JP2004154651A - 振盪機 - Google Patents

振盪機 Download PDF

Info

Publication number
JP2004154651A
JP2004154651A JP2002321400A JP2002321400A JP2004154651A JP 2004154651 A JP2004154651 A JP 2004154651A JP 2002321400 A JP2002321400 A JP 2002321400A JP 2002321400 A JP2002321400 A JP 2002321400A JP 2004154651 A JP2004154651 A JP 2004154651A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eccentric
shaft
housing
connecting member
shaker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002321400A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshioki Fujimoto
宜意 冨士本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2002321400A priority Critical patent/JP2004154651A/ja
Publication of JP2004154651A publication Critical patent/JP2004154651A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】振盪対象物に応じて、任意に偏心量を変更することが可能な振盪機を提供する。
【解決手段】主軸15に対して偏心配置された偏心軸33を介して、振盪台5を旋回(公転)運動させる振盪機1において、駆動手段としての駆動用電動機7により駆動され、主軸15を回転中心として回転する主ハウジング16と、当該主ハウジング16に対して着脱可能に取り付けられ、偏心軸33を回転中心として回転する偏心ハウジング26とを備え、偏心軸33を振盪台5に固定した。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、振盪培養、反応、溶解、混合などに用いられる振盪機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、細菌等の微生物の培養や、化学反応、物質の溶解、混合などを行う際には、一定の条件で対象物を振盪させるため振盪機が用いられている。この種の振盪機は、例えば、内部の液体培地に培養する細菌等の微生物の試料を有する試験管、三角フラスコ、坂口フラスコ等の培養容器を振盪台に固定し、この振盪台を左右に振盪させるか旋回或いは回転させ、この振盪台に固定された培養容器を振盪させることにより、培養容器内への空気の取り込みを促進し、微生物試料の増殖を図っている。
【0003】
係る振盪機には、固定部分、例えば基台に設けられた駆動装置と、基台に回転支持されて駆動装置により回転される鉛直状の主軸(駆動軸)の上部に主軸の軸芯に対して水平方向に偏心した鉛直状の偏心軸(駆動ピン)が設けられた駆動用クランクと、基台に回転支持された鉛直状の従属軸の上部に従動軸の軸芯に対して駆動用クランクの場合と同方向に同量偏心した鉛直状の従属ピンが設けられた従属用クランクと、偏心軸及び従属ピンに連結部材を介して回転自在に連結されて主軸の回転により偏心回転(公転)させられる振盪台とを備えている振盪機がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
係る振盪機は、駆動装置を作動させることにより、駆動用クランクが回転軸芯を中心に回転し、偏心軸が偏心回転する。これにより、偏心軸に連結された振盪台が水平面上に偏心回転(公転)する。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−314568号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の振盪機では、偏心軸の偏心量を変更することができないため、振盪対象物に応じた偏心量での振盪が不可能であった。