JP2008507009A - データオブジェクトの転送 - Google Patents

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Abstract

本発明は、少なくとも1つのデータオブジェクト(50)を受信機(101)へ転送するのに適した、方法、コンピュータプログラム、コンピュータプログラム製品、システム、送信機、並びに、受信機に関し、少なくとも1つのデータオブジェクトの識別子設定(identifying)と、バージョン設定(versioning)と、有効期限設定(time bounding)のうちの少なくとも1つとして機能するデータエンベロープ(51)と、少なくとも1つのデータオブジェクトとを個別に関連づけ、少なくとも1つのデータエンベロープと、少なくとも1つのデータオブジェクトの表示とを複合コンテナオブジェクト(52)の中に組み込む(110)ステップと、複合コンテナオブジェクトを受信機へ転送する(112)ステップと、を含むものである。推奨実施形態では、少なくとも1つのデータオブジェクトは、受信機が利用できるサービスおよび/またはコンテンツに関する記述を表わすメタデータオブジェクトであり、複合コンテナオブジェクトには、その複合コンテナオブジェクトの識別子設定と、バージョン設定と、有効期限設定のうちの少なくとも1つとして機能する複合コンテナエンベロープ(53)が設けられる。

Description

本発明は、少なくとも1つのデータオブジェクトの識別子設定と、バージョン設定と、有効期限設定のうちの少なくとも1つとして機能するそれぞれのデータエンベロープと関連づけられた、少なくとも1つのデータオブジェクトの受信機への転送に関する。
例えばファイルなどの個別のデータオブジェクトのストリーミングか、ダウンロードかのいずれかによって、通信システムにおける固定端末や携帯端末などのユーザへデジタルコンテンツが配信される。このデジタルコンテンツは、例えば映画、音楽あるいは文字情報などによって表されるものであってもよい。
ユーザおよびユーザ装置は、一般に、コンテンツ並びにおそらくコンテンツを利用する権利をまず選択し、これらを取得するためにコンテンツを発見する必要がある。インターネット技術特別調査委員会(IETF)内では、インターネットメディアガイド(IMG)作業部会によって、メタデータとして公知のコンテンツ記述の配信のためのフレームワークが規定されており、例えば、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)のフェッチや、セッション開始プロトコル(SIP)予約や、片方向トランスポートファイル配布(FLUTE)サービス通知を介するなどの種々のデータフォーマット(シンタックス)および種々のトランスポートメカニズムを可能としている。上記フレームワークについては、2004年6月21日のMMUSIC WG(Nomura、Y他)のIETF文書“draft−ietf−mmusic−img−framework−07.txt”に詳細に記載されている。
IMGのフレームワークは、メタデータエンベロープについて記述するものであり、セッション記述プロトコル(SDP)ファイルなどのメタデータオブジェクトに関する最低限の記述を行って、メタデータオブジェクトの識別子設定処理と、バージョン設定処理と、有効期限設定処理とを行えるようにするものである。これによって、バージョンの変更などの簡単なメタデータの変更管理と、有効な時間中のみのメタデータの利用などの有効性/時間切れと、時間切れメタデータのガーベージコレクションとを行うことが可能となる。
第3世代パートナプロジェクト(3GPP)のSA4作業グループは、3GPPリリース6の中でマルチメディア放送/マルチキャストサービス(MBMS)用としてサービス通知と共に使用するメタデータエンベロープを指定している。3GPPはFLUTEと組み合わせた形での利用を完全に指定するものである。3GPPは、おそらく、メタデータエンベロープと組み合わせたメタデータのHTTP検索のような、別の転送方法とプロトコルとによるメタデータエンベロープの利用を指定することも可能にするものである。
デジタルビデオ放送(DVB)システムというコンテキストにおいて、欧州電気通信標準化協会(ESTI)が、インターネットプロトコル装置制御(IPDC)サービス用として、および、潜在的に任意の放送利用IPサービスの通知/発見システム用としてメタデータエンベロープの利用を指定することが予想される。
メタデータエンベロープは、その種々のバージョンにおけるオブジェクトの管理を可能にするためにメタデータオブジェクトに関する情報を提供するものである。メタデータエンベロープは以下のケースのうちのいずれのケースにおいても特に有用である:
・メタデータがその有効な耐用期間中に変化する可能性が大きく、その結果メタデータのバージョン番号が変化する場合
・同じメタデータオブジェクト用として2以上の配信セッションおよび/または転送プロトコル/メカニズムを利用する場合(例えば、HTTPとFLUTEとを用いて同じメタデータオブジェクトの取得が可能である場合)
・データまたはメタデータの大きな本体部分が他の部分とは或る程度独立に変化する可能性がある場合(例えば、サッカーの試合に関する記述が変化する一方で、サッカーのトーナメントに関する記述を同じ記述のままにして、個々の部分を別個に特定する必要があるような場合など)
・メタデータのソースが、データの適用性に限定がある旨を受信機/クライアントに指示して、或る一定時点になるまでデータが有効にならないようにしたい場合や、受信機が例えば期限の時刻などのような或る一定時刻後にデータの削除や更新を行うことが予想される場合。
メタデータエンベロープは、一般に、サイズ、チェックサム、ソース、関連するオペレータロゴなどの任意の有用なメタデータオブジェクトの一部について記述することが可能である。しかし、ほとんどのケースに共通の基本的セットの有用データは、以下のものであることが認識されている:
・統一資源識別子(URI)などの形のメタデータオブジェクト識別子
・整数などの形のメタデータオブジェクトバージョン
・ノーマルタイムプロトコル(NTP)タイムスタンプ“から有効な”およびノーマルタイムプロトコル(NTP)タイムスタンプ“まで有効な”一対の期限としてのメタデータオブジェクトの有効期限。
例えば、(拡張マークアップ言語(XML)テキスト記述などの)テキスト記述および別の手段によって、プロトコルヘッダフィールド(おそらく拡張ヘッダ)として2進符号化を行うことにより、メタデータエンベロープのインスタンス生成を行ってもよい。
メタデータエンベロープを利用する非常に多くの方法が潜在的には存在するが、特に4つのケースが有用であり、例示として本明細書に記載する。
・“ペイロード”としてメタデータオブジェクトを“運ぶ”配信エンベロープとして
