JP2004141559A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体内に配線された電気的接続手段の破損を防止すると共に、外部からの異物挿入などのいわゆる「ゴト」行為を効果的に防止することができる遊技機を提供すること。
【解決手段】前記制御装置を、開口上部(11A)であって前記被覆手段よりも手前側に設置するとともに、前記被覆手段の上部開口(60a)と前記制御装置との間に、被覆手段の上部開口(60a)を正面側から隠蔽する遮蔽手段(80)を設けた。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、筐体内の開口が上下に分割されていて、各開口部に内蔵された内部装置を電気的に接続する電気的接続手段を有する遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の遊技機、例えばスロットマシンにおいては、正面側に開口する筺形と、この開口を上下に仕切る仕切部材としての中板と、筐体の開口部を開閉自在に塞ぐ前扉とを備えているものがある。このうち、開口下部、すなわち中板の下方には、遊技用のメダルを貯留すると共に遊技メダルを払い出すためのホッパーユニットや、電源装置等が設置されている。また、開口上部、すなわち中板の上方には、複数の図柄が表示された回転リールを有するリールユニットと、リールユニット及びホッパーユニット等の動作を制御するための制御装置としての制御基板が設置されている。そして、筐体内、例えば筐体の裏板の表面に沿って、ホッパーユニット等の内部装置を作動させるために、前述の内部装置と制御用の基板等とを電気的に接続するケーブルなどの電気的接続手段が配線されている。
【0003】
ここで、前記制御基板は、遊技を司る重要な構成装置であり、この部分に例えばピアノ線などをさしこんで回路をショートさせたりすると、機械が誤作動を起こして通常の遊技が行えなくなる。このような、いわゆる「ゴト」行為から重要部品を保護するために、前扉を上下に分割し、重要な構成装置と、遊技者の目の前で比較的頻繁に扉を開けてメンテナンスする必要がある構成装置、例えばホッパーユニットなどを分けて配置し、別々に施錠可能なスロットマシンが、出願人によりすでに出願されている(例えば特願2001−163649)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述したスロットマシンであっても、中板の上下にわたって電気機器を接続するケーブルが配線されているため、中板にケーブルを通すための間隙か設けられている。この間隙から、ピアノ線等を差し込まれるおそれがある。
また、筐体内に電気配線がむき出しになっていると、内部装置の補修や取り付け取り外しの際にこれを破損させるおそれもある。
【0005】
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1乃至3)
すなわち、請求項1乃至3記載の発明は、筐体内に配線された電気的接続手段の破損を防止すると共に、外部からの異物挿入などのいわゆる「ゴト」行為を効果的に防止することができる遊技機を提供しようとするものである。
【0006】
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項4記載の発明は、よりゴト防止機能に優れた被覆手段を有する遊技機を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、符号及び図面番号は、発明の実施の形態において用いた符号及び番号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0008】
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、正面側に開口する箱形の筐体(筐体ユニット(10))と、筐体の開口部を上下に分離する仕切部材(例えば中板(16))と、前記仕切部材上側が形成する開口上部(11A)を開閉可能に塞ぐ上部前扉(30)と、前記仕切部材下側が形成する開口下部(11B)を開閉可能に塞ぐ下部前扉(40)とを有し、遊技機の作動を制御するための制御装置と、前記仕切部材の上部と下部とに配置された内部装置を上下方向に電気的に接続する電気的接続手段(70)を少なくとも有する遊技機において、上下に開口を有する筒状に形成され、前記電気的接続手段(70)の少なくとも仕切部材よりも上側を覆う被覆手段を設け、前記仕切部材には、前記電気的接続手段(70)が挿通可能な挿通孔(160)を形成し、前記制御装置を、開口上部(11A)であって前記被覆手段よりも手前側に設置するとともに、前記被覆手段の上部開口(60a)と前記制御装置との間に、被覆手段の上部開口(60a)を正面側から隠蔽する遮蔽手段(80)を設けたことを特徴とする。
【0009】
本発明に係る遊技機は、筐体を正面側から塞ぐ前扉が、上部前扉(30)と下部前扉(40)とに分割されており、かつ、仕切部材により分離された上側の空間と下側の空間とを別々に閉塞可能な遊技機にである。