そのため、振盪台の偏心回数は変更可能であっても、比較的小さな培養容器内等に収容された振盪対象物も、比較的大きな培養容器内等に収容された振盪対象物も同一の偏心量で振盪することとなり、対象物に応じた振盪パターンが限定されるという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、振盪対象物に応じて、任意に偏心量を変更することが可能な振盪機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の振盪機は、主軸に対して偏心配置された偏心軸を介して、振盪台を旋回運動させるものであって、駆動手段により駆動され、主軸を回転中心として回転する主ハウジングと、該主ハウジングに対して着脱可能に取り付けられ、偏心軸を回転中心として回転する偏心ハウジングとを備え、偏心軸を振盪台に固定したことを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、主軸に対して偏心配置された偏心軸を回転駆動することにより、振盪台を旋回運動させる振盪機において、駆動手段により駆動され、主軸を回転中心として回転する主ハウジングと、該主ハウジングに対して着脱可能に取り付けられ、偏心軸を回転中心として回転する偏心ハウジングとを備え、偏心軸を振盪台に固定したので、主軸に対する偏心量が異なる偏心ハウジングとの交換が可能となり、振盪対象物に応じて容易に偏心量を変更することができるようになる。
【0010】
これにより、多様な振盪パターンを実現することができるようになり、利便性が向上する。
【0011】
請求項2の発明の振盪機は、請求項1の発明に加えて、主ハウジングと偏心ハウジングの間に連結部材を介設し、両ハウジングを連結部材にそれぞれ着脱可能に固定したことを特徴とする。
【0012】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明に加えて、主ハウジングと偏心ハウジングの間に連結部材を介設し、両ハウジングを連結部材にそれぞれ着脱可能に固定したので、連結部材を変更し、或いは、該連結部材のネジ孔を何種類か形成しておくことで容易に偏心ハウジングの偏心量を変更することができるようになる。これにより、上記発明に加えて、偏心ハウジングの構成を簡素化することができ、生産性が向上する。
【0013】
請求項3の発明の振盪機は、請求項2の発明に加えて、主軸に対して偏心軸の偏心方向とは反対側の位置の連結部材にバランスウエイトを着脱可能に固定したことを特徴とする。
【0014】
請求項3の発明によれば、請求項2の発明に加えて、主軸に対して偏心軸の偏心方向とは反対側の位置の連結部材にバランスウエイトを着脱可能に固定したので、偏心軸の偏心量に合わせてバランスウエイトの位置を容易に変更することができるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づき本発明の実施の形態を詳述する。図1は本発明の振盪機1の斜視図、図2は本発明の振盪機1の外装ケース2を取り外した状態の斜視図、図3は図2の振盪機1の正面図、図4は図3の振盪機1の断面図、図5は図3の振盪機1の左側面図を示している。
【0016】
本実施例における振盪機1は、図2に示す如く基台3と、詳細は後述する偏心軸33により偏心回転する偏心回転機構4と、当該偏心回転機構4を駆動する駆動手段としての駆動用電動機7と、当該偏心回転機構4により詳細は後述する主軸15を中心として偏心回転(公転)される振盪台5と、当該振盪台5の自転を規制する自転規制機構6とを備えている。これら基台3、偏心回転機構4、自転規制機構6及び駆動用電動機7は、上面及び下面に開口した外装ケース2により囲繞されている。尚、外装ケース2は、上面開口より振盪台5を突出させ、該振盪台5と該開口縁と所定間隔を存して構成されており、詳細は後述する振盪台5の旋回(公転)運動を阻害しないものとする。また、図1において61は、外装ケース2に設けられた当該振盪台5の旋回(公転)回数などを設定するためのコントロールパネルであるものとする。
【0017】
前記基台3は、底面に複数の(本実施例では4つ)弾性部材(ゴム等)の防振部材10を備えた固定台11と、複数のバネ状の防振部材12を介して該固定台11の上方に、互いに平行に固定される支持台(台に相当)13とから構成されている。尚、本実施例では、基台3を防振部材12を介して固定台11及び支持台13の二部材から構成しているが、防振部材12を設けず、固定台11のみで基台3を構成しても良いものとする。この場合、第2の摺動軸51は、固定台11に直接固定されていることになる。
【0018】
