JP2004144554A - ナビゲーション装置およびその地図情報処理方法 - Google Patents

ナビゲーション装置およびその地図情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信での地図情報の入手に関する有用な情報を提供可能にする。
【解決手段】制御部12は、更新情報取得手段として機能し、通信部24を制御して情報センタ40と通信し、地図記憶部18の既存の地区地図情報に対応する情報センタ40の最新の地区地図情報の最新更新時期、および、既存の地区地図情報から最新の地区地図情報までの更新回数を取得する。制御部12は、取得した最新更新時期および更新回数を、該当する地区地図情報を特定する地区特定情報と関連付けて、更新情報記憶部28に記憶させる。制御部12は、既存の地区地図情報と最新の地区地図情報の差分データのデータ量および提供料金も取得する。これら情報はユーザ操作に応じて一覧形式で表示される。一覧表示からユーザが選択した地区が候補地区として登録され、候補地区の差分データが情報センタ40から取得される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナビゲーション装置およびその地図情報処理方法に関し、特に、情報センタとの通信によって新しい地図情報を入手する機能の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】
ナビゲーション装置は、周知のように、地図情報を利用して種々の情報を利用者に提供する便利な装置である。地図情報を利用することにより、道路地図だけでなく、店舗、施設、観光などの有用な情報も提供されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
従来一般には、ナビゲーション用の地図情報はCD−ROM等の記録媒体に記録されており、新しい地図情報を利用するためには記録媒体を交換する必要があった。この作業が不要であれば、そして最新の地図情報を容易に利用できれば、ナビゲーション装置がより便利になる。そこで、通信機能を利用して外部から最新の地図情報を入手するナビゲーション装置が提案されている。例えば、従来提案されているナビゲーション装置は、通信で入手した更新地図情報をハードディスクに格納するように構成されている(例えば特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−159527号公報(第2−3頁、第1図)
【特許文献2】
特開平8−95488号公報(第3−4頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、最新の地図情報を通信でナビゲーション装置に提供することは従来から提案されている。しかしながら、従来技術には、最新の地図情報の必要性がすべての地区で一定ではないことを考慮していないために、以下のような問題がある。
【0006】
地図情報は地区ごと分けられており、一般には、緯度および経度を基準とする四角形で地区が規定されている。このような地図情報を通信で提供していると、ナビゲーション装置側では、ある地区の地図は最新であり、別の地区の地図は少し旧く、また別の地区の地図は相当に旧いといった具合に、地区によって地図情報の新旧の状態が異なってくる。これに伴い、最新地図を入手すべきか否かの程度も地区によって異なってくる。
【0007】
しかし、従来技術では、最新地図の必要性を判断するための有用な情報がナビゲーション装置から提供されていない。そのため、必要性の低い地図をナビゲーション装置が入手してしまう可能性があり、無駄な出費等の負担がユーザにかかる可能性があった。
【0008】
さらに、従来のナビゲーション装置は、上記の最新地図情報の必要性だけでなく、最新地図情報の入手時の負担の程度に関する有用な情報を事前にユーザに提供することも行っていない。そのため、実際に最新地図情報を入手すると、データ量が大きくて予想外に時間がかかったり、予想外に費用が高くなる可能性がある。
【0009】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、通信での地図情報の入手に関する有用な情報を提供できるナビゲーション装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のナビゲーション装置は、各地区の地図情報である地区地図情報を記憶する地図記憶手段と、地区地図情報を提供する情報センタと通信するための通信手段と、地区地図情報の更新に関する情報を記憶する更新情報記憶手段と、前記通信手段を用いた前記情報センタとの通信により、前記地図記憶手段の既存の地区地図情報に対応する前記情報センタの最新の地区地図情報の最新更新時期および前記既存の地区地図情報から前記最新の地区地図情報までの地区地図情報を更新した更新回数を取得する更新情報取得手段と、前記最新更新時期および前記更新回数を、該当する地区地図情報を特定する地区特定情報と関連付けて、前記更新情報記憶手段に記憶させる更新情報記憶制御手段とを含む。
【0011】
この構成により、上記の最新更新時期および更新回数といった情報が入手されるので、ナビゲーション装置側の既存地図が情報センタ側の最新地図と比較してどのような状態にあるかを示す情報を提供でき、したがって最新地図の必要性の判断に有用な情報を提供できる。
【0012】
また、本発明のナビゲーション装置は、現在時刻の情報を取得する時間取得手段を含み、前記更新情報記憶制御手段は、前記現在時刻に基づき、前記最新更新時期および前記更新回数を取得した時期である更新情報取得時期を前記更新情報記憶手段に記憶させ、前記更新情報取得手段は、前記更新情報取得時期と前記現在時刻に基づき、前記更新情報取得時期から所定の確認基準期間が経過しているときに、前記情報センタから前記最新更新時期および前記更新回数を取得する。