前記制御装置は、いわゆる制御基板といわれるものであり、CPU、ROM、RAM等の電子部品を備えている。これらは、基板ユニット(23)として、ケースに収納されており、本発明に置いては、制御装置は開口上部(11A)内に配置されている。遊技機には、この制御装置の他に、例えばスロットマシンならば複数の図柄を表示した回転リール(24)や、メダルを払い出すための払い出し装置(ホッパーユニット(3))などが設置されている。これらの内部装置は仕切部材の上部と下部にそれぞれ配置されているが、部品の重要度やメンテナンスの必要性等を配慮して、扉開閉頻度に応じた配置とするのが望ましい。すなわち、なるべく一般遊技者の目に触れさせたくない制御装置と、メダル払い出し装置のようにメダル補給やメダル詰まりの解除のため頻繁に扉を開ける必要がある装置とは、別々に配置するのがよい。そして、これらの内部装置は、筐体内部の壁面、例えば裏板(15)や側板(13)に沿って上下に配線された電気的接続手段(70)により電気的に接続されている。
【0010】
前記電気的接続手段(70)は、電子部品を電気的に接続するハーネス、コード、ケーブルなどであり、仕切部材の上部と下部とに配置された内部装置を上下方向に電気的に接続するものの他に、例えば内部装置同士を電気的に接続する手段や、それらを結線するための接続端子も含まれる。
さらに、前記電気的接続手段(70)のうち、仕切部材の上下に配線された部分(筐体側ケーブル(71))は、被覆手段(例えばケーブルダクト(60))によりカバーされていている。被覆手段は、電気的接続手段(70)の少なくとも仕切部材の上側を覆う上下に開口を有する筒体であり、ベース部材(61)とカバー部材(62)のように、複数の部材が組み合わさって形成されていてもよい。また、被覆手段は、電気的接続手段(70)の開口上部側及び開口下部側の双方をカバーするものであってもよい。
【0011】
前記仕切部材(中板(16))は、開口部(11)の形成する内部空間を、開口上部(11A)と開口下部(11B)とに分離する役割を果たすものであり、木製の板材、金属製のプレートとすることができる。そして、仕切部材があることにより、上部空間と下部空間との独立性を保つことが可能となるものである。この仕切部材には、前記電気的接続手段(70)を挿通させるための挿通孔(160)が形成されている。ここで、挿通孔(160)は、仕切部材に穿設した孔の他に、例えば仕切部材の裏板側や側板側に切欠部(161)を設けることにより当該切欠部(161)と裏板(15)や側板(13)との間に形成されるものも含む。この際、仕切部材と筐体ユニット(10)の側板(13)及び裏板(15)との間には、前記挿通孔(160)以外の貫通部分を設けないのが好ましい。なお、挿通孔(160)は、電気的接続手段(70)が挿通可能であればよく、電気的接続手段(70)を覆う被覆手段が挿通できる大きさであってもよい。
【0012】
そして、前記被覆手段は、前記制御装置よりも奥側に位置しており、被覆手段の上部開口(60a)と前記制御装置との間には、被覆手段の上部開口(60a)を正面側から隠蔽する遮蔽手段(80)が設けられている。遮蔽手段(80)は、中空の被覆手段を通して棒状の異物が挿入されたような場合に、かかる進入物が制御装置に接触するのを防ぐためのものであり、例えば被覆手段に設けられた遮蔽板や、筐体に取り付けられた遮蔽板とすることができる。
【0013】
(作用)
本発明によれば、被覆手段の上部開口(60a)を正面側から遮蔽手段(80)により隠蔽することにより、被覆手段とその内部に収納されている電気的接続手段(70)との隙間を通して物を差し込まれ、進入物の先端が被覆手段の上部開口(60a)から突出した場合でも、制御装置の背面側にある遮蔽手段(80)にぶつかってそれ以上正面方向には進入できないので、制御装置などに対する所謂「ゴト」といわれる不正行為はやりにくくなる。
【0014】
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記遮蔽手段(80)は、前記被覆手段の正面側に設けられており、この遮蔽手段の上端は、前記制御装置の上端よりも下側にならない高さに位置していることを特徴とする。
【0015】
本発明は、請求項1記載の発明を限定したものである。本発明においては、遮蔽手段(80)を、被覆手段の正面側に設けてある。具体的には、被覆手段の正面側上端部を、被覆手段の上部開口(60a)よりも高く形成した立設片(63)としたり、被覆手段の正面側上端に取り付けた遮蔽板とすることができる。また、筒状の被覆手段の正面そのものが遮蔽手段(80)となる場合もあり得る。
【0016】
そして、遮蔽手段(80)は、その上端が制御装置の上端よりも下側にならない高さになるように設置される。すなわち、遮蔽手段(80)の上端は、制御装置の上端と同じ高さか、それよりも上側になるような高さに形成されている。
(作用)
本発明によれば、例えば先端部が湾曲した針金などを被覆手段の内部の隙間に差し込んだ場合、被覆手段の正面側にある遮蔽手段(80)が制御装置の上端以上の高さとなっているので、進入物が遮蔽手段(80)を乗り越えて突出してきても制御装置に届かない(図12(A)参照)。
【0017】
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、前記遮蔽手段(80)は、前記筐体内面に固定されており、この遮蔽手段(80)の上端は前記制御装置の上端よりも下側にならない高さに位置し、かつ下端は前記被覆手段の上端よりも上側にならない高さに位置していることを特徴とする。
【0018】
本発明は、遮蔽手段(80)を筐体側に固定したものである。
