JP2004139055A - 光学リタデーション板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造装置のコストアップを招来することなく、ダストによる欠陥の無い光学リタデーション板を製造する。
【解決手段】 透明基板上に所定の配向状態が与えられた配向膜を形成する(S11〜S22)。形成された配向膜上に、UV硬化型液晶溶液を塗布する(S23)。UV硬化型液晶溶液が塗布された基板は、UV照射槽に入れられ、該UV照射槽内を真空に引くことによって真空雰囲気中に置かれた(S24)後、UV照射によってUV硬化型液晶溶液中の液晶分子が高分子化され、該UV硬化型液晶溶液が硬化して液晶層が形成される(S25)。
【選択図】 図1

Description

 本発明は、透明基板上に配向膜および液晶層を形成してなる光学リタデーション板の製造方法に関するものであり、特に液晶層においてUV硬化型液晶を用いる光学リタデーション板の製造方法に関するものである。
 通常の視界において、人間の2つの目は、空間的に離れて頭部に位置していることから、2つの異なる視点から見た像を知覚しており、人間の脳は、これらの2つの像の視差によって立体感を認識する。そして、この原理を利用し、観察者の左右それぞれの目に異なる視点から見た像を視認させることで視差を与え、3D(立体三次元)表示を行う液晶表示装置が開発されている。
 3D表示を行う液晶表示装置においては、視点の異なる像を観察者の左右の目に供給するために、表示画面上における左眼用の像および右目用の像を、例えば色、偏光状態または表示時刻によってエンコードし、観察者が着用する眼鏡状のフィルタシステムによってこれらを分離して、各々の目に対応する像のみを供給するようにしたものがある。
 また、液晶表示装置の表示パネルに光の透過領域と遮断領域とがストライプ状に形成された視差バリアを組み合わせ、観察者側においてフィルタシステム等の視覚的補助具を使用しなくても3D画像が認識される(自動立体表示)ようにした液晶表示装置もある。すなわち、表示パネルにて生成される右目用画像および左目用画像に対して視差バリアによって特定の視野角が与えられ、空間上の特定の観察領域からであれば、各々の目に対応する像のみが視認され、観察者において3D画像が認識される。
 このように、液晶表示装置に視差バリアを設けることにより、自動立体表示を行う装置は、例えば特許文献1において開示されている。尚、上記特許文献1では、視差バリアとしてパターン化位相差板と偏光板とを組み合わせて用いた構成が開示されている。
 また、上記パターン化位相差板は、透明基板上に配向膜および液晶層を形成してなる光学リタデーション板により具備される。光学リタデーション板の製造方法を開示するものとして特許文献2がある。
特開平10−229567号公報(公開日平成10年8月25日) 特開2000−98133号公報(公開日平成12年4月7日)
 ところが、上記特許文献2に記載の光学リタデーション板の製造方法においては、以下のような問題がある。
 すなわち、上記特許文献2における光学リタデーション板の製造方法では、先ず、透明基板上に配向膜を形成した後、該配向膜にラビング処理を施して所定の配向状態を与える。そして、上記配向膜上にUV硬化型液晶溶液を塗布し、これにUV(紫外線)を照射することによって液晶を硬化(高分子化)させ液晶層を形成する。
 ここで、塗布された液晶溶液にUVを照射し液晶層を形成する段階において、その雰囲気中に酸素が存在すると液晶の硬化が生じない。このため、UV照射前には、製造途中の光学リタデーション板が入れられたUV照射槽の中に窒素をパージし、該UV照射槽内の酸素を追い出した状態でUV照射が行われる。
 しかしながら、上記方法では、窒素をパージすることによって上記UV照射槽内においてダストが舞いやすく、このダストの影響によって製造される光学リタデーション板に欠陥が生じやすくなるといった問題がある。また、このダストの問題を解決するために上記UV照射槽内の清浄度を上げることは、製造装置にかかるコストアップを招来する。また、上記UV照射槽の置かれた作業室内の酸素濃度が窒素パージによって著しく低下し、作業環境が悪化するといった問題もある。
