JP2004153312A - データ配信方法、データ配信システム、データ受信装置、データ中継装置、データ受信装置及びデータ配信用プログラム - Google Patents

データ配信方法、データ配信システム、データ受信装置、データ中継装置、データ受信装置及びデータ配信用プログラム Download PDF

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Hidetoshi Ueno
英俊 上野
Hidemoto Suzuki
偉元 鈴木
Takashi Harashita
貴志 原下
Kiyoko Tanaka
希世子 田中
Norihiro Ishikawa
憲洋 石川
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Abstract

【課題】データ配信の効率を向上させたデータ配信方法、データ配信システム、データ中継装置、データ受信装置及びデータ配信用プログラムを提供する。
【解決手段】クライアント20は、ルータ30に対してデータ受信に関する情報を送信する。ルータ30は、このクライアント20から送信される配信要求メッセージ、強制配信要求メッセージ及び配信停止メッセージに基づいて、クライアント20あるいは他のルータ30に対してデータ配信を行う際の配信方式を、ユニキャスト配信、マルチキャスト配信及びブロードキャスト配信の何れかの中から決定し、当該決定した配信方式に従って、コンテンツサーバ10から送信される配信対象のデータを送信する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ配信装置、データ中継装置及びデータ受信装置から構成されるデータ配信システムにて、前記データ配信装置から1又は複数の前記データ中継装置を経由して1又は複数の前記データ受信装置へデータを配信するデータ配信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、データ配信装置からデータ受信装置へデータを配信する際の配信方式として、データ配信装置とデータ受信装置とが1対1となるユニキャスト配信と、1のデータ配信装置に対してデータ受信装置が複数となる1対多のマルチキャスト配信及びブロードキャスト配信とが存在する。これら各配信方式のうち、マルチキャスト配信は、特定多数のデータ受信装置がデータの配信先となる配信方式であり、ブロードキャスト配信は、不特定多数のデータ受信装置がデータの配信先となる配信方式である。以下、これらユニキャスト配信、ブロードキャスト配信及びブロードキャスト配信を具体的に説明する。
【0003】
ユニキャスト配信は、データ受信装置がデータ配信装置に対してデータの要求を行い、データ配信装置がその応答としてデータを送信するプル型配信と、データ配信装置がデータ受信装置からのデータ要求を待たずにデータを送信するプッシュ型配信とが存在する。
【0004】
マルチキャスト配信及びブロードキャスト配信では、データ受信装置は、配信データに付随する情報(番組情報等)を受信すると、当該付随する情報に基づいて、配信データを選択的に受信する。但し、マルチキャスト配信では、データ受信装置は、データ配信装置からのデータを中継するデータ中継装置に対し、データを受信する旨を通知する。そして、その通知を受けたデータ中継装置は、データ配信装置から送信されるデータを、データを受信する旨の通知を行ったデータ受信装置にのみ送信する。
【0005】
従来は、データ送信装置がユニキャスト配信、マルチキャスト配信及びブロードキャスト配信の何れか1つの配信方式を取り決めて、データを送信していた。
【0006】
【非特許文献1】
Thomas Maufer著、楠本博之訳、「IPマルチキャスト入門」、初版、共立出版株式会社、2001年11月
【非特許文献2】
Dave Kosiur著、苅田幸雄監訳、「マスタリングTCP/IP マルチキャスト編」第1版第2刷、株式会社オーム社、2000年12月
【非特許文献3】
Beau Williamson著、コムサス訳、シスコシステムズ監訳、「IPマルチキャストネットワーク開発ガイド Vol.1」、初版、ソフトバンクパブリッシング株式会社、2001年7月
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した各配信方式のうち、マルチキャスト配信及びブロードキャスト配信は、データ受信装置の数が多く、当該データ受信装置の地理的な分布がある程度密集しているような場合には、ユニキャスト配信と比較して、データ配信に要する時間が短く、配信データの総量も少なくなり、データ配信の効率が高くなる。
【0008】
しかし、反対に、マルチキャスト配信及びブロードキャスト配信は、配信先となるデータ受信装置の数が少なく、当該配信先となるデータ受信装置の地理的な分布がある分散しているような場合には、ユニキャスト配信と比較して、十分なデータ配信の効率の向上が図れないことがある。特に、マルチキャスト配信は、受信先を特定するためのマルチキャストグループ管理のコストが発生するため、このようにユニキャスト配信と比較して十分なデータ配信効率の向上が図れないことは問題となる。以下、図面を参照しつつ、この問題について説明する。
【0009】
図1は、従来のデータ配信システムの構成例を示す図である。同図に示すデータ配信システムは、データ配信装置としてのコンテンツサーバ210、データ受信装置としてのクライアント220、及び、データ中継装置としてのルータ230を備える。コンテンツサーバ210及びルータ230は、インターネットや無線ネットワーク等の通信ネットワーク240に接続される。また、クライアント220−1〜220−3は、LAN(Local Area Netwaork)等の通信ネットワーク250−1を介してルータ230−1に接続されている。同様に、クライアント220−4〜220−6は、通信ネットワーク250−2を介してルータ230−2に接続され、クライアント220−7〜220−9は、通信ネットワーク250−3を介してルータ230−3に接続されている。なお、同図における通信ネットワーク240及び250を構成する伝送路の添え字Mは、データがマルチキャスト配信によって当該伝送路に伝送されていることを示す。
【0010】
コンテンツサーバ210は、クライアント220に対してマルチキャスト配信を行う。同図において、通信ネットワーク250−3に接続されているクライアント220のうち、配信先となるものはクライアント220−8のみである。しかし、従来のデータ配信方法では、データ配信装置であるコンテンツサーバ210によって取り決められた配信方式に従って、システム全体におけるデータ配信が行われるため、通信ネットワーク250−3に対してもマルチキャスト配信が行われる。このため、通信ネットワーク250−3において、マルチキャスト配信の制御プロトコルによる通信コストが発生し、当該通信コストをも含めた総配信データ量が増大してしまう。
【0011】
本発明は、上述した問題点を解決するものであり、その目的は、データ配信の効率を向上させたデータ配信方法、データ配信システム、データ中継装置、データ受信装置及びデータ配信用プログラムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は請求項1に記載されるように、通信ネットワークに接続されるデータ配信装置、データ中継装置及びデータ受信装置から構成されるデータ配信システムにて、前記データ配信装置から1又は複数の前記データ中継装置を経由して1又は複数の前記データ受信装置へデータを配信するデータ配信方法において、前記データ受信装置は、データ受信に関する情報を前記データ中継装置へ通知し、前記データ中継装置は、前記データ受信装置から通知されるデータ受信に関する情報を管理し、前記管理するデータ受信に関する情報に基づいて、前記データ受信装置に対してデータを配信する際の配信方式を決定し、前記決定した配信方式を前記データ受信装置へ通知し、前記決定した配信方式に基づいて、前記データ配信装置からのデータを前記データ受信装置へ送信し、前記データ受信装置は、前記データ中継装置から通知される配信方式に基づいて、前記データ中継装置からのデータを受信することを特徴とする。
【0013】
本発明によれば、従来のように、データ配信装置が1つの配信方式を決定し、その配信方式によってシステム全体におけるデータ配信が行われるのではなく、データ中継装置がデータ受信装置から送信されるデータ受信に関する情報に基づいて、配信方式を決定するため、データの配信経路毎に、データ受信装置の状況に応じた配信方式でデータを配信することができ、データ配信の効率を向上させることが可能となる。
【0014】
また、本発明は請求項2に記載されるように、請求項1に記載のデータ配信方法において、前記データ受信に関する情報は、前記データ受信装置が配信を希望するデータの識別情報と、前記データ受信装置が希望するデータ配信方式の識別情報とを含むことを特徴とする。
【0015】
また、本発明は請求項3に記載されるように、請求項1又は2に記載のデータ配信方法において、前記データ中継装置は、前記管理するデータ受信に関する情報に基づいて、前記データ受信装置に対してデータを配信する際の配信方式を周期的に決定することを特徴とする。
【0016】