本発明においては、遮蔽手段(80)は筐体の内面に固定されていればよく、例えば筐体の天板(14)、側板(13)、あるいは裏板(15)に取り付けてもよい。具体的には、例えば天板(14)に横方向にわたって取り付けた延設部(19)を有するアングル材とすることができる。
【0019】
そして、この遮蔽手段(80)は、その上端が制御装置の上端よりも下側にならない高さであって、かつ下端は前記被覆手段の上端よりも上側にならない高さになるように設置される。すなわち、遮蔽手段(80)の上端は、制御装置の上端と同じ高さか、それよりも上側になるような高さに形成されているとともに、下端は被覆手段の上端と同じ高さか、それよりも下側になるような高さに形成されている。
【0020】
なお、「被覆手段の上端」とは、被覆手段の上部開口(60a)の位置とは限られず、被覆手段に遮蔽手段(例えば立設片(63))が設けられている場合には、その上端を指す。
(作用)
本発明によれば、例えば先端部が湾曲した針金などを被覆手段の内部の隙間に差し込んだ場合、遮蔽手段(80)の下端は被覆手段の上端と同じ高さかそれよりも低く形成されているので、被覆手段の上端から進入物が突出しても、遮蔽手段(80)の下端に正面方向への進入を阻止され、制御装置に届かない(図12(B)参照)。また、遮蔽手段(80)の上端は、制御装置の上端以上の高さに形成されているので、もし進入物が遮蔽手段(80)を乗り越えて突出してきても、制御装置に届かない。
【0021】
(請求項4)
(特徴点)
請求項4記載の発明は、上記した請求項1乃至3のいずれか1項記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項4記載の発明は、前記被覆手段は、前記電気的接続手段(70)を前記挿通孔(160)に挿通したときに、前記挿通孔(160)と電気的接続手段(70)又は被覆手段との間に生じる隙間を遮蔽可能な遮蔽手段(80)を有していることを特徴とする。
【0022】
本発明は、遮蔽手段(80)を被覆手段の下端部にも設けたものである。具体的には、例えば被覆手段の下端部から水平方向に張り出すフランジ部(65)とすることができる。この場合フランジ部(65)は、被覆手段の表面側に設けることもできるし、内面側に設けることもできる。また、仕切部材の上側に位置するように設けてもよいし、下側に位置するように設けてもよい。双方から仕切部材を挟み込むようにして設けてもよい。
【0023】
本発明においては、遮蔽手段(80)は、電気的接続手段(70)を開口部(11)の上下にわたって取り付ける際に必要な、仕切部材の挿通孔(160)を塞ぐためのものであり、具体的には、挿通孔(160)と電気的接続手段(70)又は前記被覆手段との間の隙間を塞ぐためのものである。この遮蔽手段(80)は、必ずしも仕切部材に密着させて設ける必要はなく、電気的接続手段(70)を挿通させるための挿通孔(160)が、開口上部(11A)から開口下部(11B)へと、あるいは開口下部(11B)から開口上部(11A)へと、一直線に貫通しない形となるものであればよい。
【0024】
(作用)
本発明は、挿通孔(160)の外形寸法が被覆手段の外形寸法よりも大きい場合に意義がある。すなわち、挿通孔(160)の大きさは、大きい方が電気的接続手段(70)を挿通させるのに楽であり、また、被覆手段を仕切部材の上下にわたって設けた場合には、当然被覆手段が挿通可能な大きさが必要となる。この場合も、挿通孔(160)は若干の余裕を持って形成した方が、被覆手段の取り付けが楽であり、位置ずれも吸収できて好ましい。
【0025】
本発明によれば、かかる場合に、挿通孔(160)と電気的接続手段(70)又は被覆手段との間の隙間を、遮蔽手段(80)により塞ぐことにより、挿通孔(160)と電気的接続手段(70)との間や、挿通孔(160)と被覆手段との間から異物を進入させるような行為を阻止することができる。また、遮蔽手段(80)は被覆手段に設けられていることから、被覆手段を設置すると同時に遮蔽手段(80)も設置されることとなり、配線後にシーリングするのに比べて作業効率もよい。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明を表す好適な実施の形態を、遊技機としてスロットマシンを例に図面に基づき説明する。
(第一の実施の形態)
(図面の説明)
図1乃至図5は、本発明の第一の実施の形態を示すものである。
【0027】
図1はスロットマシンの分解斜視図、図2は筐体ユニットの斜視図、図3はスロットマシンの縦断面図である。また、図4はケーブルダクトの横断面図、図5はスロットマシンの上部拡大縦断面図である。
本実施の形態に係るスロットマシン1は、図1に示すように、正面側に開口部11を有する筐状の筐体ユニット10と、筐体ユニット10の内部に着脱自在に設けられる交換ユニット20と、筐体ユニット10の開口上部11Aを開閉可能に塞ぐ上部前扉30と、開口下部11Bを開閉可能に塞ぐ下部前扉40とを備えている。
【0028】
(筐体ユニット10)
筐体ユニット10は、図1に示すように、底部に配置された底板12、両側に配置された一対の側板13、頂部に配置された天板14及び裏側に配置された裏板15からなる筺体である。また、筐体ユニット10の高さ方向における略中央部分には、一対の側板13の間に水平に架け渡された中板16が設けられている。そして、この中板16の下面には電源ユニット2が取り付けられ、底板12にはホッパーユニット3が設置されている。また、左方の側板13の正面側の端縁には、下部前扉40を回動自在に支持する回動支持部17が設けられている。
