JP2004144667A - 位置情報の異常検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インクリメンタル位置センサの位置情報PAOをアブソリュート位置センサのビット単位に単位変換し、これを127で除算した余りKを出力する。このKを用いて、K番目の循環周期27−1のM系列コードMiを出力する。そしてアブソリュートセンサ出力から求められた不規則循環乱数コードGHとMiとの排他論理和を演算し、コードGXを出力する。一方、単位変換された数値を255で除算した余りLを出力する。このLを用いて、L番目の循環周期28−1のM系列コードMjを出力し、コードGXとコードMjを比較し、両者が一致していなければ異常検出信号ERを外部に出力する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アブソリュートエンコーダが出力する位置情報の異常検出装置に関するものであり、例えば工作機械の送り軸の位置をアブソリュートに検出するリニア型アブソリュートエンコーダの信頼性を向上させる異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、高速化高精度化のため、工作機械等にリニアモータを使用した駆動システムが盛んに使用されるようになってきた。リニアモータを使用した駆動システムでは、可動部の位置や速度及びモータ磁極位置検出用として、可動部の位置をアブソリュートに検出するリニア型アブソリュートエンコーダが使用されている(特許文献1参照)。
【0003】
従来のリニア型アブソリュートエンコーダとしては、図6のブロック図に示すように、位置の変化に応じて90度位相の異なる信号を出力するインクリメンタル位置センサと位置の変化に応じてM系列等の不規則循環乱数コード信号を出力するアブソリュート位置センサを備えたアブソリュートエンコーダがある。同図で図示されていないが、LED3とレンズ2と受光素子4とリニアイメージセンサ5は同一部材に固定され、スケール1に対して相対移動できるようになっている。LED3が発した光はレンズ2により平行光に変換され、スケール1に照射される。スケール1には20μm間隔で明暗が繰り返すインクリメンタルパターン11と20μmで1ビットのコードを示す循環周期215−1のM系列パターン12が形成されている。
【0004】
インクリメンタルパターン11を通過した光は、受光素子4により電気信号に変換され、スケールとの相対位置の変化に応じて、変位量の正弦値に比例した信号SAと余弦値に比例した信号CAとして出力される。信号SAと信号CAは、AD変換器6,7により、それぞれデジタル値SD,CDに変換される。デジタル値SDとCDは、内挿処理手段10により逆正接演算が行われ、20μm内の相対位置をアブソリュートに示す数値PALに変換する。また、信号SAと信号CAは、コンパレータ8,9により、それぞれパルス信号SPとパルス信号CPに変換される。パルス信号SPとパルス信号CPは、アップダウンカウンタ13により、パルス信号SPとパルス信号CPの位相変化に応じて、相対位置の変化を5μm単位でインクリメンタルに示す数値PCHとしてカウントされる。桁合わせ手段14では、数値PCHを数値PALの変化に同期して変化する20μm単位の数値に修正し、修正後の数値PIHを上位桁とし数値PALを下位桁とするインクリメンタル位置情報PIとして出力する。ここで、インクリメンタルパターン11、受光素子4、信号SAと信号CAからインクリメンタル位置情報PIを出力するまでの構成要素全体をインクリメンタル位置センサと呼ぶことにする。
【0005】
一方、循環周期215−1のM系列パターン12を通過した光はリニアイメージセンサ5により、循環周期215−1のM系列パターンの15ビットを越える範囲の光量変化を循環周期215−1のM系列の1ビットに相当するピッチの半分以下の分解能で検出し、光量データVOとして出力する。リニアイメージセンサ信号処理手段15では、リニアイメージセンサ5が検出した循環周期215−1のM系列パターンから得られた光量データのうち、数値PALの値に応じて最もコード化に適した箇所のデータを20μmおきに選択し、これを2値化することにより、15ビット以上の循環周期215−1のM系列コードMHに変換する。ここで、M系列コードMHを出力するまでの構成要素全体をアブソリュート位置センサと呼ぶことにする。
【0006】
復号化器16では、スケール1の原点位置で読み出されるコードを初期値として、循環周期215−1のM系列コード生成演算を繰り返して得たM系列コードがコードMHと一致するまでM系列生成演算を繰り返し、一致したときの演算繰り返し回数を示す数値PHを出力する。このとき数値PHは、原点からの相対移動量をアブソリュートに示す数値となる。減算器17では、アブソリュート位置を示す数値PHから、インクリメンタル位置情報PIの上位桁PIHを減算することにより、両者のオフセット位置量を示す数値POFを出力する。数値POFは、リニア型アブソリュートエンコーダの電源投入直後又はリセット直後に記憶器18に設定される。加算器19では、インクリメンタル位置情報PIに記憶器18が記憶するオフセット位置量を示す数MOFを加算することにより、スケール1との相対移動量を補正してアブソリュートに示す位置情報PAOを出力する。
