端末にインストールされたコンテンツと外部サーバが保持するコンテンツとを混在させてウェブブラウザに表示させるのは困難である。
【0015】
そこで、本実施形態においては、ネットワーク非経由位置に仮想プロクシを設け、この仮想プロクシにユーザ端末内の主要コンテンツおよびネットワーク上の補助コンテンツのいずれを取得すべきかを選択させる。そして、仮想プロクシによる適切な選択によって取得されたコンテンツをウェブブラウザに表示させる。ネットワーク非経由位置からのコンテンツ取得を表面的にはユーザに意識させないので、ユーザはインターネットに接続している感覚で、実際にはいわば仮想的なインターネットに接続することになる。
【0016】
(仮想プロクシの形態)
第1の形態として、仮想プロクシはユーザ端末上で稼働するソフトウェアであってもよい。このソフトウェアはいわゆるサーバソフトウェアでもよいし、サーバOS的な基本ソフトウェアであってもよい。このソフトウェアはインターネットを介して配布してもよい。また、このソフトウェアをCD−ROM等の記録媒体に記録したパッケージソフトウェアとして販売するかたちのほか、ユーザ端末にプリインストールして端末とともに販売するかたちで配布してもよい。
【0017】
第2の形態として、仮想プロクシはウェブブラウザにアドインするソフトウェアであってもよい。ウェブブラウザの種類によってはいわゆるプラグインというかたちでプログラムモジュールをウェブブラウザ内に組み込んでもよい。また、これらのアドインプログラムやプラグインプログラムを単体のアプリケーションに対する補助的なプログラムとして用いてもよい。
【0018】
第3の形態として、仮想プロクシは専用のハードウェアとともに提供されてもよい。たとえば、ユーザ端末にネットワークを経由せずに直接接続する周辺機器のかたちであってもよい。接続方法としては、たとえばシリアル接続、パラレル接続、またはUSB接続等がある。周辺機器としての仮想プロクシにはネットワークポートが設けられ、このポートがユーザ端末にとって代理的なネットワークポートの役割を果たす。
【0019】
以上、第1〜第3の形態に説明した仮想プロクシは、いずれもユーザ端末から見てネットワークを経由しない位置に設けられる。その仮想プロクシのIPアドレスと、必要に応じて仮想プロクシのポート番号とをウェブブラウザのプロクシ設定欄に入力することによって、ウェブブラウザを仮想プロクシにアクセスさせる。そして、仮想プロクシが使用するネットワークポートからインターネット等のネットワークに入り、ネットワーク上の外部サーバ等にアクセス可能となる。プロクシ設定欄に入力するIPアドレスはユーザ端末自身のIPアドレスであってもよい。この場合、ポート番号の指定により仮想プロクシの特定を実現してもよい。
【0020】
(仮想プロクシの機能)
仮想プロクシはユーザ端末またはブラウザにとって代理サーバ的な機能をもつ。たとえば、仮想プロクシがファイアウォール機能をもつ場合、ウェブブラウザが外部アクセスから保護される。
【0021】
たとえば、仮想プロクシがキャッシュ機能をもつ場合、この仮想プロクシを経由してネットワークから取得したデータは、キャッシュ保存が可能である。
【0022】
本実施形態における仮想プロクシは、特定のユーザ端末専用に設計され機能してもよく、その点で一般のプロクシと異なる。
【0023】
(判定基準)
仮想プロクシは所定の判定基準に基づいて、ネットワーク非経由位置または経由位置のうちいずれからコンテンツを取得すべきかを判断する。判定基準の例は以下の通りである。
【0024】
たとえば、コンテンツに含まれるファイルごとに有効期限を設定しておき、有効期限を過ぎたファイルに対しては新しいファイルで上書きしてもよい。新しいファイルはネットワークにアクセスして取得する。
【0025】
たとえば、コンテンツに含まれるファイルごとにそれぞれの更新日時の情報を書き込んでおき、ユーザ端末内に保持するコンテンツの更新日時と外部サーバのコンテンツの更新日時とを比較する。そして、日時が同じであればユーザ端末内のファイルを取得し、サーバ上のファイルの更新日時が新しければ、ネットワーク経由でファイルを取得してもよい。
【0026】
たとえば、特定のサービスに本装置を用いる場合、ウェブブラウザ上でそのサービス主体のURLを指定しているか否かを基準に判断してもよい。すなわち、このサービス主体のURLを指定したときに限り仮想プロクシが機能し、他のURLを指定したときには仮想プロクシが機能せず透過的に働いてもよい。
【0027】
たとえば、サーバからレイアウト情報となるhtmlデータを取得し、このページに埋め込まれるべき画像等のデータをユーザ端末内から取得してもよい。サーバは、ユーザ端末内からコンテンツを取得すべき指示をhtmlデータ中に含ませてもよい。これとは逆に、ユーザ端末内からレイアウト情報となるhtmlデータを取得し、このページ内に埋め込むべきデータのうちユーザ端末内に格納されていないデータがあったときにネットワーク上から取得する判断をしてもよい。
【0028】
(実施形態の効果)
仮想プロクシをネットワーク非経由位置に設けることにより、ユーザ端末の諸機能と仮想プロクシの機能が一体となって仮想的なインターネットが形成される。ユーザは、この仮想的なインターネットと現実のインターネットとを意識せずに使い分けることができる。
【0029】
本装置とサーバとの間がダイヤルアップ接続の場合、ダイヤルアップ回数を減らすことができる。
【0030】
コンテンツやプログラムの更新をユーザに意識させることなく実現できる。そして、ネットワークから取得したデータはユーザ端末内に蓄積されるので、自然と足りないデータが補充される。