【0013】
この構成により、最新更新時期および更新回数の取得が遅くなることを避けることができ、また、それら情報の取得の頻度が高くなることも避けることができるので、適当な時期に更新関連の情報を入手できる。
【0014】
また、本発明のナビゲーション装置は、現在位置を取得する現在位置取得手段と、前記現在位置を含む地区地図情報を、前記更新情報記憶手段に記憶されている該当地区地図情報の前記更新回数を表す情報と共に表示手段に表示させる現在地表示制御手段とを含む。
【0015】
この構成により、現在位置を含む地区地図の更新回数が表示されるので、現在地周辺の地図がどのような状態にあるかを容易に把握可能な情報を提供できる。
【0016】
また、本発明のナビゲーション装置では、前記現在地表示制御手段は、前記更新回数が0回のとき、前記既存の地区地図情報が最新であることを示す所定の最新表示を前記表示手段に行わせ、前記更新回数が1回以上のとき、前記既存の地区地図情報が最新でないことを示す所定の非最新表示を、前記最新表示と異なる色で、前記表示手段に行わせる。
【0017】
この構成により、既存地図の状態に応じて最新表示と非最新表示が行われ、さらにそれら表示に異なる色が付けられるので、ナビゲーション側の現在地周辺の地図が最新か否かを容易に把握可能な情報を提供できる。
【0018】
また、本発明のナビゲーション装置では、前記更新情報取得手段は、前記非最新表示が行われているときのユーザの操作に応じて、前記通信手段を用いた前記情報センタとの通信により、前記既存の地区地図情報と前記最新の地区地図情報の差分データのデータ量と提供料金を取得する。
【0019】
この構成により、差分データのデータ量および提供料金が提供されるので、最新地図情報の入手時の負担を事前に把握するのに有用な情報を提供でき、最新地図情報入手に予想外に時間がかかったり、予想外に費用が高くなるといった事態が生じるのを防ぐように図れる。
【0020】
また、本発明のナビゲーション装置は、前記通信手段による通信での単位データサイズとその単位データサイズの通信料金を含む通信料金基準情報を記憶する通信料金基準記憶手段と、前記通信料金基準情報と前記差分データのデータ量に基づいて前記差分データの通信料金を計算する通信料金計算手段とを含む。
【0021】
この構成により、差分データの通信料金が得られるので、最新地図情報の入手時の負担を事前に把握するのに有用な情報を提供できる。また、通信キャリアが変更されたときでも、通信料金料金基準を変更することでキャリア変更後の通信料金の情報を提供できる。
【0022】
また、本発明のナビゲーション装置は、前記地区特定情報、前記既存の地区地図情報の更新時期、前記更新回数、前記最新更新時期、前記差分データのデータ量、前記差分データの提供料金、前記差分データの通信料金の少なくとも一つについて、複数地区の情報の一覧表示を前記表示手段に行わせる一覧表示制御手段を含む。
【0023】
この構成により、上記各種の情報の少なくとも一つの一覧表示が行われるので、各地区の最新地図の入手の必要性または入手時の負担、あるいはそれらの両方を容易に把握可能な情報を提供できる。
【0024】
また、本発明のナビゲーション装置は、ユーザの候補選択操作および選択解除操作に応じて最新地図取得の候補地区の登録および登録抹消を前記更新情報記憶手段に対して行う候補登録手段を含み、前記一覧表示制御手段は、前記一覧表示のうちで、前記候補選択操作で選択された前記候補地区に所定の候補色を着色し、かつ、前記選択解除操作で選択を解除された前記候補地区への前記候補色の着色を廃止する。
【0025】
この構成により、ユーザが選択した最新情報取得の候補地区には候補色が付けられるので、候補地区を容易に判別でき、最新情報を取得すべき地区を選択および解除するユーザ操作が容易になる。
【0026】
また、本発明のナビゲーション装置では、前記候補登録手段は、前記現在地表示制御手段により前記非最新表示が行われた地区を前記候補地区として前記更新情報記憶手段に登録し、前記一覧表示制御手段は、前記非最新表示が行われた地区には前記一覧表示の中で前記候補色を着色する。
【0027】
この構成により、最新でないことが既にユーザに知らされている現在地周辺の地区が自動的に最新地図情報取得の候補地区に設定されるので、現在地周辺の地図情報を最新情報に変えるためのユーザ操作を省略でき、したがってユーザ操作が容易になる。
【0028】
また、本発明のナビゲーション装置では、前記一覧表示制御手段は、前記候補地区の前記差分データのデータ量、提供料金および通信料金の少なくとも一つの合計値を表示するように構成され、さらに、前記合計値の確認を示すユーザの操作に応答して、前記通信手段を用いて前記情報センタから候補地区の差分データを取得して前記地図記憶手段に書き込む最新地図取得手段が設けられている。
【0029】
この構成により、候補地区の差分データのデータ量、提供料金および通信料金の少なくとも一つの合計値が地図情報入手の前にユーザに提供されるので、最新地図入手に伴う負担をユーザは容易に把握でき、地図入手の負担が予想外に大きいといった事態を未然に防ぐことができる。
【0030】
また、本発明の情報センタは、上述したナビゲーション装置の通信手段と通信を行うセンタ通信手段と、地区地図情報が記憶された地図データベースとを有する。
【0031】
この構成により、最新更新時期および更新回数といった情報をナビゲーション装置に提供できるので、ナビゲーション装置側の既存地図が情報センタ側の最新地図と比較してどのような状態にあるかを示す情報を提供でき、したがって最新地図の必要性の判断に有用な情報をナビゲーション装置に提供できる。
【0032】