【0029】
ここで、電源ユニット2は、中板16の下面に、取り付け板等を介して取り付けられている。電源ユニット2には、特に図示しないが電源装置が内蔵され、遊技店の操作員が種々の設定を行うためのスイッチ等が設けられている。
電源ユニット2及びホッパーユニット3は、異なる交換ユニット20に対しても共通に利用できるものである。換言すれば、交換ユニット20を他の種類の交換ユニット20に交換するにあたり、電源ユニット2及びホッパーユニット3は、別のものへの交換が不要となっている。
【0030】
ところで、前記裏板15の開口上部11A側内面に沿って、被覆手段としてのケーブルダクト60が取り付けられているが、これについては後述する。
(交換ユニット20)
交換ユニット20は、図1に示すように、種々の部品を設置あるいは固定するための支持体としての枠体21と、この枠体21に固定されたリールユニット22と、各種の電子回路が形成されている基板ユニット23とを備えたものである。
【0031】
このうち、リールユニット22は、周囲に複数の図柄を表示した複数の回転リール24と、これらの回転リール24を回転駆動する図示しない駆動モータとを有している。また、基板ユニット23には、スロットマシン1の遊技動作等を制御するための主基板と、各種演出を行うための副基板とが設けられている。この主基板、副基板は、スロットマシンの制御を司る制御装置として機能するものである。
【0032】
ここで、前記筐体ユニット10の各側板13の内側の面には、交換ユニット20の枠体21を係止可能な固定装置5が設けられている。交換ユニット20は、筐体ユニット10の中板16の上に載置され、この状態で固定装置5に係止されることにより、筐体ユニット10の内部に収納・固定されるものである。そして、固定装置5は、所定の操作が行われることにより、筐体ユニット10との係止が解除されるようになっている。交換ユニット20は、固定装置5による係止が解除されると、筐体ユニット10から取り外して分離することが可能となっている。
【0033】
また、交換ユニット20の枠体21には、上部前扉30を回動自在に支持する回動支持部25が設けられている。この回動支持部25により、交換ユニット20は、上部前扉30が装着された状態で、筐体ユニット10に対して着脱することが可能となっている。
(上部前扉30)
上部前扉30は、図1に示すように、交換ユニット20の枠体21に一端縁側が回動自在に支持され、且つ、他端縁側がラッチ装置(図示せず)によりロック可能となった扉体である。また、上部前扉30は、回転リール24の図柄を正面側から見るために、略中央部に形成された図柄表示窓32と、この図柄表示窓32の周囲に設けられた飾り部33と、種々の表示を行うための表示装置34とを備えている。このうち、飾り部33としては、ランプ等の発光体を含んで構成され、入賞の報知等の演出時に発光体を点滅させるものを採用することが好ましい。また、表示装置34としては、7セグメントLED等により数字の表示が可能となった表示装置、あるいは、数字や文字だけでなく、画像の表示までもが可能となった液晶パネルやCRTを利用した表示装置が採用できる。
【0034】
(下部前扉40)
下部前扉40は、図1に示すように、筐体ユニット10の側板13に一端縁側が回動自在に支持され、且つ、他端縁側がラッチ装置(図示せず)によりロック可能となった扉体である。下部前扉40の奥行き寸法、換言すると、厚さは、上部前扉30よりも大きくされている。
【0035】
下部前扉40の上部は、スロットマシン1を作動させるための操作部50となっており、下部前扉40の下部には、払い出されたメダルを溜めておくためのメダル受け42が形成されており、下部前扉40の略中央部には、遊技内容その他の表示をするための前パネル43が嵌め込まれている。
前記操作部50には、右側から、下部前扉40の施錠を行う鍵が差し込まれる鍵穴51と、遊技用メダルが投入されるメダル投入口52と、回転リール24の回転を停止させるストップスイッチ53と、メダル投入口52に投入されたメダルのうち該ゲームに賭けるメダルの枚数を設定するためのベットスイッチ54と、回転リール24の回転を開始させるスタートスイッチ55とが設けられている。
【0036】
なお、特に図示しないが、下部前扉40の裏面側には、前記メダル投入口52から投入されたメダルを誘導しながらメダルの正偽を判断するためのメダルセレクターが設けられている。
(電気配線)
ここで、スロットマシン1に内設された各構成部品を電気的に接続する電気配線について説明する。
【0037】
図1及び図2に示すように、筐体ユニット10の裏板15の内側面には、上下方向に延びる電気的接続手段70が配線されている。ここで、電気的接続手段70は、リールユニット22やホッパーユニット3等の内部装置を操作するために、当該内部装置と電源ユニット2や基板ユニット23とを電気的に接続する操作用ケーブルと、照明装置の蛍光灯に電力を供給するための蛍光灯用ケーブルからなる筐体側ケーブル71を備えている。また、この筐体側ケーブル71の上端には筐体側コネクタ73が取り付けらけれ、筐体ユニット10の天板14の裏面奥側に設けられたコネクタブラケット18に固定されている。筐体側ケーブル71は、交換ユニット20を交換する際、筐体ユニット10にそのまま残しておけるものである。