基台3の支持台13の中央には、図3及び図4に示す如く偏心回転機構4が設けられている。この偏心回転機構4は、鉛直状の主軸15に、ボールベアリング17を介して、主ハウジング16が結合されている。主ハウジング16には、プーリ18が設けられ、偏心回転機構4のプーリ41とタイミングベルト42を介して連結されている。主ハウジング16は、連結部材20を介して偏心ハウジング26が接続されており、この偏心ハウジング26内にはボールベアリング32を介して偏心軸33が設けられている。バランスウエイト31は、バランスウエイト取付部材22を介して偏心ハウジング26の周囲に取り付けられている。偏心軸33は、ハブ34を介して振盪台5に取り付けられている。
【0019】
前記主軸15は、取付台13(又は直接基台3でもよい。)の中央部にネジ19、19を介して固定されており、この主軸15には、ボールベアリング17、17を介して主ハウジング16が当該主軸15を回転中心として設けられている。また、この主ハウジング16の下部にはプーリ18が長ネジ24により固定されている。そして、この主ハウジング16の上方には、図6及び図7に示す如き連結部材20が載置されている。図6は連結部材20の平面図、図7は連結部材20の断面図を示している。
【0020】
この連結部材20は、中央に円孔21を形成した円盤状に形成されており、該連結部材20には、バランスウエイト取付部材22を取り付けるための取付部材用孔23、23と、前記主ハウジング16を介してプーリ18に形成された図示しない固定孔と長ネジ24により螺着するための複数の主ハウジング側固定孔28と、予め偏心ハウジング26にも形成されている図示しない位置決め用の取付孔と合致するための位置決め用の取付孔30、30と、偏心ハウジング26の下端フランジ26Aに形成された図示しない固定孔と同じく図示しないネジにより螺着するための複数の偏心ハウジング側固定孔25が形成されている。尚、この連結部材20の円孔21は、取付部材用孔23、23と対向する位置に、該円孔21とは偏心した位置に円弧状の切欠21Aが形成されており、詳細は後述する偏心軸33の回転を阻害しないものとする。
【0021】
また、本実施例では、偏心ハウジング26と螺着するための偏心ハウジング側固定孔25及び位置決め用の取付孔30は、これに加えて、該固定孔25若しくは取付孔30よりも例えばバランスウエイト取付部材22とは反対側に所定量だけ移動した位置に第2の偏心ハウジング側固定孔29及び第2の取付孔30Aが形成されているものとする。尚、本実施例では、偏心ハウジング側固定孔及び位置決め用の取付孔は、25と29または30と30Aの二種類が形成されているが、これ以上であっても良いものとする。
【0022】
そして、上記連結部材20は、端部にネジ36によりバランスウエイト31が着脱自在に取り付けられたバランスウエイト取付部材22を取り付け、主ハウジング16上面に載置する。このとき、連結部材20の主ハウジング側固定孔28をプーリ18に形成された固定孔と合致させ、長ネジ24により螺着する。次に、連結部材20の上方に内部にボールベアリング32、32を介して偏心軸33が設けられた偏心ハウジング26を載置し、偏心ハウジング26に形成された位置決め用の取付孔を連結部材20の位置決め用の取付孔30または30Aと合致させ、ピン37、37を挿入する。その後、偏心ハウジング26の下端フランジ26Aに形成された固定孔と連結部材20の偏心ハウジング側固定孔25または29を図示しないネジにより固定する。
【0023】
これにより、偏心軸33は、主軸15に対して所定量偏心された位置、即ち本実施例では、主軸15の軸芯に対し右側に所定量偏心された位置に偏心軸33の軸芯が位置するように設けられることとなり、偏心ハウジング26は、該偏心軸33を回転中心として回転可能となる。
【0024】
また、上述の構成により、主ハウジング16及び偏心ハウジング26は、それぞれ連結部材20に着脱可能に固定することが可能となる。そのため、偏心量を変更する場合には、偏心ハウジング26の下端フランジ26Aに形成される固定孔と合致する連結部材20に形成される偏心ハウジング側固定孔25または29を変更することにより、容易に偏心ハウジング26、延いては偏心軸33の主軸15に対する偏心量を任意に変更することができるようになる。
【0025】
これにより、各振盪対象物に応じて偏心量を容易に変更することができるようになり、多様な振盪パターンを実現することができ、利便性の向上を図ることができる。
【0026】
尚、上記において、連結部材20は、主ハウジング16及び偏心ハウジング26と着脱自在に取り付けられていることから、連結部材20とは、偏心量が異なる連結部材と交換することによっても容易に偏心量を変更することができるようになる。かかる場合には、上記に加えて、偏心ハウジング26の構成を簡素化することができ、生産性を向上させることができるようになる。
