JP2004152181A - 色管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】各ショップのカラー複写機のキャリブレーションをInternetを介して自動させ、必要な消耗品の抽出と各ショップへの配送と交換し、その後にキャリブレーション実行を一括管理すること。
【解決手段】色管理サーバは、各画像出力装置に対して、キャリブレーションを実行させて出力結果データを色管理サーバに送信するように指示し、画像出力装置からの出力結果データを取得し、取得したデータからキャリブレーション・テーブルを作成し、作成されたキャリブレーション・テーブルを前記画像出力装置に送信し、取得したデータを記憶装置に格納して管理し、取得したデータを査定してキャリブレーション・テーブルを作るための基準値を超えているかどうかを判別し、判別した結果を異常管理サーバに送信し、異常管理手段からの報告を受けて対象の画像出力装置のキャリブレーションを開始させる、それぞれの手段を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】色管理サーバは、各画像出力装置に対して、キャリブレーションを実行させて出力結果データを色管理サーバに送信するように指示し、画像出力装置からの出力結果データを取得し、取得したデータからキャリブレーション・テーブルを作成し、作成されたキャリブレーション・テーブルを前記画像出力装置に送信し、取得したデータを記憶装置に格納して管理し、取得したデータを査定してキャリブレーション・テーブルを作るための基準値を超えているかどうかを判別し、判別した結果を異常管理サーバに送信し、異常管理手段からの報告を受けて対象の画像出力装置のキャリブレーションを開始させる、それぞれの手段を備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、色管理システムに関し、より詳細には、複数のカラー複写機と、これらに通信回線を介して接続されているサーバと、を含む色管理システムであって、カラー複写機の状態を管理して、複数のカラー複写機のキャリブレーション状態を同様に保ち、かつそれぞれのカラー複写機の必要とする消耗品の発注、交換、その後のキャリブレーションを実行する色管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンビニエンス・ストアやコピー・ショップにおいてカラー複写機を設置するケースが増加している。特にコピー・ショップの場合、PDLコントローラも設置し、プリント出力を希望するユーザに対しても対応している。このような状況の中でコピー・ショップやコンビニエンス・ストアは、どの店でプリント出力しても同じ色、画質で出力できることを強く希望している。それに対してサービスマンは一店舗ずつ訪問し、カラー複写機およびPDLコントローラのキャリブレーションを行う。図2は、上述した従来例を説明する図である。
【0003】
(キャリブレーション)
各々のカラー複写機が出力することができる最大限の濃度になるように、カラー複写機の濃度を調整することをキャリブレーションと呼ぶ。通常は毎朝行うことが望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、多くのコンビニエンス・ストアやコピー・ショップではキャリブレーションが行われていない。理由はキャリブレーション作業が煩わしいためである。それに対してサービスマンが店舗を訪れキャリブレーションを行うのだが、各々の店舗のカラー複写機の状態を把握するのは困難である。このような状況では、どの店で出力しても同じ色、画質を保証することは非常に難しいという問題がある。また、サービスマンが店舗を訪問し、消耗品の必要性に気がついてから消耗品の発注をし、消耗品がその店舗で使用できるようになるには数日を要し、非常に効率が悪い。こうした作業を全てサービスマンが行うには非常に多くの人数が必要になってくるという問題がある。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、各々のコンビニエンス・ストア及びコピー・ショップのカラー複写機の状態をInternetを介して一括管理し、また毎朝自動的にキャリブレーションを行うことを可能とし、さらに、必要に応じて消耗品を自動的に発注し、発注した消耗品の交換間両報告を受けてキャリブレーションを実行する色管理システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、自動的に出力物の諧調特性を読み取ることのできる読取手段を有して、読み取った出力結果データを通信回線を介して出力可能な複数の画像出力装置と、当該装置と前記通信回線を介して接続されている色管理サーバとを含む色管理システムにおいて、前記色管理サーバは、前記画像出力装置に対して、出力物の諧調特性を前記読取手段により読み取って出力結果データを前記通信回線を介して前記色管理サーバに送信するように指示する第一の送信手段と、前記画像出力装置によって読み取られて送信されたデータを取得する取得手段と、前記読み取られたデータからキャリブレーション・テーブルを作成する作成手段と、前記作成手段により作成されたキャリブレーション・テーブルを前記画像出力装置に送信する第二の送信手段と、前記読み取られたデータを記憶装置に格納して管理する管理手段と、前記読み取られたデータを査定して、キャリブレーション・テーブルを作るための基準値を超えているかどうかを判別する第一の判別手段とを備えることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
【0008】