例えば、エンベロープは、SDPが組み込まれたXMLファイルや、SDP内の(メタデータオブジェクトを表わす)別のXMLファイルにすることも可能である。図1に上記ケースが例示されており、組み込まれたメタデータオブジェクト10−1〜10−3をそれぞれ含む3つのメタデータエンベロープ11−1〜11−3が図示されている。別例として、エンベロープがプロトコルヘッダフィールドの形で与えられ、メタデータがパケットペイロードとして転送される場合がある。
・域内関連付け配信オブジェクトとして
例えば、メタデータオブジェクト10とメタデータエンベロープ11とに関連して図2aに概略的に描かれているように、メタデータオブジェクトとそのメタデータエンベロープ並びにさらなる異なるオブジェクトが同じダウンロードセッション内の異なるファイルとして配信される場合がある。このような場合、(メタデータオブジェクト並びにエンベロープの)2個のオブジェクトを関連づける必要があり、エンベロープを無差別に受信し、メタデータオブジェクトが関連づけられているメタデータオブジェクト識別子のチェックを行うことによって、上記2個のオブジェクトの関連づけを行うことが可能となる。エンベロープ1、メタデータ1、エンベロープ2、メタデータ2などの順に、一連のファイルとしてこれら2個のオブジェクトを次々に配信することも可能である。上記ケースが図2bに例示されている。図2bには、通信チャネル/セッション23を介して4個のオブジェクト20−1〜20−4が受信され、オブジェクト20−1は、オブジェクト20−2に含まれているメタデータオブジェクトと関連付けられたメタデータエンベロープを表わしている。同様に、メタデータエンベロープ20−3は、オブジェクト20−4に含まれているメタデータオブジェクトと関連づけられる。
・域外関連付け配信オブジェクトとして
上記の域内関連付けエンベロープのケースとは対照的に、図3に例示のように異なる通信チャネルまたはセッションの形でメタデータオブジェクトが配信される。この場合、1つのチャネルすなわちセッション34−1がエンベロープ31−1および31−2のストリームを配信し、別のチャネルすなわちセッション34−2がメタデータオブジェクト30−1および30−2のストリームを配信するようにしてもよい。このケースでは、エンベロープが、或る特定のバージョンのメタデータオブジェクトを指示するように、2個のオブジェクトの整合性チェックを行うことが重要となる。図3においてさらに示されているように、メタデータエンベロープとメタデータオブジェクトの一方向の関連付け並びに相互の(双方向の)関連付けの双方が可能である。
・図4に例示のようなイベント通知として
この場合、チャネルすなわちセッション44はメタデータエンベロープ40−1〜40−6を転送し、クライアントはこれらメタデータエンベロープのチェックを行って、メタデータオブジェクトが追加されたか、変更されたか、またはメタデータの本体から除去されたかどうかを評価することができる。例えば、メタデータエンベロープ40−1と40−4との受信間ではメタデータオブジェクトAの変更が生じないのに対して、メタデータエンベロープ40−4と40−6との受信間ではメタデータオブジェクトAのバージョンの変更が実際に生じると、受信機に対して、メタデータエンベロープAの更新が必要である旨の通知が行われる。その更新通知は、メタデータエンベロープ40−6内のAへのポインタによって示されるロケーションから取得することが可能である。このようなイベント通知の利点として、エンベロープのストリームに必要な帯域が、一般に、メタデータエンベロープが記述するメタデータオブジェクトに必要な帯域よりもずっと狭くなり、そのため、整合性についてのより高速な通知が、限定されたデータレートの範囲内で可能になるという点が挙げられる。メタデータオブジェクトの配信は、マルチキャストを介するFLUTEなどによるエンベロープと同じメカニズム、または、FLUTE/マルチキャストを介するエンベロープと、HTTP/ユニキャストとを介するメタデータなどの異なるメカニズムとの双方を利用してもよい。
データモデルはデータエンティティを定義し、これらデータエンティティの関係を記述するものである。
例えば、メタデータモデル(またはサービス記述)はエンティティサービス、コンテンツ項目および配信セッションを定義することも可能であり、さらに、サービスは1以上のコンテンツ項目と1以上のセッションとから構成されるものであってもよい。次いで、例えば、サービスのコンテンツ項目はサービスの配信セッションのうちの正確に1つの配信セッションによって転送される。権利、セキュリティ、関連サービス、サービスバンドル、オペレータロゴ並びに他の多くのエンティティをメタデータモデルに含むようにすることも可能である。このデータモデルを構成してデータの配信を行うことも可能である。例えば、ムービング・ピクチャ・エキスパートグループ(MPEG)規格の内でのサーバ/端末間制御プロトコル(DSM−CC)は、データオブジェクトを転送するオブジェクトカルーセルを定義するプロトコルである。或る一定の記述子によって、1以上のデータオブジェクトを含むコンテナに関する記述が行われる。したがって、このコンテナから1個のオブジェクトを検索することにより、該コンテナから得られるすべてのオブジェクトの検索が結果として得られることになる。このようにして、コンテナのすべてのオブジェクトが配信用として関連づけられることになり、これによって特定のデータモデル関係を含む1グループのオブジェクト/エンティティの一括配信が保証されることになる。しかし、DSM−CCは、オブジェクトをまとめてリンクするためにいくつかの異なる記述子(メッセージ)に依拠している。DSM−CCは、データオブジェクトの識別子設定処理および/またはバージョン設定処理および/または有効期限設定処理を行うエンベロープの転送をカバーするものではない。
システムによっては極度に単純な処理を必要とするものもあり、1セットのエンベロープとそのエンベロープのメタデータオブジェクトとを受信するための複数オブジェクトのダウンロードは望まいものではない。したがって、単一の複合メタデータオブジェクトの中にすべての所望のオブジェクトを含む単一の複合メタデータオブジェクトを提供することが有用となる。このようにして、単一のHTTP GETなどによる、単一のメッセージとして、複合メタデータオブジェクトを容易に検索することが可能となる。しかし、メタデータオブジェクトを単一の新規の複合メタデータオブジェクトに合成する処理には、以下のような或る種の問題がある:
・上記処理は新たなオブジェクトエンティティと、新規/合成XMLスキーマ(XML−schema)などのフォーマットとを必要とする。
・上記処理では、それ自体が個別に配信される場合もある個々のオブジェクトの特定、並びに、サブセットの複合オブジェクトの更新が困難となる。
