JP2004146515A - 半導体レーザ素子 - Google Patents

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Takeshi Hama
濱 威
Taiichi Shiina
椎名 泰一
Norihiro Iwai
岩井 則広
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Abstract

【課題】高出力動作が可能で、温度特性が良好な面発光レーザ素子を提供すること。
【解決手段】面発光レーザ素子1は、p型基板2を使用し、n型反射層8側に電流狭窄層7を積層し、電流狭窄層7により狭窄された電流が流れるn型半導体層を、Al組成の設定により抵抗率を高め電子の移動度を低く制御した半導体により形成されている。このような面発光レーザ素子を構成することで、活性層5への加工損傷の防止、および、発生した熱の効率の良い放熱が可能となり、低い閾値電流で動作し、高い光出力を可能とする面発光レーザ素子の作製が可能となる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電流狭窄層を備えた半導体レーザ素子に関し、特に、低閾値で、かつ、高い光出力を可能とする半導体レーザ素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
垂直共振器型面発光レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Surface EmittingLaser。以下、単に「面発光レーザ素子」と称する。)は、その名の示す通り、光の共振する方向が基板面に対して垂直であり、光インターコネクションを始め、通信用光源として、また、その他の様々なアプリケーション用デバイスとして注目されている。
【0003】
その理由としては、面発光レーザ素子が、従来の端面発光型レーザ素子と比較して素子の2次元配列を容易に形成できること、ミラーを設けるために劈開する必要がないのでウェハレベルでテストできること、活性層のボリュームが格段に小さいので極低閾値で発振できるため消費電力が小さいこと等の利点を有していることが挙げられる。
【0004】
さらに、面発光レーザ素子は、共振器長が極端に短いことから、発振スペクトルの縦モードはおのずと基本モード発振が得られることを特徴としている。これらの利点を有することから、面発光レーザ素子は、光通信ネットワークや、コンピュータ間を光接続して情報を伝送する光インターコネクション用のデバイスとして注目されている。
【0005】
図8は、従来の面発光レーザ素子の構造を示す断面図である。図8に示す面発光レーザ素子101は、基板102上に、順次、下部反射層103、電流狭窄層104、下部クラッド層105、活性層106、上部クラッド層107、上部反射層108が積層された構造を有する。電流狭窄層104は、非酸化領域104aの周囲に選択酸化領域104bが積層された構成を有する。下部反射層103の上部領域よりも上に積層された半導体層はメサポスト状に形成されており、かかるメサポスト状領域周縁にはポリイミド層109が配置されている。上部反射層108上には、電極110が配置されており、電極110上には電極パッド111が配置されている。基板102下面には、裏面電極112が配置されている。
【0006】
面発光レーザ素子101は、選択酸化領域104bおよび非酸化領域104aを備えた電流狭窄層104を有する。選択酸化領域104bは絶縁層として機能することから、裏面電極112を介して注入された電流は、電流狭窄層104において非酸化領域104bのみを通過し、活性層106の中央部分の狭い領域にのみ集中して電流を流すことが可能となっている。活性層106の狭い領域にのみ電流を注入する構造とすることで活性層106におけるキャリア密度が向上し、レーザ発振の閾値電流の低減など、レーザ特性を大幅に向上させている。
【0007】
活性層106におけるキャリア密度を向上させる観点からは、電流狭窄層104のみならず、電流狭窄層104と活性層106との間の半導体層、たとえば、下部クラッド層105の構造も重要となる。上記のように、電流狭窄層104により狭窄された電流は、電流狭窄層104と活性層106との間の半導体層内を流れ、活性層106に至る。ここで、電流が電流狭窄層104と活性層106との間の半導体層に流れる過程で電流経路の拡大を抑制できないとすると、活性層106の広い領域に電流が注入されることとなる。
