JP2004145590A - コミュニティ形成支援方法及びシステム - Google Patents

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Hideo Noyama
野山 英郎
Takeshi Matsuki
松木 武
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Abstract

【課題】販売側が小規模オフィスの注文を効率的に受けるためには、距離的に近いオフィスが集まって一緒に注文してもらい、一箇所まで受取りに来てもらうのが効率的である。しかし、オフィスでない場所まで引き取りにいくという手間は大きな阻害要因であり、これを実現するには共同購入コミュニティをうまく形成する仕組みが必要になる。
【解決手段】本発明は、取り纏め者のコンピュータ装置から共同購入コミュニティへの参加条件となる注文個数を受付け、共同購入コミュニティに参加を希望する参加者のコンピュータ装置から参加希望情報を受付け、事前に登録された取り纏め者の所在地と前記参加者の所在地を比較し、参加者が取り纏め者の住所まで商品を取りに行くための所要時間を算出し、共同購入コミュニティに必要となる注文個数と所要時間の情報を参加者のコンピュータ装置に送信する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同一目的をもつ複数の参加者が参加するコミュニティの形成を支援するための方法及びシステムに係り、特に、商品又はサービスを共同購入するためのコミュニティの形成を支援するための方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開2001−249872号公報
特許文献1には、送信元たる端末装置が、コミュニティに関するコミュニティ情報を近傍の端末装置に対して無線により送信し、一方、コミュニティ情報を受信した端末装置が、近傍の端末装置に対して、無線により当該コミュニティ情報を送信することにより、発信元たる端末装置から所定の距離に在る端末装置のコミュニティ形成を支援することが記載されている。つまり、コミュニティ情報を受信した端末装置が、近傍の端末装置に対して、伝言ゲームのようにコミュニティ情報を送信することにより、所定の距離に在る端末装置のコミュニティが形成されるとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし従来の技術では、情報が次々と伝播するだけでコミュニティが形成されるかどうかは甚だ疑問である。もちろん、口コミ的な方法は悪評千里を駆けるという諺があるように、大きなコミュニティを形成する可能性を持っている。しかし、情報の中身を判断することなく一方的に送りつける方式は、善意の端末装置が不当な通信行為を助けることになってしまうという危険性を持っている。
【0004】
本発明の目的は、コミュニティへの参加を希望する参加者に対し、有用な情報を提供することによって、より参加者の多いコミュニティの形成を促進できるシステム及び方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のコミュニティ用コンピュータ装置はは、コミュニティの取り纏め者のコンピュータ装置からコミュニティへの参加条件を受付け、コミュニティに参加を希望する参加者のコンピュータ装置から参加希望情報を受付ける構成となっている。そして、事前に登録されたコミュニティの取り纏め者の属性値と前記参加者の属性値を比較し、各属性について属性値の差分を算出し、前記参加条件と差分値を参加者のコンピュータ装置に送信することで、参加者に最適なコミュニティの取り纏め者を選択させることができるようになっている。
【0006】
ここで、コミュニティ用コンピュータ装置はいわゆるパーソナルコンピュータやワークステーションとし、コミュニティ用コンピュータ装置の記憶部に複数のコミュニティの取り纏め者の参加条件情報を保持させる構成とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の全体システムの概要を示す。
【0008】
商品購入又はサービスの予約を受け付ける予約用システム140、共同購入をする為のコミュニティが複数あるとして、コミュニティA1(160)の取り纏め者(発足人)の端末1(110)、コミュニティA2(170)の取り纏め者の端末2(120)、コミュニティに参加しようとしている参加者端末(130)、商品を配送する車両に付けられた配送車端末150は、ネットワーク190で接続されている。ネットワーク190は公衆回線、専用回線のいずれでも良く、また、有線・無線を問わない。
【0009】