メタデータの小さな部分が変わる可能性があるため、複合メタデータオブジェクトの部分が大きければ大きいほど、変更のないデータ部分が多くなり、変更済みデータと共に再送信を行う必要がある(さらに原メタデータオブジェクト構造は一般にこの影響を最小限にとどめるように最適化される)。
・メタデータオブジェクトは、メタデータモデルのいくつかの部分から参照してもよく、識別子並びにデータモデルに関係する他のオブジェクトから分離した配信不可知(agnostic)定義を保持することが重要となる。
・配信方法/メカニズムによっては、(FLUTEによるファイル配布テーブル(FDT)などのグループ化)とまったく同じように効果的にグループ化配信を可能にするものもあり、さらに、非常に大きなオブジェクトの構築の結果、より大きなロス・マルチプライアの影響が生じることになり、それによって、より高い信頼性(QoS)が配信方法とベアラとから不必要に要求されることになる。
したがって、上述の問題に鑑み、効率の良いデータオブジェクトの転送を行うための、方法、コンピュータプログラム、コンピュータプログラム製品、システム、送信機並びに受信機を提供することが本発明の一般的目的である。
少なくとも1つのデータオブジェクトの識別子設定(identifying)と、バージョン設定(versioning)と、有効期限設定(time bounding)のうちの少なくとも1つとして機能するデータエンベロープと個別に関連づけられた少なくとも1つのデータオブジェクトを受信機へ転送する方法であって、少なくとも1つのデータエンベロープと、少なくとも1つのデータオブジェクトの表示とを複合コンテナオブジェクトの中に組み込むステップと、複合コンテナオブジェクトを受信機へ転送するステップと、を含む方法が提案される。
受信機は、物理的におよび/または論理的にデータオブジェクトあるいはオブジェクトの表示を受信する能力を備えた任意の装置またはインスタンスであってもよい。例えば、受信機は固定通信システムまたは無線通信システムにおける端末装置や、ラジオ受信機またはテレビ受信機、あるいは同様の装置であってもよい。少なくとも1つのデータオブジェクトは任意の形の情報を表わすことも可能である。データオブジェクトは、例えば受信機が利用できる、例えばSDPファイルなどのコンテンツまたはサービスに関する記述を表わすものであってもよい。データオブジェクトはそれぞれのデータエンベロープと関連づけられ、これらデータエンベロープはデータオブジェクトの識別子設定と、バージョン設定および/または有効期限設定を行う。いくつかのデータオブジェクトが転送される場合、個々のデータオブジェクトはそれ自身のデータエンベロープと関連づけられる。識別子設定値とバージョン設定値とは整数によって表わすようにしてもよい。有効期限設定は、例えばNTPタイムスタンプなどの或る特定の時間軸に関連する或る日付“から有効な”および或る日付“まで有効な”一対の日付のような有効期限を示す日付によって表わすことができる。
本発明の方法によれば、少なくとも1つのデータオブジェクトの表示は、そのデータオブジェクトと関連するデータエンベロープと共に、複合コンテナオブジェクトの中に組み込まれ、少なくとも1つのデータオブジェクトの表示は、少なくとも1つのデータオブジェクトそれ自体であってもよいし、あるいは、少なくとも1つのデータオブジェクトへの参照か、ポインタかのいずれかであってもよい。次いで、いくつかのデータオブジェクトの表示が、そのデータオブジェクトと関連するデータエンベロープと共に複合コンテナオブジェクトの中へ組み込まれる場合、例えば、データエンベロープの中に含まれている情報を処理して、複合コンテナ内のすべてのデータオブジェクト用のジョイント有効期限を決定することも可能である。ジョイント有効期限は、複合コンテナオブジェクト用の有効期限として機能することも可能である。
次いで、複合コンテナオブジェクトは受信機へ転送されるが、この転送は、複数のデータオブジェクトを合成して1つの複合コンテナオブジェクトにするという事実に起因して、1つの複合コンテナオブジェクトの転送のみを必要とし、したがって転送オーバヘッドが大幅に減少することになる。例えば、上記転送は、HTTP GETコマンドによって達成することが可能である。データオブジェクトとデータエンベロープの双方の組込みによって、複合コンテナの中に含まれている単一のデータオブジェクトの識別子、バージョンおよび有効期限の追跡が可能となり、それによって転送制御が可能となる。すなわち、この場合、複合コンテナオブジェクトの中に含まれているデータオブジェクトと関連するデータエンベロープ情報がそのような転送の必要性を示すのであれば、複合コンテナオブジェクトを単に転送するだけでよいことになる。このようにして、本発明の方法によれば、効率の良いデータオブジェクトの転送が達成されることになる。そして、特に、IPベースのベアラを介して通常行われる配信のための、1セットのメタデータオブジェクトとメタデータエンベロープとをグループ化する方法が初めて提示されたことになる。
本発明の推奨実施形態によれば、少なくとも1つのデータオブジェクトは、受信機により利用可能なサービスおよび/またはコンテンツに関する記述を表わすメタデータオブジェクトである。メタデータオブジェクトは例えばSDPファイルであってもよい。
本発明の他の推奨実施形態によれば、少なくとも1つのデータオブジェクトと、個別に関連づけられたデータエンベロープとがデータのペアを形成し、そのデータのペアのうちの少なくとも2つのデータのペアが複合コンテナオブジェクトの中に組み込まれる。この場合、その少なくとも2つのデータオブジェクトは同じタイプまたは異なるタイプのデータオブジェクトであってもよい。
本発明の他の推奨実施形態によれば、少なくとも1つのデータオブジェクトの表示は、データオブジェクトそれ自体またはデータオブジェクトへの参照である。前者の場合、少なくとも1つのデータオブジェクトがデータエンベロープの中に組み込まれるのに対して、後者の場合、データエンベロープによって少なくとも1つのデータオブジェクトが単に参照されるだけとなる。その場合、上記の参照は、例えばポインタによって行ってもよいし、帯域内あるいは帯域外で行ってもよい。すなわちデータオブジェクトの参照は、同じ伝送チャネルまたはセッションで、若しくは、データエンベロープが転送される伝送チャネルまたは伝送セッションに関連する別の伝送チャネルまたはセッションで行われる。
本発明の他の推奨実施形態によれば、本方法は、複合コンテナオブジェクトの識別子設定と、バージョン設定と、有効期限設定のうちの少なくとも1つとして機能する複合コンテナエンベロープを決定するステップと、複合コンテナエンベロープを受信機へ転送するステップとをさらに含むものである。複合コンテナオブジェクトの識別子設定、バージョン設定および/または有効期限設定は、複合コンテナオブジェクトの中に含まれているデータオブジェクトの識別子設定、バージョン設定および/または有効期限設定に依存してもよく、独立であってもよい。
