JP2004138442A - 回路基板の精度測定装置および回路基板検査装置の精度測定方法 - Google Patents

回路基板の精度測定装置および回路基板検査装置の精度測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004138442A
JP2004138442A JP2002301903A JP2002301903A JP2004138442A JP 2004138442 A JP2004138442 A JP 2004138442A JP 2002301903 A JP2002301903 A JP 2002301903A JP 2002301903 A JP2002301903 A JP 2002301903A JP 2004138442 A JP2004138442 A JP 2004138442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
laser
measured
spot diameter
measuring device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002301903A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Takizawa
滝澤 稔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2002301903A priority Critical patent/JP2004138442A/ja
Publication of JP2004138442A publication Critical patent/JP2004138442A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、PWB、PCB等の回路基板を検査する際に、表面凹凸差がある測定対象物であっても、形状や寸法を正確に測定することのできる回路基板の精度測定装置および回路基板測定装置の精度測定方法を提供することを課題とする。
【解決手段】判定部6は、レーザ集光ユニット4の入射光量に伴う出力の変化から、被測定回路基板1上の表面凹凸が大きい測定対象部分1aと、表面凹凸が小さい測定対象部分1bとを判定し、その判定信号を制御部7に送出する。制御部7は、判定部6の判定信号に従い、レーザスポット径の大きい大径レーザ光照射ユニット2A、若しくはレーザスポット径の小さい小径レーザ光照射ユニット2Bを選択し駆動制御する。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、PWB、PCB等の回路基板検査、PCB製造ライン等に適用して好適な回路基板の精度測定装置および回路基板測定装置の精度測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、PWB(プリント配線板)の接続用電極形状、PCB(プリント回路板)の電子部品形状、実装位置などを測定する手段として、レーザ変位測定装置が用いられる。
【0003】
しかしながら、従来のこの種レーザ変位測定装置は、反射レーザ光を集光する機構が1箇所であり、レーザスポット径が固定であることから、以下のような問題があった。
【0004】
即ち、例えばプリント配線板を構成するガラスエポキシの表面凹凸差が10μm程度あるにもかかわらず、プリント配線板上に形成される表面電極の表面凹凸差は1μm程度であるように、その測定対象物により表面凹凸には大きな差がある。このように測定対象物ごとに表面凹凸が異なるものを測定する際に、測定対象物からの反射レーザ光を集光する機構が1箇所であることから、ある特定の表面凹凸の測定対象物は測定できても、それ以外の表面凹凸の測定対象物は測定できないという不都合があった。また同様に、測定対象物に照射されるレーザのレーザスポット径が1種類に固定されていることから、ある特定の表面凹凸の測定対象物は測定できても、それ以外の表面凹凸の測定対象物は測定できないという不都合があった。尚、レーザの照射スポット径を切り替える機構としては、例えばワークの平坦部分と開先部分とでレーザの照射スポット径を切り替える機構が存在する(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特願平10−47934号公報(図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来では、PWBの接続用電極形状、PCBの電子部品形状、実装位置などを測定する手段として用いられる、レーザ変位測定装置は、反射レーザ光を集光する機構が1箇所であり、レーザスポット径が固定であることから、ある特定の表面凹凸の測定対象物は測定できても、それ以外の表面凹凸の測定対象物は測定できないという不都合があった。
【0007】
