JP2004139641A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】非磁性の帯状可撓性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを含む磁性塗料を塗設して磁性層を形成し、その後、該磁性層をダイヤモンドホイールにより研削する磁気記録媒体の製造方法において、研削加工の際にダイヤモンドホイールのドレッシングを行なう。
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は磁気記録媒体の製造方法に係り、特に、低ノイズかつ高密度の塗布型磁気記録媒体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
オーディオ用、ビデオ用、放送用、コンピュータ用等の磁気記録媒体として、強磁性粉末と結合剤とを含む磁性塗料が塗設されてなる磁気テープが広く使用されている。このような磁気テープの製造において、使用中の磁気ヘッドの目詰まり防止、磁気ヘッドの磨耗防止等のために、磁気テープの磁性層に、回転するダイヤモンドホイール等の研削砥石を当てて磁性層表面の微小な突起等を除去すること(研削加工)が行なわれる場合もある(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
ところで、このような研削加工において、研削力が次第に低下するという問題がある。この研削力低下の現象は、研削加工により除去された削れ屑が研削砥石表面のダイヤモンド砥粒の間に堆積し、砥粒の目詰まりを生じさせているためであると考えられている。
【0004】
この対策として、従来は、砥粒の目詰まりが生じた際に、磁性塗料を溶解させ得る溶媒等を浸した布等で研削砥石表面を拭い、砥粒の目詰まりを解消するようにしており、一定の効果が得られていた。
【0005】
【特許文献1】
特開昭62−172532号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課碩】
しかしながら、上記従来の方法では、砥粒の目詰まり頻度が多く、その都度研削砥石の研削力を回復させるべく、研削砥石表面を溶媒等を浸した布で拭う作業が必要となり、作業者の負担、ダウンタイムの増大等により著しく生産性が悪かった。
【0007】
また、研削砥石を長期間使用しているうちに、研削砥石表面の表面粗さ(Ra)が微妙に変化して行くことが確認されている。そして、これによっても研削力が影響を受けていると推察されるが、研削砥石表面を溶媒等を浸した布で拭うことでは、表面粗さは回復できない。
【0008】
本発明は、上記従来の課題(問題点)を解決し、研削砥石の研削力を安定化することにより、低ノイズの高密度塗布型磁気記録媒体を安定的に、かつ高稼動率で製造できる磁気記録媒体の製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、非磁性の帯状可撓性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを含む磁性塗料を塗設して磁性層を形成し、その後、該磁性層をダイヤモンドホイールにより研削する磁気記録媒体の製造方法において、前記研削の際に前記ダイヤモンドホイールのドレッシングを行なうことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法を提供する。
【0010】
本発明によれば、研削加工においてダイヤモンドホイールのドレッシングを行なうので、ダイヤモンドホイールに生じた目詰まりや目つぶれを回復でき、これにより、従来の方法と比べて、長期かつ安定的な磁気記録媒体の製造が可能となる。
【0011】
ここで、ドレッシングとは、一般に、目つぶれや目づまりなどにより切れ味の鈍化した砥石作業面の砥粒を削り落とし、新しい切れ刃を形成して切れ味を回復する作業を言う。そのための工具としては、一般の砥石では単石ダイヤモンドドレッサや多石ダイヤモンドドレッサが多く使用されている。ダイヤモンドホイールやcBNホイールのドレッシングには、一般のWA砥石又はGC砥石を削る、軟鋼を削る、砥粒や樹脂の粒子を吹き付ける、電解現象を利用するなどの種々な方法がある(以上、「切削・研削・研磨用語辞典」 P166、工業調査会出版、1995年)。
【0012】
セラッミックス、ガラス、シリコン等の硬脆材の研削加工に使用されるダイヤモンドホイールにおいては、このようなドレッシングは一般的に採用されているものである。ところが、磁気記録媒体の製造においてはこのようなドレッシングは、従来より皆無であった。本願の発明者は、各種の検討を行なった結果、以下に詳説するようなドレッシングが磁気記録媒体の製造に採用できることを見出し、これにより顕著な効果が得られることを確認したものである。
【0013】
本発明において、WA(white fused alumina )砥石、A(alumina )砥石、C(silicon carbide )砥石、HA(monocrystalline fused alumina )砥石又はGC(green silicon carbide )砥石を削ることによるドレッシングが採用されることが好ましい。このように、ダイヤモンドホイールを上記の所定組成の砥粒よりなる一般砥石(いわゆる、ドレススティック)に削り込むことにより、ダイヤモンドホイールのドレッシングが最適になされるからである。
