JP2004143996A - 排気ガスの浄化装置 - Google Patents

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Yasuo Nakamura
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Abstract

【課題】耐熱フィルタでPMを燃焼させ、更に残余のPMを酸化触媒で酸化させてPMの排出をなくす。
【解決手段】筒状の本体1内に、排気ガスの流れに直交するように複数枚の耐熱フィルタ6を設け、その上流側にヒータ8を設けると共に、下流側に酸化触媒7を設ける。これにより入口管3から流入してきた排気ガスを昇温すると共に、ヒータ8と排気ガスの熱で耐熱フィルタ6を昇温し、PMを効率良く燃焼させるので、PMの除去を向上することができる。更に、下流側に配設した酸化触媒7を、排気ガスの熱で所定の温度に維持して、耐熱フィルタ6で燃焼し切れず、かつ、耐熱フィルタ6を通過した微粒で少量のPMを酸化反応させてガス化し排気するので、PMの排出をなくことができる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディーゼルエンジンから排気される排気ガスの浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
ディーゼルエンジンから排気されるガス中には、未燃焼浮遊粒子(以下PMという)が排出され、公害問題になっている。特に、エンジン始動時や加速時にPMが多く排出される。このPMの除去装置として多くの技術が開発されている。その技術中でフィルタによりPMを燃焼させて除去する従来の技術がある。
【0004】
この従来技術を図7および図8に示して説明すると、筒状の本体1内にフィルタ2を装填している。このフィルタ2は、図8に示すように、円筒状のヒータ5を挟むようにして、シート状のフィルタ2を同心円状に巻いたものであり、このフィルタ2を円筒状の本体1内に複数個装填している。そして、入口管3から出口管4に排気ガスが流れる間に、排気ガス中に浮遊しているPMを燃焼させるようにしている。
【0005】
この排気ガス浄化装置を試作し、大型のディーゼルエンジンを搭載したトラックに装着して実験した結果を図5に示す。実験は、エンジン始動時から段階的にエンジン負荷を上げ、高速運転までのエンジン負荷について行った。この排気ガスの浄化装置を装着しない状態でのエンジンの各負荷段階におけるPM量を採取し、次ぎにこの浄化装置を装着したときのエンジンの各負荷段階におけるPM量を採取して行った。使用したフィルタはセルメット(商品名)グレイド4を使用し、ヒータ温度は300℃である。図5において、白丸がその実験結果である。この実験において、未燃焼のPMが相当あり、満足する結果は得られなかった。
【0006】
その原因は、フィルタを排気ガスの流れに平行に配設し、フィルタとの接触を多くして、フィルタの熱でもってPMを燃焼させるという技術思想に問題があるものと考える。又、フィルタを円筒状にして、排気ガスの流れに平行に配設するため、円筒状のフィルタ間に隙間ができ、フィルタとPMとの接触が不充分な部分があるものと考える。
【0007】
又、図6に示すように、排気ガスの流れに対して直交するように、複数枚のフィルタを設け、その下流側に酸化触媒7を配設した浄化装置で実験した。この浄化装置では、エンジンの高負荷時で排気ガス温度が高い時にはフィルタ6でPMが燃焼しある程度の結果が得られたが、酸化触媒7の排気ガス流入部に、微粒のPMが堆積し満足する結果が得られなかった。この現象は、酸化触媒7の温度が所定の温度に維持されないからだと考える。又、エンジンの低負荷時で、排気ガス温度が低い状態では、PMが燃焼せず、フィルタ6が目詰まりを起こすという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、排気ガスの温度を昇温することにより、ヒータとこの排気ガスの温度でフィルタの温度を昇温し、フィルタでPMを燃焼させて、PMの排出をなくし、更に残余のPMを酸化触媒で酸化させてPMの排出をなくした排気ガスの浄化装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための、請求項1から把握される手段は、排気ガスの入口管と出口管を端部に設けた筒状の本体内に、排気ガスの流れに直交するように複数枚の耐熱フィルタを設け、この耐熱フィルタの上流側にヒータを配設すると共に、下流側に酸化触媒を配設したことを特徴とする。