【0031】
以上、本発明をいくつかの実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、効率よくコンテンツを取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るネットワークシステムの構成を示す図である。
【発明の属する技術分野】
この発明は、ネットワーク技術に関する。この発明はとくに、コンテンツを取得する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンテンツ提供サービスが盛んになってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、コンテンツが膨大な場合、一般に普及する低速回線ではダウンロードが苦痛である。コンテンツをCD等のメディアで配布するだけでは、情報を更新して常に新しい状態に保つのが難しい。
【0004】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、効率のよいコンテンツ取得技術の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のある態様は、コンテンツ取得装置に関する。本装置は、仮想プロクシ機能をもつ仮想プロクシ部を、ネットワーク非経由位置に設け、前記仮想プロクシ部は所定の判定基準に基づいてネットワーク非経由位置または経由位置のうちいずれからコンテンツを取得すべきかを判断し、判断結果に基づいてコンテンツを取得し、取得したコンテンツをウェブブラウザに送り、これらの手順によって、ネットワーク非経由位置または経由位置のいずれかからウェブブラウザへコンテンツを中継する。
【0006】
ここで、「プロクシ」とは、インターネットにアクセス可能なユーザ端末とWWWサイトとの中間に設けられるサーバの機能であり、ユーザ端末の代理(Proxy)としてWWWサイト等にアクセスしてデータを送受信する働きをもつ。そして、「プロクシ」はネットワークを介してユーザ端末に接続されるが通常である。一方、「仮想プロクシ」は、ユーザ端末から見てネットワークを介さない位置に設けられた仮想的な「プロクシ」である。すなわち、仮想的なネットワーク上に設けられた「プロクシ」ともいえる。仮想プロクシは、初期導入したデータファイルや一度ダウンロードしたデータファイルを蓄積しておくキャッシュ機能を有してもよいし、WWWサイトとのネットワークにおける負荷を軽くする働きを有してもよい。
【0007】
また、ここでいう「ネットワーク」はLANおよびWAN(インターネット)の双方を含んでもよい。「ネットワーク非経由位置」は、たとえばユーザ端末内やユーザ端末に直結した装置内等を示す。仮想プロクシは「ネットワーク非経由位置」においてハードウェア的に設置してもよいし、ソフトウェア的に搭載させてもよい。ソフトウェア的に搭載する場合、ウェブブラウザのプラグインとして稼働させてもよいし、単体のアプリケーションとして稼働させてもよい。「ネットワーク経由位置」は、たとえばインターネット上のサーバ内を示す。「コンテンツ」には、たとえば画像データ、動画データ、音声データ、テキストデータ、プログラムモジュールデータ等が含まれる。
【0008】
また、前記仮想プロクシ部は、ネットワーク経由位置に設けられたサーバからブラウザ表示内容のレイアウト情報を受けとり、必要なコンテンツとともに前記ウェブブラウザへ送ってもよい。前記仮想プロクシ部は、ネットワーク経由位置に設けられたサーバから受けとる指示に基づいて、ネットワーク非経由位置に格納されたコンテンツを更新してもよい。
【0009】
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本実施形態におけるコンテンツ取得装置は、仮想的なプロクシが内蔵または直結されたユーザ端末である。この端末はその仮想プロクシを介してネットワークに接続される。これによって、ネットワークを経由して大容量のコンテンツを取得するときのストレスを低減させる。また、コンテンツ提供側にとってはコンテンツの送信量を減らすことができるので、効率よく大量の情報をユーザに提供することができる。
【0011】
従来は、大容量のコンテンツをユーザに提供する方法として、長時間のダウンロードをユーザに強いるか、またはCD−ROM等のメディアに記録して配布したり、ユーザ端末にプリインストールして提供する方法等が採られていた。しかし、長時間のダウンロードをユーザに強いるのは、ユーザへのストレス強制に他ならない。とくに、インターネットの通信速度は33〜64kbpsが一般的であり、依然として多くのユーザが高速とは言えない回線でインターネットをブラウズしているので、大量のダウンロードは苦痛である。
【0012】
一方、CD−ROM等のメディアを配布する方法やユーザ端末にプリインストールする方法では、提供したコンテンツを何らかの方法で入れ替えない限り情報の新しさは保てない。
【0013】
さらに、上記2つの方法の折衷案として、主要なコンテンツをメディア配布形式またはプリインストール形式で配布しておき、補助的なコンテンツだけをネットワーク経由で取得する方法が考えられる。ここで、ユーザ端末上でユーザが利用するソフトウェアとして標準的なインターネットブラウズソフトウェア(以下、「ウェブブラウザ」という。)を用いる方が、専用ソフトウェアを用いるよりも、ユーザは使い慣れていて便利である。
【0014】