【0038】
一方、交換ユニット20には、交換ユニット側ケーブル72が設けられている。そして、交換ユニット側ケーブル72の先端に取り付けられた交換ユニット側コネクタ74を、前記筐体側コネクタ73と接続することにより、交換ユニット20が電源ユニット2その他の内部装置と電気的に接続されるものである。交換ユニット20を交換する際には、筐体側コネクタ73と交換ユニット側コネクタ74との接続を外し、交換ユニット20を取り出せばよいので、面倒な配線作業を行う必要がない。
【0039】
なお、交換ユニット20を開口上部11A内に収納固定したとき、交換ユニット20に載置されている基板ユニット23は、図4に示すように、枠体21の後ろ側に位置し、またコネクタブラケット18の下側に位置するようになっている。これは、配線の無駄を省きコネクタ類の接続作業のし易さを鑑みたものである。
(ケーブルダクト60)
次に、ケーブルダクト60について詳述する。
【0040】
ケーブルダクト60は、図2及び図3に示すように、筐体ユニット10の裏板15の内側面に、中板16の上側に取り付けられた筒状体である。そして、ケーブルダクト60は、裏板15に固定されるベース部材61と、このベース部材61を覆うカバー部材62とを組み合わせた構成となっている。
ベース部材61及びカバー部材62は、両端縁に沿って一対の側壁が形成された樋状の部材であり、ベース部材61及びカバー部材62は、互いの溝部を対向させた状態で組み合わされる。具体的には、図4に示すように、ベース部材61の両側壁外面に形成された突起部61aに、カバー部材62の両側壁内面に形成された係合爪62aを係合させることにより、一体となるものである。
【0041】
また、ベース部材61には、操作用ケーブルを挿通させる部分と、蛍光灯用ケーブルを挿通させる部分とを仕切る仕切壁61bが設けられている。仕切壁61bは、蛍光灯用ケーブルから発生する電気的雑音による影響が操作用ケーブルに及ばないようにするためのものである。
さらに、カバー部材62の正面側には、遮蔽手段80としての立設片63が形成されている。立設片63は、図2及び図5に示すように、カバー部材62の正面側上端部から上方向に延設されており、ケーブルダクト60の上部開口60aを正面側から覆うようになっている。また、この立設片63の上端は、図5に示すように、ケーブルダクト60を筐体内に設置したときに、基板ユニット23の上端よりも上側に位置するようになっている。
【0042】
一方、中板16には、カバー部材62の外形寸法よりも小さく形成された切欠部161が二つ形成されていて(図2及び図4参照)、中板16を筐体ユニット10に取り付けたとき、この切欠部161により形成される挿通孔160に、筐体側ケーブル71が挿通される。
ケーブルダクト60を筐体ユニット10に取り付けるには、ベース部材61をビス等により筐体ユニット10の裏板15の表面に固定する。ベース部材61の固定位置は、中板16の切欠部161と合わせておく。その後、筐体側ケーブル71を挿通孔160に挿通させてベース部材61に収納し、カバー部材62を取り付ける。すなわち、ベース部材61の突起部61aに、カバー部材62の係合爪62aを係合させる。このとき、図4に示すように、カバー部材62は挿通孔160の外形寸法よりも大きく形成されているので、挿通孔160の上からケーブルダクト60が被せられるようなかたちになる。
【0043】
従って、交換ユニット20の交換作業の際、筐体側ケーブル71を好適に保護することができるとともに、挿通孔160を中板16の上側からケーブルダクト60で塞ぎ、挿通孔160を通して異物を挿入し開口上部11A内に設置されている装置を誤作動させる不正行為を防ぐことができる。
ところで、以上のように筐体側ケーブル71及び挿通孔160をケーブルダクト60で被覆した場合、ケーブルダクト60の中空部分は筐体ユニット10の開口下部11Bから貫通しているので、筐体側ケーブル71とケーブルダクト60の内面との間に隙間162がある場合には、この隙間162を通して開口下部11Bからピアノ線などを差し込んで、開口上部11Aに設置されている基板ユニット23に悪戯をされる場合もあり得る。 しかし、かかる場合であっても、ケーブルダクト60には、遮蔽手段80が設けてあるので、このような「ゴト」行為も好適に防止できるのである。すなわち、カバー部材62の正面側上端に形成された立設片63の先端は、基板ユニット23の上端よりも上側になっている。従って、上端が緩く湾曲した針金状のものを、先端部を正面側に向けてケーブルダクト60内を挿通させ、その先端が立設片63を乗り越えて突出したとしても、基板ユニット23に触れることはない(図12(A)参照)。
【0044】
このように、本実施の形態によれば、従来のように複数の留め具で電気的接続手段70を配線する場合に比べて、ネジ止め箇所が大幅に減少し、配線作業、取外作業及び再配線作業に手間がかからず、組立作業及びメンテナンスを容易に行うことができ、電気的接続手段70の損傷も防ぐことができる。さらに、ケーブルダクト60内部の間隙からピアノ線などを進入させて、基板等に悪戯してスロットマシンを誤作動させる「ゴト」行為を防止することができる。
【0045】
(第二の実施の形態)
第二の実施の形態は、遮蔽手段80を筐体側に固定し、かつケーブルダクト60の下端部にも遮蔽手段80を設けたものである。