 本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、製造装置のコストアップを招来することなく、ダストによる欠陥の無い光学リタデーション板を製造することができる光学リタデーション板の製造方法を提供することにある。
 本発明の光学リタデーション板の製造方法は、上記の課題を解決するために、基板素材上に所定の配向状態が与えられた配向膜を形成する配向膜形成工程と、上記配向膜形成工程によって形成された配向膜上に、低分子液晶溶液を塗布する液晶溶液塗布工程と、上記液晶溶液塗布工程によって塗布された低分子液晶溶液を、真空雰囲気中で高分子化させることで硬化させ、高分子液晶層を形成する液晶層形成工程とを含むことを特徴としている。
 また、上記光学リタデーション板の製造方法において、上記液晶層形成工程は、上記低分子液晶溶液に真空雰囲気中で紫外線を照射する工程であることが好ましい。
 本発明の光学リタデーション板の製造方法は、以上のように、基板素材上に所定の配向状態が与えられた配向膜を形成する配向膜形成工程と、上記配向膜形成工程によって形成された配向膜上に、低分子液晶溶液を塗布する液晶溶液塗布工程と、上記液晶溶液塗布工程によって塗布された低分子液晶溶液を、真空雰囲気中で高分子化させることで硬化させ、高分子液晶層を形成する液晶層形成工程とを含む構成である。
 それゆえ、配向膜形成工程にて形成された配向膜上に、液晶溶液塗布工程にて低分子液晶溶液を塗布し、液晶層形成工程にて該低分子液晶溶液を硬化(高分子化)させることによって上記配向膜上に光学リタデーション膜として作用する液晶層を形成できる。
 そして、上記液晶層形成工程において、硬化槽内の酸素除去のために真空引きの処理を行うことで、空気と共に硬化槽内のダストも吸引され、該硬化槽内でダストが舞うといった問題が発生しにくく、ダストによる液晶層の形成における欠陥が抑制されるといった効果を奏する。また、上記硬化槽内を真空引きするための機構(真空ポンプ等)は比較的安価であり、製造装置のコストアップを招来しない。
 また、上記光学リタデーション板の製造方法において、上記液晶層形成工程は、上記低分子液晶溶液に真空雰囲気中で紫外線を照射する工程であることが好ましい。
 それゆえ、真空雰囲気とされた上記硬化槽内において、低分子液晶溶液を容易に硬化(高分子化)させることができるといった効果を奏する。
 本発明の実施の一形態について図1ないし図6に基づいて説明すれば、以下の通りである。尚、本実施の形態においては、2D/3D切替型液晶表示パネルにおいて使用されるパターン化位相差板の製造方法として本発明を例示する。
 但し、このようなパターン化位相差板が使用可能な液晶表示パネルは、2D/3D切替型液晶表示パネルに限定されるものではなく、3D表示の代わりに視差バリア手段によって分離される2つの画像のそれぞれに異なる映像ソースを表示する画面表示を行うような液晶表示パネルに適用することも可能である。
 このような液晶表示パネルの使用法の一例として、自動車の運転席のドライバーにカーナビゲーションシステムの映像を表示し、かつ助手席の同乗者にテレビ放送の映像を表示するような表示装置への利用が考えられる。複数の観察者に異なる映像を表示する場合には、それぞれの画素を透過した光が、所定の距離をおいた複数の観察者のそれぞれが観察すべき映像として分離できるように、視差バリアの遮光部と透過部の配置パターンを適宜設定すればよい。
 先ず、本実施の形態に係る2D/3D切替型液晶表示パネルの概略構成を図2を参照して説明する。
 上記2D/3D切替型液晶表示パネルは、図2に示すように、表示用液晶パネル10、パターン化位相差板20、スイッチング液晶パネル30を貼り合わせた構成となっている。
 表示用液晶パネル10は、TFT液晶表示パネルとして具備されており、第1の偏光板11、対向基板12、液晶層13、アクティブマトリクス基板14、および第2の偏光板15が積層されてなり、アクティブマトリクス基板14には、表示を行うべき画像に対応した画像データがFPC(Flexible Printed Circuits)等の配線51を介して入力される。
