JP2004148376A - 鋼の連続鋳造用パウダー - Google Patents

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Abstract

【課題】極低炭素鋼の連続鋳造において、パウダー巻き込みを防止しつつ、一部巻き込まれたパウダーがプレス割れの原因とならないような鋼の連続鋳造用パウダーを提供する。
【解決手段】CaO/SiOが1.1〜1.2の範囲であり、1300℃における粘度が3〜10poiseであることを特徴とする鋼の連続鋳造用パウダー。ZrO:1〜7質量%とB:1〜7質量%の一方又は両方を含有する。また、CaO/SiOが1.0〜1.2の範囲であり、ZrO:1〜7質量%を含有し、1300℃における粘度が3〜10poiseであることを特徴とする鋼の連続鋳造用パウダー。さらにB:1〜7質量%を含有する。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鋼の連続鋳造において鋳型内に添加する鋼の連続鋳造用パウダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鋼の連続鋳造においては、鋳型内に注入された溶鋼表面上に連続鋳造用パウダーを添加する。連続鋳造用パウダーはモールドパウダー、あるいは単にパウダーとも呼ばれ、高温の溶鋼に加熱されて溶融し、鋳型と凝固シェルの間に流入する。パウダーは主として、鋳型内溶鋼表面の保温および酸化防止、溶鋼中から浮上した非金属介在物の吸収、鋳型と凝固シェル間に流入するスラグフィルムによる潤滑作用、このフィルムによる鋳片よりの抜熱の制御を行うことを目的とする。これによって、優れた表面性状の鋳片を得るとともに、溶融したパウダーが溶鋼中に巻き込まれにくく、正常で良好な鋳片を製造する。
【0003】
ところで、連続鋳造操業時には、操業条件の如何又はその変化による局所的な湯面変動に起因し、あるいは鋳型内に注入された溶鋼の注入流がメニスカス近傍で溶融したパウダーと溶鋼との界面を乱し、パウダーを溶鋼中に巻き込み、凝固シェルヘ付着したりする場合がある。特に高速連続鋳造においては注入流の流速が大きくなるので、パウダーを巻き込みやすくなる。巻き込まれたパウダーが鋳片に付着したままの状態で圧延を行うと、伸展されて冷延鋼板の表面欠陥の原因となるため、連続鋳造用パウダーには、鋳造中にパウダー巻き込みを起こさない性質を有することが要請される。
【0004】
高粘性のパウダーを用いることにより、鋳型内溶鋼流動によるパウダーの巻き込みを防止することができ、パウダー巻き込みに起因する欠陥発生が低減されることが知られている。特に炭素濃度が0.01質量%以下であるIF鋼(Interstitial Free鋼)は、パウダー巻き込みに起因する鋳片及び冷延鋼板の表面欠陥が発生しやすい。極低炭素鋼は鋳造時の溶鋼表面付近に生成する凝固シェル先端の爪が長くなりやすく、この爪が原因でパウダー巻き込みが発生しやすいと考えられる。
【0005】
特許文献1においては、極低炭素鋼用のモールドパウダーとして、1300℃におけるパウダーの粘度を3poise以上とすることで、高速鋳造においてもモールドパウダーの巻き込みを低減できる点が記載されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−263767号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
極低炭素鋼用のモールドパウダーに粘度3poise以上の高粘性パウダーを使用することにより、溶鋼中へのモールドパウダーの巻き込みの頻度を減らすことは可能になった。ただし、鋳片へのパウダー巻き込みが皆無になるわけではない。モールドパウダーの粘度を上げた結果として、一部残存する巻き込みパウダーが、この鋳片を用いて製造した鋼板をプレス成形するに際し、プレス割れの原因となり易くなるという現象が発生することとなった。
【0008】
本発明は、極低炭素鋼の連続鋳造において、パウダー巻き込みを防止しつつ、一部巻き込まれたパウダーがプレス割れの原因とならないような鋼の連続鋳造用パウダーを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の要旨とするところは以下の通りである。
(1)CaO/SiOが1.1〜1.2の範囲であり、1300℃における粘度が3〜10poiseであることを特徴とする鋼の連続鋳造用パウダー。
(2)ZrO:1〜7質量%とB:1〜7質量%の一方又は両方を含有することを特徴とする上記(1)に記載の鋼の連続鋳造用パウダー。