(図面の説明)
図6乃至図9は、本発明の第二の実施の形態を示すものである。
【0046】
図6は筐体ユニットの斜視図、図7はスロットマシンの上部拡大縦断面図である。図8及び図9はケーブルダクトと中板の接合部分の縦断面図をそれぞれ示すものである。
本実施の形態に係るスロットマシン1の基本的な構成は、第一の実施の形態で述べたのと同様であるので、同様の部分は説明を省略し、本実施の形態の特徴点のみ詳述する。
【0047】
(電気配線)
本実施の形態においては、筐体側コネクタ73が固定されるコネクタブラケット18は、図6及び図7に示すように、筐体ユニット10の天板14の裏面奥側に設けられたL字型のアングル部材であり、天板14から下方に垂下する遮蔽手段80としての延設部19を有している。この延設部19は、図7に示すように、交換ユニット20の収納固定時に、基板ユニット23よりも後ろ側であって、ケーブルダクト60よりも手前側となる位置に取り付けられている。さらに、延設部19の下端部は、ケーブルダクト60の上端部よりも下側になるような長さに形成されていて、延設部19がケーブルダクト60の上部開口60aを正面側から隠すようなかたちになっている。
【0048】
また、交換ユニット側ケーブル72は、図7に示すように、ある程度の長さを有しており、交換ユニット20を筐体内に収納したとき、枠体12の上面に折りたたまれるようにして収納される。そして、交換ユニット側ケーブル72の長さは、交換ユニット側コネクタ74と筐体側コネクタ73を接続したままの状態で、交換ユニット20を筐体ユニット10から取り出すことができるのに必要十分な長さになっている。これは、前述したコネクタブラケット18が天板14の奥深いところに取り付けられるので、コネクタの取り外し作業が困難となるため、交換ユニット20を取り出してからコネクタを外せるようにしたものである。
【0049】
(ケーブルダクト60)
本実施の形態に係るケーブルダクト60は、図6に示すように、筐体ユニット10の裏板15の内側面に、中板16の上方に取り付けられた筒状体である。そして、ケーブルダクト60は、裏板15に固定されるベース部材61と、このベース部材61を覆うカバー部材65とを組み合わせた構成となっている。
【0050】
ベース部材61は、裏板15の表面であって、中板16の上側部分に固定される。また、カバー部材65の表面下端部には、遮蔽手段80としてのフランジ部66が形成されている。フランジ部66は、図6及び図8に示すように、カバー部材65の正面側及び両側面側から外側に向かって張り出すコ字状の薄板であり、カバー部材65をベース部材61に被せて取り付けたとき、フランジ部66が中板16の上面側に位置するようになっている。なお、ベース部材61及びカバー部材65のその他の構成は、第一の実施の形態と同様である。
【0051】
また、中板16には、第一の実施の形態同様に切欠部161が二つ形成されているが、切欠部161の外形寸法は、前記フランジ部66の外形寸法よりも小さければよい。このように、切欠部161の外形寸法を大きめに設定すると、ケーブルダクト60の取り付け時の位置ずれや誤差を吸収しやすくなり、作業が楽に行える。このとき、図8に示すように、中板16とフランジ部66との間に多少の間隙があったとしても、この隙間162はクランク状に折れ曲がっているので、この間からピアノ線などを差し込むのは不可能である。
【0052】
上述したケーブルダクト60を筐体ユニット10に取り付ける場合には、ベース部材61をビス等により筐体ユニット10の裏板15の表面に固定する。ベース部材61の固定位置は、中板16の切欠部161と合わせておく。その後、中板16の下方から切欠部161を通して筐体側ケーブル71を引き出し、ベース部材61に収納したうえでカバー部材65を取り付ける。このとき、カバー部材65のフランジ部66が中板16となるべく接するように上下の位置を調整する。フランジ部66の外周は、切欠部161よりも大きい寸法に形成されているので、挿通孔160を上側から塞ぐかたちとなる。従って、取り付け時にケーブルダクト60と切欠部161との多少の位置ずれがあっても、開口下部11Bから開口上部11Aへの異物の進入を防ぐことができる。
【0053】
従って、交換ユニット20の交換作業の際、筐体側ケーブル71を好適に保護することができるとともに、挿通孔160を中板16の上側からフランジ部66で塞ぎ、挿通孔160を通して異物を挿入し開口上部11A内に設置されている装置を誤作動させる不正行為を防ぐことができる。
ところで、以上のように挿通孔160をフランジ部66で被覆した場合、ケーブルダクト60の中空部分は筐体ユニット10の開口下部11Bから貫通しているので、筐体側ケーブル71とケーブルダクト60の内面との間に隙間162がある場合には、この隙間162を通して開口下部11Bからピアノ線などを差し込んで、開口上部11Aに設置されている基板ユニット23に悪戯をされる場合もあり得る。
【0054】
しかし、かかる場合であっても、ケーブルダクト60の上端には、遮蔽手段80が設けてあるので、このような「ゴト」行為も好適に防止できるのである。すなわち、コネクタブラケット18に設けられた延設部19の下端は、基板ユニット23の上端よりも上側になっている。従って、上端が緩く湾曲した針金状のものを、先端部を正面側に向けてケーブルダクト60内を挿通させ、その先端部が上部開口60aから突出したとしても、延設部19が正面方向への進入を阻止するので、基板ユニット23に触れることはない(図12(B)参照)。