【0008】
したがって、活性層106におけるキャリア密度を向上させるためには、電流狭窄層104と活性層106との間の半導体層を通過する電流経路の拡大を抑制することを要する。ここで、半導体層を通過する電流経路は、半導体層におけるキャリア種類によって異なり、半導体層を通過する電流経路がp型半導体層であれば正孔に依存し、n型半導体層であれば電子に依存する。したがって、半導体層を通過する電流経路の拡大の程度は、半導体層におけるキャリアの種類に依存する。
【0009】
まず、p型半導体層を通過する電流の経路について説明する。p型半導体層を通過する電流の経路は、キャリアである正孔の移動度に依存する。図9(a)は、電流狭窄層と活性層との間にp型半導体層が積層された場合の正孔の移動経路を模式図として示したものである。図9(a)に示すように、電流狭窄層114と活性層116との間の半導体層は、p型半導体層、たとえば、p型クラッド層115となる。図9(a)において、破線で囲まれた領域は、正孔が移動する経路である。図9(a)に示すように、電流狭窄層114を通過した正孔の移動経路は、活性層に到達するまでにある程度拡大し、活性層116において正孔が注入される領域は、非酸化領域114aの幅よりも広くなる。しかし、正孔は有効質量が大きいことから移動度は一般に低く、p型半導体層の正孔移動経路の拡大は実質的に問題とはならない。したがって、活性層116の中央部分の狭い領域においてキャリアが結合し、その結果、閾値電流の低減した面発光レーザ素子を実現することができる。
【0010】
つぎに、n型半導体層を通過する電流の経路について説明する。n型半導体層を通過する電流経路は、p型半導体層を通過する電流経路と比較し異なるものとなる。かかる相違は、n型半導体層を通過する電流の経路はキャリアである電子に依存し、電子は正孔と比較し有効質量が小さいため、同一条件の下では正孔よりも移動度が高いことに起因する。図9(b)は、電流狭窄層と活性層との間にn型半導体層が積層された場合の電子の移動経路を模式図として示したものである。図9(b)に示すように、電流狭窄層119と活性層121との間の半導体層は、n型半導体層、たとえば、n型クラッド層120が積層される構造を形成する。図9(b)において、破線で囲まれた領域は、電流狭窄層119で狭窄された電子が移動する経路である。電子は正孔と比較し有効質量が小さいため、電子の移動度は、同一条件下における正孔の移動度よりも一般に高い。このため、電子がn型半導体層内を移動する経路は、図9(a)に示す正孔がp型半導体層内を移動する経路と比較し、拡大する幅が大きくなる。
【0011】
したがって、電流狭窄層119と活性層121との間にn型半導体層、たとえばn型クラッド層120を積層した構造では、活性層121の広い領域に電流が注入されることとなる。この結果、電流狭窄層119を配置したにもかかわらず、活性層121に注入されるキャリアの密度を向上させることができず、閾値電流の低減等の効果を発揮することが困難であった。以上より、従来においては、p型基板を用いて面発光レーザ素子を作製する場合には、電流狭窄層と活性層との間に積層される半導体層がp型半導体層となるように、p型反射層側に電流狭窄層を積層する構造が一般に用いられていた。具体的には、図8の面発光レーザ素子の例において、基板102をp型の半導体基板によって形成し、下部反射層102、下部クラッド層105をp型の半導体材料によって形成すると共に、上部クラッド層107、上部反射層108をn型の半導体材料によって形成した構造を有する(例えば、特許文献1参照。)。
【0012】
【特許文献1】
特開2000−068604号公報(第3頁、第1図)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、p型の導電性を有する基板上に面発光レーザ素子を作製する場合、様々な問題が生じることが明らかになっている。図8に示す面発光レーザ素子において、電流狭窄層104を構成する選択酸化領域104bは、製造時における選択酸化によって形成される。そして、かかる選択酸化を効率的に行うためには電流狭窄層104はメサポスト状に形成された領域に積層されている必要がある。ここで、上記面発光レーザ素子は、上記したようにp型の基板102を使用し、活性層106に対してp型の導電性を有する下部反射層103の側に電流狭窄層104を積層する構造を有する。かかる構造によって面発光レーザ素子を実現する場合、選択酸化領域104bを形成するためには、下部反射層103までエッチングを行ってメサポスト領域を形成する必要が生じる。すなわち、エッチング工程により、上下クラッド層のみならず活性層106もエッチングされることとなり、活性層106への加工損傷が発生する。活性層への加工損傷は、結晶欠陥発生を招き、発光効率の低下や閾値電流の増加の原因となる。
