JP2004148505A - 研磨装置、研磨装置用キャリアおよび研磨方法 - Google Patents

研磨装置、研磨装置用キャリアおよび研磨方法 Download PDF

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Abstract

【課題】同時に多くの薄い基板を高い加工精度で研磨することのできる研磨装置を提供する。
【解決手段】本発明の板状ワークの研磨方法は、研磨面11aを有する第1の定盤11を第1の軸A1を中心に回転させながら、中心孔13cおよび保持孔を有する円形プレート状キャリア13の保持孔に保持された板状ワークが研磨面11aに接するようにキャリア13を配置し、キャリア13の中心孔13cに挿入され、第1の軸A1を偏心軸とする偏心ローラ14を回転させることによって、キャリア13を第1の軸A1を中心とする円運動をさせ、かつ、キャリア13と係合しており、第1の定盤11の周囲に配置されたリング状部材15を第1の軸A1を中心に回転させることによって、キャリア13を偏心ローラ14の周りに自転させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板などのワークを研磨する研磨装置に関し、ワークの片面、あるいは、両面を研磨する研磨装置に関する。
半導体部品、圧電体部品、磁性体部品などの電子部品は、薄い基板上に微細加工技術を用いて作製される。こうした基板は、通常、単結晶インゴットなどを薄く切り出した後、ラッピング装置またはポリッシング装置と呼ばれる研磨装置を用いて研磨し、また、表面を平坦化することによって作製される。
従来の研磨装置として、たとえば、特許文献1に示すような、両面研磨装置が知られている。特許文献1が開示する両面研磨装置は、図9に示すように、遊星歯車機構を備えている。この両面研磨装置は、被加工材であるワークを保持する保持孔6を有し、遊星歯車として機能するキャリアプレート5A、5B、5C、5Dと、キャリアプレート5A、5B、5C、5Dを上下から挟むように配置される上砥石1および下砥石2とを備える。キャリアプレート5A、5B、5C、5Dは、太陽歯車4および太陽歯車4と同軸に設けられる環状の内歯歯車3の間に保持される。
太陽歯車4を図9に示すように、反時計回りに回転させ、内歯歯車3を適切な速さで時計回りに回転させる。これにより、キャリアプレート5A、5B、5C、5Dは矢印で示すように、時計回りに自転しながら、太陽歯車4の周りを時計回りに公転する。上砥石1および下砥石2をたとえば反時計回りに回転させることによって、キャリアプレート5A、5B、5C、5Dに保持されたワークの両面は、上砥石1および下砥石2によって研磨される。
この両面研磨装置では、キャリアプレート5A、5B、5C、5Dは、自転しながら公転をする。このため、ワークを均一に研磨することができる。また、ワークが上砥石1および下砥石2の広い面積と接触することができ、上砥石1および下砥石2が局部的に磨耗することを防止することができるという利点がある。
また、図10に示すように、特許文献2は、上砥石1と、下砥石2と、上砥石1および下砥石2に挟まれるキャリア6を備えた両面研磨装置を開示している。この両面研磨装置において、キャリア6は、ワークを保持するための保持孔7を有し、キャリア6の四隅が偏心アーム8に接続されている。偏心アーム8が回転すると、キャリア6はその平面内においてキャリア6全体が平行移動し、その平面内の任意の一点が円を描くよう、自転しない円運動をする。
図10に示す両面研磨装置によれば、キャリア6に多くの保持孔7を設けることができるため、一度にたくさんの基板を研磨することが可能となる。
実開平6−85724号公報 特開平10−202511号公報
しかし、上述の特許文献1の両面研磨装置では、キャリアプレート5A、5B、5C、5Dは遊星歯車として働くため、内歯歯車3と太陽歯車4との間に配置できるキャリアプレート5A、5B、5C、5Dの数を多くすることができない。また、キャリアプレート5A、5B、5C、5Dの外周には歯車を設ける必要があるため、1つのキャリアプレートに設ける保持孔6も多くすることができない。このため、基板を配置できないデッドスペースが多く、一度にたくさんの基板を研磨することができないという問題がある。