【0027】
更にまた、本実施例では、連結部材20の偏心ハウジング側固定孔を複数形成することにより、偏心ハウジング26の偏心量の変更を可能としているが、これ以外に、主軸15に対する偏心量が異なる偏心ハウジングを別途設け、当該偏心ハウジングと交換することにより、偏心量の変更を行っても良いものとする。
【0028】
また、連結部材20に取り付けられるバランスウエイト31は、バランスウエイト取付部材22に着脱自在に取り付けられていることから、上記偏心量の変更に伴って、バランスウエイト31を他のバランスウエイトに容易に変更することができるようになる。これにより、偏心量が変更された後も、安定して振盪台5を旋回させることができるようになる。
【0029】
尚、上記以外にも、バランスウエイト31が取り付けられるバランスウエイト取付部材22と、連結部材20との係合を、偏心量の変更に対応してそれぞれ形成された図示しない複数種類の固定孔を用いることによってもバランスウエイト31の位置を容易に変更することができる。尚、バランスウエイト31の位置の変更は、用いる連結部材20を変更することによっても容易に実現することができる。
【0030】
そして、前記偏心軸33は、ハブ34に固定され、当該ハブ34は、振盪台5の裏面中央に形成された開口に位置して4本のネジ35、35により固定される。これにより、振盪台5は、偏心軸33に固定されることとなる。
【0031】
他方、基台3の支持板13には、本実施例では、右側奥の上面に駆動手段としての駆動用電動機7が電動機固定部材40により下向きに固定されている。そして、この駆動用電動機7より下方に突出した駆動軸(図示略)にはプーリ41が固定されており、当該プーリ41と前記偏心回転機構4のプーリ18には、タイミングベルト42が掛け渡されている。
【0032】
次に、自転規制機構6について説明する。自転規制機構6は、第1の摺動軸50と、第2の摺動軸51と、第1の軸受52A及び52Bと、第2の軸受53とを備えている。第1の摺動軸50は、例えば鋼、アルミニウム等の金属にて構成された棒状(又は管状)の部材であり、振盪台5の一側、本実施例では、駆動用電動機7が設けられている側とは反対側の側部に、振盪台5の旋回(公転)平面と平行に延在するように配置されている。この第1の摺動軸50は、ネジ54、54(図4のみ図示する。)によりそれぞれ振盪台5の側部に固定される固定部材55、55により両端が振盪台5に固定される。
【0033】
そして、第1の摺動軸50には、両端の固定部材55、55の間に位置して、2つの第1の軸受52A、52Bが相互に所定の間隔を存して第1の摺動軸50に摺動自在に係合されており、これら第1の軸受52A及び52Bは、それぞれ連結板56により連結されている。尚、本実施例では、第1の軸受52A、52Bは、それぞれ内部に摩擦抵抗の小さい例えばフッ素系摺動材が設けられているものとする。
【0034】
他方、第2の摺動軸51は、例えば鋼、アルミニウム等の金属にて構成された棒状(又は管状)の部材であり、前記第1の摺動軸50と交差する方向、本実施例では、基台3(支持台13)の前部であって、第1の摺動軸50と略直角に延在するように配置されている。この第2の摺動軸51は、ネジ57、57によりそれぞれ基台3の支持台13前部に固定される固定部材58、58により両端が基台3(支持台13)に固定される。このとき、第2の摺動軸51は、振盪台5の旋回(公転)平面と平行となるように固定されているものとする。
【0035】
そして、第2の摺動軸51には、両端の固定部材58、58の間に位置して、第2の軸受53が第2の摺動軸51に摺動自在に係合されている。この第2の軸受53は、少なくとも第2の摺動軸51と当接する両端部分において、第1の軸受52Aまたは52Bと同様に内部に摩擦抵抗の小さい例えばフッ素系摺動材が設けられているものとする。また、この第2の軸受53は、一端、本実施例では、第1の摺動軸51が設けられている側に、フランジ53Aが一体に形成されている。そして、この第2の軸受53のフランジ53Aには、本実施例では、前側に位置する第1の軸受52Bと連結するための連結部材60が取り付けられており、これにより、第2の軸受53と第1の軸受52Bが連結される。
【0036】
以上の構成により、駆動用電動機7が駆動されると、偏心回転機構4の主ハウジング16が主軸15の回転軸芯を中心として回転し、これにより、偏心軸33が偏心回転する。これに伴い、振盪台5が偏心回転する。このとき、振盪機1には、上述の如き自転規制機構6が設けられていることから、振盪台5の偏心回転に協働して、第1の軸受52A及び52Bが振盪台5に固定された第1の摺動軸50を自在に摺動し、更に、第1の軸受52Bと連結部材60により連結される第2の軸受53が、基台3(支持台13)に固定された第2の摺動軸51を自在に摺動する。