【0014】
また、面発光レーザ素子のレーザ発振は、活性層中における発熱を伴う。発生した熱は、活性層の反射層等の半導体層を通して外部に放出される。発生した熱が通過する半導体層の断面積が大きいほど熱抵抗は低下するため、活性層からの放熱は効率よく行われる。しかし、図8に示した面発光レーザ素子は、活性層の下部にあるp型のクラッド層105、電流狭窄層104等までメサポスト状に形成された構造を有する。従って、図8に示した面発光レーザ素子では、熱が通過する領域の断面積は狭いために効率的な熱放出が困難となり、利得の低下や閾値電流の上昇を招く。
【0015】
この発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、電流狭窄層から活性層に至る電流経路の拡大を抑制することによって、高出力動作が可能で、温度特性が良好な面発光レーザ素子を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる半導体レーザ素子は、半導体基板上に積層された活性層と、レーザ発振するための共振器構造と、外部から注入された電流を狭窄して前記活性層に供給する電流狭窄層とを有する半導体レーザ素子において、前記活性層と前記電流狭窄層との間に積層され、Al組成が0.4以上であり、かつ、電気抵抗率が0.1Ω・cm以上であるn型半導体層を備えたことを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、電流狭窄層に狭窄された電流が流れる半導体層の抵抗率を高く設定することにより電流経路の拡大を抑制することができる。このため、p型基板を用いた場合でもn型反射層側に電流狭窄層を設けることができ、活性層の加工損傷を防止し、効率的な放熱が可能となる。したがって、低閾値電流での動作を可能とした、高い光出力の面発光レーザ素子を実現することができる。
【0018】
また、請求項2にかかる半導体レーザ素子は、上記の発明において、前記n型半導体層は、AlGa1−xAs(0.4≦x≦1)によって形成されることを特徴とする。
【0019】
また、請求項3にかかる半導体レーザ素子は、上記の発明において、前記共振器構造は、前記活性層上部および前記活性層下部にそれぞれ積層された半導体多層膜反射層を備え、該半導体多層膜反射層によって前記半導体基板に直交する方向にレーザ光が出射されることを特徴とする。
【0020】
また、請求項4にかかる半導体レーザ素子は、上記の発明において、前記n型半導体層のAl組成は、0.95以下であることを特徴とする。
【0021】
また、請求項5にかかる半導体レーザ素子は、上記の発明において、前記半導体基板はp型の導電性を有すると共に前記n型半導体層はn型クラッド層として機能し、前記半導体基板上に順次積層されたp型半導体多層膜反射層、p型クラッド層、前記活性層、前記n型半導体層、前記電流狭窄層、n型半導体多層膜反射層を備え、前記n型クラッド層上部、前記電流狭窄層および前記n型半導体多層膜反射層はメサポスト状に形成されていることを特徴とする。
【0022】
また、請求項6にかかる半導体レーザ素子は、上記の発明において、前記電流狭窄層は、AlAsによって形成された半導体層を選択酸化することによって形成されることを特徴とする。
【0023】
また、請求項7にかかる半導体レーザ素子は、上記の発明において、前記電流狭窄層が、前記半導体多層膜反射層の中に、複数含まれていることを特徴とする。
【0024】
また、請求項8にかかる半導体レーザ素子は、上記の発明において、前記共振器構造は、前記活性層に対して垂直になるよう配置された第1の反射端面および第2の反射端面を備え、前記活性層に対して平行方向にレーザ発振することを特徴とする。
【0025】
