JP2004155052A - 成形品取出ヘッド - Google Patents
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Abstract
【解決手段】成形品を吸着するための成形品吸着孔53、60、61及び62のそれぞれの孔内奥部で負圧を発生するようにしたことにより、従来と比して格段と容易に4つの吸着ノズル55、63、64及び65(すなわち、4つの成形品吸着孔53、60、61及び62)のそれぞれに対して成形品を吸着するための吸着力を生じさせることができる。これにより、負圧を発生させるためのエアーを供給する第1のエアー供給装置の負荷を格段と低減することができる。また成形品が反射材80の内側(すなわち、成形品吸着孔53の孔内)を通過したことを確実に検知し得ることにより、可動側金型2に成形品が付着し続けることを確実に防止することができる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は成形品取出ヘッドに関し、例えば射出成形機における成形工程終了後、当該射出成形機の金型に付着している複数の成形品を取り出す際に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、射出成形機における成形工程終了後、当該射出成形機の金型(一般的に、可動側金型)に付着している複数の成形品を取り出すための成形品取出装置に適用される成形品取出ヘッドとして、当該成形品取出ヘッドに設けられた複数の成形品吸着孔によってかかる複数の成形品のそれぞれを個別に吸着して取り出すようなものがある。(例えば、特許文献1)
【0003】
【特許文献1】
特開平8−169020号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この種の成形品取出ヘッドは、例えば図8において模式的に示すように、チャンバ100を有し、当該チャンバ100の下面に対して、可動側金型における複数の成形品(説明の便宜上、2個とする)の付着位置と対応するように2つの成形品吸着孔101及び102が形成されている。またこのチャンバ100の一端には、所定のエアー供給装置から供給されたエアーを流通させてエアーエゼクター作用を生じさせることにより負圧PXを発生させるための負圧発生部103が設けられている。
【0005】
そして成形品取出ヘッドにおいては、この負圧発生部103を利用してチャンバ100全体に負圧PXを発生させると、成形品吸着孔101及び102のそれぞれの開口部から外部空気が流入し、これにより成形品吸着孔101及び102に対して成形品を吸着するための吸着力を生じさせ得るようになされている。
【0006】
この結果、成形品取出ヘッドにおいては、可動側金型に付着している2つの成形品のそれぞれを、成形品吸着孔101及び102の孔内に設けられた通気性の吸着保持フィルタ104及び105に吸着保持させて取り出し得るようになされている。
【0007】
ところで、この成形品取出ヘッドにおいて、2つの成形品吸着孔101及び102のそれぞれに対し成形品を吸着するために必要となる吸着力を生じさせるためには、上述したように適切な負圧PXをチャンバ100全体に発生させなければならず、これに伴って当該負圧を発生させるためにエアーを供給しているエアー供給装置の負荷が大きなものとなっていた。
【0008】
かくして従来の成形品取出ヘッドの構成では、射出成形機から複数の成形品を効率的に取り出し得るとは言い難かった。
【0009】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、従来と比して格段と効率的且つ確実に成形品を取出し得る成形品取出ヘッドを提案しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために本発明においては、射出成形機1における成形工程終了後、当該射出成形機1の金型2に付着している複数の成形品を吸着して取り出す成形品取出装置の成形品取出ヘッド8において、複数の成形品の付着位置に対応して配された複数の吸着開口部55A、63A、64A、65Aから成形品の吸着方向D1へそれぞれ延長してなる複数の成形品吸着孔53、60、61、62と、複数の成形品吸着孔53、60、61、62の孔内にそれぞれの先端放出口が連通しており、所定のエアー供給手段から供給されたエアーを先端放出口から吸着方向側へ放出する複数のエアー放出管部と、先端放出口から放出されたエアーを受け入れるためのエアー受入口をそれぞれ有し、当該エアー受入口から受け入れたエアーを複数の成形品吸着孔の外部へ導出する複数のエアー導出路部とを設け、エアーを複数のエアー放出管部から複数のエアー導出路部へ流通させることにより、複数の成形品吸着孔53、60、61、62のそれぞれの孔内で負圧を発生させるようにした。