図1は、本発明の色管理システムの概略図を示す図である。管理センター101内にある色管理サーバ107は、毎朝、各コピー・ショップA102、B103、C104に設置されているカラー複写機109、111、113に測定データ用パッチの出力命令をInternetを介して下す。測定データ用パッチ出力命令を受信した各々のカラー複写機109、111、113は自動的に測定データ用パッチ(出力物)を出力する。測定データ用パッチはカラー複写機109、111、113が内部に持っている測定データ読取装置により測定される。測定されたデータ(出力結果データ)は色管理サーバ107にInternetを介して送信される。測定データを受信した色管理サーバ107は、各店舗のデータを比較し、どの店舗でプリント出力しても同じ色が保証できるかを検討する。その結果に応じて色管理サーバ107は各々の店舗の測定データに応じたキャリブレーション・テーブルを作成する。作成されたキャリブレーション・テーブルはInternetを介して各々の店舗に設置されているカラー複写機109、111、113に送信される。
【0009】
同様の作業を各々の店舗に設置されているPDLコントローラ110、112、114に対しても行う。PDLコントローラに関しては、必要に応じて色管理サーバ107がDestinationプロファイルも作成し各PDLコントローラにダウンロードする。色管理サーバ107において測定データの結果から、どの店舗でプリント出力しても同じ色が保証できるかを検討した際に保証できないカラー複写機が存在した場合、色管理サーバ107はそのカラー複写機及びPDLコントローラに対してキャリブレーション・サービスを行わない。色管理サーバ107はキャリブレーション・サービスを行わなかったカラー複写機に関する情報を異常管理サーバ108に送信する。情報を受け取った異常管理サーバ108は、どの色に問題があるのかを分析する。分析の結果、必要とする消耗品をパーツ配送所105に設置されているサーバ115に発注する。
【0010】
また異常管理サーバ108はサービスマン106にも異常発生報告を行う。発注を受けたパーツ配送所105は指定された店舗に注文された消耗品を発送する。同時に発送終了報告を異常管理サーバ108に送信する。発送管理報告を受けた異常管理サーバ108は、サービスマン106及び色管理サーバ107に発送終了報告を行う。サービスマン106は、問題のある店舗を訪問し、パーツ配送所105から配送済みの消耗品をカラー複写機に補充する。補充が完了したらサービスマン106は異常管理サーバ108及び色管理サーバ107に作業完了報告を送信する。作業完了報告を受信した色管理サーバ107は問題のあったカラー複写機に対して、直ちにキャリブレーション・サービスを実行する。
【0011】
(色管理サーバ)
図3は、色管理サーバ107の処理を説明するフローチャートである。図において、色管理サーバ107は、まず最初のステップで毎朝決まった時間に各コピー・ショップ102、103、104に設置されているカラー複写機109、111、113にキャリブレーション用測定パッチを出力するような命令をInternetを介して送信する。
【0012】
次に、キャリブレーション用測定パッチの出力命令を受信したカラー複写機109、111、113は、内部的に測定パッチを出力する。同時にカラー複写機109、111、113は、測定パッチの濃度を内部で測定する手段をもっているので、その測定手段により測定パッチの濃度を測定する。そして、各カラー複写機109、111、113で測定された測定データは、Internetを介して色管理サーバ107に送信される。
【0013】
測定データを受信した色管理サーバ107は、各店舗102、103、104のカラー複写機109、111、113の出力濃度を分析する。分析とは、どの店舗102、103、104で出力しても、同じ色を保証できるかどうかである。例えば、測定データが基準値を下回っている場合、キャリブレーションを行っても、基準値に合わせることができないため、色を保証することができなくなる。つまり、どの店舗で出力しても同じ色を保証することができないのである。
【0014】
(分析結果がOKの場合)
色管理サーバ107が管理しているコピー・ショップ102、103、104のカラー複写機109、111、113の分析結果をOKと判断した場合、つまり、どのカラー複写機も測定データが基準値を上回っている場合、色管理サーバ107は、キャリブレーション・テーブルを作成する。各店舗102、103、104のカラー複写機109、111、113のキャリブレーション・テーブルを作成したら、各々の店舗のカラー複写機に作成されたキャリブレーション・テーブルを送信する。
【0015】
(分析結果がNGの場合)
色管理サーバ107が、管理しているコピー・ショップ102、103、104のカラー複写機109、111、113の分析結果をNGと判断した場合、つまり、どれか一つのカラー複写機の測定データが基準値を下回っている場合、色管理サーバ107は、下回ったカラー複写機のキャリブレーション・テーブルは作成しない。基準値を上回ったカラー複写機のみのキャリブレーション・テーブルを作成する。作成後はカラー複写機にキャリブレーション・テーブルを送信する。基準データを下回ったカラー複写機の情報は、色管理サーバ107から異常管理サーバ108に送信される。ここで、送信される情報とは、店舗名、カラー複写機のID、測定データが含まれる。なお、これらのデータは、色管理サーバ内にデータ・ベースとして備わっているものとする。
【0016】
(PDLコントローラの色管理)
コピー・ショップ102、103、104には、カラー複写機109、111、113用のPDLコントローラ110、112、114が設置されている。PDLコントローラ110、112、114も、キャリブレーションや出力用プロファイルのダウンロードを必要とする。PDLコントローラ110、112、114のキャリブレーションは、カラー複写機109、111、113のキャリブレーション終了後にカラー複写機と同様の方法で行われる。色管理サーバ107はカラー複写機同様に測定データの管理やキャリブレーション・テーブルの作成、送信を行う。また、色管理サーバ107は定期的にカラー複写機の状態に合わせて、出力プロファイルを作成する。作成された出力プロファイルは、Internetを介してPDLコントローラ110、112、114にダウンロードしておく。
【0017】
(異常管理サーバ)
