JP2004153609A - 限定放送視聴方式及び限定放送視聴方式の課金方式 - Google Patents

限定放送視聴方式及び限定放送視聴方式の課金方式 Download PDF

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Abstract

【課題】単一の契約者が保有する複数の端末のいずれにおいても視聴を契約した限定放送を視聴可能にする限定放送視聴方式、及び、同一限定放送を視聴している契約者の利便性を高めることを実現しながら、放送事業者の課金処理を複雑化させることがない限定放送視聴方式の課金方式を提供する。
【解決手段】限定放送視聴方式は、放送事業者が行なう限定放送の視聴を契約した単一の契約者が保有する複数の端末の関連付けを行なうことにより、該単一の契約者が保有する複数の端末間で限定放送の鍵コードの授受を可能にし、該単一の契約者が保有する複数の端末のいずれにおいても視聴を契約した限定放送を視聴可能にする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、限定放送視聴方式及び限定放送視聴方式の課金方式に係り、特に、限定放送のセキュリティを保全しながら単一の契約者が保有する複数の端末のいずれにおいても視聴を契約した限定放送を視聴可能にする限定放送視聴方式、及び、同一限定放送を視聴している契約者の利便性を高めることを実現しながら、放送事業者の課金処理を複雑化させることがない限定放送視聴方式の課金方式に関する。
【0002】
近年、携帯電話機やパーソナル・デジタル・アシスタント(PDA:PersonalDigital Assistant )等の移動体端末が著しく普及している。それと共に、移動体端末で受信できる通信速度も飛躍的に伸びてきており、従来、通話機能に限られていたサービスも、電子メール機能、インタネット・アクセス機能やオーディオ・ビュジュアル(AV:Audio Visual)機能等がサービスされるようになってきており、更に、多くの新しいサービスの提供が期待される。
【0003】
そして、国際的な標準であるIMT−2000(International Mobile Tele−communications−2000)のサービス開始で、384Kb/sから2Mb/sの下り回線(通信事業者や放送事業者から個人の端末に向けた回線を下り回線と呼ぶ。)の通信速度が確保できるようになると、個人の端末側からの配信要求に対応して広帯域の情報を配信する、オン・デマンドのストリーミング・サービスが充実すると思われる。
【0004】
更に、通信回線の広帯域化が進むと共に、放送電波の高出力化が進むと、現行のBS(Broadcast Satellite)放送、CS(Communication Satellite)放送のようにパラボラ・アンテナを使用しなくても放送を受信できるようになり、移動体端末に対してもデジタル放送を配信するサービスが開始されるであろう。
このようになった時には、放送配信サービスの配信を契約している単一の契約者が保有する家庭内端末と移動体端末等の複数の端末で同一の放送を受信したいという要望が出てくるのが自然の流れであると思われるが、単一の契約者が複数の端末で同一の放送を受信する際、各々の端末に対して独立に課金するのは契約者の利便性を阻害することになる。
【0005】
そこで、単一の契約者が保有する複数の端末のいずれにおいても視聴を契約した限定放送を視聴可能にする限定放送視聴方式、及び、同一限定放送を視聴している契約者の利便性を高めることを実現しながら、放送事業者の課金処理を複雑化させることがない限定放送視聴方式の課金方式の実現が望まれるようになると予測される。
【0006】
【従来の技術】
現行のデジタル放送の有料配信では、放送波にスクランブル処理を施し、放送事業者が、スクランブル解除処理が可能な放送受信機を購入して有料放送の視聴契約を結んだ視聴者で、且つ、有料放送の視聴を希望する視聴者にのみスクランブル解除を行なうための鍵コードを配付し、視聴の度に記録される鍵コードの数により課金するという方式が採用されている。そして、番組毎に視聴を契約するペイ・パー・ビュー方式と、チャネル毎に視聴を契約する方式とがある。
【0007】
図9は、従来の限定放送視聴方式を説明する図である。
図9において、1は放送事業者が保有する地上局(以降において、地上局を「課金センタ」と呼ぶこともある。)、2は放送衛星や通信衛星等の静止衛星、3は限定放送の視聴を契約した視聴者が保有する放送受信機(以降において、放送受信機を「家庭内端末」と呼ぶこともある。)、4は放送受信機が受信した画像を表示するテレビジョンで、放送受信機3及びテレビジョン4を含んで「家庭内装置」が構成される。又、10は公衆通信網である。
【0008】
番組毎に視聴を契約するペイ・パー・ビュー方式においては、放送事業者側で番組毎に番組コードを割り振り、スクランブル解除を行なうための鍵コードを含んだ放送電波を地上局1から発信している。視聴者側では、放送受信機3に対するリモコン操作等によって番組を視聴する度に該番組コードを指定すると共に限定放送の視聴意思を明確にすると、該鍵コードを取得することができ、取得した該鍵コードによってスクランブル解除処理が可能になって希望する限定放送を視聴することができる。そして、視聴する度に鍵コードを図示していないICカード等のメモリに記録しておく。
【0009】
放送事業者は、例えば1ヶ月の規定期間毎に公衆通信網10を介して放送受信機3にアクセスして、該ICカードに記録されている鍵コードに対応する課金レートで課金する。
図11は、従来のデジタル放送受信機の構成例で、デジタル放送受信機に接続される主要な要素も併せて図示している。
【0010】
図11において、3−1パラボラ・アンテナ、3−2はチューナ、3−3は無線通信のために施してある変調方式を解除してスクランブルされた源信号を取り出す復調回路(例えば、QPSK復調回路)、3−4は鍵コードによってスクランブルを解除して源信号を出力するデスクランブル回路(図では、「DSCR回路」と略記している。以降も、図では同様に記載する。)、3−5は該源信号を画像信号と音声信号とに分離するデマルチプレクサ(図では、「DMX」と略記している。以降も、図では同様に記載する。)、3−6は帯域圧縮符号化されている該画像信号を伸長するMPEGデコーダ、3−7は帯域を伸長された画像信号の画像処理方式であるNTSC処理を解除するNTSCデコーダ、3−8は音声復号器、4はテレビジョンである。
【0011】
又、3−9は公衆通信網との間で通信を行なうモデム、10は公衆通信網である。