【0011】
また本発明においては、射出成形機1における成形工程終了後、当該射出成形機1の金型2に付着している成形品を吸着して取り出す成形品取出装置の成形品取出ヘッド8において、円弧状部80Aと当該円弧状部80Aの両端部分から互いに内側へ傾斜して延長するハ字状部80Bとによって構成された反射材80と、ハ字状部80Bの先端開放部分80Cから反射材80の内側に向って発光する発光手段82と、発光手段82から発光された後反射材80によって反射された光を受光する受光手段81とを設け、所定の検知手段は受光手段81によって受光した光の光量に基づいて、成形品が反射材80の内側を通過したことを検知するようにした。
【0012】
成形品を吸着するための成形品吸着孔53、60、61、62のそれぞれの孔内で負圧を発生させるようにしたことにより、複数の成形品吸着孔53、60、61、62のそれぞれに対し成形品を吸着するために必要となる吸着力を格段と容易に生じさせることができる。また、成形品が反射材80の内側を通過したことを確実に検知することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0014】
(1)成形品取出ヘッドの構成
(1−1)成形品の吸着
図1において、1は射出成形機を示し、当該射出成形機1における成形品の成形工程では、可動側金型2を固定側金型3に対して圧接することにより可動側金型2及び固定側金型3の間に例えば4つのキャビティ(図示せず)を形成させた状態とし、この後、射出ユニット4及び導管5を順次介して合成樹脂材料を固定側金型3の裏面側から射出することにより、4個の成形品を成形するようになされている。
【0015】
このような成形工程が終了すると、可動側金型2を固定側金型3からガイド6に沿って離間させる。このとき可動側金型2の内面においては、かかる4個のキャビティの形成位置と対応する場所に4個の成形品が付着したままの状態となる。
【0016】
このとき、成形品取出装置(図示せず)はアーム部7を駆動させることにより、当該アーム部7の先端に取付けられた成形品取出ヘッド8を下降させる。この結果、可動側金型2及び固定側金型3の間隙SPに成形品取出ヘッド8が位置決めされるようになされている。
【0017】
ここでこの成形品取出ヘッド8は、図2に示すように、取付基板10と、当該取付基板10の下端部に固定されている延長基板11とによって構成されている。
【0018】
取付基板10においては、その上端部にアーム部7の先端部分に取付けられるための取付部12が設けられており、その中央部には、マイクロコンピュータ等でなる制御部(後述する)が搭載された回路基板を収納するための基板収納ボックス13が設けられている。
【0019】
基板収納ボックス13の上面には、エアー分岐ユニット14が形成されている。このエアー分岐ユニット14の上部には、第1及び第2の供給ホース接続部15及び16(いわゆる、継ぎ手)が設けられており、これら第1及び第2の供給ホース接続部15及び16に対しては、第1及び第2のエアー供給装置(図示しない)から延長している第1及び第2の供給ホース17及び18が接続されている。
【0020】
そしてエアー分岐ユニット14に対しては、第1の供給ホース接続部15の上面中央部から第1の供給ホース17の中空部と連通するように第1のエアー分岐孔19が穿設されている。
【0021】
この第1のエアー分岐孔19は、第1の供給ホース接続部15の上面中央部から下側方向に向って所定距離延長した位置で左側及び右側方向へ分岐し、左右対称の形状でなる右側分岐路部分19A及び左側分岐路部分19Bを形成している。そして、この右側分岐路部分19A及び左側分岐路部分19Bはそれぞれエアー分岐ユニット14の下部に設けられている第1及び第2の大径導入ホース接続部20及び21へ延長しており、当該第1及び第2の大径導入ホース接続部20及び21に接続されている第1及び第2の大径導入ホース22及び23のそれぞれの中空部と連通するようになされている。
【0022】
同様にして、エアー分岐ユニット14に対しては、第2の供給ホース接続部16の上面中央部から第2の供給ホース18の中空部と連通するように第1のエアー分岐孔19と同形でなる第2のエアー分岐孔24が穿設されており、当該第2のエアー分岐孔24の右側分岐路部分24A及び左側分岐路部分24Bのそれぞれは、エアー分岐ユニット14の下部に設けられている第1及び第2の小径導入ホース接続部25及び26へ延長し、当該第1及び第2の小径導入ホース接続部25及び26に接続されている第1及び第2の小径導入ホース27及び28のそれぞれの中空部と連通するようになされている。
【0023】