この場合には、配信方式を周期的に変更することが可能となり、データ受信装置の状況が時々刻々と変化する場合においても、適切な配信方式でデータを配信することができ、データ配信の効率を向上させることが可能となる。
【0017】
また、本発明は請求項4に記載されるように、請求項1乃至3の何れかに記載のデータ配信方法において、前記データ中継装置は、前記管理するデータ受信に関する情報を、前記通信ネットワークにおいて自装置の上位に属する他のデータ中継装置へ通知することを特徴とする。
【0018】
また、本発明は請求項5に記載されるように、請求項1乃至4の何れかに記載のデータ配信方法において、前記データ中継装置は、前記通信ネットワークにおいて自装置の下位に属する他のデータ中継装置から通知されるデータ受信に関する情報を管理することを特徴とする。
【0019】
この場合には、データ中継装置は、自装置の配下となるデータ受信装置、換言すれば、自装置からのデータの配信先となるデータ受信装置から送信されるデータ受信に関する情報を管理することができ、当該データ受信装置に対して他のデータ中継装置を介してデータを配信する際における配信方式を適切に決定することが可能となる。
【0020】
また、本発明は請求項6記載されるように、請求項1乃至5の何れかに記載のデータ配信方法において、前記配信方式は、ユニキャスト配信、マルチキャスト配信及びブロードキャスト配信の何れかであることを特徴とする。
【0021】
また、本発明は請求項7記載されるように、請求項6に記載のデータ配信方法において、前記データ中継装置は、自装置からの所定のデータの配信先となるデータ受信装置の数が閾値以下の場合には、配信方式をユニキャスト配信に決定し、前記閾値を超える場合には、配信方式をマルチキャスト配信又はブロードキャスト配信に決定することを特徴とする。
【0022】
この場合には、データ中継装置は、自装置からの所定のデータの配信先となるデータ受信装置の数が少ない場合には、ユニキャスト配信を採用し、多くなるにつれて、マルチキャスト配信、更にはブロードキャスト配信を採用するため、配信先となるデータ受信装置の数に応じた適切な配信方式を決定することができる。
【0023】
また、本発明は請求項8に記載されるように、通信ネットワークに接続されるデータ配信装置、データ中継装置及びデータ受信装置から構成され、前記データ配信装置から1又は複数の前記データ中継装置を経由して1又は複数の前記データ受信装置へデータを配信するデータ配信システムにおいて、前記データ受信装置は、データ受信に関する情報を前記データ中継装置へ通知する第1のデータ受信情報通知手段と、前記データ中継装置から通知される配信方式に基づいて、前記データ中継装置からのデータを受信するデータ受信手段とを備え、前記データ中継装置は、前記データ受信装置から通知されるデータ受信に関する情報を管理するデータ受信情報管理手段と、前記管理されるデータ受信に関する情報に基づいて、前記データ受信装置に対してデータを配信する際の配信方式を決定する配信方式決定手段と、前記決定された配信方式を前記データ受信装置へ通知する配信方式通知手段と、前記決定した配信方式に基づいて、前記データ配信装置からのデータを前記データ受信装置へ送信するデータ送信手段とを備えることを特徴とする。
【0024】
また、本発明は請求項9に記載されるように、請求項8に記載のデータ配信システムにおいて、前記配信方式決定手段は、前記データ受信装置に対してデータを配信する際の配信方式を周期的に決定することを特徴とする。
【0025】
また、本発明は請求項10に記載されるように、請求項8又は9に記載のデータ配信システムにおいて、前記データ中継装置は、前記管理されるデータ受信に関する情報を、前記通信ネットワークにおいて自装置の上位に属する他のデータ中継装置へ通知する第2のデータ受信情報通知手段を備えることを特徴とする。
【0026】
また、本発明は請求項11に記載されるように、請求項8乃至10に記載のデータ配信システムにおいて、前記データ受信情報管理手段は、前記通信ネットワークにおいて自装置の下位に属する他のデータ中継装置から通知されるデータ受信に関する情報を管理することを特徴とする。
【0027】
また、本発明は請求項12に記載されるように、請求項8乃至11の何れかに記載のデータ配信システムにおいて、前記配信方式は、ユニキャスト配信、マルチキャスト配信及びブロードキャスト配信の何れかであることを特徴とする。
【0028】
また、本発明は請求項13に記載されるように、請求項12に記載のデータ配信システムにおいて、前記配信方式決定手段は、自装置からの所定のデータの配信先となるデータ受信装置の数が閾値以下の場合には、配信方式をユニキャスト配信に決定し、前記閾値を超える場合には、配信方式をマルチキャスト配信又はブロードキャスト配信に決定することを特徴とする。
【0029】
また、本発明は請求項14に記載されるように、通信ネットワークに接続され、データ配信装置から1又は複数のデータ中継装置を経由して配信されるデータを受信するデータ受信装置において、データ受信に関する情報を前記データ中継装置へ通知するデータ受信情報通知手段と、前記データ中継装置から通知される配信方式に基づいて、前記データ中継装置からのデータを受信するデータ受信手段とを備えることを特徴とする。
【0030】
また、本発明は請求項15に記載されるように、請求項14に記載のデータ受信装置において、他の装置との通信を行う機能を有する通信インタフェース部と、通信プロトコル処理を行う機能を有する通信プロトコル制御部と、アプリケーションを動作させる機能を有するアプリケーション処理部と、外部周辺機器を介した入出力処理を行う機能を有する入出力処理部と、情報を記憶する機能を有する記憶部とを備えることを特徴とする。
【0031】
また、本発明は請求項16に記載されるように、通信ネットワークに接続され、データ配信装置からのデータをデータ受信装置へ配信するデータ中継装置において、前記データ受信装置から通知されるデータ受信に関する情報を管理するデータ受信情報管理手段と、前記管理されるデータ受信に関する情報に基づいて、前記データ受信装置に対してデータを配信する際の配信方式を決定する配信方式決定手段と、前記決定された配信方式を前記データ受信装置へ通知する配信方式通知手段と、前記決定した配信方式に基づいて、前記データ配信装置からのデータを前記データ受信装置へ送信するデータ送信手段とを備えることを特徴とする。
【0032】
また、本発明は請求項17に記載されるように、請求項16に記載のデータ中継装置において、前記配信方式決定手段は、前記データ受信装置に対してデータを配信する際の配信方式を周期的に決定することを特徴とする。
【0033】
また、本発明は請求項18に記載されるように、請求項16又は17に記載のデータ中継装置において、前記管理されるデータ受信に関する情報を、前記通信ネットワークにおいて自装置の上位に属する他のデータ中継装置へ通知するデータ受信情報通知手段を備えることを特徴とする。
【0034】
また、本発明は請求項19に記載されるように、請求項16乃至18の何れかに記載のデータ中継装置において、前記データ受信情報管理手段は、前記通信ネットワークにおいて自装置の下位に属する他のデータ中継装置から通知されるデータ受信に関する情報を管理することを特徴とする。
【0035】
また、本発明は請求項20に記載されるように、請求項16乃至19の何れかに記載のデータ中継装置において、他の装置との通信を行う機能を有する通信インタフェース部と、通信プロトコル処理を行う機能を有する通信プロトコル制御部と、情報を記憶する機能を有する記憶部とを備えることを特徴とする。
【0036】
また、本発明は請求項21に記載されるように、請求項16乃至20の何れかに記載のデータ中継装置において、前記配信方式は、ユニキャスト配信、マルチキャスト配信及びブロードキャスト配信の何れかであることを特徴とする。
【0037】
また、本発明は請求項22に記載されるように、請求項21に記載のデータ中継装置において、前記配信方式決定手段は、自装置からの所定のデータの配信先となるデータ受信装置の数が閾値以下の場合には、配信方式をユニキャスト配信に決定し、前記閾値を超える場合には、配信方式をマルチキャスト配信又はブロードキャスト配信に決定することを特徴とする。
【0038】
また、本発明は請求項23に記載されるように、通信ネットワークに接続され、データ配信装置から1又は複数のデータ中継装置を経由して配信されるデータを受信するデータ受信装置を動作させるデータ配信用プログラムにおいて、データ受信に関する情報を前記データ中継装置へ通知する手順と、前記データ中継装置から通知される配信方式に基づいて、前記データ中継装置からのデータを受信する手順とを実行させることを特徴とする。
【0039】
また、本発明は請求項24に記載されるように、通信ネットワークに接続され、データ配信装置からのデータをデータ受信装置へ配信するデータ中継装置を動作させるデータ配信用プログラムにおいて、前記データ受信装置から通知されるデータ受信に関する情報を管理する手順と、前記管理されるデータ受信に関する情報に基づいて、前記データ受信装置に対してデータを配信する際の配信方式を決定する手順と、前記決定された配信方式を前記データ受信装置へ通知する手順と、前記決定した配信方式に基づいて、前記データ配信装置からのデータを前記データ受信装置へ送信する手順とを実行させることを特徴とする。