又、3−10はデジタル放送受信機内の制御を司る中央処理ユニット(図では、「CPU」と略記している。以降も、図では同様に記載する。)、3−11は中央処理ユニット3−10の制御プログラムを格納する読み出し専用メモリ(図では、「ROM」と略記している。以降も、図では同様に記載する。)、3−12は該制御プログラムのうち実行する部分を一時格納するランダム・アクセス・メモリ(図では、「RAM」と略記している。以降も、図では同様に記載する。)、3−13は例えばデジタル放送受信機の起動時のプログラム等を格納している電子的に消去可能なプログラマブルROM(図では、「EP−ROM」と略記している。以降も、図では同様に記載する。)、3−14はICカード・インタフェース(図では、「ICカードIF」と略記している。以降も、図では同様に記載する。)、3−15はICカード・インタフェース3−14に挿入されるICカード、3−16はリモコンからの信号を受信するリモコン・インタフェース(図では、「リモコンIF」と略記している。以降も、図では同様に記載する。)、3−17は番組コードの指定や限定放送の視聴意思を入力するリモコン、3−18は中央処理ユニット3−10と各構成要素との間の通信を行なうバスである。
【0012】
図11の構成は一般的なものであるので、上記の説明に止めて詳細な動作については説明を省略する。
図12は、従来のペイ・パー・ビュー受信と課金の処理の例である。尚、図ではペイ・パー・ビューを「PPV」と略記している。以降も、図では同様に記載する。以降、図12の符号に沿って従来のペイ・パー・ビュー受信と課金の処理の例を説明する。
【0013】
先ず、家庭内端末におけるペイ・パー・ビュー受信の処理は下記の通りである。
S91.リモコンにより視聴操作を実行する。
具体的には、リモコンから番組コードとペイ・パー・ビューの視聴意思の有無を入力する。
【0014】
S92.ステップS91の視聴操作においてペイ・パー・ビューの視聴をする意思を明確にする操作が行なわれたか否か判断する。
ペイ・パー・ビューの視聴をする操作が行なわれなかった場合(No)には、処理を一旦終了する。
S93.ステップS92で、ペイ・パー・ビューの視聴をする操作が行なわれたと判断した場合(Yes)には、受信電波から鍵コードを取得する。
【0015】
S94.ステップS93で取得した鍵コードをICカードに記録する。
これによって、該鍵コードをデスクランブラに供給することが可能になり、デジタル放送受信機の復調回路で復調された信号のスクランブルを解除することが可能になる。
S95.そして、視聴者は視聴したい限定放送の番組を視聴する。
【0016】
一方、課金センタにおける課金処理は下記の通りである。
S101.課金センタでは課金する日時を判定するためのタイマを作動させている。
S102.タイマが課金期日を示しているか否か判定する。
課金期日は、契約者毎に決めてもよいし、全ての契約者に対して同一期日を設定してもよい。
【0017】
課金期日に達していなかった場合(No)には、一旦処理を終了する。
S103.ステップS102で、課金期日に達したと判定した場合(Yes)には、公衆通信網経由で契約視聴者が保有する家庭内端末にアクセスし、ICカードに記録されている内容を読み取る。
S104.読み取った内容に従って課金する。
【0018】
S105.課金が済んだらICカードの視聴記録を消去して課金処理を終了する。
上記は、特許文献1、即ち、特開平6−46419号公開公報に記載されている技術を参考にして、一部該特許文献1には記載がない点を該特許文献1の技術の本質を変えることなく、発明者が補充して説明したものである。
【0019】
さて、上記はペイ・パー・ビューの場合であるが、チャネル毎に視聴を契約する方式もある。
この場合には、放送事業者側から視聴者側に対して公衆回線を経由して予め視聴を許可するチャネルに固有な鍵コードを付与し、視聴者側では家庭内端末のICカードに該鍵コードを記録しておく。
【0020】
そして、視聴者がリモコンを使用して当該チャネルの視聴をするための操作を行なうと、ICカードに記録された鍵コードが読み出されてスクランブルを解除することが可能になり、該視聴者は視聴を希望するチャネルの番組を視聴することができるようになる。同時に該ICカードには視聴記録が書き込まれる。
放送事業者は、課金期日になったら公衆通信網経由で視聴者の家庭内端末のICカードにアクセスし、該ICカードに記録されている視聴記録を読み出して課金する。
【0021】
従って、チャネル毎に視聴を契約する方式における限定放送視聴方式の構成は図9と本質的に同じでよく、デジタル放送受信機の構成は図11と本質的に同じでよく、限定放送の視聴と課金の処理も図12と本質的に同じでよい。
さて、図10は、近未来の限定放送視聴方式を説明する図である。近未来の限定放送視聴方式について従来の技術の欄に記載するのはいささか奇異ではあるが、図9の限定放送視聴方式と本質的には違わないためである。
【0022】
図10において、1は放送事業者が保有する地上局、2は放送衛星や通信衛星等の静止衛星、3は限定放送の視聴を契約した視聴者が保有する放送受信機、4は放送受信機が受信した画像を表示するテレビジョン、12は移動体端末、10aは公衆通信網である。
尚、図9における公衆通信網10は固定通信網を想定しているが、図10における公衆通信網は固定通信網と移動体通信網を包含したものである。
【0023】
先にも記載した如く、通信回線の広帯域化が進むと共に、放送電波の高出力化が進むと、現行のBS放送、CS放送のようにパラボラ・アンテナを使用しなくても放送を受信できるようになり、移動体端末に対してもデジタル放送を配信するサービスが開始されると予測される。そして、移動体端末を使用した限定放送の視聴と課金については上記と同様の技術が適用できる。
【0024】
【特許文献1】特開平6−46419号公開公報(図1)
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
家庭内端末による限定放送の視聴と課金、移動体端末による限定放送の視聴と課金について記載し、しかも、ペイ・パー・ビューとチャネル毎の契約方式とがあることを記載した。
そして、従来の技術では、いかなる端末であれ、端末毎に限定放送の視聴契約をすることが必要である。これは、単一の視聴契約者が1台の家庭内端末を使用して限定放送の視聴を行なうということを前提としているためである。
【0026】
