JP2004146878A - 弾性表面波フィルタ用パッケージ - Google Patents
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Abstract
【課題】パッケージの信号線と接地導体との間のキャパシタンス成分を削減することにより反射特性を改善した弾性表面波フィルタ用パッケージを提供する。
【解決手段】絶縁基体11の上面中央部に弾性表面波フィルタ素子17の搭載部を有し、内部の略全面に接地導体層12が形成されるとともに下面に弾性表面波フィルタ素子17の電極と電気的に接続される信号用パッド19が形成されており、接地導体層12は、信号用パッド19と対向する部位に信号用パッドの面積以上の面積で略相似形の非形成部20が設けられている弾性表面波フィルタ用パッケージである。信号用パッド19と接地導体層12との間のキャパシタンス成分を削減できるので、信号線の特性インピーダンスを50Ωに近づけることができ、弾性表面波フィルタの反射特性を改善することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】絶縁基体11の上面中央部に弾性表面波フィルタ素子17の搭載部を有し、内部の略全面に接地導体層12が形成されるとともに下面に弾性表面波フィルタ素子17の電極と電気的に接続される信号用パッド19が形成されており、接地導体層12は、信号用パッド19と対向する部位に信号用パッドの面積以上の面積で略相似形の非形成部20が設けられている弾性表面波フィルタ用パッケージである。信号用パッド19と接地導体層12との間のキャパシタンス成分を削減できるので、信号線の特性インピーダンスを50Ωに近づけることができ、弾性表面波フィルタの反射特性を改善することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体通信機器等に搭載される弾性表面波フィルタを収容するために使用される弾性表面波フィルタ用パッケージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機を始めとする移動体通信機器等の電子機器には、多数の電子装置が組み込まれている。かかる携帯電話機等の通信機器は近年、小型化が急激に進んでおり、これに搭載される各電子装置も小型化が要求され、同時に電子装置に使用される電子部品収納用パッケージも小型化・多機能化が要求されるようになってきた。
【0003】
例えば、携帯電話機に使用される弾性表面波(弾性表面波素子)フィルタは一般に、図4に断面図で示すように、内部に略全面に接地導体メタライズ層2を有し、上面側に弾性表面波フィルタ素子7が搭載収容される凹部1aを有する酸化アルミニウム質焼結体等の電気絶縁材料から成る略四角形の絶縁基体1と、この絶縁基体1の上面側に取着されて凹部1aを塞ぐ蓋体5とから成る弾性表面波フィルタ用パッケージを準備し、この弾性表面波フィルタ用パッケージの絶縁基体1に設けた凹部1aに弾性表面波フィルタ素子7を収容するとともに弾性表面波フィルタ素子7の入出力電極をメタライズ配線層から成る所定の入出力用配線3にボンディングワイヤ6を介して接続し、しかる後、絶縁基体1に蓋体5をガラス・樹脂・ロウ材等の封止材(図示せず)を介して枠状のメタライズ層4に接合させ、絶縁基体1と蓋体5とから成る容器内部に弾性表面波フィルタ7を気密に収容することによって製作されている。
【0004】
この弾性表面波装置は、携帯電話機において800MHzから数GHzを通過帯域の中心周波数とする弾性表面波フィルタとして使われており、移動体通信の発展に伴い、弾性表面波の特性に対する要求が高まってきている。
【0005】
従来、携帯電話機では音声の伝送を目的として2GHz以下で通信されており、それに使用される弾性表面波フィルタは2GHzが最高の周波数であったが、画像や動画等を通信するため、更なる大容量通信の要求があり、2GHzを超える周波数を使用する携帯電話機や無線システムが規格化され、中心周波数が2GHzを超える弾性表面波フィルタが用いられるようになってきている。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−49565号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、中心周波数が2GHzを超える弾性表面波フィルタにおいては、例えば図5(a)および(b)に、図4に示す弾性表面波フィルタ用パッケージの接地導体層2、および絶縁基体1下部の外部電気回路接続の電極パッド層9についてそれぞれ絶縁基体1の平面図を示すように、絶縁基体1の内部に形成した接地導体層2と絶縁基体1の下面に形成した外部電気回路接続の信号線用電極パッド9aとの間に生じるキャパシタンス成分により、信号線の反射特性が悪化するという問題点がある。
