JP2004152841A - 窒化物半導体レーザ素子 - Google Patents

窒化物半導体レーザ素子 Download PDF

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Abstract

【課題】安定した横モード特性、良好な放熱性を持つ高出力窒化物半導体レーザ素子を実現すること。
【解決手段】基板1の上に、第一導電型のコンタクト層4、第一導電型のクラッド層5・6、活性層7と、第二導電型のクラッド層8・9、第二導電型のコンタクト層10からなる窒化物半導体レーザ素子において、ストライプ状の光導波路が備えられており、ストライプ両側の側面、及び平面に、Ta元素を含む酸化物である絶縁膜からなる電流阻止層13が施されている。また、第二導電型のクラッド層のストライプ外側における活性層上からの膜厚が0.1μm以上である。上記構造にすることにより、安定した横モード特性、高いキンクレベルを得ることができ、また放熱性が良い高出力窒化物半導体レーザ素子を実現することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクシステム等の光情報処理装置に用いられる光ピックアップ光源用の窒化物半導体レーザ素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
次世代高密度光ディスク用の光源として、赤色域や、赤外域の光に比べ、光ディスク上での集光スポット径を小さくする事が可能となる短波長域(400nm帯)で発光し、光ディスクの再生、記録密度の向上に有効な青色域のレーザ光源が要望されている。青色域のレーザ光を実現するためには、窒化ガリウム(GaN)などの窒化物半導体を使用した半導体レーザを作製する方法がある。ここで、最近の技術動向から、再生のみならず記録に対応する青色半導体レーザが求められており、高密度光ディスクに記録を行うためには、少なくとも30mW以上の光出力が必要であり、30mW以上の高出力特性が要望されている。
【0003】
これまでのGaN半導体レーザとしては、特許文献1に報告されている。図2に示すように、このGaN半導体レーザにおいては、1001はサファイヤ基板、1002はバッファ層、1003はアンドープGaN層、1004はn型コンタクト層、1005は区ラック防止層、1006はn型第2クラッド層、1007はn型第1クラッド層、1008は発光層、1009はp型第1クラッド層、1010はp型第2クラッド層、1011はキャップ層、1012はp型コンタクト層、1013は電流経路、1014は電流狭搾層、1015はp型電極、1016はn型電極、1017は絶縁膜である。
【0004】
電流阻止層として絶縁膜1017であるSiO膜を使用することにより、電流狭窄を行うことが可能で、また屈折率が1.4程度とGaNと比較して小さいため、屈折率差を設けることができ、横モードの制御が可能となる。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−274641号公報
【特許文献2】
特開2000−315838号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のGaN半導体レーザでは、絶縁膜にSiOを使用するため、GaNとの実効屈折率差Δnが大きく、結晶成長方向と垂直方向の光の閉じ込めが強くなるため、実効屈折率差Δnを10−3台に小さくすることが困難であり、横モード制御、すなわちキンクレベルの向上が困難であった。
【0007】
本発明の目的は、電流阻止層に絶縁膜であるTaを使用することにより、容易に安定した高出力特性、良好な放熱性を得ることができる窒化物半導体レーザ素子を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、本発明の請求項1記載の窒化物半導体レーザ素子は、基板の上に、第一導電型のコンタクト層、第一導電型のクラッド層、活性層と、第二導電型のクラッド層、第二導電型のコンタクト層からなる窒化物半導体において、
ストライプ状の光導波路が備えられており、
ストライプ両側の側面、及びストライプ外側の前記第二導電型のクラッド層上面に、Ta元素を含む酸化物である絶縁膜が施されており、前記第二導電型のクラッド層のストライプ外側における前記活性層上からの膜厚が0.1μm以上であることを特徴としている。
【0009】
この構成により、実効屈折率差Δnを10−3台と小さくすることが可能となり、キンクのない安定した単一横モード特性を実現することができ、またTa元素を含む酸化物の熱伝導率が良いため、良好な放熱特性を実現することができる。
【0010】
