JP2004151749A - 入出力制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用される通信インタフェースに自動的に変更することができる入出力制御装置を実現する。
【解決手段】パーソナルコンピュータ5がUSB端子31に接続されておらず、USBコントローラ162がインアクティブ情報を発生すると、サブCPU16はインタフェースモードをMIDIモードに遷移させる。一方、パーソナルコンピュータ5がUSB端子31に接続され、USBコントローラ162がアクティブ情報を発生すると、サブCPU16はインタフェースモードをUSBモードに遷移させる結果、従来のように、通信インタフェースを変更する毎に一旦電源を切り再度電源投入する必要がなく、使用される通信インタフェースに自動的に変更することが出来、操作性が向上する。
【選択図】 図4
【解決手段】パーソナルコンピュータ5がUSB端子31に接続されておらず、USBコントローラ162がインアクティブ情報を発生すると、サブCPU16はインタフェースモードをMIDIモードに遷移させる。一方、パーソナルコンピュータ5がUSB端子31に接続され、USBコントローラ162がアクティブ情報を発生すると、サブCPU16はインタフェースモードをUSBモードに遷移させる結果、従来のように、通信インタフェースを変更する毎に一旦電源を切り再度電源投入する必要がなく、使用される通信インタフェースに自動的に変更することが出来、操作性が向上する。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部機器とMIDIデータ等を授受する楽音発生装置などに用いて好適な入出力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
演奏操作に応じて発生する演奏データをMIDIデータとして外部機器へ出力し、この外部機器が備えるMIDI対応の音源を用いて楽音を発生させたり、外部機器から供給されるMIDIデータに従って自己が備える音源で楽音を発生させる楽音発生装置は入出力制御装置を備える。
近年では、複数のインタフェース方式に適合した複数のインタフェース回路を設け、指示手段の指示に応じて所定のインタフェース回路を選択し、選択されたインタフェース回路を用いて外部機器と通信可能にする入出力制御装置を具備した楽音発生装置も知られており、これについては、例えば特許文献1に開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特許公開平7−49682号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、こうした複数のインタフェース方式で外部機器と通信可能にした入出力制御装置では、使用する通信インタフェースを電源投入時に認識して初期設定するようにしており、動作中に使用する通信インタフェースを変更した場合、一旦電源を切り再度電源投入しないと、変更した通信インタフェースを使用することができない、という問題がある。
そこで本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、使用される通信インタフェースに自動的に変更することができる入出力制御装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、通信可を表すアクティブ状態および通信不可を表すインアクティブ状態のいずれであるかを検出する第1の通信インタフェース手段と、前記アクティブ状態およびインアクティブ状態を検出不可な第2の通信インタフェース手段と、前記第1および第2の通信インタフェース手段を用いた複数の入出力経路を表すインタフェースモードの内、前記第1の通信インタフェース手段のアクティブ・インアクティブ状態に応じたインタフェースモードに遷移するモード遷移手段と、このモード遷移手段によって遷移されたインタフェースモードに対応した入出力経路でデータの入出力を制御する入出力制御手段とを具備することを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載の発明では、通信可を表すアクティブ状態および通信不可を表すインアクティブ状態のいずれであるかを検出する第1の通信インタフェース手段と、前記アクティブ状態およびインアクティブ状態を検出不可な第2の通信インタフェース手段と、前記第1および第2の通信インタフェース手段を用いた複数の入出力経路を表すインタフェースモードの内、前記第1の通信インタフェース手段のアクティブ・インアクティブ状態に応じたインタフェースモードに遷移させると共に、遷移させたインタフェースモードを表示するモード遷移手段と、このモード遷移手段によって遷移されたインタフェースモードに対応した入出力経路でデータの入出力を制御する入出力制御手段とを具備することを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の発明では、複数系統設けられ、通信可を表すアクティブ状態および通信不可を表すインアクティブ状態のいずれであるかを検出する第1の通信インタフェース手段と、複数系統設けられ、前記アクティブ状態およびインアクティブ状態を検出不可な第2の通信インタフェース手段と、前記第1および第2の通信インタフェース手段を用いた複数の入出力経路を表すインタフェースモードの内、複数系統設けられた第1の通信インタフェース手段の各アクティブ・インアクティブ状態の組合せに応じて定まるインタフェースモードに遷移するモード遷移手段と、このモード遷移手段によって遷移されたインタフェースモードに対応した入出力経路でデータの入出力を制御する入出力制御手段とを具備することを特徴とする。
【0008】
請求項4に記載の発明では、複数系統設けられ、通信可を表すアクティブ状態および通信不可を表すインアクティブ状態のいずれであるかを検出する第1の通信インタフェース手段と、複数系統設けられ、前記アクティブ状態およびインアクティブ状態を検出不可な第2の通信インタフェース手段と、前記第1および第2の通信インタフェース手段を用いた複数の入出力経路を表すインタフェースモードの内、複数系統設けられた第1の通信インタフェース手段の各アクティブ・インアクティブ状態の組合せに応じて定まるインタフェースモードに遷移させると共に、遷移させたインタフェースモードを表示するモード遷移手段と、このモード遷移手段によって遷移されたインタフェースモードに対応した入出力経路でデータの入出力を制御する入出力制御手段とを具備することを特徴とする。
【0009】
本発明では、通信可を表すアクティブ状態および通信不可を表すインアクティブ状態のいずれであるかを検出する第1の通信インタフェース手段と、前記アクティブ状態およびインアクティブ状態を検出不可な第2の通信インタフェース手段とを用いた複数の入出力経路を表すインタフェースモードの内、第1の通信インタフェース手段のアクティブ・インアクティブ状態に応じたインタフェースモードに遷移させ、遷移されたインタフェースモードに対応した入出力経路でデータの入出力を制御するので、従来のように、通信インタフェースを変更する毎に一旦電源を切り再度電源投入する必要がなく、使用される通信インタフェースに自動的に変更することが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明による入出力制御装置は、MIDI入出力端子およびUSB端子を備える電子楽器やパーソナルコンピュータを用いたDTM装置などに適用され得る。以下では、本発明の実施の形態である電子楽器を実施例とし、これについて図面を参照して説明する。
