JP2004142812A - 給油ノズル - Google Patents

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JP2004142812A JP2002312089A JP2002312089A JP2004142812A JP 2004142812 A JP2004142812 A JP 2004142812A JP 2002312089 A JP2002312089 A JP 2002312089A JP 2002312089 A JP2002312089 A JP 2002312089A JP 2004142812 A JP2004142812 A JP 2004142812A
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Takeshi Yamaguchi
山 口 武 司
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Abstract

【課題】操作性が良く、スマートなデザインの給油ノズルで、しかもベーパの回収効率が良く、大気汚染を生ずる虞がない給油ノズルを提供する。
【解決手段】ノズル本体(2)の先端に吐出管(3)を設け、後端に給油ホース(4)を接続し、ノズル本体(2)に主弁(5)を設け、主弁(5)を開閉するレバー(10)のレバーガード(21)を設けた給油ノズル(1)において、吐出管(3)の周囲にベーパコレクタ(19)を設け、ベーパコレクタ(19)をノズル本体(2)に設けたベーパ制御弁(20)に接続し、ベーパ制御弁(20)に接続したベーパ通路(22)をレバーガード(21)に設け、ベーパ通路(22)に接続したベーパホース(23)を給油ホース(4)に併設し、ベーパ制御弁(20)をノズル本体(2)内の液圧により開閉制御している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガソリンスタンド等に設置される給油装置に設けられた給油ノズルで、特に給油中に発生するベーパを回収する手段を設けた給油ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】
かかる給油ノズルに関し、本出願人は特開平6−64696号において提案している。図5に示すように、従来の給油ノズル50は、ノズル本体51の先端に吐出管52が設けられ、後端に給油ホース53が接続され、ノズル本体51には主弁54と、自動閉鎖機構55と、負圧発生部56が設けられている。そして、ベーパー回収手段として、ベーパコレクター57、ベーパ制御弁58、ベーパ通路59、及びベーパホース60が設けられている。
【0003】
このように構成された給油ノズル50のレバー61を引いて主弁54を開けると、給油ホース53から送られてくる油はノズル本体51内へ流入し、負圧発生部56のチェック弁を開き、吐出管52を介して自動車の燃料タンクT内へ給油される。チェック弁が開くことによりベーパ制御弁58が開き、ベーパが流入可となり、給油中に燃料タンクTから流出するベーパは、ベーパコレクター57、ベーパ制御弁58、ベーパ通路59、及びベーパホース60を介して回収される。
【0004】
そして、燃料タンクT内が満タンになり、泡又は油により負圧管62の開口63が閉じられると、負圧発生部56で発生した負圧が自動閉鎖機構55に伝わり、自動閉鎖機構55がレバー61の支点64の係止を解き、主弁54が閉じて給油を停止するようになっている。
【0005】
このように、従来の給油ノズル50は、ベーパ制御弁58とベーパホース60とを接続するベーパ通路59が、ノズル本体51の外側を経て配設されているので、給油ノズルが大きくなり、重量が重くて操作性が悪く、デザイン面からも見栄えを悪くしていた。なお、ベーパ通路59をノズル本体51の流路内に設けることも考えられるが、流路面積が狭くなって吐出量が減少し、給油時間が長く掛かる不都合が生じる。さらに、操作性及びデザイン面を重視してベーパ通路59を細くすると、ベーパの回収効率が悪くなり、回収されずに放出されるベーパにより大気汚染の原因となる不都合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記に鑑みてなされたもので、操作性が良く、スマートなデザインの給油ノズルで、しかもベーパの回収効率が良く、大気汚染を生ずる虞がない給油ノズルを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ノズル本体の先端に吐出管を設け、後端に給油ホースを接続し、前記ノズル本体に主弁を設け、該主弁を開閉するレバーのレバーガードを設けた給油ノズルにおいて、前記吐出管の周囲にベーパコレクタを設け、該ベーパコレクタをノズル本体に設けたベーパ制御弁に接続し、該ベーパ制御弁に接続したベーパ通路をレバーガードに設け、ベーパ通路に接続したベーパホースを給油ホースに併設し、前記ベーパ制御弁をノズル本体内の液圧により開閉制御している。
【0008】
そして、前記ベーパ通路は、拡径に形成されているので、流路抵抗が小さく、ベーパの回収効率を高くすることができる。
【0009】
また、前記ベーパ制御弁は、ノズル本体の下面に設けられているので、組立が容易で、製造コストを低く押さえることができる。
【0010】
さらに、前記ベーパ制御弁は、前記ベーパコレクタに接続された室とベーパ通路に接続された室との間に設けられた隔壁と、隔壁に設けられた通路を開閉するベーパ弁と、該ベーパ弁を作動するダイヤフラムとで構成され、該ダイヤフラムの作動室は小孔を介してノズル本体内に連通している。このように、ノズル本体内の液圧をダイヤフラムで受けるようにしているので、シール性が高められ、ノズル本体内の油がベーパ制御弁を介して外に流出することがなくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の給油ノズルを説明する。
図1に示すように、給油ノズル1は、ノズル本体2の先端に吐出管3が設けられ、後端には給油ホース4が接続されている。そして、ノズル本体2には主弁5と、自動閉鎖機構6と、負圧発生部7が設けられ、吐出パイプ3には負圧管8が配設されている。
【0012】
主弁5は、バネ9により閉じられ、レバー10を引くことにより自動閉鎖機構6を介して開くようになっている。
【0013】