一方、延長基板11の上面には、第1及び第2の吸着ユニット29及び30が形成されており、当該第1の吸着ユニット29は、上側吸着部材31と、下側吸着部材32と、当該上側吸着部材31及び下側吸着部材32を連結しているエアー分岐部材33とによって構成されている。
【0024】
そしてこのエアー分岐部材33には、その右側面部に対して第1の大径導入ホース22の他端が接続される第3の大径導入ホース接続部34が設けられ、その左側面部に対して、第1の小径導入ホース27の他端が接続される第3の小径導入ホース接続部35が設けられている。
【0025】
同様に、第2の吸着ユニット30も、上側吸着部材36と、下側吸着部材37と、当該上側吸着部材36及び下側吸着部材37を連結しているエアー分岐部材38とによって構成されている。
【0026】
そして第2の吸着ユニット30のエアー分岐部材38には、その左側面部に対して、第2の大径導入ホース23の他端が接続される第4の大径導入ホース接続部39が設けられ、その右側面部に対して、第2の小径導入ホース28の他端が接続される第4の小径導入ホース接続部40が設けられている。
【0027】
ここでは、第1の吸着ユニット29及び第2の吸着ユニット30の形状は互いに左右対称で同構成であることにより、第1の吸着ユニット29の構成について以下に説明する。
【0028】
すなわち、第1の吸着ユニット29の第3の大径導入ホース接続部34の内部には、当該第3の大径導入ホース接続部34に接続されている第1の大径導入ホース22の中空部と連通するようにエアー流入路41が穿設されており、当該エアー流入路41は、図3に示すように、エアー分岐部材33の内部に穿設されているエアー分岐導入孔50と連通するようになされている。
【0029】
このエアー分岐導入孔50は、上下対称の形状でなる上側導入路部分50A及び下側導入路部分50Bによって構成されており、当該上側導入路部分50A及び下側導入路部分50Bのそれぞれは、上側吸着部材31及び下側吸着部材32のそれぞれに設けられたエアー放出管部51及び52の中空部と連通するようになされている。
【0030】
ここでは、上側吸着部材31及び下側吸着部材32の形状は互いに上下対称で同構成であることにより、上側吸着部材31の構成について以下に説明する。
【0031】
すなわち上側吸着部材31においては、射出成形機1の可動側金型2に付着している成形品を吸着するための成形品吸着孔53が形成されている。この成形品吸着孔53は、延長基板11をその厚み方向に貫通して形成された例えば円形状でなる開口部11Aと対向する位置に、当該開口部11Aと同形でなる吸着開口部53Aを有し、この吸着開口部53Aから成形品を吸着する方向(矢印D1で示す)へ延長して形成されている。
【0032】
ここで本実施の形態においては、成形品取出装置によって成形品取出ヘッド8が可動側金型2及び固定側金型3の間隙SPに位置決めされると、かかる成形品を吸着する方向(以下、これを吸着方向と呼ぶ)D1と、4つの成形品が付着している可動側金型2の内面の垂直方向とが一致するようになされている。
【0033】
成形品吸着孔53の孔内中央部には、吸着保持フィルタ固定部53Bが形成されている。この吸着保持フィルタ固定部53Bに対しては、例えば網状で通気可能な素材でなる吸着保持フィルタ54が成形品吸着孔53を塞ぐようにして固定されている。
【0034】
成形品吸着孔53の孔内中央部において吸着保持フィルタ54の下側には、例えば円筒形状でなる吸着ノズル55の外径よりも成形品吸着孔53の内径を狭めるための突起部53Cが設けられている。そして、フッ素樹脂等でなることにより透過性及び柔軟性を有する吸着ノズル55が突起部53Cに向って挿入されると、当該突起部53Cに至った位置において吸着ノズル55の形状が内側に向って変形した後、突起部53Cを通過した位置において吸着ノズル55の後端部分の形状が外側に向って僅かに広がることにより、当該後端部分が突起部53Cに引っ掛かった状態となる。
【0035】
このようにして吸着ノズル55は、その後端部分を突起部53Cに引っ掛けた状態で強固に固定され、先端部分に形成されているノズル開口部55Aが延長基板11の下面から吸着方向D1と相反する方向へ突出するようになされている。
【0036】
成形品吸着孔53の孔内奥部には、例えば金属製でなり筒状のエアー放出管部51が、その先端部分に形成された先端放出口51Aを吸着方向D1側に向けるようにして突設されている。これにより、エアー放出管部51の中空部が先端放出口51Aを介して成形品吸着孔53の孔内と連通するようになされている。
【0037】