【0040】
また、本発明は請求項25に記載されるように、請求項24に記載のデータ配信用プログラムにおいて、前記管理されるデータ受信に関する情報を、前記通信ネットワークにおいて自装置の上位に属する他のデータ中継装置へ通知する手順を実行させることを特徴とする。
【0041】
また、本発明は請求項26に記載されるように、請求項24又は25に記載のデータ配信用プログラムにおいて、前記通信ネットワークにおいて自装置の下位に属する他のデータ中継装置から通知されるデータ受信に関する情報を管理する手順を実行させることを特徴とする。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0043】
図2は、本発明の実施形態のデータ配信システムの構成例を示す図である。同図に示すデータ配信システムは、データ配信装置としてのコンテンツサーバ10、データ受信装置としてのクライアント20、及び、データ中継装置としてのルータ30を備える。コンテンツサーバ10及びルータ30は、インターネットや無線ネットワーク等の通信ネットワーク40に接続される。また、クライアント20−1〜20−3は、LAN(Local Area Netwaork)等の通信ネットワーク50−1を介してルータ30−1に接続されている。同様に、クライアント20−4〜20−6は、通信ネットワーク50−2を介してルータ30−2に接続され、クライアント20−7〜20−9は、通信ネットワーク50−3を介してルータ30−3に接続されている。なお、図2における通信ネットワーク40及び50を構成する伝送路の添え字Mは、データがマルチキャスト配信によって当該伝送路に伝送されていることを示し、添え字Uはデータがユニキャスト配信によって当該伝送路に伝送されていることを示している。
【0044】
このデータ配信システムでは、クライアント20は、ルータ30に対してデータ受信に関する情報を送信する。ルータ30は、このクライアント20から送信されるデータ受信に関する情報に基づいて、クライアント20あるいは他のルータ30に対してデータ配信を行う際の配信方式を、ユニキャスト配信、マルチキャスト配信及びブロードキャスト配信の何れかの中から決定し、当該決定した配信方式に従って、コンテンツサーバ10から送信される配信対象のデータを送信する。
【0045】
図2は、コンテンツサーバ10から送信される配信データの配信先がクライアント20−1、20−2、20−3、20−4、20−5及び20−8である場合の例を示している。具体的には、コンテンツサーバ10からマルチキャスト配信により送信される配信データは、ルータ30−7、30−6、30−5及び30−1を経由して、クライアント20−1、20−2及び20−3へ送られる。この際、ルータ30−7、30−6、30−5及び30−1は、何れもマルチキャスト配信を行う。また、コンテンツサーバ10からマルチキャスト配信により送信される配信データは、ルータ30−7、30−6、30−5及び30−2を経由して、クライアント20−4及び20−5へ送られる。この際、ルータ30−7及び30−6は、マルチキャスト配信を行い、ルータ30−5及び30−2は、ユニキャスト配信を行う。更に、コンテンツサーバ10からマルチキャスト配信により送信される配信データは、ルータ30−7、30−6、30−8及び30−3を経由して、クライアント20−8へ送られる。この際、ルータ30−7は、マルチキャスト配信を行い、ルータ30−6、30−5及び30−2は、ユニキャスト配信を行う。
【0046】
図3は、クライアント20の詳細な構成例を示す図である。同図に示すように、クライアント20は、通信インタフェース部61、通信プロトコル制御部62、アプリケーション部63、入出力処理部64及び記憶装置65により構成される。
【0047】
入出力処理部64は、利用者による操作指示に応じた信号をアプリケーション部53へ出力する。アプリケーション部63は、この利用者による操作指示に応じた信号に基づいて、配信データを受信するためのアプリケーションを起動する。
【0048】
具体的には、アプリケーション部63は、まず、配信データに関する情報(配信データ関連情報)を取得する。配信データ関連情報は、データの配信方式として、ユニキャスト配信、マルチキャスト配信及びブロードキャスト配信の何れが利用可能であるかについての情報や、これら配信方式に付随する情報等を含む。
【0049】
この配信データ関連情報は、利用者の操作指示に応じて入出力処理部64から入力され、あるいは、当該配信データ関連情報を保持する記憶装置65や外部のノードから取得される。
【0050】
配信データ関連情報が外部のノードに保持されている場合、アプリケーション部63は、通信プロトコル制御部62及び通信インターフェース部61を介して、配信データに関する情報(配信データ関連情報)を保持する外部のノードにアクセスし、当該配信データ関連情報を取得する。外部のノードによって保持される配信データ関連情報は、例えば、コンテンツサーバ10が保持する情報、ニュースサーバが保持するネットニュースの情報、メールサーバが保持するメールデータ、WWW(World Wide Web )サーバが保持する広告情報等である。
【0051】
このようにして配信データ関連情報を取得したアプリケーション部63は、配信方式として、ユニキャスト配信、マルチキャスト配信及びブロードキャスト配信の何れかを選択し、通信プロトコル制御部62に対して当該選択した配信方式の通知を行う。なお、アプリケーション部63は、クライアント20が全ての配信方式によるデータ配信を受けることが可能である場合には、配信方式を選択しなくてもよい。アプリケーション部63は、配信方式を選択しない場合には、通信プロトコル制御部62に対して選択なしとの通知を行う。
【0052】
また、クライアント20が何れかの配信方式によるデータ配信を受けることができない場合、例えば、クライアント20がユニキャスト配信及びブロードキャスト配信によるデータ配信のみを受けることができ、マルチキャスト配信によるデータ配信を受けることができない場合、アプリケーション部63は、クライアント20がデータ配信を受けることが可能な配信方式の中から選択し、通信プロトコル制御部62に対して、選択した配信方式の通知と、その選択した配信方式を強制的に設定すべき旨の通知とを行う。
【0053】
配信方式の通知あるいは選択なしとの通知を受けた通信プロトコル制御部62は、データ受信に関する情報としての配信要求メッセージを生成する。この配信要求メッセージは、アプリケーション部63によって選択された配信方式に対応する情報として、配信方式種別、データID及びデータID種別とを含む。配信方式種別は、アプリケーション部63によって選択された配信方式を一意に識別する情報である。なお、アプリケーション部63が配信方式を選択しなかった場合には、この配信方式種別は含まれない。また、データIDは、クライアント20が要求する配信データを一意に識別する情報である。データID種別は、データIDの属性を識別する情報であり、例えば、URI(Uniform Resource Indication )や、コンテンツID、マルチキャストセッションID、配信先のマルチキャストIPアドレス、ブロードキャストチャネルID等が該当する。
【0054】
また、通信プロトコル制御部62は、アプリケーション部63から選択した配信方式を強制的に設定すべき旨の通知を受けた場合には、その旨を示す情報(例えばフラグ)を配信要求メッセージに付加する。以下、配信方式を強制的に設定すべき旨の情報が付加された配信要求メッセージを強制配信要求メッセージと称する。
【0055】
なお、配信要求メッセージ及び強制配信要求メッセージには、配信方式に関する複数の情報を含むことができる。例えば、アプリケーション部63が同時に2つのアプリケーションを起動し、一方のアプリケーションに対応してマルチキャスト配信を選択し、他方のアプリケーションに対応してユニキャスト配信を選択した場合、配信要求メッセージ及び強制配信要求メッセージには、マルチキャスト配信に対応する情報と、ユニキャスト配信に対応する情報との双方を含むことができる。
【0056】
更に、通信プロトコル制御部62は、アプリケーション部63が配信方式としてユニキャスト配信又はマルチキャスト配信を選択した場合、生成した配信要求メッセージ又は強制配信要求メッセージを、通信インタフェース部61を介してルータ30へ送信する。
【0057】
一方、通信プロトコル制御部62は、アプリケーション部63が配信方式としてブロードキャスト配信を選択し、その選択に応じて配信要求メッセージを生成した場合には、当該配信要求メッセージをルータ30に送信しても良く、送信せずに配信データの受信を待ち受けるようにしても良い。配信要求メッセージを送信しなくても良いのは、ブロードキャスト配信の場合には、クライアント20は、配信データの受信待ち受けを行うだけで、配信データを受信することができるからである。
【0058】
図4は、ルータ30の詳細な構成を示す図である。同図に示すように、ルータ30は、通信インタフェース部71、通信プロトコル制御部72、記憶装置73により構成される。また、記憶装置73は、クライアント管理テーブル731と、配信方式管理テーブル732とを保持している。