また、内歯歯車3、太陽歯車4およびキャリアプレート5A、5B、5C、5Dには歯車が設けられているため、研磨により生じた基板の削り粉などのゴミが歯車の間に溜まりやすい。このようなゴミが、研磨中に歯車の間から徐々に脱離し、基板にスクラッチを生じさせる原因となる。
また、キャリアプレート5A、5B、5C、5Dがワークよりも薄くなければ、ワークを研磨することができない。このため、薄いワークを研磨するためには、キャリアプレート5A、5B、5C、5Dも薄くする必要がある。しかし、キャリアプレート5A、5B、5C、5Dは遊星歯車として働くため、その厚みをあまり小さくすると、遊星歯車として必要な機械的強度を確保することができず、容易に変形し、あるいは破壊するという問題が生じる。キャリアプレート5A、5B、5C、5Dの歯車が磨耗しやすいという問題も生じる。
特許文献2の両面研磨装置では、遊星歯車は存在しないため、上述した問題は生じない。しかし、キャリア6は、その平面内の任意の一点が円を描くよう、その平面内において自転しない円運動をするだけである。このため、ワークの上砥石1および下砥石2に対する移動量が小さく、研磨後のワークの平行度が十分ではないという問題が生じる。
また、特許文献2の両面研磨装置では、キャリア6全体を平行移動させる機構が必要となる。このような機構は、キャリア6の四隅を同時に駆動する必要があるため、両面研磨装置全体の形状が大きくなってしまうという問題も生じる。
本発明は、上記従来技術の問題の少なくとも1つを解決し、薄いワークを研磨することができる研磨装置および研磨方法を提供することにある。
本発明の研磨装置は、板状ワークを研磨するための研磨面を有し、第1の軸を中心として回転する第1の定盤と、側面を有し、側面と垂直な断面の中心と異なる位置にある前記第1の軸を中心として回転する偏心ローラと、前記偏心ローラを挿入するための中心孔と、前記板状ワークを保持するための保持構造とを有し、前記保持構造により保持された前記板状ワークが前記第1の定盤に接するよう配置されるキャリアと、前記キャリアを前記偏心ローラを軸として回転させるキャリア回転機構とを備える。
ある好ましい実施形態において、前記キャリアは平行な2つの主面を有し、前記保持構造は、前記2つの主面を貫通する保持孔である。
ある好ましい実施形態において、前記研磨装置は、板状ワークを研磨するための研磨面を有し、第1の軸を中心として回転する第2の定盤を更に備えており、前記第1の定盤および前記第2の定盤が前記キャリアを挟むように配置される。
ある好ましい実施形態において、前記キャリアおよび前記キャリア回転機構は互いに係合するための係合手段をそれぞれ有する。
ある好ましい実施形態において、前記キャリア回転機構は、前記第1の定盤の周囲に配置されたリング状部材を含み、前記リング状部材は前記第1の軸を中心として回転する。
ある好ましい実施形態において、前記係合手段は少なくとも1つの係合突起および係合突起よりも大きい係合孔であり、前記係合突起および係合孔が、前記キャリアおよび前記キャリア回転機構のリング状部材に設けられている。
ある好ましい実施形態において、前記係合手段は複数の係合突起および係合孔であり、前記複数の係合孔は、前記キャリアにおいて、前記中心孔の中心を中心とする円上に設けられており、前記複数の係合突起は、前記キャリア回転機構のリング状部材に設けられている。
ある好ましい実施形態において、前記第1の定盤の研磨面と前記キャリア回転機構のリング状部材の前記複数の係合突起が設けられた面とは、実質的に同一平面にある。
ある好ましい実施形態において、前記キャリアに設けられた複数の係合孔の半径は、前記偏心ローラの断面の中心と前記第1の軸との距離以上である。