予約用システム140は、大型コンピュータやサーバシステムなどで、図4に示すように、外部との通信のインターフェースとなる通信手段410、プログラムやデータを保持するメモリ430、システム全体の制御を行なうマイクロチップなどの制御手段400、取り纏め者端末1(110)及び取り纏め者端末2(120)、あるいは参加者端末(130)から事前に回収した個人情報を保存する蓄積手段420が、配線450により繋がっている。メモリ430には、取り纏め者や参加者の属するオフィスの位置に関するデータ(437)が保持されており、オフィス間の移動に要する時間を計算するための移動時間計算プログラム431が保持されている。また、注文数管理データ436が保持されており、注文数に応じて割引率を決めるための割引率計算プログラム433が保持されている。注文数の代わりに取り纏め者を含む全参加者の数をパラメータとして利用してもよい。さらに、天気予報データ435、阻害要因評価プログラム432、クーポン発行量計算プログラム434が保持されている。図示はしないが、メモリ430にはシステム140の稼動処理で必要となるデータやプログラムも記録保持されている。
【0010】
取り纏め者端末1(160)及び取り纏め者端末2(120)、あるいは参加者端末(130)は、本実施例ではパーソナルコンピュータ(PC)を想定している。但し、これらの利用者端末は、利便性の点から通信機能を有しネットワークに接続可能な装置であればPCに限られない。例えば、無線機能を搭載したPDAや携帯電話でもよい。
【0011】
図1に戻り、本発明を構成するには、少なくとも1つの予約用システム140と、少なくとも1つの取り纏め者端末(110、120)と、複数の参加者端末130が必要である。取り纏め者端末の数が多いほど参加者の選択肢は多く、取り纏め者端末の数が少ないほど販売側の配達効率が良くなるという傾向を持つ。
【0012】
図2及び図3において、予約用システム140で保持され、共同購入のコミュニティに参加する上での阻害要因と、このコミュニティに参加した場合に得られる特典を管理するためのテーブルについて説明する。
【0013】
阻害要因となる距離のパラメータを管理するテーブル200は、少なくとも移動時間(210)の要素を管理しており、コミュニティ1(250)やコミュニティ2(260)に参加した場合、参加者が商品を引き取りに行くのに要する時間を比較することができる。また、テーブル200の要素は移動時間210に限らず、エレベータの乗換回数220、取り纏め者と参加者の属するオフィスの位置関係(230)、取り纏め者の属するオフィスの周辺施設(240)などを管理することができる。なお、乗換回数220はエレベータに限定されるものではなく、公共交通機関の乗換回数でも構わない。また、位置関係230とは、取り纏め者と参加者の属するオフィスが同じビルにある、あるいは隣のビルにあるが二つのビルは地下道で繋がっているという接続関係を示すが、雨が降っても濡れずに移動できるというような効果の場合もありうる。また、周辺施設240は、近くに郵便局がある、あるいはコンビニがあるといったことである。こういった施設があれば、買い物に行くついでに商品を引き取りに行くことが可能になるから、参加者の心理的な距離に影響を与えるものと考えられる。
【0014】
特典となるパラメータを管理するテーブル300は、少なくとも商品の受取日時310や割引率320の要素を管理しており、コミュニティ1(340)に参加した場合、参加者が各コミュニティに参加した場合のメリットを比較することができる。また、テーブル300の要素は受取日時310や割引率320に限らず、その他330(例えば、クーポン発行枚数)なども管理することができる。なお、割引率320は、コミュニティ毎の発注量によって変化する値であるから、時間経過によって参加者が増え、発注量の合計が増加すれば割引率が変わることもある。また、配達者端末150の位置情報がリアルタイムで予約用システム140に送られるならば、受け渡しが完了したコミュニティの情報をテーブル300から削除することができる。
【0015】
次に、図5を用いて、予約用システム140の処理フローについて説明する。
【0016】
予約システム140は、ステップ500において起動され、通信手段410と外部のネットワーク190との通信が可能となり、ステップ510において商品の注文受付けを開始する。
【0017】