【0011】
A.構成
(1)システム構成
図1は本発明による入出力制御装置を具備した電子楽器1を含むシステムの構成を示すブロック図である。入出力制御装置を具備した電子楽器1は外部の音源3とMIDIケーブル2を介してMIDI接続される一方、シーケンサソフト6およびドライバソフト7を実行してシーケンサとして機能するパーソナルコンピュータ5とUSBケーブル4を介してUSB接続される。
【0012】
電子楽器1はMIDIモードおよびUSBモードと呼称するインタフェースモードを有する。MIDIモードでは、音源3から電子楽器1にMIDI入力したり、電子楽器1から音源3にMIDI出力することが可能になる。一方、USBモードでは、音源3から電子楽器1を介してパーソナルコンピュータ5にMIDI入力したり、パーソナルコンピュータ5から電子楽器1を介して音源3にMIDI出力する他、パーソナルコンピュータ5と電子楽器1との間でUSB入出力を可能にする。このようなシステム構成において、電子楽器1がUSB接続の有無に応じて、自動的にインタフェースモードを遷移させることを特徴としている。
【0013】
(2)電子楽器1の構成
次に、図2を参照して電子楽器1の構成を説明する。図2において、11は楽器各部を制御するメインCPUである。メインCPU11は、スイッチ部13から供給されるスイッチイベントに応じて動作状態を設定したり、鍵盤12から供給される演奏情報に対応した楽音パラメータを発生して楽音生成部18に出力する。また、メインCPU11は、通信制御部(UART_M)25を介してサブCPU16側とシリアル通信にてMIDIデータを授受する。なお、本発明の要旨に係わるメインCPU11の処理動作については追って述べる。
鍵盤12は、押離鍵操作(演奏操作)に応じたキーオン/キーオフイベント、キーナンバ(あるいは鍵番号)およびベロシティ等からなる演奏情報を発生してメインCPU11に出力する。スイッチ部13は、楽器パネル(不図示)に配設される各種スイッチから構成され、操作されたスイッチに対応したスイッチイベントを発生する。
【0014】
14はROMであり、メインCPU11にロードされる各種制御プログラムあるいは制御データを記憶する。ROM14に記憶される各種制御プログラムとは、後述するメインCPUメインルーチンを含む。15は各種レジスタ・フラグデータを一時記憶するワークエリアの他、データエリアおよびバッファエリアを備えるRAMである。RAM15のバッファエリアには、通信制御部(UART_M)25を介してサブCPU16側から受領するインタフェースモードメッセージ(後述する)やMIDIデータを一時記憶する。バッファエリアに一時記憶されるMIDIデータは、データエリアに転送されて格納される。
【0015】
サブCPU16は、MIDI入出力端子30およびUSB端子31を備え、前述したパーソナルコンピュータ5側がUSB端子31に接続されていなければインタフェースモードをMIDIモードに、接続されていればUSBモードに自動的に遷移させる一方、メインCPU11の制御の下に、通信制御部(UART_M)25を介してシリアル形式でデータ授受する。また、サブCPU16はインタフェースモードを遷移させる際、遷移したインタフェースモードを表すインタフェースモードメッセージをメインCPU11側に送出する。サブCPU16の具体的な構成については追って述べる。
【0016】
17はLCDパネルやLED等から構成される表示部である。表示部17では、メインCPU11から供給される表示制御信号に応じて、楽音生成態様をLCDパネルに画面表示する他、LEDを点灯/消灯させてインタフェースモードがMIDIモードあるいはUSBモードのいずれに設定されているかを表示する。18は周知の波形メモリ読み出し方式により構成される楽音生成部であり、メインCPU11から供給される楽音パラメータもしくはMIDIデータに従った楽音データを発生する。19は前段の楽音生成部18から出力される楽音データをアナログ形式の楽音信号にD/A変換するD/A変換器である。20はD/A変換器19から出力される楽音信号を増幅してスピーカ21より放音させるサウンドシステムである。
【0017】
(3)サブCPU16の構成
次に、図3を参照してサブCPU16の構成を説明する。図3において、161はMIDIインタフェースとして機能する通信制御部(UART_S1)であり、後述する制御部164の指示に従い、MIDI入出力端子30に接続される音源3とMIDIデータを授受する。
162はUSB端子31にUSB(ユニバーサル・シリアル・バス)対応機器が接続された場合にアクティブ情報を、そうでない場合にインアクティブ情報を発生する一方、制御部164の指示に従い、USB端子31に接続されるパーソナルコンピュータ5とMIDIデータを授受するUSBコントローラである。163は、制御部164の指示に従い、メインCPU11とMIDIデータを授受する通信制御部(UART_S2)である。
【0018】
制御部164はCPU、ROMおよびRAMから構成され、通信制御部(UART_S1)161、USBコントローラ162および通信制御部(UART_S2)163を制御するデバイスドライバを具備する。制御部164は、USBコントローラ162から供給されるアクティブ/インアクティブ情報に応じたインタフェースモードに遷移して、通信制御部(UART_S1)161、USBコントローラ162および通信制御部(UART_S2)163の動作を管理する。また、制御部164はインタフェースモードを遷移させる際、遷移したインタフェースモードを表すインタフェースモードメッセージをメインCPU11側に送出する。
【0019】
具体的には、パーソナルコンピュータ5がUSB端子31に接続されておらず、USBコントローラ162がインアクティブ情報を発生した場合、制御部164は図4(a)に図示するMIDIモードに設定する。MIDIモードでは、MIDI入出力端子30に接続される音源3から入力されるMIDIデータをメインCPU11に送出し、メインCPU11から入力されるMIDIデータをMIDI入出力端子30に接続される音源3に送出するよう通信制御部(UART_S1)161および通信制御部(UART_S2)163を制御する。
【0020】
一方、パーソナルコンピュータ5がUSB端子31に接続され、USBコントローラ162がアクティブ情報を発生した場合、制御部164は図4(b)に図示するUSBモードに設定する。USBモードでは、MIDI入出力端子30に接続される音源3から入力されるMIDIデータをUSB接続されるパーソナルコンピュータ5側へ送出し、USB接続されるパーソナルコンピュータ5側から入力されるMIDIデータをMIDI入出力端子30に接続される音源3に送出すると共に、USB接続されるパーソナルコンピュータ5側から入力されるMIDIデータをメインCPU11に送出し、メインCPU11から入力されるMIDIデータをUSB接続されるパーソナルコンピュータ5側に送出するよう通信制御部(UART_S1)161、USBコントローラ162および通信制御部(UART_S2)163を制御する。
【0021】
