JP2004155748A - システアミンパーマ液の第2剤 - Google Patents

システアミンパーマ液の第2剤 Download PDF

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Yoshiitsu Sasaki
良逸 佐々木
Toru Waku
徹 和久
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SASAKI CHEMICAL
SASAKI KAGAKU KK
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SASAKI CHEMICAL
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Abstract

【課題】この発明は、パーマ剤が頭髪と反応することによって、頭髪上に残る、不快な反応臭を減少させることの提供。
【解決手段】システアミン及びその塩類を第1剤の主剤とするパーマ液に、過酸化水素を主剤とする第2剤、頭髪用化粧品の提供。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は人体に直接使用するパーマ液の中で、システアミン及びその塩類を主剤とした第1剤を使用したとき、頭髪に不快な臭いが残り好ましくなかったが、第2剤に過酸化水素主剤のパーマ液を使用することで、頭髪に残る不快な臭いを減少させることに関する。
【0002】
【従来の技術】
パーマ液の第1剤には、チオグリコール酸及びその塩類、システイン及びその塩類等が用いられていたが、近年、システアミン及びその塩類が使用され始めてきた。又、パーマ液の第2剤には、臭素酸塩類が大多数で使用されている。
【0003】
チオグリコール酸及びその塩類、システイン及びその塩類を第1剤の主剤に用いたパーマ液は、pHが8以上のアルカリ性域でなければ十分なウエーブが得られないが、システアミン及びその塩類を第1剤の主剤に用いたパーマ液はpH7付近の中性域でも、ウエーブが得られる。
【0004】
しかしながら、システアミンおよびその塩類を第1剤の主剤に用いたパーマ液は、頭髪に作用させたとき、チオグリコール酸及びその塩類、システイン及びその塩類を第1剤の主剤に用いたパーマ液に比べて不快な反応臭が強く残る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術の有する問題点を解消し、システアミン及びその塩類を第1剤の主剤とするパーマ液に過酸化水素を主剤とする第2剤を使用することで、頭髪上に残る不快な反応臭を減少させることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、過酸化水素水にpH調整剤、界面活性剤を配合し、パーマ液の第2剤として頭髪に効果的に作用するようにする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明品のパーマ液第2剤のpHを2以上4以下に調整するために、リン酸、クエン酸、酢酸、乳酸、グリコール酸、リンゴ酸、コハク酸、レブリン酸、酒石酸、フマール酸、マレイン酸等が単独で或いはこれら2種類以上を併用して用いられる。又、これらの酸に水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸グアニジン、アンモニア水、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、1−アミノメチルプロパノール、アミノメチルプロパンジオール、等のアルカリ物質を加えて緩衝作用を持たせ、pH値の安定性を良くすることも出来る。
【0008】
又、本発明品が頭髪に浸透しやすいように、界面活性剤を配合する。その界面活性剤とは、例えば、非イオン界面活性剤であるポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック型エーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリルモノアルキレート、アルキルアミンオキサイド、エチレングリコールアルキレート等が挙げられる。
【0009】
陰イオン界面活性剤としては、脂肪酸石けん、N−アシルアミノ酸及びその塩類、α−オレフィンスルホン酸塩、N−アシルメチルタウリン塩、高級アルコール硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルリン酸塩等が挙げられる。
【0010】
陽イオン界面活性剤としては、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、塩化ジメチルベンジルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、臭化アルキルトリメチルアンモニウム、臭化ジアルキルジメチルアンモニウム、臭化ジメチルベンジルアンモニウム、塩化セチルピリジニウム、臭化セチルピリジニウム等が挙げられる。
【0011】
【実施例】
下記に示す配合のシステアミンを主剤とするパーマ液第1剤を用いて、反応臭の比較試験を行った。
Figure 2004155748
【0012】
パーマ液第2剤として、下記の表1の配合品を用いた。
【0013】
【表1】
Figure 2004155748
【0014】
【表2】
Figure 2004155748
【0015】
【毛髪に残る反応臭の評価判定基準】
A:殆ど反応臭が感じられない。
B:弱い反応臭が感じられる。
C:やや強い反応臭が感じられる。
D:強い反応臭が感じられる。
【0016】
【考察】
実施例1〜8で反応臭が弱い。
【0017】
【発明の効果】
本発明の過酸化水素主剤の第2剤を使用した第1剤がシステアミン主剤のパーマ液の反応臭は、従来の臭素酸ナトリウム主剤の第2剤と比較して、低減が認められた。

Claims (3)

  1. システアミン主剤のパーマ液第1剤を使用した頭髪に過酸化水素主剤の第2剤を使用する事で反応臭を低減させる。
  2. 過酸化水素主剤のパーマ液第2剤のpHが2以上4以下である。
  3. 過酸化水素主剤のパーマ液第2剤の過酸化水素濃度が1%以上3%以下である。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008505861A (ja) * 2004-07-09 2008-02-28 ウエラ アクチェンゲゼルシャフト オキソ−カルボン酸を含有する組み合わせの脱臭のための使用

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