また、本発明の地図情報処理システムは、上述したナビゲーション装置と、情報センタとを有する。
【0033】
この構成により、上記の最新更新時期および更新回数といった情報が情報センタからナビゲーション装置に提供されるので、ナビゲーション装置側の既存地図が情報センタ側の最新地図と比較してどのような状態にあるかを示す情報を提供でき、したがって最新地図の必要性の判断に有用な情報をナビゲーション装置に提供できる。
【0034】
また、本発明の地図情報処理方法は、ナビゲーション装置が保有している既存の地区地図情報の更新時期を、該当する地区を特定する地区特定情報と共に情報センタに送信するステップと、前記情報センタから、前記既存の地区地図情報に対応する前記情報センタの最新の地区地図情報の最新更新時期および前記既存の地区地図情報から前記最新の地区地図情報までの地区地図情報を更新した更新回数を取得するステップと、前記最新更新時期および前記更新回数を前記地区特定情報と関連付けて、更新に関する情報を記憶する更新情報記憶手段に記憶させるステップとを含む。
【0035】
この構成により、上記の最新更新時期および更新回数といった情報が入手されるので、ナビゲーション装置側の既存地図が情報センタ側の最新地図と比較してどのような状態にあるかを示す情報を提供でき、したがって最新地図の必要性の判断に有用な情報を提供できる。
【0036】
また本発明の地図情報処理方法は、前記情報センタから、さらに前記既存の地区地図情報と前記最新の地区地図情報の差分データのデータ量と提供料金を取得するステップと、前記差分データのデータ量と提供料金を前記更新情報記憶手段に記憶させるステップとを含む。
【0037】
この構成により、差分データのデータ量および提供料金が提供されるので、最新地図情報の入手時の負担を事前に把握するのに有用な情報を提供でき、最新地図情報入手に予想外に時間がかかったり、予想外に費用が高くなるといった事態が生じるのを防ぐように図れる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0039】
図1に示されるように、本実施の形態のナビゲーション装置10は、装置全体を制御する制御部12、表示部14、操作部16、地図記憶部18および現在位置検出部20を含む。ナビゲーション装置10は車両に搭載される。
【0040】
制御部12は、CPUを含み、ナビゲーション用のプログラムを実行することによりナビゲーション装置全体を制御している。また、制御部12は、後述するように、更新に関する情報を処理する本発明の各種の処理手段としても機能する。
【0041】
表示部14は、地図および他のナビゲーション関連の情報を表示し、本実施の形態に特徴的な地図更新関連の情報も表示する。また、表示部14は、ユーザの操作を案内するための情報も表示する。操作部16は、スイッチ、ボタン等で構成され、ユーザによる各種の操作を受け付ける。操作部16は、表示部14に備えられるタッチパネルスイッチを含んでもよい。
【0042】
地図記憶部18は、ハードディスクで構成され、ナビゲーションに使われる地図情報を書換え可能に記憶している。地図情報は地区ごとに分かれている。各地区は、緯度および経度を基準にした一定の大きさの四角形である。以下、各地区の地図情報を「地区地図情報」という。各地区には、適当な代表的地区名称が付けられている。この地区名称は、地区を特定する地区特定情報として用いられる。地図記憶部18は、各々の地区地図情報を、対応する地区名称と関連づけて記憶している。
【0043】
なお、地区地図情報の形状は上記の四角形に限定されなくてよい。また地区特定情報は、上記の地区名称に限定されず、例えば、適当な地区識別番号でもよい。表示には地区名称を使い、通信には地区識別番号を使うというように、地区名称と地区識別番号の両方が状況に応じて使われてもよい。
【0044】
現在位置検出部20は、アンテナ22を用いて測位衛星(たとえば、GPS衛星)からの電波を受信して、現在位置を算出する。制御部12は、現在位置検出部20の算出した現在位置を利用し、さらに地図記憶部18の地図情報に基づく自律航法処理とマップマッチング処理を行って、現在位置を求める。したがって、本実施の形態では、現在位置検出部20および制御部12が現在位置取得手段を構成している。現在位置情報は図示しないメモリに書き込まれる。
【0045】
また、通信部24はモデム等の通信装置で構成される。ナビゲーション装置10に携帯電話26が装着されて、通信部24と情報センタ40の間でデータ通信が行われる。携帯電話がナビゲーション装置10に内蔵されてもよい。図示されないが、多数のナビゲーション装置10が情報センタ40と通信する。
【0046】
情報センタ40は地図データベース42を有し、地図データベース42は各地区の最新地区地図情報を記憶している。この最新地区地図情報は、ナビゲーション装置10からの要求に応じて、ナビゲーション装置10へと送られ、制御部12により地図記憶部18へと書き込まれる。
【0047】
ここで、地図データベース42は、最新の地区地図情報だけでなく、過去の地区地図情報を記憶している。複数回の更新が過去に行われている場合は、各更新時の地区地図情報が記憶されている。さらに、地図データベース42は、最新地区地図情報と過去の各更新時の地区地図情報との差分データを記憶している。差分データは、追加された情報と削除された情報を含む。地図データベース42は、地図情報を通信で送るときは、送信データ量を削減するために差分データを送信する。
【0048】
また、地図データベース42は、過去の更新時期等の更新履歴の情報も記憶している。さらに地図データベース42は、上記の差分データのデータ量および提供料金も記憶している。これら情報は、ナビゲーション装置10からの要求に応じて送信される。
【0049】
