JP2004155466A - 食品包装容器及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部の食品が見え易く、積み重ねて陳列した場合にずれ難くかつ変形し難いものにする。
【解決手段】蓋体2の上部四隅の3方向コーナー部23を球面円弧で滑らかに連設することにより、この3方向コーナー部においても内部の食品が見え易くなる。容器本体1の四隅部に垂設した脚部11の内側面を、蓋体2の側壁部22に嵌合する形状に形成することにより、積み重ねて陳列する際のずれや崩れを防止できる。またそれぞれの脚部11の間を容器本体1に垂設したリブ部12で連結することにより容器本体1の剛性を増加し、多段に積み重ねて陳列してもずれや崩れが生じ難くなる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
例えば内部に収納する寿司を外部から容易に見えるように、プラスチック製の容器本体の上に、透明プラスチック製の蓋体を着脱可能に取り付けた食品包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から図7〜図9に示すように、寿司等の食品の新鮮さや見栄えの良さ等が、外部から容易に見えるように、食品を載せる容器本体101の上に、透明の蓋体102を着脱可能に取り付けた食品包装容器が、スーパー等で広く使用されている。これらの食品包装容器は、容器自体の見栄えを良くするために、容器本体101四隅に脚部111を垂設してあるものが多い。そして積み上げて陳列する場合に、ずれ落ちるのを防止するため、蓋体102の上部の四隅に、容器本体101の脚部111を載せる凹溝121が形成してある。また積み上げて陳列する場合に、容器本体101の下面と、蓋体102の上面との間に間隙106ができるようにしてある。
【0003】
また既に、カップ状の容器本体に嵌合する紙製の蓋体をドーム状に形成して、アイスクリーム等の食品を、容器本体の上部から盛り上がるようにして収納できる蓋体が提案されている(例えば、特許文献1参照)。そしてこの蓋体の天板部分を、容器本体の下部全周を形成する脚部内に嵌め込めば、陳列時等における横ずれを防止できるとの効果も開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−56143号公報(第2〜3頁、第5図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上述した従来の食品包装容器では、次の問題点があった。第1に、蓋体102の上部の四隅に凹溝121を形成すると、その部分の透明性が低下したり、外部光線の乱反射等により、四隅部分の内部の食品が見づらくなる。また製造元や賞味期限等を表示するラベル104は、内部の食品が見づらくならないように蓋体102の上部の四隅に近づけて貼られるが、凹溝121を避けなければならないために、その分だけ中央部に寄せて貼らざるを得ず、内部の食品の視界を妨げることになる。なお近くJIS規格の改正により、ラベル104の表示情報が増加し、このラベルのサイズが大きくなると推測され、一層内部の食品が見づらくなる。
【0006】
第2に、上述した理由により容器本体101の脚部111を載せる凹溝121は、あまりサイズを大きくすることができず、このためこの容器本体の脚部とこの凹溝との嵌合高さや底面積が小さくなり、積み重ねた場合にずれ易くなるという問題があった。第3に、容器本体101と蓋体102とを積み重ねた場合には、この容器本体と蓋体との間に間隙106ができる形状にしてあるため、この容器本体の脚部111と凹溝121とが接触する狭い面積で、上方に積み重ねた全重量を受け持つことになり、多段に積み上げた場合には、この蓋体が変形し易くなったり、この蓋体が損傷し易くなるという問題があった。
【0007】
一方特許文献1で提案されているドーム状の蓋体は、紙製であり、せいぜいその上部に窓孔を空けて、その窓から内容物が見えるようにしてあるだけであるため、例えば配列収納した握り寿司の全体が見えることを目的とした食品包装容器に使用することができない。また容器本体はカップ形状のため、その脚部はこの容器本体の下部全周に渡って形成されている。したがって容器としての豪華さを出すために、例えば寿司等の盛り合わせ容器のように、容器の四隅等に脚部を垂設する必要があるものには適用することができない。
【0008】
また上記紙製の蓋体を使用する容器本体は、カップ状であるため、アイスクリーム等の流動食品を収納する縦長の筒状形状となっている。したがって多段に積み重ねた場合には、全体が細長い塔のようになって、途中でずれ曲がったり、崩れたりして極めて不安定となる。したがって高さよりも底面積の大きい浅底幅広の容器にして、多段に積み重ねて陳列することを目的とする、握り寿司等の詰め合わせ容器等に適用することができない。