ある好ましい実施形態において、前記キャリアは、前記保持孔を複数有し、前記複数の保持孔の近傍に、前記複数の保持孔に保持されたワークに研磨剤を供給するための複数の供給孔を有する。
ある好ましい実施形態において、前記第1の定盤は、内孔を有するリング形状をしており、前記内孔に前記偏心ローラが配置されている。
ある好ましい実施形態において、前記偏心ローラと前記キャリア回転機構のリング状部材とは同じ方向に回転する。
ある好ましい実施形態において、前記第2の定盤は前記第1の定盤と逆の方向に回転する。
ある好ましい実施形態において、前記キャリアは、前記係合孔および前記中心孔の周りに、前記偏心ローラおよび前記係合突起と接触し得る補強リングをそれぞれ有する。
また、本発明の基板は、上記いずれかの研磨装置により板状ワークとして基板の少なくとも一面が平坦になるよう研磨されている。
また、本発明のキャリアは、研磨面を有し、第1の軸を中心に回転する定盤および前記第1の軸を中心として回転可能なように前記定盤の周囲に配置され、複数の係合突起を備えたリング状部材を含むキャリア回転機構を備えた研磨装置に用いられ、板状ワークを保持する。前記キャリアは、円形プレートと、第1の軸の周りに回転するよう偏心した偏心ローラと係合するための中心孔と、前記円形プレートの外周近傍に配置された、前記複数の係合突起と係合する複数の係合孔と、前記板状ワークを保持するための保持孔とを備える。
また、本発明の板状ワークの研磨方法は、研磨面を有する第1の定盤を第1の軸を中心に回転させながら、板状ワークの一面が前記研磨面に接触するように、前記板状ワークを保持するキャリアを前記第1の軸を中心とする円運動をさせ、かつ、前記キャリアを自転させる。
ある好ましい実施形態において、前記研磨方法は、研磨面を有する第2の定盤を第1の軸を中心に回転させながら、前記板状ワークの両面が前記第1および第2の研磨面に接触するように、前記第1の定盤および前記第2の定盤で挟む。
ある好ましい実施形態において、前記研磨方法は、前記第2の定盤を前記第1の定盤と逆の方向に回転させる。
また、本発明の基板は、上記いずれかの研磨方法により、板状ワークとして基板の少なくとも一面が平坦になるよう研磨されている。
本発明の研磨装置および研磨方法によれば、同時に多くの薄い基板を高い加工精度で研磨することが可能となる。
以下、本発明の研磨装置および研磨方法の実施形態を説明する。本願明細書において、「研磨」とは、基板などの板状ワークの主面を削る作業、および/または、その表面を滑らかに仕上げる作業を意味する。つまり、「研磨」とは「研削」という語によって定義される作業を含むものとする。
図1は、研磨装置10の主要な部分を分解して示す分解斜視図であり、図2は、研磨装置10の断面図である。研磨装置10は、第1の定盤11と、第2の定盤12と、第1の定盤11および第2の定盤12に挟まれるキャリア13と、偏心ローラ14と、キャリア13を回転させるためキャリア回転機構であるリング状部材15とを備えている。
第1の定盤11および第2の定盤12は互いに対向する研磨面11aおよび12aをそれぞれ備えている。研磨面11aおよび12aは、第1の定盤11および第2の定盤12に貼付された研磨布の表面であってもよいし、砥石等の表面であってもよい。研磨面11aおよび12aの荒さは、板状ワークの状態や板状ワークをどのように仕上げるべき等その目的によって任意に選択し得る。第1の定盤11および第2の定盤12は、それぞれ中心孔11cおよび12cを有するリング形状を備えており、中心孔11cおよび12c内に偏心ローラ14が配置される。
リング状部材15は第1の定盤11の外側に配置されており、第1の定盤11の研磨面11aとほぼ同一平面上に配置された上面15aを含む。上面15aには係合突起となる係合ピン15bが複数配設されている。
