JP2004151282A - コア径変換装置とその製造方法、映像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造で、コア径の異なる光ファイバの光軸合わせを可能とするコア径変換を可能とする。
【解決手段】円筒状のスリーブ18の内部にスペーサ19,21,23より所定の位置に位置付けされたボールレンズ20,22を配置することで、スリーブ18の円筒中心がそのまま光軸中心精度となることから、組み立てが容易なばかりか、光軸合わせも調芯機精度で充分、光軸調整できる機械精度をもったコア径変換が実現可能となる。
【選択図】 図2
【解決手段】円筒状のスリーブ18の内部にスペーサ19,21,23より所定の位置に位置付けされたボールレンズ20,22を配置することで、スリーブ18の円筒中心がそのまま光軸中心精度となることから、組み立てが容易なばかりか、光軸合わせも調芯機精度で充分、光軸調整できる機械精度をもったコア径変換が実現可能となる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、特にコア径が互いに異なる光ファイバ同士を光学的に接続する光ファイバ用コア径変換装置およびその製造方法、コア径変換装置を用いた映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の半導体レーザ素子と回折格子間の外部共振構造は、半導体レーザから放出されるレーザ光を、光ファイバの所定の位置に回折格子を挿入しレーザ光を反射させ、その一部のレーザ光を回折格子から通過させる機能を持っている。(たとえば特許文献1)
【0003】
【特許文献1】
特開平8−15564号公報(第3,4頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した特許文献1の技術では、ホルダーを一体構造としたことを特徴としている。しかしながら、この場合2本のファイバの光軸を精度よく合わせるためには、加工精度の高いホルダーが必要となるばかりか、光軸を合わせながらの組み立てが非常に困難であった。
【0005】
この発明の目的は、簡単な構造、簡単な構造で光軸合わせを可能とするコア径変換装置とその製造方法、さらにはコア径変換装置を用いた映像表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、この発明のコア径変換装置では、コア径が異なる第1と第2の光ファイバを光学的に接続するものにあって、前記第1の光ファイバの一端に該光ファイバのコアを開放した状態で固着した円筒状の第1のフェルールと、前記第2の光ファイバの一端に該光ファイバのコアを開放した状態で固着した円筒状の第2のフェルールと、一端から前記第1のフェルールを、他端から前記第2のフェルールをそれぞれ挿入し固着した円筒状のスリーブと、中央に穴を形成スペーサに挟持して前記第1および第2のフェルール間の光軸上に配置したレンズとからなることを特徴とする。
【0007】
また、この発明のコア径変換装置では、コア径が異なる第1と第2の光ファイバを光学的に接続するものにあって、前記第1の光ファイバの一端に該光ファイバのコアを開放した状態で固着した円筒状の第1のフェルールと、前記第2の光ファイバの一端に該光ファイバのコアを開放した状態で固着した円筒状の第2のフェルールと、一端から前記第1のフェルールを、他端から前記第2のフェルールをそれぞれ挿入し固着した円筒状のスリーブと、前記スリーブの一端から他端まで形成した割り部と、中央に穴を形成したスペーサに挟持して前記第1および第2のフェルール間の光軸上に配置したレンズとからなることを特徴とする。
【0008】
この発明のコア径変換装置の製造方法では、コア径が異なる第1と第2の光ファイバを光学的に接続する製造方法にあって、前記第1の光ファイバの一端を該光ファイバのコアを開放した状態で、円筒状の第1のフェルールで固着し、前記第2の光ファイバの一端を該光ファイバのコアを開放した状態で、円筒状の第2のフェルールと固着し、円筒状のスリーブの一端から前記第1のフェルールを挿入固着し、前記円筒状のスリーブの他端からワッシャ状の第1のスペーサ、第1のボールレンズ、第2のワッシャ−状のスペーサ、第2のボールレンズ、第3のワッシャ−状のスペーサを順次突き合うように挿入し、さらに前記第2のフェルールを突合せて挿入固着したことを特徴とする。