自動閉鎖機構6のダイヤフラム11には、主弁5の弁杆12と摺動杆13とを接離する係止ピン14が設けられ、摺動杆13がレバー10に当接している。
【0014】
負圧発生部7のチェック弁15は、バネ16で閉弁され、ノズル本体2内を流れる油の液圧により開かれるようになっている。負圧管8の一端は吐出パイプ3の先端付近に開口17し、他端は負圧発生部7のチェック弁15の位置に開口18し、開口17が塞がれたときに負圧発生部7で発生した負圧が自動閉鎖機構6のダイヤフラム11に掛かるようになっている。
【0015】
給油ノズル1に設けられているベーパ回収手段は、吐出パイプ3を囲うようにして設けられたベーパコレクター19、ノズル本体2に設けられたベーパ制御弁20、レバーガード21に配置されたベーパ通路22、及び給油ホース4内に配設されたベーパホース23で構成されている。
【0016】
図2に示すように、ノズル本体2に設けられたベーパ制御弁20は、隔壁24に開けられた通路25を開閉するベーパ弁26と、ベーパ弁26を開くダイヤフラム27と、ベーパ弁26を閉じるバネ28で構成されている。そして、ダイヤフラム室29は小孔30を介してノズル本体2内と連通し、隔壁24で隔てられた一方の室31はベーパコレクター19に接続され、他方の室32にはベーパ通路22が接続されている。
【0017】
上述したように構成されたベーパ制御弁20は、主弁5が開かれて給油が始まると、ノズル本体2内の液圧がダイヤフラム27に掛かり、図3に示すように、ダイヤフラム27が湾曲してベーパ弁26を開き、ベーパコレクター19とベーパ通路22とを接続する。そして、主弁5が大きく開かれると、ダイヤフラム27に掛かる液圧が高くなり、図4に示すように、ダイヤフラム27が大きく湾曲してベーパ弁26を大きく開く。
【0018】
ベーパ制御弁20の室32に接続されたベーパ通路22は、レバーガード21に配置されている。そして、ベーパ通路22は、ノズル本体2の握り部33に設けられた接続管34を介してベーパホース23に接続されている。
【0019】
なお、ベーパ通路22は、レバーガード21に一体に形成しても、レバーガード21内に管を配設してもよい。また、ベーパ通路22は、拡径に形成して流路抵抗を低く押えるようにしている。さらに、この実施の形態では、ベーパホース23を給油ホース4の内側に併設しているが、給油ホース4の外側に併設してもよい。
【0020】
このように構成された給油ノズル1の握り部33を握り、吐出管3を自動車の燃料タンクTに挿入してレバー10を引くと、レバー10により摺動杆13が押され、摺動杆13に係止ピン14で一体化された弁杆12が押され、バネ9に抗して主弁5を開ける。主弁5が開くことにより、給油ホース4を介して圧送されてきた油はノズル本体2内へ流入し、バネ16に抗してチェック弁15を開き、吐出管3から燃料タンクT内へ吐出される。
【0021】
ノズル本体2内へ油が流入すると、ベーパ制御弁20の小孔30を介して作動室29内へ油が流入し、ダイヤフラム27に液圧が掛かり、ダイヤフラム27が湾曲してバネ28に抗してベーパ弁26を開き、ベーパコレクター19とベーパ通路22とを接続する。
【0022】
そして、給油に伴い燃料タンクTから流出したベーパは、ベーパコレクター19、ベーパ制御弁20、ベーパ通路22、及びベーパホース23を介して回収される。
【0023】
上述したように、主弁5が少開でダイヤフラム27に掛かる液圧が小さいときは、ベーパ弁26が小さく開き(図3)、主弁5が全開でダイヤフラム27に掛かる液圧が大きいときは、ベーパ弁26が大きく開く(図4)ので、少量給油時に必要以上の空気を吸引することが防止でき、大量給油時には大量のベーパを回収することができる。その結果、ベーパーの回収効率が良くなり、回収されずにベーパが大気中に放出されて大気汚染となる虞がない。
【0024】
給油中は油が負圧発生部7のチェック弁15を押し開き、開口18には負圧が発生するが、開口17が開いているので負圧が自動閉鎖機構6に伝わることはない。そして、燃料タンクTが満タンとなり、油面により開口17が閉じられると、負圧発生部7の開口18に生じた負圧が自動閉鎖機構6のダイヤフラム11に伝わり、ダイヤフラム11が湾曲して係止ピン14による摺動杆13と弁杆12との係止が解かれ、主弁5が閉じて給油が停止する。
【0025】
【発明の効果】
本発明の給油ノズルの効果を、以下に列挙する。
(1)ベーパコレクタとベーパホースとを接続するベーパ通路をレバーガード内に配置したので、ベーパ通路がノズル本体から出っ張ることがなくなり、操作性が良く、スマートなデザインの給油ノズルとなる。
(2)ベーパ制御弁をノズル本体内の液圧により開閉制御しているので、非給油時に空気を吸引することがなく、ベーパの回収効率が良い給油ノズルとなる。
(3)給油開始と同時にベーパ制御弁が開いてベーパを回収するので、ベーパが大気中に放出されることがなくなり、大気汚染を生ずる虞がない給油ノズルとなる。
(4)ベーパ制御弁の弁開度はノズル本体内の液圧により制御されているので、必要以上にベーパを吸引したり、ベーパの吸引不足が生ずることがない。
(5)ベーパ通路を拡径に形成したので、流路抵抗が小さくなり、高いベーパの回収効率が得られる。
(6)ベーパ制御弁をノズル本体の下面に設けたので、組立が容易で、製造コストを低く押さえることができる。
(7)ベーパ制御弁のベーパ弁をダイヤフラムで作動しているので、シール性が高められ、ノズル本体内の油がベーパ制御弁を介して外に流出することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給油ノズルの断面図。
【図2】ベーパ回収手段のベーパ制御弁の断面図。
【図3】小流量時のベーパ制御弁の断面図。
【図4】大流量時のベーパ制御弁の断面図。
【図5】従来の給油ノズルの断面図。
【符号の説明】
1・・・給油ノズル
2・・・ノズル本体
3・・・吐出パイプ
4・・・給油ホース
5・・・主弁
6・・・自動閉鎖機構
7・・・負圧発生部
8・・・負圧管
9、16・・・バネ
10・・・レバー
11・・・ダイヤフラム
12・・・弁杆
13・・・摺動杆
14・・・係止ピン
15・・・チェック弁
17、18・・・開口
19・・・ベーパコレクタ
20・・・ベーパ制御弁
21・・・レーバガード
22・・・ベーパ通路
23・・・ベーパホース
24・・・隔壁
25・・・通路
26・・・ベーパ弁
27・・・ダイヤフラム
28・・・バネ
29・・・作動室
30・・・小孔
31、32・・・室
33・・・握り部
34・・・接続管