【0007】
また、単位変換手段20は、位置情報PAOをアブソリュート位置センサのビット単位の値に単位変換し、数値PAMとして出力する。M系列変換手段21は、予め位置情報に対応する循環周期215−1のM系列を記憶するルックアップテーブルを有し、数値PAMに対応する循環周期215−1のM系列コードであるコードMPを出力する。異常判定器22では、コードMPとリニアイメージセンサ信号処理手段15が出力したコードMHとの一致状態を比較し、両者のコードに大きな違いがあれば、異常信号ERを出力し、位置情報PAOに異常があることを外部に知らせる。
【0008】
なお、図6のリニア型アブソリュートエンコーダでは、電源投入直後やリセット直後のみ、アブソリュート位置センサからの信号に基づきアブソリュート位置情報を検出し、以降は、インクリメンタル位置センサの出力信号に基づき、インクリメンタル処理によって位置情報の更新を行っている。このように位置情報の更新に、アブソリュート位置センサからの信号を使用せずインクリメンタル位置センサの信号を使用する理由としては、リニアイメージセンサの信号出力やM系列コードのデコード処理に多大な時間を要し、リニアモータ等の制御には不適切な位置情報の更新サイクルとなるためである。しかしながら、インクリメンタル位置センサの出力信号に基づく位置情報では、アブソリュート位置情報としての信頼性が低くなる。このため、位置情報の更新サイクルよりも長いサイクルで、位置情報とアブソリュート位置センサ信号に基づくデータの違いを比較することで、位置情報の異常を検知できるようにし、位置情報の信頼性を確保している。
【0009】
【特許文献1】
特許第3111546号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来例の位置情報の異常検出装置では、位置情報をM系列コードに変換する上で、ルックアップテーブルの実現に大きな記憶容量のメモリ(例えば215−1のM系列の場合:32,767バイト)を必要とし、異常検出回路が大きくなる上、コストもアップしていた。また、位置情報をM系列コードに変換する方法としては、M系列コード演算回路を位置情報に対応する回数だけ演算を繰り返して、位置情報に対応するM系列コードを求める方法もある。ただし、この方法では、ルックアップテーブルを必要としない反面、M系列コードを求めるための処理時間が長く、異常検出する周期が長くなるため、リニアモータ等の制御に必要な位置情報の信頼性を確保できないという問題があった。
【0011】
本発明は、上述のような事情から成されたものであり、本発明の目的は、不規則循環乱数コード信号を出力するアブソリュート位置センサとインクリメンタル位置センサを備えたアブソリュートエンコーダにより検出した位置情報の信頼性を確保するための異常検出装置に関し、特に異常検出をローコストかつ高速に行うことができる位置情報の異常検出装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる位置情報の異常検出装置は、位置の変化に応じて循環周期が互いに素な関係の循環周期2i−1のM系列と循環周期2j−1のM系列の排他論理和からなる不規則循環乱数コード信号を出力するアブソリュート位置センサと、位置の変化に応じて周期的な信号を出力するインクリメンタル位置センサと、前記インクリメンタル位置センサの出力信号に基づき得た位置情報を前記アブソリュート位置センサのビット単位の値に単位変換する単位変換器と、前記単位変換後の位置情報を循環周期2i−1で除算した余りKと循環周期2j−1で除算した余りLを求める演算手段と、K番目に相当するNビット(N≧i+j)の循環周期2i−1のM系列コードとL番目に相当するNビットの循環周期2j−1のM系列コードと前記アブソリュート位置センサが出力するNビットの不規則循環乱数コード信号により前記位置情報の異常を検出する異常判定器とを含む位置情報の異常検出装置である。
【0013】
【作用】
本発明は、以上のように位置情報からアブソリュート位置センサが出力する不規則循環乱数コードの循環周期よりも小さな循環周期の2つのM系列コードを求めるだけで、アブソリュート位置センサが出力する不規則循環乱数コードの異常を検出することができる。このため、従来装置よりも容量の小さなルックアップテーブルを用いることが可能である。また、M系列コード演算回路を用いて2つのM系列コードを求める場合でも、小さな循環周期のため、比較的高速にM系列コードを求めることが可能である。以上から、本装置によれば、位置情報の異常検出を小型ローコストかつ高速に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
【0015】