B.動作
次に、図5〜図6を参照して上記構成による実施例の動作を説明する。以下では、メインCPU11の動作とサブCPU16の動作とに分けて動作説明を進める。
(1)メインCPU11の動作
電源が投入されると、メインCPU11は図5に示すメインCPUメインルーチンを実行してステップSA1に処理を進め、楽器各部を初期化する初期化処理を行う。なお、この初期化処理では、メインCPU11側との通信を制御する通信制御部(UART_M)25も初期化する。次いで、ステップSA2では、スイッチ部13から供給されるスイッチイベントに応じてパラメータ設定したり動作状態を設定する等のスイッチ処理を実行する。続いて、ステップSA3では、鍵盤12から供給される演奏情報に対応した楽音パラメータを楽音生成部18に与えて楽音形成させる鍵盤処理を実行する。
【0022】
そして、ステップSA4では、RAM15のバッファエリアに受信データ(MIDIデータ)が格納されているか否かを判断する。受信データが無ければ、判断結果は「NO」になり、後述するステップSA11に進む。一方、受信データが有ると、判断結果は「YES」になり、次のステップSA5に進む。ステップSA5では、RAM15のバッファエリアにインタフェースモードメッセージが格納されているか否かを判断する。インタフェースモードメッセージが無ければ、判断結果は「NO」となり、ステップSA10に進み、RAM15のバッファエリアに一時記憶されているMIDIデータをデータエリア側に転送する一方、当該データエリアから読み出したMIDIデータを楽音生成部18に送出して楽音形成を指示する、その他受信データ処理を実行した後、ステップSA11に進む。
【0023】
これに対し、インタフェースモードメッセージが有ると、判断結果は「YES」になり、ステップSA6に進む。ステップSA6では、そのインタフェースモードメッセージがUSBモードに遷移した旨を表すUSBモードメッセージであるか否かを判断する。USBモードメッセージであると、判断結果が「YES」になり、ステップSA7に進み、表示部17が備えるUSBモード表示用のLEDを点灯させてUSBモードに設定されたことを表示するUSBモード表示処理を実行する。MIDIモードメッセージであれば、判断結果は「NO」になり、ステップSA8に進み、表示部17が備えるMIDIモード表示用のLEDを点灯させてMIDIモードに設定されたことを表示するMIDIモード表示処理を実行する。
次いで、ステップSA9では、RAM15のバッファエリアをクリアする等の、その他モード変更処理を実行し、続くステップSA11では、例えばRAM15のデータエリアに格納されるMIDIデータをサブCPU16側に送出する等の、その他処理を実行する。以後、電源がオフされるまで上述したステップSA2〜SA11を繰り返す。
【0024】
(2)サブCPU16の動作
電源投入に応じてサブCPU16は、図6に示すサブCPUメインルーチンを実行してステップSB1に処理を進め、通信制御部(UART_S1)161、USBコントローラ162および通信制御部(UART_S2)163を初期化する初期化処理を行う。続いて、ステップSB2では、MIDIモード処理化処理を実行する。MIDIモード処理化処理では、図4(a)に図示したように、MIDI入出力端子30に接続される音源3から入力されるMIDIデータをメインCPU11に送出し、メインCPU11から入力されるMIDIデータをMIDI入出力端子30に接続される音源3に送出するよう通信制御部(UART_S1)161および通信制御部(UART_S2)163を制御する。
【0025】
次いで、ステップSB3では、制御部164の内部RAMを初期化する等の、その他初期化処理を実行する。そして、ステップSB4では、USBコントローラ162が発生するアクティブ/インアクティブ情報を取得し、続くステップSB5では取得したアクティブ/インアクティブ情報に基づき状態変化の有無を判別する。状態変化が無ければ、判断結果は「NO」となり、後述するステップSB10に処理を進める。
【0026】
一方、状態変化が有ると、判断結果が「YES」になり、次のステップSB6に進む。ステップSB6では、USBコントローラ162がアクティブ情報を発生したかどうかを判断する。例えばパーソナルコンピュータ5がUSB接続されている状態でUSB端子31からUSBコネクタが外されてインアクティブな状態に変化した場合には、判断結果が「NO」となり、ステップSB8に進み、上記ステップSB2と同様、MIDI入出力端子30に接続される音源3から入力されるMIDIデータをメインCPU11に送出し、メインCPU11から入力されるMIDIデータをMIDI入出力端子30に接続される音源3に送出するよう通信制御部(UART_S1)161および通信制御部(UART_S2)163を制御するMIDIモード処理化処理を実行する。
【0027】
これに対し、例えば何もUSB接続されていない状態でUSB端子31にパーソナルコンピュータ5がUSB接続されてアクティブな状態に変化した場合には、上記ステップSB6の判断結果は「YES」になり、ステップSB7に進み、USBモード初期化処理を実行する。USBモード初期化処理では、図4(b)に図示したように、MIDI入出力端子30に接続される音源3から入力されるMIDIデータをUSB接続されるパーソナルコンピュータ5側へ送出し、USB接続されるパーソナルコンピュータ5側から入力されるMIDIデータをMIDI入出力端子30に接続される音源3に送出する一方、USB接続されるパーソナルコンピュータ5側から入力されるMIDIデータをメインCPU11に送出し、メインCPU11から入力されるMIDIデータをUSB接続されるパーソナルコンピュータ5側に送出するよう通信制御部(UART_S1)161、USBコントローラ162および通信制御部(UART_S2)163を制御する。
【0028】
こうして、USBコントローラ162が発生するアクティブ/インアクティブ情報に応じてインタフェースモードを遷移し終えると、ステップSB9に進み、遷移したインタフェースモードを表すインタフェースモードメッセージを発生してメインCPU11側へ送出する。なお、メインCPU11では、図示されていないインタラプト処理によりインタフェースモードメッセージを受信してRAM15のバッファエリアにストアするようになっている。
この後、ステップSB10に進み、設定されたインタフェースモード下で外部機器(音源3およびパーソナルコンピュータ5)とMIDIデータを送受信する送受信処理などの、その他処理を実行する。以後、電源がオフされるまで、上述したステップSB4〜SB10を繰り返す。
【0029】
以上説明したように、本実施例によれば、パーソナルコンピュータ5がUSB端子31に接続されておらず、USBコントローラ162がインアクティブ情報を発生すると、サブCPU16はインタフェースモードをMIDIモードに遷移させ、MIDI入出力端子30に接続される音源3から入力されるMIDIデータをメインCPU11に送出し、メインCPU11から入力されるMIDIデータをMIDI入出力端子30に接続される音源3に送出するよう通信制御を行う。
【0030】