図4は、異常管理サーバ108の処理を説明するフローチャートである。また、図7、9、12は、異常管理サーバ108に表示される画面の例を示す図である。
【0018】
色管理サーバ107においてキャリブレーション不可能と判別されたコピー・ショップに設置されているカラー複写機に関する情報を色管理サーバ107は異常管理サーバ108に送信する。図7は、その際に異常管理サーバ108のディスプレイ上に表示される画面例を示す図である。
【0019】
情報を受信した異常管理サーバ108は、測定データからどの色の測定データがキャリブレーション不可能の要因になったのかを分析する。分析の結果、そのカラー複写機に必要な消耗品を選定する。選定された消耗品情報はパーツ配送センター105に設置されている配送サーバ115に送信される。その際に配送サーバ115のディスプレイに表示される画面は図8である。パーツ発送依頼を受けたパーツ発送センター105は、必要な消耗品をコピー・ショップに発送する。発送が完了すると発送サーバ115は、異常管理サーバ108に発送完了通知情報を送信する。図9は、その際に異常管理サーバ108のディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【0020】
サービスマン106に対しては、色管理サーバ107から異常管理サーバ108に送信された情報と異常管理サーバ108から配送サーバ115に送信された消耗品情報が異常管理サーバ108から送信される。サービスマン106は情報により問題が生じている店舗を訪問し、修復作業を行う。作業終了後サービスマン106は、異常管理サーバ108に作業終了報告情報を送信する。作業終了報告情報を受信し、かつ発送完了通知情報を受信した異常管理サーバ108は、色管理サーバ107に修復状況報告情報を送信する。図13は、その際の色管理サーバ107のディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【0021】
(色管理サーバ)
異常管理サーバ108から修復状況報告情報を受信した色管理サーバ107は、作業が完了し、正常な状態に修復された店舗のカラー複写機に対してキャリブレーションを行い、キャリブレーション・テーブルを作成、送信し、測定データの管理を行う。
【0022】
(発送サーバ)
図5は、発送サーバ115の処理を説明するフローチャートである。図8は、発送サーバ115上に表示される画面の例を示す図である。
【0023】
異常管理サーバ108が、異常が発生した店舗のカラー複写機が必要としている消耗品を発送センター105に発注する。その際に発送サーバ115のディスプレイに表示される画面を図8に示す。このパーツ発注依頼情報を受信した発送センター105に設置されている発送サーバ115は必要な消耗品を発送担当者に報告する。報告を受けた発送担当者は必要な消耗品を準備し、異常が発生した店舗に発送する。発送が完了したら、発送サーバ115は発送完了報告情報を異常管理サーバ108に送信する。図9は、その際に異常管理サーバ108のディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【0024】
(サービスマン)
図6は、サービスマン106が行う処理を示すフローチャートである。図10、11は、サービスマンが所持する携帯用端末に表示される画面の例を示す図である。
【0025】
異常管理サーバ108からサービスマン106に異常が発生した店舗、測定データ等の情報が送信される。また、発送サーバ115から消耗品発送完了後に異常管理サーバ108に送信された発送完了報告情報をサービスマン106は、異常管理サーバ108から受信する。サービスマン106は全ての情報を携帯端末により受信する。図10、11は、そのときに、その携帯端末のディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【0026】
サービスマン106は発送完了報告情報を受信したら、異常の発生した店舗を訪問する。そして、既に送信されている消耗品をカラー複写機に補填する。サービスマン106は作業終了後、携帯端末を利用し、異常管理サーバ108に作業終了報告情報を送信する。
【0027】
(異常管理サーバ)
サービスマン106から作業終了報告情報を受信した異常管理サーバ108は、修復報告情報を色管理サーバ107に送信する。その際に、異常管理サーバ108のディスプレイに表示される画面を図12に示す。
【0028】
(色管理サーバ)
異常管理サーバ108から修復報告情報を受信した色管理サーバ107は、直ちに異常の発生した店舗のカラー複写機のキャリブレーションを行う。その際に、色管理サーバ107のディスプレイに表示される画面を図13に示す。
【0029】
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は本明細書内の特定の説明と図に限定されるのではなく、本願特許請求の範囲に、あるいは以下の本発明の実施態様の例に示すように、様々の修正と変更が可能であることが理解されるであろう。
【0030】
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0031】
〔実施態様1〕
自動的に出力物の諧調特性を読み取ることのできる読取手段を有して、読み取った出力結果データを通信回線を介して出力可能な複数の画像出力装置と、当該装置と前記通信回線を介して接続されている色管理サーバとを含む色管理システムにおいて、前記色管理サーバは、前記画像出力装置に対して、出力物の諧調特性を前記読取手段により読み取って出力結果データを前記通信回線を介して前記色管理サーバに送信するように指示する第一の送信手段と、前記画像出力装置によって読み取られて送信されたデータを取得する取得手段と、前記読み取られたデータからキャリブレーション・テーブルを作成する作成手段と、前記作成手段により作成されたキャリブレーション・テーブルを前記画像出力装置に送信する第二の送信手段と、前記読み取られたデータを記憶装置に格納して管理する管理手段と、前記読み取られたデータを査定して、キャリブレーション・テーブルを作るための基準値を超えているかどうかを判別する第一の判別手段とを備えることを特徴とする色管理システム。