図1は、本発明の位置情報の異常検出装置を適用したリニア型アブソリュートエンコーダのブロック図である。同図で図6と同じ機能のものは同じ符号とし、その説明を省略する。図2は、スケール101に形成された不規則循環乱数コード及びその元となる2つのM系列を示す表である。図3は、図1の符号化器103のルックアップテーブルを示す表である。図4は、図1の符号化器105のルックアップテーブルを示す表である。図5は、復号化器116の動作を示すブロック図である。
【0016】
図1で、スケール101には、20μm間隔で明暗が繰り返すインクリメンタルパターン11と20μmで1ビットのコードを示す不規則循環乱数コードパターン112が形成されている。図2の表に、不規則循環乱数コードパターン112の20μm間隔の光透過部を1、遮光部0として示す。同表を見て理解できるように、この不規則循環乱数コードは、27−1循環周期のM系列と28−1循環周期のM系列との排他論理和となるコードとなっている。このように、循環周期が互いに素な関係のM系列の排他論理和によるコードはゴールド系列と呼ばれ、循環周期が両者のM系列循環周期の積となることが知られている。したがって、不規則循環乱数コードパターン112の循環周期は32,385となり、図6の215−1循環周期(32,768)のM系列とほとんど変わらず、ほぼ同等範囲のアブソリュート位置検出が可能である。
【0017】
リニアイメージセンサ5では、不規則循環乱数コードパターン112を通過した光のうち、パターン112の1ビット換算で16ビット以上の範囲の光量変化を光量データVGOとして出力する。リニアイメージセンサ信号処理手段15では、リニアイメージセンサ5が検出した不規則循環乱数コードパターンから得られた光量データVGOのうち、数値PALの値に応じて最もコード化に適した箇所のデータを20μmおきに選択し、これを2値化することにより、16ビットの不規則循環乱数コードGHに変換する。コードGHは復号化器116に入力される。
【0018】
復号化器116では、図5のブロック図に示すように、循環周期27−1のM系列発生器24と、循環周期28−1のM系列発生器25と、これらのM系列発生器が出力する信号M7、M8の排他論理和演算を行う排他論理演算器26と、排他論理和演算後のシリアルに出力される信号X15を16ビットのパラレルコードGDに変換する16ビットシフトレジスタ23から構成されるゴールド系列発生部30を有する。このゴールド系列発生部30は、コードGHが入力されると、スケール101の原点位置で読み出されるコードに相当する値に一旦コードGDを初期化する。比較器27は16ビットのコードGHとGDを比較し、両者の値が一致するまで、クロック信号発生器28に対してクロック発生指令STを出力する。クロック信号発生器28は、クロック発生指令STが入力されている間、循環周期27−1のM系列発生器24と循環周期28−1のM系列発生器25と16ビットシフトレジスタ23とカウンタ29へ、シフト及びカウント用のクロック信号CKを一定間隔で出力する。以上から、復号化器116は、不規則循環乱数コードGHとゴールド系列コードGDが一致するまで、ゴールド系列生成演算を繰り返し、一致したときの演算繰り返し回数を示す数値PHがカウンタ29によって出力される。このとき数値PHは、原点からの相対移動量をアブソリュートに示す数値となる。
【0019】
単位変換器20は、インクリメンタル位置センサの出力信号に基づき得た位置情報PAOをアブソリュート位置センサのビット単位の値に単位変換し、数値PAMとして出力する。なお、図1や図6のようなインクリメンタル位置センサにより得た数値PALがアブソリュート位置センサのビット単位と等しい場合などは、単位変換手段20は位置情報PAOの下位データを切り捨て20μm以上の上位データのみを出力するだけで良く、単位変換手段20をブロック図から削除して表現することも可能である。
【0020】
除算手段102は、数値PAMを127(27−1)で除算した余りKを出力する。符号化器103は、図3に示すK番目の循環周期27−1のM系列先頭8ビットを示すルックアップテーブルを有し、入力された数値Kから、K番目を上位コードとし、K+8番目(K+8>126のみ、K+8−127番目)を下位コードとする16ビットのコードMiを出力する。これにより、16ビットコードMiは、K番目の循環周期27−1のM系列コードとなる。排他論理和演算器106は、16ビットの不規則循環乱数コードGHと16ビットの27−1のM系列コードMiとの排他論理和を演算し、16ビットのコードGXを出力する。
【0021】
一方、除算手段104は、数値PAMを255(28−1)で除算した余りLを出力する。符号化器105は、図4に示すL番目の循環周期28−1のM系列先頭8ビットを示すルックアップテーブルを有し、入力された数値Lから、L番目を上位コードとし、L+8番目(L+8>255のみ、L+8−255番目)を下位コードとする16ビットのコードMjを出力する。これにより、16ビットコードMjは、L番目の循環周期28−1のM系列コードになる。異常判定器122は、16ビットのコードGXと16ビットコードMjの一致状態を比較し、両者のコードに大きな違いがあれば、異常信号ERを出力し、位置情報PAOに異常があることを外部に知らせる。以上から、符号化器103と符号化器105が有するルックアップテーブルに必要とするメモリ容量は、それぞれ127バイトと255バイトの合計382バイトとなり、従来の32,767バイトより遙かに少ない容量のメモリで異常検出が可能となる。