 すなわち、上記表示用液晶パネル10は、上記2D/3D切替型液晶表示パネルに対し、画像データに応じた表示画面を生成する機能を与えるために備えられている。尚、表示画面を生成する機能を有するものであれば、表示用液晶パネル10における表示方式(TN方式やSTN方式)や駆動方式(アクティブマトリクス駆動やパッシブマトリクス駆動)は特に限定されるものではない。
 パターン化位相差板20は、視差バリアの一部として機能するものであり、図3(a)に示すように、透明基板21上に配向膜22を形成し、さらにその上に液晶層23を積層してなる構成である。また、パターン化位相差板20のアクティブエリアにおいては、図3(b)に示すように、それぞれ、偏光状態の異なる第1の領域20A(図中、斜線部にて示す)と第2の領域20B(図中、射影部にて示す)とが交互にストライプ状に形成されている。
 スイッチング液晶パネル30は、駆動側基板31、液晶層32、対向基板33、および第3の偏光板34が積層されてなり、駆動側基板31には液晶層32のON時に駆動電圧を印加するための配線52が接続されている。
 スイッチング液晶パネル30は、液晶層32のON/OFFに応じて該スイッチング液晶パネル30を透過する光の偏光状態を切り替えるために配置されている。尚、スイッチング液晶パネル30は表示用液晶パネル10のようにマトリクス駆動される必要は無く、駆動側基板31および対向基板33に備えられる駆動電極は該スイッチング液晶パネル30のアクティブエリア全面に形成されればよい。
 次に、上記構成の2D/3D切替型液晶表示パネルの表示動作について説明する。
 先ず、図2に示す2D/3D切替型液晶表示パネルにおいて、各構成部材の光学軸の方向を図4にて例示する。尚、図4において示される光学軸は、液晶パネルおよび位相差板では配向膜における遅相軸の方向(すなわち、配向膜に対するラビング方向)、偏光板では透過軸の方向である。
 図4の構成では、光源から出射された入射光は、最初に、スイッチング液晶パネル30の第3の偏光板34によって偏光される。また、スイッチング液晶パネル30は、3D表示時はOFFの状態で1/2波長板として作用する。
 また、スイッチング液晶パネル30を通過した光は、次にパターン化位相差板20に入射される。パターン化位相差板20の第1の領域20Aと第2の領域20Bとでは、そのラビング方向、すなわち遅相軸の方向が異なるため、第1の領域20Aを通過した光と第2の領域20Bを通過した光とでは、その偏光状態が異なる。図4の例では、第1の領域20Aを通過した光と第2の領域20Bを通過した光との偏光軸が90°異なっている。また、パターン化位相差板20は、液晶層23の複屈折率異方性と膜厚により1/2波長板として作用するように設定されている。
 パターン化位相差板20を通過した光は、表示用液晶パネル10の第2の偏光板15に入射される。3D表示時には、パターン化位相差板20の第1の領域20Aを通過した光の偏光軸は第2の偏光板15の透過軸と平行であり、第1の領域20Aを通過した光は偏光板15を透過する。一方で、第2の領域20Bを通過した光の偏光軸は第2の偏光板15の透過軸と90°の角度をなし、第2の領域20Bを通過した光は偏光板15を透過しない。
 すなわち、図4の構成では、パターン化位相差板20との第2の偏光板15との関連した光学作用によって視差バリアの機能が達成され、パターン化位相差板20における第1の領域20Aが透過領域、第2の領域20Bが遮断領域となる。
 第2の偏光板15を通過した光は、表示用液晶パネル10の液晶層13において黒表示を行う画素と白表示を行う画素とで異なる光学変調を受け、白表示を行う画素によって光学変調を受けた光のみが第1の偏光板11を透過することで画像表示が行われる。
 この時、上記視差バリアの透過領域を通過することや特定の視野角が与えられた光が、表示用液晶パネル10において右目用画像および左目用画像のそれぞれに対応する画素を通過することで右目用画像と左目用画像とが異なる視野角に分離され、3D表示が行われる。