【0009】
そこで本発明の目的は、内部の食品が見え易く、積み重ねて陳列した場合にずれ難く、かつ変形し難い食品包装容器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、本発明による食品包装容器の第1の特徴は、多角形の蓋体の天板部と側壁部とのコーナー部、及び互いに隣接する側壁部のコーナー部が円弧で滑らかに連設してあり、容器本体の少なくとも各隅部に垂設した脚部の内側面が、この蓋体の側壁部に嵌合する形状に形成してあることにある。
【0011】
すなわち本発明による食品包装容器は、それぞれ熱可塑性合成樹脂シートから成形した多角形の容器本体と、この容器本体の周縁部に着脱可能に取り付けた透明の蓋体とを備えている。上記容器本体の少なくとも各隅部には、それぞれ屈曲した水平断面形状の脚部が垂設されている。また上記蓋体は略平らな多角形の天板部と、この天板部の周端部に連がる側壁部とを有し、この天板部と側壁部とが交わるコーナー部、及びこの側壁部が互いに隣接するコーナー部は、それぞれ円弧で連設してある。そして上記容器本体のそれぞれの脚部の内側面は、上記蓋体の上にこの容器本体を積み重ねたときに、上記側壁部が嵌合する形状に形成してある。
【0012】
また本発明による食品包装容器の第2の特徴は、前記特徴1に記載した脚部の間は、容器本体に垂設した凸状のリブ部でそれぞれ連結してあることにある。
【0013】
このように発明を構成することにより、蓋体の上部の各角部を形成する3方向コーナー部が、球面形状で形成されるために、この部分の透明性が損なわれるのを防止することができる。さらにはこの3方向コーナー部が球面形状であるために、食品表示ラベルをこの3方向コーナー部に寄せて貼ることができるので、このラベルによって容器中央部分の視認性が妨げられる影響を少なくすることができる。また蓋体の側壁部に、容器本体の脚部の内側面を嵌め込むことによって、この嵌合部の密着性が向上し、多段に積み重ねて陳列する場合にも、ずれ落ちや変形を防止することができる。
【0014】
なお容器本体の脚部の内側面は、丁度先端を滑らかに丸めたドームのような蓋体に、覆い被さるように嵌合するために、多少積み重ねがずれても、元の位置に戻る復元性を有している。したがって、客が一度手に取った後で元に戻した場合にも、積み重ねがずれることを防止し易くなる。また脚部の間は、容器本体に垂設した凸状のリブ部でそれぞれ連結されているため、この容器本体の曲げ及び捩れ剛性が増強され、多段に積み重ねて陳列する場合の、変形を防止することができ、より崩れ難くなる。
【0015】
本発明による食品包装容器の第3の特徴は、前記特徴1〜2のいずれかに記載した容器本体の底板部は、略平らに形成してあり、蓋体の上に容器本体を積み重ねたときに、この蓋体の天板部とこの容器本体の底板部とが近接することにある。なおここで近接には、蓋体の天板部と容器本体の底板部とが接触する場合も含まれる。
【0016】
このように蓋体の天板部と容器本体の底板部とが接触するように積み重ねることができれば、両者が一体となって全体剛性と強度とを増加することができ、変形し難くなると共に、より崩れ難くなる。なお蓋体の天板部と容器本体の底板部とが多少離れるように構成しても、これらは薄いプラスチックシートで成形されているため、積み重ね荷重による弾性変形により相互に密着して、同様な効果を得ることができる。
【0017】
本発明による食品包装容器の製造方法の第4の特徴は、前記特徴1〜3のいずれかの1に記載した容器本体は、その上面側を雄型金型に真空吸着して成形することにある。
【0018】
このように容器本体の上面側を、雄型金型に真空密着させて成形すると、この容器本体の脚部の肉厚が薄くなるのを防止することができる。すなわち、本発明とは逆に、容器本体の下面側を雌型金型に真空密着させて成形する場合には、脚部形成用の狭くて深い溝を雌型金型に形成することになるが、この溝に熱可塑性合成樹脂シートが真空吸引されると、脚部の肉厚が薄くなって剛性と強度とが低下する。また、脚部の表面にブリッジが生じやすくなる。したがって容器本体の上面側を、雄型金型に真空密着させて成形することにより、脚部の剛性および強度の低下と、ブリッジの発生とを防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1〜図3を参照しつつ、本発明による食品包装容器の構成を説明する。食品包装容器は、それぞれポリスチレン製のシートを真空成形した、ほぼ横長矩形の浅底の着色した容器本体1と、この容器本体の周縁部に着脱可能に取り付けた略ドーム状の透明の蓋体2とを備えている。容器本体1の四隅部には、L字形状に屈曲した水平断面形状の脚部11がそれぞれ垂設され、この脚部の間は、容器本体1の4辺に垂設した凸状のリブ部12でそれぞれ連結されている。