第1の定盤11、第2の定盤12、偏心ローラ14およびリング状部材15はそれぞれ第1の軸A1を中心として、どちらの方向にも回転し得る。これらの部材を回転させるために研磨装置10は、たとえば、図2に示す機構を備えている。図2に示すように、第1の定盤11、第2の定盤12、偏心ローラ14およびリング状部材15は、第1の軸A1を軸として回転するよう、歯車11g、12g、14gおよび15gとそれぞれ接続されている。歯車11g、12g、14gおよび15gは、可変減速機16と機械的に結合されている。研磨装置10は、モータ17を備え、モータ17の駆動力がベルト18を介して可変減速機16へ伝達される。可変減速機16はモータ17の回転数を減じ、歯車11g、12g、14gおよび15gに回転力を伝達する。可変減速機16は、第1の定盤11、第2の定盤12、偏心ローラ14およびリング状部材15の回転の方向や回転速度を独立して制御できる。
図2に示すように、研磨装置10は、第2の定盤12を昇降するための昇降機19を備え、第1の定盤11の研磨面11aと第2の定盤12の研磨面12aとを平行に保ち、かつ、研磨面11aと研磨面12aとの間隔を任意に設定できるよう、第2の定盤12を固定することができる。また、第1の定盤11および第2の定盤12に挟まれるキャリア13に対して任意の力で加重をかけることができる。研磨面11aおよび研磨面12aは第1の軸A1と直交している。
図2に示すような構造を備える研磨装置10は、たとえば、図9に示す従来の遊星歯車を備えた研磨装置を改造することによって作製することができる。具体的には、従来の研磨装置において、太陽歯車4に換えて偏心ローラ14を用い、内歯歯車3に換えて係合突起15bを有するリング状部材15を用いることによって研磨装置10を作製することができる。あるいは、第1の定盤11、第2の定盤12、偏心ローラ14およびリング状部材15を上述したように回転させることができ、第1の定盤11の位置等を制御することが可能なように、回転機および昇降機を用いて研磨装置10を設計してもよい。なお、図2には示していないが、従来の研磨装置と同様、研磨パウダーを液体に分散させたスラリーを第1の定盤11と第2の定盤12との間に供給するスラリー供給機構を研磨装置10は備えている。
図3は、図1において第1の定盤11、偏心ローラ14およびリング状部材15を第2の定盤12側から眺めた平面図である。図3に示すように、リング状部材15の上面15aにおいて、複数の係合ピン15bが設けられている。係合ピン15bは、第1の軸A1を中心とする円周上において等角度間隔で配置されていることが好ましい。また、リング状部材15は第1の軸A1を中心とするリング形状を備え、上述したように、第1の軸A1の回りに回転する。第1の定盤11も中心孔11cを有し、第1の軸A1を中心とするリング形状を備え、第1の軸A1の回りに回転する。後述するように第1の定盤11の研磨面11aおよびリング状部材15の上面15aにまたがってキャリア13が配置されるため、研磨面11aと上面15aとが実質的に同一平面にあることが好ましい。
一方、第1の定盤11の中心孔11c内に配置される偏心ローラ14は、その側面に垂直な断面が円形であり、その中心は第2の軸A2上にある。第2の軸A2は、第1の軸A1と一致しておらず、第1の軸A1から距離rdだけ離れている。このため、偏心ローラ14は、偏心ローラ14の中心軸である第2の軸A2から偏心した第1の軸A1を中心として矢印で示すように回転する。第1の定盤11の中心孔11cは、偏心ローラ14が第1の軸A1の回りに回転し得るような大きさに形成されている。偏心ローラ14の側面に垂直な断面の形状は、多角形であってもよいが、後述するように偏心ローラ14はキャリア13の自転回転の軸となる。このため、断面の形状は円形である方が回転摩擦が小さくなるため好ましい。
次に図4を参照しながら、キャリア13を説明する。図4に示すように、キャリア13は、回転中心C1を有し、回転中心C1を中心とする中心孔13cが設けられている。中心孔13cには偏心ローラ14が挿入され、以下で詳述するようにキャリア13は偏心ローラ14を軸として自転する。このため、中心孔13cは、偏心ローラ14を挿入することが可能であり、かつ、偏心ローラ14を軸として回転可能な程度の大きさを備えている。