請求項2記載の窒化物半導体レーザ素子は、請求項1記載の窒化物半導体レーザ素子において、前記ストライプ状の導波路の幅が1.5μm〜3.0μmであることを特徴としている。の構成により、キンクのない安定した単一横モード特性を実現することができる。
【0011】
請求項3記載の窒化物半導体レーザ素子は、請求項1〜2記載の窒化物半導体レーザ素子において、前記基板が窒化ガリウム及び、サファイア、炭化ケイ素であることを特徴としている。この構成により、安定して歩留まりの良い窒化物半導体レーザを実現することが可能となる。
【0012】
請求項4記載の窒化物半導体レーザ素子は、請求項1〜3記載の窒化物半導体レーザ素子において、前記ストライプ状の光導波路がエッチングにより形成されることを特徴としている。この構成により、ストライプ状の光導波路を安定して制御することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施例について図面を参照しながら、説明を行う。
【0014】
図1は、本発明の第1の実施例における、Ta元素を含む酸化物である絶縁膜からなる電流阻止層を使用したGaN系窒化物半導体レーザ素子の断面図、及び、図3はGaN系窒化物半導体レーザ素子の斜視図である。
【0015】
図1において、サファイア基板1の上にAlGaNからなるバッファ層2、undope−GaN層3、n型GaNコンタクト層4、n型AlGaNからなるn型第1クラッド層5、n型GaN、及びAlGaNからなるn型第2クラッド層6、GaInN多重量子井戸(MQW)からなる活性層7、p型GaN、及びAlGaNからなるp型第1クラッド層8、p型AlGaNからなるp型第2クラッド層9、p型GaNコンタクト層10、p型電極11が順次設置されている。
【0016】
このMQW構造からなる活性層7は層厚8nm程度のアンドープGaN障壁層と4nm程度のアンドープGaInN井戸層を交互に積層することにより構成されており、例えばアンドープGaN障壁層は4層、アンドープGaInN井戸層は3層である。
【0017】
図3において、p型第2クラッド層9の一部と、p型GaNコンタクト層10、p型電極11は幅2.0μm程度のストライプ形状を有しており、p型第2クラッド層9のストライプ外側の上面、及びストライプの側面には、Ta元素を含む酸化物である絶縁膜からなる電流阻止層13が設置されている。
【0018】
そして、n型GaNコンタクト層4におけるメサエッチングされた表面上にn型電極12、メサエッチングされたn型GaNコンタクト層4〜p型第2クラッド層9の側面にTa元素を含む酸化物である絶縁膜からなる電流阻止層13が設置されている。
【0019】
ストライプ外側で、電流阻止層13下部のp型第2クラッド層9の膜厚は0.1μm以上になるように設置している。
【0020】
活性層7においては、多重量子井戸構造、またはバルク構造であっても良く、発振波長が350nm〜450nmとなるようにGaInNの組成、および膜厚を決定している。
【0021】
p型第2クラッド層9の一部と、p型GaNコンタクト層10、p型電極11は幅2.0μm程度のストライプ形状においては、ストライプ幅が1.5〜3.0μmとなるように決定している。
【0022】
この構造において、絶縁膜からなる電流阻止層13にTa元素を含む酸化物(Ta)を使用することにより、p型第2クラッド層9及び、p型GaNコンタクト層10の屈折率との差が約0.2〜0.3程度となり、単一横モード制御に重要なパラメータの実効屈折率差:Δnを一般的に安定して横モードを制御できると言われているレベルの10−3台で制御することが可能になり、空間的ホールバーニングを抑えた安定した横モード特性を実現することができる。
【0023】
同時に発振波長400nm帯におけるTaの吸収係数は0であるため、従来例と同様の効果を期待でき、導波ロスを低減することで、高出力特性を実現するのに有利な方向に持っていくことができる。
【0024】
また、Taの熱伝導率が良いため、ジャンクションダウンでサブマウントに実装する際に放熱性が従来のSiO2を使用する際と比較して飛躍的に向上し、高出力特性を実現するためには必要不可欠な放熱の問題を解決することが可能となる。
【0025】
さらに、ストライプ外側で電流阻止層13下部のp型第2クラッド層9の膜厚を0.1μm以上となるように設置していることにより、キンクレベルの向上を図ることが可能となる。このp型第2クラッド層9の膜厚は、0.1μm以上0.3μm以下が好ましく、0.1μm以上0.2μm以下がより好ましい。
【0026】
このように、絶縁膜からなる電流阻止層にTa元素を含む酸化物(Ta)を使用し、さらに、電流阻止層13下部のp型第2クラッド層9の膜厚を0.1μm以上とすることにより、放熱性を改善し、さらに安定した横モード特性を有する高出力窒化物半導体レーザ素子を得ることができる。
【0027】