本発明の他の推奨実施形態によれば、複合コンテナオブジェクトは、その複合コンテナオブジェクトに含まれている少なくとも1つのデータオブジェクトとは個別にバージョン設定される。
本発明の他の推奨実施形態によれば、複合コンテナオブジェクトの有効期限設定は、その複合コンテナオブジェクトに含まれている少なくとも1つのデータオブジェクトの有効期限設定に少なくとも部分的に依存する。
本発明の他の推奨実施形態によれば、複合コンテナエンベロープと少なくとも1つのデータエンベロープとは同じセマンティクスとシンタックスとに従うものである。これによってシステムオペレーションを非常に単純化することが可能となる。
本発明の他の推奨実施形態によれば、複合コンテナオブジェクトはマルチパート多目的インターネットメール拡張フォーマットに従うものである。この拡張フォーマットによって現行規格の最大限の再使用が可能となり、方法の効率化に寄与することになる。
本発明の他の推奨実施形態によれば、複合コンテナオブジェクトはデータオブジェクトとみなされ、複合コンテナオブジェクトの表示は、階層的に上位関係にある複合コンテナオブジェクトの中に組み込まれる。許容される入れ子型複合コンテナの数に限定を設けないようにすることも可能であり、そうすることによって複合コンテナ間での任意の量の階層関係を許すことも可能となる。
本発明の他の推奨実施形態によれば、複合コンテナオブジェクトには、複合コンテナオブジェクトの構造に関するおよび/またはその複合コンテナオブジェクトの中に含まれているデータオブジェクトに関する情報を提供する少なくとも1個のオブジェクトが含まれる。その少なくとも1個のオブジェクトは、例えば、複合コンテナの中に含まれているデータオブジェクトをリストするインデックスオブジェクトであってもよい。したがって、例えばインデックスが、含まれているオブジェクトの順序およびオブジェクトの長さを記述するとき、このインデックスオブジェクトの構文解析を行う際に、受信機は含まれているオブジェクトを識別して、複合コンテナオブジェクト構造を潜在的に計算する能力を有することができる。
本発明の他の推奨実施形態によれば、複合コンテナオブジェクトはハイパーテキスト転送プロトコルおよび/または片方向トランスポートファイル配布プロトコルを介してユーザへ転送される。
本発明の他の推奨実施形態によれば、複合コンテナオブジェクト(52)の中へ組み込まれたデータオブジェクトの表示及びデータエンベロープは、異なるベアラおよび/またはプロトコルを介して受信機へ転送される(112)。ベアラおよび/またはプロトコルは、例えばHTTPやFLUTEなどであってもよい。そして、例えば、複合コンテナオブジェクトの中に組み込まれた1つのデータオブジェクトをまずHTTPを介して、次いで、FLUTEを介して受信機へ転送してもよい。あるいは、例えば、複合コンテナオブジェクトの中に組み込まれた第1のデータオブジェクトを、複合コンテナオブジェクトと共にHTTPを介して転送する一方、複合コンテナオブジェクトの中に組み込まれた第2のデータオブジェクトの表示(例えば第2のデータオブジェクトへの参照など)をFLUTEを介して、または、HTTPとFLUTEとの双方を介して転送することも可能である。
本発明の他の推奨実施形態によれば、複合コンテナオブジェクト(52)の中に組み込まれたデータオブジェクトの表示及びデータエンベロープは、第1のセットのベアラおよび/またはプロトコルを介して第1の受信機へ転送され(112)、その複合コンテナオブジェクト(52)の中に組み込まれたデータオブジェクトの表示及びデータエンベロープが、第2のセットのベアラおよび/またはプロトコルを介して第2の受信機へ転送される(112)。次いで、例えば異なる受信機は、異なるトランスポートチャネル、ベアラおよび/またはプロトコルを介して同じデータオブジェクトを取得する。異なる受信機への複合コンテナオブジェクト(またはその一部)を転送するために異なるベアラおよび/またはプロトコルを選択することによって、複合コンテナオブジェクトの送信機または発信源と、それぞれの受信機間の転送条件に対して、ベアラおよび/またはプロトコルの最適な適合が可能となる。
上述の方法ステップをプロセッサに実行させることができるように動作可能な命令を含むコンピュータプログラムがさらに提案される。
上述の方法ステップをプロセッサに実行させることができるように動作可能な命令を含むコンピュータプログラムを具備するコンピュータプログラム製品がさらに提案される。
少なくとも1つのデータオブジェクトの識別子設定と、バージョン設定と、有効期限設定のうちの少なくとも1つとして機能するデータエンベロープと個別に関連づけられた少なくとも1つのデータオブジェクトを受信機へ転送するシステムであって、少なくとも1つのデータエンベロープと、少なくとも1つのデータオブジェクトの表示とを複合コンテナオブジェクトの中に組み込むように構成された手段と、複合コンテナオブジェクトを受信機へ転送するように構成された手段と、を備えるシステムがさらに提案される。
少なくとも1つのデータオブジェクトの識別子設定と、バージョン設定と、有効期限設定のうちの少なくとも1つとして機能するデータエンベロープと個別に関連づけられた少なくとも1つのデータオブジェクトを受信機へ転送する送信機であって、少なくとも1つのデータエンベロープと、少なくとも1つのデータオブジェクトの表示とを複合コンテナオブジェクトの中に組み込むように構成された手段と、複合コンテナオブジェクトを受信機へ転送するように構成された手段と、を備える送信機がさらに提案される。
少なくとも1つのデータオブジェクトの識別子設定と、バージョン設定と、有効期限設定のうちの少なくとも1つとして機能するデータエンベロープと個別に関連づけられた少なくとも1つのデータオブジェクトを受信する受信機であって、少なくとも1つのデータエンベロープと、少なくとも1つのデータオブジェクトの表示とが複合コンテナオブジェクトの中に組み込まれ、送信機によってその複合コンテナオブジェクトが受信機へ転送され、転送された複合コンテナオブジェクトを受け取るように構成された手段と、少なくとも1つのデータエンベロープと、少なくとも1つのデータオブジェクトの表示とを受信した複合コンテナオブジェクトから取り出すように構成された手段と、を具備する受信機がさらに提案される。
ファイルカルーセルシステムにおいてデータオブジェクトを受信機へ転送する方法であって、複数のデータオブジェクト中のデータオブジェクトのサブセットのすべてのデータオブジェクトが、受信機がサブセットのすべてのデータオブジェクトの受信を認知できるように関連づけられ、サブセットのすべてのデータオブジェクトのそれぞれの表示を複合コンテナオブジェクトの中に組み込むステップと、複合コンテナオブジェクトを受信機へ転送するステップと、を含む方法がさらに提案される。