【0009】
この発明の映像表示装置では、それぞれR,G,Bを第1の光ファイバより出力する複数のファイバレーザ装置にあって、前記第1の光ファイバのコア径と異なるコア径の第2の光ファイバを介して各出力光を空間変調する複数の空間変調素子と、前記複数の空間変調素子によりそれぞれ空間変調されたR,G,B光を合成する合成手段と、前記合成手段の出力光を所定の位置に結像させる光学素子とを具備し、前記第1および第2の光ファイバを、上記したコア径変換装置に基づいた光結合したことを特徴とする。
【0010】
また、この発明の映像表示装置では、それぞれR,G,Bを第1の光ファイバより出力する複数のファイバレーザ装置にあって、前記第1の光ファイバのコア径と異なるコア径の第2の光ファイバの出力光を1つにまとめ、巨視的に見て白色光となるようにする白色光生成手段と、前記白色光生成手段の出力光を空間変調する空間変調素子と、前記空間変調素子により空間変調された光を所定の位置に結像させる光学素子とを具備し、前記第1および第2の光ファイバを上記したコア径変換装置に基づき光結合したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、コア径の異なる光ファイバを光学的に接続する、この発明の光ファイバ用のコア径変換装置の外観斜視図、図2は図1の断面図である。
図1、図2において、光ファイバ11,12の外径はそれぞれ同じで、光ファイバ11のコア13の外径と光ファイバ12のコア14の外径は異なる寸法を有している。すなわち、光ファイバ11の外径は例えば125μmとし、コア13の外径は例えば30μmとする。受光側の光ファイバ12の外径は例えば125μmとし、コア14の外径は5μmとする。
【0012】
図2に示すように、光ファイバ11の端部には、コア13の端面131が開放される状態でフェルール15を接着剤により固着する。光ファイバ12の端部には、コア14の端面141が開放される状態でフェルール16を接着剤により固着する。フェルール15,16の開放端面151,161は、光学研磨を行っている。
【0013】
フェルール15は、長手方向に割り部17が形成された円筒形状のスリーブ18に開放端面151から差し込み固定する。スリーブ18の反対側からワッシャ状のスペーサ19、ボールレンズ20、ワッシャ状のスペーサ21、ボールレンズ22、ワッシャ状のスペーサ23をサンドイッチ状にした状態で挿入し、これらを突き合わ
【0014】
せるようにフェルール16の開放端面161を差し込み、これらをフェルール16とともに固定する。
フェルール15,16とボールレンズ20,22との距離、ボールレンズ20,22間の距離の所定位置寸法は、スペーサ19,21,23長さの調整で焦点合わせを行い、光軸の位置合わせは、スリーブ18の内径にスペーサ19,21,23の外径を機械的に位置合わせしている。
【0015】
フェルール15,16のそれぞれの先端外周にはテ−パ152,162を、スリーブ18の両開放端181,182の内周にはテ−パ183,184をそれぞれ形成し、フェルール15,16をスリーブ18に差し込むときにテ−パの作用で差し込みやすくしている。テ−パ184はスペーサ19,21,23の挿入をし易くしている。このように、テ−パ加工したことによって発生する光ファイバやスペーサやフェルールのカケやクラックを防止できる。また、細線となったときに生じる光ファイバ先端の反り、変形による光軸のずれも解消できる。
【0016】
なお、ここでの光エネルギーの進行方向は、光ファイバ11から光ファイバ12に向うものとする。
図3は、図1、図2に示すコア径変換装置の具体的な光学設計について説明するための説明図である。
エネルギー送出側のフェルール15の開放端面151がボールレンズ20の焦点位置0.575mmにあり、ボールレンズ20,22間の距離は、0.720mmとし、ボールレンズ22の焦点位置0.095mmに受光側のフェルール16の開放端面161が配置する位置関係にある。
【0017】