また成形品吸着孔53の孔内奥部には、例えば金属製でなり筒状のエアー導出路部56が設けられている。このエアー導出路部56は、エアー放出管部51の先端放出口51Aと対向した位置に当該先端放出口51Aよりも口径の大きいエアー受入口56Aを有し、当該エアー受入口56Aから吸着方向D1と所定角度α(本実施の形態の場合、45°)傾斜した方向(矢印D2で示す方向)に延長することにより、上側吸着部材31を貫通して成形品吸着孔53の外部へ突出し、この結果、エアー導出路部56の中空部は先端部分に設けられたエアー導出口56Bを介して外部と連通するようになされている。
【0038】
かくするにつき、図2に示すように、吸着方向D1から所定角度α傾斜した方向D2に延長するエアー導出路部56と、当該吸着方向D1に延長してなる成形品吸着孔53が設けられた上側吸着部材31の右側壁面との間に、第1の大径導入ホース22を引き回すためのホース通過空間57が形成されるようになされている。
【0039】
このように上述した第1の吸着ユニット29の上側吸着部材31と同様の構成で、第1の吸着ユニット29の下側吸着部材32、第2の吸着ユニット30の上側吸着部材36及び下側吸着部材37がそれぞれ構成されている。そして、図4に示すように、第1の吸着ユニット29の上側吸着部材31及び下側吸着部材32に設けられた成形品吸着孔53及び成形品吸着孔60と、第2の吸着ユニット30の上側吸着部材36及び下側吸着部材37に設けられた成形品吸着孔61及び成形品吸着孔62とは、それぞれ可動側金型2における4つの成形品の付着位置と対応して配されている。
【0040】
以上の構成において、図1及び図4に示すように、成形品取出装置(図示せず)はアーム部7を駆動することにより、当該アーム部7の先端に取り付けられた成形品取出ヘッド8を可動側金型2及び固定側金型3の間隙SPに向って下降させ、4つの吸着ノズル55、63、64及び65のノズル開口部55A、63A、64A及び65Aのそれぞれと、可動側金型2に付着している4つの成形品の付着位置のそれぞれとが対向するように成形品取出ヘッド8を位置決めする。
【0041】
この後、成形品取出ヘッド8においては、第1のエアー供給手段(図示せず)から圧縮されたエアーが供給開始されることにより、当該エアーが第1の供給ホース17(図2)を介して第一のエアー分岐孔19に流入するようになされており、当該流入したエアーは右側分岐路部分19A及び左側分岐路部分19Bのそれぞれに分かれて進行した後、第1及び第2の大径導入ホース22及び23へ流入する。
【0042】
ここで第一のエアー分岐孔19においては、右側分岐路部分19A及び左側分岐路部分19Bが左右対称の形状でなることにより、当該右側分岐路部分19A及び左側分岐路部分19Bに対してそれぞれ均等にエアーが流入するようになされている。
【0043】
次に、第1の大径導入ホース22へ流入したエアーは、第3の大径導入ホース接続部34に形成されたエアー流入路41を介してエアー分岐導入孔50に流入するようになされており、当該流入したエアーは上側導入路部分50A及び下側導入路部分50Bのそれぞれに分かれて進行した後、上側吸着部材31のエアー放出管部51及び下側吸着部材32のエアー放出管部52へ流入する。
【0044】
ここでエアー分岐導入孔50においては、上側導入路部分50A及び下側導入路部分50Bが上下対称の形状でなることにより、当該上側導入路部分50A及び下側導入路部分50Bに対してそれぞれ均等にエアーが流入するようになされている。
【0045】
そして、上側導入路部分50Aから上側吸着部材31のエアー放出管部51へ流入したエアーは、当該エアー放出管部51の先端放出口51Aから吸着方向D1側に向って放出され、当該先端放出口51Aよりも大径でなり当該先端放出口51Aと対向して設けられているエアー受入口56Aに進入してエアー導出路部56を通過することにより成形品吸着孔53の外部へ導出される。
【0046】
このときエアー導出路部56のエアー受入口56Aに対しては、エアーエゼクター作用によってエアー受入口56A周辺の空気も流入し始める。これにより成形品吸着孔53の孔内奥部で負圧Pが発生し、これに伴って吸着ノズル55のノズル開口部55Aから外部空気が流入することにより、当該吸着ノズル55に対して成形品を吸着するための吸着力を生じさせることができる。
【0047】
同様にして、残り3つの成形品吸着孔60、61及び62の孔内奥部においても同時に同等の負圧Pが発生することにより、4つの吸着ノズル55、63、64及び65に対して成形品を吸着するための吸着力を均等に生じさせることができる。
【0048】
このようにこの成形品取出ヘッド8においては、成形品を吸着するための成形品吸着孔53、60、61及び62のそれぞれの孔内奥部で負圧Pを発生するようにしたことにより、従来と比して格段と容易に4つの吸着ノズル55、63、64及び65(すなわち、4つの成形品吸着孔53、60、61及び62)のそれぞれに対して成形品を吸着するための吸着力を生じさせることができる。