本発明の方法によれば、記述子やデータモデルを使用する代わりに、複合コンテナオブジェクトの中にサブセットのデータオブジェクトを組み込むことにより、サブセットのデータオブジェクト間の関連付けが行われ、これによってデータオブジェクトの転送のためのさらに効率の良い技法がその関連付けによって表されることになる。そして、例えばIPを介してデータオブジェクトの転送を行うことも可能である。
本発明の上記側面並びにその他の側面は、本明細書で後述する実施形態から明らかになり、本明細書で後述する実施形態を参照しながら例示される。
データオブジェクトの効率の良い転送を実現するために、本発明は、データオブジェクトと、そのデータオブジェクトに関連するデータエンベロープを複合コンテナオブジェクトの中に組み込むことと、複合コンテナオブジェクトを受信機へ転送することとを提案するものである。以下、受信機が利用できるようにするサービスやコンテンツについて記述するメタデータオブジェクトというコンテキストで、本発明の発明概念を示す例示の実施構成について説明する。本発明はすべてのタイプのデータオブジェクトのグループ転送を行うのに適したものであり、決してメタデータオブジェクトの転送に限定されるものではないことを理解されたい。
図5aと図5bにそれぞれ図示のように、複合コンテナオブジェクト52内で、メタデータオブジェクト50のメタデータエンベロープ51(図5a)内にメタデータオブジェクト50自体を組み込んでもよく、あるいは、別個のオブジェクトとして、複合コンテナオブジェクト(図5b)内にメタデータオブジェクト50を組み込むようにしてもよい。すなわち、例示のシンタックスでは、“コンテナエンベロープ(メタデータ)”と“コンテナ(エンベロープ、メタデータ)”とは双方とも本発明の範囲に属するものである。
単一のメタデータオブジェクトを含む1つの構造例は、Cenvelope (Container(Menvelope(MetadataObject)))となる。但し、Menvelopeはメタデータオブジェクトと関連するメタデータエンベロープであり、Cenvelopeは複合コンテナオブジェクトと関連するメタデータエンベロープである。
すべてのCenvelopeエンティティとMenvelopeエンティティとは、同じセマンティックとシンタックス、すなわち同じフォーマットで同じデータフィールドを含むようにしてもよい。というのは、そうすることによってシステム処理が単純になるからである。しかし、オプションのフィールドを別途利用したり、異なるフォーマット定義を用いたりする異なるエンベロープフォーマットも本発明の範囲に属するものであり、例えば、別のエンベロープが長さフィールドを含まないのに対して、Cenvelopeが複合コンテナオブジェクトのバイト長に関する記述を含むケースがある。
複合コンテナオブジェクトに含まれるメタデータオブジェクトとは別個にその複合コンテナオブジェクトのバージョン設定を行うことが好ましい。
例えば、複合コンテナオブジェクトと、その中に含まれているオブジェクトとの間に何の関係もないよりは、“有効起点”パラメータと“有効終点”パラメータとで表される、複合コンテナオブジェクトに含まれているオブジェクトの関数として複合コンテナオブジェクトの有効期限を計算することが好ましい。特に、少なくとも以下の3つの方法が代替方法として利用可能である。
・何らかの有用なデータを含むコンテナ:コンテナの“有効起点”=コンテナに含まれているすべてのオブジェクトの中で最も古い“有効起点”の値;コンテナの“有効終点”=コンテナに含まれているすべてのオブジェクトの中で最も遅い“有効終点”の値
・アクティブなデータのみを含むコンテナ:コンテナの“有効起点”=コンテナに含まれているすべてのオブジェクトの中で最も遅い“有効起点”の値;コンテナの“有効終点”=コンテナに含まれているすべてのオブジェクトの中で最も古い“有効終点”の値(注記:一般的に、すべての“有効終点”の値は、すべての“有効起点”の値よりも時間的に後となると予想できるものであり、これによって、コンテナの“有効終点”の値は、そのコンテナの“有効起点”の値よりも時間的に後となることが保証される)
・有効データのみを含むコンテナ:コンテナの“有効起点”=コンテナに含まれているすべてのオブジェクトの中で最も古い“有効起点”の値;コンテナの“有効終点”=コンテナに含まれているすべてのオブジェクトの中で最も古い“有効終点”の値
本願明細書では、“有用”、“アクティブ”、および、“有効”という用語は以下のような意味の用語であることを理解されたい:“有効”とは、“指定されているように有効”ということを意味し、すなわち、時間期限またはその後の更新に従うということを意味する。“アクティブ”とは、“アクティブに使用中である”ことを意味する用語である(通常データは、有効である間のみアクティブとなるが、“有用”の項を参照のこと)。“有用”とは、データが有用である任意の時点を意味する。例えば、データが“有効起点”タイムスタンプより前に配信された場合、データはたとえアクティブでなくてもまだ有用である。また、たとえデータが更新されたり、期限切れになったりした後でも、新しいバージョンがまだ正しく受信されていなければ、データは有用であり、あるいは保存用としてまたは履歴追跡用として有用なものとなり得る。
コンテナオブジェクトは、中に含まれているオブジェクトを好適に分割することが可能である。この分割は1以上の以下の方法(および別の方法)によって実行することができる。
・メッセージ内で生じるオブジェクトの長さと順序とによって、含まれているオブジェクトの“目次”をリスト化する。これによって、個々のオブジェクトの開始データポイント(バイト番号)の計算が可能となる。注記:オブジェクト間の任意のパディングデータまたは制御データに対する知見並びに考慮を必要とする場合もある。例えば、個々のオブジェクト間に単一の“改行”(CRLF)文字が存在する場合、この改行文字の要求するビット数またはバイト数を係数化して計算する必要が生じる場合がある。この場合、文字セットも単一文字をそれが属する文字セットに応じて7、8、16あるいは任意のビット数として記述する必要が生じる場合がある。中でも、文字セットは、単一文字を定義するビット数を設定する。(ビットやバイトで表される)関連データ“部分”がどの時点で生じるかについての判定を行うために、すなわち前回の部分と境界とのすべての構文解析を行うことなくインスタント/ランダムルックアップを行うために、上記の情報が分かっていると有用である。
・メッセージ内のオブジェクトの(例えば、バイトで表される)開始位置および/または終了位置を用いて、含まれているオブジェクトの“目次”をリスト化する。このようにして個々のオブジェクトの開始データポイント(バイト番号)の発見が可能となる。