そして、パーソナルコンピュータ5がUSB端子31に接続され、USBコントローラ162がアクティブ情報を発生すると、サブCPU16はインタフェースモードをUSBモードに遷移させ、MIDI入出力端子30に接続される音源3から入力されるMIDIデータをUSB接続されるパーソナルコンピュータ5側へ送出し、USB接続されるパーソナルコンピュータ5側から入力されるMIDIデータをMIDI入出力端子30に接続される音源3に送出すると共に、USB接続されるパーソナルコンピュータ5側から入力されるMIDIデータをメインCPU11に送出し、メインCPU11から入力されるMIDIデータをUSB接続されるパーソナルコンピュータ5側に送出するよう通信制御する。
【0031】
このように、パーソナルコンピュータ5が電子楽器1にUSB接続されていなければ、電子楽器1はインタフェースモードをMIDIモードに、USB接続されていればUSBモードに自動的に遷移する結果、従来のように、通信インタフェースを変更する毎に一旦電源を切り再度電源投入する必要がなく、使用される通信インタフェースに自動的に変更することが出来、操作性が向上する。
【0032】
なお、上述した実施例では、USBコントローラ162が発生するアクティブ/インアクティブ情報をサブCPU16が検出してインタフェースモードを遷移する構成としたが、これに限らず、アクティブ/インアクティブ情報をメインCPU11が検出してインタフェースモードを遷移させる形態としても構わない。また、本実施例では、通信可能なアクティブ状態と通信不能なインアクティブ状態とを識別する通信インタフェースとしてUSBを用いているが、これに限定されず、ホットプラグに対応する高速シリアルバス規格であるIEEE1394を使用することも可能である。
【0033】
さらに、本実施例では、アクティブ/インアクティブ状態を検出可能な通信インタフェースと、アクティブ/インアクティブ状態を検出不能な通信インタフェースとをそれぞれ1系統具備した構成について言及したが、これに限定されず、アクティブ/インアクティブ状態を検出可能な通信インタフェースおよびアクティブ/インアクティブ状態を検出不能な通信インタフェースを複数系統備え、遷移させるインタフェースモードも複数有する場合には、アクティブ/インアクティブ状態を検出可能な通信インタフェースの状態の組合せに応じて定まるインタフェースモードに遷移させる形態にすることもできる。
【0034】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、通信可を表すアクティブ状態および通信不可を表すインアクティブ状態のいずれであるかを検出する第1の通信インタフェース手段と、前記アクティブ状態およびインアクティブ状態を検出不可な第2の通信インタフェース手段とを用いた複数の入出力経路を表すインタフェースモードの内、第1の通信インタフェース手段のアクティブ・インアクティブ状態に応じたインタフェースモードに遷移させ、遷移されたインタフェースモードに対応した入出力経路でデータの入出力を制御するので、従来のように、通信インタフェースを変更する毎に一旦電源を切り再度電源投入する必要がなく、使用される通信インタフェースに自動的に変更することが出来、操作性も向上することができる。
請求項2に記載の発明によれば、通信可を表すアクティブ状態および通信不可を表すインアクティブ状態のいずれであるかを検出する第1の通信インタフェース手段と、前記アクティブ状態およびインアクティブ状態を検出不可な第2の通信インタフェース手段とを用いた複数の入出力経路を表すインタフェースモードの内、第1の通信インタフェース手段のアクティブ・インアクティブ状態に応じたインタフェースモードに遷移させると共に、遷移させたインタフェースモードを表示し、遷移されたインタフェースモードに対応した入出力経路でデータの入出力を制御するので、使用される通信インタフェースに自動的に変更でき、しかも使用するインタフェースモードを表示するからユーザはどの入出力経路でデータを入出力するのか視認することができる。
請求項3に記載の発明では、複数系統設けられ、通信可を表すアクティブ状態および通信不可を表すインアクティブ状態のいずれであるかを検出する第1の通信インタフェース手段と、複数系統設けられ、前記アクティブ状態およびインアクティブ状態を検出不可な第2の通信インタフェース手段とを用いた複数の入出力経路を表すインタフェースモードの内、複数系統設けられた第1の通信インタフェース手段の各アクティブ・インアクティブ状態の組合せに応じて定まるインタフェースモードに遷移させ、遷移させたインタフェースモードに対応した入出力経路でデータの入出力を制御するので、従来のように、通信インタフェースを変更する毎に一旦電源を切り再度電源投入する必要がなく、使用される通信インタフェースに自動的に変更することが出来、操作性も向上することができる。
請求項4に記載の発明では、複数系統設けられ、通信可を表すアクティブ状態および通信不可を表すインアクティブ状態のいずれであるかを検出する第1の通信インタフェース手段と、複数系統設けられ、前記アクティブ状態およびインアクティブ状態を検出不可な第2の通信インタフェース手段とを用いた複数の入出力経路を表すインタフェースモードの内、複数系統設けられた第1の通信インタフェース手段の各アクティブ・インアクティブ状態の組合せに応じて定まるインタフェースモードに遷移させると共に、遷移させたインタフェースモードを表示し、遷移させたインタフェースモードに対応した入出力経路でデータの入出力を制御するので、使用される通信インタフェースに自動的に変更でき、しかも使用するインタフェースモードを表示するからユーザはどの入出力経路でデータを入出力するのか視認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】電子楽器1の構成を示すブロック図である。
【図3】サブCPU16の構成を示すブロック図である。
【図4】MIDIモードおよびUSBモードにそれぞれ対応した入出力経路を示す図である。
【図5】メインCPUメインルーチンの動作を示すフローチャートである。
【図6】サブCPUメインルーチンの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電子楽器
2 MIDIケーブル
3 音源
4 USBケーブル
5 パーソナルコンピュータ
11 メインCPU
12 鍵盤
13 スイッチ部
14 ROM
15 RAM
16 サブCPU
161 通信制御部(UART_S1)
162 USBコントローラ
163 通信制御部(UART_S2)
164 制御部
17 表示部
18 楽音生成部
19 D/A変換器
20 サウンドシステム
21 スピーカ
30 MIDI入出力端子
31 USB端子
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部機器とMIDIデータ等を授受する楽音発生装置などに用いて好適な入出力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
演奏操作に応じて発生する演奏データをMIDIデータとして外部機器へ出力し、この外部機器が備えるMIDI対応の音源を用いて楽音を発生させたり、外部機器から供給されるMIDIデータに従って自己が備える音源で楽音を発生させる楽音発生装置は入出力制御装置を備える。