【0049】
かくするにつき、可動側金型2に付着している4つの成形品は当該可動側金型2から離れ、吸着ノズル55、63、64及び65のそれぞれのノズル開口部55A、63A、64A及び65Aから当該吸着ノズル55、63、64及び65の内部へ侵入し、成形品吸着孔53、60、61及び62の孔内中央部に固定された4つの吸着保持フィルタ54、70、71及び72(図4)のそれぞれによって吸着保持された状態となる。
【0050】
この状態において、図1に示すように、成形品取出装置はアーム部7を駆動することにより、可動側金型2及び固定側金型3の間隙SPに挿入されていた成形品取出ヘッド8を上方に向って引き出す。そして、この成形品取出ヘッド8を例えば成形品収納パレットPLの上方まで移動させた後、当該成形品取出ヘッド8の下面から突出している4つの吸着ノズル55、63、64及び65のそれぞれと、成形品収納パレットPLに設けられた4つの個別収納部C1、C2、C3及びC4のそれぞれとを対向させるようにして位置決めする。
【0051】
そして成形品取出装置は、第1のエアー供給装置を制御することにより当該第1のエアー供給装置によるエアー供給を停止した後、第2のエアー供給装置(図示せず)を制御することにより当該第2のエアー供給装置から圧縮したエアーを供給する。この第2のエアー供給装置から供給されたエアーは、第2の供給ホース18及びエアー分岐ユニット14を介して第1及び第2の小径導入ホース27及び28のそれぞれへ流入した後、第1及び第2の小径導入ホース接続部35及び40を介して第1及び第2の吸着ユニット29及び30の内部に穿設された図示しない所定経路へ進入し、4つの成形品吸着孔53、60、61及び62のそれぞれの孔内奥部からそれぞれのノズル開口部55A、63A、64A及び65Aに向って噴出される。
【0052】
これにより、4つの成形品吸着孔53、60、61及び62の4つの吸着保持フィルタ54、70、71及び72のそれぞれに吸着保持されていた4つの成形品は、成形品収納パレットPLの4つの個別収納部C1、C2、C3及びC4へ向ってそれぞれ落下する。
【0053】
このようにして成形品取出ヘッド8を適用した成形品取出装置は、可動側金型2に付着している4つの成形品のそれぞれを分別して取り出すことができる。これにより、例えば多量の成形品を成形し終えた後、4つのキャビティの何れかに不良が発見された場合であっても、成形してしまった多量の成形品の中から不良なキャビティによって成形された成形品のみを容易に選別することができる。
【0054】
以上の構成によれば、成形品を吸着するための成形品吸着孔53、60、61及び62のそれぞれの孔内奥部で負圧を発生するようにしたことにより、従来と比して格段と容易に4つの吸着ノズル55、63、64及び65(すなわち、4つの成形品吸着孔53、60、61及び62)のそれぞれに対して成形品を吸着するための吸着力を生じさせることができる。これにより、負圧を発生させるためのエアーを供給する第1のエアー供給装置の負荷を格段と低減することができる。
【0055】
なお本実施の形態においては、4つの吸着ノズル55、63、64及び65の先端部分を延長基板11の下面から吸着方向D1と相反する方向へ突出させるようにした。これによりユーザは、成形品取出ヘッド8の側面側から成形品吸着孔53、60、61及び62の存在する位置を容易に目視確認することができるので、成形品取出ヘッド8が可動側金型2及び固定側金型3の間隙SPに挿入されたとき、4つの成形品吸着孔53、60、61及び62のそれぞれが、可動側金型2に付着している4つの成形品と対向するように正しく位置決めされているか否かを容易に目視確認することができる。
【0056】
また本実施の形態においては、可動側金型2に付着している4つの成形品のそれぞれの大きさ(例えば、約2[mm])と比べて、格段と大きい口径(例えば、約20[mm])でなる4つの吸着ノズル55、63、64及び65及び成形品吸着孔53、60、61及び62を適用するようにした。これにより、成形品取出装置は、吸着ノズル55、63、64及び65のノズル開口部55A、63A、64A及び65Aのそれぞれを、可動側金型2に付着している4つの成形品と対向するように容易に位置決めすることができる。
【0057】