【0014】
また、本発明において、遊離砥粒を使用してダイヤモンドホイールを研磨することによるドレッシングが採用されることが好ましい。このように、たとえば、ポリッシャとして円柱ゴムローラを、研磨用スラリーとしてGCを水に分散させたものを組み合わせてダイヤモンドホイールを研磨することにより、ダイヤモンドホイールのドレッシングが最適になされるからである。
【0015】
また、本発明において、WA(white fused alumina )砥粒、A(alumina )砥粒、C(silicon carbide )砥粒、HA(monocrystalline fused alumina )砥粒又はGC(green silicon carbide )砥粒を使用したサンドブラスト加工を行なうことによるドレッシングが採用されることが好ましい。このように、ダイヤモンドホイールにサンドブラスト加工を行なうことにり、ダイヤモンドホイールのドレッシングが最適になされるからである。また、サンドブラスト加工であれば、ダイヤモンドホイールの形状に影響されずにドレッシングが行なえるからである。
【0016】
また、本発明において、WA(white fused alumina )砥粒、A(alumina )砥粒、C(silicon carbide )砥粒、HA(monocrystalline fused alumina )砥粒又はGC(green silicon carbide )砥粒を使用した超音波加工を行なうことによるドレッシングが採用されることが好ましい。このように、ダイヤモンドホイールに超音波加工を行なうことにり、ダイヤモンドホイールのドレッシングが最適になされるからである。
【0017】
また、本発明において、上記の各種ドレッシングに溶剤洗浄及び/又は超音波洗浄が併用されることが好ましい。このように、ドレッシングに洗浄が併用されれば、本発明の効果が促進されるからである。なお、溶剤とは、水(市水、純水)をも含むものとする。
【0018】
また、本発明において、上記の各種ドレッシングに粘着材剥離処理が併用されることが好ましい。このように、ドレッシングに粘着材剥離処理が併用されれば、本発明の効果が促進されるからである。なお、粘着材剥離処理とは、粘着材が表面に形成されたシート又はロールをダイヤモンドホイールに押し当てて、ダイヤモンドホイール表面の異物を除去する作業を言う。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る磁気記録媒体の製造方法の好ましい実施の形態について詳説する。
【0020】
非磁性の帯状可撓性支持体としては、一般に、所定幅の、長さが45〜20000m、厚さが2〜200μmのポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン−2,6 −ナフタレート、セルロースダイアセテート、セルローストリアセテート、セルロースアセテートプロピオネート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリアミド等のプラスチックフィルム、紙、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンブテン共重合体等の炭素数が2〜10のα−ポリオレフィン類を塗布又はラミネートした紙等からなる可撓性帯状物又は該帯状物を基材としてその表面に加工層を形成した帯状物が使用できる。
【0021】
磁性塗料に使用される強磁性粉末としては、各種の材料が使用できるが、強磁性粉末が六方晶フェライトである場合は、板径が35nm以下、板比が2以上のものが、強磁性粉末が強磁性金属粉末である場合は、長軸長が60nm以下、軸比が2以上のものが、好ましく使用できる。この強磁性粉末のパーティクルサイズとしては、平均一次粒子体積が10000nm3 以下のものが、好ましく使用できる。
【0022】
強磁性粉末を浸漬する溶剤は、シキロへキサノンを含む溶液が好ましい。シキロヘキサノンの含有率は全溶剤量の30〜100重量%であることが好ましい。シキロヘキサノン以外の溶液としては、メチルエチルケトン、トルエン、酢酸ブチル等を使用することが好ましい。
【0023】
磁性塗料の塗布手段としては、アプリケーション系では、ローラ塗布方法、ディップ塗布方法、ファウンテン塗布方法等が、計量系では、エアーナイフ塗布方法、ブレード塗布方法、バー塗布方法等が採用できる。また、アプリケーション系と計量系とを同一の部分で担当するものとして、エクストルージョン塗布方法、スライドビード塗布方法、カーテン塗布方法等が採用できる。
【0024】
製造される磁気記録媒体の磁性層の厚さは、乾膜で0.02〜3μmが好ましく、0.02〜0.2μmがより好ましい。また、磁性層と非磁性支持体との間に非磁性粉末と結合剤を主体とした非磁性層を設けた層構成とするのが好ましい。特に、磁性層を薄層とする構成では、凝集した磁性体の解砕による塗布スジの低減が可能になるので、短波長領域でのC/N低下を抑制して媒体性能を向上させるだけでなく、生産性を向上できるというメリットもある。
【0025】
塗布された磁性塗料の磁性層は、強磁性粉末を配向させる処理、すなわち、磁場配向処理がなされた後、乾燥される。乾燥後の磁性層には、表面平滑化処理が施される。この処理は、たとえば、スーパーカレンダーロール等により行なわれる。