【0037】
これにより、振盪台5は、偏心回転機構4による偏心回転及び自転規制機構6による振盪台5の自転規制により、安定して偏心回転機構4の主軸15を中心として水平面上を旋回(公転)することができるようになる。
【0038】
そのため、振盪台5に固定される試料などを受容した培養容器等を安定して旋回(公転)振盪させることができるようになる。これにより、培養容器内などにおいて試料が泡立つことを抑制することができ、安定した試料の振盪を実現することができるようになる。
【0039】
また、上述した如き自転規制機構6は、振盪台5の旋回平面と平行に延在するように配置された第1の摺動軸50と、振盪台5の旋回平面と平行であって第1の摺動軸50と交差する方向に延在するように配置された第2の摺動軸51と、第1の摺動軸50に摺動自在に係合された第1の軸受52A、52Bと、第2の摺動軸51に摺動自在に係合された第2の軸受53により構成されるため、従来の如く偏心軸により偏心回転する振盪台の自転を規制するため、偏心軸に対し、精密に協働するように振盪台自転規制手段を設ける必要が無くなり、厳格な位置調整などの煩雑な組み立て作業を回避することができるようになる。また、精度の高い部品を用いることなく、安定して振盪台5の自転を規制することができるようになり、コストの高騰を回避することができるようになる。
【0040】
尚、本実施例では、第1の摺動軸50は振盪台5に固定し、第2の摺動軸51は基台3に固定すると共に、第1の軸受52A、52Bは第2の軸受53に連結することにより、自転規制機構6を構成しているが、これ以外に、第1の摺動軸50は振盪台5に固定し、第2の軸受53は基台3に固定すると共に、第1の軸受52A、52Bは第2の摺動軸51に連結することにより自転規制機構6を構成しても、本実施例と同様の効果を奏するものとする。
【0041】
また更に、上記以外に、自転規制機構6は、第1の軸受52A及び/または52Bは振盪台5に固定し、第2の摺動軸51は基台3に固定すると共に、第1の摺動軸50は第2の軸受53に連結することにより、若しくは、第1の軸受52A及び/または52Bは振盪台5に固定し、第2の軸受53は基台3に固定すると共に、第1の摺動軸50は第2の摺動軸51に連結することにより構成しても、本実施例と同様の効果を奏するものとする。
【0042】
更にまた、本実施例では第1の摺動軸50や第2の摺動軸51は、それぞれ1本の摺動軸により構成されているが、これ以外に、同一軸芯上に離間して配置された2本或いはそれ以上の摺動軸にて構成しても良いものとする。
【0043】
尚、本実施例では、第1の軸受のみ相互に所定の間隔を存した2つの軸受52A及び52Bにより構成されているが、第2の軸受53も同様に相互に所定の間隔を存した2つの軸受により構成しても良いものとする。これにより、第1の摺動軸50及び第2の摺動軸51とそれぞれ当接する部分にのみ第1の軸受52A、52Bまたは第2の軸受53を設けることにより、第1の軸受52A(52B)及び第2の軸受53を第1の摺動軸50及び第2の摺動軸51のそれぞれの長さ寸法分だけ形成する必要が無くなり、第1の軸受52A(52B)及び第2の軸受53を容易に製造することができるようになる。これにより、より一層、部品のコストの低減を図ることができるようになる。
【0044】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、主軸に対して偏心配置された偏心軸を回転駆動することにより、振盪台を旋回運動させる振盪機において、駆動手段により駆動され、主軸を回転中心として回転する主ハウジングと、該主ハウジングに対して着脱可能に取り付けられ、偏心軸を回転中心として回転する偏心ハウジングとを備え、偏心軸を振盪台に固定したので、主軸に対する偏心量が異なる偏心ハウジングとの交換が可能となり、振盪対象物に応じて容易に偏心量を変更することができるようになる。
【0045】
これにより、多様な振盪パターンを実現することができるようになり、利便性が向上する。
【0046】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明に加えて、主ハウジングと偏心ハウジングの間に連結部材を介設し、両ハウジングを連結部材にそれぞれ着脱可能に固定したので、連結部材を変更し、或いは、該連結部材のネジ孔を何種類か形成しておくことで容易に偏心ハウジングの偏心量を変更することができるようになる。これにより、上記発明に加えて、偏心ハウジングの構成を簡素化することができ、生産性が向上する。