送出側光ファイバ11から拡散放射される光エネルギーは、ボールレンズ20の焦点距離もしくは、その近傍からの近軸光線であり、その光線はボールレンズ20を透過すると平行光もしくは、やや集光する傾きをもって放出される。その放出された光エネルギーは、ボールレンズ22に入射し、さらにボールレンズ22を透過した光線は焦点に集光し、その位置に配置した光ファイバー12のコア14の端面に光線が焦点を結ぶことになる。すなわち、少なくともレンズが2個以上必要となる。
【0018】
また、上記したレンズは、その送出側の光エネルギーを受光するための焦点距離を短くし、同時に受光側の焦点距離も短くして、コア径変換距離を小さくする目的と、スリーブ外径を小さくするためにレンズ面曲率も小さくすることからレンズの種類が必然的にボールレンズの形となる。
【0019】
この具体例によれば、送出側光ファイバ11のコア径30μmから放射される光エネルギーは、ボールレンズの構成により受光側光ファイバ12のコア径7μmに焦点を結ぶことになるのである。
【0020】
なお、コア径の大きな光ファイバ11から、コア径の小さい光ファイバ12へ光学的接続を説明してきたが、逆の場合もボールレンズの構成により同様の効果を得られる。また、スペーサの穴径を小さくすれば、光束(ビーム径)を制限するアパーチャ機能を持たせることも可能となる。
【0021】
次に、図4および図5を参照しながら、この発明のコア径変換装置の製造方法の一例について説明する。
まず、図4(a)において、外径が2.5mm、穴径が125μmのフェルール15に、外径が125μm、コア径が30μmの光送出側の光ファイバ11を挿入し、接着剤で固定する。その後、開放端面151を光学研磨し、例えば穴径2.5mmのスリーブ18にフェルール15を挿入して所定位置に固定する。
【0022】
次に、図4(b)に示すように、ボールレンズ20の焦点位置に開放端面151が合うように所定の厚さ寸法と穴径を持ち、外径2.5mmのスペーサ19をスリーブ18の他端から挿入する。続いて、外径2.5mmでのボールレンズ20を落し込む。さらに、ボールレンズ20,22の所定間隔を保つために、例えば外径2.5mmで所定の厚さ寸法と穴径を有する形状のスペーサ21を挿入する。
【0023】
そして、図5(c)に示すように、外径0.5mmでボールレンズ27を落とし込み、ボールレンズ22の持つ焦点位置にフェルール16の開放端面161が位置するように、所定の厚さと穴径を持った外径2.5mmのスペーサ23を挿入する。
【0024】
最後に、図5(d)に示すように、外径2.5mm、穴径125μmのフェルール16に外径125μm、コア径7μmの光受光側の光ファイバ12を挿入し接着剤で固定する。そして、開放端面161を光学研磨したあと、スリーブ18へ最後に挿入したスペーサ23に向って挿入して突き当て、光軸調整をした後フェルール15,16を接着剤もしくは、機械的に固定することでコア径変換装置を作製することができる。
【0025】
この方法では、スリーブに対して所望のフェルール、ボールレンズ、スペーサを順次差し込む一連の作業により、光軸合わせされたコア径変換装置の作製が可能となる。
【0026】
図6は、この発明のコア径変換装置とファイバレーザ装置を用いた映像表示装置の一実施の形態を概略的に示したものである。61R,61G,61Bは、R,G,Bの出射光を得るファイバレーザ装置である。ファイバレーザ装置61R,61G,61Bは、それぞれ半導体レーザ62の出力光aは、共振器63aと63bにて挟まれた希土類添加ファイバ64に入射する。その結果、共振されたアップコンバージョンされたレーザ光bを、ファイバレーザ装置の出力として光ファイバ11より出力する。光ファイバ64は、それぞれR,G,Bの出力光が得られるように添加する希土類およびその濃度などが設定されている。
【0027】
ファイバレーザ装置61R,61G,61Bから出力されるR,G,B光は、径の異なる光ファイバ12を介してそれぞれの光に応じた液晶パネル65R,65G,65Bに入射され空間変調を受ける。光ファイバ11と12とのコア径変換にスリーブ18を用いた図2の構成のコア径変換装置を用いる。
【0028】
空間変調を受けたR,G,B光は、ダイクロイックプリズムなどの合成手段66によって合成ざれ、投射レンズ67に入射する。この入射光は、投射レンズ67によってスクリーン68に映像として表示させる。