なおリブ部12は、脚部11の高さの半分程度の高さにしてあり、脚部付きの容器である旨を強調すると共に、容器本体1の曲げとねじり剛性とを高くしている。一方、蓋体2は略平らな、ほぼ横長矩形の天板部21と、この天板部の周端部に連がるやや外側に傾斜した側壁部22とを有している。そして天板部21と側壁部22とが交わるコーナー部、及び側壁部22が互いに隣接するコーナー部は、それぞれ円弧で連設してある。したがって蓋体2の上部四隅を形成する3方向コーナー部23は、滑らかな球面円弧に形成される。なお蓋体2の開口端の一隅には、この蓋体を容器本体1から引き離す際のつまみ部24が延伸している。
【0020】
図4に、図1に示す食品包装容器のA−A断面構造を示す。蓋体2の開口端の全周には、略S字断面形状の嵌合フランジ部24が形成してあり、容器本体1の上端全周に設けた逆U字断面形状のフランジ部14に嵌合している。また蓋体2の嵌合フランジ部24の四隅の側壁には、水平突起部25が形成してあり、この水平突起部を乗り越えて、容器本体1のフランジ部14の先端縁14aが嵌り込むようになっている。さらに蓋体2の嵌合フランジ部24の四隅の上部には、半円筒状の突起部26が形成してあり、この蓋体を積み重ねて収納する際に、ブロッキングが生じるのを防止している。
【0021】
容器本体1のフランジ部14の内壁部14bは、内側にやや傾斜しており、この内壁部は、四隅に設けた脚部11の外側面へと延伸している。脚部11は、縦長U字形の凸状断面形状をしている。そして脚部11の内側面も、内側にやや傾斜しており、容器本体1の水平の底板部13に連結している。また脚部11の間をそれぞれ連結する凸状のリブ部12は、縦長U字形の断面形状であって、内側面は、脚部11の内側面と面一に形成され、外側面は、フランジ部14の内壁部14bから、やや内側に向かう水平部分13aに連結している。
【0022】
図5に、食品包装容器を積み重ねて陳列する場合を示す。なお最上段の食品包装容器は、断面形状を表している。すなわち、容器本体1のそれぞれの脚部11の内側面は、蓋体2の側壁部22の上端部で密着嵌合している。そして容器本体1の底板部13と、蓋体2の天板部21とは、わずかな間隙を隔てて接している。
【0023】
したがって、食品包装容器を積み重ねる場合には、容器本体1のそれぞれの脚部11が、蓋体2の上部の四隅に形成した3方向コーナー部23の滑らかな球面円弧に沿って、滑り込むようにして嵌め込まれる。したがって、いわば自動調心されることになり、多少ずれた状態で積み重ねても、確実に嵌合するように積み重ねることができる。そして脚部11の内側面が、蓋体2の側壁部22の上端部に密着嵌合しているために、容易に積み重ねがずれたり、崩れたりしない。
【0024】
またそれぞれの脚部11の間に凸状のリブ部12を垂設して、容器本体1の曲げ及びねじり剛性を増強してあり、また容器本体1の底板部13と、蓋体2の天板部21とが、上積みした食品包装容器の重さで変形して相互に密着することにより、積み重ねた食品包装容器の全体の強度バランスが向上し、変形したり、変形によるずれや崩れを生じることなく、食品包装容器を多段に積み重ねることができる。さらに食品包装容器を多段に積み重ねるほど、上積みした食品包装容器の重さが増加して、脚部11の内側面と蓋体2の側壁部22との密着力、及び容器本体1の底板部13と蓋体2の天板部21との密着力がより強くなり、一層ずれや崩れが生じ難くなる。また容器本体1の底板部13と、蓋体2の天板部21との間に間隙106が無くなるために、陳列する場合の積み重ね段数を増すこともできる。
【0025】
さて図6に示すように、容器本体1は雄型金型4によって、この容器本体の上面側を真空吸着して成形する。すなわち図6(A)に示すように、熱可塑性合成樹脂材であるポリスチレン製のシート3を、予め加熱軟化させ、雄型金型4と押さえ金型5との間に挿入する。次に図6(B)に示すように、押さえ金型5の周辺部52と、雄型金型4の周辺部42とで、ポリスチレン製のシート3を挟さんで、このシートの周辺部を固定する。なお容器本体1の脚部11と、底板部13については、シート3が拘束されないように、押さえ金型5に逃げ部分51,53を設けている。そして雄型金型4に設けた吸気穴41から吸気して、シート3を雄型金型4に真空密着させ、容器本体1を形成する。
【0026】
このように容器本体1の上面を、雄型金型4に真空密着させて成形すると、この容器本体の脚部11の肉厚が薄くなるのを防止することができる。すなわち、本発明とは逆に、容器本体1の下面を雌型金型に真空密着させて成形すると、周辺を拘束されたシート3の、容器本体1の脚部11を形成する部分が、最も引っ張られて肉厚が薄くなる。このためこの脚部の剛性と強度が低下してしまうことになる。一方本発明の成形方法では、容器本体1のフランジ部14の肉厚が薄くなるが、肉厚が薄くなることでこのフランジ部の剛性が低下し、かえって蓋体2の嵌合フランジ部24への嵌め込みが容易になると共に、蓋体2との嵌合強度が適度となって、嵌合止めが強すぎてこの蓋体が開け難くなることを回避できる。