近年では、複数のインタフェース方式に適合した複数のインタフェース回路を設け、指示手段の指示に応じて所定のインタフェース回路を選択し、選択されたインタフェース回路を用いて外部機器と通信可能にする入出力制御装置を具備した楽音発生装置も知られており、これについては、例えば特許文献1に開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特許公開平7−49682号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、こうした複数のインタフェース方式で外部機器と通信可能にした入出力制御装置では、使用する通信インタフェースを電源投入時に認識して初期設定するようにしており、動作中に使用する通信インタフェースを変更した場合、一旦電源を切り再度電源投入しないと、変更した通信インタフェースを使用することができない、という問題がある。
そこで本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、使用される通信インタフェースに自動的に変更することができる入出力制御装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、通信可を表すアクティブ状態および通信不可を表すインアクティブ状態のいずれであるかを検出する第1の通信インタフェース手段と、前記アクティブ状態およびインアクティブ状態を検出不可な第2の通信インタフェース手段と、前記第1および第2の通信インタフェース手段を用いた複数の入出力経路を表すインタフェースモードの内、前記第1の通信インタフェース手段のアクティブ・インアクティブ状態に応じたインタフェースモードに遷移するモード遷移手段と、このモード遷移手段によって遷移されたインタフェースモードに対応した入出力経路でデータの入出力を制御する入出力制御手段とを具備することを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載の発明では、通信可を表すアクティブ状態および通信不可を表すインアクティブ状態のいずれであるかを検出する第1の通信インタフェース手段と、前記アクティブ状態およびインアクティブ状態を検出不可な第2の通信インタフェース手段と、前記第1および第2の通信インタフェース手段を用いた複数の入出力経路を表すインタフェースモードの内、前記第1の通信インタフェース手段のアクティブ・インアクティブ状態に応じたインタフェースモードに遷移させると共に、遷移させたインタフェースモードを表示するモード遷移手段と、このモード遷移手段によって遷移されたインタフェースモードに対応した入出力経路でデータの入出力を制御する入出力制御手段とを具備することを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の発明では、複数系統設けられ、通信可を表すアクティブ状態および通信不可を表すインアクティブ状態のいずれであるかを検出する第1の通信インタフェース手段と、複数系統設けられ、前記アクティブ状態およびインアクティブ状態を検出不可な第2の通信インタフェース手段と、前記第1および第2の通信インタフェース手段を用いた複数の入出力経路を表すインタフェースモードの内、複数系統設けられた第1の通信インタフェース手段の各アクティブ・インアクティブ状態の組合せに応じて定まるインタフェースモードに遷移するモード遷移手段と、このモード遷移手段によって遷移されたインタフェースモードに対応した入出力経路でデータの入出力を制御する入出力制御手段とを具備することを特徴とする。
【0008】
請求項4に記載の発明では、複数系統設けられ、通信可を表すアクティブ状態および通信不可を表すインアクティブ状態のいずれであるかを検出する第1の通信インタフェース手段と、複数系統設けられ、前記アクティブ状態およびインアクティブ状態を検出不可な第2の通信インタフェース手段と、前記第1および第2の通信インタフェース手段を用いた複数の入出力経路を表すインタフェースモードの内、複数系統設けられた第1の通信インタフェース手段の各アクティブ・インアクティブ状態の組合せに応じて定まるインタフェースモードに遷移させると共に、遷移させたインタフェースモードを表示するモード遷移手段と、このモード遷移手段によって遷移されたインタフェースモードに対応した入出力経路でデータの入出力を制御する入出力制御手段とを具備することを特徴とする。
【0009】
本発明では、通信可を表すアクティブ状態および通信不可を表すインアクティブ状態のいずれであるかを検出する第1の通信インタフェース手段と、前記アクティブ状態およびインアクティブ状態を検出不可な第2の通信インタフェース手段とを用いた複数の入出力経路を表すインタフェースモードの内、第1の通信インタフェース手段のアクティブ・インアクティブ状態に応じたインタフェースモードに遷移させ、遷移されたインタフェースモードに対応した入出力経路でデータの入出力を制御するので、従来のように、通信インタフェースを変更する毎に一旦電源を切り再度電源投入する必要がなく、使用される通信インタフェースに自動的に変更することが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明による入出力制御装置は、MIDI入出力端子およびUSB端子を備える電子楽器やパーソナルコンピュータを用いたDTM装置などに適用され得る。以下では、本発明の実施の形態である電子楽器を実施例とし、これについて図面を参照して説明する。
【0011】
A.構成
(1)システム構成
図1は本発明による入出力制御装置を具備した電子楽器1を含むシステムの構成を示すブロック図である。入出力制御装置を具備した電子楽器1は外部の音源3とMIDIケーブル2を介してMIDI接続される一方、シーケンサソフト6およびドライバソフト7を実行してシーケンサとして機能するパーソナルコンピュータ5とUSBケーブル4を介してUSB接続される。
【0012】
電子楽器1はMIDIモードおよびUSBモードと呼称するインタフェースモードを有する。MIDIモードでは、音源3から電子楽器1にMIDI入力したり、電子楽器1から音源3にMIDI出力することが可能になる。一方、USBモードでは、音源3から電子楽器1を介してパーソナルコンピュータ5にMIDI入力したり、パーソナルコンピュータ5から電子楽器1を介して音源3にMIDI出力する他、パーソナルコンピュータ5と電子楽器1との間でUSB入出力を可能にする。このようなシステム構成において、電子楽器1がUSB接続の有無に応じて、自動的にインタフェースモードを遷移させることを特徴としている。
【0013】
(2)電子楽器1の構成
次に、図2を参照して電子楽器1の構成を説明する。図2において、11は楽器各部を制御するメインCPUである。メインCPU11は、スイッチ部13から供給されるスイッチイベントに応じて動作状態を設定したり、鍵盤12から供給される演奏情報に対応した楽音パラメータを発生して楽音生成部18に出力する。また、メインCPU11は、通信制御部(UART_M)25を介してサブCPU16側とシリアル通信にてMIDIデータを授受する。なお、本発明の要旨に係わるメインCPU11の処理動作については追って述べる。
鍵盤12は、押離鍵操作(演奏操作)に応じたキーオン/キーオフイベント、キーナンバ(あるいは鍵番号)およびベロシティ等からなる演奏情報を発生してメインCPU11に出力する。スイッチ部13は、楽器パネル(不図示)に配設される各種スイッチから構成され、操作されたスイッチに対応したスイッチイベントを発生する。