しかし、移動体端末でも衛星通信を介した限定放送の受信が可能になると、単一の視聴契約者が家庭用端末と移動体端末とで同一の限定放送を視聴するということを行なうようになっても不思議ではない。具体的には、家庭内端末において限定放送を予約録画しながら外出先で移動体端末を使用して同一の限定放送を視聴するというケースであるが、外出先で画質や受信可能時間に制限があっても早く視聴し、受信時間や画質の制約なしに家庭内端末で録画した限定放送を再度視聴したいという願望によりあり得るケースである。又、移動体端末を含まない複数の端末を保有して同一の限定放送を視聴したいという願望も出てくる可能性がある。
【0027】
さて、従来の視聴契約の場合、同一視聴契約者が保有する複数の端末であっても、端末毎に独立に視聴契約が行なわれている。このような視聴契約では、上記の如く単一の視聴者が複数の端末を保有して目的に応じて同一の限定放送を複数の端末によって視聴する場合、視聴契約者にとっては経済的な負担が大きくなり、結局は複数の端末を保有して限定放送を視聴するという意思も薄れてきて、放送事業者の収益伸長には結びつかなくなるであろう。
【0028】
反面、放送事業者側からすれば限定放送番組のセキュリティ上、視聴契約をしていない視聴者が保有する端末で盗み見られることは許容できない。
本発明は、かかる問題点に鑑み、限定放送番組のセキュリティを保全しながら単一の契約者が保有する複数の端末のいずれにおいても視聴を契約した限定放送を視聴可能にする限定放送視聴方式、及び、同一限定放送を視聴している契約者の利便性を高めることを実現しながら、放送事業者の課金処理を複雑化させることがない限定放送視聴方式の課金方式を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第一の発明は、放送事業者が行なう限定放送の視聴を契約した単一の契約者が保有する複数の端末の関連付けを確認することにより、該単一の契約者が保有する複数の端末間で限定放送の鍵コードの授受を可能にし、該単一の契約者が保有する複数の端末のいずれにおいても視聴を契約した限定放送を視聴可能にすることを特徴とする限定放送視聴方式である。
【0030】
第一の発明によれば、該単一の契約者が保有する複数の端末の関連付けを確認することにより、該単一の契約者が保有する複数の端末間で限定放送の鍵コードの授受を可能にするので、例えば、家庭内端末で視聴した限定放送を移動体端末でも視聴することが可能になり、契約者の利便性を高めることができる。
第二の発明は、第一の発明の限定放送視聴方式であって、上記関連付けは、特定の限定放送の視聴を確認できる第一の端末に対して、同一の契約者が保有する第二の端末からID(Identifier)を送信し、該IDが該第二の端末の正規のIDであると認定した時に該第一の端末から該特定の限定放送の鍵コードを該第二の端末に付与すると共に、いずれかの端末において該鍵コードに該IDを付加して記録することによって行なうことを特徴とする限定放送視聴方式である。
【0031】
第二の発明によれば、該関連付けを、特定の限定放送の視聴を確認できる第一の端末に対して、同一の契約者が保有する第二の端末からIDを送信し、該IDが該第二の端末の正規のIDであると認定した時に該第一の端末から該特定の限定放送の鍵コードを該第二の端末に付与すると共に、該鍵コードに該IDを付加して記録することによって行なうので、安全に鍵コードのやりとりが行なわれて単一の契約者が保有する複数の端末で限定放送を視聴することが可能になり、又、端末のメモリの中に鍵コードにIDが付加されて記録されているか否かによって1つの端末だけで視聴した限定放送か複数の端末で視聴した限定放送かを区別することができる。
【0032】
第三の発明は、第一の発明の限定放送視聴方式であって、上記関連付けは、特定の限定放送の視聴を確認できる第一の端末に対して、同一の契約者が保有する第二の端末からID及び限定放送を特定するコードを送信し、該限定放送を特定するコードが視聴を決定した特定の限定放送のコードであると認定し、且つ、該IDが該第二の端末の正規のIDであると認定した時に該第一の端末から該特定の限定放送の鍵コードを該第二の端末に付与すると共に、いずれかの端末において該鍵コードに該IDを付加して記録することによって行なうことを特徴とする限定放送視聴方式である。
【0033】
第三の発明によれば、上記関連付けは、特定の限定放送の視聴を確認できる第一の端末に対して、同一の契約者が保有する第二の端末からID(Identifier)及び限定放送を特定するコードを送信し、該限定放送を特定するコードが視聴を決定した該特定の限定放送のコードであると認定し、且つ、該IDが該第二の端末の正規のIDであると認定した時に該第一の端末から該特定の限定放送の鍵コードを該第二の端末に付与すると共に、該鍵コードに該IDを付加して記録することによって行なうので、更に安全に鍵コードのやりとりが行なわれて単一の契約者が保有する複数の端末で限定放送を視聴することが可能になり、又、メモリの中に鍵コードにIDが付加されて記録されているか否かによって1つの端末だけで視聴した限定放送か複数の端末で視聴した限定放送かを更に正確に区別することができる。
【0034】
第四の発明は、第一の発明乃至第三の発明のいずれかの限定放送視聴方式の課金方式であって、放送事業者が、視聴契約をしている単一の契約者が保有する端末にアクセスして、該端末に記録されている鍵コードを取得し、当該鍵コードに該端末以外の端末のIDが付加されている場合には、課金ルールを変更して課金し、当該鍵コードに該端末以外の端末のIDが付加されていない場合には、通常の課金ルールを適用して課金することを特徴とする限定放送視聴方式の課金方式である。
【0035】
第四の発明によれば、放送事業者が、視聴契約をしている単一の契約者が保有する端末にアクセスして、該端末に記録されている鍵コードを取得し、当該鍵コードに該端末以外の端末のIDが付加されている場合には、課金ルールを変更して課金し、当該鍵コードに該端末以外の端末のIDが付加されていない場合には、通常の課金ルールを適用して課金するので、同一限定放送を視聴している契約者の利便性を高めることを実現しながら、放送事業者の課金処理を複雑化させることがない。
【0036】
第五の発明は、第一の発明乃至第三の発明のいずれかの限定放送視聴方式の課金方式であって、放送事業者が、視聴契約をしている単一の契約者が保有する全ての端末にアクセスして、全ての端末に記録されている鍵コードを取得して鍵コード毎に課金実績を確認し、既に課金している鍵コードについては、課金ルールを変更して課金し、未だ課金していない鍵コードについては、通常の課金ルールを適用して課金することを特徴とする限定放送視聴方式の課金方式である。
【0037】