【0010】
請求項2の記載から把握される手段は、排気ガスの流れの上流側から順に、耐熱フィルタのメッシュの粗いものから細かいものへと複数枚の耐熱フィルタを配設したことを特徴とする。
【0011】
請求項3の記載から把握される手段は、排気ガスの流れに直交するようにヒータの上流側に多孔板を配設したことを特徴とする。
【0012】
請求項4の記載から把握される手段は、酸化触媒の下流側に抵抗管を設けたことを特徴とする。
【0013】
請求項5の記載から把握される手段は、排気ガスの入口管と出口管を筒状の本体内に突出させ、その突出端を塞ぐと共に、突出部の周面に排気ガス噴出用の孔を明けたことを特徴とする。
【0014】
次に、各請求項の記載から把握される手段によって、課題がどのように解決されるかについて説明する。まず、請求項1の記載から把握される手段において、排気ガスの入口管と出口管を端部に設けた筒状の本体内に、排気ガスの流れに直交するように複数枚の耐熱フィルタを設けたので、入口管から流入した排気ガス中のPMと耐熱フィルタとの接触を効率良く行わせることができる。そして、耐熱フィルタの上流側にヒータを配設することにより、入口管から流入してきた排気ガスを昇温すると共に、ヒータと排気ガスの熱で耐熱フィルタを昇温し、PMを効率良く燃焼させることができる。更に、下流側に酸化触媒を配設することにより、排気ガスの熱で酸化触媒の温度を所定の温度に維持して、耐熱フィルタで燃焼し切れず、かつ、耐熱フィルタを通過した微粒のPMを酸化反応させてガス化し排気する。
【0015】
次ぎに、請求項2の記載から把握される手段において、排気ガスの流れの上流側から順に、耐熱フィルタのメッシュの粗いものから細かいものへと複数枚の耐熱フィルタを配設したので、粗い粒子のPMを粗いメッシュの耐熱フィルタで燃焼させて微粒化し、耐熱フィルタの目詰まりを防止し、粗いメッシュの耐熱フィルタを通過した微粒のPMを順次メッシュの細かい耐熱フィルタに接触させて燃焼させ、更にこれを通過したごく微粒のPMを、酸化触媒で反応させて排気する。
【0016】
次ぎに、請求項3の記載から把握される手段において、排気ガスの流れに直交するようにヒータの上流側に多孔板を配設したので、入口管から流入してきた排気ガスを分散し、偏流することなくヒータ及び耐熱フィルタに均一に排気ガスを接触させることができる。
【0017】
次ぎに、請求項4の記載から把握される手段において、酸化触媒の下流側に抵抗管を設けることにより、酸化触媒内を流れる排気ガスの流れ分布を均一にする。
【0018】
次ぎに、請求項5の記載から把握される手段において、排気ガスの入口管と出口管を筒状の本体内に突出させ、その突出端を塞ぐと共に、突出部の周面に排気ガス噴出用の孔を明けることにより、流入してくる排気ガスの流れを分散し、多孔板、ヒータ及び耐熱フィルタ内を偏流させることなく均一に排気ガスを分散し接触させると共に、出口管においても偏流させることなく排気ガスを排気することにより、酸化触媒内を流れる排気ガスの流れ分布を均一にする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。まず、請求項1の記載から把握される本発明の実施の形態は、図1において、排気ガスの入口管3と出口管4を端部に設けた筒状の本体1内に、排気ガスの流れに直交するように複数枚の耐熱フィルタ6を設け、この耐熱フィルタ6の上流側にヒータ8を配設すると共に、下流側に酸化触媒7を配設する。
【0020】