【0008】
例えば図6に信号線の反射特性を線図で示したように、2GHzを超える周波数において反射特性の規格である−20dBを満たすことが困難であるという問題点があった。なお、図6において、横軸は周波数(単位:GHz)を、縦軸は反射特性(単位:dB)を表し、破線の特性曲線は弾性表面波フィルタ用パッケージの入出力端子の反射特性を示している。
【0009】
本発明は以上のような従来の技術の問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的は、接地導体と外部電気回路への接続用の信号用パッドとの間に生じるキャパシタンス成分を削減することにより、2GHzを超える周波数に対する反射特性を改善した弾性表面波フィルタ用パッケージを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の弾性表面波フィルタ用パッケージは、絶縁基体の上面中央部に弾性表面波フィルタ素子の搭載部を有し、内部の略全面に接地導体層が形成されるとともに下面に前記弾性表面波フィルタ素子の電極と電気的に接続される信号用パッドが形成されており、前記接地導体層は、前記信号用パッドと対向する部位に前記信号用パッドの面積以上の面積で略相似形の非形成部が設けられていることを特徴とするものである。
【0011】
本発明の弾性表面波フィルタ用パッケージによれば、信号用パッド上の対向する接地導体層に信号用パッドの面積以上の面積で信号用パッドと略相似形の非形成部を設けたことから、信号用パッドとこれに絶縁基体の一部を挟んで対向していた接地導体層との間のキャパシタンス成分を削減できるので、信号線の特性インピーダンスを50Ωに近づけることができ、2GHz以上の周波数に対しても弾性表面波フィルタの反射特性を改善することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の弾性表面波フィルタ用パッケージを添付図面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の弾性表面波フィルタ用パッケージの実施の形態の例を示す断面図であり、図2(a)および(b)はそれぞれ本発明の弾性表面波フィルタ用パッケージの実施の形態の例を示す絶縁基体についての平面図である。これらの図において、11は絶縁基体、12は接地導体層、13はメタライズ配線層から成る入出力配線、14は絶縁基体11の凹部11aの周囲の上面に形成された枠状のメタライズ層、15は蓋体、16はボンディングワイヤ、17は弾性表面波フィルタ素子、18aおよび18bはそれぞれ側面導体としてのキャスタレーション導体である。
【0013】
略四角形の絶縁基体11はその上面中央部に弾性表面波フィルタ素子17が搭載収容される凹部11aを有し、この凹部11aの底面にその一部が露出するように絶縁基体11の内部に設けられた接地導体層12の上に、弾性表面波フィルタ素子17が接着剤等(図示せず)を介して取着固定されて搭載される。
【0014】
絶縁基体11は酸化アルミニウム質焼結体・ムライト質焼結体・窒化アルミニウム質焼結体・炭化珪素質焼結体・ガラスセラミックス焼結体等の電気絶縁材料から成る。例えば酸化アルミニウム質焼結体から成る場合には、酸化アルミニウム・酸化珪素・酸化カルシウム・酸化マグネシウム等の原料粉末に適当なバインダ・溶剤を添加混合して泥漿状となすとともに、これをドクターブレード法を採用してシート状となすことによってセラミックグリーンシートを得て、しかる後、これらセラミックグリーンシートを打ち抜き加工法により適当な形状に打ち抜くとともに必要に応じて複数枚を積層し、最後にこのセラミックグリーンシートの積層体を還元雰囲気中にて約1600℃の温度で焼成することによって製作される。
【0015】
メタライズ配線層から成る接地導体層12は、タングステン・モリブデン等の高融点金属粉末から成り、このタングステン等の高融点金属粉末に適当なバインダ・溶剤を添加混合して得た金属ペーストを絶縁基体11となるセラミックグリーンシートに予めスクリーン印刷法により所定パターンに印刷塗布しておくことによって、絶縁基体11の凹部11a底面から絶縁基体11の内部にかけて被着形成される。
【0016】
なお、接地導体層12のメタライズ配線層は、半田等による弾性表面波フィルタ素子17との接合を強固なものにするために、その表面にニッケル層および金層を順次、メッキ法により被着するとよい。
【0017】