また、請求項9にかかる半導体レーザ素子は、上記の発明において、前記電流狭窄層は、n型の導電性を有する電流通過層と、該電流通過層の周囲に積層されたp型の導電性を有する電流遮蔽層とを備えたことを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に本発明にかかる面発光レーザ素子の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0027】
(実施の形態1)
まず、実施の形態1にかかる半導体レーザ素子について面発光レーザ素子を例にして説明する。実施の形態1にかかる面発光レーザ素子は、電流狭窄層により狭窄された電流が流れるn型半導体層のAl組成を制御することにより抵抗率を高く設定した構造を有する。以下、図1を参照して具体的な構造について説明する。
【0028】
図1は、実施の形態1にかかる面発光レーザ素子の構造を示す断面図である。面発光レーザ素子1は、p型基板2上に、順次、p型反射層3、p型クラッド層4、活性層5、n型クラッド層6、電流狭窄層7、n型反射層8が積層された構造を有する。電流狭窄層7は、非酸化領域7aの周囲に選択酸化領域7bが積層される構成を有する。n型クラッド層6の上部領域よりも上に積層された半導体層はメサポスト状に形成されており、メサポスト状領域周縁にはポリイミド層9が配置されている。n型反射層8上には、n側電極10が配置されており、n側電極10上には電極パッド11が配置されている。p型基板2下面には、裏面電極12が配置されている。
【0029】
図1に示す面発光レーザ素子1を作製するには、まず、p型基板2上に、MOCVD(MetalOrganic Chemical Vapor Deposition)法により、p型反射層3を形成する。p型反射層3は、DBR(Distributed Bragg Reflector)ミラー構造を有し、低屈折率層と高屈折率層の対を多数積層した構造からなる。具体的には、低屈折率層はたとえばp型のAl0.9Ga0.1Asによって形成され、高屈折率層はたとえばp型のAl0.2Ga0.8Asによって形成される。
【0030】
p型クラッド層4、n型クラッド層6は、活性層5を挟み込むように積層され、活性層5と共に光共振器を形成する。p型クラッド層4は、たとえば、GaAsによって形成される。これに対し、n型クラッド層6は、抵抗率を上げるため、Al組成が0.4以上になるよう設定したn型半導体、たとえば、Al0.5Ga0.5Asによって形成される。
【0031】
n型クラッド層6の上に後の工程で電流狭窄層7となる、たとえばAlAsを材料とする半導体層を形成し、かかる半導体層の上に、MOCVD法により、n型反射層8を形成する。n型反射層8は、DBRミラー構造を有し、低屈折率層と高屈折率層の対を多数積層した構造からなる。具体的には、低屈折率層はたとえばn型のAl0.9Ga0.1Asによって形成され、高屈折率層はたとえばn型のAl0.2Ga0.8Asによって形成される。
【0032】
次に、フォトリソグラフィ工程およびエッチング工程(ドライエッチングまたはウェットエッチング)を経て、n型反射層8、n型クラッド層6の一部等からなる積層構造の外縁部を除去し、たとえば直径30μmの円形のメサポストを形成する。
【0033】
次に、水蒸気雰囲気中にて、たとえば400℃の温度条件の下20分間酸化処理を行ない、AlAs等によって形成された半導体層について、メサポストの側壁から選択的に約10μm酸化させ、選択酸化領域7bを形成する。たとえば選択酸化領域7bが10μmの帯幅を有するリング形状である場合、中心の非酸化領域7aの面積、すなわち電流注入されるアパーチャの面積は約80μm(直径10μm)になる。この工程で形成された選択酸化領域7bと、選択酸化領域7b内部に位置する非酸化領域7aによって電流狭窄層7が形成される。
【0034】
そして、ポリイミド層9によって、メサポストの周囲を埋め込んだ後、n型反射層8のメサポスト上部の外周5〜10μm程度の幅で接触するn側電極10を形成する。ポリイミド層9上にはワイヤをボンディングするための電極パッド11を、上記したn側電極10に接触するように形成する。また、p型基板2の裏面には、裏面電極12を形成する。
【0035】