【0047】
請求項3の発明によれば、請求項2の発明に加えて、主軸に対して偏心軸の偏心方向とは反対側の位置の連結部材にバランスウエイトを着脱可能に固定したので、偏心軸の偏心量に合わせてバランスウエイトの位置を容易に変更することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の振盪機の斜視図である。
【図2】本発明の振盪機の外装ケースを取り外した状態の斜視図である。
【図3】図2の振盪機の正面図である。
【図4】図3の振盪機の断面図である。
【図5】図3の振盪機の左側面図である。
【図6】連結部材の平面図である。
【図7】連結部材の断面図である。
【符号の説明】
1 振盪機
3 基台
4 偏心回転機構
5 振盪台
6 自転規制機構
7 駆動用電動機
15 主軸
16 主ハウジング
17 ボールベアリング
19、24、35、36、37 ネジ
20 連結部材
21 円孔
22 バランスウエイト取付部材
25 主ハウジング側固定孔
26 偏心ハウジング
26A 下端フランジ
28、29 偏心ハウジング側固定孔
31 バランスウエイト
32 ボールベアリング
33 偏心軸

Claims (3)

  1. 主軸に対して偏心配置された偏心軸を介して、振盪台を旋回運動させる振盪機において、
    駆動手段により駆動され、前記主軸を回転中心として回転する主ハウジングと、
    該主ハウジングに対して着脱可能に取り付けられ、前記偏心軸を回転中心として回転する偏心ハウジングとを備え、
    前記偏心軸を前記振盪台に固定したことを特徴とする振盪機。
  2. 前記主ハウジングと偏心ハウジングの間に連結部材を介設し、両ハウジングを前記連結部材にそれぞれ着脱可能に固定したことを特徴とする請求項1の振盪機。
  3. 前記主軸に対して前記偏心軸の偏心方向とは反対側の位置の前記連結部材にバランスウエイトを着脱可能に固定したことを特徴とする請求項2の振盪機。
JP2002321400A 2002-11-05 2002-11-05 振盪機 Pending JP2004154651A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002321400A JP2004154651A (ja) 2002-11-05 2002-11-05 振盪機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002321400A JP2004154651A (ja) 2002-11-05 2002-11-05 振盪機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004154651A true JP2004154651A (ja) 2004-06-03

Family

ID=32801965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002321400A Pending JP2004154651A (ja) 2002-11-05 2002-11-05 振盪機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004154651A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2423488A (en) * 2005-02-25 2006-08-30 Suk-Kyu Bae Experimental mixing device
US7318667B2 (en) * 2005-03-22 2008-01-15 Lab-Line Instruments, Inc. Platform shaker for CO2 environment
JP2014515310A (ja) * 2011-05-24 2014-06-30 ニュー ブルンズウィック サイエンティフィック カンパニー インコーポレイテッド 軌道を調整可能で、不均衡を補償するオービタルシェーカー
CN104841320A (zh) * 2014-02-13 2015-08-19 北京福瑞润康生物技术有限公司 一种液体混匀用摆动装置
CN109382025A (zh) * 2018-12-08 2019-02-26 安图实验仪器(郑州)有限公司 用于体外诊断设备的防漏混匀装置
CN112973527A (zh) * 2021-02-04 2021-06-18 石家庄职业技术学院 一种离心式的医药原料搅拌设备及方法