ナビゲーション装置10は、さらに更新情報記憶部28を有し、更新情報記憶部28はメモリで構成される。また、更新情報記憶部28の情報は適宜ハードディスクに格納される。
【0050】
図2は、更新情報記憶部28に記憶される情報を示しており、更新情報記憶部28は、各地区地図情報の更新に関連する各種の情報を記憶している。地図情報記憶部18に記憶された多数の地区地図情報のそれぞれについて、図2の情報が記憶されている。
【0051】
図2において、既存の地区地図情報とは、ナビゲーション装置10側の地図記憶部18に既に記憶されている地区地図情報をいう(以下同じ)。前述のように情報センタ40側には最新の地区地図情報が用意されている。ナビゲーション装置10が最新情報を入手した時点では、既存の地区地図情報と最新の地区地図情報は同じである。その後に情報センタ40の地図が更新されると、既存の地区地図情報は最新の地区地図情報よりも旧くなる。
【0052】
図2に示されるように、更新情報記憶部28は具体的には以下の各情報を記憶している。
【0053】
(1)地区名称:地区特定情報の一例である
(2)更新日付:既存の地区地図情報の更新日付である
(3)最新更新日付:情報センタ側の最新の地区地図情報の更新日付である
(4)更新回数:既存の地区地図情報から最新の地区地図情報までの更新回数であり、情報センタから最新の地図を入手した時点では更新回数は「0」である
(5)差分データのデータ量:差分データは既存の地区地図情報と最新の地区地図情報の差分であり、追加部分と削除部分を表す
(6)差分データの提供料金
(7)差分データの通信料金
(8)更新情報取得日時:更新関連情報、特に最新更新日付および更新回数を取得したときの時刻データ
最新更新日付、更新回数、差分データのデータ量、提供料金は後述する制御部12の処理にて情報センタ40からデータ通信により取得される。また、通信料金は、下記の通信料金基準を用いて差分データのデータ量から制御部12により算出される。また、更新情報取得日時は、図示しない内蔵時計機能を用いて制御部12により取得される。すなわち、制御部12は時刻をカウントすることで、本発明の時間情報取得手段を構成する。更新情報記憶部28は、上記の各種の情報を、互いに関連づけて記憶している。
【0054】
また、通信料金基準記憶部30は、携帯電話26を使った通信での単位データサイズとその単位データサイズの通信料金で構成される通信料金基準情報を記憶している。通信料金基準情報は、ユーザにより操作部16から入力され、制御部12により通信料金基準記憶部30に格納される。通信キャリアが交換されたときは、ユーザ操作により、通信料金基準情報も書き換えられる。
【0055】
次に、図3を参照して、本実施の形態のナビゲーション装置10の動作を説明する。
【0056】
制御部12は、現在位置周辺の地区地図情報を更新日付および更新回数の情報と共に表示部14に表示させる(S10)。このとき、制御部12は本発明の現在地表示制御手段として機能している。
【0057】
ここで、現在位置は現在位置検出部20から得られている。さらに、前述したように自律航法処理およびマップマッチング処理が行われ、現在位置が精度良く求められている。制御部12は、現在位置を含む地区地図情報を地図記憶部18から読み出す。また、制御部12は、地図記憶部18の既存の地区地図情報の更新日時を更新情報記憶部28から読み出す。さらに、制御部12は、更新回数も更新情報記憶部28から読み出す。更新回数は、前述のように、地図記憶部18の既存の地区地図情報から情報センタ40の最新の地区地図情報までの地区地図情報を更新した更新回数である。
【0058】
図4は、上記処理による表示の例を示している。表示部14は、現在位置マークが中心に位置するようにして現在地を含む地区地図情報を表示している。そして、表示部14は、画面の下方に更新日付と更新回数を表示している。
【0059】
この例では更新回数が「0回」である。この場合、制御部12は、図示のように、更新日付および更新回数の隣に文字「NEW」を表示部14に表示させる。この文字「NEW」は、地区地図情報が最新であることを示す本発明の「最新表示」の一形態である。
【0060】
なお、後述するように、本実施の形態の具体例では、実際には既に情報センタ40の地区地図情報が更新されて、地図記憶部18の既存の地区地図情報より新しくなっている。しかし、この時点では、まだ情報センタ40とのデータ通信が行われておらず、現在の更新関連情報が得られていない。そのため、図4の表示例では更新回数「0」と文字「NEW」が表示されている。
【0061】
図3に戻り、制御部12は、更新情報記憶部28に記憶されている更新情報取得日時を現在日時と比較し、更新情報取得日時から現在日時まで所定の確認基準期間(例えば6カ月)が経過している場合には、通信部24を制御して情報センタ40とデータ通信接続処理を行う(S12)。前述のように、更新情報取得日時は、更新回数と最新更新日付を前回入手したときの日時である。
【0062】
次に、制御部12は、既存の地区地図情報の更新日時と地区名称を更新情報記憶部28から読み出し、これら情報を情報センタ40に送信し、さらに、最新更新日付と更新回数を情報センタ40から受信して、更新情報記憶部28に格納する(S14)。前述のように、最新更新日付は、情報センタ40の最新の地区地図情報の更新日付である。また、制御部12は、内蔵時計機能から得られる現在日時を更新情報取得日時として更新情報記憶部28に記録する。上記の処理では、制御部12は、本発明の更新情報取得手段および更新情報記憶制御手段として機能している。
【0063】