【0014】
14はROMであり、メインCPU11にロードされる各種制御プログラムあるいは制御データを記憶する。ROM14に記憶される各種制御プログラムとは、後述するメインCPUメインルーチンを含む。15は各種レジスタ・フラグデータを一時記憶するワークエリアの他、データエリアおよびバッファエリアを備えるRAMである。RAM15のバッファエリアには、通信制御部(UART_M)25を介してサブCPU16側から受領するインタフェースモードメッセージ(後述する)やMIDIデータを一時記憶する。バッファエリアに一時記憶されるMIDIデータは、データエリアに転送されて格納される。
【0015】
サブCPU16は、MIDI入出力端子30およびUSB端子31を備え、前述したパーソナルコンピュータ5側がUSB端子31に接続されていなければインタフェースモードをMIDIモードに、接続されていればUSBモードに自動的に遷移させる一方、メインCPU11の制御の下に、通信制御部(UART_M)25を介してシリアル形式でデータ授受する。また、サブCPU16はインタフェースモードを遷移させる際、遷移したインタフェースモードを表すインタフェースモードメッセージをメインCPU11側に送出する。サブCPU16の具体的な構成については追って述べる。
【0016】
17はLCDパネルやLED等から構成される表示部である。表示部17では、メインCPU11から供給される表示制御信号に応じて、楽音生成態様をLCDパネルに画面表示する他、LEDを点灯/消灯させてインタフェースモードがMIDIモードあるいはUSBモードのいずれに設定されているかを表示する。18は周知の波形メモリ読み出し方式により構成される楽音生成部であり、メインCPU11から供給される楽音パラメータもしくはMIDIデータに従った楽音データを発生する。19は前段の楽音生成部18から出力される楽音データをアナログ形式の楽音信号にD/A変換するD/A変換器である。20はD/A変換器19から出力される楽音信号を増幅してスピーカ21より放音させるサウンドシステムである。
【0017】
(3)サブCPU16の構成
次に、図3を参照してサブCPU16の構成を説明する。図3において、161はMIDIインタフェースとして機能する通信制御部(UART_S1)であり、後述する制御部164の指示に従い、MIDI入出力端子30に接続される音源3とMIDIデータを授受する。
162はUSB端子31にUSB(ユニバーサル・シリアル・バス)対応機器が接続された場合にアクティブ情報を、そうでない場合にインアクティブ情報を発生する一方、制御部164の指示に従い、USB端子31に接続されるパーソナルコンピュータ5とMIDIデータを授受するUSBコントローラである。163は、制御部164の指示に従い、メインCPU11とMIDIデータを授受する通信制御部(UART_S2)である。
【0018】
制御部164はCPU、ROMおよびRAMから構成され、通信制御部(UART_S1)161、USBコントローラ162および通信制御部(UART_S2)163を制御するデバイスドライバを具備する。制御部164は、USBコントローラ162から供給されるアクティブ/インアクティブ情報に応じたインタフェースモードに遷移して、通信制御部(UART_S1)161、USBコントローラ162および通信制御部(UART_S2)163の動作を管理する。また、制御部164はインタフェースモードを遷移させる際、遷移したインタフェースモードを表すインタフェースモードメッセージをメインCPU11側に送出する。
【0019】
具体的には、パーソナルコンピュータ5がUSB端子31に接続されておらず、USBコントローラ162がインアクティブ情報を発生した場合、制御部164は図4(a)に図示するMIDIモードに設定する。MIDIモードでは、MIDI入出力端子30に接続される音源3から入力されるMIDIデータをメインCPU11に送出し、メインCPU11から入力されるMIDIデータをMIDI入出力端子30に接続される音源3に送出するよう通信制御部(UART_S1)161および通信制御部(UART_S2)163を制御する。
【0020】
一方、パーソナルコンピュータ5がUSB端子31に接続され、USBコントローラ162がアクティブ情報を発生した場合、制御部164は図4(b)に図示するUSBモードに設定する。USBモードでは、MIDI入出力端子30に接続される音源3から入力されるMIDIデータをUSB接続されるパーソナルコンピュータ5側へ送出し、USB接続されるパーソナルコンピュータ5側から入力されるMIDIデータをMIDI入出力端子30に接続される音源3に送出すると共に、USB接続されるパーソナルコンピュータ5側から入力されるMIDIデータをメインCPU11に送出し、メインCPU11から入力されるMIDIデータをUSB接続されるパーソナルコンピュータ5側に送出するよう通信制御部(UART_S1)161、USBコントローラ162および通信制御部(UART_S2)163を制御する。
【0021】
B.動作
次に、図5〜図6を参照して上記構成による実施例の動作を説明する。以下では、メインCPU11の動作とサブCPU16の動作とに分けて動作説明を進める。
(1)メインCPU11の動作
電源が投入されると、メインCPU11は図5に示すメインCPUメインルーチンを実行してステップSA1に処理を進め、楽器各部を初期化する初期化処理を行う。なお、この初期化処理では、メインCPU11側との通信を制御する通信制御部(UART_M)25も初期化する。次いで、ステップSA2では、スイッチ部13から供給されるスイッチイベントに応じてパラメータ設定したり動作状態を設定する等のスイッチ処理を実行する。続いて、ステップSA3では、鍵盤12から供給される演奏情報に対応した楽音パラメータを楽音生成部18に与えて楽音形成させる鍵盤処理を実行する。
【0022】
そして、ステップSA4では、RAM15のバッファエリアに受信データ(MIDIデータ)が格納されているか否かを判断する。受信データが無ければ、判断結果は「NO」になり、後述するステップSA11に進む。一方、受信データが有ると、判断結果は「YES」になり、次のステップSA5に進む。ステップSA5では、RAM15のバッファエリアにインタフェースモードメッセージが格納されているか否かを判断する。インタフェースモードメッセージが無ければ、判断結果は「NO」となり、ステップSA10に進み、RAM15のバッファエリアに一時記憶されているMIDIデータをデータエリア側に転送する一方、当該データエリアから読み出したMIDIデータを楽音生成部18に送出して楽音形成を指示する、その他受信データ処理を実行した後、ステップSA11に進む。
【0023】
これに対し、インタフェースモードメッセージが有ると、判断結果は「YES」になり、ステップSA6に進む。ステップSA6では、そのインタフェースモードメッセージがUSBモードに遷移した旨を表すUSBモードメッセージであるか否かを判断する。USBモードメッセージであると、判断結果が「YES」になり、ステップSA7に進み、表示部17が備えるUSBモード表示用のLEDを点灯させてUSBモードに設定されたことを表示するUSBモード表示処理を実行する。MIDIモードメッセージであれば、判断結果は「NO」になり、ステップSA8に進み、表示部17が備えるMIDIモード表示用のLEDを点灯させてMIDIモードに設定されたことを表示するMIDIモード表示処理を実行する。