キャリア13の外周近傍であって、回転中心C1を中心とする円周上に複数の係合孔13bが設けられている。係合孔13bの数は、リング状部材15の係合ピン15bの数と等しいかそれ以上であることが好ましい。また、係合孔13bは、図3に示す第1の軸A1と第2の軸A2との距離rd以上の半径を有していることが好ましい。係合ピン15bが円柱である場合には、係合孔13bは、距離rdと係合ピン15bの円柱の断面の半径との和の値以上であることが好ましい。図3において、偏心ローラ14を取り除き、キャリア13の回転中心C1を第1の軸A1上においた場合、各係合ピン15bはキャリア13の対応する係合孔13bの中心に位置する。
中心孔13cと係合孔13bとの間の領域には、保持孔13aが設けられている。保持孔13aは、基板などの板状ワークを保持する保持構造として機能する。保持孔13aは1つ以上設けることが可能である。一度に多くの板状ワークを研磨するためには、多くの保持孔13aを設けることが好ましい。図4には8つの保持孔13aが示されているが、8つ以上の保持孔13aを設けてもよい。保持孔13aの近傍には、研磨パウダーを板状ワークへ供給するための供給孔13dを設けてもよい。保持孔13a、係合孔13b、中心孔13cおよび供給孔13dはキャリア13の2つの主面に達する貫通孔になっている。
一般に、板状ワークを保持するキャリアの厚みは、研磨後の板状ワークの厚みより小さいことが必要である。しかし、従来技術によれば、キャリアが遊星歯車として機能するために、歯車として要求される機械的強度を保つことができる厚さを確保しなければならず、薄い板状ワークを研磨することが困難であった。これに対して、本発明によれば、キャリア13に歯車を設けないため、要求される板状ワークの厚さに応じて、キャリア13の厚さを小さくすることができる。キャリア13として用いることのできる材料として、ステンレス、アルミニウムなどの金属、種々のプラスチック、ガラス繊維、アラミド繊維、炭素繊維とエポキシ樹脂などとの複合材料等、種々の材料を用いることができる。
係合孔13bが、回転中心C1を中心とする円周上に配置されている限り、キャリア13の外形は、円形であってもよいし、多角形であってもよい。しかし、円形にキャリア13が形成されている方が、キャリア13の自転運動が滑らかになるので好ましい。
図5は、キャリア13を第1の定盤11上に配置した状態を示す平面図である。図5を参照して、キャリア13の動作を説明する。キャリア13は、その中心孔13cに偏心ローラ14が挿入されるように第1の定盤11上に配置される。この時、キャリア13の係合孔13bには、リング状部材15に設けられた係合ピン15bがそれぞれ挿入されている。
キャリア13の保持孔13aには板状ワーク20が配置される。本発明の研磨装置10は、板状ワークとして、シリコン、GaAsなどの半導体基板、サファイア基板、ガラス基板、AlTiCなどのセラミック基板、LN(LiNbO3)、LT(LiTaO3)、水晶などの圧電基板などを研磨することができる。保持孔13aは、板状ワーク20の外形および大きさにほぼ一致した形状を備えていることが好ましい。矩形の板状ワーク20を研磨する場合には、板状ワーク20の外形に対応した矩形の孔を有し、保持孔13aに対応する円形の外形を有するアダプタを用意し、保持孔13aにアダプタを挿入して、アダプタ内の矩形の孔に板状ワーク20を配置してもよい。
まず、リング状部材15を静止させたまま偏心ローラ14を回転させる場合を考える。偏心ローラ14が、偏心した第1の軸A1を中心として回転すると、キャリア13は、研磨面11aと平行な面内において第1の軸A1を中心として円運動する。この円運動の半径はrdである。リング状部材15は静止しているので、係合ピン15bはその位置を変えない。しかし、キャリア13に設けられた係合孔13bの半径が、第1の軸A1と第2の軸A2との距離rd以上に設定されているため、キャリア13が円運動をしても、それぞれの係合孔13bは、係合孔13b内の係合ピン15bの中心を軸として円運動をし、係合孔13bの側壁が係合ピン15bと接触してキャリア13の円運動が妨げられることはない。