【0026】
この状態では、磁性層中の硬化剤のうち90質量%以上が未反応の状態となっているので、硬化処理を行い、50質量%以上、好ましくは80質量%以上の硬化剤を反応させた後に研削加工を行なうのが好ましい。
【0027】
研削加工は、広幅の帯状可撓性支持体のままで行なってもよいが、通常は所定製品幅(たとえば、12.65mm、25.4mm、3.81mm等)に裁断した後に行なうのが一般的である。この処理は、公知のスリッタ(裁断機)で行なえる。
【0028】
研削加工は、回転する円柱状のダイヤモンドホイールに、磁性層側を接するようにして磁気テープ(磁気記録媒体)を所定巻き掛け角度で巻き掛けるとともに、所定のテンションを加えることにより行なう。
【0029】
ダイヤモンドホイールとしては、メタルボンドタイプのダイヤモンドホイールが好ましく使用できる。また、条件によっては、ビトリファイドタイプのダイヤモンドホイール、レジンボンドタイプのダイヤモンドホイール、電着方式のダイヤモンドホイールも使用できる。
【0030】
このダイヤモンドホイールに使用されるダイヤモンド砥粒の粒度としては、#600〜#5000が好ましく、#800〜#2000がより好ましい。ダイヤモンド砥粒の粒径が大き過ぎると磁性層の傷が問題となり好ましくなく、ダイヤモンド砥粒の粒径が小さ過ぎると研削能力が低く好ましくない。
【0031】
ダイヤモンドホイールのボンド材質、集中度(コンセントレーション)等は磁性層の組成等に応じて適宜のもの、値を選択すればよい。また、前記巻き掛け角度及び研削での相対速度も、ダイヤモンドホイールの外径、磁性層の組成等に応じて適宜の値を選択すればよい。
【0032】
次に、ダイヤモンドホイールのドレッシングの好ましい実施の形態について詳説する。
【0033】
ドレッシングとして、一般砥石(いわゆる、ドレススティック)に削り込むことにより行なう場合、使用するドレススティックとしては、市販のWA砥石(スティック)、A砥石(スティック)、C砥石(スティック)、HA砥石(スティック)又はGC砥石(スティック)を採用できる。
【0034】
ドレッシング条件としては、ダイヤモンドホイールの外径、ダイヤモンド砥粒の粒度、ダイヤモンドホイールのボンド材質、集中度、ドレススティックの種類等に応じて適宜の値を選択すればよい。ただし、一般的には、ドレッシング時のダイヤモンドホイールの回転数は研削加工時よりも低くするのが好ましいとされる。
【0035】
ドレッシングとして、遊離砥粒を使用してダイヤモンドホイールを研磨することにより行なう場合、既述のように、たとえば、ポリッシャとして円柱ゴムローラを、研磨用スラリーとしてGCを水に分散させたものを組み合わせてダイヤモンドホイールを研磨することによりドレッシングを行なう。ポリッシャの形状、材質、遊離砥粒の材質、粒度等はダイヤモンドホイールの外径、ダイヤモンド砥粒の粒度、ダイヤモンドホイールのボンド材質、集中度等に応じて適宜の値を選択すればよい。
【0036】
ドレッシングとして、サンドブラスト加工を行なう場合、砥粒の材質としては、WA、A、C、HA又はGCを採用できる。サンドブラスト装置としては市販のもの(たとえば、不二製作所製、新東工業社製)又は内製のものを使用できる。ブラスト条件(噴射圧等)、粒度等は適宜の値を選択すればよい。
【0037】
ドレッシングとして、砥粒を使用した超音波加工を行なう場合、砥粒の材質としては、WA、A、C、HA又はGCを採用できる。超音波加工機としては、市販の各社のものを使用できる。加工条件(周波数、印加電力等)、粒度等は適宜の値を選択すればよい。
【0038】
これらのドレッシングの効果を確認する方法としては、磁気テープの研削加工を行なって、その結果をフィードバックすればよいが、その他の手段として、ダイヤモンドホイールの表面粗さを表面粗さ計(たとえば、東京精密社製、製品名:サーフコム)により測定する方法、実体顕微鏡又はファイバー顕微鏡によりダイヤモンドホイールの表面を観察・撮影する方法等が採用できる。
【0039】
また、上記の各種ドレッシングに溶剤洗浄及び/又は超音波洗浄が併用される工程は好ましく採用できる。ここで、溶剤とは、水(市水、純水)をも含むものであり、好ましくは、キシレン、メチルエチルケトン、シクロヘキサン等が使用できる。超音波洗浄機としては、市販の各社のものが使用できる。
【0040】
また、上記の各種ドレッシングに粘着材剥離処理が併用される工程は好ましく採用できる。粘着材が表面に形成されたシート又はロールは、市販の各社のものが使用できる。
【0041】
以上、本発明に係る磁気記録媒体の製造方法の実施形態の例について説明したが、本発明は上記実施形態の例に限定されるものではなく、各種の態様が採り得る。
【0042】
【実施例】
次に、本発明の実施例を、比較例と対比して説明する。なお、以下の各例において、「部」の表示は「重量部」 を意味する。磁性層と非磁性支持体との間に非磁性粉末と結合剤を主体とした非磁性中間層を設けた層構成を採用した。
【0043】
強磁性粉末として板径26nm、板比3のバリウムフェライを使用して、磁性液の調液に際してオープンニーダーにより強磁性粉末と結合剤溶液を接触させ、混練して液を作製した上で、分散処理がなされた磁性塗料を使用した。
【0044】
磁性層の構成を以下に示す(磁性液と添加剤溶液とを示す。他は省略する)。
【0045】
a)添加剤ペースト液(添加剤溶液)(例1〜例3で共通)