予約システム140において注文の受付が開始されると、発注者の端末(図1の参加者端末130に相当)には商品選択画面が表示される。商品の選択画面は、一般的なインターネット通信販売の画面と差異は無いので省略したが、発注者の端末に表示される発注確認画面の例を図6に示す。インターネットブラウザの画面600は、発注者の名前を示す領域610と、注文内容を詳細に示す領域620と、申し込み用のボタン630、及び、訂正用のボタン640などで構成されている。注文内容を示す領域620には、選択されている商品の識別番号、商品名称、標準単価、注文個数などの情報が一覧形式で記載されており、発注者は注文した商品に過不足が無いかを一目で確認することができる。さらに、発注した商品の合計金額、税金の額、商品個数の合計などが記載されており、発注者は予算内で購入可能かどうかを確認することができる。そして、発注者は、注文内容を示す領域620に問題がない場合は申し込みボタン630を選択し、訂正したい部分がある場合は訂正ボタン640を選択することができる。
【0018】
申し込みボタン630が選択されると、予約システム140は既存コミュニティの表示(ステップ520)に処理を遷移する。なお、既存コミュニティとは、図1のコミュニティA1(160)、及びコミュニティA2(170)である。
【0019】
図7及び図8は、予約システムがステップ520の処理をするとき、参加者端末130に表示される画面の例を示したものである。図7のブラウザ画面700は、検索条件(例えば、注文個数710、配達時刻720、移動時間730、割引率740)の選択領域と、検索結果の表示領域750と、詳細表示用ボタン770と、既存のコミュニティに参加するのではなく自らが新しいコミュニティの取り纏めとなり参加者を集めるための募集ボタン780などから構成されている。
【0020】
ここで、注文個数710がチェックされている場合は、参加者の注文個数より少ない注文個数を参加条件としているコミュニティのみが選択され、検索結果の表示領域750に表示される。詳しくは後述するが、コミュニティの取り纏め者はコミュニティへの参加条件を設定することができる。これは、注文個数が少ない参加者が集まった場合、取り纏め者は特典が得られないばかりか、負担だけが増えることになるからである。
【0021】
配達時刻720がチェックされている場合は、配達時刻が早いものから順に選択され、検索結果の表示領域750に表示される。特にオフィス需要などでは、割引率などの条件よりも少しでも早く入手したいというニーズが優先されることもあり、このような場合には配達時刻(早いもの順)720がチェックされる。
【0022】
移動時間730がチェックされている場合は、コミュニティの取り纏め者の属するオフィスと参加者のオフィス間の移動に要する時間の短いものから順に選択され、検索結果の表示領域750に表示される。なお、移動時間の計算方法及び計算に必要となるデータの管理方法に関しては後述する。
【0023】
ここで、オフィス間の移動時間は、共同購入するコミュニティを決める際の重要な要素ではあるが、これに限定されるものではない筈である。図2に示した、移動手段(エレベータ等)の乗り換え回数の少ないものから選択したい場合もありうるし、雨天や冬場であれば、同じビルにあることや地下街で接続されているという条件が重要かもしれない。
【0024】
割引率740がチェックされている場合は、割引率の高いものから順に選択され、検索結果の表示領域750に表示される。以上に述べた条件による検索では、少なくとも1つ以上の条件が選択されるべきであるが、注文個数710などはデフォルトの設定としてもかまわない。なぜなら、コミュニティが成立する基本的な要件は、コミュニティの取り纏め者と参加者の双方にメリットがあることであり、コミュニティに参加してもらっても取り纏め者に何のメリットも無い契約は成立する可能性が低いからである。
【0025】
一方、検索結果の表示領域750は、前記設定された条件に合うものを順番に表示する領域であるが、表示領域が限定されている場合は、上位数個のみを表示することもある。検索結果の表示領域750には、チェックボックス765及び参加決定用のボタン760が含まれている。
【0026】
検索結果の表示領域750に記された情報に基づき、参加するコミュニティを決める場合は、チェックボックス765にチェックマークを入れ参加ボタン760を選択する。検索結果の表示領域750に記された情報では選択できない場合は、詳細ボタン770を選択することで、詳細な情報の画面800(図8)を得ることができる。
【0027】
詳細画面800には、図2に示すコミュニティに参加するための阻害要因、あるいは図3に示すコミュニティに参加した場合の特典が表示される。例えば、領域810は取り纏め者と参加者のオフィスの位置関係を3次元で表示したものである。移動時間を示すだけでなく、移動手段(交通機関やエレベータなど)の乗り換え順や、ビル間の連絡通路、あるいは取り纏め者のオフィスの近所にあるコンビニなどの施設を3次元地図上にマッピングして表示すれば、参加者は直感的に移動に伴う負荷の大きさを把握することができる。また、領域820は前記阻害要因と得点を一覧で示す領域であるが、表示すべき項目が多い場合はスライダーバー825が必要である。詳細画面の情報を見た参加者は、図7と同様な手段でチェックボックスにチェックマークを入れ参加ボタン830を選択する。