・US ASCIIなどの周知の文字セット内のテキスト文字列“−−boundary(境界)−−”のような境界デリミタを定義し、利用する。これは、帯域外、例えば規格において、あるいは実際に含まれているオブジェクトの中に発見されないデリミタをより良く選択することを可能とし、境界を誤って識別しないようにするためにコンテナフィールド内に定義してもよい。
・オブジェクトの境界デリミタとして、“ファイルの起点”データを用いて含まれているオブジェクトの“目次”をリスト化する。すなわち、オブジェクトがデータ“0x0D457AE1”から始まる場合、このデータをデリミタとして利用することも可能である。注記:テキストオブジェクトは同じテキスト文字列から始まる場合が多いので、この方法は一般的には好ましい解決方法ではない場合もある。
(エンベロープ、オブジェクトからなる)各ペアを同一となるように構造化すること、例えば同じエンベロープフォーマットを使用し、すべてのメタデータオブジェクトをエンベロープ内に組み込むことが望ましい。しかし、異なる構造化処理の利用も許容可能であり、本発明の範囲に属する。
図6aは、メタデータエンベロープとメタデータオブジェクト(51−1と50−1)、(51−2と50−2)、(51−3と50−3)の複数のペアの複合コンテナオブジェクト52への包含を概略的に描く図であり、本発明によれば、この包含によって、それらのエンベロープとともに複数のメタデータオブジェクトを共通に配信することが可能となる。
マルチパートMIME(MMIME)は複数のオブジェクト用の準備済みフォーマットを提供する。MMIMEについては、コメント要求(RFC)ドキュメント2046の“多目的インターネットメール拡張子(MIME)パート2:メディアタイプ”に詳細な記載がある。MMIMEオブジェクトは、そのヘッダ内に境界デリミタを定義し、MMIMEオブジェクトに含まれているオブジェクト間にこれらのデリミタを挿入する。本発明は、(インターネット・アサインド・ナンバー・オーソリティ(IANA)により、並びに別様に登録された)すべてのマルチパートMIMEコンテンツタイプを含むものであるが、本発明には“混合”コンテンツタイプが特に適しているかもしれない。
図6bは、MMIMEフォーマットに従う複合コンテナオブジェクト52を概略的に描く図であり、本発明による複合コンテナオブジェクト52は、メタデータオブジェクト50−1と50−2がそれぞれ組み込まれた2つのメタデータエンベロープ(Menvelope)51−1と51−2とを含み、MMIME境界がMenvelopeの間に挿入されている。複合コンテナオブジェクト52には、さらに、マルチパートMIMEオブジェクト52の有効性およびバージョンについて記述する複合コンテナエンベロープ(Cenvelope)53が供給される。他のオブジェクトに関して記載されているように、(図6bに図示のように)MMIMEオブジェクト52をCenvelope内に組み込んだり、(帯域内または帯域外の)別個のオブジェクトとして配信したりしてもよい。
コンテナオブジェクトはそれ自体識別子を必要とする。例えばFLUTEおよびHTTPと最大の互換性を達成するためには、このために統一資源識別子(URI)が好ましい。同じことがメタデータオブジェクトについても言える。
コンテナそれ自体をひとつのメタデータオブジェクトのタイプとして利用することも可能である。したがって、任意のメタデータオブジェクトの場合のように、他の“スーパーコンテナ”オブジェクトにコンテナを組み込んだり、参照したりしてもよい。コンテナはエンベロープ(そしてこの場合Cenvelope_n=Menvelope_m)も必要とする。
図7aと図7bとは、マルチレイヤ複合コンテナオブジェクト階層構造と、本発明によるマルチレイヤ複合コンテナオブジェクト53とを示す概略図をそれぞれ描いた図である。例えば、図から容易にわかるように、エンベロープ53の中に含まれるコンテナ52の中にエンベロープ53’が含まれ、このエンベロープ53’の中にコンテナ52’が組み込まれている。本例ではコンテナ52’はエンベロープ53’の中に組み込まれている。あるいは、エンベロープ53’が単にコンテナ52’を参照することもできる。
自己再帰コンテナ階層構造は危険なものになる可能性があり、一般に避けるのが最善となる場合がある。例えば、コンテナAがコンテナBを含み、コンテナB自体がコンテナAを含むと、結果として大きなコンテナAとBとが生じることになる。これを許容し、かつオブジェクトサイズが無制限になるのを回避する方法として、構造の外側にあるメタデータオブジェクトを参照するエンベロープを使用する方法が考えられる。
例えばMMIMEのケースのように、コンテナオブジェクトがそのコンテナオブジェクトのヘッダやプリアンブルに、含まれているオブジェクトのリストを提供しない場合、インデックスオブジェクトの利用は特に有用なものとなり得る。注記:MMIMEはオブジェクトのプリアンブルの中にこのようなリストを提供することができる。しかし、リレーおよび他のデバイスには、必須ではないプリアンブルの修正と削除とを行うことが許されているため、含まれているオブジェクト内にこの情報を与えることはMMIMEにおいて一般に好ましい。
また、インデックスオブジェクトを利用して、メタデータエンベロープに組み込まれず、したがってそれらのエンベロープから切り離されたメタデータオブジェクトについて、メタデータエンベロープをメタデータオブジェクトにマップすることも可能である。
インデックスオブジェクトは、例えば新しく定義したフォーマットや、既存のフォーマットを利用してもよい。このインデックスは、含まれているオブジェクト、それらのタイプ(例えば、エンベロープ、SDPファイルあるいは通常のコンテンツ/MIMEタイプ)及び、潜在的に、それらオブジェクトの長さを識別することも可能である。FLUTEファイル配布テーブル(FDT)フォーマットは、これらを提供し、その利用は本発明の範囲に属する。
一般に、複合コンテナオブジェクト毎にあるいは階層構造のレイヤ毎に単一のインデックスオブジェクトのみを利用すること、及び含まれているオブジェクトの順序において第一のオブジェクトとしてインデックスオブジェクトを配置することが好ましい。
図8は本発明による例を描く図であり、インデックスオブジェクト55が、メタデータエンベロープ(Menvelope)51−1、51−2、51−3と共に、複合コンテナオブジェクト52の中に組み込まれており、複合コンテナオブジェクトはMMIMEフォーマットに従うオブジェクトであるため、複合コンテナオブジェクト52の中に含まれているすべてのオブジェクトがMMIME境界によって切り離されている。複合コンテナオブジェクト52はさらに複合コンテナエンベロープ(Cenvelope)53に含まれる。