次いで、ステップSA9では、RAM15のバッファエリアをクリアする等の、その他モード変更処理を実行し、続くステップSA11では、例えばRAM15のデータエリアに格納されるMIDIデータをサブCPU16側に送出する等の、その他処理を実行する。以後、電源がオフされるまで上述したステップSA2〜SA11を繰り返す。
【0024】
(2)サブCPU16の動作
電源投入に応じてサブCPU16は、図6に示すサブCPUメインルーチンを実行してステップSB1に処理を進め、通信制御部(UART_S1)161、USBコントローラ162および通信制御部(UART_S2)163を初期化する初期化処理を行う。続いて、ステップSB2では、MIDIモード処理化処理を実行する。MIDIモード処理化処理では、図4(a)に図示したように、MIDI入出力端子30に接続される音源3から入力されるMIDIデータをメインCPU11に送出し、メインCPU11から入力されるMIDIデータをMIDI入出力端子30に接続される音源3に送出するよう通信制御部(UART_S1)161および通信制御部(UART_S2)163を制御する。
【0025】
次いで、ステップSB3では、制御部164の内部RAMを初期化する等の、その他初期化処理を実行する。そして、ステップSB4では、USBコントローラ162が発生するアクティブ/インアクティブ情報を取得し、続くステップSB5では取得したアクティブ/インアクティブ情報に基づき状態変化の有無を判別する。状態変化が無ければ、判断結果は「NO」となり、後述するステップSB10に処理を進める。
【0026】
一方、状態変化が有ると、判断結果が「YES」になり、次のステップSB6に進む。ステップSB6では、USBコントローラ162がアクティブ情報を発生したかどうかを判断する。例えばパーソナルコンピュータ5がUSB接続されている状態でUSB端子31からUSBコネクタが外されてインアクティブな状態に変化した場合には、判断結果が「NO」となり、ステップSB8に進み、上記ステップSB2と同様、MIDI入出力端子30に接続される音源3から入力されるMIDIデータをメインCPU11に送出し、メインCPU11から入力されるMIDIデータをMIDI入出力端子30に接続される音源3に送出するよう通信制御部(UART_S1)161および通信制御部(UART_S2)163を制御するMIDIモード処理化処理を実行する。
【0027】
これに対し、例えば何もUSB接続されていない状態でUSB端子31にパーソナルコンピュータ5がUSB接続されてアクティブな状態に変化した場合には、上記ステップSB6の判断結果は「YES」になり、ステップSB7に進み、USBモード初期化処理を実行する。USBモード初期化処理では、図4(b)に図示したように、MIDI入出力端子30に接続される音源3から入力されるMIDIデータをUSB接続されるパーソナルコンピュータ5側へ送出し、USB接続されるパーソナルコンピュータ5側から入力されるMIDIデータをMIDI入出力端子30に接続される音源3に送出する一方、USB接続されるパーソナルコンピュータ5側から入力されるMIDIデータをメインCPU11に送出し、メインCPU11から入力されるMIDIデータをUSB接続されるパーソナルコンピュータ5側に送出するよう通信制御部(UART_S1)161、USBコントローラ162および通信制御部(UART_S2)163を制御する。
【0028】
こうして、USBコントローラ162が発生するアクティブ/インアクティブ情報に応じてインタフェースモードを遷移し終えると、ステップSB9に進み、遷移したインタフェースモードを表すインタフェースモードメッセージを発生してメインCPU11側へ送出する。なお、メインCPU11では、図示されていないインタラプト処理によりインタフェースモードメッセージを受信してRAM15のバッファエリアにストアするようになっている。
この後、ステップSB10に進み、設定されたインタフェースモード下で外部機器(音源3およびパーソナルコンピュータ5)とMIDIデータを送受信する送受信処理などの、その他処理を実行する。以後、電源がオフされるまで、上述したステップSB4〜SB10を繰り返す。
【0029】
以上説明したように、本実施例によれば、パーソナルコンピュータ5がUSB端子31に接続されておらず、USBコントローラ162がインアクティブ情報を発生すると、サブCPU16はインタフェースモードをMIDIモードに遷移させ、MIDI入出力端子30に接続される音源3から入力されるMIDIデータをメインCPU11に送出し、メインCPU11から入力されるMIDIデータをMIDI入出力端子30に接続される音源3に送出するよう通信制御を行う。
【0030】
そして、パーソナルコンピュータ5がUSB端子31に接続され、USBコントローラ162がアクティブ情報を発生すると、サブCPU16はインタフェースモードをUSBモードに遷移させ、MIDI入出力端子30に接続される音源3から入力されるMIDIデータをUSB接続されるパーソナルコンピュータ5側へ送出し、USB接続されるパーソナルコンピュータ5側から入力されるMIDIデータをMIDI入出力端子30に接続される音源3に送出すると共に、USB接続されるパーソナルコンピュータ5側から入力されるMIDIデータをメインCPU11に送出し、メインCPU11から入力されるMIDIデータをUSB接続されるパーソナルコンピュータ5側に送出するよう通信制御する。
【0031】
このように、パーソナルコンピュータ5が電子楽器1にUSB接続されていなければ、電子楽器1はインタフェースモードをMIDIモードに、USB接続されていればUSBモードに自動的に遷移する結果、従来のように、通信インタフェースを変更する毎に一旦電源を切り再度電源投入する必要がなく、使用される通信インタフェースに自動的に変更することが出来、操作性が向上する。
【0032】
なお、上述した実施例では、USBコントローラ162が発生するアクティブ/インアクティブ情報をサブCPU16が検出してインタフェースモードを遷移する構成としたが、これに限らず、アクティブ/インアクティブ情報をメインCPU11が検出してインタフェースモードを遷移させる形態としても構わない。また、本実施例では、通信可能なアクティブ状態と通信不能なインアクティブ状態とを識別する通信インタフェースとしてUSBを用いているが、これに限定されず、ホットプラグに対応する高速シリアルバス規格であるIEEE1394を使用することも可能である。
【0033】
さらに、本実施例では、アクティブ/インアクティブ状態を検出可能な通信インタフェースと、アクティブ/インアクティブ状態を検出不能な通信インタフェースとをそれぞれ1系統具備した構成について言及したが、これに限定されず、アクティブ/インアクティブ状態を検出可能な通信インタフェースおよびアクティブ/インアクティブ状態を検出不能な通信インタフェースを複数系統備え、遷移させるインタフェースモードも複数有する場合には、アクティブ/インアクティブ状態を検出可能な通信インタフェースの状態の組合せに応じて定まるインタフェースモードに遷移させる形態にすることもできる。