上述のように構成された第1の実施例における、窒化物半導体レーザ素子の製造方法を図4を参照して説明する。まず、図4(a)に示すように、サファイア基板の上に、例えばMOCVD法、あるいはMBE法を用いた結晶成長工程において、AlGaNからなるバッファ層2からp型GaNコンタクト層10までを成長する。
【0028】
活性層は本実施例では歪多重量子井戸を用いているが、無歪の量子井戸あるいはバルクを用いても良い。また活性層の導電型は特に記載していないが、p型であっても、n型であっても、もちろんアンドープであっても構わない。続いて、p型GaNコンタクト層10上に、例えばEB蒸着法により例えばAu/Niのp型電極11を形成する。
【0029】
次に、図4(b)に示すように、フォトリソグラフィーと例えば、反応性プラズマエッチング(RIE)法やプラズマエッチング(ICP)法等のドライエッチング法により、p型第2クラッド層9の途中までエッチングを行い、所定幅のストライプ状の導波路を形成する。その際に、導波路の幅はキンクレベルを向上するためにできるだけ狭いほうが良いが、狭すぎるとプロセスマージンが厳しく、さらにCODが生じる可能性があるので、1.5μm〜3.0μmの範囲内にする必要があり、本実施例では2.0μmとしている。また、空間的ホールバーニングを抑えた安定した横モード特性を実現するために、活性層7上部からエッチング界面までの距離は0.1μm以上となるようにエッチングの制御を行う。
【0030】
次に、図4(c)に示すように、フォトリソグラフィーと例えばRIE法やICP法等のドライエッチング法により、n型GaNコンタクト層4の途中までエッチングを行い、n電極を形成する領域を形成する。
【0031】
次に、図4(d)に示すように、例えばフォトリソグラフィーと、EB蒸着法、及び、リフトオフにより、例えばTi/Al/Ptのn型電極12を形成する。
【0032】
次に、図4(e)に示すように、例えばプラズマCVD法や、スパッタリング法などにより、Taを0.2μm程度形成し、フォトリソグラフィーによるパターンニングを行い、例えばバッファードフッ酸(BHF)によるウエットエッチングにより、Taの絶縁膜からなる電流阻止層13を形成する。
【0033】
ここで、絶縁膜からなる電流阻止層13とn型電極12の形成順序は逆になっても問題はない。
【0034】
最後に、例えばへき開によりストライプ形状の伸延する方向に共振器を形成し、図3の構造のレーザチップが製造される。
【0035】
上述のように製造されたGaN半導体レーザは、電流阻止層に絶縁膜であるTaを使用することにより、従来のSiOを使用する場合と比較してTaの屈折率が大きく、GaNの屈折率に近づくこと、及びエッチング深さを0.1μm以上とすることにより、実効屈折率差Δnを小さく、また10−3台で精密に制御することが可能となり、空間的ホールバーニングを抑えたキンクのない安定した単一横モード特性が得られ、高出力特性を実現することが可能となる。また、Taは、波長400nm帯における吸収係数が0のため、損失なく光を取り出すことが可能である。また、熱伝導率が良いため、従来のSiOを使用する場合と比較してジャンクションダウンでサブマウントにボンディングする際に、高出力特性を実現する際に大きな課題である放熱性を大きく向上することが可能となる。
【0036】
以上より、容易に安定した高出力特性を得ることができる窒化物半導体レーザ素子を再現性良く実現することが可能となる。
【0037】
なお、上記実施例においては、サファイア基板の例を示したが、ほかの材料系、例えばGaNバルク基板、レーザリフトオフによりサファイアを除去したGaNテンプレート基板、SiC基板、サファイア上にELOG成長を行った低転位基板、といった材料などを用いても同様の効果を得ることができる。
【0038】
上記実施例においては、共振器端面にコーティングは行っていないが、より高出力特性を得るためにレーザ共振器前端面には低反射率、共振器後端面には高反射率のコーティングが施してあっても良い。例えばSiO、Nb、Ta、ZrO、Al、Si等の400nm帯にほとんど吸収を持たない誘電体を積層した多層膜を施してあっても良い。
【0039】
次に、本発明の第2の実施例について図面を参照して説明する。
【0040】
図5は本発明の第2の実施例における、GaN基板を使用したGaN系窒化物半導体レーザ素子の断面図、及び、図6はGaN基板を使用したGaN系窒化物半導体レーザ素子の斜視図である。
【0041】
図5において、GaN基板14の上にAlGaNからなるバッファ層2、undope−GaN層3、n型GaNコンタクト層4、n型AlGaNからなるn型第1クラッド層5、n型GaN、及びAlGaNからなるn型第2クラッド層6、GaInN多重量子井戸(MQW)からなる活性層7、p型GaN、及びAlGaNからなるp型第1クラッド層8、p型AlGaNからなるp型第2クラッド層9、p型GaNコンタクト層10、p型電極11が順次設置されている。