さらに本実施の形態においては、第1のエアー供給装置から供給されるエアーを導くための第1の大径導入ホース22と、第1の大径導入ホース22の一端が右側面部に接続されており当該第1の大径導入ホース22を介して流入するエアーを上側方向及び下側方向に向って分岐させるための上側導入路部分50A及び下側導入路部分50Bを有するエアー分岐部材33と、当該エアー分岐部材33の上側及び下側に配設されており、成形品の付着位置と対応して配された吸着開口部53A及び60Aから成形品の吸着方向D1へ延長してなる成形品吸着孔53及び60を有する上側吸着部材31及び下側吸着部材32と、上側吸着部材31の成形品吸着孔53の孔内奥部に先端放出口51Aが連通しておりエアー分岐部材33の上側導入路部分50Aを介して供給されるエアーを当該先端放出口51Aから吸着方向D1側へ放出する上側のエアー放出管部51と、当該上側のエアー放出管部51の先端放出口51Aから放出されたエアーを受け入れるためのエアー受入口56Aを有し当該エアー受入口56Aから受け入れたエアーを上側吸着部材31の成形品吸着孔53の外部へ導出する上側のエアー導出路部56と、下側吸着部材32の成形品吸着孔60の孔内奥部に先端放出口52Aが連通しておりエアー分岐部材33の下側導入路部分50Bを介して供給されるエアーを当該先端放出口52Aから吸着方向D1側へ放出する下側のエアー放出管部52と、当該下側のエアー放出管部52の先端放出口52Aから放出されたエアーを受け入れるためのエアー受入口73Aを有し当該エアー受入口73Aから受け入れたエアーを下側吸着部材32の成形品吸着孔60の外部へ導出するエアー導出路部73とを設けるようにした。
【0058】
これにより、1つの導入ホース(すなわち、第1の大径導入ホース22)によって2つの成形品吸着孔53及び60のそれぞれへ負圧を発生させるためのエアーを均等に導入することができる。この結果、成形品取出ヘッド8の小型化を実現し得ることにより、当該成形品取出ヘッド8を可動側金型2及び固定側金型3の間隙SPに適切且つ容易に位置決めすることができ、また、2つの成形品吸着孔53及び60のそれぞれに対して成形品を吸着するために必要となる吸着力を均等且つ容易に生じさせることができる。
【0059】
またこの成形品取出ヘッド8においては、上側のエアー導出路部56及び下側のエアー導出路部73を、吸着方向D1から所定角度α傾斜して延長させるようにすると共に、図5に示すように、第1の吸着ユニット29の上下方向及び左右方向(それぞれ矢印D5及びD6で示す方向)のそれぞれから例えば45°傾斜した中間方向(矢印D7及びD8で示す方向)へ延長させるようにした。これにより、上側のエアー導出路部56及び下側のエアー導出路部73のそれぞれを、第1の吸着ユニット29の厚み方向(延長基板11の上面と垂直となる方向)へ極端に突出させてしまうことを防止し得ると共に、第1の吸着ユニット29の上下方向D5及び左右方向D6へ極端に突出させてしまうことを防止し得、且つエアーエゼクター作用によって必要十分な負圧Pを発生させ得る長さまで延長することができる。この結果、小型化を実現しつつ従来と比して確実且つ効率的に成形品を取出し得る成形品取出ヘッド8を実現することができる。
【0060】
さらにこの成形品取出ヘッド8においては、上側のエアー導出路部56を吸着方向D1から所定角度α傾斜して延長させることにより、当該上側のエアー導出路部56と、吸着方向D1に延長してなる成形品吸着孔53を有する上側吸着部材31の右側壁面との間に、第1の大径導入ホース22を引き回すためのホース通過空間57(図2)を形成するようにした。これにより、第1の大径導入ホース22を上側吸着部材31の右側壁面に沿って引き回すことができるので、当該第1の大径導入ホース22が上側吸着部材31及びエアー分岐部材33から突出した状態で引き回されることを防止し得、かくして成形品取出ヘッド8を一段と小型化することができる。
【0061】
なお上述の実施の形態においては、成形品取出ヘッド8に対して4つの成形品吸着孔53、60、61及び62を設ける場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、4つ以下又は4つ以上の成形品吸着孔を設けるようにしても良い。
【0062】
また上述の実施の形態においては、エアー導出路部56を吸着方向D1から所定角度α傾斜した方向D2へ直線的に延長させる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図6に示すように、当該方向D2へ延長しているエアー導出路部56を吸着方向D1と相反する方向側へ所定角度β(例えば、25°)屈曲することにより、エアー導出口56Bを吸着方向D1と垂直となる方向(矢印D3で示す)側へ向けるようにしても良い。これにより、成形品取出ヘッド8によって可動側金型2に付着している4つの成形品を吸着しているとき、エアー導出口56Bから排出されるエアーを間隙SPの外側に向って放出することができるので、当該間隙SP内においてゴミ等を浮遊させてしまうような空気の流れが発生してしまうことを防止することができる。この結果、可動側金型2から成形品を適切に取り出すことができる。
【0063】