しかし、標準的なウェブブラウザは、セキュリティ保護の観点から、WWWサイトからの指示によってはローカルファイルにアクセスできない設計になっている。したがって、ユーザ端末にインストールされたコンテンツと外部サーバが保持するコンテンツとを混在させてウェブブラウザに表示させるのは困難である。
【0015】
そこで、本実施形態においては、ネットワーク非経由位置に仮想プロクシを設け、この仮想プロクシにユーザ端末内の主要コンテンツおよびネットワーク上の補助コンテンツのいずれを取得すべきかを選択させる。そして、仮想プロクシによる適切な選択によって取得されたコンテンツをウェブブラウザに表示させる。ネットワーク非経由位置からのコンテンツ取得を表面的にはユーザに意識させないので、ユーザはインターネットに接続している感覚で、実際にはいわば仮想的なインターネットに接続することになる。
【0016】
(仮想プロクシの形態)
第1の形態として、仮想プロクシはユーザ端末上で稼働するソフトウェアであってもよい。このソフトウェアはいわゆるサーバソフトウェアでもよいし、サーバOS的な基本ソフトウェアであってもよい。このソフトウェアはインターネットを介して配布してもよい。また、このソフトウェアをCD−ROM等の記録媒体に記録したパッケージソフトウェアとして販売するかたちのほか、ユーザ端末にプリインストールして端末とともに販売するかたちで配布してもよい。
【0017】
第2の形態として、仮想プロクシはウェブブラウザにアドインするソフトウェアであってもよい。ウェブブラウザの種類によってはいわゆるプラグインというかたちでプログラムモジュールをウェブブラウザ内に組み込んでもよい。また、これらのアドインプログラムやプラグインプログラムを単体のアプリケーションに対する補助的なプログラムとして用いてもよい。
【0018】
第3の形態として、仮想プロクシは専用のハードウェアとともに提供されてもよい。たとえば、ユーザ端末にネットワークを経由せずに直接接続する周辺機器のかたちであってもよい。接続方法としては、たとえばシリアル接続、パラレル接続、またはUSB接続等がある。周辺機器としての仮想プロクシにはネットワークポートが設けられ、このポートがユーザ端末にとって代理的なネットワークポートの役割を果たす。
【0019】
以上、第1〜第3の形態に説明した仮想プロクシは、いずれもユーザ端末から見てネットワークを経由しない位置に設けられる。その仮想プロクシのIPアドレスと、必要に応じて仮想プロクシのポート番号とをウェブブラウザのプロクシ設定欄に入力することによって、ウェブブラウザを仮想プロクシにアクセスさせる。そして、仮想プロクシが使用するネットワークポートからインターネット等のネットワークに入り、ネットワーク上の外部サーバ等にアクセス可能となる。プロクシ設定欄に入力するIPアドレスはユーザ端末自身のIPアドレスであってもよい。この場合、ポート番号の指定により仮想プロクシの特定を実現してもよい。
【0020】
(仮想プロクシの機能)
仮想プロクシはユーザ端末またはブラウザにとって代理サーバ的な機能をもつ。たとえば、仮想プロクシがファイアウォール機能をもつ場合、ウェブブラウザが外部アクセスから保護される。
【0021】
たとえば、仮想プロクシがキャッシュ機能をもつ場合、この仮想プロクシを経由してネットワークから取得したデータは、キャッシュ保存が可能である。
【0022】
本実施形態における仮想プロクシは、特定のユーザ端末専用に設計され機能してもよく、その点で一般のプロクシと異なる。
【0023】
(判定基準)
仮想プロクシは所定の判定基準に基づいて、ネットワーク非経由位置または経由位置のうちいずれからコンテンツを取得すべきかを判断する。判定基準の例は以下の通りである。
【0024】
たとえば、コンテンツに含まれるファイルごとに有効期限を設定しておき、有効期限を過ぎたファイルに対しては新しいファイルで上書きしてもよい。新しいファイルはネットワークにアクセスして取得する。
【0025】
たとえば、コンテンツに含まれるファイルごとにそれぞれの更新日時の情報を書き込んでおき、ユーザ端末内に保持するコンテンツの更新日時と外部サーバのコンテンツの更新日時とを比較する。そして、日時が同じであればユーザ端末内のファイルを取得し、サーバ上のファイルの更新日時が新しければ、ネットワーク経由でファイルを取得してもよい。
【0026】
たとえば、特定のサービスに本装置を用いる場合、ウェブブラウザ上でそのサービス主体のURLを指定しているか否かを基準に判断してもよい。すなわち、このサービス主体のURLを指定したときに限り仮想プロクシが機能し、他のURLを指定したときには仮想プロクシが機能せず透過的に働いてもよい。
【0027】
たとえば、サーバからレイアウト情報となるhtmlデータを取得し、このページに埋め込まれるべき画像等のデータをユーザ端末内から取得してもよい。サーバは、ユーザ端末内からコンテンツを取得すべき指示をhtmlデータ中に含ませてもよい。これとは逆に、ユーザ端末内からレイアウト情報となるhtmlデータを取得し、このページ内に埋め込むべきデータのうちユーザ端末内に格納されていないデータがあったときにネットワーク上から取得する判断をしてもよい。
【0028】
(実施形態の効果)
仮想プロクシをネットワーク非経由位置に設けることにより、ユーザ端末の諸機能と仮想プロクシの機能が一体となって仮想的なインターネットが形成される。ユーザは、この仮想的なインターネットと現実のインターネットとを意識せずに使い分けることができる。
【0029】
本装置とサーバとの間がダイヤルアップ接続の場合、ダイヤルアップ回数を減らすことができる。
【0030】