【0032】
〔実施態様2〕
前記複数の画像出力装置の異常を管理する前記通信回線に接続された異常管理サーバをさらに備え、前記色管理サーバは、前記画像出力装置に関する情報を含むデータ・ベースと、前記第1の判別手段が、前記基準値を超えていないとした場合、前記読み取られたデータと、当該データを送信した画像出力装置に関するデータで前記データ・ベース内のデータとを含む情報を、前記異常管理サーバに送信する第三の送信手段とをさらに備えることを特徴とする実施態様1に記載の色管理システム。
【0033】
〔実施態様3〕
前記異常管理サーバは、前記第三の送信手段から受信したデータをもとに、どの色に問題があってキャリブレーション不能になっているのかを判別する第二の判別手段と、当該第2の判別手段によって判別された結果を受けて前記キャリブレーション不能の要因となっている消耗品を特定し、当該特定した消耗品と当該消耗品に対応した前記第三の送信手段から受信したデータを含む注文情報を、前記通信回線を介して発送センターに送信する注文手段と、前記注文情報を含む情報をサービスマンに前記通信回線を介して送信する第四の送信手段とを備えることを特徴とする実施態様2に記載の色管理システム。
【0034】
〔実施態様4〕
前記異常管理サーバは、前記注文手段により送信されたデータに基づいて、注文された消耗品が発送されて受領されたことを指示する情報を受ける第一の報告受領手段を、さらに備えることを特徴とする実施態様3に記載の色管理システム。
【0035】
〔実施態様5〕
前記異常管理サーバは、前記第四の送信手段によって送信された情報にしたがって、サービスマンが、前記情報に記されている所定の場所に訪問し、前記画像出力装置の復旧作業を終了したことを指示する情報を受け付ける第二の報告受領手段を持つことを特徴とする実施態様3に記載の色管理システム。
【0036】
〔実施態様6〕
前記異常管理サーバは、前記第2の報告受領手段によって受け取った情報に基づいて、通常どおりのキャリブレーションが可能になったことを前記色管理サーバに対して報告する報告手段を、さらに備えることを特徴とする実施態様5に記載の色管理システム。
【0037】
〔実施態様7〕
前記色管理サーバは、前記異常管理サーバの報告手段からの報告を受けて、当該報告に基づく画像出力装置を特定する特定手段と、当該特定手段によって特定された画像出力装置に対するキャリブレーションの実行処理を開始させる開始手段をさらに備え、前記開始手段は、前記第一の送信手段、前記取得手段、前記作成手段、前記第二の送信手段を制御することを特徴とする実施態様7に記載の色管理システム。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、従来コピー・ショップの店員が自ら行わなければならなかったキャリブレーションを自動的に毎朝実行することができる。さらにそのキャリブレーションにより、測定データを管理することができる。また、その測定結果から、異常を発生しているカラー複写機が設置されている店舗に対して、必要な消耗品を迅速に発送したり、また、サービスマンも消耗品が店舗に到着してから連絡を受けたり、する方向に展開することにより、消耗品補填のために何度もその店舗に足を運ぶ必要がなく、非常に効率的に画像出力装置の色管理をすることが可能となる。以上のように、このシステムによって、どの店舗でも同じ色、画質での出力が保証され、異常発生時には効率よく対応することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における色管理システムの概略を示す図である。
【図2】従来の方式における色管理の概略を示す図である。
【図3】色管理サーバのシーケンスの一例を示す図である。
【図4】異常管理サーバのシーケンスの一例を示す図である。
【図5】発送サーバのシーケンスの一例を示す図である。
【図6】サービスマンのシーケンスの一例を示す図である。
【図7】店舗情報が異常管理サーバに表示される画面の一例を示す図である。
【図8】発注情報が発送サーバに表示される画面の一例を示す図である。
【図9】発送完了情報が異常管理サーバに表示される画面の一例を示す図である。
【図10】発送完了情報が携帯端末に表示される画面の一例を示す図である。
【図11】店舗情報が携帯端末に表示される画面の一例を示す図である。
【図12】作業完了情報が異常管理サーバに表示される画面の一例を示す図である。
【図13】修復情報が色管理サーバに表示される画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
101、201 管理センタ
102、103、104、202、203、204 コピー・ショップ
105、205 パーツ配送所
106 サービスマン
107 色管理サーバ
108 異常管理サーバ
109、111、113、209、211、213 カラー複写機
110、112、114、210、212、214 PDLコントローラ
115、215 発送サーバ
207 情報管理サーバ
208 クライアントPC
【発明の属する技術分野】
本発明は、色管理システムに関し、より詳細には、複数のカラー複写機と、これらに通信回線を介して接続されているサーバと、を含む色管理システムであって、カラー複写機の状態を管理して、複数のカラー複写機のキャリブレーション状態を同様に保ち、かつそれぞれのカラー複写機の必要とする消耗品の発注、交換、その後のキャリブレーションを実行する色管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンビニエンス・ストアやコピー・ショップにおいてカラー複写機を設置するケースが増加している。特にコピー・ショップの場合、PDLコントローラも設置し、プリント出力を希望するユーザに対しても対応している。このような状況の中でコピー・ショップやコンビニエンス・ストアは、どの店でプリント出力しても同じ色、画質で出力できることを強く希望している。それに対してサービスマンは一店舗ずつ訪問し、カラー複写機およびPDLコントローラのキャリブレーションを行う。図2は、上述した従来例を説明する図である。