請求項2の記載から把握される本発明の実施の形態は、図1において、排気ガスの流れの上流側から順に、耐熱フィルタ6のメッシュの粗いものから細かいものへと複数枚の耐熱フィルタ6を配設する。
【0021】
請求項3の記載から把握される本発明の実施の形態は、図2において、排気ガスの流れに直交するようにヒータ8の上流側に多孔板9を配設する。
【0022】
請求項4の記載から把握される本発明の実施の形態は、図2に示すように、酸化触媒7の下流側に抵抗管10を設ける。
【0023】
請求項5の記載から把握される本発明の実施の形態は、図2に示すように、排気ガスの入口管3と出口管4を筒状の本体内に突出させ、その突出端3aを塞ぐと共に、突出端3aの周面に排気ガス噴出用の孔11および12を明ける。
【0024】
【実施例】
以下本発明の一実施例について説明する。図1において、排気ガスの入口管3と出口管4を端部に設けた筒状の本体1内に、排気ガスの流れに直交するように複数枚の耐熱フィルタ6を設け、この耐熱フィルタ6の上流側にヒータ8を配設すると共に、下流側に酸化触媒7を配設する。ヒータ8は図3及び図4に示すように、発熱部8aを渦巻き状にした扁平な形状にし、フィルタ6にできる限り近づけるようにして、発熱部8aの輻射熱により、フィルタ6を効率良く昇温するようにしている。又、発熱部8aの外径dは、本体1の内径Dよりも小さくし、本体1の内周面との間に、巻きピッチPと同程度の隙間を設け、発熱部8aと排気ガスとの接触面を有効に活用するようにしている。又、ヒータ8と耐熱フィルタ6との間に温度センサ16を設け、耐熱フィルタ6(酸化触媒7)の温度が一定の温度になるようにヒータ8を制御するようにしている。なお、耐熱ヒータ6は、Ni−CrまたはNi−Cr−Al繊維等を特殊な加工をして、厚さ2mm,3mm,5mm,10mm、表面積(メッシュに相当)500〜7500m/mのシート状にしたものである。
【0025】
図1及び図2において、排気ガスの流れの上流側から順に、耐熱フィルタ6のメッシュの粗いものから細かいものへと複数枚の耐熱フィルタ6を配設する。図2において、排気ガスの流れに直交するようにヒータ8の上流側に多孔板9を配設する。又、酸化触媒7の下流側に仕切板14を設け、この仕切板14に複数の抵抗管10を設ける。又、排気ガスの入口管3と出口管4を筒状の本体1内に突出させ、その突出端3aを塞ぐと共に、突出端3aの周面に排気ガス噴出用の孔11および12を明ける。
【0026】
次に、本実施例の作用について説明する。図1において、耐熱フィルタ6の上流側にヒータ8を設けているので、温度センサ16により、エンジンの負荷に応じて、ヒータ8を温度制御(又は温度調節)し、フィルタ6及び酸化触媒7が所定の一定温度になるようにしている。即ち、入口管3から流入した排気ガスは、膨張室17で断熱膨張し、渦巻状のヒータ8に接触して昇温される。そして、耐熱フィルタ6はこの昇温された排気ガス及びヒータ8の輻射熱により昇温され、耐熱フィルタ6で昇温し通過した排気ガスにより、酸化触媒7が昇温される。PMと反応する酸化触媒7の最適温度は300℃であるので、酸化触媒7の温度がこの温度になるように、エンジンの負荷に応じて、ヒータ8を温度制御する。
【0027】
そして、筒状の本体1内に、排気ガスの流れに直交するように複数枚の耐熱フィルタ6を設けたので、入口管3から流入した排気ガス中のPMと耐熱フィルタ6との接触を効率良く行わせ、排気ガス中に浮遊しているPMを燃焼させることができる。そして、耐熱フィルタ6の下流側に酸化触媒7を配設することにより、耐熱フィルタ6で殆どのPMを燃焼して除去し、更に排気ガスの熱で酸化触媒7の温度を所定の温度に維持して、耐熱フィルタ6で燃焼し切れず、かつ、耐熱フィルタ6を通過した微粒で少量のPMを酸化反応させてガス化し排気する。又、耐熱フィルタ6を昇温して、PMを燃焼し除去するので、耐熱フィルタ6の目詰まりを解消し、長期間の使用を可能にすることもできる。又、図2に示すように、耐熱フィルタ6をユニット化し、フランジ18を介して本体1に対して着脱可能にすることにより、定期的に取り出して水洗又はエアで清浄することができるようになっている。勿論、耐熱フィルタ6の取替えも可能である。