【0027】
なお、熱可塑性合成樹脂材としては、ポリスチレンに限らず、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、あるいはポリ乳酸樹脂等の生分解性樹脂などの他の素材を使用することもできる。また容器本体1と蓋体2とは、矩形形状に限らず、3角形、6角形等の他の多角形でもよい。また円形や楕円形であっても、本発明の手段を容易に適用することができる。
【0028】
【発明の効果】
第1に、蓋体の上部の3方向コーナー部を、滑らかな球面円弧で連設することによって、この部分の透明性が損なわれるのを防止することができる。さらには3方向コーナー部が滑らかな球面円弧面になっているため、食品表示ラベルをこの3方向コーナー部に寄せて貼ることができるので、このラベルによって、特に容器の中央部分の視認性が妨げられる影響を少なくすることができる。第2に、蓋体の側壁部に、容器本体の脚部の内側面が嵌り込むようにして積み重ねることができるので、嵌合部分の密着性が大きくなり、多段に積み重ねて陳列する場合にも、ずれ落ちや変形を防止することができる。
【0029】
第3に、容器本体の脚部の内側面は、丁度先端を滑らかに丸めたドームのような蓋体に、覆い被さるように嵌合するために、多少積み重ねがずれても、元の位置に戻る復元性を有している。第4に、脚部の間は、容器本体に垂設した凸状のリブ部でそれぞれ連結されているため、この容器本体の曲げ及び捩れ剛性が増強され、多段に積み重ねて陳列する場合の、変形を防止することができ、より崩れ難くなる。第5に、蓋体の天板部と容器本体の底板部とが密接するように積み重ねることができるので、接触面積が大幅に増加して、全体剛性と強度とを増加することができ、より変形や崩れが生じ難くなると共に、陳列ケース等に収納できる積み重ね段数を増やすことができる。
【0030】
そして第6に、容器本体の上面を、雄型金型に真空密着させて成形することにより、この容器本体の脚部の肉厚が薄くなり、この脚部の剛性と強度が低下するのを防止することができる。また容器本体のフランジ部の肉厚が薄くなるので、フランジ部の剛性が低下し、蓋体2の嵌合フランジ部24に着脱するのが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】食品包装容器の上面図である。
【図2】食品包装容器の正面図である。
【図3】食品包装容器の側面図である。
【図4】食品包装容器の一部拡大断面図である。
【図5】積み重ねた食品包装容器の正面図である。
【図6】食品包装容器の成形方法を示す説明図である。
【図7】従来の食品包装容器を上方から見た斜視図である。
【図8】従来の食品包装容器を下方から見た斜視図である。
【図9】積み重ねた従来の食品包装容器の正面図である。
【符号の説明】
1 容器本体
11 脚部
12 リブ部
13 底板部
14 フランジ部
2 蓋体
21 天板部
22 側壁部
23 3方向コーナー部
24 嵌合フランジ部
3 シート
4 雄型金型
5 押さえ金型

Claims (4)

  1. それぞれ熱可塑性合成樹脂シートから成形した多角形の容器本体と、この容器本体の周縁部に着脱可能に取り付けた透明の蓋体とを備え、
    上記容器本体の少なくとも各隅部には、それぞれ屈曲した水平断面形状の脚部が垂設され、
    上記蓋体は略平らな多角形の天板部と、この天板部の周端部に連がる側壁部とを有し、
    上記天板部と側壁部とが交わるコーナー部、及び上記側壁部が互いに隣接するコーナー部は、それぞれ円弧で連設してあり、
    上記容器本体のそれぞれの脚部の内側面は、上記蓋体の上にこの容器本体を積み重ねたときに、上記側壁部が嵌合する形状に形成してある
    ことを特徴とする食品包装容器。
  2. 請求項1において、前記脚部の間は、前記容器本体に垂設した凸状のリブ部でそれぞれ連結してあることを特徴とする食品包装容器。
  3. 請求項1〜2のいずれかにおいて、前記容器本体の底板部は、略平らに形成してあり、
    前記蓋体の上に前記容器本体を積み重ねたときに、この蓋体の天板部とこの容器本体の底板部とが近接する
    ことを特徴とする食品包装容器。
  4. 請求項1〜3のいずれかの1に記載した容器本体は、その上面側を雄型金型に真空吸着して成形することを特徴とする食品包装容器の製造方法。
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