【0059】
通信インタフェース部71は、クライアント20からの配信要求メッセージ又は強制配信要求メッセージを受信し、通信プロトコル制御部72へ出力する。
【0060】
通信プロトコル制御部72は、受信されたメッセージが配信要求メッセージである場合、当該配信要求メッセージ内の情報を含んだレコードを記憶装置73に保持されたクライアント管理テーブル731に追加する。
【0061】
図5は、クライアント管理テーブル731の一例を示す図である。クライアント管理テーブル731は、配信データと、当該配信データの配信先となるクライアント20と、配信方式とを対応付けるものである。図5に示すクライアント管理テーブル731では、1つのレコードがデータID、データID種別、クライアントIPアドレス、クライアント20が要求する配信方式の種別(要求配信方式種別)、ルータ30が決定した配信方式の種別(決定配信方式種別)、及び、ルータ30とクライアント20との間のメッセージのやり取りの現状を示す状態情報により構成される。
【0062】
通信プロトコル制御部72は、配信要求メッセージ内のデータID、データID種別及び配信方式種別を、それぞれクライアント管理テーブル731のデータID、データID種別及び要求配信方式種別に対応させる。また、通信プロトコル制御部72は、配信要求メッセージのヘッダに含まれる送信元IPアドレスを、クライアント管理テーブル731のクライアントIPアドレスに対応させる。更には通信プロトコル制御部72は、ルータ30とクライアント20との間のメッセージのやり取りの現状を状態情報とする。例えば、通信プロトコル制御部72は、配信要求メッセージを受信した時点において、図5のクライアント管理テーブル731の3番目のレコードに示すように、状態情報を「配信要求受信済み」とする。決定配信方式種別については後述する。なお、図5に示すクライアント管理テーブル731において、要求配信方式種別及び決定配信方式種別における「U」はユニキャスト配信、「M」はマルチキャスト配信、「B」はブロードキャスト配信をそれぞれ示す。
【0063】
なお、通信プロトコル制御部72は、受信した配信要求メッセージ内のデータID、データID種別及び配信方式種別と、当該配信要求メッセージの送信元IPアドレスとを含むレコードが既にクライアント管理テーブル731に含まれている場合には、レコードの追加は行わない。
【0064】
クライアント管理テーブル731へのレコードの追加後、通信プロトコル制御部72は、更に記憶装置73に保持された配信方式管理テーブル732を更新する。図6は、配信方式管理テーブル732の一例を示す図である。この配信方式管理テーブル732は、配信データと、当該配信データの配信先となるクライアント20の数、及び、当該配信データの配信先となるクライアント20の数に応じて配信方式を決定する際の基準となる閾値とを対応付けるものである。なお、閾値は、対応するデータIDとしてのマルチキャストアドレス毎や、ルータ30毎に異なる値に設定されることが可能である。例えば、閾値がマルチキャストアドレス毎に設定される場合には、当該閾値を決定するノードは、マルチキャストアドレスやポート番号、配信データ等のマルチキャストセッション情報を表現するSDP(Session Description Protocol)を拡張し、閾値を含むフィールドを設けることにより、閾値を各ルータ30やクライアント20へ通知することが可能である。
【0065】
図6に示す配信方式管理テーブル732では、1つのレコードがデータID、閾値及びメンバ数(配信先となるクライアントの数)により構成される。配信方式管理テーブル732の更新に際し、通信プロトコル制御部72は、当該配信方式管理テーブル732の中から、受信した配信要求メッセージ内のデータIDを含むレコードを特定し、当該特定したレコード内のメンバ数を1増加させる。
【0066】
更に、通信プロトコル制御部72は、所定のタイミングで周期的に配信方式を決定する。具体的には、通信プロトコル制御部72は、配信データを識別する情報である1つのデータIDと、当該データIDにより特定される配信データの配信先となるクライアント20のクライアントIPアドレスとを選択する。次に、通信プロトコル制御部72は、配信方式管理テーブル732のレコードの中から、選択したデータIDを含むレコードを特定し、当該特定したレコード内の閾値とメンバ数により配信方式を、ユニキャスト配信、マルチキャスト配信及びブロードキャスト配信の何れかに決定する。例えば、通信プロトコル制御部72は、データID「224.127.32.7」及びクライアントIPアドレス「192.168.4.234」を選択した場合、図6に示す配信方式管理テーブル732の1番目のレコードを特定する。このレコードは、閾値が「メンバ数が2以下の場合にユニキャスト配信、3以上の場合はマルチキャスト配信」であり、メンバ数は「2」である。従って、通信プロトコル制御部72は、選択したデータID「224.127.32.7」により特定される配信データを、選択したクライアントIPアドレス「192.168.4.234」により特定されるクライアント20へ配信する際の配信方式をユニキャスト配信に決定する。
【0067】
このようにして配信方式を決定した後、次に通信プロトコル制御部72は、決定した通信方式を、クライアント管理テーブル731における対応するレコード内の決定配信方式に追加する。例えば、通信プロトコル制御部72は、データID「224.127.32.7」により特定される配信データを、クライアントIPアドレス「192.168.4.234」により特定されるクライアント20へ配信する際の配信方式をユニキャスト配信に決定した場合、図5に示すクライアント管理テーブル731において、当該データID「224.127.32.7」及びクライアントIPアドレス「192.168.4.234」を含む1番目のレコード内の決定配信方式を「U」とする。
【0068】
次に、通信プロトコル制御部72は、クライアント管理テーブル731の各レコードの中から要求配信方式種別と決定配信方式種別とが異なるレコードを見つけ出し、そのレコード内のクライアントIPアドレスを抽出する。抽出されたクライアントIPアドレスにより特定されるクライアント20は、当該クライアント20が要求した配信方式と、ルータによって決定された配信方式とが異なるクライアント20である。例えば、図5に示すクライアント管理テーブル731において、通信プロトコル制御部72は、1番目のレコード内のクライアントIPアドレス「192.168.4.234」と、2番目のレコード内のクライアントIPアドレス「192.168.4.12」とを抽出する。
【0069】
更に、通信プロトコル制御部72は、配信要求応答メッセージを生成し、抽出したクライアントIPアドレスを送信先として送信する。この配信要求応答メッセージは、クライアント管理テーブル731において、抽出されたクライアントIPアドレスに対応づけられている決定配信方式種別、データID及びデータID種別等を含む。なお、通信プロトコル制御部72は、通常、ユニキャスト配信により、クライアント20に対して配信要求応答メッセージを送信するが、クライアント20が加入しているマルチキャストグループが存在する場合には、そのマルチキャストグループのマルチキャストアドレスを送信先として送信しても良い。
【0070】
次に、通信プロトコル制御部72は、クライアント管理テーブル731において、抽出したクライアントIPアドレスに対応づけられている状態情報を「配信要求応答送信済み」とする。
【0071】
クライアント20内の通信プロトコル制御部62は、通信インタフェース部61を介して、この配信要求応答メッセージを受信する。更に、通信プロトコル制御部62は、当該配信要求応答メッセージ内の決定配信方式種別により、自身が選択した配信方式とは異なる配信方式が決定されたことを認識し、その配信方式による配信データの受信に必要な待ち受けを開始する。この際、通信プロトコル制御部62は、アプリケーション部63に対し、ルータ30において決定された配信方式を通知するようにしても良い。この場合、アプリケーション部63は、入出力処理部64を通じてダイアログボックス表示等を行うことにより、利用者に対し、配信方式が変更されたことを通知することができる。
【0072】
なお、ルータ30内の通信プロトコル制御部72が、クライアント管理テーブル731によって管理されている全てのクライアント20に対して、配信要求応答メッセージを送信し、クライアント20内のアプリケーション部63がこれを受信するようにしても良い。
【0073】
一方、通信プロトコル制御部72は、受信されたメッセージが強制配信要求メッセージである場合、当該強制配信要求メッセージ内の情報を記憶装置73に保持されたクライアント管理テーブル731にレコードを追加する。
【0074】
具体的には、通信プロトコル制御部72は、配信要求メッセージを受信した場合と同様、強制配信要求メッセージ内のデータID、データID種別及び配信方式種別を、それぞれクライアント管理テーブル731のデータID、データID種別及び要求配信方式種別に対応させる。また、通信プロトコル制御部72は、配信要求メッセージのヘッダに含まれる送信元IPアドレスを、クライアント管理テーブル731のクライアントIPアドレスに対応させる。更には通信プロトコル制御部72は、ルータ30とクライアント20との間のメッセージのやり取りの現状を状態情報とする。