【0028】
又、排気ガスの流れの上流側から順に、耐熱フィルタ6のメッシュの粗いものから細かいものへと複数枚の耐熱フィルタ6を配設することにより、粗い粒子のPMを粗いメッシュの耐熱フィルタ6で燃焼させて除去或は微粒化し、フィルタの目詰まりを防止し、粗いメッシュの耐熱フィルタ6を通過した微粒のPMを順次メッシュの細かい耐熱フィルタ6に接触させて燃焼させ、更にこれを通過したごく微粒で少量のPMを、酸化触媒7で反応させてガス化して排気することができる。
【0029】
図2において、排気ガスの流れに直交するようにヒータ8の上流側に多孔板9を配設することにより、入口管3から流入してきた排気ガスを分散し、偏流することなくヒータ8及び耐熱フィルタ6に均一に排気ガスを接触させ、耐熱フィルタ6の接触面積を最大限に利用して、排気ガス中に浮遊しているPMを効率良く燃焼させることができる。
【0030】
又、酸化触媒7の下流側に、仕切板14を介して抵抗管10を設け、酸化触媒7から流出する排気ガスを一旦滞留室19に排出して酸化触媒7出口の圧力を平均化し、抵抗管10に設けた噴出孔13を通して排気ガスを排出することにより、酸化触媒7内を流れる排気ガスの流れ分布を均一にする。これにより、酸化触媒7内での排気ガスの滞留時間を長くすると共に、酸化触媒7の反応有効体積を有効に活用し、反応効率を向上することができる。この酸化触媒7では、PM以外に一酸化炭素(CO)及び一酸化水素(HC)も除去することができる。
【0031】
又、排気ガスの入口管3と出口管4を筒状の本体1内に突出させ、その突出端を塞ぐと共に、突出部3a,4aの周面に排気ガス噴出用の孔11及び12を明けることにより、流入してくる排気ガスの流れを分散し、多孔板9、ヒータ8及び耐熱フィルタ6内を偏流させることなく均一に排気ガスを分散し接触させると共に、出口管4においても滞留室19内での偏流を少なくし、酸化触媒7内を流れる排気ガスの流れ分布を均一にすることができる。
【0032】
次ぎに、図1に示した排気ガスの浄化装置を用いて実験した結果を図5に示す。実験の緒元は、図7および図8に示した従来例で実験したものと同じである。即ち、エンジン始動時から段階的にエンジン負荷を上げ、高速運転までのエンジン負荷について行った。この排気ガスの浄化装置を装着しない状態でのエンジンの各負荷段階におけるPM量を採取し、次ぎにこの浄化装置を装着したときのエンジンの各負荷段階におけるPM量を採取して行った。使用したフィルタはセルメット(商品名)グレイド4を二枚使用し、ヒータ温度は300℃である。図5において、黒丸が図1に示した実施例の実験結果である。補修PM量が6g(高速運転条件)、14g(中側運転条件)、23g(低速運転条件)で、エンジンの負荷変動時に多少のPMが未燃焼であるが、ほぼ満足の行く結果が得られた。図5は従来例(白丸)と比較するために、実験結果を併記したものであり、明らかに従来のものよりもPMの未燃焼分が少なくなっている。
【0033】
【発明の効果】
請求項1の記載に基づいて、発明の詳細な説明から把握される本発明によれば、排気ガスの入口管と出口管を端部に設けた筒状の本体内に、排気ガスの流れに直交するように複数枚の耐熱フィルタを設け、入口管から流入した排気ガス中のPMと耐熱フィルタとの接触を効率良く行わせるので、PMの燃焼を効率良くしPMの除去を向上することができる。
【0034】
そして、耐熱フィルタの上流側にヒータを配設し、入口管から流入してきた排気ガスを昇温すると共に、ヒータと排気ガスの熱で耐熱フィルタを昇温し、PMを効率良く燃焼させるので、PMの除去を向上することができる。更に、下流側に酸化触媒を配設し、排気ガスの熱で酸化触媒の温度を所定の温度に維持して、耐熱フィルタで燃焼し切れず、かつ、耐熱フィルタを通過した微粒のPMを酸化反応させてガス化し排気するので、更に残余のPMを酸化触媒で酸化させてPMの排出をなくした排気ガスの浄化装置を提供することができる。