Claims (4)

  1. ノズル本体の先端に吐出管を設け、後端に給油ホースを接続し、前記ノズル本体に主弁を設け、該主弁を開閉するレバーのレバーガードを設けた給油ノズルにおいて、前記吐出管の周囲にベーパコレクタを設け、該ベーパコレクタをノズル本体に設けたベーパ制御弁に接続し、該ベーパ制御弁に接続したベーパ通路をレバーガードに設け、ベーパ通路に接続したベーパホースを給油ホースに併設し、前記ベーパ制御弁をノズル本体内の液圧により開閉制御したことを特徴とする給油ノズル。
  2. 前記ベーパ通路は、拡径に形成されている請求項1に記載の給油ノズル。
  3. 前記ベーパ制御弁は、ノズル本体の下面に設けられている請求項1又は2に記載の給油ノズル。
  4. 前記ベーパ制御弁は、前記ベーパコレクタに接続された室とベーパ通路に接続された室との間に設けられた隔壁と、隔壁に設けられた通路を開閉するベーパ弁と、該ベーパ弁を作動するダイヤフラムとで構成され、該ダイヤフラムの作動室は小孔を介してノズル本体内に連通している請求項1乃至3に記載の給油ノズル。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2711333A1 (en) 2012-09-19 2014-03-26 Tatsuno Corporation Fuel filling nozzle with vapour recovery means

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