次に実施の形態1にかかる面発光レーザ素子の動作について説明する。実施の形態1にかかる面発光レーザ素子は、n側電極10および裏面電極12を介して外部電源回路に接続され、面発光レーザ素子にキャリアが注入される。n側電極10から注入されたキャリアは、電流狭窄層7において非酸化領域7aのみを通過することによって狭窄された後、活性層5に入射し、活性層5においてキャリアが結合することによって発光する。発生した光は、n型反射層8およびp型反射層3によりフィードバックされ、所定強度に達した時点で、開口部から外部にレーザ光として出力される。
【0036】
p型基板2を使用しn型反射層8側に電流狭窄層7を設けた本実施の形態1にかかる面発光レーザ素子1は、Al組成の制御により抵抗率を高め通過する電流経路の拡大を抑制したn型半導体層を、電流狭窄層7と活性層5との間に備えている。かかるn型半導体層を備えることで、実施の形態1にかかる面発光レーザ素子1は、電流狭窄構造の効果を発揮し、低閾値電流での動作を可能とし、高い光出力を実現する。
【0037】
上記したように、本実施の形態1にかかる面発光レーザ素子1において、狭窄された電流が流れる半導体層はn型半導体層、たとえば、n型クラッド層6となる。n型半導体に電流が流れる場合、電流の経路はn型半導体のキャリアである電子に依存する。電子は、正孔に比べて有効質量が小さいために同一条件下では正孔よりも移動度が高くなり、n型半導体層に流れる電流の経路は、p型半導体内に流れる電流の経路と比較し、横方向に著しく拡大する。n型半導体層に流れる電流の経路の顕著な拡大を抑制するためには、キャリアである電子の移動度を低く制御する必要がある。
【0038】
ここで、電子の移動度は、電子が移動する半導体の抵抗率と反比例の関係にある。したがって、電子の移動度を低く制御するためには、電子をキャリアとするn型半導体層の抵抗率を高く設定する必要がある。本実施の形態1にかかる面発光レーザ素子1においては、狭窄された電流が流れるn型半導体層、たとえば、n型クラッド層6の抵抗率を高く設定することを要する。かかるn型半導体の抵抗率を高く設定することにより、n型半導体のキャリアである電子の移動度を低く抑制し、n型半導体層における電流の経路の拡大を抑制することができる。
【0039】
n型半導体層の抵抗率を高く設定するためには、たとえば、n型のAlGa1−xAs(0≦x≦1)のAl組成を高く設定すればよい。図2は、n型のAlGa1−xAs(0≦x≦1)のAl組成と電気抵抗率との関係を示すグラフである。図2に示すように、Al組成を0.4以上と設定することにより、電気抵抗率を0.1Ω・cm以上の高い値に制御することができる。なお、Al組成は0.95以下とすることが好ましい。これは、Al組成が0.95を超えたAlGa1−xAsの場合、選択酸化層を形成する際に一緒に酸化されてしまうためである。
【0040】
図3は、AlGa1−xAs(0≦x≦1)における電子移動度および正孔移動度のAl組成依存を示すグラフである。図3において、lはn型半導体における電子移動度のAl組成依存を、lはp型半導体における正孔移動度のAl組成依存を示す。図3より、AlGa1−xAs(0≦x≦1)のAl組成の低い半導体において、電子の移動度は、正孔の移動度と比較し高い。しかし、図3に示すように、Al組成が0.4以上であるn型半導体において、電子の移動度は急激に低下し、正孔の移動度の大きさに近づく傾向を示す。したがって、Al組成が0.4以上のn型半導体層を使用した場合の電子の移動経路の拡大幅は、p型半導体層中を移動する正孔と同程度となることが推測される。
【0041】
さらに、図4は、n型半導体であるAlGa1−xAs(0≦x≦1)の室温における電子移動度のAl組成依存を示すグラフである。グラフ中、プロットした点は実験値であり、実線部は理論値である。また、実験値をフィッティングした結果を破線部として示す。図4に示すように、Al組成が0.45であるn型半導体において電子移動度が極小値を示しており、Al組成が0.4以上であるn型半導体は、低い移動度を保っていることを示す。
【0042】