(3)CaO/SiOが1.0〜1.2の範囲であり、ZrO:1〜7質量%を含有し、1300℃における粘度が3〜10poiseであることを特徴とする鋼の連続鋳造用パウダー。
(4)さらにB:1〜7質量%を含有することを特徴とする上記(3)に記載の鋼の連続鋳造用パウダー。
【0010】
【発明の実施の形態】
極低炭Alキルド鋼の連続鋳造において、溶融金属中に巻き込まれたパウダーは、その成分中のSiOが溶鋼中のAlによって還元され、かわりにAlが生成し、パウダーはCaO−Alの2元系介在物となる。CaO−Al2元系介在物中のCaO:Al比と介在物の融点との関係についてみると、CaO:Al比が1.1近傍で介在物の融点が最も低くなる。
【0011】
従来、モールドパウダーの粘度を上げ、1300℃における粘度を3poise以上にするためには、パウダー成分における塩基度(CaO/SiO)を0.8程度の低塩基度とすることによって実現していた。低塩基度でSiO含有量が多いパウダーが溶鋼中に巻き込まれると、Alによって還元されAlとなるべきSiOが多いので、Al含有量が多く、CaO:Al比が1.1よりも低いCaO−Al系介在物となる。このような組成の介在物は融点が高く、その後の圧延段階において介在物が破砕されにくい性質を有する。従来、高粘性パウダーを用いることによってパウダー巻き込みが減少するものの皆無とはならず、パウダー巻き込み起因介在物がプレス割れの原因となっていたのは、以上のように残存したパウダーの融点が高いのが原因であった。
【0012】
一方、パウダーの1300℃粘度を3poise以上に確保しつつパウダーの塩基度を上げることができれば、パウダー中のSiO含有量が減少し、Alで還元された後の介在物中のCaO:Al比が増加し、最も融点の低いCaO:Al=1.1近傍の値を実現することが可能になる。
【0013】
脱酸生成物としてのアルミナの浮上によってもパウダー中のAlは増加するが、増加代は無視できるほど小さく、同様に溶鋼中でのアルミナ系介在物とパウダー系介在物の合体によるパウダー系介在物中のAl増加も非常に小さい。
【0014】
本発明は、以上の知見に基づいてなされたものであり、1300℃における粘度が3〜10poiseとしつつ、塩基度(CaO/SiO)を1.1〜1.2の範囲とすることにより、極低炭素鋼の連続鋳造においてパウダーの巻き込みを減少し、たとえ溶鋼中に巻き込まれても融点の低い介在物を生成し、プレス割れの少ない良好な品質の鋳片を製造することを可能にした。
【0015】
パウダーの塩基度を1.1〜1.2としたのは、この範囲であればAlで還元された後の介在物中のCaO:Al比を最適な1.13付近に保持することが可能であり、介在物の融点を低く保つことができるからである。塩基度を1.1以上とすることで介在物の融点を十分に低くすることができ、また塩基度を1.2以下とすることで介在物の融点を十分に低くすることができるとともに粘度の低下しすぎを抑制することができる。
【0016】
パウダーの1300℃での粘度を3poise以上としたのは、これによって連続鋳造時のパウダー巻き込みを低減することが可能だからである。また粘度を10poise以下としたのは、この範囲であれば鋳型と凝固シェルの間隙へのパウダー流入が適正に行われ、鋳片の鋳型との潤滑が正常に保たれるからである。粘度を10poise未満とするとより好ましい。
【0017】
パウダーの粘度を上記のような高粘度に保持しつつ、塩基度を1.1〜1.2の範囲とするための手段として、本発明においては、ZrO:1〜7質量%とB:1〜7質量%の一方又は両方を含有することとすると好ましい。ZrOやBにはパウダーの粘度を上昇させる働きがあり、塩基度1.1以上の高塩基度でありながら高粘性を実現することが可能になる。
【0018】
ZrO含有量を1%以上としたのは、これによってZrOによるパウダーの粘度上昇効果を得ることができるからであり、7%以下としたのは、さらに添加量を増やすとZrOの大きな結晶が析出しパウダーの特性が不均一になるからである。ZrO含有量は3〜7%とするとより好ましい。
【0019】
含有量を1%以上としたのは、これによってBによるパウダーの粘度上昇効果を得ることができるからであり、7%以下としたのは、さらに添加するとパウダーの融点が低下し鋳型内伝熱が不良になるからである。B含有量は3〜7%とするとより好ましい。
【0020】
本発明のモールドパウダーは、CaO、SiOを主成分とし、好ましくは上記の通りZrOとBの一方または両方を含む。さらに、凝固温度や粘度等を調整するために、例えばAl、NaO、F、MgO、LiO等を添加することができる。これらの成分の添加量は、この発明で規定している要件を具備する範囲内で目的に応じ所望量を任意に選べばよい。なお、これらの添加物は、従来のモールドパウダーに含まれているものである。