【0028】
図7および図8において、図2に示す阻害要因や図3に示す特典が一覧形式で表示されると述べたが、これを見た参加者にコミュニティの優劣を判断させるのではなく、阻害要因の各項目をマイナスの数値で評価しておき、特典をプラスの数値で評価し、これらの合計がプラスになるように特典の一部(たとえば、クーポン券の発行枚数)を調整しても良い。さらに、意図的にあるコミュニティの特典を割り増し、特定エリア内に多数のコミュニティ(配達場所)が生まれにくい状況を作って、配送ルートを最適化しても良い。
【0029】
図5に戻り、条件分岐のステップ530で既存のコミュニティに参加するが選ばれた場合、予約用システム140はステップ560に遷移し、異なる条件での検索及び検索結果の送信(通知)を行なう。また、1つのコミュニティが選択された(ステップ570)場合、参加者の情報を蓄積手段420に記録する。
【0030】
条件分岐のステップ530で既存のコミュニティには参加しないが選ばれた場合(すなわち、募集ボタン780が選択された)、予約用システム140はステップ540に遷移し、募集条件の登録を受け付ける。参加者(新しいコミュニティの取り纏め者)端末に表示される新しいコミュニティの参加条件設定画面(募集画面)が図9である。
【0031】
募集画面900は、取り纏め者の注文個数に関する情報を表示する領域910と、募集条件を設定する領域920と、このコミュニティに参加した場合の受け取り場所や受け取り日時の設定をする領域930と、前記設定内容を蓄積手段に登録するための登録ボタン940、募集を取りやめるための戻るボタン950などで構成される。ここで、領域910には図6の領域620に記載されていた注文個数の合計値が表示される。領域920に表示される募集条件は領域910と関連性があり、割引サービスを受けるために不足している個数の情報が表示される。例えば、注文者が15個の注文をしているのに対し、販売店舗側の設定が20個以上の注文に対しては5%の割引を適用し、50個以上の注文に対しては10%の割引を適用するとする。注文数に対する割引き率を予め定義したテーブルから、注文数に対する割引き率を抽出してもよいし、予め定めた算出式から注文数に対する割引き率を算出してもよい。その他の特典についても同様である。領域920には、5%割引サービスを受けるには5個が不足していることと、10%割引を受けるためには35個が不足していることが表示される。このとき、取り纏め者は前記2つの条件設定のどちらでも選択することができる。しかし、例えば10個の注文をしたいという参加者が現れた場合、5%割引サービスを設定していればこの割引率が適用されるが、10%割引サービスを設定していれば設定された個数に達しないので割引なしとなってしまう。このように、自らが取り纏め者となる場合は、他の参加者がコミュニティに参加しやすくし、取り纏め者と参加者が双方にメリットを享受できるよう設定にしなければ効果はあがらない。
【0032】
図10は、図4のメモリ430もしくは蓄積手段420で記録管理される注文数の管理データ436の注文数管理テーブル1000である。注文数管理テーブル1000は、予約を受け付けたときに発番された受付番号1010、注文者の属するオフィスの識別番号であるオフィスID1020、商品α及び商品βの注文個数1030、1040など、商品の受け取り場所となるオフィスIDで構成されている。ここで、予約番号はこのテーブル内でユニークである。また、取り纏め者の場合は、受け取り場所とオフィスIDが同じであるが、参加者の場合は、受け取り場所とオフィスIDが異なる。
【0033】
図11から14は、図2の阻害要因を示すテーブルを作るときに参照されるテーブルであり、蓄積手段420に記録保存されている。図11は、ビルとビルの間を移動するために要する時間を記録したテーブルである。例えば、ビル1の基準点(正面玄関など)からビル2の基準点に移動するための所要時間は、ビル1(1115)とビル2(1120)が交差する領域に記述されている5分20秒である。コミュニティに参加するオフィスがM個あり、それらが入居するビルがN棟あるとすると、このテーブルはN×Nのテーブルになる。
【0034】