メタライズ配線層から成る入出力配線13は、タングステン・モリブデン等の高融点金属粉末から成り、このタングステン等の高融点金属粉末に適当なバインダ・溶剤を添加混合して得た金属ペーストを絶縁基体11となるセラミックグリーンシートに予めスクリーン印刷法により所定パターンに印刷塗布しておくことによって、絶縁基体11の凹部11a周辺から下面にかけて被着形成される。
【0018】
なお、入出力配線13のメタライズ配線層は、その表面にニッケル層および金層が順次、メッキ法を採用することによって被着されており、これらニッケル層および金層によってメタライズ配線層から成る入出力配線13へのボンディングワイヤ16の接合を強固なものとしている。
【0019】
絶縁基体11の上面に凹部11aの周囲を取り囲むように形成された枠状のメタライズ層14は、タングステン・モリブデン等の高融点金属粉末から成り、このタングステン等の高融点金属粉末に適当なバインダ・溶剤を添加混合して得た金属ペーストを絶縁基体11となるセラミックグリーンシートに予めスクリーン印刷法により所定パターンに印刷塗布しておくことによって、絶縁基体11の凹部11aの周囲の上面に被着形成される。
【0020】
なお、枠状のメタライズ層14は、その表面にニッケル層および金層が順次、メッキ法を採用することによって被着されており、封止材(図示せず)との密着性をより強固なものとしている。
【0021】
弾性表面波フィルタ素子17の信号電極は、外部電気回路に接続する信号用パッド19aに、キャスタレーション導体18aもしくは貫通導体(図示せず)によりそれぞれ接続されている。
【0022】
外部電気回路の接地導体に接続される接地導体層12は、弾性表面波フィルタ素子17の搭載部から絶縁基体11の凹部11aの周囲にかけて、絶縁基体11の内部の略全面に配設されている。また、弾性表面波フィルタ素子17の接地電極は接地導体層12に接続され、さらには外部電気回路の接地導体に接続される接地用パッド19bにキャスタレーション導体18bもしくは貫通導体(図示せず)を介してそれぞれ接続されている。そして、接地導体層12には、信号用パッド19aと対向する部位に、信号用パッド19aの面積以上の面積で信号用パッド19aと略相似形の導体層の非形成部20が設けられている。
【0023】
信号用パッド19aと略相似形の非形成部20は、信号用パッド19aが対向する接地導体層12のうちでもこの部位が信号用パッド19aに対して最も電界が集中する部位であるため、これにより信号用パッド19aと接地導体層12との間に発生するキャパシタンス成分を効果的に削減することができる。また、このような非形成部20は、外部電気回路に接続する信号用パッド19aの面積以上の面積で形成することが望ましい。これは、外部電気回路に接続する信号用パッド19aと接地導体層12との間に発生するキャパシタンス成分を十分に大きく軽減することができ、これにより、反射特性をより十分に改善することができるからである。
【0024】
また、非形成部20の面積は、外部電気回路に接続する信号用パッド19aの面積より大きい方が、信号用パッド19aと接地導体層12との間に発生するキャパシタンス成分をより大きく軽減できるため、より効果があるものとなるが、信号用パッド19aの面積と同等の面積から信号用パッド19aの面積の約2倍以下の面積であることが望ましい。これは、非形成部20が信号用パッド19aの2倍を超えて大きくなりすぎると、小型化が要求されている弾性表面波フィルタ用パッケージにおいては接地導体層12を信号用パッド19aに隣接する接地用パッド19bに接続するためのキャスタレーション導体18bもしくは貫通導体(図示せず)を形成することが困難となって、接地導体層12を外部電気回路の接地導体に安定して接続できなくなるおそれがあり、さらに、絶縁基体11の内部の略全面に形成されることが必要な接地導体層12の面積が小さくなりすぎ、接地導体層12にインダクタンス成分が生じることとなり、良好な接地として機能しなくなって弾性表面波フィルタの電気特性を悪化させるおそれがあるからである。
【0025】
このような本発明の弾性表面波フィルタ用パッケージにおける入出力端子の反射特性を、図3に図6と同様の線図で示す。図3において、横軸は周波数(単位:GHz)を、縦軸は反射特性(単位:dB)を表し、実線の直線は反射特性の規格値を、破線の特性曲線は図6に示した従来の弾性表面波フィルタ用パッケージにおける入出力端子の反射特性を、実線の特性曲線は本発明の弾性表面波フィルタ用パッケージにおける入出力端子の反射特性を示している。
【0026】
図3に示す結果から分かるように、本発明の弾性表面波フィルタ用パッケージによれば、接地導体層12に、信号用パッド19aと対向する部位に信号用パッド19aの面積以上の面積で信号用パッド19aと略相似形の非形成部20が設けられていることから、接地導体層12と信号用パッド19aとの間のキャパシタンス成分が削減され、これらの間で持つ結合が弱くなるため、50Ω以下の低インピーダンスであった信号線の特性インピーダンスを50Ωに近づけることができるので、パッケージ信号線の反射特性の劣化を改善することができ、一般に携帯電話機で使用されるようになってきている1〜5GHzの周波数領域において、反射特性の規格である−20dBを十分に満たすことが可能であるものとなる。