【0021】
Al含有量は2〜10%の範囲が好ましい。Alが高すぎるとパウダーの粘度を上げることができるが、溶鋼と反応した後のCaO:Al比が低くなり介在物の融点が高くなる。Alが低すぎるとパウダーの凝固温度が高くなり鋳型潤滑不良を招く。
【0022】
介在物中にZrOが含有されていると、介在物の破砕性が向上する効果が生まれる。介在物中において、ZrOは樹枝状晶として微細に析出するため、非常に容易に破砕されるのである。従って、ZrOを含有するモールドパウダーについては、介在物の破砕性を良好にするためのパウダーのCaO/SiO比率範囲を1.1〜1.2から1.0〜1.2の範囲に拡大する効果を有する。
【0023】
本発明の鋼の連続鋳造用パウダーは、上記知見に基づき、CaO/SiOが1.0〜1.2の範囲であり、ZrO:1〜7質量%を含有し、1300℃における粘度が3〜10poiseであることとすることにより、良好な結果を得ることができた。
【0024】
ZrO含有量を1%以上としたのは、これによりZrOの介在物破砕性改善効果を発揮することができ、塩基度の下限を1.1から1.0に拡大することが可能になるからである。7%以下としたのは、それ以上添加すると微細ではなく巨大なZrO結晶が晶出するからである。ZrOは、塩基度を確保しつつ粘度を上昇させる効果をも有する。ZrO含有量は3〜7%とするとより好ましい。塩基度の上限、粘度の範囲については、前記本発明の限定理由と同様の理由による。
【0025】
上記本発明はさらに、B:1〜7質量%を含有することとすると好ましい。Bは塩基度を確保しつつ粘度を上昇させる効果を有するからである。B含有量は3〜7%とするとより好ましい。
【0026】
本発明のモールドパウダーは、極低炭Alキルド鋼の連続鋳造に用いると好適である。極低炭Alキルド鋼とは、炭素濃度が0.01質量%以下であり、さらに、Si:0.03%以下、Al:0.01〜0.06%である。
【0027】
本発明においてはさらに、本発明のモールドパウダーを使用しつつ鋳型内の電磁攪拌を用いると好ましい。電磁攪拌によって、鋳型内への溶鋼の供給に伴う必然的に生じる溶鋼流動とは独立に鋳型内溶鋼に流動を付与することで、熱の供給不足の部位に熱を供給し均一化することによって、パウダーの流入を促進して、高粘度パウダーを用いてより高速での鋳造が可能となる。また、電磁攪拌によってメニスカス近傍の溶鋼流れの淀み部をなくすことができ、淀み部起因のパウダー流入不良をも解消することができる。本発明では十分に粘性の高いパウダーを使用することが可能なので、電磁攪拌によって溶鋼流動が増大してもパウダー巻き込みが増えるおそれはない。
【0028】
電磁攪拌を行うとともに本発明の高粘度のパウダーを用いることで、パウダーの巻き込みなしに攪拌推力を増加させて溶鋼流速を上げることが可能となり、鋳型内に侵入してきた介在物の凝固シェルへの捕捉防止が可能となり、パウダー系以外の欠陥、例えばタンディッシュから持ち込まれたスラグやアルミナ等の介在物も低減する。
【0029】
【実施例】
転炉にて溶製した溶鋼300tonを、RHにて所定の成分濃度に調整した極低炭素鋼の溶鋼を、タンディッシュ、浸漬ノズルを介して垂直曲げ型の連続鋳造機で、厚み250mm、幅1600mmの鋳片に鋳造した。溶鋼成分範囲を表1に示す。鋳造速度を1.5m/minとした。鋳片は1200℃で加熱した後に通常の方法で熱間圧延を行い、さらに冷間で圧延した。
【0030】
【表1】
Figure 2004148376
【0031】
鋳造に使用した連続鋳造用パウダーの成分、性質及び鋳造結果を表2に示す。
【0032】
パウダーの粘性は1300℃での粘性を用いた。粘度測定にあたっては、回転円筒法を用いた。測定対象パウダーを700℃にて60分間脱炭処理した試料を黒鉛坩堝に挿入し1400℃にて10〜15分間予備溶解した後鉄坩堝に移し、縦型管状炉(エレマ炉)に入れ、E型粘度計のローターをスラグ中に浸漬し、1300℃で30分間安定させた後、ローターを回転させ粘性抵抗によるトルクを測定し、粘度を求めた。なおE型粘度計は事前に標準粘度液にて較正しておく。
【0033】
介在物個数については、鋳片の介在物集積帯にあたる部位(表面から40〜50mm)から鋳片(1kg)を切り出して、スライム溶解法によって鉄を溶解し、介在物を抽出した。介在物の個数測定にあたってはアルミナクラスターは無視し、球形のパウダー系介在物のみをカウントした。
【0034】