【0029】
図7は、この発明のコア径変換装置とファイバレーザ装置を用いた映像表示装置の他の実施の形態を概略的に示したものである。ファイバレーザ装置61R,61G,61Bから光ファイバ11を介して出力されるR,G,B光を、光ファイバ11とコア径の異なる光ファイバ12に図2の構成のコア変換装置を用いてコア変換したのち、1つにまとめて巨視的(全体的)に見た場合の白色光を作る。この白色光をカラーフィルタ付の液晶パネル71に入射し、投射レンズ67によってスクリーン68に映像として表示させる。
【0030】
上記したこの発明のコア径変換を用いた各映像表示装置によれば簡単に最適なコア変換を行うことができることから映像表示装置の量産性に寄与することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のコア径変換装置は、スリーブ内部に複数個のボールレンズを構成し、さらにスリーブ内径に合わせたスペーサを使うことで円筒中心がそのまま光軸中心精度となるため、組み立てと光軸合わせが同時に実現することが可能となる。
【0032】
また、この発明のコア径変換装置の製造方法では、スリーブ内に所望の部品を収容する作業のみで組み立てることができることから効率の組み立て作業を実現できる。
【0033】
さらに、この発明の映像表示装置では、簡単に最適なコア変換を行うことができることから映像表示装置の量産性に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光ファイバ同士を光学的に接続した外観斜視図。
【図2】この発明の一実施の形態について説明するための図1の断面図。
【図3】この発明の光学的設計の具体例について説明するための説明図。
【図4】この発明のコア径変換装置の製造方法の(a)〜(d)の工程のうち、(a),(b)について説明するための説明図。
【図5】この発明のコア径変換装置の製造方法の(a)〜(d)の工程のうち、(c),(d)について説明するための説明図。
【図6】この発明のコア径変換装置を用いた映像表示装置の一実施の形態について説明するための概略構成図。
【図7】この発明のコア径変換装置を用いた映像表示装置の他の実施の形態について説明するための概略構成図。
【符号の説明】
11,12…光ファイバ
13,14…コア
15,16 …フェルール
17…割り部
18…スリーブ
19,21,23…スペーサ
20,22…ボールレンズ
152,162,183,184…テ−パ
【発明の属する技術分野】
この発明は、特にコア径が互いに異なる光ファイバ同士を光学的に接続する光ファイバ用コア径変換装置およびその製造方法、コア径変換装置を用いた映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の半導体レーザ素子と回折格子間の外部共振構造は、半導体レーザから放出されるレーザ光を、光ファイバの所定の位置に回折格子を挿入しレーザ光を反射させ、その一部のレーザ光を回折格子から通過させる機能を持っている。(たとえば特許文献1)
【0003】
【特許文献1】
特開平8−15564号公報(第3,4頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した特許文献1の技術では、ホルダーを一体構造としたことを特徴としている。しかしながら、この場合2本のファイバの光軸を精度よく合わせるためには、加工精度の高いホルダーが必要となるばかりか、光軸を合わせながらの組み立てが非常に困難であった。
【0005】
この発明の目的は、簡単な構造、簡単な構造で光軸合わせを可能とするコア径変換装置とその製造方法、さらにはコア径変換装置を用いた映像表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、この発明のコア径変換装置では、コア径が異なる第1と第2の光ファイバを光学的に接続するものにあって、前記第1の光ファイバの一端に該光ファイバのコアを開放した状態で固着した円筒状の第1のフェルールと、前記第2の光ファイバの一端に該光ファイバのコアを開放した状態で固着した円筒状の第2のフェルールと、一端から前記第1のフェルールを、他端から前記第2のフェルールをそれぞれ挿入し固着した円筒状のスリーブと、中央に穴を形成スペーサに挟持して前記第1および第2のフェルール間の光軸上に配置したレンズとからなることを特徴とする。