【0027】
かくして本発明の弾性表面波フィルタ用パッケージによれば、絶縁基体11の上面に設けた凹部11aに弾性表面波フィルタ素子17を接着剤等を介して接着固定するとともに弾性表面波フィルタ素子17の入出力電極を所定の入出力配線13にボンディングワイヤ16を介して接続し、しかる後、絶縁基体11の上面に蓋体15を封止材を介して取着接合させ、絶縁基体11と蓋体15とで形成される容器内部に弾性表面波フィルタ素子17を気密に収容することによって製品としての弾性表面波フィルタとなる。
【0028】
なお、絶縁基体11の凹部11aの周囲の上面に形成された枠状のメタライズ層14に取着接合される蓋体15は、例えば鉄−ニッケル−コバルト合金や鉄−ニッケル合金等の金属材料、あるいは絶縁基体11と同様の酸化アルミニウム質焼結体等の無機絶縁材料で形成され、金属材料で形成される場合には鉄−ニッケル−コバルト合金等のインゴット(塊)に圧延加工法や打ち抜き加工法等の金属加工法を施すことによって製作され、また無機絶縁材料で形成される場合には前述の絶縁基体11と同様の方法によって製作される。
【0029】
また、蓋体15を絶縁基体11の上面の枠状のメタライズ層14に取着接合する封止材には、例えば金−錫合金や金−ゲルマニウム合金・錫−鉛合金等の材料が好適に使用される。これらを使用すると、樹脂材料に比べ気密性が高いため、絶縁基体11に蓋体15を封止材を介して取着接合させ、絶縁基体11と蓋体15とで形成される容器内部に弾性表面波フィルタ素子17を気密に封止し、弾性表面波フィルタ装置として所望の機能を長期間にわたり発揮させることが可能となる。
【0030】
なお、本発明は上述の実施の形態の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更は可能である。例えば、上述の実施の形態の例では携帯電話機に使用される弾性表面波フィルタを例に採って説明したが、用途はこれに限定されるものではなく、2つ以上の弾性表面波フィルタ素子をもつデュプレクサ等の他の電子装置にも適用可能である。
【0031】
【発明の効果】
本発明の弾性表面波フィルタ用パッケージによれば、絶縁基体の上面中央部に弾性表面波フィルタ素子の搭載部を有し、内部の略全面に接地導体層が形成されるとともに下面に弾性表面波フィルタ素子の電極と電気的に接続される信号用パッドが形成されており、信号用パッド上の対向する接地導体層に信号用パッドの面積以上の面積で信号用パッドと略相似形の非形成部を設けたことから、信号用パッドとこれに絶縁基体の一部を挟んで対向していた接地導体層との間のキャパシタンス成分を削減できるので、信号線の特性インピーダンスを50Ωに近づけることができ、2GHz以上の周波数に対しても弾性表面波フィルタの反射特性を改善することができ、2GHz以上の周波数が用いられる携帯電話で使用される弾性表面波フィルタで使用しても信号線の反射特性を改善することができる。
【0032】
以上により、本発明によれば、接地導体と外部電気回路への接続用の信号用パッドとの間に生じるキャパシタンス成分を削減でき、2GHzを超える周波数に対する反射特性を改善した弾性表面波フィルタ用パッケージを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弾性表面波フィルタ用パッケージの実施の形態の一例を示す断面図である。
【図2】(a)および(b)は、それぞれ本発明の弾性表面波フィルタ用パッケージにおける接地導体層および信号用パッドの例を示す絶縁基体の平面図である。
【図3】本発明および従来の弾性表面波フィルタ用パッケージにおける信号線の反射特性を示す線図である。
【図4】従来の弾性表面波フィルタ用パッケージの例を示す断面図である。
【図5】(a)および(b)は、それぞれ従来の弾性表面波フィルタ用パッケージにおける接地導体層および信号用パッドの例を示す絶縁基体の平面図である。
【図6】従来の弾性表面波フィルタにおける信号線の反射特性を示す線図である。
【符号の説明】
11:絶縁基体
11a:凹部
12:接地導体層
13:入出力配線
14:枠状のメタライズ層
15:蓋体
17:弾性表面波フィルタ素子
19:外部電気回路に接続するパッド
19a:信号用パッド
20:非形成部