【0055】
このように、本実施の形態によれば、従来のように複数の留め具で電気的接続手段70を配線する場合に比べて、ネジ止め箇所が大幅に減少し、配線作業、取外作業及び再配線作業に手間がかからず、組立作業及びメンテナンスを容易に行うことができ、電気的接続手段70の損傷も防ぐことができる。さらに、ケーブルダクト60と中板16の間の隙間162や、ケーブルダクト60内部の間隙162からピアノ線などを進入させて、基板等に悪戯してスロットマシンを誤作動させる「ゴト」行為を防止することができる。
【0056】
なお、図9に示すように、前記カバー部材65の下端部に、ケーブルダクト60の内側に張り出すフランジ部69を形成してもよい。このように形成すると、ベース部材61に筐体側ケーブル71を配置した後カバー部材65を被せたとき、フランジ部69が筐体側ケーブル71を押さえ、ケーブルダクト60の下部開口を塞ぐこととなるので、ケーブルダクト60を貫通する隙間から物を差し込まれるのを防ぐことができる。それでもなおケーブルダクト60を通して異物を進入された場合であっても、ケーブルダクト60の上部開口60aで、コネクタブラケット18の延設部19により基板ユニットへの接触を阻止する事ができる。
【0057】
さらに、筐体側に固定する遮蔽手段80は、コネクタブラケット18と兼用でなくともよい。例えば、特に図示しないが、天板14に取り付けたアングル材(コネクタブラケット18と同様の断面形状の物)とすることができる。この場合、アングル材は横方向にわたって形成する必要はなく、ケーブルダクト60に対応する位置に二つ設ければ足りる。また、二枚の側板13にわたって設けた板材としてもよい。この板材の上端は、基板ユニット23の上端よりも高い位置になるようにすれば足りる。このように形成した場合には、コネクタブラケット18を天板14の手前側に設けることができるので、交換ユニット20の取り外し作業が楽になる。
【0058】
(その他の実施の形態)
ケーブルダクト60は、上記した第一及び第二の実施の形態の他に、図10に示すような形状としてもよい。すなわち、ケーブルダクト60を開口部11の上下にわたり設け、ケーブルダクト60の表面側に、挿通孔160を塞ぐフランジ部64を設けたものである。この場合、挿通孔160は、ケーブルダクト60が挿通可能かつフランジ部64の外形寸法よりも小さく形成する。フランジ部64は、図10(A)に示すように中板16の上側に位置するように形成してもよいし、図10(B)に示すように中板16の下側に位置するように形成してもよい。あるいは、特に図示しないが、中板16の上下に位置するように設けてもよい。
【0059】
また、図11に示すように、ベース部材61は中板を貫通して開口下部11Bから開口上部11Aわたって設け、中板16の上方にはカバー部材65を、中板16の下方には下カバー部材67を、それぞれ取り付けるようにしてもよい。この場合には、カバー部材65の下端部に形成したフランジ部66と、下カバー部材67の上端部に形成したフランジ部68とにより中板16を挟むようにして、挿通孔160を塞ぐものである。このように形成すると、開口下部11Bに位置する筐体側ケーブル71の保護ができるとともに、中板16の厚みに関係なく、フランジ部66とフランジ部68とで中板16を挟み込むことができるので、より確実なゴト防止効果が期待できる。
【0060】
なお、上記した形態の場合にも、ケーブルダクト60の上部開口60a側にさらに遮蔽手段80(立設片63やコネクタブラケット18の延設部19)を設けてもよい。また、上部開口60a側に設ける遮蔽手段80は、ケーブルダクト60の上部開口60aを正面側から隠蔽することができる物であれば、ケーブルダクト60や筐体内面に限らず、例えば交換ユニット20の背面に設けてもよい。
【0061】
以上述べてきたように、本発明によれば、被覆手段としてのケーブルダクト60を取り付けることにより、電気的接続手段70の保護を図ることができると同時に、ケーブルダクト60を通して針金等を差し込まれた場合でもケーブルダクト60の上端でその進入を阻止し、あるいは中板16と電気的接続手段70又はケーブルダクト60との間の隙間を遮蔽して、ゴト防止にも役立つものである。
【0062】
なお、スロットマシンとしては、遊技を担当する遊技担当部分が分離・交換可能となった分離型のものに限らず、遊技を担当する遊技担当部分のみの交換が不可能な一体型のスロットマシンでもよい。また、遊技機としては、スロットマシンに限られず、他の種類の遊技を行う遊技機でもよい。
【0063】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1乃至3)
請求項1乃至3記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
【0064】
すなわち、請求項1乃至3記載の発明によれば、筐体内に配線された電気的接続手段の破損を防止すると共に、外部からの異物挿入などのいわゆる「ゴト」行為を効果的に防止することができる。
(請求項4)
請求項4記載の発明によれば、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0065】