CN114618356A (zh) * 2022-03-23 2022-06-14 百林科制药装备科技(江苏)有限公司 摇床
CN114768630A (zh) * 2022-02-10 2022-07-22 苏州捷美电子有限公司 具有弹性支撑结构的恒温摇床

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2423488A (en) * 2005-02-25 2006-08-30 Suk-Kyu Bae Experimental mixing device
GB2423488B (en) * 2005-02-25 2009-08-12 Suk-Kyu Bae Experimental mixing device
US7318667B2 (en) * 2005-03-22 2008-01-15 Lab-Line Instruments, Inc. Platform shaker for CO2 environment
JP2014515310A (ja) * 2011-05-24 2014-06-30 ニュー ブルンズウィック サイエンティフィック カンパニー インコーポレイテッド 軌道を調整可能で、不均衡を補償するオービタルシェーカー
CN104841320A (zh) * 2014-02-13 2015-08-19 北京福瑞润康生物技术有限公司 一种液体混匀用摆动装置
CN109382025A (zh) * 2018-12-08 2019-02-26 安图实验仪器(郑州)有限公司 用于体外诊断设备的防漏混匀装置
CN112973527A (zh) * 2021-02-04 2021-06-18 石家庄职业技术学院 一种离心式的医药原料搅拌设备及方法
CN114768630A (zh) * 2022-02-10 2022-07-22 苏州捷美电子有限公司 具有弹性支撑结构的恒温摇床
CN114768630B (zh) * 2022-02-10 2024-04-09 苏州捷美电子有限公司 具有弹性支撑结构的恒温摇床
CN114618356A (zh) * 2022-03-23 2022-06-14 百林科制药装备科技(江苏)有限公司 摇床

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100671780B1 (ko) 실험용 교반장치
US7832921B2 (en) Storage device for laboratory samples having storage racks and a shaker
JP2004154651A (ja) 振盪機
WO1999054061A1 (fr) Machine a secousses
US20050282104A1 (en) Kneader for tooth restoration material
JP2004154649A (ja) 振盪機
CN113909084B (zh) 一种回旋振荡机构
JP2006263691A (ja) 脱泡混練方法及び脱泡混練装置
JP2007237036A (ja) 理化学機器における攪拌,スピンダウン装置
US7204637B2 (en) Automated device for homogenization and resuspension of substances, disintegration of cells, disruption of tissues and centrifugation of these media
US6235245B1 (en) Device for mixing, resuspending, homogenizing and aeration of substances in test tubes
JP2004255222A (ja) 振盪装置
JP2007210883A (ja) I.s.マシン用プッシャ機構
JPH0852336A (ja) 撹拌装置
CN104841320A (zh) 一种液体混匀用摆动装置
JP2004154650A (ja) 振盪機
JP2008131928A (ja) 混合装置
KR20170055795A (ko) 회전속도 조절이 가능한 교반 및 탈포기
JPS6350054B2 (ja)
JP2014077638A (ja) 撹拌装置
JP2013091052A (ja) 回転撹拌装置
JP2010240579A (ja) 粉体撹拌装置
JPH09308820A (ja) 振盪器
JP4385250B2 (ja) 多連撹拌装置
JP4183490B2 (ja) 振盪機の振盪テーブル支持構造