【0003】
(キャリブレーション)
各々のカラー複写機が出力することができる最大限の濃度になるように、カラー複写機の濃度を調整することをキャリブレーションと呼ぶ。通常は毎朝行うことが望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、多くのコンビニエンス・ストアやコピー・ショップではキャリブレーションが行われていない。理由はキャリブレーション作業が煩わしいためである。それに対してサービスマンが店舗を訪れキャリブレーションを行うのだが、各々の店舗のカラー複写機の状態を把握するのは困難である。このような状況では、どの店で出力しても同じ色、画質を保証することは非常に難しいという問題がある。また、サービスマンが店舗を訪問し、消耗品の必要性に気がついてから消耗品の発注をし、消耗品がその店舗で使用できるようになるには数日を要し、非常に効率が悪い。こうした作業を全てサービスマンが行うには非常に多くの人数が必要になってくるという問題がある。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、各々のコンビニエンス・ストア及びコピー・ショップのカラー複写機の状態をInternetを介して一括管理し、また毎朝自動的にキャリブレーションを行うことを可能とし、さらに、必要に応じて消耗品を自動的に発注し、発注した消耗品の交換間両報告を受けてキャリブレーションを実行する色管理システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、自動的に出力物の諧調特性を読み取ることのできる読取手段を有して、読み取った出力結果データを通信回線を介して出力可能な複数の画像出力装置と、当該装置と前記通信回線を介して接続されている色管理サーバとを含む色管理システムにおいて、前記色管理サーバは、前記画像出力装置に対して、出力物の諧調特性を前記読取手段により読み取って出力結果データを前記通信回線を介して前記色管理サーバに送信するように指示する第一の送信手段と、前記画像出力装置によって読み取られて送信されたデータを取得する取得手段と、前記読み取られたデータからキャリブレーション・テーブルを作成する作成手段と、前記作成手段により作成されたキャリブレーション・テーブルを前記画像出力装置に送信する第二の送信手段と、前記読み取られたデータを記憶装置に格納して管理する管理手段と、前記読み取られたデータを査定して、キャリブレーション・テーブルを作るための基準値を超えているかどうかを判別する第一の判別手段とを備えることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
【0008】
図1は、本発明の色管理システムの概略図を示す図である。管理センター101内にある色管理サーバ107は、毎朝、各コピー・ショップA102、B103、C104に設置されているカラー複写機109、111、113に測定データ用パッチの出力命令をInternetを介して下す。測定データ用パッチ出力命令を受信した各々のカラー複写機109、111、113は自動的に測定データ用パッチ(出力物)を出力する。測定データ用パッチはカラー複写機109、111、113が内部に持っている測定データ読取装置により測定される。測定されたデータ(出力結果データ)は色管理サーバ107にInternetを介して送信される。測定データを受信した色管理サーバ107は、各店舗のデータを比較し、どの店舗でプリント出力しても同じ色が保証できるかを検討する。その結果に応じて色管理サーバ107は各々の店舗の測定データに応じたキャリブレーション・テーブルを作成する。作成されたキャリブレーション・テーブルはInternetを介して各々の店舗に設置されているカラー複写機109、111、113に送信される。
【0009】
同様の作業を各々の店舗に設置されているPDLコントローラ110、112、114に対しても行う。PDLコントローラに関しては、必要に応じて色管理サーバ107がDestinationプロファイルも作成し各PDLコントローラにダウンロードする。色管理サーバ107において測定データの結果から、どの店舗でプリント出力しても同じ色が保証できるかを検討した際に保証できないカラー複写機が存在した場合、色管理サーバ107はそのカラー複写機及びPDLコントローラに対してキャリブレーション・サービスを行わない。色管理サーバ107はキャリブレーション・サービスを行わなかったカラー複写機に関する情報を異常管理サーバ108に送信する。情報を受け取った異常管理サーバ108は、どの色に問題があるのかを分析する。分析の結果、必要とする消耗品をパーツ配送所105に設置されているサーバ115に発注する。
【0010】
また異常管理サーバ108はサービスマン106にも異常発生報告を行う。発注を受けたパーツ配送所105は指定された店舗に注文された消耗品を発送する。同時に発送終了報告を異常管理サーバ108に送信する。発送管理報告を受けた異常管理サーバ108は、サービスマン106及び色管理サーバ107に発送終了報告を行う。サービスマン106は、問題のある店舗を訪問し、パーツ配送所105から配送済みの消耗品をカラー複写機に補充する。補充が完了したらサービスマン106は異常管理サーバ108及び色管理サーバ107に作業完了報告を送信する。作業完了報告を受信した色管理サーバ107は問題のあったカラー複写機に対して、直ちにキャリブレーション・サービスを実行する。
【0011】
(色管理サーバ)
図3は、色管理サーバ107の処理を説明するフローチャートである。図において、色管理サーバ107は、まず最初のステップで毎朝決まった時間に各コピー・ショップ102、103、104に設置されているカラー複写機109、111、113にキャリブレーション用測定パッチを出力するような命令をInternetを介して送信する。
【0012】