参照される(すなわち示されたり、所在位置が検知されたりした)実際のメタデータオブジェクトを、異なるコンテナで、異なるセッションにおいて(おそらくコンテナ自体を伴うことなく)、異なる伝送プロトコルを用いて、異なるベアラを用いて、異なる(ハイブリッド)ネットワーク技術などを介して、配信することが可能である。例えば、FLUTEを用いて配信されるコンテナは10個のメタデータエンベロープを含むことが可能であり、この10個のメタデータエンベロープの各々はHTTPを介して利用可能な別のメタデータオブジェクトURLを示す。また、上記参照は別のコンテナ(入れ子型/階層型コンテナが利用されている)への参照であってもよい。
図9は、3つの通信チャネル54、54’、54”を用いて上記ケースを概略的に描く図である。メタデータエンベロープ51−1および51−3は通信チャネル54によって転送される複合コンテナ52の中へ組み込まれ、それらはメタデータオブジェクト50’−1および50”−3を参照し、それぞれ、参照されるメタデータオブジェクト50’−1はメタデータエンベロープ51’−1の中に組み込まれ、メタデータエンベロープ51’−1は通信チャネル54’によって転送される複合コンテナオブジェクト52’の中に組み込まれ、参照されるメタデータオブジェクト50”−3はエンベロープと複合コンテナオブジェクトなしで通信チャネル54”で転送される。
図10は本発明によるシステムを概略的に描く図である。システムは送信機100と受信機101とを具備する。送信機は、例えばコンテンツサーバおよび/または受信機により受信可能なコンテンツ記述を提供するサーバとすることができる。コンテンツを提供するサーバと、コンテンツに関する記述を提供するサーバとは必ずしも同じものである必要はなく、あるいは、これらサーバを同じ場所内に設置する必要はないことに留意されたい。例えばSDPファイルフォーマットで上記記述を含むメタデータオブジェクトは、そのメタデータオブジェクトに関連するメタデータエンベロープと共にメタデータオブジェクトまたはメタデータオブジェクトへの参照を組み込むことによって、コンテナオブジェクトにグループ化され、次いでそのコンテナオブジェクトは通信チャネル102を介して受信機へ転送される。
図11は、本発明による方法を示すフローチャートを描く図である。第1のステップ110で、メタデータエンベロープと、メタデータオブジェクトの表示とが複合コンテナオブジェクトの中に組み込まれる。第2のステップ111で、メタデータエンベロープに含まれる情報に少なくとも部分的に基づいて、複合コンテナエンベロープが決定される。最後に、第3のステップ112で、複合コンテナオブジェクトと複合コンテナエンベロープとが受信機へ転送される。
以上、推奨実施形態によって本発明を説明した。当業者にとっては明白な代替方法および変更例が存在し、添付の請求項の範囲と精神から逸脱することなく上記代替方法および変更例が実現可能であることに留意されたい。特に、本発明は、サービス/コンテンツ発見システムと関連するメタデータエンベロープの利用に対して適用可能である。メタデータはデータ形式の一つにすぎず、ファイルでのメタデータの配信は、配信形式の一つにすぎない。本発明はメタデータファイルのダウンロードに焦点を絞ったものであるが、同じ原理を、一般に、および、ストリーミングに関連したファイル配信、並びに、潜在的に他の多くの配信形式に適用できることは明らかである。
従来技術によるメタデータエンベロープが組み込まれたメタデータエンベロープを示す概略図である。 従来技術による関連するメタデータオブジェクトを含むメタデータエンベロープを示す概略図である。 従来技術による単一通信チャネルまたはセッションにおけるメタデータエンベロープとメタデータオブジェクト間の帯域内関連付けを示す概略図である。 従来技術による第1の通信チャネルまたはセッションにおけるメタデータエンベロープと、第2の通信チャネルまたはセッションにおけるメタデータオブジェクト間の帯域外関連付けを示す概略図である。 従来技術によるエンベロープチャネルでのイベント通知を示す概略図である。 メタデータオブジェクトがメタデータエンベロープの中へ組み込まれた、本発明による複合コンテナオブジェクトを示す概略図である。 メタデータオブジェクトとメタデータエンベロープとが個別に複合コンテナオブジェクトの中に組み込まれた、本発明による複合コンテナオブジェクトを示す概略図である。 本発明による複合コンテナオブジェクト内の、複数のメタデータオブジェクトのペアと、関連するメタデータエンベロープとを示す概略図である。 複合コンテナオブジェクトが複合コンテナエンベロープの中に組み込まれた、本発明によるマルチパートMIMEフォーマットに従う複合コンテナオブジェクトを示す概略図である。 本発明によるマルチレイヤ複合コンテナ階層構造を示す概略図である。 図7aの階層構造に従うマルチレイヤ複合コンテナを示す概略図である。 本発明によるインデックスオブジェクトを含む複合コンテナを示す概略図である。 第1の通信チャネルにおける第1の複合コンテナオブジェクト内のメタデータエンベロープと、第2の通信チャネルにおける第2の複合コンテナオブジェクト内のメタデータエンベロープに関連するメタデータオブジェクトと、第3の通信チャネルにおけるメタデータオブジェクト間の帯域外関連付けを示す概略図である。 本発明によるシステムを示す概略図である。 本発明による方法を示すフローチャートである。

Claims (20)

  1. 少なくとも1つのデータオブジェクトの識別子設定と、バージョン設定と、有効期限設定のうちの少なくとも1つとして機能するデータエンベロープ(51)と個別に関連づけられた前記少なくとも1つのデータオブジェクト(50)を受信機(101)へ転送する方法であって、
    前記少なくとも1つのデータエンベロープと、前記少なくとも1つのデータオブジェクトの表示とを複合コンテナオブジェクト(52)の中に組み込む(110)ステップと、
    前記複合コンテナオブジェクトを前記受信機へ転送する(112)ステップと、を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記少なくとも1つのデータオブジェクト(50)が、前記受信機(101)により利用可能なサービスおよび/またはコンテンツに関する記述を表わすメタデータオブジェクトである請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つのデータオブジェクト(50)と、前記個別に関連づけられたデータエンベロープ(51)とがデータペアを形成し、前記データペアのうちの少なくとも2つのデータペアが前記複合コンテナオブジェクト(52)の中に組み込まれる請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記少なくとも1つのデータオブジェクト(50)の前記表示が、前記データオブジェクトそれ自体であるか、前記データオブジェクトへの参照である請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記複合コンテナオブジェクト(52)の識別子設定と、バージョン設定と、有効期限設定のうちの少なくとも1つとして機能する複合コンテナエンベロープ(53)を決定するステップと、