α−アルミナ( 粒子サイズ0.18μm) 4.5部
カーボンブラック( 粒子サイズ0.10μm) 0.5部
MR110 0.45部
シクロヘキサノン 9.2部
添加剤ペースト液は、カーボンブラック:アルミナ:MR110:シクロヘキサノン=5:45:4.5:50.5の比率とした。
【0046】
b)磁性液
強磁性粉末 100部
板径26nm、板比3、平均一次粒子体積3805nm3
SBET 60m2 /g、pH7.9
Hc187856A/m(2360 Oe)
σs 49A・m2 /kg
真比重5.1g/ml、見かけ比重0.7g/ml
MR110 10部
メチルエチルケトン 20部
シクロヘキサノン 170部
磁性塗布液作製は、液Aとして、強磁性粉末:シクロヘキサノン=100部:150部の比率になるように配合して行なった。
【0047】
別途、溶液Bとして、ディゾルバー型攪拌機により作製した、MR110:シクロヘキサノン:メチルエチルケトン=10:20:20(液固形分濃度20%)の結合剤溶液を準備し、液Aと混合して使用した。
【0048】
非磁性の帯状可撓性支持体として、幅1000mm、厚さが15μmのポリエチレンテレフタレート(PET)シートを使用した。磁性塗料の塗布手段としてエクストルージョン塗布装置を使用して塗布時の膜厚が3μmになるように塗布した。
【0049】
塗布後の磁気テープの磁場配向処理、乾燥、表面平滑化処理は一般的な条件によりなされた。その後、スリッタにより12.65mmの幅に裁断した。
【0050】
研削加工で使用されるダイヤモンドホイールは、円柱状のもので、外径が25mm、幅が25.6mm、ボンド層厚さが1.5mmの外形形状のものである。砥粒粒度は#2000、集中度は50である。
【0051】
研削加工での加工条件は、ダイヤモンドホイールの回転数を2000rpm、巻き掛け角度を80度とし、磁気テープの走行はダイヤモンドホイールの回転方向と逆向きに400m/分とした。
【0052】
実施例のドレッシングとして、サンドブラスト加工を行なった。砥粒の材質としてGCの砥粒粒度#325を使用した。ドレッシングの目安として、ダイヤモンドホイールのボンド表面が艶消し状態になるまでサンドブラスト加工を行なった。
【0053】
比較例として、溶媒としてメチルエチルケトンを浸した布で研削砥石表面を拭いた。
【0054】
ドレッシング(実施例)及び比較例の効果を確認する方法としては、磁気テープの研削加工を行なって、その結果をフィードバックした。
【0055】
ダイヤモンドホイールの砥粒の目詰まりが生じた際に、実施例のドレッシングを行い砥粒の目詰まりを解消させたところ、次のドレッシングが必要になるまで20時間の稼働が行なえた。これに対し、ダイヤモンドホイールの砥粒の目詰まりが生じた際に、比較例の操作を行い砥粒の目詰まりを解消させたところ、2時間の稼働で再度砥粒の目詰まりが生じた。
【0056】
以上により、本発明の実施例の顕著な効果が確認できた。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、研削加工においてダイヤモンドホイールのドレッシングを行なうので、ダイヤモンドホイールに生じた目詰まりや目つぶれを回復でき、これにより、従来の方法と比べて、長期かつ安定的な磁気記録媒体の製造が可能となる。
Claims (1)
- 非磁性の帯状可撓性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを含む磁性塗料を塗設して磁性層を形成し、その後、該磁性層をダイヤモンドホイールにより研削する磁気記録媒体の製造方法において、
前記研削の際に前記ダイヤモンドホイールのドレッシングを行なうことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002301234A JP2004139641A (ja) | 2002-10-16 | 2002-10-16 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002301234A JP2004139641A (ja) | 2002-10-16 | 2002-10-16 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004139641A true JP2004139641A (ja) | 2004-05-13 |
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ID=32449629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002301234A Pending JP2004139641A (ja) | 2002-10-16 | 2002-10-16 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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2002
- 2002-10-16 JP JP2002301234A patent/JP2004139641A/ja active Pending
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