第五の発明によれば、放送事業者が、視聴契約をしている単一の契約者が保有する全ての端末にアクセスして、全ての端末に記録されている鍵コードを取得して鍵コード毎に課金実績を確認し、既に課金している鍵コードについては、課金ルールを変更して課金し、未だ課金していない鍵コードについては、通常の課金ルールを適用して課金するので、同一限定放送を視聴している契約者の利便性を高めることを実現しながら、放送事業者の課金処理を複雑化させることがない。
【0038】
【発明の実施の形態】
以降、図面を併用して本発明の技術を詳細に説明する。
図1は、本発明の限定放送視聴方式を説明する図である。尚、ペイ・パー・ビューであれ、チャネル毎の限定放送視聴方式であれ、限定放送視聴方式及び課金方式は本質的に同じであるので、以降は、ペイ・パー・ビューを想定して本発明の技術の説明を進める。
【0039】
図1において、1は放送事業者が保有する地上局、2は放送衛星や通信衛星等の静止衛星、3は限定放送の視聴を契約した視聴者が保有する放送受信機、4は放送受信機が受信した画像を表示するテレビジョン、10は公衆通信網、12は放送受信機を保有する視聴契約者が保有する移動体端末、11はインタネットである。
【0040】
尚、放送受信機3及びテレビジョン4を含んで「家庭内装置」が構成される。図1の構成において、放送受信機3及び移動体端末12が、独立に、衛星回線を経由して限定放送を視聴でき、公衆通信網を介して地上局1から課金されることは従来の技術と同じである。
本発明の特徴は、インタネット11又は公衆通信網10を介して、放送受信機3と移動体端末12が通信をして、典型的には、放送受信機3が視聴する限定放送の鍵コードを移動体端末12に転送することによって同じ限定放送を移動体端末でもスクランブル解除して視聴できるようにし、放送受信機3の中に当該鍵コードに移動体端末12のIDを付加して記録することにより、放送受信機3だけで視聴した限定放送か移動体端末12でも視聴した限定放送かを区別することができるようにして、この区別によって課金方式を選択できるようにする点にある。
【0041】
尚、図1では同一の視聴契約者が家庭内の放送受信機3と持ち運んで使用する移動体端末12とによって同一の限定放送を視聴することを想定して図示しているが、移動体端末12の代わりに図示の放送受信機3以外の放送受信機を使用して同一の限定放送を視聴することも当然可能である。
又、後で詳細に説明するが、限定放送の鍵コードを与えた端末のメモリに鍵コードを与えられた端末のIDを付加して当該限定放送の鍵コードを記録するだけでなく、限定放送の鍵コードを与えられた端末のメモリに鍵コードを与えた端末のIDを付加して当該限定放送の鍵コードを記録するすることも可能である。
【0042】
図2は、本発明の視聴方式に適用するデジタル放送受信機の構成例で、デジタル放送受信機に接続される主要な要素も併せて図示している。
図2において、3−1パラボラ・アンテナ、3−2はチューナ、3−3は無線通信のために施してある変調方式を解除してスクランブルされた源信号を取り出す復調回路、3−4は鍵コードによってスクランブルを解除して源信号を出力するデスクランブル回路、3−5は該源信号を画像信号と音声信号とに分離するデマルチプレクサ、3−6は帯域圧縮符号化されている該画像信号を伸長するMPEGデコーダ、3−7は帯域を伸長された画像信号の画像処理方式であるNTSC処理を解除するNTSCデコーダ、3−8は音声復号器、4はテレビジョンである。尚、画像信号を伸長するデコーダはMPEG方式に限定されるものではなく、画像処理方式を解除するデコーダもNTSC方式に限定されるものではない。
【0043】
3−9は公衆通信網との間で通信を行なうモデム、10は公衆通信網である。3−10はデジタル放送受信機内の制御を司る中央処理ユニット、3−11は中央処理ユニット3−10の制御プログラムを格納する読み出し専用メモリ、3−12は該制御プログラムのうち実行する部分を一時格納するランダム・アクセス・メモリ、3−13は例えばデジタル放送受信機の起動時のプログラム等を格納している電子的に消去可能なプログラマブルROM、3−14はICカード・インタフェース、3−15はICカード・インタフェース3−14に挿入されるICカード、3−16はリモコンからの信号を受信するリモコン・インタフェース、3−17は番組コードの指定や限定放送の視聴意思を入力するリモコン、3−19はインタネットを介して通信を行なうインタネット・インタフェース(図では、「インタネットIF」と略記している。)、11はインタネット、3−20は家庭内のLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)を介して通信を行なうLANインタフェース(図では、「LAN IF」と略記している。)、9は家庭内のLAN、3−18は中央処理ユニット3−10と各構成要素との間の通信を行なうバスである。
【0044】
図2の構成は一般的なものであるため上記の説明に止め、詳細な動作説明等は省略する。
図3は、参考までに示す、家庭内装置の構成例で、図1における家庭内装置より多数の機器で構成されるものを図示している。
図3において、3aはデジタル放送受信機、4aはデジタル・テレビジョン(図では、「デジタルTV」と略記している。)、5はデジタル・ビデオ・テープ・レコーダー(図では、「デジタルVTR」と略記している。)、6はデジタル・アナログ変換器(図では、「D/A」と略記している。)、4bはアナログ・テレビジョン(図では、「アナログTV」と略記している。)、8は家庭内装置やそれ以外の家庭内に配置されている機器の制御を行なうパソコン、9は上記の機器間での通信を行なうLAN、10は公衆通信網、11はインタネットである。
【0045】
図3も、本発明が適用される環境を参考までに示すものであるので、これ以上の説明は省略したい。ただ、図3ではデジタル・テレビジョン4a、デジタル・ビデオ・テープ・レコーダ5及びデジタル・アナログ変換器6がLAN9に接続されるものを示しているので、デジタル放送受信機3aの構成は図1のデジタル放送受信機3の構成とは若干異なるものになることだけを付言しておく。
【0046】
図4は、本発明の限定放送視聴方式における処理(その1)である。以降、図4の符号に沿って本発明の限定放送視聴方式における処理(その1)を詳細に説明する。尚、図4では、移動体端末で家庭内端末が視聴する限定放送を視聴するケースを記載しているが、移動体端末の代わりに異なる家庭内端末で限定放送を視聴することも可能である。
【0047】
まず、移動体端末における処理は下記の通りである。
S1.視聴操作を実行する。
具体的には、移動体端末のキー・ボードを操作することによって番組コードとペイ・パー・ビューの視聴意思の有無等を入力する。尚、移動体端末の制御ソフトウェアに上記の如き機能を付加することは容易である。
【0048】