次に、制御部12は、上記のデータ通信によって得られた更新回数の情報を表示部14に表示させる(S16)。更新回数がデータ通信の前後で同じ場合は表示は変更されない。しかし、前回のデータ通信の後に情報センタ40にて地図が更新されている場合は、更新回数が変わっているので、表示部14の更新回数の表示も変更されることになる。
【0064】
図5は、上記の処理による表示の例を示している。図4と図5を比較すると明らかなように、更新回数が「0回」から「2回」に変わっている。また、図4では文字「NEW」が表示されていたのに対して、図5では文字「OLD」が表示されている。文字「OLD」は更新回数が1回以上のときに表示される。文字「OLD」は、既存の地区地図情報が最新でないことを示す本発明の「非最新表示」の一形態である。
【0065】
図5に示されるように、文字「OLD」には、文字「NEW」と異なる色が着色される。このとき、更新回数および更新日付にも異なる色が着色される。図5の例では、文字を囲む四角形の色が変更されている。
【0066】
図3に戻り、制御部12は、ユーザによる一覧表示の要求操作を受け付けて、更新関連情報の一覧表示を行う(S18)。この処理を以下に詳細に説明する。なお、このとき、制御部12は本発明の一覧表示制御手段として機能し、また、更新情報取得手段および更新情報記憶手段としても機能している。
【0067】
一覧表示の要求操作は、本実施の形態では、図5で表示されている更新日付を選択する操作である。この選択操作のために、操作部16は、表示部14の画面上の文字、マーク等を選択可能に構成されている。この構成は、例えば、選択移動ボタンまたはカーソル移動ボタンと選択決定ボタンとによって実現される。この構成は、以下の他の選択操作でも同様に利用される。
【0068】
制御部12は、一覧表示の要求操作を受け付けると、通信部24を制御して、携帯電話26を用いた情報センタ40とのデータ通信接続処理を行う。既にデータ通信が行われているときは、その通信接続状態が維持される。
【0069】
そして、制御部12は、現在地周辺の地区地図情報に関して既に説明したのと同様の処理により、最新更新日付と更新回数の情報を取得し、更新情報記憶部28に格納する。ただし、地図記憶部18に記録されているすべての地区地図情報の最新更新日付と更新回数が取得される。すなわち、すべての地区の既存地図の更新日付が地区名称と共に情報センタ40に送信され、それらに対応する最新更新日付と更新回数が情報センタ40から受信される。
【0070】
なお、上記の処理の対象地区は制限されてもよい。例えば、現在位置を中心とする所定の半径(例えば100km)に属する地区の情報のみが処理されてもよい。
【0071】
次に、図6に示すように、制御部12は、入手した最新更新日付と更新回数を地区名称と共に所定の一覧形式でを表示部14に表示させる(項目:「センターの更新回数、更新日付」)。各地区の情報は、地区名称のあいうえお順(昇順)に従って配列される。
【0072】
また、制御部12の制御により、既存の地区地図情報の更新日付の表示と、最新か否かの表示(最新表示または非最新表示に相当)も表示部14に表示される(項目:「ナビゲーションの更新日付」)。
【0073】
さらに、制御部12は、差分データのデータ量と提供料金を情報センタ40から取得し、更新情報記憶部28に格納すると共に、表示部14の一覧表示に加える(項目:「差分データ量」、「データ料金」)。ここでは、制御部12が、既存の地区地図情報の地区名称と更新日付を情報センタ40へ送信する。そして、制御部12は、情報センタ40から、既存の地区地図情報と最新の地区地図情報の差分データのデータ量およびデータ提供料金を取得する。一覧表示の全地区についての差分データ量と提供料金が取得される。
【0074】
また、制御部12は、上記の各種の更新関連情報を取得したときの現在時刻を、更新情報取得日時として更新情報記憶部28に記録する。
【0075】
さらに、制御部12は、通信料金基準記憶部30が記憶している通信料金基準情報を用いて、差分データの通信料金を算出する。ここでは、差分データのデータ量が単位データサイズで除算され、その結果に単位データサイズの通信料金が乗算される。これにより差分データの通信料金が得られる。一覧表示の全地区の通信料金が計算される。そして、通信料金も、図6に示されるように、更新関連情報の一覧表示に加えられる。
【0076】
また、図6の例において、制御部12は、一覧表示のうちの「青葉区」の情報に特定の色を付けている。「青葉区」は、図5で現在地周辺地図に対応する地区である。すなわち、地図が最新でないことを示す色を付けた「非最新表示」が行われていた地図の地区である。
【0077】
このように、本実施の形態では、現在地周辺地図の表示の際に「非最新表示」の対象となっていた地区には、一覧表示で特定の色が付けられる。この特定の色は、最新地図入手の候補地区であることを示す色であり、以下、候補色という。候補色の着色処理は、背景と文字の反転処理でもよい。候補色が付けられた地区は、制御部12により候補地区として登録される。この登録情報は更新情報記憶部28に記憶される。このとき、制御部12は、本発明の候補地区登録手段として機能している。
【0078】
図3に戻り、制御部12は、さらに、ユーザによる候補選択操作と選択解除操作を受け付けて、それら操作に応じて候補地区の登録と抹消を行う(S20)。このときも、制御部12は本発明の候補地区登録手段として機能しており、また、下記のように一覧表示制御手段としても機能している。
【0079】
候補選択操作は、一覧表示されている地区のいずれかを選択する操作である。この操作は、操作部16に対して行われる。選択された地区は、制御部12により、候補地区として更新情報記憶部28に記録される。また、選択された地区には、制御部12により候補色が付けられる。図6の例では、一覧表示中の「磯子区」が、選択された候補地区であり、候補色が付けられている。
【0080】