すなわち、請求項4記載の発明によれば、よりゴト防止機能に優れた被覆手段を有する遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態であって、スロットマシンの分解斜視図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態であって、筐体ユニットの斜視図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態であって、スロットマシンの縦断面図である。
【図4】本発明の第一の実施の形態であって、ケーブルダクトの横縦断面図である。
【図5】本発明の第一の実施の形態であって、スロットマシンの上部拡大縦断面図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態であって、筐体ユニットの斜視図である。
【図7】本発明の第二の実施の形態であって、スロットマシンの上部拡大縦断面図である。
【図8】本発明の第二の実施の形態であって、ケーブルダクトと中板の接合部分の縦断面である。
【図9】本発明の第二の実施の形態であって、ケーブルダクトと中板の接合部分の他の例を示す縦断面図である。
【図10】本発明の他の実施の形態であって、ケーブルダクトと中板の接合部分の縦断面である。
【図11】本発明の他の実施の形態であって、ケーブルダクトと中板の接合部分の縦断面である。
【図12】遮蔽手段の作用を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 スロットマシン         2 電源ユニット
3 ホッパーユニット        5 固定装置
10 筐体ユニット          11 開口部
12 底板              13 側板
14 天板              15 裏板
16 中板              17 回動支持部
18 コネクタブラケット       19 延設部
20 交換ユニット          21 枠体
22 リールユニット         23 基板ユニット
24 回転リール           25 回動支持部
30 上部前扉            32 図柄表示窓
33 飾り部             34 表示装置
40 下部前扉            42 メダル受け皿
43 表示パネル
50 操作部             51 鍵穴
52 メダル投入口          53 ストップスイッチ
54 ベットスイッチ         55 スタートスイッチ
60 ケーブルダクト         60a 上部開口
61 ベース部材           61a 突起部
61b 仕切壁             62 カバー部材
62a 係合爪             63 立設片
64 フランジ部           65 カバー部材
66 フランジ部           67 下カバー部材
68 フランジ部           69 フランジ部
70 電気的接続手段         71 筐体側ケーブル
72 交換ユニット側ケーブル     73 筐体側コネクタ
74 交換ユニット側コネクタ
80 遮蔽手段            160 挿通孔
161 切欠部             162 隙間

Claims (4)

  1. 正面側に開口する箱形の筐体と、
    筐体の開口部を上下に分離する仕切部材と、
    前記仕切部材上側が形成する開口上部を開閉可能に塞ぐ上部前扉と、前記仕切部材下側が形成する開口下部を開閉可能に塞ぐ下部前扉とを有し、
    遊技機の作動を制御するための制御装置と、
    前記仕切部材の上部と下部とに配置された内部装置を上下方向に電気的に接続する電気的接続手段を少なくとも有する遊技機において、
    上下に開口を有する筒状に形成され、前記電気的接続手段の少なくとも仕切部材よりも上側を覆う被覆手段を設け、
    前記仕切部材には、前記電気的接続手段が挿通可能な挿通孔を形成し、
    前記制御装置を、開口上部であって前記被覆手段よりも手前側に設置するとともに、
    前記被覆手段の上部開口と前記制御装置との間に、被覆手段の上部開口を正面側から隠蔽する遮蔽手段を設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記遮蔽手段は、前記被覆手段の正面側に設けられており、
    この遮蔽手段の上端は、前記制御装置の上端よりも下側にならない高さに位置していることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記遮蔽手段は、前記筐体内面に固定されており、
    この遮蔽手段の上端は前記制御装置の上端よりも下側にならない高さに位置し、かつ下端は前記被覆手段の上端よりも上側にならない高さに位置していることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記被覆手段は、前記電気的接続手段を前記挿通孔に挿通したときに、前記挿通孔と電気的接続手段又は被覆手段との間に生じる隙間を遮蔽可能な遮蔽手段を有していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。
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