【0034】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、通信可を表すアクティブ状態および通信不可を表すインアクティブ状態のいずれであるかを検出する第1の通信インタフェース手段と、前記アクティブ状態およびインアクティブ状態を検出不可な第2の通信インタフェース手段とを用いた複数の入出力経路を表すインタフェースモードの内、第1の通信インタフェース手段のアクティブ・インアクティブ状態に応じたインタフェースモードに遷移させ、遷移されたインタフェースモードに対応した入出力経路でデータの入出力を制御するので、従来のように、通信インタフェースを変更する毎に一旦電源を切り再度電源投入する必要がなく、使用される通信インタフェースに自動的に変更することが出来、操作性も向上することができる。
請求項2に記載の発明によれば、通信可を表すアクティブ状態および通信不可を表すインアクティブ状態のいずれであるかを検出する第1の通信インタフェース手段と、前記アクティブ状態およびインアクティブ状態を検出不可な第2の通信インタフェース手段とを用いた複数の入出力経路を表すインタフェースモードの内、第1の通信インタフェース手段のアクティブ・インアクティブ状態に応じたインタフェースモードに遷移させると共に、遷移させたインタフェースモードを表示し、遷移されたインタフェースモードに対応した入出力経路でデータの入出力を制御するので、使用される通信インタフェースに自動的に変更でき、しかも使用するインタフェースモードを表示するからユーザはどの入出力経路でデータを入出力するのか視認することができる。
請求項3に記載の発明では、複数系統設けられ、通信可を表すアクティブ状態および通信不可を表すインアクティブ状態のいずれであるかを検出する第1の通信インタフェース手段と、複数系統設けられ、前記アクティブ状態およびインアクティブ状態を検出不可な第2の通信インタフェース手段とを用いた複数の入出力経路を表すインタフェースモードの内、複数系統設けられた第1の通信インタフェース手段の各アクティブ・インアクティブ状態の組合せに応じて定まるインタフェースモードに遷移させ、遷移させたインタフェースモードに対応した入出力経路でデータの入出力を制御するので、従来のように、通信インタフェースを変更する毎に一旦電源を切り再度電源投入する必要がなく、使用される通信インタフェースに自動的に変更することが出来、操作性も向上することができる。
請求項4に記載の発明では、複数系統設けられ、通信可を表すアクティブ状態および通信不可を表すインアクティブ状態のいずれであるかを検出する第1の通信インタフェース手段と、複数系統設けられ、前記アクティブ状態およびインアクティブ状態を検出不可な第2の通信インタフェース手段とを用いた複数の入出力経路を表すインタフェースモードの内、複数系統設けられた第1の通信インタフェース手段の各アクティブ・インアクティブ状態の組合せに応じて定まるインタフェースモードに遷移させると共に、遷移させたインタフェースモードを表示し、遷移させたインタフェースモードに対応した入出力経路でデータの入出力を制御するので、使用される通信インタフェースに自動的に変更でき、しかも使用するインタフェースモードを表示するからユーザはどの入出力経路でデータを入出力するのか視認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】電子楽器1の構成を示すブロック図である。
【図3】サブCPU16の構成を示すブロック図である。
【図4】MIDIモードおよびUSBモードにそれぞれ対応した入出力経路を示す図である。
【図5】メインCPUメインルーチンの動作を示すフローチャートである。
【図6】サブCPUメインルーチンの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電子楽器
2 MIDIケーブル
3 音源
4 USBケーブル
5 パーソナルコンピュータ
11 メインCPU
12 鍵盤
13 スイッチ部
14 ROM
15 RAM
16 サブCPU
161 通信制御部(UART_S1)
162 USBコントローラ
163 通信制御部(UART_S2)
164 制御部
17 表示部
18 楽音生成部
19 D/A変換器
20 サウンドシステム
21 スピーカ
30 MIDI入出力端子
31 USB端子
Claims (4)
- 通信可を表すアクティブ状態および通信不可を表すインアクティブ状態のいずれであるかを検出する第1の通信インタフェース手段と、
前記アクティブ状態およびインアクティブ状態を検出不可な第2の通信インタフェース手段と、
前記第1および第2の通信インタフェース手段を用いた複数の入出力経路を表すインタフェースモードの内、前記第1の通信インタフェース手段のアクティブ・インアクティブ状態に応じたインタフェースモードに遷移するモード遷移手段と、
このモード遷移手段によって遷移されたインタフェースモードに対応した入出力経路でデータの入出力を制御する入出力制御手段と
を具備することを特徴とする入出力制御装置。 - 通信可を表すアクティブ状態および通信不可を表すインアクティブ状態のいずれであるかを検出する第1の通信インタフェース手段と、
前記アクティブ状態およびインアクティブ状態を検出不可な第2の通信インタフェース手段と、
前記第1および第2の通信インタフェース手段を用いた複数の入出力経路を表すインタフェースモードの内、前記第1の通信インタフェース手段のアクティブ・インアクティブ状態に応じたインタフェースモードに遷移させると共に、遷移させたインタフェースモードを表示するモード遷移手段と、
このモード遷移手段によって遷移されたインタフェースモードに対応した入出力経路でデータの入出力を制御する入出力制御手段と
を具備することを特徴とする入出力制御装置。 - 複数系統設けられ、通信可を表すアクティブ状態および通信不可を表すインアクティブ状態のいずれであるかを検出する第1の通信インタフェース手段と、
複数系統設けられ、前記アクティブ状態およびインアクティブ状態を検出不可な第2の通信インタフェース手段と、
前記第1および第2の通信インタフェース手段を用いた複数の入出力経路を表すインタフェースモードの内、複数系統設けられた第1の通信インタフェース手段の各アクティブ・インアクティブ状態の組合せに応じて定まるインタフェースモードに遷移するモード遷移手段と、
このモード遷移手段によって遷移されたインタフェースモードに対応した入出力経路でデータの入出力を制御する入出力制御手段と
を具備することを特徴とする入出力制御装置。 - 複数系統設けられ、通信可を表すアクティブ状態および通信不可を表すインアクティブ状態のいずれであるかを検出する第1の通信インタフェース手段と、
複数系統設けられ、前記アクティブ状態およびインアクティブ状態を検出不可な第2の通信インタフェース手段と、
前記第1および第2の通信インタフェース手段を用いた複数の入出力経路を表すインタフェースモードの内、複数系統設けられた第1の通信インタフェース手段の各アクティブ・インアクティブ状態の組合せに応じて定まるインタフェースモードに遷移させると共に、遷移させたインタフェースモードを表示するモード遷移手段と、
このモード遷移手段によって遷移されたインタフェースモードに対応した入出力経路でデータの入出力を制御する入出力制御手段と
を具備することを特徴とする入出力制御装置。
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