選択解除操作は、候補地区の選択を解除するための操作である。本実施の形態では、選択解除操作は、候補色が付けられているいずれかの地区を再選択する操作である。この操作も操作部16に対して行われる。選択解除操作で選択された地区については、制御部12は、候補地区の登録を更新情報記憶部28から抹消し、また、一覧表示中での候補色の着色を廃止する。表中の色は、候補色の着色前に戻される。
【0081】
選択解除操作は、上述の処理にてデフォルトで設定された候補地区(上記例では「青葉区」)に対しても行うことができる。
【0082】
また、制御部12は、差分データのデータ量、データ料金、データ通信料金の各々について、登録された候補地区がもつ値の合計を求める。制御部12は、これら合計値を表示部14の一覧表示に加える(図6)。データ料金合計とデータ通信合計の加算値も算出され、表示される。
【0083】
また、制御部12は、ユーザ操作に応じて一覧表示の並替え処理を行う(S22)。図6の表示例の上部にある表示項目「名称」をユーザが選択したとき、制御部12は、「名称」のあいうえお順(英語であればアルファベット順)に地区情報を配列する。ユーザが「名称」を選択する度に、配列順番が、あいうえおの昇順と降順の間で切り替えられる。
【0084】
また、図6の表示項目「ナビゲーションの更新日付」をユーザが選択したとする。この項目は、ナビゲーション装置側にある既存の地区地図情報の更新日付である。この選択操作が行われると、制御部12は、更新日付の旧い順(昇順)に地区情報を配列する。ユーザが同項目を選択する度に、配列順番が、昇順と降順の間で切り替えられる。
【0085】
同様の処理は、図6の表示項目「センターの更新回数、更新日付」が選択されたときも行われる。この場合は、更新回数の多い順(昇順)に地区情報が配列される。図7は、この選択が行われたときの表示例を示している。ユーザが同項目を選択する度に、配列順番が、昇順と降順の間で切り替えられる。
【0086】
同様の処理は、さらに、図6の表示項目「差分データ量」が選択されたときも行われる。この場合は、差分データ量が小さい順(昇順)に地区情報が配列される。ユーザが同項目を選択する度に、配列順番が、昇順と降順の間で切り替えられる。
【0087】
同様の処理は、さらに、図6の表示項目「通信料金」が選択されたときも行われる。この場合は、通信料金が小さい順(昇順)に地区情報が配列される。ユーザが同項目を選択する度に、配列順番が、昇順と降順の間で切り替えられる。
【0088】
同様の処理は、さらに、図6の表示項目「データ料金」が選択されたときも行われる。データ料金は差分データの提供料金である。この場合は、提供料金が小さい順(昇順)に地区情報が配列される。ユーザが同項目を選択する度に、配列順番が、昇順と降順の間で切り替えられる。
【0089】
これらの並替処理により、ユーザは、最新地図を入手すべき地区を容易に検索し、選択することができる。
【0090】
次に、制御部12は、一覧表示中の差分データのデータ量、通信料金および提供料金の合計値の確認操作をユーザが行ったか否かを判定する(S24)。図6および図7に示されるように、更新関連情報の一覧表示の中には、「OK」および「NG」の文字が表示されている。データ量などの合計値が適当であると判断したとき、ユーザは「OK」を選択する操作を行う。この操作が本実施の形態では合計値の確認操作に相当する。一方、合計値が適当でないと判断したとき、ユーザは「NG」を選択する。「NG」が選択されると、制御部12は、情報センタ40との通信を切断し、処理を終了する。
【0091】
制御部12は、「OK」の選択を受け付けると、すなわち、ユーザの確認操作を受け付ると、候補地区の最新の地区地図情報を情報センタ40から取得する(S26)。このとき、制御部12は本発明の最新地図取得手段として機能する。
【0092】
この処理では、登録されている候補地区の地区名称が更新情報記憶部28から読み出され、情報センタ40に送信されて、最新の地区地図情報が要求される。この要求に応えて、情報センタ40は、地図データベース42から差分データを読み出す。最新の地区地図情報と要求元のナビゲーション装置10にある既存の地区地図情報との差分データが読み出される。情報センタ40は、差分データをナビゲーション装置10に送信する。この差分データが制御部12に取得され、地図記憶部18に書き込まれる。したがって、地図記憶部18は、既存の地区地図情報と差分データとを保持し、すなわち、最新の地区地図情報を保持することになる。
【0093】
また、制御部12は、更新情報記憶部28の更新関連の情報を書き換える。更新日付は、最新更新日付へと書き換えられる。すなわち、既存の地区地図情報の更新日付が、最新更新日付と等しくなる。更新回数は「0回」に書き換えられる。さらに、差分データ量も「0」に書き換えられる。また、差分データを取得したときの時刻データが、更新情報取得日時として更新情報記憶部28に記録される。これらの処理は、最新地図を入手した地区についてのみ行われることはもちろんである。
【0094】
以上のように、本発明の実施の形態のナビゲーション装置は、最新更新時期および更新回数を情報センタから取得するように構成したので、ナビゲーション装置側の既存地図が情報センタ側の最新地図と比較してどのような状態にあるかを示す情報を提供でき、したがって最新地図の必要性の判断に有用な情報を提供できる。必要性の低い情報の入手を回避することができ、それに伴う出費を抑えることも可能になる。
【0095】
また、本実施の形態のナビゲーション装置は、前回の更新関連情報の取得から所定の確認基準期間が経過しているときに最新更新日付と更新回数を入手するので、更新関連情報の取得が遅くなることを避けることができ、また、それら情報の取得の頻度が高くなることも避けることができ、したがって、適当な時期に更新関連の情報を入手できる。