介在物組成については、スライム法によって抽出した介在物を樹脂に埋め込み、SEM−EDX法によって介在物組成の定量分析を行った。
【0035】
プレス割れ成績については、製品となった0.8mm厚の鋼板を、100mmφの球状のダイを用いて32mm張り出させたときの割れ発生枚数比率を評点化し、プレス割れ評点とした。プレス割れ評点は、プレス割れ発生枚数比率0.2%未満を◎◎、プレス割れ発生枚数比率0.2%以上1%未満を◎、プレス割れ発生枚数率1%以上3%未満を○、プレス割れ発生枚数率3%以上5%未満を△、プレス割れ発生枚数率5%以上を×とした。
【0036】
【表2】
Figure 2004148376
【0037】
本発明例No.1〜3は、パウダー中にZrOあるいはBを含有させ、パウダーの塩基度を1.1以上としつつパウダーの粘度を3poise以上としているものである。鋳片へのパウダー巻き込みは非常に少なく、なおかつ鋳片に巻き込まれた介在物中のCaO/Al比が0.98と高いので、製造した鋼板のプレス割れ成績は非常に良好であった。特に本発明例No.3は、ZrOとBを両方含有した結果として、粘度を4.6まで上昇させることができ、パウダー巻き込みによる介在物の個数が極めて少なく、結果としてプレス割れ評点も最も良好な結果であった。
【0038】
本発明例No.4は、ZrOやBを用いずにパウダーの塩基度を1.1以上としつつパウダーの粘度を3poise以上としているものである。Alを高めにすることで粘度を3poiseとした。巻き込みはある程度抑制されたが、ZrOやBを含むものに比べて個数はやや多めである。プレス割れ評点も比較的良好であった。
【0039】
本発明例No.5は、ZrOを含有させ、パウダーの塩基度を1.1未満であるが1.0以上とし、パウダーの粘度を3poise以上としているものである。パウダーの塩基度がやや低いので介在物組成におけるCaO/Al比はやや低いが、ZrOを含有させた結果として介在物の破砕性が改善されており、プレス割れ評点は良好な結果を得ることができた。
【0040】
比較例No.6は、パウダーの塩基度が1.0以上1.1未満であり、パウダーの粘度を3poise以上とし、ZrOを含有していない。その結果、介在物組成におけるCaO/Al比はやや低く、プレス割れ評点がやや劣る結果となっている。
【0041】
比較例No.7、8は、粘度を4poiseとしてパウダー巻き込みの低減を図っているが、パウダー塩基度が1未満であり、パウダー巻き込み起因の介在物組成におけるCaO/Al比が低く、プレス割れ評点が△という結果であった。
【0042】
比較例No.9、10は、パウダー塩基度は1.1以上であるが、パウダー粘度が2poise以下の非常に低い粘度であり、鋳造中におけるパウダー巻き込みに起因して介在物個数が極めて多く、その結果としてプレス割れ評点も×であって非常に悪い結果となった。
【0043】
本実施例においては垂直曲げ型連続鋳造設備を使用したが、湾曲型及び垂直型連続鋳造設備においても同様の効果が得られる。
【0044】
また、本実施例では自動車用の薄鋼板用の鋳片製造にあたっての例で述べたが、本技術の本質とするところは、パウダーの巻き込みによって生じる欠陥を防止することであり、缶用鋼板、鋼管など他の鋼種の鋳片を製造する場合にも有効である。
【0045】
【発明の効果】
本発明の鋼の連続鋳造用パウダーは、1300℃での粘度を3poise以上に確保しつつ塩基度を1.1〜1.2の範囲とすることにより、鋳造中のパウダー巻き込みの低減と、パウダー巻き込みに起因する介在物の破砕性の向上を両立させ、プレス割れの少ない良好な品質の鋼製品を製造可能にする。
【0046】
本発明の鋼の連続鋳造用パウダーはまた、ZrOを含有して1300℃での粘度を3poise以上に確保しつつ塩基度を1.0〜1.2の範囲とすることにより、同様の効果を得ることができる。

Claims (4)

  1. CaO/SiOが1.1〜1.2の範囲であり、1300℃における粘度が3〜10poiseであることを特徴とする鋼の連続鋳造用パウダー。
  2. ZrO:1〜7質量%とB:1〜7質量%の一方又は両方を含有することを特徴とする請求項1に記載の鋼の連続鋳造用パウダー。
  3. CaO/SiOが1.0〜1.2の範囲であり、ZrO:1〜7質量%を含有し、1300℃における粘度が3〜10poiseであることを特徴とする鋼の連続鋳造用パウダー。
  4. さらにB:1〜7質量%を含有することを特徴とする請求項3に記載の鋼の連続鋳造用パウダー。
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