S2.ステップS1の視聴操作においてペイ・パー・ビューの視聴をする意思を明確にする操作が行なわれたか否か判断する。
ペイ・パー・ビューの視聴をする操作が行なわれなかった場合(No)には、処理を一旦終了する。
S3.ステップS2で、ペイ・パー・ビューの視聴をする操作が行なわれたと判断した場合(Yes)には、家庭内端末でも視聴する旨の入力があったか否か判定する。
【0049】
S4.ステップS3で、家庭内端末でも視聴する旨の入力があったと判断した場合(Yes)には、自己のIDを付加して視聴したい限定放送番組の番組コードを家庭内端末に対して送信する。
S5.IDの送受信が成立したか否か判定する。
後で説明するように、家庭内端末が、受信したIDを解析して、当該家庭内端末の保有者が保有する移動体端末のIDであるか否かを判定し、間違いないことを確認して、OK又はBADの応答を返してくるので、この応答によってIDの送受信が成立したか否か判定することができる。
【0050】
S6.ステップS5で、IDの送受信が成立したした場合(Yes)には、限定放送の鍵コードを取得できる。
S7.取得した鍵コードをメモリに記録する。
S8.家庭内端末に対して当該鍵コードの限定放送番組を録画するように要求を出す。
【0051】
S9.一方、ステップS3で、家庭内端末での視聴をする操作が行なわれなかったと判断した場合(No)と、ステップS5で、IDの送受信が不成立だった場合(Yes)には、移動体端末自身が放送電波中から鍵コードを取得する。
S10.ステップS9で取得した鍵コードをメモリに記録する。
S11.ステップS8又はステップS10の処理の後、スクランブルを解除して限定放送を移動体端末において視聴する。
【0052】
一方、家庭内端末における処理は下記の通りである。
S21.家庭内端末は、移動体端末からのID及び番組コードを受信したか否か監視、判断している。
移動体端末からのIDを受信しなかった場合(No)には上記監視を継続する。
【0053】
S22.ステップS21で、移動体端末からのID等を受信したと判定した場合(Yes)には、セキュリティ・チェックを行なう。
ここでのセキュリティ・チェックは、受信したIDが該IDを受信した家庭内端末の保有者が保有する移動体端末のIDであるか否かを判定することによって行なわれる。
【0054】
S23.セキュリティ・チェックの結果を判断する。
セキュリティ・チェックの結果がBADであった場合(No)には、移動体端末に対してBADである旨通知して一旦処理を停止する。従って、以降は移動体端末との通信は途絶される。
S24.ステップS23で、セキュリティ・チェックの結果がOKであった場合(Yes)には、移動体端末に対してOKである旨通知した上で、当該番組の鍵コードを移動体端末に対して送信すると共に、当該番組の録画要求(コマンド)の送信要求を出す。
【0055】
S25.次いで、移動体端末から録画要求を受信したか否か監視、判断する。移動体端末から録画要求を受信しなかった場合(No)には、上記監視を継続する。
S26.ステップS25で、移動体端末から録画要求を受信したと判断した場合(Yes)には、ICカード等のメモリに当該番組の鍵コードに移動体端末のIDを付加して記録する。
【0056】
S27.そして、移動体端末が要求してきた録画要求を実行して一連の処理を終了する。
上記の如く処理をするので、移動体端末で視聴したい番組の鍵コードを安全に移動体端末に付与することができ、移動体端末において当該番組を視聴可能になる。しかも、移動体端末では当該鍵コードだけをメモリに記録し、家庭内端末では当該鍵コードと共に移動体端末のIDを記録するので、家庭内端末の記録によって家庭内端末だけで視聴したのか、移動体端末でも視聴したのかが明確に区別される。従って、他の端末のIDが付加されていない鍵コードについては通常の課金を行ない、他の端末のIDが付加されている鍵コードについては課金ルールを変更して課金することにすれば、上記の場合には、移動体端末に通常の課金がされ、家庭内端末には変更した課金ルールで課金されることになる。
【0057】
尚、上では、家庭内端末のICカードに限定放送の鍵コードと共に該鍵コードを付与された移動体端末のIDを記録するようにしているが、移動体端末のメモリに限定放送の鍵コードと共に該鍵コードを付与した家庭内端末のIDを記録してもよい。
更に、上では、ステップS3で、家庭内端末でも視聴する旨の入力があったか否か判定するように記載しているが、家庭内端末で視聴を決定している旨の入力があったか否かを併せて判定するようにしてもよい。これは、移動体端末で視聴する時に同時に家庭内端末でも視聴して録画するケースと、移動体端末で視聴する時には既に家庭内端末で視聴しているケースがあり得るからである。
【0058】
即ち、特定の限定放送の視聴を確認できる第一の端末に対して、同一の契約者が保有する第二の端末からIDを送信し、該IDが該第二の端末の正規のIDであると認定した時に該第一の端末から該特定の限定放送の鍵コードを該第二の端末に付与すると共に、いずれかの端末において該鍵コードに該IDを付加して記録することによって、2つの端末間の関連付けを行なっていずれの端末でも同じ限定放送番組の視聴を可能にし、しかも、単一の端末で視聴したのか2つの端末で視聴したのかの区別を可能にする。
【0059】
図5は、図1の処理における移動体端末と家庭内端末間の通信手順を示すシーケンス・チャートである。
まず、移動体端末から接続要求が出され、それに応じて家庭内端末から接続応答が返送される。
次いで、接続要求を受けた家庭内端末からセキュリティ情報の送信要求が出され、移動体端末からセキュリティ情報として自己のIDが送信される。
【0060】
移動体端末からIDを受信した家庭内端末は該IDを分析して、該IDを送信してきた移動体端末の保有者と当該家庭内端末の保有者が同一か否かを判断してセキュリティ・チェックを行なう。セキュリティ・チェックの結果がBAD(No)であった場合には処理を停止する。
一方、セキュリティ・チェックの結果がOK(Yes)の場合には、鍵コードを送信すると共に同一放送の録画要求(コマンド)の送信要求を出す。
【0061】
コマンド送信要求を受けた移動体端末は、同一放送の録画要求(コマンド)を送信する。
その後、移動体端末から切断要求を出し、家庭内端末が切断応答をして、上記通信を終了する。
図6は、本発明の限定放送視聴方式における処理(その2)である。以降、図6の符号に沿って本発明の限定放送視聴方式における処理(その2)を詳細に説明する。
【0062】
まず、移動体端末は下記のように処理をする。
S31.視聴操作を実行する。