次に、この状態でリング状部材15を回転させる。図5に示すように、リング状部材15が第1の軸A1を中心として回転すると、係合ピン15bのいずれか少なくとも1つがキャリア13の係合孔13bの側壁と接触し、側壁をリング状部材15の回転方向へ押す力が働く。このため、キャリア13は、第2の軸A2を中心として偏心ローラ14の回りを回転する。第2の軸A2はキャリア13の中心と一致するため、この回転はキャリア13の自転運動となる。このように、係合孔13bおよび係合ピン15bが係合手段となり、リング状部材15の回転がキャリア13に伝達される。
本発明の研磨装置10では、上述した偏心ローラ14の回転およびリング状部材15の回転を同時に行う。また、第1の定盤11および第2の定盤12を第1の軸A1を中心に回転させる。これによって、第1の定盤11および第2の定盤12を第1の軸A1を中心に回転させながら、キャリア13を第1の軸A1を中心とする円運動をさせ、かつ、キャリア13を自転させることができる。
第1の定盤11および第2の定盤12の回転方向は、偏心ローラ14の回転方向およびリング状部材15の回転方向と同じであってもよいし、異なっていてもよい。しかし、第1の定盤11の回転方向と第2の定盤12の回転方向とが異なり、かつ、回転数が異なっていることが好ましい。このように第1の定盤11および第2の定盤12を回転させることによって、キャリア13の保持孔13a内において板状ワーク20を自転させることができ、板状ワーク20をより均一に研磨することができる。
偏心ローラ14の回転方向とリング状部材15の回転方向、言い換えれば、キャリア13の第1の軸A1を中心とする円運動の方向とキャリア13の自転回転の方向は同じであってもよいし、異なっていてもよい。これら2つの回転方向が同じである場合には、板状ワークをキャリア13の保持孔13a内においてよりスムーズに自転させることができ、さらに板状ワークを均一に研磨できるという効果が得られる。
偏心ローラ14の断面中心である第2の軸A2と偏心ローラ14が回転する軸となる第1の軸A1との距離rdは、偏心ローラ14における回転軸の偏心の程度を示す。図5から明らかなように、距離rdが大きくなるとキャリア13の第1の軸A1を中心とする円運動の半径も大きくなるため、キャリア13の保持孔13aに保持された板状ワークが第1の定盤13上から外れ出す可能性がある。このため、第1の定盤13の外径および内径をそれぞれl1およびl2とした場合、板状ワークが第1の定盤13の外側や内側に外れないよう、距離rd、外径l1および内径l2を考慮して、キャリア13に設ける保持孔13aの位置を決定することが好ましい。また、板状ワークが第1の定盤11の研磨面11aおよび第2の定盤の研磨面12aから外れない範囲において、キャリア13の円運動の半径を大きくし、研磨面11aおよび研磨面12aのほぼ全体で板状ワークを研磨することができるよう、距離rdを設定することが好ましい。
上述したように研磨装置10によれば、要求される板状ワークの厚さに応じて、キャリア13を薄くすることができる。しかし、キャリア13が薄くなりすぎると、係合ピン15bと接触する係合孔13bや偏心ローラ14と係合する中心孔13cの周囲の部分において、係合ピン15bおよび偏心ローラ14から受ける力のためにキャリア13が変形する可能性がある。このような場合には、図6に示すように、係合孔13bおよび中心孔13cの周囲に係合ピン15bおよび偏心ローラ14と接触するよう補強リング13eおよび13fをそれぞれ設けてもよい。係合ピン15bおよび偏心ローラ14と接触する補強リング13eおよび13fが係合ピン15bおよび偏心ローラ14とから受ける力を補強リング13eおよび13fとキャリア13との接合面に分散させるので、キャリア13の変形を防止することができる。なお、補強リング13eおよび13fをキャリア13に設ける場合には、補強リング13eおよび13fが第1の定盤11および第2の定盤12に挟まれる領域に侵入しないよう、第1の定盤11および第2の定盤12のサイズとキャリア13に設ける中心孔13cおよび係合孔13bの位置を調整する必要がある。