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、PWB、PCB等の回路基板を検査する際に、表面凹凸差がある測定対象物であっても、形状や寸法を正確に測定することのできる回路基板の精度測定装置および回路基板測定装置の精度測定方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、被検査回路基板に於ける基板および実装部品等を対象とした測定対象物の材質、形状、粗さなどを認識し、その認識結果をレーザスポット径調整機構にフィードバックして、その測定対象物に合わせたレーザスポット径を選択し照射することを特徴とする。これにより、測定対象物の表面凹凸状態に合せた最適レーザスポット径を常に選択でき、表面粗さが異なる測定対象部分について各々正確な測定が可能となる。
【0009】
即ち、本発明は、レーザ変位測定装置を用いて回路基板の精度を測定する精度測定装置に於いて、被検査回路基板の被測定部分の表面粗さを認識し、当該認識結果をもとに、前記被検査回路基板の被測定部分に照射する測定用レーザのスポット径を可変する手段を具備したことを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、レーザ変位測定装置を用いて回路基板の精度を測定する精度測定装置に於いて、被検査回路基板の被測定位置座標を認識して、当該認識した位置座標をもとに、前記被検査回路基板の被測定部分に照射する測定用レーザのスポット径を可変する手段を具備したことを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、レーザ変位測定装置を用いて回路基板の精度を測定する精度測定装置に於いて、被検査回路基板上に実装された部品を認識して、当該認識結果をもとに、前記被検査回路基板の被測定部分に照射する測定用レーザのスポット径を可変する手段を具備したことを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、上記精度測定装置に於いて、前記被検査回路基板の被測定部分に照射するレーザのスポット径をレンズ若しくは透過孔を切り替えて可変する手段を具備したことを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、上記精度測定装置に於いて、レーザスポット径の異なる複数のレーザ照射器を選択的に用いて、前記被検査回路基板の被測定部分に照射するレーザのスポット径を可変する手段を具備したことを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、上記精度測定装置に於いて、前記レーザの反射光を受光するレーザ集光器の出力信号をもとに、前記被検査回路基板の被測定部分に照射するレーザのスポット径を可変する手段を具備したことを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、上記精度測定装置に於いて、プリント基板設計CADのデータをもとに、前記被検査回路基板の被測定部分に照射するレーザのスポット径を可変する手段を具備したことを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、被検査回路基板上に測定用のレーザ光を照射するレーザ照射器と、前記レーザ照射器より照射され前記被検査回路基板上で反射したレーザ光を受光するレーザ集光器とを具備する回路基板測定装置の精度測定方法であって、前記レーザ集光器の出力をもとに、前記被検査回路基板の被測定部分に照射するレーザのスポット径を切り替えることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0018】
図1は本発明の第1実施形態に於ける、レーザ変位測定機構を用いた回路基板精度測定装置の構成を示すブロック図である。
【0019】
この第1実施形態によるレーザ変位測定機構を用いた回路基板精度測定装置は、レーザスポット径を異にする複数のレーザ光照射ユニットをレーザ集光ユニットの出力変化(入射光量の変化)に応じて切り替える構成としたもので、ここでは、2つのレーザ光照射ユニット2A,2Bと、1つ若しくは複数のレーザ集光ユニット4と、判定部6、および制御部7を有して構成される。
【0020】
上記2つのレーザ光照射ユニット2A,2Bのうち、レーザ光照射ユニット2Aは、被測定回路基板1の表面凹凸が大きい測定対象部分(例えば基板表面)1aに適合するレーザスポット径(例えば直径10μm)のレーザ光(s1)を出力するもので、ここでは大径レーザ光照射ユニットと称す。
【0021】
また、レーザ光照射ユニット2Bは、被測定回路基板1の表面凹凸が小さい測定対象部分(例えば銅箔パターン形成面)1bに適合するレーザスポット径(例えば直径1μm)のレーザ光(s2)を出力するもので、ここでは小径レーザ光照射ユニットと称す。
【0022】