【0007】
また、この発明のコア径変換装置では、コア径が異なる第1と第2の光ファイバを光学的に接続するものにあって、前記第1の光ファイバの一端に該光ファイバのコアを開放した状態で固着した円筒状の第1のフェルールと、前記第2の光ファイバの一端に該光ファイバのコアを開放した状態で固着した円筒状の第2のフェルールと、一端から前記第1のフェルールを、他端から前記第2のフェルールをそれぞれ挿入し固着した円筒状のスリーブと、前記スリーブの一端から他端まで形成した割り部と、中央に穴を形成したスペーサに挟持して前記第1および第2のフェルール間の光軸上に配置したレンズとからなることを特徴とする。
【0008】
この発明のコア径変換装置の製造方法では、コア径が異なる第1と第2の光ファイバを光学的に接続する製造方法にあって、前記第1の光ファイバの一端を該光ファイバのコアを開放した状態で、円筒状の第1のフェルールで固着し、前記第2の光ファイバの一端を該光ファイバのコアを開放した状態で、円筒状の第2のフェルールと固着し、円筒状のスリーブの一端から前記第1のフェルールを挿入固着し、前記円筒状のスリーブの他端からワッシャ状の第1のスペーサ、第1のボールレンズ、第2のワッシャ−状のスペーサ、第2のボールレンズ、第3のワッシャ−状のスペーサを順次突き合うように挿入し、さらに前記第2のフェルールを突合せて挿入固着したことを特徴とする。
【0009】
この発明の映像表示装置では、それぞれR,G,Bを第1の光ファイバより出力する複数のファイバレーザ装置にあって、前記第1の光ファイバのコア径と異なるコア径の第2の光ファイバを介して各出力光を空間変調する複数の空間変調素子と、前記複数の空間変調素子によりそれぞれ空間変調されたR,G,B光を合成する合成手段と、前記合成手段の出力光を所定の位置に結像させる光学素子とを具備し、前記第1および第2の光ファイバを、上記したコア径変換装置に基づいた光結合したことを特徴とする。
【0010】
また、この発明の映像表示装置では、それぞれR,G,Bを第1の光ファイバより出力する複数のファイバレーザ装置にあって、前記第1の光ファイバのコア径と異なるコア径の第2の光ファイバの出力光を1つにまとめ、巨視的に見て白色光となるようにする白色光生成手段と、前記白色光生成手段の出力光を空間変調する空間変調素子と、前記空間変調素子により空間変調された光を所定の位置に結像させる光学素子とを具備し、前記第1および第2の光ファイバを上記したコア径変換装置に基づき光結合したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、コア径の異なる光ファイバを光学的に接続する、この発明の光ファイバ用のコア径変換装置の外観斜視図、図2は図1の断面図である。
図1、図2において、光ファイバ11,12の外径はそれぞれ同じで、光ファイバ11のコア13の外径と光ファイバ12のコア14の外径は異なる寸法を有している。すなわち、光ファイバ11の外径は例えば125μmとし、コア13の外径は例えば30μmとする。受光側の光ファイバ12の外径は例えば125μmとし、コア14の外径は5μmとする。
【0012】
図2に示すように、光ファイバ11の端部には、コア13の端面131が開放される状態でフェルール15を接着剤により固着する。光ファイバ12の端部には、コア14の端面141が開放される状態でフェルール16を接着剤により固着する。フェルール15,16の開放端面151,161は、光学研磨を行っている。
【0013】
フェルール15は、長手方向に割り部17が形成された円筒形状のスリーブ18に開放端面151から差し込み固定する。スリーブ18の反対側からワッシャ状のスペーサ19、ボールレンズ20、ワッシャ状のスペーサ21、ボールレンズ22、ワッシャ状のスペーサ23をサンドイッチ状にした状態で挿入し、これらを突き合わ
【0014】
せるようにフェルール16の開放端面161を差し込み、これらをフェルール16とともに固定する。