出発地から目的地までに対応する移動時間がテーブルにない場合は、出発地から目的地までのルートを算出し、そのルート上の各区間の移動時間をテーブルから抽出し、抽出された移動時間を合計してもよい。尚、移動時間の算出は、予約用システム140ではなく、外部のシステムに委託してもよい。この場合に、予約用システム140は、外部のシステムに対し、参加者の出発地点の情報と目的地点の情報を送信する。
【0035】
図12は、ビルとビルの間の接続に関する情報を記録したテーブルである。例えば、ビル1とビル2の接続を知りたい場合は、ビル1(1215)とビル2(1220)が交差する領域を見れば、地下通路で接続されていることが分かる。また、図12では接続に関する情報を文字情報としているが、コミュニティに参加するかどうかの判断に与える影響度を数値化して記録してもよい。この場合、雨天や強風、あるいは冬場であれば影響度が大きくなり、快晴で気持ちの良い日は影響度が低いかもしれない。
【0036】
このテーブルは図11と同じN×Nのテーブルになる。
【0037】
図13は、コミュニティの参加者(取り纏め者を含む)の属するオフィスの所在に関する情報を管理するテーブルである。オフィス管理テーブル1300は、オフィスの識別番号であるオフィスID1310毎に、オフィスの属するビルの識別番号1320、フロア階数1330、同じ階数のエレベータ口からオフィス入り口までの所要時間1340などが記録されている。例えば、ビル番号023の31階にあるオフィス11231は、エレベータを降りて10秒の位置にあることが分かる。ここで、エレベータ口からの平均移動時間1340は小規模ビルでは同じ値になることもある。なお、このテーブルはオフィスの数がMであれば行数もM(図13では説明部分を含むのでM+1)になる。
【0038】
図14は、ビルの基準点から各フロアのエレベータ口までの平均所要時間を記録したテーブルである。例えば、ビル023の場合は、ビルの基準点である正面入り口から1階のエレベータホールまでに10秒、12階のエレベータホールまで30秒、31階のエレベータホールまで90秒を要することが分かる。
【0039】
オフィスID11231から20121への移動時間が必要な場合、テーブル1300よりオフィス11231はビル番号023の31階にあり、エレベータを降りてから10秒の位置にあることが分かる。また、オフィス20121はビル番号121の12階にあり、エレベータを降りてから30秒の位置にあることが分かる。
【0040】
さらに、テーブル1100より、ビル1(ビル番号023)の正面入り口とビル3(ビル番号121)の正面入り口は2分30秒の距離にあることが分かる。さらに、テーブル1200より、ビル1(ビル番号023)とビル3(ビル番号121)は隣接しており、地上から移動すべきということが分かる。
【0041】
さらに、テーブル1400より、ビル番号023の正面入り口からオフィス11231がある31階には90秒、ビル121の正面入り口からオフィス11231がある12階には50秒が必要なことが分かる。これらの値を合計した5分30秒がオフィスID11231から20121への移動に必要な時間となる。
【0042】
本発明の実施の形態によれば、参加者はコミュニティに参加することによって得られる特典(メリット)と阻害要因(デメリット)を容易に比較することができるようになる。すなわち、コミュニティ間に存在する空間的距離は簡単には変えることができないが、前記の特典や阻害要因の情報を的確に伝えることによって心理的距離を小さくすることは可能であり、これによってコミュニティが統合されるよう働きかけることができる。また、販売側が意図を持ってコミュニティ形成を図りたい場合は、割引率や特典を適切な値に調整することでコミュニティ形成を促進することもでき、販売者並びにコミュニティの取り纏め者及び参加者にとってお互いにWin−Winの販売方法が実現される。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、本発明の目的は、コミュニティへの参加を希望する参加者に対し、有用な情報を提供することによって、より参加者の多いコミュニティの形成を促進できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体システムを示す図。
【図2】阻害要因となる距離のパラメータを管理するテーブル図
【図3】コミュニティに参加した場合に得られる特典を管理するためのテーブル図
【図4】予約用システム140の構成を示す図
【図5】予約用システムの処理フローの図
【図6】発注者の端末に表示される発注確認画面の例を示す図
【図7】予約システムがステップ520の処理をするとき、参加者端末に表示される画面の例を示す図
【図8】予約システムがステップ520の処理をするとき、参加者端末に表示される画面の例を示す図
【図9】新しいコミュニティの参加条件設定画面(募集画面)の例を示す図