したがって、Al組成を0.4以上と設定することにより抵抗値を高めたn型半導体を用いたn型半導体層を用いることで、電子の移動度を低く制御することが可能となる。図5は、本実施の形態1にかかる面発光レーザ素子1の電流狭窄を行った場合の模式図である。なお、図5において、図1と共通する部分には同一の符号を付している。n型反射層8側に電流狭窄層7を設けた場合、電流狭窄層7により狭窄された電流が流れる半導体層はn型半導体層、たとえば、n型クラッド層6となる。かかるn型半導体層、たとえばn型クラッド層6に、AlGa1−xAs(0≦x≦1)のAl組成の設定により抵抗率を高め電子の移動度を低く制御した半導体を用いることにより、電子の移動経路の横方向の拡大を抑制することが可能となる。すなわち、従来技術にかかる面発光レーザ素子と比較し、本実施にかかる面発光レーザ素子は、電子に依存する電流の経路の拡大を抑制することが可能となるため、活性層5の狭い範囲に電流が注入され、電流狭窄構造の効果を発揮する。したがって、低い閾値電流で動作し、高い光出力を可能とする面発光レーザ素子を実現することができる。
【0043】
また、実施の形態1にかかる面発光レーザ素子1は、活性層5の上部に電流狭窄層7を形成する構造を有するため、製造時に活性層5までエッチングする必要がなく、活性層5への加工損傷を防止することが可能となる。したがって、活性層5において結晶欠陥が発生することを抑制でき、発光効率の低下や閾値電流の増加の防止を実現できる。
【0044】
さらに、実施の形態1にかかる面発光レーザ素子1は、レーザ発振時に生じる熱を効率よく外部に放出できるという利点も有する。既に説明したように、面発光レーザ素子1の活性層5での発光は発熱を伴う。本実施の形態1にかかる面発光レーザ素子1は、活性層5までエッチングしないことから、活性層5の下部に断面積の大きな半導体層、たとえば、p型反射層3が存在する。このため、活性層5で発生した熱は効率よく放出され、従来技術にかかる面発光レーザ素子と比較し、閾値電流の上昇を抑制する効果がある。
【0045】
実施の形態1にかかる面発光レーザ素子1を実際に作製してその特性を調べたところ、閾値電流が3mAであり、70℃における光出力と20℃における光出力の比は80%であった。これらの値は、通常のn型基板を用いた面発光レーザ素子と同程度のものである。したがって、本実施の形態1にかかる面発光レーザ素子は、p型基板を用いたにもかかわらず、n型基板を用いた面発光レーザ素子と同程度の特性を得られることが実際に確認されている。
【0046】
なお、n型反射層の一部に電流狭窄層を形成した場合にも、電流狭窄層7と活性層5との間の半導体層の抵抗を高く設定することにより、同様に高い光出力が可能となり、低い閾値電流での動作が可能となる。また、電流狭窄層を複数層とした場合でも、電流狭窄層と活性層との間の半導体層にAl組成設定により電子移動度を低く制御したn型半導体を用いることにより、Al組成設定による電子の移動度の制御を行っていない面発光レーザ素子と比較し、閾値電流の増加を抑制する面発光レーザ素子の作製が可能となる。
【0047】
また、本実施の形態1では、MOCVD法で各層を作成するとしたが、MBE法(Molecular Beam Epitaxy:分子線成長法)等によって作製してもかまわない。さらに、p型基板2上に各層を積層して面発光レーザ素子を作製するとしたが、p型基板2に換えてn型GaAs基板を用いることもできる。この場合、下部半導体多層膜反射層はn型、上部半導体多層反射層はp型の半導体材料によって形成され、電極材料もそれに対応することとなる。また、本実施の形態1では、基板としてGaAs基板を使用するとして説明したが、GaAs基板に限定するものではなく、たとえば、InP基板を使用することも可能である。なお、上述した面発光レーザ素子は、発振波長を限定するものではなく、たとえば750nm〜1600nm帯、具体的には、780nm、850nm、980nm、1300nm、1550nmなどの波長で発振する構造に適用することができる。
【0048】
(実施の形態2)
つぎに、実施の形態2にかかる半導体レーザ素子について説明する。実施の形態2にかかる半導体レーザ素子は、劈開によって形成された端面をミラーとする共振器構造を備えた、いわゆる端面発光レーザに本発明を適用したものである。具体的には、本実施の形態2にかかる半導体レーザ素子は、端面発光レーザにおいて、活性層と電流狭窄層との間にAlの組成比が0.4以上となるよう形成したn型半導体層を備えた構造を有する。
【0049】