【0035】
請求項2の記載に基づいて、発明の詳細な説明から把握される本発明によれば、排気ガスの流れの上流側から順に、耐熱フィルタのメッシュの粗いものから細かいものへと複数枚の耐熱フィルタを配設し、粗い粒子のPMを粗いメッシュの耐熱フィルタで燃焼させて微粒化し、フィルタの目詰まりを防止し、粗いメッシュの耐熱フィルタを通過した微粒のPMを順次メッシュの細かい耐熱フィルタに接触させて燃焼させ、更にこれを通過したごく微粒のPMを、酸化触媒で反応させて排気するので、更に残余のPMを酸化触媒で酸化させてPMの排出をなくした排気ガスの浄化装置を提供することができる。
【0036】
請求項3の記載に基づいて、発明の詳細な説明から把握される本発明によれば、排気ガスの流れに直交するようにヒータの上流側に多孔板を配設し、入口管から流入してきた排気ガスを分散し、偏流することなくヒータ及び耐熱フィルタに均一に排気ガスを接触させるので、ヒータ及び耐熱フィルタの接触有効面積を最大限に活用することができ、PMの燃焼効率を向上することができる。
【0037】
請求項4の記載に基づいて、発明の詳細な説明から把握される本発明によれば、酸化触媒の下流側に抵抗管を設け、酸化触媒内を流れる排気ガスの流れ分布を均一にするので、触媒の反応体積を最大限有効活用すると共に、排気ガスの滞留時間を長くして反応を有効に行わせ、PMの除去効果を向上することができる。
【0038】
請求項5の記載に基づいて、発明の詳細な説明から把握される本発明によれば、排気ガスの入口管と出口管を筒状の本体内に突出させ、その突出端を塞ぐと共に、突出部の周面に排気ガス噴出用の孔を明け、流入してくる排気ガスの流れを分散し、多孔板、ヒータ及び耐熱フィルタ内を偏流させることなく均一に排気ガスを分散し接触させると共に、出口管においても偏流させることなく排気ガスを排気し、酸化触媒内を流れる排気ガスの流れ分布を均一にするので、ヒータ、耐熱フィルタ及び酸化触媒を最大限有効に機能させ、PMの除去効果を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である排気ガスの浄化装置の縦断面図である。
【図2】本発明の他の実施例の縦断面図である。
【図3】図1及び図2に示す実施例に使用するヒータの平面図である。
【図4】図3の正面図である。
【図5】従来例と本発明の実施例の実験結果を対比して示した線図である。
【図6】従来例の縦断面図である。
【図7】他の従来例の縦断面図である。
【図8】図7のA−A線における横断面図である。
【符号の説明】
1…本体
2…フィルタ
3…入口管
4…出口管
5…ヒータ
6…耐熱フィルタ
7…酸化触媒
8…ヒータ
9…多孔板
10…抵抗管
11…噴出用の孔
12…噴出用の孔
13…噴出用の孔
14…仕切板
15…端子
16…温度センサ
17…膨張室
18…フランジ
19…滞留室

Claims (5)

  1. 排気ガスの入口管と出口管を端部に設けた筒状の本体内に、排気ガスの流れに直交するように複数枚の耐熱フィルタを設け、該耐熱フィルタの上流側にヒータを配設すると共に、下流側に酸化触媒を配設したことを特徴とする排気ガスの浄化装置。
  2. 排気ガスの流れの上流側から順に、耐熱フィルタのメッシュの粗いものから細かいものへと複数枚の耐熱フィルタを配設したことを特徴とする請求項1に記載の排気ガスの浄化装置。
  3. 排気ガスの流れに直交するようにヒータの上流側に多孔板を配設したことを特徴とする請求項1又は2に記載の排気ガスの浄化装置。
  4. 酸化触媒の下流側に抵抗管を設けたことを特徴とする請求項1、2、3にそれぞれ記載の排気ガスの浄化装置。
  5. 排気ガスの入口管と出口管を筒状の本体内に突出させ、その突出端を塞ぐと共に、突出部の周面に排気ガス噴出用の孔を明けたことを特徴とする請求項1、2、3、4にそれぞれ記載の排気ガスの浄化装置。
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