具体的には、移動体端末のキー・ボードを操作することによって番組コードとペイ・パー・ビューの視聴意思の有無、及び、家庭内端末に対する当該限定放送番組の録画を指示するコマンドを入力する。尚、移動体端末の制御ソフトウェアに上記の如き機能を付加することは容易である。
【0063】
S32.ステップS31の視聴操作においてペイ・パー・ビューの視聴をする操作が行なわれたか否か判断する。
ペイ・パー・ビューの視聴をする操作が行なわれなかった場合(No)には、処理を一旦終了する。
S33.ステップS32で、ペイ・パー・ビューの視聴をする操作が行なわれたと判断した場合(Yes)には、ID及び番組コードを送信する。
【0064】
S34.IDの送受信が成立したか否か判定する。
後で説明するように、家庭内端末が、受信したIDを解析して、当該家庭内端末の保有者が保有する移動体端末のIDであるか否かを判定し、間違いないことを確認して、OK又はBADの応答を返してくるので、この応答によってIDの送受信が成立したか否か判定することができる。
【0065】
S35.ステップS34で、IDの送受信が成立したした場合(Yes)には、限定放送の鍵コードを取得できる。
S36.取得した鍵コードをメモリに記録する。
S37.一方、ステップS32で、家庭内端末での視聴をする操作が行なわれなかったと判断した場合には、移動体端末自身が放送電波中から鍵コードを取得する。
【0066】
S38.ステップS37で取得した鍵コードをメモリに記録する。
S39.ステップS38又はステップS36の処理の後、スクランブルを解除して限定放送を移動体端末において視聴する。
一方、家庭内端末における処理は下記の通りである。
S41.家庭内端末は、移動体端末からのID、番組コード及びコマンドを受信したか否か監視、判断している。
【0067】
移動体端末からのID等を受信しなかった場合(No)には上記監視を継続する。
S42.ステップS41で、移動体端末からのID等を受信したと判定した場合(Yes)には、コマンドによって当該番組の録画を要求されているか否か、即ち、当該番組の視聴を要求されているか否かを判断する。
【0068】
当該番組の視聴を要求されていない場合(No)には、一旦処理を終了する。S43.ステップS42で、当該番組の視聴を要求されていると判断した場合(Yes)には、セキュリティ・チェックを行なう。
ここでのセキュリティ・チェックは、受信したIDが該IDを受信した家庭内端末の保有者が保有する移動体端末のIDであるか否かを判定することによって行なわれる。
【0069】
S44.セキュリティ・チェックの結果を判断する。
セキュリティ・チェックの結果がBADであった場合(No)には、移動体端末に対してBADである旨通知して一旦処理を停止する。従って、以降は移動体端末との通信は途絶される。
S45.ステップS44で、セキュリティ・チェックの結果がOKであった場合(Yes)には、移動体端末に対してOKである旨通知した上で、当該番組の鍵コードを送信する。
【0070】
S46.ICカード等のメモリに当該番組の鍵コードに移動体端末のIDを付加して記録する。
S47.そして、移動体端末が要求してきた録画要求を実行して一連の処理を終了する。
上記の如く処理をするので、移動体端末で視聴したい番組の鍵コードを安全に移動体端末に付与することができ、移動体端末において当該番組を視聴可能になる。しかも、移動体端末では当該鍵コードだけをメモリに記録し、家庭内端末では当該鍵コードと共に移動体端末のIDを記録するので、家庭内端末の記録によって家庭内端末だけで視聴したのか、移動体端末でも視聴したのかが明確に区別される。従って、他の端末のIDが付加されていない鍵コードについては通常の課金を行ない、他の端末のIDが付加されている鍵コードについては課金ルールを変更して課金することにすれば、上記の場合には、移動体端末に通常の課金がされ、家庭内端末には変更した課金ルールで課金されることになる。
【0071】
そして、移動体端末が確かに視聴を欲していることが判った時にセキュリティ・チェックを行ない、双方の判定結果が共にOKの時に鍵コードを移動体端末に対して送信するので、セキュリティが更に厳密に確保できる。
尚、上では、移動体端末と家庭内端末とで同一限定放送を視聴するケースを説明したが、複数の家庭内端末で同一限定放送を視聴することも可能である。
【0072】
又、上では、家庭内端末のICカードに限定放送の鍵コードと共に該鍵コードを付与された移動体端末のIDを記録するようにしているが、移動体端末のメモリに限定放送の鍵コードと共に該鍵コードを付与した家庭内端末のIDを記録してもよい。
更に、上では、ステップS42でコマンドによって当該番組の録画を要求されているか否か、即ち、当該番組の視聴を要求されているか否かを判断するように記載しているが、家庭内端末で視聴を決定しているか否かを併せて判定するようにしてもよい。これは、移動体端末で視聴する時に同時に家庭内端末でも視聴して録画するケースと、移動体端末で視聴する時には既に家庭内端末で視聴しているケースがあり得るからである。
【0073】
即ち、特定の限定放送の視聴を確認できる第一の端末に対して、同一の契約者が保有する第二の端末からID、コマンド等を送信し、該コマンドが有意で且つ該IDが該第二の端末の正規のIDであると認定した時に該第一の端末から該特定の限定放送の鍵コードを該第二の端末に付与すると共に、いずれかの端末において該鍵コードに該IDを付加して記録することによって、2つの端末間の関連付けを行なっていずれの端末でも同じ限定放送番組の視聴を可能にし、しかも、単一の端末で視聴したのか2つの端末で視聴したのかの区別を可能にする。
【0074】
図7は、本発明の限定放送視聴方式における課金処理(その1)である。以降、図7の符号に沿って本発明の限定放送視聴方式の課金処理(その1)を詳細に説明する。
S51.放送事業者が保有する課金センタで、タイマを作動させている。
S52.タイマを確認して、課金期日になったか否か判断する。
【0075】
課金期日ではない場合(No)には、一旦処理を停止する。
S53.ステップS52で、課金期日になったと判断した場合(Yes)には、視聴契約をしている端末に公衆回線経由でアクセスする。
S54.当該端末に設置されているメモリに記録されている鍵コードを取得する。
【0076】
S55.取得した鍵コードをメモリから消去する。
S56.取得した鍵コードに他の端末のIDが付加されているか否か判断する。
S57.ステップS56で、取得した鍵コードに他の端末のIDが付加されていると判断した場合(Yes)には、当該IDの端末とアクセスした端末の保有者が同一であるか否か判断する。
【0077】
これは、視聴契約者に申請させる等で可能になる。