図6は、実施の形態2にかかる半導体レーザ素子の構造を示す正面図であり、図7は、図6のA−A線における断面図である。図6に示すように、本実施の形態2にかかる半導体レーザ素子は、p型基板15上に、順次p型の導電性を有する下部クラッド層16、活性層17、n型の導電性を有する第1上部クラッド層18が積層された構造を有する。第1上部クラッド層18上には電流狭窄層19が積層され、電流狭窄層19は、第1上部クラッド層18の一部領域上に積層され、レーザ光出射方向に長手方向を有するストライプ形状の電流通過層19aと、第1上部クラッド層18の他の領域上に積層された電流遮蔽層19bとを備える。電流狭窄層19上には順次第2上部クラッド層20、コンタクト層21、n側電極22が積層され、p型基板15の裏面には裏面電極23が配置されている。
【0050】
また、図7に示すように、実施の形態2にかかる半導体レーザ素子は、出射側端面24上に出射側反射膜25が積層され、反射側端面26上には反射側反射膜27が積層された構造を有する。出射側反射膜25と反射側反射膜27とによって共振器構造のミラーを構成することで、活性層17で発生した光はp型基板15に対して平行方向にレーザ発振する。
【0051】
電流狭窄層19は、実施の形態1の場合と同様に、n側電極22を介して外部から注入される電子の通過経路を狭窄するためのものである。具体的には、電流通過層19aは、第1上部クラッド層18および第2上部クラッド層20と同様にn型の半導体材料によって形成されることで注入された電子を通過させる。一方、電流遮蔽層19bは、p型の半導体材料によって形成され、第1上部クラッド層18との間にpn接合を形成することから電子の通過を遮蔽する。かかる構造を備えることによって、外部から注入された電子は電流狭窄層19によって一旦狭窄された後に活性層17に流入する。
【0052】
ここで、実施の形態1にかかる面発光レーザ素子と同様に、電流狭窄層19を通過した電子は活性層17に至るまでにその経路を水平方向に拡大する。したがって、活性層17に対して高密度の電子を注入させるためには、電流狭窄層19と活性層17との間に積層されるn型半導体層(本実施の形態2における第1上部クラッド層18)における電子の移動度の制御が重要となる。
【0053】
このため、本実施の形態2にかかる半導体レーザ素子は、第1上部クラッド層18のAl組成が0.4以上となるよう形成し、電子の移動度を正孔の移動度と同程度にまで抑制している。第1上部クラッド層18のAl組成に対してかかる調整を行うことによって、抵抗率を1.0Ω・cm以上の値とし、電子の通過経路の拡大を抑制している。したがって、n側電極22を介して注入された電子は通過経路を拡大することなく活性層17の中央近辺に集中して注入されることとなり、閾値電流の低下、高出力化等の利点を享受することが可能となる。
【0054】
なお、本実施の形態2にかかる半導体レーザ素子において、活性層17は、単層構造としても良いが、好ましくは、GRIN−SCH−MQW(Graded Index−Separate Confinement Hetero structure Multi Quantum Well:分布屈折率分離閉じこめ多重量子井戸)構造によって形成される。GRIN−SCH−MQW構造を有することで、キャリアおよび発生する光波について効率的に閉じこめることができる。また、実施の形態1および実施の形態2において、活性層の上下にクラッド層を積層した、いわゆるダブルへテロ構造を有する半導体レーザ素子について説明したが、かかる構造に限定されるのではないことはもちろんである。
【0055】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明にかかる半導体レーザ素子によれば、p型基板を使用しn型反射層側に電流狭窄層を作成した場合でも、低い閾値電流での動作が可能であり、高い光出力を達成する面発光レーザを実現できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1にかかる面発光レーザ素子の構造を示す断面図である。
【図2】n型半導体であるAlGa1−xAs(0≦x≦1)のAl組成と電気抵抗率との関係を示すグラフである。
【図3】AlGa1−xAs(0≦x≦1)における電子移動度および正孔移動度のAl組成依存を示すグラフである。
【図4】n型半導体であるAlGa1−xAs(0≦x≦1)の室温における電子移動度のAl組成依存を示すグラフである。
【図5】本実施の形態1にかかる面発光レーザ素子1の電流狭窄を行った場合の模式図である。
【図6】実施の形態2にかかる半導体レーザ素子の構造を示す正面図である。
【図7】図6のA−A線における断面図である。