【0075】
なお、通信プロトコル制御部72は、受信した強制配信要求メッセージ内のデータID、データID種別及び配信方式種別と、当該配信要求メッセージの送信元IPアドレスとを含むレコードが既にクライアント管理テーブル731に含まれている場合には、レコードの追加は行わない。
【0076】
次に、通信プロトコル制御部72は、クライアント管理テーブル731に追加したレコード内の要求配信方式種別を、そのまま決定配信方式種別として確定する。これにより、ルータ30は、クライアント20が要求した配信方式により、当該クライアント20に対し配信データを配信することが可能となる。
【0077】
更に、通信プロトコル制御部72は、強制配信要求応答メッセージを生成し、クライアント管理テーブル731に追加したレコード内のクライアントIPアドレスを送信先として送信する。この配信要求応答メッセージは、クライアント管理テーブル731において追加されたレコード内の決定配信方式種別、データID及びデータID種別等を含む。また、通信プロトコル制御部72は、追加したレコード内の状態情報を「強制配信要求応答送信済み」とする。
【0078】
クライアント20内の通信プロトコル制御部62は、通信インタフェース部61を介して、この強制配信要求応答メッセージを受信すると、当該強制配信要求応答メッセージ内の決定配信方式種別により、自身が選択した配信方式がルータ30において決定されたことを認識し、その配信方式による配信データの受信に必要な待ち受けを開始する。
【0079】
また、クライアント20内の通信プロトコル制御部62は、データ配信の終了後、あるいはデータ配信の中止を希望する場合、データ配信の終了あるいは中止をルータ30に通知するための情報として、配信停止要求メッセージを生成する。
【0080】
配信停止要求メッセージは、配信を終了又は中止するデータに対応する情報として、データID及びデータID種別とを含む。更に、通信プロトコル制御部62は、配信停止要求メッセージに、当該配信停止要求メッセージを識別するための情報(例えばフラグ)を付加し、通信インタフェース部61を介してルータ30へ送信する。
【0081】
ルータ30内の通信インタフェース部71は、クライアント20からの配信停止要求メッセージを受信し、通信プロトコル制御部72へ出力する。通信プロトコル制御部72は、クライアント管理テーブル731の各レコードの中に、配信停止要求メッセージ内のデータID及びデータID種別と、配信停止要求メッセージのヘッダに含まれる送信元IPアドレスとを含んだレコードがある場合には、そのレコードの情報を削除する。
【0082】
更に、通信プロトコル制御部72は、配信方式管理テーブル732のレコードの中から、受信した配信停止要求メッセージ内のデータIDを含むレコードを特定し、当該特定したレコード内のメンバ数を1減少させる。
【0083】
以上のような手順により、クライアント20からのデータ受信に応じて、ルータ30の記憶装置73に保持されたクライアント管理テーブル731及び配信方式管理テーブル732が更新される。以下、図7のフローチャートを参照しつつ、更にクライアント20からのデータ受信時における、ルータ30のクライアント管理テーブル731及び配信方式管理テーブル732の更新動作を説明する。
【0084】
ルータ30内の通信プロトコル制御部72は、クライアント20からのメッセージを、通信インタフェース部71を介して受信すると(ステップ101)、当該受信したメッセージが配信要求メッセージであるか否かを判定する(ステップ102)。
【0085】
クライアント20からのメッセージが配信要求メッセージである場合、通信プロトコル制御部72は、クライアント管理テーブル731のレコードの中に、当該配信要求メッセージ内のデータID、データID種別及び配信方式種別と、当該配信要求メッセージの送信元IPアドレスと一致する情報が存在するか否かを判定し(ステップ103)、存在しない場合には、これら配信要求メッセージ内のデータID、データID種別及び配信方式種別と、当該配信要求メッセージのヘッダに含まれる送信元IPアドレスとの各情報を含んだレコードを、クライアント管理テーブル731に追加する(ステップ104)。
【0086】
次に、通信プロトコル制御部72は、配信方式管理テーブル732の中から、受信した配信要求メッセージ内のデータIDを含むレコードを特定し、当該特定したレコード内のメンバ数を1増加させる(ステップ105)。上述したステップ101〜105の動作は、ルータ30がメッセージを受信する毎に行われる。
【0087】
その後、通信プロトコル制御部72は、所定のタイミングで、1つのデータIDと、当該データIDにより特定される配信データの配信先となるクライアント20のクライアントIPアドレスとを選択する。更に、通信プロトコル制御部72は、配信方式管理テーブル732からこの選択したデータIDを含むレコードを特定し、当該特定したレコード内の閾値とメンバ数とを比較して配信方式を決定する(ステップ106)。次に、通信プロトコル制御部72は、決定した通信方式を、クライアント管理テーブル731における対応するレコード内の決定配信方式に追加する(ステップ107)。
【0088】
更に、通信プロトコル制御部72は、クライアント管理テーブル731の各レコードの中から要求配信方式種別と決定配信方式種別とが異なるレコードを見つけ出し、そのレコード内のクライアントIPアドレスを抽出する(ステップ108)。そして、通信プロトコル制御部72は、配信要求応答メッセージを生成し、抽出したクライアントIPアドレスを送信先として送信する(ステップ109)。その後、通信プロトコル制御部72は、クライアント管理テーブル731において、抽出したクライアントIPアドレスに対応づけられている状態情報を「配信要求応答送信済み」とする(ステップ110)。
【0089】
一方、通信プロトコル制御部72は、ステップ102において、クライアント20からのメッセージが配信要求メッセージでないと判断した場合、更に、当該メッセージが強制配信要求メッセージであるか否かを判定する(ステップ111)。
【0090】
クライアント20からのメッセージが強制配信要求メッセージである場合、通信プロトコル制御部72は、クライアント管理テーブル731のレコードの中に、当該強制配信要求メッセージ内のデータID、データID種別及び配信方式種別と、当該強制配信要求メッセージの送信元IPアドレスと一致する情報が存在するか否かを判定し(ステップ112)、存在しない場合には、これら強制配信要求メッセージ内のデータID、データID種別及び配信方式種別と、当該配信要求メッセージのヘッダに含まれる送信元IPアドレスとの各情報を含んだレコードを、クライアント管理テーブル731に追加する(ステップ112)。
【0091】
次に、通信プロトコル制御部72は、クライアント管理テーブル731に追加したレコード内の要求配信方式種別を、そのまま決定配信方式種別として確定する(ステップ114)。
【0092】
更に、通信プロトコル制御部72は、強制配信要求応答メッセージを生成し、抽出したクライアントIPアドレスを送信先として送信する(ステップ115)。その後、通信プロトコル制御部72は、追加したレコード内の状態情報を「強制配信要求応答送信済み」とする(ステップ116)。
【0093】
また、通信プロトコル制御部72は、ステップ111において、クライアント20からのメッセージが強制配信要求メッセージでないと判断した場合、更に、当該メッセージが配信停止要求メッセージであるか否かを判定する(ステップ117)。
【0094】
クライアント20からのメッセージが配信停止要求メッセージである場合、通信プロトコル制御部72は、クライアント管理テーブル731のレコードの中に、当該配信停止要求メッセージ内のデータID、データID種別及び配信方式種別と、当該配信停止要求メッセージの送信元IPアドレスと一致する情報が存在するか否かを判定し(ステップ118)、存在する場合には、これら配信停止要求メッセージ内のデータID、データID種別及び配信方式種別と、当該配信要求メッセージのヘッダに含まれる送信元IPアドレスとの各情報を含んだレコードを、クライアント管理テーブル731から削除する(ステップ119)。
【0095】
更に、通信プロトコル制御部72は、配信方式管理テーブル732のレコードの中から、受信した配信停止要求メッセージ内のデータIDを含むレコードを特定し、当該特定したレコード内のメンバ数を1減少させる(ステップ120)。上述したステップ111〜120の動作は、ルータ30がメッセージを受信する毎に行われる。その後、上述したステップ106〜110の処理が行われる。
【0096】