【図10】メモリもしくは蓄積手段で記録管理される注文数の管理データの注文数管理テーブル図
【図11】ビルとビルの間を移動するために要する時間を記録したテーブル
【図12】ビルとビルの間の接続に関する情報を記録したテーブル
【図13】コミュニティの参加者(取り纏め者を含む)の属するオフィスの所在に関する情報を管理するテーブル
【図14】ビルの基準点から各フロアのエレベータ口までの平均所要時間を記録したテーブル
【符号の説明】
110,120…取り纏め者端末、130…参加者端末、140…予約用システム、150…配送車端末、190…ネットワーク、400…制御手段、410…通信手段、420…蓄積手段、430…メモリ、431…移動時間計算プログラム、432…阻害要因評価プログラム、433…割引率計算プログラム、434…クーポン発行量計算プログラム、435…天気予報データ、436…注文数管理データ、437…オフィス位置情報データ、450…配線。

Claims (13)

  1. コミュニティ用コンピュータ装置によるコミュニティ形成支援方法において、
    前記コミュニティ用コンピュータ装置が、前記取り纏め者の属性値と前記参加者の属性値を記憶手段に記憶し、
    前記コミュニティ用コンピュータ装置が、コミュニティの取り纏め者のコンピュータ装置から、前記取り纏め者が富み纏めるコミュニティへの参加者の参加条件と前記取り纏め者の属性値を受付け、前記参加者の参加条件を前記記憶手段に記憶し、
    前記コミュニティ用コンピュータ装置が、前記参加者のコンピュータ装置から、前記コミュニティへの参加希望情報を受付け、前記参加希望情報の受付けに応答して前記参加者の参加条件と前記取り纏め者の属性値と前記参加者の属性値を前記記憶手段から読み出し、読み出された前記取り纏め者の属性値と前記参加者の属性値に基づいて、前記コミュニティ形成の阻害要因値を算出し、前記参加条件と前記阻害要因値を前記参加者のコンピュータ装置に送信することを特徴とするコミュニティ形成支援方法。
  2. 請求項1に記載のコミュニティ形成支援方法において、
    前記コミュニティ用コンピュータ装置が、前記参加者が前記コミュニティに参加することによって享受できる特典値を算出し、前記特典値を前記参加者のコンピュータ装置に送信することを特徴とするコミュニティ形成支援方法。
  3. 請求項2に記載のコミュニティ形成支援方法おいて、
    前記コミュニティ用コンピュータ装置が、前記阻害要因値を合計する共に前記特典値を合計し、前記阻害要因値の合計値と前記特典値の合計値の差分を算出し、前記阻害要因値の合計値と前記特典値の合計値の差分値が所定値以内になるように前期前記特典値を調整し、調整された前記特典値を前記参加者のコンピュータ装置に送信することを特徴とするコミュニティ形成支援方法。
  4. 請求項1に記載のコミュニティ形成支援方法において、
    前記コミュニティは、前記取り纏め者及び前記参加者が商品又はサービスを共同で購入するために形成されることを特徴とするコミュニティ形成支援方法。
  5. 請求項4に記載のコミュニティ形成支援方法において、
    前記参加条件は、前記商品又はサービスの注文個数であり、
    前記取り纏め者の属性値は、前記取り纏め者の所在地であり、
    前記参加者の属性値は、前記参加者の所在地であり、
    前記阻害要因値は、前記取り纏め者の所在地と前記参加者の所在地の間を移動するために必要な移動時間であることを特徴とするコミュニティ形成支援方法。
  6. 請求項5に記載のコミュニティ形成支援方法において、
    前記阻害要因値は、移動に必要な交通機関の乗換え回数、天候に左右されるか否か、前記取り纏め者の所在地付近の施設の情報の少なくとも1つを含むことを特徴とするコミュニティ形成支援方法。
  7. 請求項5又は6に記載のコミュニティ形成支援方法において、
    前記特典値は、前記商品又はサービスの購入価格の割引き率若しくは割引き価格若しくは無料で付加される商品又はサービスの個数、前記商品又はサービスの早期の受取り時間若しくは時刻、クーポンの少なくとも1つを含むことを特徴とするコミュニティ形成支援方法。
  8. 請求項5又は6に記載のコミュニティ形成支援方法において、
    前記特典値は、クーポンであり、
    前記コミュニティ用コンピュータ装置が、前記阻害要因値を合計し、前記阻害要因値の合計値から享受できる固定的な特典値を減算し、減算結果の数値に比例して前記クーポンの値を決めることを特徴とするコミュニティ形成支援方法。
  9. 請求項4から8の何れかに記載のコミュニティ形成支援方法において、