このように研磨装置30によれば、第1の定盤11および第2の定盤12を第1の軸A1を中心に回転させながら、キャリア13を第1の軸A1を中心とする円運動をさせ、かつ、キャリア13を自転させることができる。このような動きにより、キャリア13の保持孔13aに保持された各板状ワークは、第1の定盤11の研磨面11aおよび第2の定盤12の研磨面12aに対して大きく移動する。また、第1の定盤11および第2の定盤12を用いて板状ワークの両面を同時に研磨することができるので、きわめて平行度の高い板状ワークを得ることができる。
第1の定盤11の研磨面11aおよび第2の定盤12の研磨面12aと板状ワークが接触する面積も大きいため、第1の定盤11および第2の定盤12の磨耗も均一に生じる。このため、第1の定盤11および第2の定盤12を交換したり、メンテナンスをしたりする頻度も少なくなり、生産性が向上させることができる。
また、キャリア13に歯車を設けないため、遊星歯車を有する従来の研磨装置において発生していた問題を解決することができる。具体的には、板状ワーク間にむだな隙間を設ける必要がないため、多くの板状ワークを一度に研磨することが可能である。また、歯車としての強度が要求されないため、キャリア13を薄くし、薄い板状ワークも研磨することできる。歯車がないため、削り粉などが滞留することがなく、板状ワークのスクラッチも減らすことが可能となる。キャリアの磨耗や破損の頻度も低減させることができる。遊星歯車を用いた従来の研磨装置では、厚さ300μm以下の板状ワークを研磨することは困難であったが、本発明の研磨装置10によれば、キャリア13の材質を適切に選択することによって、100μm程度の板状ワークを研磨することも可能である。
さらに、キャリア13の円運動および自転運動は、偏心ローラ14およびリング状部材15によってなされる。偏心ローラ14およびリング状部材15は第1の定盤11および第2の定盤12と同じ軸を中心とする回転運動をしているだけであるため、簡単な機構により、キャリア13の円運動および自転運動を実現することができる。
(実施例)
以下、本発明の研磨装置10を用い、板状ワークとしてLN基板を研磨した実施例を説明する。
研磨装置10には、遊星歯車を備えた従来の研磨装置を上述したように改造したものを用いた。厚さ180μmのキャリア13に保持孔13aを12個設け、直径4インチのLN基板を、厚さ220μmから厚さ210μmにまで研磨した。研磨クロスにはロデールニッタ株式会社製SUBA600を用い、研磨パウダーにはフジミインコーポレッド製EX2を用いた。
第1の定盤11(下定盤)、第2の定盤12(上定盤)およびリング状部材15の回転速度はそれぞれ、30、15および10rpmであった。偏心ローラ14の回転の効果を確認するため、偏心ローラ14の回転速度は、0、5、および10rpmに変化させた。第2の定盤12の過重は、55g/cm2に設定した。研磨後のLN基板は、厚さばらつき(TTV)を測定することによって評価した。また、比較のために、遊星歯車を備えた従来の研磨装置を用いて同じ条件で基板を研磨した。従来の研磨装置では、同時に5枚の基板しか研磨することができなかった。
図7は、研磨後の12枚のLN基板の平行度を示している。偏心ローラ14を回転させない場合(0rpm)、厚さばらつきは、1μm程度であり、また、基板間での厚さばらつきの値の変化も大きい。これに対して、偏心ローラ14を5rpmおよび10rpmで回転させた場合には、厚さばらつきは小さくなる。偏心ローラ14を10rpmで回転させた場合には、厚さばらつきは、平均で0.16μmとなり、基板間の偏差も小さくなっている。
図8は、従来の装置と本発明の装置による基板の研磨結果を示している。本発明の装置を用いて研磨した基板の厚さばらつきおよび標準偏差は、従来の装置によるものと同程度か、それよりよい結果になっている。この結果から明らかなように、本発明の装置によれば、従来の装置に比べて同時に多くの基板を研磨することが可能となり、かつ、従来の装置と同程度以上の高い研磨精度を得ることができる。