このようにして、クライアント管理テーブル731及び配信方式管理テーブル732が更新された後、ルータ30内の通信プロトコル制御部72は、コンテンツサーバ10や他のルータ30からの配信データを受信すると、当該配信データに付随するデータIDをキーとして、記憶装置73に保持されているクライアント管理テーブル731を検索し、そのデータIDを含むレコードを特定する。そして、通信プロトコル制御部72は、特定したレコード内の決定配信方式種別により配信方式を認識する。そして、通信プロトコル制御部72は、この認識した配信方式が受信した配信データの配信方式と異なる場合には、認識した配信方式に変換し、特定したレコード内のクライアントIPアドレスに対応するクライアント20に対して、受信した配信データを送信する。一方、通信プロトコル制御部72は、この認識した配信方式が受信した配信データの配信方式と同一である場合には、特定したレコード内のクライアントIPアドレスに対応するクライアント20に対して、受信した配信データをそのまま送信する。クライアント20内の通信プロトコル制御部62は、通信インタフェース部61を介して、ルータ30から送信される配信データを受信する。
【0097】
ところで、上述した実施形態では、ルータ30は、受信した配信要求メッセージ、強制配信要求メッセージ及び配信停止要求メッセージに基づいて、クライアント管理テーブル731及び配信方式管理テーブル732を更新したが、これらメッセージを自装置の上位に属する他のルータ30へ送信するようにしても良い。
【0098】
例えば、マルチキャスト配信の場合、通常、配信データを送信するために、マルチキャストツリーが形成される。このマルチキャストツリーは、マルチキャストパケット等が重複して伝送されないように、コンテンツサーバ10や、ランデブーポイントと称される特別の機能を持たせたルータ30を頂点とした、配信データの配信経路を特定するものである。マルチキャスト配信による配信データは、このマルチキャストツリーの頂点から順に下位方向へ転送され、最終的にクライアント20へ届く。
【0099】
このマルチキャスト配信では、例えばPIM(Protocol Independent Multicast)のように、マルチキャストツリーを管理するプロトコルによるコストがかかる。このため、ルータ30間の配信データの配信においても、マルチキャストグループに属するメンバ数に応じて、適宜、配信方式を切り替えることが有効である。
【0100】
また、ユニキャスト配信の場合、コンテンツサーバ10から各クライアント20までの配信データの配信経路が設定される。この際、同一の配信経路に複数のクライアント20への配信データが転送される場合がある。このような場合には、複数のクライアント20への配信データが転送される配信経路では、マルチキャスト配信を行うことが有効である。
【0101】
上述したような機能を実現するため、ルータ30内の通信プロトコル制御部72は、受信した配信要求メッセージ、強制配信要求メッセージ及び配信停止要求メッセージを、マルチキャストツリーにおいて自装置の上位に属する他のルータ30や、ユニキャスト配信における配信経路において自装置の上位に属する他のルータ30へ送信する。
【0102】
下位のルータ30からのメッセージを受信した上位のルータ30内の通信プロトコル制御部72は、当該受信したメッセージに基づいて、上述した手順と同様、クライアント管理テーブル731及び配信方式管理テーブル732を更新する。なお、配信方式管理テーブル732は、下位のルータ30に向かう配信経路毎に備えられる。更に、上位のルータ30内の通信プロトコル制御部72は、配信方式を決定し、その配信方式に応じて、上位のコンテンツサーバ10又はルータ30からの配信データを下位のルータ30へ送信する。
【0103】
例えば、図2において、コンテンツサーバ10が1つの配信データを送信する場合を考える。この場合、ルータ30−1内の通信プロトコル制御部72は、クライアント20−1、20−2及び20−3からの配信要求メッセージを上位のルータ30−5へ送信する。また、ルータ30−2内の通信プロトコル制御部72は、クライアント20−4及び20−5からの配信要求メッセージをルータ30−5へ送信する。
【0104】
ルータ30−5内の通信プロトコル制御部72は、これらルータ30−1及び30−2からの配信要求メッセージを上位のルータ30−6へ送信する。また、ルータ30−5内の通信プロトコル制御部72は、ルータ30−1及び30−2からの配信要求メッセージに基づいて、クライアント管理テーブル731及び配信方式管理テーブル732を更新する。このとき、配信方式管理テーブル732のメンバ数は、ルータ30−1への配信経路に関してはクライアント20−1、20−2及び20−3の3つとなり、ルータ30−2への配信経路に関してはクライアント20−4及び20−5の2つとなる。
【0105】
更に、ルータ30−5内の通信プロトコル制御部72は、配信方式管理テーブル732において、これらメンバ数と対応する閾値とを比較して通信方式を決定する。例えば、閾値が「メンバ数が2以下の場合にユニキャスト配信、3以上の場合はマルチキャスト配信」である場合、ルータ30−5内の通信プロトコル制御部72は、ルータ30−1への配信経路に関してはメンバ数がクライアント20−1、20−2及び20−3の3つであるため、配信方式をマルチキャスト配信として決定し、ルータ30−2への配信経路に関してはメンバ数がクライアント20−4及び20−5の2つであるため、配信方式をユニキャスト配信として決定する。
【0106】
また、下位のルータ30内の通信プロトコル制御部72は、クライアント20又は自身よりも更に下位のルータ30からの受信した配信要求メッセージを、対応する配信データ毎にまとめて、新たな配信要求メッセージ、強制配信要求メッセージ及び配信停止要求メッセージを生成し、これら生成した新たなメッセージを上位のルータ30へ送信するようにしても良い。この場合、新たに生成されるメッセージには、データID、データID種別、データIDにより特定される配信データの配信先となる配下のクライアントの数、及び、データIDにより特定される配信データについて下位のルータ30が決定した配信方式種別が含まれる。
【0107】
上位のルータ30内の通信プロトコル制御部72は、受信したメッセージに基づいて、ルータ管理テーブルを更新する。図8はルータ管理テーブルの一例を示す図である。ルータ管理テーブルは、配信データと、当該配信データの配信先となる下位のルータ30と、当該下位のルータ30へ配信する際の配信方式とを対応付けるものである。図8に示すルータ管理テーブルでは、1つのレコードがデータID、データID種別、ルータIPアドレス、下位のルータ30の配下のクライアントの数、下位のルータ30が決定した配信方式の種別(要求配信方式種別)、上位のルータ30が決定した配信方式の種別(決定配信方式種別)、及び、上位のルータ30と下位のルータ30との間のメッセージのやり取りの現状を示す状態情報により構成される。
【0108】
ルータ管理テーブルのデータID、データID種別及び要求配信方式種別は、下位のルータ30からメッセージ内のデータID、データID種別及び配信方式種別に、それぞれ対応する。また、ルータ管理テーブルのルータIPアドレスは、メッセージのヘッダに含まれる送信元IPアドレスに対応する。また、ルータ管理テーブルの配下クライアント数は、メッセージ内の配下クライアント数に対応する。ルータ管理テーブルの状態情報は、上位のルータ30と下位のルータ30との間のメッセージのやり取りの現状に対応する。
【0109】
上位のルータ30内の通信プロトコル制御部72は、配信要求メッセージ及び強制配信要求メッセージを受信した場合には、ルータ管理テーブルに対応するレコードを追加し、配信停止要求メッセージを受信した場合には、ルータ管理テーブルから対応するレコードを削除する。
【0110】
更に、上位のルータ30内の通信プロトコル制御部72は、記憶装置73に保持された配信方式管理テーブル732を更新する。具体的には、上位のルータ30内の通信プロトコル制御部72は、配信要求メッセージ及び強制配信要求メッセージを受信した場合には、当該受信メッセージ内の配下クライアント数を、配信方式管理テーブル732内のレコードのうち、受信したメッセージ内のデータIDを有するレコードのメンバ数に加算する。一方、上位のルータ30内の通信プロトコル制御部72は、配信停止要求メッセージを受信した場合には、配信方式管理テーブル732内のレコードのうち、受信したメッセージ内のデータIDを有するレコードのメンバ数から当該受信メッセージ内の配下クライアント数を減算する。
【0111】
更に、上位のルータ30内の通信プロトコル制御部72は、所定のタイミングで周期的に配信方式を決定する。具体的な手順は、上述した配信方式の決定手順とほぼ同様である。即ち、上位のルータ30内の通信プロトコル制御部72は、配信データを識別する情報である1つのデータIDと、当該データIDにより特定される配信データの配信先となる下位のルータ30のルータIPアドレスとを選択する。次に、上位のルータ30内の通信プロトコル制御部72は、配信方式管理テーブル732のレコードの中から、選択したデータIDを含むレコードを特定し、当該特定したレコード内の閾値とメンバ数により配信方式を、ユニキャスト配信、マルチキャスト配信及びブロードキャスト配信の何れかに決定する。
【0112】