フェルール15,16とボールレンズ20,22との距離、ボールレンズ20,22間の距離の所定位置寸法は、スペーサ19,21,23長さの調整で焦点合わせを行い、光軸の位置合わせは、スリーブ18の内径にスペーサ19,21,23の外径を機械的に位置合わせしている。
【0015】
フェルール15,16のそれぞれの先端外周にはテ−パ152,162を、スリーブ18の両開放端181,182の内周にはテ−パ183,184をそれぞれ形成し、フェルール15,16をスリーブ18に差し込むときにテ−パの作用で差し込みやすくしている。テ−パ184はスペーサ19,21,23の挿入をし易くしている。このように、テ−パ加工したことによって発生する光ファイバやスペーサやフェルールのカケやクラックを防止できる。また、細線となったときに生じる光ファイバ先端の反り、変形による光軸のずれも解消できる。
【0016】
なお、ここでの光エネルギーの進行方向は、光ファイバ11から光ファイバ12に向うものとする。
図3は、図1、図2に示すコア径変換装置の具体的な光学設計について説明するための説明図である。
エネルギー送出側のフェルール15の開放端面151がボールレンズ20の焦点位置0.575mmにあり、ボールレンズ20,22間の距離は、0.720mmとし、ボールレンズ22の焦点位置0.095mmに受光側のフェルール16の開放端面161が配置する位置関係にある。
【0017】
送出側光ファイバ11から拡散放射される光エネルギーは、ボールレンズ20の焦点距離もしくは、その近傍からの近軸光線であり、その光線はボールレンズ20を透過すると平行光もしくは、やや集光する傾きをもって放出される。その放出された光エネルギーは、ボールレンズ22に入射し、さらにボールレンズ22を透過した光線は焦点に集光し、その位置に配置した光ファイバー12のコア14の端面に光線が焦点を結ぶことになる。すなわち、少なくともレンズが2個以上必要となる。
【0018】
また、上記したレンズは、その送出側の光エネルギーを受光するための焦点距離を短くし、同時に受光側の焦点距離も短くして、コア径変換距離を小さくする目的と、スリーブ外径を小さくするためにレンズ面曲率も小さくすることからレンズの種類が必然的にボールレンズの形となる。
【0019】
この具体例によれば、送出側光ファイバ11のコア径30μmから放射される光エネルギーは、ボールレンズの構成により受光側光ファイバ12のコア径7μmに焦点を結ぶことになるのである。
【0020】
なお、コア径の大きな光ファイバ11から、コア径の小さい光ファイバ12へ光学的接続を説明してきたが、逆の場合もボールレンズの構成により同様の効果を得られる。また、スペーサの穴径を小さくすれば、光束(ビーム径)を制限するアパーチャ機能を持たせることも可能となる。
【0021】
次に、図4および図5を参照しながら、この発明のコア径変換装置の製造方法の一例について説明する。
まず、図4(a)において、外径が2.5mm、穴径が125μmのフェルール15に、外径が125μm、コア径が30μmの光送出側の光ファイバ11を挿入し、接着剤で固定する。その後、開放端面151を光学研磨し、例えば穴径2.5mmのスリーブ18にフェルール15を挿入して所定位置に固定する。
【0022】
次に、図4(b)に示すように、ボールレンズ20の焦点位置に開放端面151が合うように所定の厚さ寸法と穴径を持ち、外径2.5mmのスペーサ19をスリーブ18の他端から挿入する。続いて、外径2.5mmでのボールレンズ20を落し込む。さらに、ボールレンズ20,22の所定間隔を保つために、例えば外径2.5mmで所定の厚さ寸法と穴径を有する形状のスペーサ21を挿入する。
【0023】
そして、図5(c)に示すように、外径0.5mmでボールレンズ27を落とし込み、ボールレンズ22の持つ焦点位置にフェルール16の開放端面161が位置するように、所定の厚さと穴径を持った外径2.5mmのスペーサ23を挿入する。
【0024】
最後に、図5(d)に示すように、外径2.5mm、穴径125μmのフェルール16に外径125μm、コア径7μmの光受光側の光ファイバ12を挿入し接着剤で固定する。そして、開放端面161を光学研磨したあと、スリーブ18へ最後に挿入したスペーサ23に向って挿入して突き当て、光軸調整をした後フェルール15,16を接着剤もしくは、機械的に固定することでコア径変換装置を作製することができる。