【0042】
このMQW構造からなる活性層7は層厚8nm程度のアンドープGaN障壁層と4nm程度のアンドープGaInN井戸層を交互に積層することにより構成されており、例えばアンドープGaN障壁層は4層、アンドープGaInN井戸層は3層である。
【0043】
図6において、p型第2クラッド層9の一部と、p型GaNコンタクト層10、p型電極11は幅2.0μm程度のストライプ形状を有しており、p型第2クラッド層9のストライプ外側の上面、及びストライプの側面には、Ta元素を含む酸化物である絶縁膜からなる電流阻止層13が設置されている。
【0044】
そして、GaN基板14下にn型電極12が設置されている。
【0045】
ストライプ外側で電流阻止層13下部のp型第2クラッド層9の膜厚は0.1μm以上になるように設置している。
【0046】
活性層7においては、多重量子井戸構造、またはバルク構造であっても良く、発振波長が350nm〜450nmとなるようにGaInNの組成、および膜厚を決定している。
【0047】
p型第2クラッド層9の一部と、p型GaNコンタクト層10、p型電極11は幅2.0μm程度のストライプ形状においては、ストライプ幅が1.5〜3.0μmとなるように決定している。
【0048】
この構造において、第1の実施例と異なるのは、サファイア基板でなくGaN基板を使用していることであるが、GaN基板を使用することにより、作製工程数が減少し、容易に歩留まり良くGaNレーザを形成することが可能となる。また、素子両面に電極を設けることが可能となるので、実装工程においても歩留まり良くGaNレーザを形成することが可能となる。
【0049】
このように、GaN基板を使用することにより、第1の実施例において示した効果以外に、歩留まり良く窒化物半導体レーザ素子を作製することが可能となる。
【0050】
上述のように構成された第2の実施例における、窒化物半導体レーザ素子の製造方法を図7を参照して説明する。まず、図7(a)に示すように、GaN基板14の上に、例えばMOCVD法、あるいはMBE法を用いた結晶成長工程において、AlGaNからなるバッファ層2からp型GaNコンタクト層10までを成長する。
【0051】
活性層は本実施例では歪多重量子井戸を用いているが、無歪の量子井戸あるいはバルクを用いても良い。また活性層の導電型は特に記載していないが、p型であっても、n型であっても、もちろんアンドープであっても構わない。続いて、p型GaNコンタクト層10上に、例えばEB蒸着法により例えばAu/Niのp型電極11を形成する。
【0052】
次に、図7(b)に示すように、フォトリソグラフィーと例えばRIE法やICP法等のドライエッチング法により、p型第2クラッド層9の途中までエッチングを行い、所定幅のストライプ状の導波路を形成する。その際に、導波路の幅はキンクレベルを向上するためにできるだけ狭いほうが良いが、狭すぎるとプロセスマージンが厳しく、さらにCODが生じる可能性があるので、1.5μm〜3.0μmの範囲内にする必要があり、本実施例では2.0μmとしている。また、空間的ホールバーニングを抑えた安定した横モード特性を実現するために、活性層7上部からエッチング界面までの距離は0.1μm以上となるようにエッチングの制御を行う。
【0053】
次に、図7(c)に示すように、例えばプラズマCVD法や、スパッタリング法などにより、Taを0.2μm程度形成し、フォトリソグラフィーによるパターンニングを行い、例えばBHFによるウエットエッチングにより、Taの絶縁膜からなる電流阻止層13を形成する。
【0054】
続いて、図7(d)に示すように、例えばフォトリソグラフィーと、EB蒸着法、及び、リフトオフによりGaN基板14下部に、例えばTi/Al/Ptのn型電極12を形成する。
【0055】
最後に、例えばへき開によりストライプ形状の伸延する方向に共振器を形成し、図6の構造のレーザチップが製造される。
【0056】
上述のように製造された窒化物半導体レーザ素子は、電流阻止層に絶縁膜であるTaを使用することにより、従来のSiOを使用する場合と比較してTaの屈折率が大きく、GaNの屈折率に近づくこと、及びエッチング深さを0.1μm以上とすることにより、実効屈折率差Δnを小さく、また10−3台で精密に制御することが可能となり、空間的ホールバーニングを抑えたキンクのない安定した単一横モード特性が得られ、高出力特性を実現することが可能となる。また、Taは、波長400nm帯における吸収係数が0のため、損失なく光を取り出すことが可能である。
【0057】