 また、2D表示が行われる場合には、スイッチング液晶パネル30がONされ、該スイッチング液晶パネル30を通過する光に対して光学変調が与えられない。スイッチング液晶パネル30を通過した光は、次にパターン化位相差板20を通過することで、第1の領域20Aを通過した光と第2の領域20Bを通過した光とで異なる偏光状態が与えられる。
 しかしながら、2D表示の場合では、3D表示の場合とは異なり、スイッチング液晶パネル30での光学変調作用が無いため、パターン化位相差板20を通過した光の偏光軸は、第2の偏光板15の透過軸に対して、左右対称の角度のずれが生じることとなる。このため、パターン化位相差板20の第1の領域20Aを通過した光、第2の領域20Bを通過した光ともに、第2の偏光板15を同じ透過率で透過し、パターン化位相差板20と第2の偏光板15との関連した光学作用による視差バリアの機能が達成されず(特定の視野角が与えられない)、2D表示となる。
 続いて、上記2D/3D切替型液晶表示パネルの組立工程を、図5を参照して説明する。
 本実施の形態に係る2D/3D切替型液晶表示パネルは、それぞれ別々に製造された表示用液晶パネル10、パターン化位相差板20、およびスイッチング液晶パネル30を貼り合わせることによって完成する。
 上記2D/3D切替型液晶表示パネルの組立工程では、図5に示すように、表示用液晶パネル10にパターン化位相差板20が接着剤にて貼り合わされる(S1)。
 さらに、パターン化位相差板20付の表示用液晶パネル10に、接着剤によってスイッチング液晶パネル30を貼り合わせることにより、2D/3D切替型液晶表示パネルが完成する(S2〜S3)。
 本発明は、特にパターン化位相差板20の製造工程においての液晶層23の硬化方法に特徴がある。ここで、パターン化位相差板20の製造工程を、図1および図6を参照して説明する。
 パターン化位相差板20の製造工程においては、図1に示すように、先ず、基板(基板素材)21となる素ガラスに対して洗浄を行い、洗浄された基板の片面にポリイミドを塗布し焼成することで配向膜22を形成する(S11〜S13)。次に、配向膜22に対して1回目のラビング処理(第1ラビング)を行う(S14)。第1ラビングにおけるラビング方向は、第2の領域20Bのラビング方向とする。上記S11〜S14の処理が終了した状態を図6(a)に示す。
 第1ラビング後、洗浄された基板の配向膜22上にレジストを塗布して仮焼きすることで、レジスト層51が形成される(S15〜S16)。上記S15〜S16の処理が終了した状態を図6(b)に示す。
 レジスト層51の形成後、露光、現像、乾燥の工程によって該レジスト層51がパターニングされる(S17〜S18)。パターニングされたレジスト層51は、パターン化位相差板20の第2の領域20Bとなる箇所をマスクする。上記S17〜S18の処理が終了した状態を図6(c)に示す。
 こうしてレジスト層51がパターニングされた後の基板に対し、該レジスト層51側から2回目のラビング処理(第2ラビング)が行われる(S19)。この第2ラビングにおけるラビング方向は、第1の領域20Aのラビング方向とする。この時、配向膜22がレジスト層51で覆われた第2の領域20Bでは、第1ラビングによって形成された遅相軸の向きが維持されるが、レジスト層51で覆われずに露出した第1の領域20Aでは、第2ラビングのラビング方向に沿った遅相軸の向きとなる。上記S19の処理が終了した状態を図6(d)に示す。
 第2ラビング後、洗浄された基板の配向膜22上に残っているレジスト層51に対して再度、露光、現像により、該レジスト層51が除去され、その後、乾燥される(S20〜S22)。上記S20〜S22の処理が終了した状態を図6(e)に示す。