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体通信機器等に搭載される弾性表面波フィルタを収容するために使用される弾性表面波フィルタ用パッケージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機を始めとする移動体通信機器等の電子機器には、多数の電子装置が組み込まれている。かかる携帯電話機等の通信機器は近年、小型化が急激に進んでおり、これに搭載される各電子装置も小型化が要求され、同時に電子装置に使用される電子部品収納用パッケージも小型化・多機能化が要求されるようになってきた。
【0003】
例えば、携帯電話機に使用される弾性表面波(弾性表面波素子)フィルタは一般に、図4に断面図で示すように、内部に略全面に接地導体メタライズ層2を有し、上面側に弾性表面波フィルタ素子7が搭載収容される凹部1aを有する酸化アルミニウム質焼結体等の電気絶縁材料から成る略四角形の絶縁基体1と、この絶縁基体1の上面側に取着されて凹部1aを塞ぐ蓋体5とから成る弾性表面波フィルタ用パッケージを準備し、この弾性表面波フィルタ用パッケージの絶縁基体1に設けた凹部1aに弾性表面波フィルタ素子7を収容するとともに弾性表面波フィルタ素子7の入出力電極をメタライズ配線層から成る所定の入出力用配線3にボンディングワイヤ6を介して接続し、しかる後、絶縁基体1に蓋体5をガラス・樹脂・ロウ材等の封止材(図示せず)を介して枠状のメタライズ層4に接合させ、絶縁基体1と蓋体5とから成る容器内部に弾性表面波フィルタ7を気密に収容することによって製作されている。
【0004】
この弾性表面波装置は、携帯電話機において800MHzから数GHzを通過帯域の中心周波数とする弾性表面波フィルタとして使われており、移動体通信の発展に伴い、弾性表面波の特性に対する要求が高まってきている。
【0005】
従来、携帯電話機では音声の伝送を目的として2GHz以下で通信されており、それに使用される弾性表面波フィルタは2GHzが最高の周波数であったが、画像や動画等を通信するため、更なる大容量通信の要求があり、2GHzを超える周波数を使用する携帯電話機や無線システムが規格化され、中心周波数が2GHzを超える弾性表面波フィルタが用いられるようになってきている。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−49565号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、中心周波数が2GHzを超える弾性表面波フィルタにおいては、例えば図5(a)および(b)に、図4に示す弾性表面波フィルタ用パッケージの接地導体層2、および絶縁基体1下部の外部電気回路接続の電極パッド層9についてそれぞれ絶縁基体1の平面図を示すように、絶縁基体1の内部に形成した接地導体層2と絶縁基体1の下面に形成した外部電気回路接続の信号線用電極パッド9aとの間に生じるキャパシタンス成分により、信号線の反射特性が悪化するという問題点がある。
【0008】
例えば図6に信号線の反射特性を線図で示したように、2GHzを超える周波数において反射特性の規格である−20dBを満たすことが困難であるという問題点があった。なお、図6において、横軸は周波数(単位:GHz)を、縦軸は反射特性(単位:dB)を表し、破線の特性曲線は弾性表面波フィルタ用パッケージの入出力端子の反射特性を示している。
【0009】
本発明は以上のような従来の技術の問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的は、接地導体と外部電気回路への接続用の信号用パッドとの間に生じるキャパシタンス成分を削減することにより、2GHzを超える周波数に対する反射特性を改善した弾性表面波フィルタ用パッケージを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の弾性表面波フィルタ用パッケージは、絶縁基体の上面中央部に弾性表面波フィルタ素子の搭載部を有し、内部の略全面に接地導体層が形成されるとともに下面に前記弾性表面波フィルタ素子の電極と電気的に接続される信号用パッドが形成されており、前記接地導体層は、前記信号用パッドと対向する部位に前記信号用パッドの面積以上の面積で略相似形の非形成部が設けられていることを特徴とするものである。
【0011】