また、熱伝導率が良いため、従来のSiOを使用する場合と比較してジャンクションダウンでサブマウントにボンディングする際に、高出力特性を実現する際に大きな課題である放熱性を大きく向上することが可能となる。また、GaN基板を使用することにより、作製工程数が減少し、容易に歩留まり良く窒化物半導体レーザ素子を形成することが可能となる。
【0058】
以上より、容易に歩留まり良く、安定した高出力特性を得ることができる窒化物半導体レーザ素子を再現性良く実現することが可能となる。
【0059】
なお、上記第2の実施例においては、GaN基板の例を示したが、ほかの材料系、例えばレーザリフトオフによりサファイアを除去したGaNテンプレート基板、SiC基板、といった材料などを用いても、同様の構造、作製方法、また同様の効果を得ることができる。
【0060】
上記実施例においては、共振器端面にコーティングは行っていないが、より高出力特性を得るためにレーザ共振器前端面には低反射率、共振器後端面には高反射率のコーティングが施してあっても良い。例えばSiO、Nb、Ta、ZrO、Al、Si等の400nm帯にほとんど吸収を持たない誘電体を積層した多層膜を施してあっても良い。
【0061】
【発明の効果】
電流阻止層に絶縁膜であるTaを使用することにより、従来のSiOを使用する場合と比較して屈折率が大きく、GaNの屈折率に近づくこと、及びエッチング深さを0.1μm以上とすることにより、実効屈折率差Δnを小さく、また10−3台で精密に制御することが可能となり、空間的ホールバーニングを抑えた、キンクのない安定した単一横モード特性が得られ、高出力特性を実現することが可能となる。
【0062】
また、Taは、波長400nm帯における吸収係数が0のため、損失なく光を取り出すことが可能である。また、熱伝導率が良いため、従来のSiO2を使用する場合と比較してジャンクションダウンでサブマウントにボンディングする際に、高出力特性を実現する場合に大きな課題である放熱性を大きく向上することが可能となる。
【0063】
以上より、電流阻止層へのTaの使用、及びエッチング深さを0.1μm以上とすることにより、容易に安定した高出力特性を得ることができる窒化物半導体レーザ素子を再現性良く実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における、窒化物半導体レーザ素子の断面図
【図2】従来の窒化物半導体レーザ素子の断面図
【図3】本発明の第1の実施例における、窒化物半導体レーザ素子の斜視図
【図4】本発明の第1の実施例における、窒化物半導体レーザ素子の製造方法図
【図5】本発明の第2の実施例における、窒化物半導体レーザ素子の断面図
【図6】本発明の第2の実施例における、窒化物半導体レーザ素子の斜視図
【図7】本発明の第2の実施例における、窒化物半導体レーザ素子の製造方法図
【符号の説明】
1 サファイア基板
2 バッファ層
3 undope−GaN層
4 n型コンタクト層
5 n型第1クラッド層
6 n型第2クラッド層
7 活性層
8 p型第1クラッド層
9 p型第2クラッド層
10 p型コンタクト層
11 p型電極
12 n型電極
13 電流阻止層
14 GaN基板
1001 サファイア基板
1002 バッファ層
1003 アンドープGaN層
1004 n型コンタクト層
1005 クラック防止層
1006 n型第2クラッド層
1007 n型第1クラッド層
1008 発光層
1009 p型第1クラッド層
1010 p型第2クラッド層
1011 キャップ層
1012 p型コンタクト層
1013 電流通路
1014 電流狭窄層
1015 p型電極
1016 n型電極
1017 絶縁膜

Claims (4)

  1. 基板の上に、第一導電型のコンタクト層、第一導電型のクラッド層、活性層と、第二導電型のクラッド層、第二導電型のコンタクト層からなる窒化物半導体において、
    ストライプ状の光導波路が備えられており、
    ストライプ両側の側面、及びストライプ外側の前記第二導電型のクラッド層上面に、Ta元素を含む酸化物である絶縁膜からなる電流阻止層が施されており、前記第二導電型のクラッド層のストライプ外側における前記活性層上からの膜厚が0.1μm以上であることを特徴とする窒化物半導体レーザ素子。
  2. 請求項1記載の窒化物半導体レーザ素子において、前記ストライプ状の導波路の幅が1.5μm〜3.0μmであることを特徴とする窒化物半導体レーザ素子。
  3. 請求項1〜2記載の窒化物半導体レーザ素子において、前記基板が窒化ガリウム及び、サファイア、炭化ケイ素であることを特徴とする窒化物半導体レーザ素子。
  4. 請求項1〜3記載の窒化物半導体レーザ素子において、前記ストライプ状の光導波路がエッチングにより形成されることを特徴とする窒化物半導体レーザ素子。
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