コンテンツやプログラムの更新をユーザに意識させることなく実現できる。そして、ネットワークから取得したデータはユーザ端末内に蓄積されるので、自然と足りないデータが補充される。
【0031】
以上、本発明をいくつかの実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、効率よくコンテンツを取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るネットワークシステムの構成を示す図である。
Claims (3)
- 仮想的なプロクシ機能をもつ仮想プロクシ部を、ネットワーク非経由位置に設け、
前記仮想プロクシ部は所定の判定基準に基づいてネットワーク非経由位置または経由位置のうちいずれからコンテンツを取得すべきかを判断し、
判断結果に基づいてコンテンツを取得し、
取得したコンテンツをウェブブラウザに送り、
これらの手順によって、ネットワーク非経由位置または経由位置のいずれかからウェブブラウザへコンテンツを中継することを特徴とするコンテンツ取得装置。 - 前記仮想プロクシ部は、ネットワーク経由位置に設けられたサーバからブラウザ表示内容のレイアウト情報を受けとり、必要なコンテンツとともに前記ウェブブラウザへ送ることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ取得装置。
- 前記仮想プロクシ部は、ネットワーク経由位置に設けられたサーバから受けとる指示に基づいて、ネットワーク非経由位置に格納されたコンテンツを更新することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のコンテンツ取得装置。
Priority Applications (3)
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AU2001294232A AU2001294232A1 (en) | 2000-10-13 | 2001-10-11 | Content acquiring method and content acquiring device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000314530A JP2004157577A (ja) | 2000-10-13 | 2000-10-13 | コンテンツ取得装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2004157577A true JP2004157577A (ja) | 2004-06-03 |
Family
ID=18793767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000314530A Pending JP2004157577A (ja) | 2000-10-13 | 2000-10-13 | コンテンツ取得装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007065819A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Seiko Epson Corp | POS端末装置及びWebページの表示方法 |
JP2007272742A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Ntt Docomo Inc | 通信端末及び通信方法 |
JP2013117903A (ja) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 応答装置、応答方法およびプログラム |
CN105144123A (zh) * | 2013-04-10 | 2015-12-09 | 三菱电机株式会社 | 通信适配器以及程序 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2000
- 2000-10-13 JP JP2000314530A patent/JP2004157577A/ja active Pending
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2001
- 2001-10-11 AU AU2001294232A patent/AU2001294232A1/en not_active Abandoned
- 2001-10-11 WO PCT/JP2001/008956 patent/WO2002033554A1/ja active Application Filing
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007065819A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Seiko Epson Corp | POS端末装置及びWebページの表示方法 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
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WO2002033554A1 (fr) | 2002-04-25 |
AU2001294232A1 (en) | 2002-04-29 |
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