【0025】
この方法では、スリーブに対して所望のフェルール、ボールレンズ、スペーサを順次差し込む一連の作業により、光軸合わせされたコア径変換装置の作製が可能となる。
【0026】
図6は、この発明のコア径変換装置とファイバレーザ装置を用いた映像表示装置の一実施の形態を概略的に示したものである。61R,61G,61Bは、R,G,Bの出射光を得るファイバレーザ装置である。ファイバレーザ装置61R,61G,61Bは、それぞれ半導体レーザ62の出力光aは、共振器63aと63bにて挟まれた希土類添加ファイバ64に入射する。その結果、共振されたアップコンバージョンされたレーザ光bを、ファイバレーザ装置の出力として光ファイバ11より出力する。光ファイバ64は、それぞれR,G,Bの出力光が得られるように添加する希土類およびその濃度などが設定されている。
【0027】
ファイバレーザ装置61R,61G,61Bから出力されるR,G,B光は、径の異なる光ファイバ12を介してそれぞれの光に応じた液晶パネル65R,65G,65Bに入射され空間変調を受ける。光ファイバ11と12とのコア径変換にスリーブ18を用いた図2の構成のコア径変換装置を用いる。
【0028】
空間変調を受けたR,G,B光は、ダイクロイックプリズムなどの合成手段66によって合成ざれ、投射レンズ67に入射する。この入射光は、投射レンズ67によってスクリーン68に映像として表示させる。
【0029】
図7は、この発明のコア径変換装置とファイバレーザ装置を用いた映像表示装置の他の実施の形態を概略的に示したものである。ファイバレーザ装置61R,61G,61Bから光ファイバ11を介して出力されるR,G,B光を、光ファイバ11とコア径の異なる光ファイバ12に図2の構成のコア変換装置を用いてコア変換したのち、1つにまとめて巨視的(全体的)に見た場合の白色光を作る。この白色光をカラーフィルタ付の液晶パネル71に入射し、投射レンズ67によってスクリーン68に映像として表示させる。
【0030】
上記したこの発明のコア径変換を用いた各映像表示装置によれば簡単に最適なコア変換を行うことができることから映像表示装置の量産性に寄与することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のコア径変換装置は、スリーブ内部に複数個のボールレンズを構成し、さらにスリーブ内径に合わせたスペーサを使うことで円筒中心がそのまま光軸中心精度となるため、組み立てと光軸合わせが同時に実現することが可能となる。
【0032】
また、この発明のコア径変換装置の製造方法では、スリーブ内に所望の部品を収容する作業のみで組み立てることができることから効率の組み立て作業を実現できる。
【0033】
さらに、この発明の映像表示装置では、簡単に最適なコア変換を行うことができることから映像表示装置の量産性に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光ファイバ同士を光学的に接続した外観斜視図。
【図2】この発明の一実施の形態について説明するための図1の断面図。
【図3】この発明の光学的設計の具体例について説明するための説明図。
【図4】この発明のコア径変換装置の製造方法の(a)〜(d)の工程のうち、(a),(b)について説明するための説明図。
【図5】この発明のコア径変換装置の製造方法の(a)〜(d)の工程のうち、(c),(d)について説明するための説明図。
【図6】この発明のコア径変換装置を用いた映像表示装置の一実施の形態について説明するための概略構成図。
【図7】この発明のコア径変換装置を用いた映像表示装置の他の実施の形態について説明するための概略構成図。
【符号の説明】
11,12…光ファイバ
13,14…コア
15,16 …フェルール
17…割り部
18…スリーブ
19,21,23…スペーサ
20,22…ボールレンズ
152,162,183,184…テ−パ
Claims (8)
- コア径が異なる第1と第2の光ファイバを光学的に接続するコア径変換装置において、
前記第1の光ファイバの一端に該光ファイバのコアを開放した状態で固着した円筒状の第1のフェルールと、