S58.ステップS57で、当該IDの端末とアクセスした端末の保有者が同一であると判断した場合(Yes)には、当該IDの端末とアクセスした端末の双方で同一限定放送を視聴したことが判るので、課金ルールを変更して課金する。
【0078】
S59.ステップS56で、取得した鍵コードに他の端末のIDが付加されていなかった場合(No)と、ステップS57で、当該IDの端末とアクセスした端末の保有者が同一ではなかった場合(No)には、通常通りの課金ルールで課金する。
S60.全ての鍵コードを処理したか否か判断する。
【0079】
全ての鍵コードを処理をしていない場合(No)には、ステップS56にジャンプし、全ての鍵コードを処理した場合(Yes)には、処理を終了する。
既に説明した如く、鍵コードを付与した端末又は鍵コードを付与された端末のいずれかに、鍵コードと共に相手端末のIDを付加して記録するので、2つの端末のいずれかで通常の課金ルールで課金され、もう一方では変更した課金ルールで課金されることになり、2つの端末を保有する視聴契約者は独立に課金されることがなく、しかも、放送事業者側も、2つの端末で変更した課金ルールで課金するということがない。
【0080】
従って、契約者の経済的負担を軽減することができ、それによって、契約者が複数の端末を保有して限定放送の視聴をするように誘導でき、放送事業者にとっても利点が生ずる。
図8は、本発明の限定放送視聴方式における課金処理(その2)である。以降、図8の符号に沿って本発明の限定放送視聴方式の課金処理(その2)を詳細に説明する。
【0081】
S71.放送事業者が保有する課金センタで、タイマを作動させている。
S72.タイマを確認して、課金期日になったか否か判断する。
課金期日ではない場合(No)には、一旦処理を停止する。
S73.ステップS72で、課金期日になったと判断した場合(Yes)には、視聴契約をしている端末に公衆回線経由でアクセスする。
【0082】
S74.当該端末に設置されているメモリに記録されている鍵コードを取得する。
S75.取得した鍵コードをメモリから消去する。
S76.同一視聴契約者の全端末から鍵コードを取得したか否か判定する。
この判定を可能にするには、放送事業者が同一視聴契約者が保有する全ての端末のIDを知っている必要があるが、これには、視聴者側から申告するケースと、視聴者が家庭内端末や移動体端末を購入した情報を共通のデータベースに登録し、読み取りを許容された放送事業者が視聴契約者が保有する端末情報を得るケースとがある。いずれにしても、放送事業者が同一視聴契約者が保有する全ての端末のIDを知ることは可能である。
【0083】
そして、同一視聴契約者の全端末から鍵コードを取得していない場合(No)には、ステップS73にジャンプして、同一視聴契約者の全端末から鍵コードを取得し終わるまで以降の処理を継続する。
S77.ステップS76で、同一視聴契約者の全端末から鍵コードを取得したと判断した場合(Yes)には、取得した鍵コード群から1つの鍵コードを読み出す。
【0084】
S78.読み出した鍵コードに他の端末のIDが付加されているか否か判断する。
S79.ステップS78で、読み出した鍵コードに他の端末のIDが付加されている場合(Yes)には、課金ルールを変更して課金する。
S80.一方、ステップS78で、読み出した鍵コードに他の端末のIDが付加されていない場合(No)には、通常ルールで課金する。
【0085】
S81.ステップS79とステップS80の処理の後、全ての鍵コードについて処理をしたか否か判断する。
全ての鍵コードについて処理をしていない場合(No)には、ステップS77にジャンプして、全ての鍵コードについて処理をし終わるまで以降の処理を継続する。
【0086】
そして、全ての鍵コードについて処理をした場合(Yes)には、処理を終了する。
既に説明した如く、鍵コードを付与した端末又は鍵コードを付与された端末のいずれかに、鍵コードと共に相手端末のIDを付加して記録するので、2つの端末のいずれかで通常の課金ルールで課金され、もう一方では変更した課金ルールで課金されることになり、2つの端末を保有する視聴契約者は独立に課金されることがなく、しかも、放送事業者側も、2つの端末で変更した課金ルールで課金するということがない。
【0087】
従って、契約者の経済的負担を軽減することができ、それによって、契約者が複数の端末を保有して限定放送の視聴をするように誘導でき、放送事業者にとっても利点が生ずる。
【0088】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明により、限定放送のセキュリティを保全しながら単一の契約者が保有する複数の端末のいずれにおいても視聴を契約した限定放送を視聴可能にする限定放送視聴方式、及び、同一限定放送を視聴している契約者の利便性を高めることを実現しながら、放送事業者の課金処理を複雑化させることがない限定放送視聴方式の課金方式を実現することができる。
【0089】
即ち、第一の発明によれば、該単一の契約者が保有する複数の端末の関連付けを確認することにより、該単一の契約者が保有する複数の端末間で限定放送の鍵コードの授受を可能にするので、例えば、家庭内端末で視聴した限定放送を移動体端末でも視聴することが可能になり、契約者の利便性を高めることができる。更に、第四の発明または第五の発明の課金方式と結合して運用することにより、契約者の経済的負担を軽減することができ、それによって、契約者が複数の端末を保有して限定放送の視聴をするように誘導でき、放送事業者にとっても利点が生ずる。
【0090】
又、第二の発明によれば、該関連付けを、特定の限定放送の視聴を確認できる第一の端末に対して、同一の契約者が保有する第二の端末からID(Identifier)を送信し、該IDが該第二の端末の正規のIDであると認定した時に該第一の端末から該特定の限定放送の鍵コードを該第二の端末に付与すると共に、該鍵コードに該IDを付加して記録することによって行なうので、安全に鍵コードのやりとりが行なわれて単一の契約者が保有する複数の端末で限定放送を視聴することが可能になり、又、メモリ中に鍵コードにIDが付加されて記録されているか否かによって1つの端末だけで視聴した限定放送か複数の端末で視聴した限定放送かを区別することができる。
【0091】
又、第三の発明によれば、上記関連付けは、特定の限定放送の視聴を確認できる第一の端末に対して、同一の契約者が保有する第二の端末からID(Identifier)及び限定放送を特定するコードを送信し、該限定放送を特定するコードが視聴を決定した該特定の限定放送のコードであると認定し、且つ、該IDが該第二の端末の正規のIDであると認定した時に該第一の端末から該特定の限定放送の鍵コードを該第二の端末に付与すると共に、該鍵コードに該IDを付加して記録することによって行なうので、更に安全に鍵コードのやりとりが行なわれて単一の契約者が保有する複数の端末で限定放送を視聴することが可能になり、又、メモリの中に鍵コードにIDが付加されて記録されているか否かによって1つの端末だけで視聴した限定放送か複数の端末で視聴した限定放送かを更に正確に区別することができる。