このようにして配信方式を決定した後、次に上位のルータ30内の通信プロトコル制御部72は、決定した通信方式を、ルータ管理テーブル内のレコードのうち、対応するレコードの決定配信方式に追加する。次に、上位のルータ30内の通信プロトコル制御部72は、ルータ管理テーブルの各レコードの中から要求配信方式種別と決定配信方式種別とが異なるレコードを見つけ出し、そのレコード内のルータIPアドレスを抽出する。抽出されたクライアントIPアドレスにより特定される下位のルータ30は、当該下位のルータ30が決定した配信方式と、上位のルータ30が決定した決定された配信方式とが異なる。更に、上位のルータ30内の通信プロトコル制御部72は、配信要求応答メッセージを生成し、抽出したルータIPアドレスを送信先として送信する。この配信要求応答メッセージは、ルータ管理テーブルにおいて、抽出されたルータIPアドレスに対応づけられている決定配信方式種別、データID及びデータID種別等を含む。
【0113】
下位のルータ30内の通信プロトコル制御部72は、この配信要求応答メッセージを受信すると、自身が決定した配信方式とは異なる配信方式が決定されたことを認識し、クライアント管理テーブル731のレコードのうち、配信要求応答メッセージ配信要求応答メッセージ内のデータIDを有するレコードの決定配信方式種別を変更する。
【0114】
その後は、下位のルータ30内の通信プロトコル制御部72は、クライアント管理テーブル731の各レコードの中から要求配信方式種別と決定配信方式種別とが異なるレコードを見つけ出す。そして、下位のルータ30内の通信プロトコル制御部72は、そのレコード内のクライアントIPアドレスで特定されるクライアント20又は自身よりも更に下位のルータ30へ配信要求応答メッセージを送信する。
【0115】
また、上位のルータ30には、下位のルータ30が接続されるとともに、クライアント20が接続されている場合がある。この場合、上位のルータ30は、クライアント管理テーブル731とルータ管理テーブルの双方を保持する。
【0116】
クライアント管理テーブル731とルータ管理テーブルの双方を保持する上位のルータ30は、これらクライアント管理テーブル731とルータ管理テーブルのいずれかを参照する際に、もう一方のテーブルについても参照し、配下クライアント数を算出する。そして、上位のルータ30は、算出した配下クライアント数を配信方式管理テーブル732内の対応するメンバ数に加算し、このメンバ数と対応する閾値と比較することによって配信方式を決定する。
【0117】
あるいは、上位のルータ30は、図9に示すように、クライアント管理テーブル731とルータ管理テーブルとをまとめたノード管理テーブルを保持するようにしても良い。この場合、ノード管理テーブルには、クライアント管理テーブル731内の「クライアントIPアドレス」と、ルータ管理テーブル内の「ルータIPアドレス」とが「ノードIPアドレス」として設定され、更にノードがクライアントであるかルータであるかを示す「ノード種別」が追加される。
【0118】
このように、上位のルータ30は、必要に応じてクライアント管理テーブル731及びルータ管理テーブル、又は、ノード管理テーブルを保持することにより、配下のクライアント20や下位のルータ30を管理して、適切な配信方式を決定することができる。
【0119】
なお、上記各実施形態において、クライアント20内の通信プロトコル制御部62は、配信要求メッセージ、強制配信要求メッセージ及び配信停止要求メッセージの送信の際、インターネットで用いられているマルチキャストグループ管理プロトコルであるIGMP(Internet Group Management Protocol )におけるIGMP Membership Reportメッセージを用いることができる。
【0120】
また、クライアント20内の通信プロトコル制御部62は、周期的に配信要求メッセージをルータ30へ送信するようにしても良い。ルータ30は、このメッセージに応じて、記憶装置73内のクライアント管理テーブル731及び配信方式管理テーブル732の内容と、クライアント20の状態とが一致しているか否かを判定することが可能となる。
【0121】
また、ルータ30内の通信プロトコル制御部72は、クライアント20に対して当該クライアント20の現在の状態を問い合わせるための受信状況問い合わせメッセージを、必要に応じて又は周期的に送信しても良い。この場合、クライアント20は、受信状況問い合わせメッセージの応答として配信要求メッセージを返す。なお、ルータ30内の通信プロトコル制御部72は、配信状況問い合わせメッセージの送信の際に、マルチキャスト配信を用いる場合には、IGMP Source−and−Group−Specific Membership Query メッセージや、IGMP Group−Specific Membership Query メッセージ、あるいはこれらの拡張メッセージを用いることができる。
【0122】
また、上述したように本発明は、クライアント20とルータ30との情報送受や、ルータ30同士の情報送受に適用されるが、クライアント20とルータ30との情報送受と、ルータ30同士の情報送受との双方に同時に適用しても良く、何れか一方のみに適用しても良い。
【0123】
以上説明したように、本実施形態のデータ配信システムでは、クライアント20は、ルータ30に対してデータ受信に関する情報を送信する。ルータ30は、このクライアント20から送信される配信要求メッセージ、強制配信要求メッセージ及び配信停止メッセージに基づいて、クライアント20あるいは他のルータ30に対してデータ配信を行う際の配信方式を、ユニキャスト配信、マルチキャスト配信及びブロードキャスト配信の何れかの中から決定し、当該決定した配信方式に従って、コンテンツサーバ10から送信される配信対象のデータを送信する。
【0124】
即ち、ルータ30は、コンテンツサーバ10の配信方式によらず、適切な配信方式を決定し、効率的な配信を行うことができる。具体的には、コンテンツサーバ10の配信方式がマルチキャスト配信である場合に、ルータ30は、自装置の配下にあるマルチキャストグループのメンバ数(配信経路において自装置の下位にあるクライアント20の数)が少ない場合には、配信方式をマルチキャスト配信からユニキャスト配信に切り替えて配信を行う。このため、マルチキャストグループ管理のための制御情報(IGMP、PIM等)による通信コストの低減が可能となり、特に、通信コストの高い無線ネットワークにおいては有効である。
【0125】
また、ルータ30が周期的に配信方式を決定することにより、配下のメンバ数の増減等に応じた適切な配信方式を決定することができる。更に、ルータ30が自装置の上位に属する他のルータ30に対して、クライアント20からのメッセージを送信することにより、ルータ30間の配信方式を適切に設定することができる。
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、配信方式を適切に決定し、データ配信の効率を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のデータ配信システムの構成例を示す図である。
【図2】本実施形態のデータ配信システムの構成例を示す図である。
【図3】クライアントの構成例を示す図である。
【図4】ルータの構成例を示す図である。
【図5】クライアント管理テーブルの一例を示す図である。
【図6】配信方式管理テーブルの一例を示す図である。
【図7】クライアントからのデータ受信時のルータの動作を示すフローチャートである。
【図8】ルータ管理テーブルの一例を示す図である。
【図9】ノード管理テーブルの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 コンテンツサーバ
20 クライアント
30 ルータ
40、50 通信ネットワーク
61、71 通信インタフェース部
62、72 通信プロトコル制御部
63 アプリケーション部
64 入出力処理部
65、73 記憶装置
731 クライアント管理テーブル
732 配信方式管理テーブル

Claims (26)

  1. 通信ネットワークに接続されるデータ配信装置、データ中継装置及びデータ受信装置から構成されるデータ配信システムにて、前記データ配信装置から1又は複数の前記データ中継装置を経由して1又は複数の前記データ受信装置へデータを配信するデータ配信方法において、
    前記データ受信装置は、
    データ受信に関する情報を前記データ中継装置へ通知し、
    前記データ中継装置は、
    前記データ受信装置から通知されるデータ受信に関する情報を管理し、
    前記管理するデータ受信に関する情報に基づいて、前記データ受信装置に対してデータを配信する際の配信方式を決定し、
    前記決定した配信方式を前記データ受信装置へ通知し、
    前記決定した配信方式に基づいて、前記データ配信装置からのデータを前記データ受信装置へ送信し、
    前記データ受信装置は、
    前記データ中継装置から通知される配信方式に基づいて、前記データ中継装置からのデータを受信することを特徴とするデータ配信方法。
  2. 請求項1に記載のデータ配信方法において、
    前記データ受信に関する情報は、前記データ受信装置が配信を希望するデータの識別情報と、前記データ受信装置が希望するデータ配信方式の識別情報とを含むことを特徴とするデータ配信方法。
  3. 請求項1又は2に記載のデータ配信方法において、
    前記データ中継装置は、