前記第2の光ファイバの一端に該光ファイバのコアを開放した状態で固着した円筒状の第2のフェルールと、
一端から前記第1のフェルールを、他端から前記第2のフェルールをそれぞれ挿入し固着した円筒状のスリーブと、
中央に穴を形成スペーサに挟持して前記第1および第2のフェルール間の光軸上に配置したレンズとからなることを特徴とするコア径変換装置。 - コア径が異なる第1と第2の光ファイバを光学的に接続するコア径変換装置において、
前記第1の光ファイバの一端に該光ファイバのコアを開放した状態で固着した円筒状の第1のフェルールと、
前記第2の光ファイバの一端に該光ファイバのコアを開放した状態で固着した円筒状の第2のフェルールと、
一端から前記第1のフェルールを、他端から前記第2のフェルールをそれぞれ挿入し固着した円筒状のスリーブと、
前記スリーブの一端から他端まで形成した割り部と、
中央に穴を形成したスペーサに挟持して前記第1および第2のフェルール間の光軸上に配置したレンズとからなることを特徴とするコア径変換装置。 - 前記レンズはボール状のレンズであり、前記第1および第2のフェルール間に少なくとも2個を配置し、前記スペーサは前記レンズの光軸方向の前後に配置したことを特徴とする請求項1または2記載のコア径変換装置。
- 前記レンズの焦点距離合わせは、前記スペーサの長さ調整により行うことを特徴とする請求項1または2記載のコア径変換装置。
- 前記スペーサの外径は前記レンズの外径より以下であるとともに、前記レンズは前記スペーサの内径より大であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコア径変換装置。
- コア径が異なる第1と第2の光ファイバを光学的に接続するコア径変換装置の製造方法において、
前記第1の光ファイバの一端を該光ファイバのコアを開放した状態で、円筒状の第1のフェルールと固着し、
前記第2の光ファイバの一端を該光ファイバのコアを開放した状態で、円筒状の第2のフェルールと固着し、
円筒状のスリーブの一端から前記第1のフェルールを挿入固着し、
前記円筒状のスリーブの他端からワッシャ状の第1のスペーサ、第1のボールレンズ、第2のワッシャ−状のスペーサ、第2のボールレンズ、第3のワッシャ−状のスペーサを順次突き合わせるように挿入し、さらに前記第2のフェルールを突き合せて挿入固着したことを特徴とするコア径変換装置の製造方法。 - それぞれR,G,B光を第1の光ファイバより出力する複数のファイバレーザ装置にあって、
前記第1の光ファイバのコア径と異なるコア径の第2の光ファイバを介して各出力光を空間変調する複数の空間変調素子と、
前記複数の空間変調素子によりそれぞれ空間変調されたR,G,B光を合成する合成手段と、
前記合成手段の出力光を所定の位置に結像させる光学素子とを具備し、
前記第1および第2の光ファイバを請求項1に基づくコア径変換装置により光結合したことを特徴とする映像表示装置。 - それぞれR,G,B光を第1の光ファイバより出力する複数のファイバレーザ装置にあって、
前記第1の光ファイバのコア径と異なるコア径の第2の光ファイバの出力光を1つにまとめ、巨視的に見て白色光となるようにする白色光生成手段と、
前記白色光生成手段の出力光を空間変調する空間変調素子と、
前記空間変調素子により空間変調された光を所定の位置に結像させる光学素子と、を具備し、
前記第1および第2の光ファイバを請求項1に基づくコア径変換装置により光結合したことを特徴とする映像表示装置。
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JP2002315302A JP2004151282A (ja) | 2002-10-30 | 2002-10-30 | コア径変換装置とその製造方法、映像表示装置 |
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-
2002
- 2002-10-30 JP JP2002315302A patent/JP2004151282A/ja active Pending
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