【図8】従来技術にかかる面発光レーザ素子の構造を示す断面図である。
【図9】従来技術にかかる面発光レーザ素子の電流狭窄を行った場合の模式図である。
【符号の説明】
1  面発光レーザ素子
2  p型基板
3  p型反射層
4  p型クラッド層
5  活性層
6  n型クラッド層
7  電流狭窄層
7a 非酸化領域
7b 選択酸化領域
8 n型反射層
9 ポリイミド層
10 n側電極
11 電極パッド
12 裏面電極
15 p型基板
16 下部クラッド層
17 活性層
18 第1上部クラッド層
19 電流狭窄層
19a 電流通過層
19b 電流遮蔽層
20 第2上部クラッド層
21 コンタクト層
22 n側電極
23 裏面電極
24 出射側端面
25 出射側反射層
26 反射側端面
27 反射側反射層
101 面発光レーザ素子
102 基板
103 下部反射層
104 電流狭窄層
104a 非酸化領域
104b 選択酸化領域
105 下部クラッド層
106 活性層
107 上部クラッド層
108 上部反射層
109 ポリイミド層
110 電極
111 電極パッド
112 裏面電極
113 p型反射層
114 電流狭窄層
114a 非酸化領域
114b 選択酸化領域
115 p型クラッド層
116 活性層
117 n型クラッド層
118 n型反射層
119 電流狭窄層
119a 非酸化領域
119b 選択酸化領域
120 n型クラッド層
121 活性層
122 p型クラッド層

Claims (9)

  1. 半導体基板上に積層された活性層と、レーザ発振するための共振器構造と、外部から注入された電流を狭窄して前記活性層に供給する電流狭窄層とを有する半導体レーザ素子において、
    前記活性層と前記電流狭窄層との間に積層され、Al組成が0.4以上であり、かつ、電気抵抗率が0.1Ω・cm以上であるn型半導体層を備えたことを特徴とする半導体レーザ素子。
  2. 前記n型半導体層は、AlGa1−xAs(0.4≦x≦1)によって形成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ素子。
  3. 前記共振器構造は、前記活性層上部および前記活性層下部にそれぞれ積層された半導体多層膜反射層を備え、該半導体多層膜反射層によって前記半導体基板に直交する方向にレーザ光が出射されることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体レーザ素子。
  4. 前記n型半導体層のAl組成は、0.95以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の半導体レーザ素子。
  5. 前記半導体基板はp型の導電性を有すると共に前記n型半導体層はn型クラッド層として機能し、前記半導体基板上に順次積層されたp型半導体多層膜反射層、p型クラッド層、前記活性層、前記n型半導体層、前記電流狭窄層、n型半導体多層膜反射層を備え、
    前記n型クラッド層上部、前記電流狭窄層および前記n型半導体多層膜反射層はメサポスト状に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の半導体レーザ素子。
  6. 前記電流狭窄層は、AlAsによって形成された半導体層を選択酸化することによって形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の半導体レーザ素子。
  7. 前記電流狭窄層が、前記半導体多層膜反射層の中に、複数含まれていることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ素子。
  8. 前記共振器構造は、前記活性層に対して垂直になるよう配置された第1の反射端面および第2の反射端面を備え、
    前記活性層に対して平行方向にレーザ発振することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体レーザ素子。
  9. 前記電流狭窄層は、n型の導電性を有する電流通過層と、該電流通過層の周囲に積層されたp型の導電性を有する電流遮蔽層とを備えたことを特徴とする請求項1、2または8に記載の半導体レーザ素子。
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