【0092】
又、第四の発明によれば、放送事業者が、視聴契約をしている単一の契約者が保有する端末にアクセスして、該端末に記録されている鍵コードを取得し、当該鍵コードに該端末以外の端末のIDが付加されている場合には、課金ルールを変更して課金し、当該鍵コードに該端末以外の端末のIDが付加されていない場合には、通常の課金ルールを適用して課金するので、同一限定放送を視聴している契約者の利便性を高めることを実現しながら、放送事業者の課金処理を複雑化させることがない。
【0093】
更に、第五の発明によれば、放送事業者が、視聴契約をしている単一の契約者が保有する全ての端末にアクセスして、全ての端末に記録されている鍵コードを取得して鍵コード毎に課金実績を確認し、既に課金している鍵コードについては、課金ルールを変更して課金し、未だ課金していない鍵コードについては、通常の課金ルールを適用して課金するので、同一限定放送を視聴している契約者の利便性を高めることを実現しながら、放送事業者の課金処理を複雑化させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の限定放送視聴方式を説明する図。
【図2】本発明の放送視聴方式に適用するデジタル放送受信機の構成例。
【図3】家庭内装置の構成例。
【図4】本発明の限定放送視聴方式における処理(その1)。
【図5】移動体端末と家庭内端末間の通信手順。
【図6】本発明の限定放送視聴方式における処理(その2)。
【図7】本発明の限定放送視聴方式における課金処理(その1)。
【図8】本発明の限定放送視聴方式における課金処理(その2)。
【図9】従来の限定放送視聴方式を説明する図。
【図10】近未来の限定放送視聴方式を説明する図。
【図11】従来のデジタル放送受信機の構成例。
【図12】従来のペイ・パー・ビュー受信と課金の処理の例。
【符号の説明】
1 地上局
2 静止衛星
3 放送受信機
3a デジタル放送受信機
4 テレビジョン
4a デジタル・テレビジョン
4b アナログ・テレビジョン
5 デジタル・ビデオ・テープ・レコーダー
6 デジタル・アナログ変換器
8 パソコン
9 家庭内のLAN
10 公衆通信網
11 インタネット
12 移動体端末
3−1 パラボラ・アンテナ
3−2 チューナ
3−3 復調回路
3−4 デスクランブル回路
3−5 デマルチプレクサ
3−6 MPEGデコーダ
3−7 NTSCデコーダ
3−8 音声復号器
3−9 モデム
3−10 中央処理ユニット
3−11 読み出し専用メモリ
3−12 ランダム・アクセス・メモリ
3−13 電子的に消去可能な読み出し専用メモリ
3−14 ICカード・インタフェース
3−15 ICカード
3−16 リモコン・インタフェース
3−17 リモコン
3−19 インタネット・インタフェース
3−20 LANインタフェース

Claims (5)

  1. 放送事業者が行なう限定放送の視聴を契約した単一の契約者が保有する複数の端末の関連付けを確認することにより、該単一の契約者が保有する複数の端末間で限定放送の鍵コードの授受を可能にし、
    該単一の契約者が保有する複数の端末のいずれにおいても視聴を契約した限定放送を視聴可能にする
    ことを特徴とする限定放送視聴方式。
  2. 請求項1に記載の限定放送視聴方式であって、
    上記関連付けは、
    特定の限定放送の視聴を確認できる第一の端末に対して、同一の契約者が保有する第二の端末からID(Identifier)を送信し、該IDが該第二の端末の正規のIDであると認定した時に該第一の端末から該特定の限定放送の鍵コードを該第二の端末に付与すると共に、いずれかの端末において該鍵コードに該IDを付加して記録することによって行なう
    ことを特徴とする限定放送視聴方式。
  3. 請求項1に記載の限定放送視聴方式であって、
    上記関連付けは、
    特定の限定放送の視聴を確認できる第一の端末に対して、同一の契約者が保有する第二の端末からID及び限定放送を特定するコードを送信し、該限定放送を特定するコードが視聴を決定した特定の限定放送のコードであると認定し、且つ、該IDが該第二の端末の正規のIDであると認定した時に該第一の端末から該特定の限定放送の鍵コードを該第二の端末に付与すると共に、いずれかの端末において該鍵コードに該IDを付加して記録することによって行なう
    ことを特徴とする限定放送視聴方式。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の限定放送視聴方式の課金方式であって、
    放送事業者が、
    視聴契約をしている単一の契約者が保有する端末にアクセスして、該端末に記録されている鍵コードを取得し、
    当該鍵コードに該端末以外の端末のIDが付加されている場合には、課金ルールを変更して課金し、
    当該鍵コードに該端末以外の端末のIDが付加されていない場合には、通常の課金ルールを適用して課金する
    ことを特徴とする限定放送視聴方式の課金方式。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の限定放送視聴方式の課金方式であって、
    放送事業者が、
    視聴契約をしている単一の契約者が保有する全ての端末にアクセスして、全ての端末に記録されている鍵コードを取得して鍵コード毎に課金実績を確認し、
    既に課金している鍵コードについては、課金ルールを変更して課金し、
    未だ課金していない鍵コードについては、通常の課金ルールを適用して課金する
    ことを特徴とする限定放送視聴方式の課金方式。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010114530A (ja) * 2008-11-04 2010-05-20 Canon Inc 録画装置、及びその制御方法
JP2012151747A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Kddi Corp 限定受信システム、限定受信方法、および限定受信プログラム

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