    前記コミュニティ用コンピュータ装置が、前記参加者が希望する条件に合った取り纏め者が見つからなかった場合に、前記参加者のコンピュータ装置が他の取り纏め者のコンピュータ装置として動作する為の選択肢を送信することを特徴とするコミュニティ形成支援方法。
  10. コミュニティの取り纏め者の属性値と前記コミュニティの参加者の属性値を記憶する記憶手段と、
    コミュニティの取り纏め者のコンピュータ装置から、前記取り纏め者が富み纏めるコミュニティへの参加者の参加条件と前記取り纏め者の属性値を受付ける第1の受付手段と、
    前記参加者の参加条件を前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    前記参加者のコンピュータ装置から、前記コミュニティへの参加希望情報を受付ける第2の受付手段と、
    前記参加希望情報の受付けに応答して前記参加者の参加条件と前記取り纏め者の属性値と前記参加者の属性値を前記記憶手段から読み出す読出手段と、
    読み出された前記取り纏め者の属性値と前記参加者の属性値に基づいて、前記コミュニティ形成の阻害要因値を算出する算出手段と、
    前記参加条件と前記阻害要因値を前記参加者のコンピュータ装置に送信する送信手段とを備えたことを特徴とするコミュニティ形成支援システム。
  11. 商品又はサービスを共同購入するための情報を提供する、コンピュータによる情報提供方法において、
    前記コンピュータの通信手段が、共同購入を取り纏める取り纏め者の第1のコンピュータ装置から、前記商品又はサービスの注文数と前記商品の配送先又は前記サービスの提供先に関する第1の位置情報を受信し、
    前記通信手段が、共同購入を希望する参加者の第2のコンピュータ装置から、前記参加者の所在地に関する第2の位置情報を受信し、
    前記コンピュータの制御手段が、前記第1の位置情報と第2の位置情報に対応する移動区間を抽出し、移動区間ごとの移動時間を予め定義した第1のテーブルから、前記移動区間に対応する移動時間を抽出し、
    前記制御手段が、既に注文を受け付けた前記商品又はサービスの注文数を加算して、既に注文を受け付けた前記商品又はサービスの注文数の総数を算出し、
    前記制御手段が、前記商品又はサービスの注文数ごとの割引き率又は割引き価格又は無料で付加する商品又はサービスの個数を予め定義した第2のテーブルから、前記総数に対応する割引き率又は割引き価格又は無料で付加する商品又はサービスの個数を抽出し、
    前記通信手段が、前記移動時間と前記割引率とを前記第2のコンピュータ装置へ送信する情報提供方法。
  12. 請求項11に記載の情報提供方法において、
    前記制御手段が、前記第2のテーブルから、割引き率又は割引き価格又は無料で付加する商品又はサービスの個数が次の変化する場合の前記商品又はサービスの注文数を抽出し、抽出された前記商品又はサービスの注文数から前記総数を減算して、割引き率又は割引き価格又は無料で付加する商品又はサービスの個数が次の変化するまでの前記商品又はサービスの注文数を算出し、
    前記通信手段が、前記移動時間と前記割引率と共に、割引き率又は割引き価格又は無料で付加する商品又はサービスの個数が次の変化する場合の割引き率又は割引き価格又は無料で付加する商品又はサービスの個数、割引き率又は割引き価格又は無料で付加する商品又はサービスの個数が次の変化するまでの前記商品又はサービスの注文数を前記第2のコンピュータ装置へ送信する情報提供方法。
  13. 商品又はサービスを共同購入するための情報を提供する情報提供装置において、
    共同購入を取り纏める取り纏め者の第1のコンピュータ装置から、前記商品又はサービスの注文数と前記商品の配送先又は前記サービスの提供先に関する第1の位置情報を受信する第1の受信手段と、
    共同購入を希望する参加者の第2のコンピュータ装置から、前記参加者の所在地に関する第2の位置情報を受信する第2の受信手段と、
    前記第1の位置情報と第2の位置情報に対応する移動区間を抽出し、移動区間ごとの移動時間を予め定義した第1のテーブルから、前記移動区間に対応する移動時間を抽出する第1の抽出手段と、
    既に注文を受け付けた前記商品又はサービスの注文数を加算して、既に注文を受け付けた前記商品又はサービスの注文数の総数を算出する算出手段と、
    前記商品又はサービスの注文数ごとの割引き率を予め定義した第2のテーブルから、前記総数に対応する割引き率を抽出する第2の抽出手段と、
    前記通信手段が、前記移動時間と前記割引率とを前記第2のコンピュータ装置へ送信する送信手段とを備えた情報提供装置。
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