次に、キャリブレーション用測定パッチの出力命令を受信したカラー複写機109、111、113は、内部的に測定パッチを出力する。同時にカラー複写機109、111、113は、測定パッチの濃度を内部で測定する手段をもっているので、その測定手段により測定パッチの濃度を測定する。そして、各カラー複写機109、111、113で測定された測定データは、Internetを介して色管理サーバ107に送信される。
【0013】
測定データを受信した色管理サーバ107は、各店舗102、103、104のカラー複写機109、111、113の出力濃度を分析する。分析とは、どの店舗102、103、104で出力しても、同じ色を保証できるかどうかである。例えば、測定データが基準値を下回っている場合、キャリブレーションを行っても、基準値に合わせることができないため、色を保証することができなくなる。つまり、どの店舗で出力しても同じ色を保証することができないのである。
【0014】
(分析結果がOKの場合)
色管理サーバ107が管理しているコピー・ショップ102、103、104のカラー複写機109、111、113の分析結果をOKと判断した場合、つまり、どのカラー複写機も測定データが基準値を上回っている場合、色管理サーバ107は、キャリブレーション・テーブルを作成する。各店舗102、103、104のカラー複写機109、111、113のキャリブレーション・テーブルを作成したら、各々の店舗のカラー複写機に作成されたキャリブレーション・テーブルを送信する。
【0015】
(分析結果がNGの場合)
色管理サーバ107が、管理しているコピー・ショップ102、103、104のカラー複写機109、111、113の分析結果をNGと判断した場合、つまり、どれか一つのカラー複写機の測定データが基準値を下回っている場合、色管理サーバ107は、下回ったカラー複写機のキャリブレーション・テーブルは作成しない。基準値を上回ったカラー複写機のみのキャリブレーション・テーブルを作成する。作成後はカラー複写機にキャリブレーション・テーブルを送信する。基準データを下回ったカラー複写機の情報は、色管理サーバ107から異常管理サーバ108に送信される。ここで、送信される情報とは、店舗名、カラー複写機のID、測定データが含まれる。なお、これらのデータは、色管理サーバ内にデータ・ベースとして備わっているものとする。
【0016】
(PDLコントローラの色管理)
コピー・ショップ102、103、104には、カラー複写機109、111、113用のPDLコントローラ110、112、114が設置されている。PDLコントローラ110、112、114も、キャリブレーションや出力用プロファイルのダウンロードを必要とする。PDLコントローラ110、112、114のキャリブレーションは、カラー複写機109、111、113のキャリブレーション終了後にカラー複写機と同様の方法で行われる。色管理サーバ107はカラー複写機同様に測定データの管理やキャリブレーション・テーブルの作成、送信を行う。また、色管理サーバ107は定期的にカラー複写機の状態に合わせて、出力プロファイルを作成する。作成された出力プロファイルは、Internetを介してPDLコントローラ110、112、114にダウンロードしておく。
【0017】
(異常管理サーバ)
図4は、異常管理サーバ108の処理を説明するフローチャートである。また、図7、9、12は、異常管理サーバ108に表示される画面の例を示す図である。
【0018】
色管理サーバ107においてキャリブレーション不可能と判別されたコピー・ショップに設置されているカラー複写機に関する情報を色管理サーバ107は異常管理サーバ108に送信する。図7は、その際に異常管理サーバ108のディスプレイ上に表示される画面例を示す図である。
【0019】
情報を受信した異常管理サーバ108は、測定データからどの色の測定データがキャリブレーション不可能の要因になったのかを分析する。分析の結果、そのカラー複写機に必要な消耗品を選定する。選定された消耗品情報はパーツ配送センター105に設置されている配送サーバ115に送信される。その際に配送サーバ115のディスプレイに表示される画面は図8である。パーツ発送依頼を受けたパーツ発送センター105は、必要な消耗品をコピー・ショップに発送する。発送が完了すると発送サーバ115は、異常管理サーバ108に発送完了通知情報を送信する。図9は、その際に異常管理サーバ108のディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【0020】
サービスマン106に対しては、色管理サーバ107から異常管理サーバ108に送信された情報と異常管理サーバ108から配送サーバ115に送信された消耗品情報が異常管理サーバ108から送信される。サービスマン106は情報により問題が生じている店舗を訪問し、修復作業を行う。作業終了後サービスマン106は、異常管理サーバ108に作業終了報告情報を送信する。作業終了報告情報を受信し、かつ発送完了通知情報を受信した異常管理サーバ108は、色管理サーバ107に修復状況報告情報を送信する。図13は、その際の色管理サーバ107のディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【0021】
(色管理サーバ)
異常管理サーバ108から修復状況報告情報を受信した色管理サーバ107は、作業が完了し、正常な状態に修復された店舗のカラー複写機に対してキャリブレーションを行い、キャリブレーション・テーブルを作成、送信し、測定データの管理を行う。
【0022】
(発送サーバ)
図5は、発送サーバ115の処理を説明するフローチャートである。図8は、発送サーバ115上に表示される画面の例を示す図である。
【0023】