【0096】
また、本実施の形態のナビゲーション装置は、現在位置を含む地区地図情報と共に同地区の更新回数および更新日付を表示するように構成されているので、現在地周辺の地図がどのような状態にあるかを容易に把握可能な情報を提供できる。
【0097】
また、本実施の形態のナビゲーション装置は、現在地周辺の地図が最新か否かによって異なる表示、すなわち最新表示と非最新表示を行うように構成され、さらに最新表示と非最新表示の色を変えるように構成されているので、ナビゲーション側の現在地周辺の地図が最新か否かを容易に把握可能な情報を提供できる。
【0098】
また、本実施の形態のナビゲーション装置は、既存の地区地図情報と情報センタ側の最新の地区地図情報の差分データのデータ量と提供料金を取得するように構成されているので、最新地図情報の入手時の負担を事前に把握するのに有用な情報を提供でき、最新地図情報の入手に予想外に時間がかかったり、予想外に費用が多くかかるといった事態が生じるのを防ぐように図れる。
【0099】
また、本実施の形態のナビゲーション装置は、通信料金基準を記憶し、通信料金基準から最新地図入手に必要な通信料金を算出するように構成されているので、最新地図情報の入手時の負担を事前に把握するのに有用な情報を提供できる。また、通信キャリアが変更されたときでも、通信料金基準を変更することでキャリア変更後の通信料金の情報を提供できる。
【0100】
また、本実施の形態のナビゲーション装置は、地区特定情報、既存の地区地図情報の更新時期、更新回数、最新更新時期、差分データのデータ量、提供料金、および通信料金を一覧形式で表示するように構成されているので、複数地区の最新地図の入手の必要性および入手時の負担を容易に把握可能な情報を提供でき、どの地区の新しい地図情報を入手すべきかをユーザが容易に判断できるように図れる。なお、本発明の範囲内で、上記各種の情報の少なくとも一つが一覧表示されればよい。ただし、より多くの情報を提供することは、更新関連のユーザの判断を容易にできる点で有利である。
【0101】
また、本実施の形態のナビゲーション装置は、ユーザの候補選択操作および選択解除操作に応じて最新地図情報取得の候補地区の登録および抹消と、候補地区への所定の候補色の着色とその廃止とを行うように構成されているので、最新情報取得の候補地区の選択状況をユーザが容易に把握でき、したがって、候補地区を選択および解除するユーザ操作が容易になる。
【0102】
また、本実施の形態のナビゲーション装置は、最新でないことが既にユーザに知らされている現在地周辺の地区を自動的に最新地図情報取得の候補地区に設定するように構成されているので、現在地周辺の地図情報を最新情報に変えるためのユーザ操作を省略でき、したがってユーザ操作が容易になる。
【0103】
また、本実施の形態のナビゲーション装置は、候補地区の差分データのデータ量、提供料金および通信料金の各々の合計値をユーザに提示して確認操作を受け付けるように構成されているので、最新地図入手に伴う負担をユーザは容易に把握でき、地図入手の負担が予想外に大きいといった事態を未然に防ぐことができる。なお、本発明の範囲内で、データ量、提供料金および通信料金のうちの少なくとも一つの合計値が提示されてもよい。例えば、提供料金の合計値と通信料金の合計値が提示される。それらの加算値も、トータル料金の情報として提供されてもよい。
【0104】
また、本実施の形態の地図情報処理方法、情報センタ、および、ナビゲーション装置と情報センタで構成される地図情報処理システムによっても、上述したナビゲーション装置の利点が同様に得られる。
【0105】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、情報センタ側の最新の地区地図情報の最新更新時期および更新回数を情報センタからナビゲーション装置が取得するように構成したので、ナビゲーション装置側の既存地図が情報センタ側の最新地図と比較してどのような状態にあるかを示す情報を提供でき、したがって最新地図の必要性の判断に有用な情報を提供できるというきわめてすぐれた効果を有するナビゲーション装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるナビゲーション装置の構成ブロック図
【図2】本発明の実施の形態におけるナビゲーション装置の更新情報記憶部に記憶される更新関連の情報を示す図
【図3】本発明の実施の形態におけるナビゲーション装置の動作を示すフローチャート
【図4】本発明の実施の形態におけるナビゲーション装置の処理で更新回数が0回の時の現在地周辺地図の表示例を示す図
【図5】本発明の実施の形態におけるナビゲーション装置の処理で更新回数が2回の時の現在地周辺地図の表示例を示す図
【図6】本発明の実施の形態におけるナビゲーション装置の処理での更新関連情報の一覧表示の例を示す図
【図7】本発明の実施の形態におけるナビゲーション装置での更新関連情報の一覧表示の並替え処理の例を示す図
【符号の説明】
10 ナビゲーション装置
12 制御部
14 表示部
16 操作部
18 地図記憶部
20 現在位置検出部
24 通信部
28 更新情報記憶部
30 通信料金基準記憶部
40 情報センタ
42 地図データベース

Claims (14)

  1. 各地区の地図情報である地区地図情報を記憶する地図記憶手段と、
    地区地図情報を提供する情報センタと通信するための通信手段と、
    地区地図情報の更新に関する情報を記憶する更新情報記憶手段と、
    前記通信手段を用いた前記情報センタとの通信により、前記地図記憶手段の既存の地区地図情報に対応する前記情報センタの最新の地区地図情報の最新更新時期および前記既存の地区地図情報から前記最新の地区地図情報までの地区地図情報を更新した更新回数を取得する更新情報取得手段と、