なお、上記実施形態では、板状ワークの両主面が研磨されるようにキャリア13は貫通した保持孔13aを有していた。しかし、本発明の研磨装置は、板状ワークの片面のみを研磨する場合にも好適に用いることができる。この場合には、たとえば、厚さ10〜20mm程度の保持板に板状ワークを貼付し、厚さ10mm程度のキャリアを用いる。そして、板状ワークの研磨すべき面が第1の定盤11の研磨面11aと接触するよう、保持板に貼付された板状ワークをキャリアの保持孔に配置し、保持板上に適当な質量を有する荷重板を載置する。これによって、キャリアの運動を妨げることなく、キャリアに適当な荷重をかけながら研磨をおこなうことができる。このような方法により、半導体装置等、基板の一主面側に電子部品を作製した基板の表面をフォトレジスト等で保護し、基板の裏面を研磨することもできる。
また、上記実施形態では、リング状部材15の回転をキャリア13へ伝達するための係合手段として、キャリア13に係合孔13bを設け、係合ピン15bをリング状部材15に設けていた。他の係合手段として、キャリア13に係合突起を設け、係合突起を受ける係合孔または係合凹部をリング状部材15に設けても良い。係合突起および係合孔の数も複数設ける必要はなく、少なくとも一対の係合突起および係合孔があれば、リング状部材15の回転をキャリア13へ伝達することができる。
本発明の研磨装置の主要な構成要素を分解斜視図である。 本発明の研磨装置の断面図である。 図1において、第2の定盤側から第1の定盤、リング状回転部材および偏心ローラを見た平面図である。 キャリアの平面図である。 キャリアを第1の定盤上に配置した状態を示す平面図である。 キャリアの変形例を示す斜視図である。 本発明の研磨装置を用いて基板を研磨した結果を示すグラフであって、偏心ローラの回転速度を変化させた場合の厚さばらつきを示す。 本発明の研磨装置および従来の研磨装置をそれぞれ用いて基板を研磨した場合の、厚さばらつきを示すグラフである。 従来の研磨装置を示す斜視図である。 別な従来の研磨装置を示す斜視図である。
符号の説明
10 研磨装置
11 第1の定盤
11a、12a 研磨面
12 第2の定盤
13 キャリア
13a 保持孔
13b 係合孔
13c 中心孔
14 偏心ローラ
15 リング状回転部材
15b 係合ピン
16 可変減速機
17 モータ

Claims (5)

  1. 研磨面を有する第1の定盤を第1の軸を中心に回転させながら、
    中心孔および保持孔を有する円形プレート状キャリアの前記保持孔に保持された板状ワークが前記研磨面に接するように前記キャリアを配置し、
    前記キャリアの中心孔に挿入され、前記第1の軸を偏心軸とする偏心ローラを回転させることによって、前記キャリアを前記第1の軸を中心とする円運動をさせ、かつ、前記キャリアと係合しており、前記第1の定盤の周囲に配置されたリング状部材を前記第1の軸を中心に回転させることによって、前記キャリアを前記偏心ローラの周りに自転させる、板状ワークの研磨方法。
  2. 前記キャリアは外周近傍に配置された複数の係合孔を有し、前記リング状部材は前記係合孔に挿入されることによって前記キャリアと係合する複数の係合突起を備える請求項1に記載の板状ワークの研磨方法。
  3. 研磨面を有する第2の定盤を第1の軸を中心に回転させながら、前記板状ワークの両面が前記第1および第2の定盤の研磨面に接触するように、前記第1の定盤および前記第2の定盤で挟む請求項1または2に記載の板状ワークの研磨方法。
  4. 前記第2の定盤を前記第1の定盤と逆の方向に回転させる、請求項3に記載の板状ワークの研磨方法。
  5. 前記偏心ローラと前記リング状部材とを同じ方向に回転させる請求項1から4のいずれかに記載の板状ワークの研磨方法。
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