異常管理サーバ108が、異常が発生した店舗のカラー複写機が必要としている消耗品を発送センター105に発注する。その際に発送サーバ115のディスプレイに表示される画面を図8に示す。このパーツ発注依頼情報を受信した発送センター105に設置されている発送サーバ115は必要な消耗品を発送担当者に報告する。報告を受けた発送担当者は必要な消耗品を準備し、異常が発生した店舗に発送する。発送が完了したら、発送サーバ115は発送完了報告情報を異常管理サーバ108に送信する。図9は、その際に異常管理サーバ108のディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【0024】
(サービスマン)
図6は、サービスマン106が行う処理を示すフローチャートである。図10、11は、サービスマンが所持する携帯用端末に表示される画面の例を示す図である。
【0025】
異常管理サーバ108からサービスマン106に異常が発生した店舗、測定データ等の情報が送信される。また、発送サーバ115から消耗品発送完了後に異常管理サーバ108に送信された発送完了報告情報をサービスマン106は、異常管理サーバ108から受信する。サービスマン106は全ての情報を携帯端末により受信する。図10、11は、そのときに、その携帯端末のディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【0026】
サービスマン106は発送完了報告情報を受信したら、異常の発生した店舗を訪問する。そして、既に送信されている消耗品をカラー複写機に補填する。サービスマン106は作業終了後、携帯端末を利用し、異常管理サーバ108に作業終了報告情報を送信する。
【0027】
(異常管理サーバ)
サービスマン106から作業終了報告情報を受信した異常管理サーバ108は、修復報告情報を色管理サーバ107に送信する。その際に、異常管理サーバ108のディスプレイに表示される画面を図12に示す。
【0028】
(色管理サーバ)
異常管理サーバ108から修復報告情報を受信した色管理サーバ107は、直ちに異常の発生した店舗のカラー複写機のキャリブレーションを行う。その際に、色管理サーバ107のディスプレイに表示される画面を図13に示す。
【0029】
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は本明細書内の特定の説明と図に限定されるのではなく、本願特許請求の範囲に、あるいは以下の本発明の実施態様の例に示すように、様々の修正と変更が可能であることが理解されるであろう。
【0030】
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0031】
〔実施態様1〕
自動的に出力物の諧調特性を読み取ることのできる読取手段を有して、読み取った出力結果データを通信回線を介して出力可能な複数の画像出力装置と、当該装置と前記通信回線を介して接続されている色管理サーバとを含む色管理システムにおいて、前記色管理サーバは、前記画像出力装置に対して、出力物の諧調特性を前記読取手段により読み取って出力結果データを前記通信回線を介して前記色管理サーバに送信するように指示する第一の送信手段と、前記画像出力装置によって読み取られて送信されたデータを取得する取得手段と、前記読み取られたデータからキャリブレーション・テーブルを作成する作成手段と、前記作成手段により作成されたキャリブレーション・テーブルを前記画像出力装置に送信する第二の送信手段と、前記読み取られたデータを記憶装置に格納して管理する管理手段と、前記読み取られたデータを査定して、キャリブレーション・テーブルを作るための基準値を超えているかどうかを判別する第一の判別手段とを備えることを特徴とする色管理システム。
【0032】
〔実施態様2〕
前記複数の画像出力装置の異常を管理する前記通信回線に接続された異常管理サーバをさらに備え、前記色管理サーバは、前記画像出力装置に関する情報を含むデータ・ベースと、前記第1の判別手段が、前記基準値を超えていないとした場合、前記読み取られたデータと、当該データを送信した画像出力装置に関するデータで前記データ・ベース内のデータとを含む情報を、前記異常管理サーバに送信する第三の送信手段とをさらに備えることを特徴とする実施態様1に記載の色管理システム。
【0033】
〔実施態様3〕
前記異常管理サーバは、前記第三の送信手段から受信したデータをもとに、どの色に問題があってキャリブレーション不能になっているのかを判別する第二の判別手段と、当該第2の判別手段によって判別された結果を受けて前記キャリブレーション不能の要因となっている消耗品を特定し、当該特定した消耗品と当該消耗品に対応した前記第三の送信手段から受信したデータを含む注文情報を、前記通信回線を介して発送センターに送信する注文手段と、前記注文情報を含む情報をサービスマンに前記通信回線を介して送信する第四の送信手段とを備えることを特徴とする実施態様2に記載の色管理システム。
【0034】
〔実施態様4〕
前記異常管理サーバは、前記注文手段により送信されたデータに基づいて、注文された消耗品が発送されて受領されたことを指示する情報を受ける第一の報告受領手段を、さらに備えることを特徴とする実施態様3に記載の色管理システム。
【0035】
〔実施態様5〕
前記異常管理サーバは、前記第四の送信手段によって送信された情報にしたがって、サービスマンが、前記情報に記されている所定の場所に訪問し、前記画像出力装置の復旧作業を終了したことを指示する情報を受け付ける第二の報告受領手段を持つことを特徴とする実施態様3に記載の色管理システム。
【0036】
〔実施態様6〕
前記異常管理サーバは、前記第2の報告受領手段によって受け取った情報に基づいて、通常どおりのキャリブレーションが可能になったことを前記色管理サーバに対して報告する報告手段を、さらに備えることを特徴とする実施態様5に記載の色管理システム。
【0037】
〔実施態様7〕