    前記最新更新時期および前記更新回数を、該当する地区地図情報を特定する地区特定情報と関連付けて、前記更新情報記憶手段に記憶させる更新情報記憶制御手段と、
    を含むことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 現在時刻の情報を取得する時間取得手段を含み、
    前記更新情報記憶制御手段は、前記現在時刻に基づき、前記最新更新時期および前記更新回数を取得した時期である更新情報取得時期を前記更新情報記憶手段に記憶させ、
    前記更新情報取得手段は、前記更新情報取得時期と前記現在時刻に基づき、前記更新情報取得時期から所定の確認基準期間が経過しているときに、前記情報センタから前記最新更新時期および前記更新回数を取得することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 現在位置を取得する現在位置取得手段と、
    前記現在位置を含む地区地図情報を、前記更新情報記憶手段に記憶されている該当地区地図情報の前記更新回数を表す情報と共に表示手段に表示させる現在地表示制御手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のナビゲーション装置。
  4. 前記現在地表示制御手段は、前記更新回数が0回のとき、前記既存の地区地図情報が最新であることを示す所定の最新表示を前記表示手段に行わせ、前記更新回数が1回以上のとき、前記既存の地区地図情報が最新でないことを示す所定の非最新表示を、前記最新表示と異なる色で、前記表示手段に行わせることを特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置。
  5. 前記更新情報取得手段は、前記非最新表示が行われているときのユーザの操作に応じて、前記通信手段を用いた前記情報センタとの通信により、前記既存の地区地図情報と前記最新の地区地図情報の差分データのデータ量と提供料金を取得することを特徴とする請求項4に記載のナビゲーション装置。
  6. 前記通信手段による通信での単位データサイズとその単位データサイズの通信料金を含む通信料金基準情報を記憶する通信料金基準記憶手段と、
    前記通信料金基準情報と前記差分データのデータ量に基づいて前記差分データの通信料金を計算する通信料金計算手段と、
    を含むことを特徴とする請求項5に記載のナビゲーション装置。
  7. 前記地区特定情報、前記既存の地区地図情報の更新時期、前記更新回数、前記最新更新時期、前記差分データのデータ量、前記差分データの提供料金、前記差分データの通信料金の少なくとも一つについて、複数地区の情報の一覧表示を前記表示手段に行わせる一覧表示制御手段を含むことを特徴とする請求項6に記載のナビゲーション装置。
  8. ユーザの候補選択操作および選択解除操作に応じて最新地図取得の候補地区の登録および登録抹消を前記更新情報記憶手段に対して行う候補登録手段を含み、
    前記一覧表示制御手段は、前記一覧表示のうちで、前記候補選択操作で選択された前記候補地区に所定の候補色を着色し、かつ、前記選択解除操作で選択を解除された前記候補地区への前記候補色の着色を廃止することを特徴とする請求項7に記載のナビゲーション装置。
  9. 前記候補登録手段は、前記現在地表示制御手段により前記非最新表示が行われた地区を前記候補地区として前記更新情報記憶手段に登録し、前記一覧表示制御手段は、前記非最新表示が行われた地区には前記一覧表示の中で前記候補色を着色することを特徴とする請求項8に記載のナビゲーション装置。
  10. 前記一覧表示制御手段は、前記候補地区の前記差分データのデータ量、提供料金および通信料金の少なくとも一つの合計値を表示するように構成され、
    さらに、前記合計値の確認を示すユーザの操作に応答して、前記通信手段を用いて前記情報センタから候補地区の差分データを取得して前記地図記憶手段に書き込む最新地図取得手段が設けられていることを特徴とする請求項8または9に記載のナビゲーション装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載のナビゲーション装置の通信手段と通信を行うセンタ通信手段と、地区地図情報が記憶された地図データベースとを有する情報センタ。
  12. 請求項1〜10のいずれかに記載のナビゲーション装置と、請求項11に記載の情報センタとを有する地図情報処理システム。
  13. 情報センタとの通信を利用してナビゲーション装置が保有する地図情報に関する処理を行う地図情報処理方法であって、
    ナビゲーション装置が保有している既存の地区地図情報の更新時期を、該当する地区を特定する地区特定情報と共に情報センタに送信するステップと、
    前記情報センタから、前記既存の地区地図情報に対応する前記情報センタの最新の地区地図情報の最新更新時期および前記既存の地区地図情報から前記最新の地区地図情報までの地区地図情報を更新した更新回数を取得するステップと、
    前記最新更新時期および前記更新回数を前記地区特定情報と関連付けて、更新に関する情報を記憶する更新情報記憶手段に記憶させるステップと、
    を含むことを特徴とする地図情報処理方法。
  14. 前記情報センタから、さらに前記既存の地区地図情報と前記最新の地区地図情報の差分データのデータ量と提供料金を取得するステップと、
    前記差分データのデータ量と提供料金を前記更新情報記憶手段に記憶させるステップと、
    を含むことを特徴とする請求項13に記載の地図情報処理方法。
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