本発明の弾性表面波フィルタ用パッケージによれば、信号用パッド上の対向する接地導体層に信号用パッドの面積以上の面積で信号用パッドと略相似形の非形成部を設けたことから、信号用パッドとこれに絶縁基体の一部を挟んで対向していた接地導体層との間のキャパシタンス成分を削減できるので、信号線の特性インピーダンスを50Ωに近づけることができ、2GHz以上の周波数に対しても弾性表面波フィルタの反射特性を改善することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の弾性表面波フィルタ用パッケージを添付図面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の弾性表面波フィルタ用パッケージの実施の形態の例を示す断面図であり、図2(a)および(b)はそれぞれ本発明の弾性表面波フィルタ用パッケージの実施の形態の例を示す絶縁基体についての平面図である。これらの図において、11は絶縁基体、12は接地導体層、13はメタライズ配線層から成る入出力配線、14は絶縁基体11の凹部11aの周囲の上面に形成された枠状のメタライズ層、15は蓋体、16はボンディングワイヤ、17は弾性表面波フィルタ素子、18aおよび18bはそれぞれ側面導体としてのキャスタレーション導体である。
【0013】
略四角形の絶縁基体11はその上面中央部に弾性表面波フィルタ素子17が搭載収容される凹部11aを有し、この凹部11aの底面にその一部が露出するように絶縁基体11の内部に設けられた接地導体層12の上に、弾性表面波フィルタ素子17が接着剤等(図示せず)を介して取着固定されて搭載される。
【0014】
絶縁基体11は酸化アルミニウム質焼結体・ムライト質焼結体・窒化アルミニウム質焼結体・炭化珪素質焼結体・ガラスセラミックス焼結体等の電気絶縁材料から成る。例えば酸化アルミニウム質焼結体から成る場合には、酸化アルミニウム・酸化珪素・酸化カルシウム・酸化マグネシウム等の原料粉末に適当なバインダ・溶剤を添加混合して泥漿状となすとともに、これをドクターブレード法を採用してシート状となすことによってセラミックグリーンシートを得て、しかる後、これらセラミックグリーンシートを打ち抜き加工法により適当な形状に打ち抜くとともに必要に応じて複数枚を積層し、最後にこのセラミックグリーンシートの積層体を還元雰囲気中にて約1600℃の温度で焼成することによって製作される。
【0015】
メタライズ配線層から成る接地導体層12は、タングステン・モリブデン等の高融点金属粉末から成り、このタングステン等の高融点金属粉末に適当なバインダ・溶剤を添加混合して得た金属ペーストを絶縁基体11となるセラミックグリーンシートに予めスクリーン印刷法により所定パターンに印刷塗布しておくことによって、絶縁基体11の凹部11a底面から絶縁基体11の内部にかけて被着形成される。
【0016】
なお、接地導体層12のメタライズ配線層は、半田等による弾性表面波フィルタ素子17との接合を強固なものにするために、その表面にニッケル層および金層を順次、メッキ法により被着するとよい。
【0017】
メタライズ配線層から成る入出力配線13は、タングステン・モリブデン等の高融点金属粉末から成り、このタングステン等の高融点金属粉末に適当なバインダ・溶剤を添加混合して得た金属ペーストを絶縁基体11となるセラミックグリーンシートに予めスクリーン印刷法により所定パターンに印刷塗布しておくことによって、絶縁基体11の凹部11a周辺から下面にかけて被着形成される。
【0018】
なお、入出力配線13のメタライズ配線層は、その表面にニッケル層および金層が順次、メッキ法を採用することによって被着されており、これらニッケル層および金層によってメタライズ配線層から成る入出力配線13へのボンディングワイヤ16の接合を強固なものとしている。
【0019】
絶縁基体11の上面に凹部11aの周囲を取り囲むように形成された枠状のメタライズ層14は、タングステン・モリブデン等の高融点金属粉末から成り、このタングステン等の高融点金属粉末に適当なバインダ・溶剤を添加混合して得た金属ペーストを絶縁基体11となるセラミックグリーンシートに予めスクリーン印刷法により所定パターンに印刷塗布しておくことによって、絶縁基体11の凹部11aの周囲の上面に被着形成される。
【0020】
なお、枠状のメタライズ層14は、その表面にニッケル層および金層が順次、メッキ法を採用することによって被着されており、封止材(図示せず)との密着性をより強固なものとしている。
【0021】
弾性表面波フィルタ素子17の信号電極は、外部電気回路に接続する信号用パッド19aに、キャスタレーション導体18aもしくは貫通導体(図示せず)によりそれぞれ接続されている。
【0022】
外部電気回路の接地導体に接続される接地導体層12は、弾性表面波フィルタ素子17の搭載部から絶縁基体11の凹部11aの周囲にかけて、絶縁基体11の内部の略全面に配設されている。また、弾性表面波フィルタ素子17の接地電極は接地導体層12に接続され、さらには外部電気回路の接地導体に接続される接地用パッド19bにキャスタレーション導体18bもしくは貫通導体(図示せず)を介してそれぞれ接続されている。そして、接地導体層12には、信号用パッド19aと対向する部位に、信号用パッド19aの面積以上の面積で信号用パッド19aと略相似形の導体層の非形成部20が設けられている。