【0022】
なお、図1の実施形態では、16ビットコードMiと16ビットの不規則循環乱数コードGHとの排他論理演算後の結果GXと16ビットコードMjの比較を行っているが、16ビットコードMiと16ビットコードMjの排他論理演算後の結果に対して、16ビットの不規則循環乱数コードGHとの比較を行っても異常検出は可能である。
【0023】
また、符号化器103と符号化器105は、それぞれ図5の循環周期27−1のM系列発生器24と循環周期28−1のM系列発生器25を用いて実現することも可能である。
【0024】
また、本実施形態ではアブソリュート位置センサからの不規則循環乱数コードGHを16ビットのサイズで処理を行ったが、原理的には最低15ビットあれば良い。しかし、本実施形態のように、ビットサイズを大きくとることにより、異常検出の信頼性を高めることが可能である。さらには、ビットサイズをより多くすることにより、スケールが部分的に汚れた場合などに対する、冗長性を高めることも可能である。
【0025】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のアブソリュート位置の異常検出装置によれば、高速な異常検出を小型ローコストな実現手段で達成することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の異常検出方法を適用したリニア型アブソリュートエンコーダのブロック図である。
【図2】スケール101に形成された不規則循環乱数コードを示す表である。
【図3】図1の符号化器103のルックアップテーブルを示す表である。
【図4】図1の符号化器105のルックアップテーブルを示す表である。
【図5】図1の復号化器116の内部ブロック図である
【図6】従来のリニア型アブソリュートエンコーダのブロック図である。
【符号の説明】
1,101 スケール、2 レンズ、3 LED、4 受光素子、5 リニアイメージセンサ、6,7 AD変換器、8,9 コンパレータ、10 内挿手段、11 インクリメンタルパターン、12,112 不規則循環乱数コードパターン、13 アップダウンカウンタ、14 桁合わせ手段、15 リニアイメージセンサ信号処理手段、16,116 復号化器、17 減算器、18 記憶器、19 加算器、20 単位変換器、21,103,105 符号化器、22,122 異常判定器、23 シフトレジスタ、24,25 M系列発生器、26,106 排他論理和演算器、27 比較器、28 クロック信号発生器、29
カウンタ。
Claims (4)
- 位置の変化に応じて循環周期が互いに素な関係の循環周期2i−1のM系列と循環周期2j−1のM系列の排他論理和からなる不規則循環乱数コード信号を出力するアブソリュート位置センサと、
位置の変化に応じて周期的な信号を出力するインクリメンタル位置センサと、
前記インクリメンタル位置センサの出力信号に基づき得た位置情報を前記アブソリュート位置センサのビット単位の値に単位変換する単位変換器と、
前記単位変換後の位置情報を循環周期2i−1で除算した余りKと循環周期2j−1で除算した余りLを求める演算手段と、
K番目に相当するNビット(N≧i+j)の循環周期2i−1のM系列コードとL番目に相当するNビットの循環周期2j−1のM系列コードと前記アブソリュート位置センサが出力するNビットの不規則循環乱数コード信号とにより前記位置情報の異常を検出する異常判定器とを含む位置情報の異常検出装置。 - アブソリュート位置センサが出力するNビットの不規則循環乱数コード信号とK番目に相当するNビットの循環周期2i−1のM系列コードとを排他論理和演算する演算器と、前記排他論理和演算後のコードとL番目に相当するNビットの循環周期2j−1のM系列コードとを比較することにより異常検出する異常判定器とを含む請求項1記載の位置情報の異常検出装置。
- K番目に相当するのNビットの循環周期2i−1のM系列コードとL番目に相当するNビットの循環周期2j−1のM系列コードとを排他論理和演算する演算器と、前記排他論理和演算後のNビットのコードと前記アブソリュート位置センサが出力するNビットの不規則循環乱数コードとを比較することにより異常検出する異常判定器とを含む請求項1記載の位置情報の異常検出装置。
- K番目に相当するNビットの循環周期2i−1のM系列コード又はL番目に相当するNビットの循環周期2j−1のM系列コードを求める手段として、ルックアップテーブルを使用することを特徴とする請求項1記載の位置情報の異常検出装置。
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