    前記管理するデータ受信に関する情報に基づいて、前記データ受信装置に対してデータを配信する際の配信方式を周期的に決定することを特徴とするデータ配信方法。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載のデータ配信方法において、
    前記データ中継装置は、
    前記管理するデータ受信に関する情報を、前記通信ネットワークにおいて自装置の上位に属する他のデータ中継装置へ通知することを特徴とするデータ配信方法。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載のデータ配信方法において、
    前記データ中継装置は、
    前記通信ネットワークにおいて自装置の下位に属する他のデータ中継装置から通知されるデータ受信に関する情報を管理することを特徴とするデータ配信方法。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載のデータ配信方法において、
    前記配信方式は、ユニキャスト配信、マルチキャスト配信及びブロードキャスト配信の何れかであることを特徴とするデータ配信方法。
  7. 請求項6に記載のデータ配信方法において、
    前記データ中継装置は、自装置からの所定のデータの配信先となるデータ受信装置の数が閾値以下の場合には、配信方式をユニキャスト配信に決定し、前記閾値を超える場合には、配信方式をマルチキャスト配信又はブロードキャスト配信に決定することを特徴とするデータ配信方法。
  8. 通信ネットワークに接続されるデータ配信装置、データ中継装置及びデータ受信装置から構成され、前記データ配信装置から1又は複数の前記データ中継装置を経由して1又は複数の前記データ受信装置へデータを配信するデータ配信システムにおいて、
    前記データ受信装置は、
    データ受信に関する情報を前記データ中継装置へ通知する第1のデータ受信情報通知手段と、
    前記データ中継装置から通知される配信方式に基づいて、前記データ中継装置からのデータを受信するデータ受信手段と、
    を備え、
    前記データ中継装置は、
    前記データ受信装置から通知されるデータ受信に関する情報を管理するデータ受信情報管理手段と、
    前記管理されるデータ受信に関する情報に基づいて、前記データ受信装置に対してデータを配信する際の配信方式を決定する配信方式決定手段と、
    前記決定された配信方式を前記データ受信装置へ通知する配信方式通知手段と、
    前記決定した配信方式に基づいて、前記データ配信装置からのデータを前記データ受信装置へ送信するデータ送信手段と、
    を備えることを特徴とするデータ配信システム。
  9. 請求項8に記載のデータ配信システムにおいて、
    前記配信方式決定手段は、前記データ受信装置に対してデータを配信する際の配信方式を周期的に決定することを特徴とするデータ配信システム。
  10. 請求項8又は9に記載のデータ配信システムにおいて、
    前記データ中継装置は、
    前記管理されるデータ受信に関する情報を、前記通信ネットワークにおいて自装置の上位に属する他のデータ中継装置へ通知する第2のデータ受信情報通知手段を備えることを特徴とするデータ配信システム。
  11. 請求項8乃至10に記載のデータ配信システムにおいて、
    前記データ受信情報管理手段は、前記通信ネットワークにおいて自装置の下位に属する他のデータ中継装置から通知されるデータ受信に関する情報を管理することを特徴とするデータ配信システム。
  12. 請求項8乃至11の何れかに記載のデータ配信システムにおいて、
    前記配信方式は、ユニキャスト配信、マルチキャスト配信及びブロードキャスト配信の何れかであることを特徴とするデータ配信システム。
  13. 請求項12に記載のデータ配信システムにおいて、
    前記配信方式決定手段は、自装置からの所定のデータの配信先となるデータ受信装置の数が閾値以下の場合には、配信方式をユニキャスト配信に決定し、前記閾値を超える場合には、配信方式をマルチキャスト配信又はブロードキャスト配信に決定することを特徴とするデータ配信システム。
  14. 通信ネットワークに接続され、データ配信装置から1又は複数のデータ中継装置を経由して配信されるデータを受信するデータ受信装置において、
    データ受信に関する情報を前記データ中継装置へ通知するデータ受信情報通知手段と、
    前記データ中継装置から通知される配信方式に基づいて、前記データ中継装置からのデータを受信するデータ受信手段と、
    を備えることを特徴とするデータ受信装置。
  15. 請求項14に記載のデータ受信装置において、
    他の装置との通信を行う機能を有する通信インタフェース部と、
    通信プロトコル処理を行う機能を有する通信プロトコル制御部と、
    アプリケーションを動作させる機能を有するアプリケーション処理部と、
    外部周辺機器を介した入出力処理を行う機能を有する入出力処理部と、
    情報を記憶する機能を有する記憶部と、
    を備えることを特徴とするデータ受信装置。
  16. 通信ネットワークに接続され、データ配信装置からのデータをデータ受信装置へ配信するデータ中継装置において、
    前記データ受信装置から通知されるデータ受信に関する情報を管理するデータ受信情報管理手段と、
    前記管理されるデータ受信に関する情報に基づいて、前記データ受信装置に対してデータを配信する際の配信方式を決定する配信方式決定手段と、
    前記決定された配信方式を前記データ受信装置へ通知する配信方式通知手段と、
    前記決定した配信方式に基づいて、前記データ配信装置からのデータを前記データ受信装置へ送信するデータ送信手段と、
    を備えることを特徴とするデータ中継装置。
  17. 請求項16に記載のデータ中継装置において、
    前記配信方式決定手段は、前記データ受信装置に対してデータを配信する際の配信方式を周期的に決定することを特徴とするデータ中継装置。
  18. 請求項16又は17に記載のデータ中継装置において、
    前記管理されるデータ受信に関する情報を、前記通信ネットワークにおいて自装置の上位に属する他のデータ中継装置へ通知するデータ受信情報通知手段を備えることを特徴とするデータ中継装置。
  19. 請求項16乃至18の何れかに記載のデータ中継装置において、
    前記データ受信情報管理手段は、前記通信ネットワークにおいて自装置の下位に属する他のデータ中継装置から通知されるデータ受信に関する情報を管理することを特徴とするデータ中継装置。
  20. 請求項16乃至19の何れかに記載のデータ中継装置において、
    他の装置との通信を行う機能を有する通信インタフェース部と、
    通信プロトコル処理を行う機能を有する通信プロトコル制御部と、
    情報を記憶する機能を有する記憶部と、
    を備えることを特徴とするデータ中継装置。
  21. 請求項16乃至20の何れかに記載のデータ中継装置において、
    前記配信方式は、ユニキャスト配信、マルチキャスト配信及びブロードキャスト配信の何れかであることを特徴とするデータ中継装置。
  22. 請求項21に記載のデータ中継装置において、
    前記配信方式決定手段は、自装置からの所定のデータの配信先となるデータ受信装置の数が閾値以下の場合には、配信方式をユニキャスト配信に決定し、前記閾値を超える場合には、配信方式をマルチキャスト配信又はブロードキャスト配信に決定することを特徴とするデータ中継装置。
  23. 通信ネットワークに接続され、データ配信装置から1又は複数のデータ中継装置を経由して配信されるデータを受信するデータ受信装置を動作させるデータ配信用プログラムにおいて、
    データ受信に関する情報を前記データ中継装置へ通知する手順と、
    前記データ中継装置から通知される配信方式に基づいて、前記データ中継装置からのデータを受信する手順と、
    を実行させるためのデータ配信用プログラム。
  24. 通信ネットワークに接続され、データ配信装置からのデータをデータ受信装置へ配信するデータ中継装置を動作させるデータ配信用プログラムにおいて、
    前記データ受信装置から通知されるデータ受信に関する情報を管理する手順と、
    前記管理されるデータ受信に関する情報に基づいて、前記データ受信装置に対してデータを配信する際の配信方式を決定する手順と、
    前記決定された配信方式を前記データ受信装置へ通知する手順と、
    前記決定した配信方式に基づいて、前記データ配信装置からのデータを前記データ受信装置へ送信する手順と、
    を実行させるためのデータ配信プログラム。
  25. 請求項24に記載のデータ配信用プログラムにおいて、
    前記管理されるデータ受信に関する情報を、前記通信ネットワークにおいて自装置の上位に属する他のデータ中継装置へ通知する手順を実行させるためのデータ配信用プログラム。
  26. 請求項24又は25に記載のデータ配信用プログラムにおいて、
    前記通信ネットワークにおいて自装置の下位に属する他のデータ中継装置から通知されるデータ受信に関する情報を管理する手順を実行させるためのデータ配信用プログラム。
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