【0023】
信号用パッド19aと略相似形の非形成部20は、信号用パッド19aが対向する接地導体層12のうちでもこの部位が信号用パッド19aに対して最も電界が集中する部位であるため、これにより信号用パッド19aと接地導体層12との間に発生するキャパシタンス成分を効果的に削減することができる。また、このような非形成部20は、外部電気回路に接続する信号用パッド19aの面積以上の面積で形成することが望ましい。これは、外部電気回路に接続する信号用パッド19aと接地導体層12との間に発生するキャパシタンス成分を十分に大きく軽減することができ、これにより、反射特性をより十分に改善することができるからである。
【0024】
また、非形成部20の面積は、外部電気回路に接続する信号用パッド19aの面積より大きい方が、信号用パッド19aと接地導体層12との間に発生するキャパシタンス成分をより大きく軽減できるため、より効果があるものとなるが、信号用パッド19aの面積と同等の面積から信号用パッド19aの面積の約2倍以下の面積であることが望ましい。これは、非形成部20が信号用パッド19aの2倍を超えて大きくなりすぎると、小型化が要求されている弾性表面波フィルタ用パッケージにおいては接地導体層12を信号用パッド19aに隣接する接地用パッド19bに接続するためのキャスタレーション導体18bもしくは貫通導体(図示せず)を形成することが困難となって、接地導体層12を外部電気回路の接地導体に安定して接続できなくなるおそれがあり、さらに、絶縁基体11の内部の略全面に形成されることが必要な接地導体層12の面積が小さくなりすぎ、接地導体層12にインダクタンス成分が生じることとなり、良好な接地として機能しなくなって弾性表面波フィルタの電気特性を悪化させるおそれがあるからである。
【0025】
このような本発明の弾性表面波フィルタ用パッケージにおける入出力端子の反射特性を、図3に図6と同様の線図で示す。図3において、横軸は周波数(単位:GHz)を、縦軸は反射特性(単位:dB)を表し、実線の直線は反射特性の規格値を、破線の特性曲線は図6に示した従来の弾性表面波フィルタ用パッケージにおける入出力端子の反射特性を、実線の特性曲線は本発明の弾性表面波フィルタ用パッケージにおける入出力端子の反射特性を示している。
【0026】
図3に示す結果から分かるように、本発明の弾性表面波フィルタ用パッケージによれば、接地導体層12に、信号用パッド19aと対向する部位に信号用パッド19aの面積以上の面積で信号用パッド19aと略相似形の非形成部20が設けられていることから、接地導体層12と信号用パッド19aとの間のキャパシタンス成分が削減され、これらの間で持つ結合が弱くなるため、50Ω以下の低インピーダンスであった信号線の特性インピーダンスを50Ωに近づけることができるので、パッケージ信号線の反射特性の劣化を改善することができ、一般に携帯電話機で使用されるようになってきている1〜5GHzの周波数領域において、反射特性の規格である−20dBを十分に満たすことが可能であるものとなる。
【0027】
かくして本発明の弾性表面波フィルタ用パッケージによれば、絶縁基体11の上面に設けた凹部11aに弾性表面波フィルタ素子17を接着剤等を介して接着固定するとともに弾性表面波フィルタ素子17の入出力電極を所定の入出力配線13にボンディングワイヤ16を介して接続し、しかる後、絶縁基体11の上面に蓋体15を封止材を介して取着接合させ、絶縁基体11と蓋体15とで形成される容器内部に弾性表面波フィルタ素子17を気密に収容することによって製品としての弾性表面波フィルタとなる。
【0028】
なお、絶縁基体11の凹部11aの周囲の上面に形成された枠状のメタライズ層14に取着接合される蓋体15は、例えば鉄−ニッケル−コバルト合金や鉄−ニッケル合金等の金属材料、あるいは絶縁基体11と同様の酸化アルミニウム質焼結体等の無機絶縁材料で形成され、金属材料で形成される場合には鉄−ニッケル−コバルト合金等のインゴット(塊)に圧延加工法や打ち抜き加工法等の金属加工法を施すことによって製作され、また無機絶縁材料で形成される場合には前述の絶縁基体11と同様の方法によって製作される。
【0029】
また、蓋体15を絶縁基体11の上面の枠状のメタライズ層14に取着接合する封止材には、例えば金−錫合金や金−ゲルマニウム合金・錫−鉛合金等の材料が好適に使用される。これらを使用すると、樹脂材料に比べ気密性が高いため、絶縁基体11に蓋体15を封止材を介して取着接合させ、絶縁基体11と蓋体15とで形成される容器内部に弾性表面波フィルタ素子17を気密に封止し、弾性表面波フィルタ装置として所望の機能を長期間にわたり発揮させることが可能となる。