    前記複合コンテナエンベロープを前記受信機(101)へ転送する(112)ステップと、をさらに含む請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記複合コンテナオブジェクト(52)が、該複合コンテナオブジェクトに含まれる前記少なくとも1つのデータオブジェクト(50)とは別個にバージョン設定される請求項1〜5のいずれかに1項に記載方法。
  7. 前記複合コンテナオブジェクト(52)の前記有効期限設定が、該複合コンテナオブジェクトに含まれる前記少なくとも1つのデータオブジェクト(50)の前記有効期限設定に少なくとも部分的に依存する請求項5又は6に記載の方法。
  8. 前記複合コンテナエンベロープ(53)と、前記少なくとも1つのデータエンベロープ(51)とが同じセマンティックとシンタックスとに従う請求項5〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記複合コンテナオブジェクト(52)が、マルチパート多目的インターネットメール拡張フォーマットに従う請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記複合コンテナオブジェクト(52’、52”)をデータオブジェクトと見なし、階層的に上位関係にある複合コンテナオブジェクト(52)の中に前記複合コンテナオブジェクトの表示が組み込まれる請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記複合コンテナオブジェクト(52)が、前記複合コンテナオブジェクトの構造に関する情報、および/または、該複合コンテナオブジェクトの中に含まれる前記データオブジェクト(50)に関する情報を提供する少なくとも1個のオブジェクト(55)を含む請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. ハイパーテキスト転送プロトコルおよび/または片方向トランスポートファイル配布プロトコルを介して前記受信機(101)へ前記複合コンテナオブジェクト(52)を転送(112)する請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. データエンベロープと、前記複合コンテナオブジェクト(52)の中に組み込まれたデータオブジェクトの表示を異なるベアラおよび/またはプロトコルを介して、前記受信機へ転送する(112)請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記複合コンテナオブジェクト(52)の中に組み込まれたデータエンベロープと、データオブジェクトの表示を第1のベアラおよび/またはプロトコルのセットを介して、第1の受信機へ転送し(112)、前記複合コンテナオブジェクト(52)の中に組み込まれたデータエンベロープと、データオブジェクトの表示を第2のベアラおよび/またはプロトコルのセットを介して、第2の受信機へ転送する(112)請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
  15. 請求項1〜14のうちのいずれか1項に記載の方法ステップをプロセッサに実行させることができるように動作可能な命令を含むコンピュータプログラム。
  16. 請求項1〜14のうちのいずれか1項に記載の方法ステップをプロセッサに実行させることができるように動作可能な命令を含むコンピュータプログラムを具備するコンピュータプログラム製品。
  17. 少なくとも1つのデータオブジェクトの識別子設定と、バージョン設定と、有効期限設定のうちの少なくとも1つとして機能するデータエンベロープ(51)と個別に関連付けられた前記少なくとも1つのデータオブジェクト(50)を受信機(101)へ転送する(112)システム(100、101)であって、
    前記少なくとも1つのデータエンベロープと、前記少なくとも1つのデータオブジェクトの表示とを複合コンテナオブジェクト(52)の中に組み込むように構成された手段と、
    前記複合コンテナオブジェクトを前記受信機へ転送する(112)ように構成された手段と、を備えるシステム。
  18. 少なくとも1つのデータオブジェクトの識別子設定と、バージョン設定と、有効期限設定のうちの少なくとも1つとして機能するデータエンベロープ(51)と個別に関連づけられた前記少なくとも1つのデータオブジェクト(50)を受信機(101)へ転送する(112)送信機(100)であって、
    前記少なくとも1つのデータエンベロープと、前記少なくとも1つのデータオブジェクトの表示とを複合コンテナオブジェクト(52)の中に組み込む(110)ように構成された手段と、
    前記複合コンテナオブジェクトを前記受信機へ転送する(112)ように構成された手段と、を備える送信機。
  19. 少なくとも1つのデータオブジェクトの識別子設定と、バージョン設定と、有効期限設定のうちの少なくとも1つとして機能するデータエンベロープ(51)と個別に関連づけられた前記少なくとも1つのデータオブジェクト(50)を受信する受信機(101)であって、前記少なくとも1つのデータエンベロープと、前記少なくとも1つのデータオブジェクトの表示とが複合コンテナオブジェクト(52)の中に組み込まれ、送信機(100)によって前記複合コンテナオブジェクトが前記受信機へ転送(112)され、
    前記転送された複合コンテナオブジェクトを受け取るように構成された手段と、
    前記少なくとも1つのデータエンベロープと、前記少なくとも1つのデータオブジェクトの前記表示とを前記受信した複合コンテナオブジェクト(52)から取り出すように構成された手段と、を具備する受信機。
  20. ファイルカルーセルシステム(100、101)においてデータオブジェクトを受信機(101)へ転送する(50)方法であって、複数のデータオブジェクト中のデータオブジェクトのサブセットのすべてのデータオブジェクトが、受信機が前記サブセットのすべてのデータオブジェクトの受信を認知できるように関連づけられ、
    前記サブセットのすべてのデータオブジェクト(50)のそれぞれの表示を複合コンテナオブジェクト(52)の中に組み込むステップと、
    前記複合コンテナオブジェクトを前記受信機へ転送するステップと、を含むことを特徴とする方法。
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