前記色管理サーバは、前記異常管理サーバの報告手段からの報告を受けて、当該報告に基づく画像出力装置を特定する特定手段と、当該特定手段によって特定された画像出力装置に対するキャリブレーションの実行処理を開始させる開始手段をさらに備え、前記開始手段は、前記第一の送信手段、前記取得手段、前記作成手段、前記第二の送信手段を制御することを特徴とする実施態様7に記載の色管理システム。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、従来コピー・ショップの店員が自ら行わなければならなかったキャリブレーションを自動的に毎朝実行することができる。さらにそのキャリブレーションにより、測定データを管理することができる。また、その測定結果から、異常を発生しているカラー複写機が設置されている店舗に対して、必要な消耗品を迅速に発送したり、また、サービスマンも消耗品が店舗に到着してから連絡を受けたり、する方向に展開することにより、消耗品補填のために何度もその店舗に足を運ぶ必要がなく、非常に効率的に画像出力装置の色管理をすることが可能となる。以上のように、このシステムによって、どの店舗でも同じ色、画質での出力が保証され、異常発生時には効率よく対応することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における色管理システムの概略を示す図である。
【図2】従来の方式における色管理の概略を示す図である。
【図3】色管理サーバのシーケンスの一例を示す図である。
【図4】異常管理サーバのシーケンスの一例を示す図である。
【図5】発送サーバのシーケンスの一例を示す図である。
【図6】サービスマンのシーケンスの一例を示す図である。
【図7】店舗情報が異常管理サーバに表示される画面の一例を示す図である。
【図8】発注情報が発送サーバに表示される画面の一例を示す図である。
【図9】発送完了情報が異常管理サーバに表示される画面の一例を示す図である。
【図10】発送完了情報が携帯端末に表示される画面の一例を示す図である。
【図11】店舗情報が携帯端末に表示される画面の一例を示す図である。
【図12】作業完了情報が異常管理サーバに表示される画面の一例を示す図である。
【図13】修復情報が色管理サーバに表示される画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
101、201 管理センタ
102、103、104、202、203、204 コピー・ショップ
105、205 パーツ配送所
106 サービスマン
107 色管理サーバ
108 異常管理サーバ
109、111、113、209、211、213 カラー複写機
110、112、114、210、212、214 PDLコントローラ
115、215 発送サーバ
207 情報管理サーバ
208 クライアントPC
Claims (1)
- 自動的に出力物の諧調特性を読み取ることのできる読取手段を有して、読み取った出力結果データを通信回線を介して出力可能な複数の画像出力装置と、当該装置と前記通信回線を介して接続されている色管理サーバとを含む色管理システムにおいて、
前記色管理サーバは、
前記画像出力装置に対して、出力物の諧調特性を前記読取手段により読み取って出力結果データを前記通信回線を介して前記色管理サーバに送信するように指示する第一の送信手段と、
前記画像出力装置によって読み取られて送信されたデータを取得する取得手段と、
前記読み取られたデータからキャリブレーション・テーブルを作成する作成手段と、
前記作成手段により作成されたキャリブレーション・テーブルを前記画像出力装置に送信する第二の送信手段と、
前記読み取られたデータを記憶装置に格納して管理する管理手段と、
前記読み取られたデータを査定して、キャリブレーション・テーブルを作るための基準値を超えているかどうかを判別する第一の判別手段と
を備えることを特徴とする色管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002318906A JP2004152181A (ja) | 2002-10-31 | 2002-10-31 | 色管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2002318906A JP2004152181A (ja) | 2002-10-31 | 2002-10-31 | 色管理システム |
Publications (1)
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---|---|
JP2004152181A true JP2004152181A (ja) | 2004-05-27 |
Family
ID=32461922
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002318906A Pending JP2004152181A (ja) | 2002-10-31 | 2002-10-31 | 色管理システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004152181A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020003656A (ja) * | 2018-06-28 | 2020-01-09 | 株式会社リコー | 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及びプログラム |
-
2002
- 2002-10-31 JP JP2002318906A patent/JP2004152181A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020003656A (ja) * | 2018-06-28 | 2020-01-09 | 株式会社リコー | 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及びプログラム |
JP7102978B2 (ja) | 2018-06-28 | 2022-07-20 | 株式会社リコー | 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及びプログラム |
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