(1−2)成形品の通過検知
ところで、図3及び図7に示すように第1の吸着ユニット29の上側吸着ブロック31においては、透過性を有する吸着ノズル55の外周(すなわち、成形品吸着孔53の内周)に沿って帯状の反射材80が配設されている。
【0064】
この反射材80は所定の中心角Oa(本実施の形態においては、約225°又は240°)でなる円弧上部80Aと、当該円弧状部80Aの両端部分から互いに内側へ傾斜しながら一直線に延長することによりハの字形を形成するハ字状部80Bとによって構成されている。
【0065】
実際上、本実施の形態におけるハ字状部80Bは、円弧状部80Aの両端部分から当該両端部分のそれぞれにおける接線と一致し且つ互いに内側へ傾斜する方向へ延長することにより形成されている。
【0066】
そしてこのハ字状部80Bの先端開放部分80Cにおいては、フォトトランジスタ等でなる受光素子81が配設されていると共に、当該受光素子81の両側には、発光ダイオード等でなる2つの発光素子82が配設されており、当該受光素子81及び2つの発光素子82に対しては、基板収納ボックス13内の制御部から延長している例えば導線でなる制御ライン(図示せず)の一端が接続されている。
【0067】
この2つの発光素子82は制御部から制御ラインを介して与えられる命令に応じて、先端開放部分80Cから反射材80の内側へ光を発光するようになされており、当該光は吸着ノズル55を透過して反射材80により反射される。
【0068】
ここでこの反射材80は、上述したように所定の中心角Oa(本実施の形態においては、約225°又は240°)でなる円弧上部80Aと、当該円弧状部80Aの両端部分から互いに内側へ傾斜しながら一直線に延長してなるハ字状部80Bとによって構成されている。この構成とすることにより、先端開放部分80Cから発光された光が反射材80の円弧上部80Aの内面及びハ字状部80Bの内面によって様々な方向へ反射し、当該光が反射材80の内側で一様に拡散した状態となることが実験によって確認されている。
【0069】
かくするにつき、この反射材80の内側、すなわち当該反射材80の配設位置に対応した吸着ノズル55の内部においては、光が一様に拡散した状態となる。
【0070】
このとき受光素子81は、反射材80によって様々な方向へ反射されることにより一様に拡散した状態となっている光を受光するようになされている。そして制御部は、受光素子81を介してこの一様に拡散した状態となっている光の光量を検知し得るようになされている。
【0071】
ここで第1の吸着ユニット29の上側吸着部材31に配設されている発光素子82、受光素子81及び反射材80と同様の構成でなる発光素子、受光素子及び反射材が、第1の吸着ユニット29の下側吸着部材32、第2の吸着ユニット30の上側吸着部材36及び下側吸着部材37のそれぞれに対しても配設されている。
【0072】
以上の構成において、成形品取出ヘッド8が可動側金型2及び固定側金型3の間隙SPに向って下降して、吸着ノズル55のノズル開口部55Aと、可動側金型2に付着している成形品の付着位置とが対向するように位置決めされたとき、2つの発光素子82は制御部からの命令に基づいて先端開放部分80Cから反射材80の内側に向って発光を開始する。
【0073】
このとき制御部は受光素子81を介して、反射材80の内側(すなわち、反射材80の配設位置に対応した吸着ノズル55の内部)で一様に拡散した状態となっている光の光量を検知し始める。
【0074】
そして成形品取出ヘッド8において、吸着ノズル55に対し成形品を吸着するための吸着力が生じたとき、可動側金型2に付着している成形品が当該可動側金型2から離れ、ノズル開口部55Aから吸着ノズル55へ進入し、吸着ノズル55の内部を吸着方向D1に沿って進行することにより反射材80の内側を通過する。
【0075】
このとき反射材80の内側では、発光素子82から発光された光が一様に拡散した状態となっていることにより、吸着方向D1に沿って進行している成形品が反射材80の内側における何れかの部分を通過すると、当該成形品が微小な場合であっても受光素子81によって受光している光の光量が確実に変化する。かくして、受光素子81を介して光量を検出し続けている制御部は、成形品が吸着ノズル55の内部を通過したことを確実に検知することができる。
【0076】
このように制御部は、成形品が吸着ノズル55の内部を通過したことを検知したとき、例えば、可動側金型2から成形品を吸着し得たと判断し、図示しない所定の制御ラインを介して成形品の吸着作業が正常に完了した旨を成形品取出装置に伝達する。
【0077】