 レジスト層51が除去された後の基板に対しては、配向膜22上にUV硬化型液晶溶液(低分子液晶溶液)がスピンコート法等によって塗布され、さらに該UV硬化型液晶溶液にUV照射を行うことによって液晶分子が架橋され高分子化される(S23〜S25)。このUV照射処理においては、UV硬化型液晶溶液が塗布された基板は、図示しないUV照射槽に入れられ、該UV照射槽内を真空に引くことによって真空雰囲気中に置かれる(S24)。こうして、UV硬化型液晶溶液中の液晶分子が高分子化することで、該UV硬化型液晶溶液が硬化し、液晶層23が形成される。上記S23〜S25の処理が終了した状態を図1(f)に示す。
 上記S11〜S25の処理は、複数のパターン化位相差板20を1枚の大型基板上に一括して形成するように実施される。このため、複数のパターン化位相差板20が形成された基板を個々のパターン化位相差板20に分断し、検査することで、パターン化位相差板20が完成する(S26〜S28)。
 以上のように、本実施の形態に係るパターン化位相差板20の製造方法では、S25におけるUV照射工程前に、S24において、UV硬化型液晶溶液が塗布された基板の入れられたUV照射槽内を真空引きする工程が実施される。この真空引きの工程によっての酸素が除去され、UV硬化型液晶溶液の硬化による液晶層23の形成が良好に行える。
 このような真空引きの処理では、空気と共にダストも吸引され、UV照射槽内に窒素をパージする従来の工程とは異なり、UV照射槽内でダストが舞うといった問題が発生しにくく、ダストによる液晶層23の形成における欠陥が抑制される。また、UV照射槽内を真空引きするための機構(真空ポンプ等)は比較的安価であり、製造装置のコストアップを招来しない。
 尚、本実施の形態においては、本発明を適用して製造される光学リタデーション板として、2D/3D切替型液晶表示パネル等の視差バリアにて用いられるパターン化位相差板を例示している。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、配向膜の上にUV硬化型液晶溶液を塗布し、これにUV照射し、硬化させて液晶層を形成するものであれば、他の利用に供される光学リタデーション板の製造方法においても本発明は適用可能である。
 また、上記説明では、液晶層23の形成はUV硬化型液晶溶液にUVを照射することで行われおり、この構成では、真空雰囲気とされたUV照射槽内において、UV硬化型液晶溶液を容易に硬化(高分子化)させることができる。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図1のS23において塗布する液晶溶液を熱硬化型液晶溶液として、S25では加熱による硬化によって液晶層を形成するものであってもよい。
本発明の一実施形態を示すものであり、パターン化位相差板の製造工程を示すフローチャートである。 上記パターン化位相差板が用いられる2D/3D切替型液晶表示パネルの概略構成を示す断面図である。 上記パターン化位相差板の構成を示すものであり、図3(a)は断面図、図3(b)は平面図である。 上記2D/3D切替型液晶表示パネルにおける各構成部材の光学軸の方向を示す図である。 上記2D/3D切替型液晶表示パネルの組立工程を示すフローチャートである。 図6(a)〜図6(f)は、上記パターン化位相差板の製造工程を示す断面図である。
符号の説明
20  パターン化位相差板(光学リタデーション板)
21  透明基板(基板素材)
22  配向膜
23  液晶層

Claims (2)

  1.  基板素材上に所定の配向状態が与えられた配向膜を形成する配向膜形成工程と、
     上記配向膜形成工程によって形成された配向膜上に、低分子液晶溶液を塗布する液晶溶液塗布工程と、
     上記液晶溶液塗布工程によって塗布された低分子液晶溶液を、真空雰囲気中で高分子化させることで硬化させ、高分子液晶層を形成する液晶層形成工程とを含むことを特徴とする光学リタデーション板の製造方法。
  2.  上記低分子液晶溶液としてUV硬化型液晶溶液を用いるものであり、
     上記液晶層形成工程は、上記UV硬化型液晶溶液に真空雰囲気中で紫外線を照射する工程であることを特徴とする請求項1に記載の光学リタデーション板の製造方法。
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