【0030】
なお、本発明は上述の実施の形態の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更は可能である。例えば、上述の実施の形態の例では携帯電話機に使用される弾性表面波フィルタを例に採って説明したが、用途はこれに限定されるものではなく、2つ以上の弾性表面波フィルタ素子をもつデュプレクサ等の他の電子装置にも適用可能である。
【0031】
【発明の効果】
本発明の弾性表面波フィルタ用パッケージによれば、絶縁基体の上面中央部に弾性表面波フィルタ素子の搭載部を有し、内部の略全面に接地導体層が形成されるとともに下面に弾性表面波フィルタ素子の電極と電気的に接続される信号用パッドが形成されており、信号用パッド上の対向する接地導体層に信号用パッドの面積以上の面積で信号用パッドと略相似形の非形成部を設けたことから、信号用パッドとこれに絶縁基体の一部を挟んで対向していた接地導体層との間のキャパシタンス成分を削減できるので、信号線の特性インピーダンスを50Ωに近づけることができ、2GHz以上の周波数に対しても弾性表面波フィルタの反射特性を改善することができ、2GHz以上の周波数が用いられる携帯電話で使用される弾性表面波フィルタで使用しても信号線の反射特性を改善することができる。
【0032】
以上により、本発明によれば、接地導体と外部電気回路への接続用の信号用パッドとの間に生じるキャパシタンス成分を削減でき、2GHzを超える周波数に対する反射特性を改善した弾性表面波フィルタ用パッケージを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弾性表面波フィルタ用パッケージの実施の形態の一例を示す断面図である。
【図2】(a)および(b)は、それぞれ本発明の弾性表面波フィルタ用パッケージにおける接地導体層および信号用パッドの例を示す絶縁基体の平面図である。
【図3】本発明および従来の弾性表面波フィルタ用パッケージにおける信号線の反射特性を示す線図である。
【図4】従来の弾性表面波フィルタ用パッケージの例を示す断面図である。
【図5】(a)および(b)は、それぞれ従来の弾性表面波フィルタ用パッケージにおける接地導体層および信号用パッドの例を示す絶縁基体の平面図である。
【図6】従来の弾性表面波フィルタにおける信号線の反射特性を示す線図である。
【符号の説明】
11:絶縁基体
11a:凹部
12:接地導体層
13:入出力配線
14:枠状のメタライズ層
15:蓋体
17:弾性表面波フィルタ素子
19:外部電気回路に接続するパッド
19a:信号用パッド
20:非形成部
Claims (1)
- 絶縁基体の上面中央部に弾性表面波フィルタ素子の搭載部を有し、内部の略全面に接地導体層が形成されるとともに下面に前記弾性表面波フィルタ素子の電極と電気的に接続される信号用パッドが形成されており、前記接地導体層は、前記信号用パッドと対向する部位に前記信号用パッドの面積以上の面積で略相似形の非形成部が設けられていることを特徴とする弾性表面波フィルタ用パッケージ。
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JP2002306279A JP2004146878A (ja) | 2002-10-21 | 2002-10-21 | 弾性表面波フィルタ用パッケージ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002306279A JP2004146878A (ja) | 2002-10-21 | 2002-10-21 | 弾性表面波フィルタ用パッケージ |
Publications (1)
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JP2004146878A true JP2004146878A (ja) | 2004-05-20 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002306279A Pending JP2004146878A (ja) | 2002-10-21 | 2002-10-21 | 弾性表面波フィルタ用パッケージ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004146878A (ja) |
-
2002
- 2002-10-21 JP JP2002306279A patent/JP2004146878A/ja active Pending
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