そして成形品取出装置においては、制御部から成形品の吸着作業が正常に完了した旨の伝達を受けたとき、成形品取出ヘッド8を可動側金型2及び固定側金型3の間隙SPから引き出して通常の動作を実行し、これに対して成形品の吸着作業が正常に完了した旨の伝達を受けなかったとき、可動側金型2に成形品が付着し続けている可能性が高いことを所定の通知手段を介してユーザに通知する。この結果、可動側金型2に成形品が付着し続けることを確実に防止することができる。
【0078】
以上の構成によれば、可動側金型2から取り出すべき成形品が微小な場合(例えば、2[mm]〜3[mm])であっても、当該成形品が反射材80の内側(すなわち、成形品吸着孔53の孔内)を通過したことを確実に検知し得ることにより、可動側金型2に成形品が付着し続けることを確実に防止することができる。
【0079】
なお上述の実施の形態においては、吸着ノズル55によって成形品を吸着する際、当該成形品が吸着ノズル55の内部を通過したか否かを検知する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、吸着ノズル55の内部における吸着保持フィルタ54に吸着保持されていた成形品が成形品収納パレットPLに向って落下する際、当該成形品が吸着ノズル55の内部を通過したか否かを検知するようにしても良い。このようにすれば、成形品取出ヘッド8に成形品が残留してしまうことを確実に防止することができる。
【0080】
さらに上述の実施の形態においては、反射材80の先端開放部分80Cから反射材80の内側に向って発光する発光手段として、例えば2つの発光素子82を設ける場合について述べたが、本発明はこれに限らず、1つ又は2つ以上の発光素子82を設けるようにしても良い。
【0081】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、複数の成形品吸着孔のそれぞれに対し成形品を吸着するために必要となる吸着力を格段と容易に生じさせることができ、また成形品が反射材の内側を通過したことを確実に検知することができることにより、従来と比して格段と効率的且つ確実に成形品を取出し得る成形品取出ヘッドを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】成形品を取り出す様子を示す略線図である。
【図2】本実施の形態における成形品取出ヘッドの全体構成を示す略線図である。
【図3】第1の吸着ユニットの構成を示す略線図である。
【図4】成形品取出ヘッドの裏面構成を示す略線図である。
【図5】成形品取出ヘッドの上面構成を示す略線図である。
【図6】他の実施の形態を示す略線図である。
【図7】反射材の断面構成を示す略線図である。
【図8】従来の構成を示す略線図である。
【符号の説明】
8……成形品取出ヘッド、51……エアー放出管部、51A……先端放出口、53……成形品吸着孔、55……吸着ノズル、56……エアー導出路部、56A……エアー受入口、80……反射材。
Claims (3)
- 射出成形機における成形工程終了後、当該射出成形機の金型に付着している複数の成形品を吸着して取り出す成形品取出装置の成形品取出ヘッドにおいて、
上記複数の成形品の付着位置に対応して配された複数の吸着開口部から上記成形品の吸着方向へそれぞれ延長してなる複数の成形品吸着孔と、
上記複数の成形品吸着孔の孔内にそれぞれの先端放出口が連通しており、所定のエアー供給手段から供給されたエアーを上記先端放出口から上記吸着方向側へ放出する複数のエアー放出管部と、
上記先端放出口から放出された上記エアーを受け入れるためのエアー受入口をそれぞれ有し、当該エアー受入口から受け入れた上記エアーを上記複数の成形品吸着孔の外部へ導出する複数のエアー導出路部と
を具え、上記エアーを上記複数のエアー放出管部から上記複数のエアー導出路部へ流通させることにより、上記複数の成形品吸着孔のそれぞれの孔内で負圧を発生させる
ことを特徴とする成形品取出ヘッド。 - 上記成形品吸着孔の上記吸着開口部から上記成形品の上記吸着方向と相反する方向へ突設された吸着ノズル
を具えることを特徴とする請求項1に記載の成形品取出ヘッド。 - 射出成形機における成形工程終了後、当該射出成形機の金型に付着している成形品を吸着して取り出す成形品取出装置の成形品取出ヘッドにおいて、
円弧状部と、当該円弧状部の両端部分から互いに内側へ傾斜して延長するハ字状部とによって構成された反射材と、
上記ハ字状部の先端開放部分から上記反射材の内側に向って発光する発光手段と、
上記発光手段から発光された後上記反射材によって反射された光を受光する受光手段と
を具え、所定の検知手段は上記受光手段によって受光した上記光の光量に基づいて、上記成形品が上記反射材の内側を通過したことを検知する
ことを特徴とする成形品取出ヘッド。
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