レーザ集光ユニット4は、大径レーザ光照射ユニット2Aから出力されるレーザ光(s1)が被測定回路基板1上を反射した反射光(r1)、および小径レーザ光照射ユニット2Bから出力されるレーザ光(s2)が被測定回路基板1上を反射した反射光(r1)を受光(集光)する。このレーザ集光ユニット4の出力は判定部6に送られるとともに、図示しないレーザ変位測長システムに送られて具体的な数値に変換される。尚、ここでは、レーザ集光ユニット4を1個のみ示しているが、測定部分に於ける表面凹凸の差が大きい場合は、その測長範囲に応じて複数個設けられる。例えば表面凹凸が0.1μm〜20μm程度の測定対象物を測定対象とする場合は2ユニットで十分であるが、それ以上の測定対象幅をもたせる場合は3ユニット以上の設置が必要となる。
【0023】
判定部6は、レーザ集光ユニット4の入射光量に伴う出力の変化から、被測定回路基板1上の表面凹凸が大きい測定対象部分(例えば表面凹凸が10μm程度の基板面)1aと、表面凹凸が小さい測定対象部分(例えば表面凹凸が1μm程度の銅箔形成面)1bとを判定し、その判定信号を制御部7に送出する。
【0024】
制御部7は、判定部6の判定信号に従い、大径レーザ光照射ユニット2A、若しくは小径レーザ光照射ユニット2Bを選択し駆動制御する。
【0025】
ここで、上記図1に示すレーザ変位測定機構を用いた回路基板精度測定装置の動作を説明する。
【0026】
回路基板精度測定装置内には、一定速度で所定の方向に移送される被測定回路基板1に対して、レーザ光を照射する大径レーザ光照射ユニット2A、小径レーザ光照射ユニット2Bと、反射光が入射される1個または複数個のレーザ集光ユニット4とで構成されるレーザ変位測定機構が設けられる。
【0027】
このレーザ変位測定機構に設けられた2つのレーザ光照射ユニット2A,2Bは、そのいずれか一方が選択され駆動されて、そのレーザ光が測定対象物に照射される。レーザ光はその測定対象物の凹凸具合に従って、所定の入射角と反射角の関係を保ちながら、測定対象物より反射光を放ち、レーザ照射ユニット4に集光されて、図示しないレーザ変位測長システムにより具体的な数値に変換される。レーザ集光ユニット4の設置数は、概ね表面凹凸が約0.1μm〜20μm程度の状態を測定対象とする場合、2ユニットで十分であるが、それ以上の測定対象幅をもたせる場合は3ユニット以上の設置が必要となる。
【0028】
ここで上記したような2つのレーザ光照射ユニット2A,2Bをもつレーザ変位測定機構を用いた回路基板精度測定装置の動作を説明する。
【0029】
上記測定装置内に於いて、一定の速度で移動する被測定回路基板1に対して、制御部7の制御の下に、先ず、基板面の表面凹凸に照準を合わせた大径レーザ光照射ユニット2Aが駆動されて、大径レーザ光照射ユニット2Aより出力されたレーザ光(s1)が、被測定回路基板1の表面凹凸が大きい測定対象部分(基板面)1aに照射され、その反射光(r1)がレーザ集光ユニット4に入射される。
【0030】
被測定回路基板1が所定の方向に一定速度で移動し、被測定回路基板1上に於ける、大径レーザ光照射ユニット2Aより出力されたレーザ光(s1)の照射位置が表面凹凸が大きい測定対象部分(基板面)1aから表面凹凸が小さい測定対象部分(銅箔面)1bに変わると、その際のレーザ集光ユニット4に入射される反射光(r1)の入射光量の変化から、測定対象部分の表面凹凸に変化が生じたことが判定部6により判定され、その判定信号を制御部7に送出する。
【0031】
制御部7は、判定部6より上記判定信号を受けると、上記大径レーザ光照射ユニット2Aに代わって小径レーザ光照射ユニット2Bを選択し駆動する。これにより、小径レーザ光照射ユニット2Bから出力されたレーザ光(s2)が、被測定回路基板1の表面凹凸が小さい測定対象部分(銅箔面)1bに照射され、その反射光(r2)がレーザ集光ユニット4に入射される。
【0032】
このようにして、測長用レーザのスポット径が測定対象物の表面凹凸状態に合せて自動的に選択され切り替わることから、表面粗さが異なる測定対象部分について常に最適なレーザスポット径にて測定が行える。
【0033】
図2は本発明の第2実施形態に於ける、レーザ変位測定機構を用いた回路基板精度測定装置の構成を示すブロック図である。
【0034】
この第2実施形態によるレーザ変位測定機構を用いた回路基板精度測定装置は、レーザスポット径を測定対象物の表面凹凸に応じてレンズ(若しくは透過孔)により可変する構成としたもので、ここでは、単一のレーザ光照射ユニット2と、1つ若しくは複数のレーザ集光ユニット4と、レンズ(スポット径)切り替え機構3と、CCDセンサ5と、判定部6、および制御部7を有して構成される。
【0035】
レーザ光照射ユニット2は予め設定されたスポット径の測長用レーザ光を出力し、被測定回路基板1上に照射する。
【0036】
レンズ切り替え機構3は、上記レーザ光照射ユニット2と、被測定回路基板1との間に設けられ、制御部7の制御の下に、レーザ光照射ユニット2より出力され測定対象物に照射されるレーザ光のスポット径を、レーザ光の光路上に介在するレンズを切り替えることにより可変する。ここでは、制御部7の制御の下に、被測定回路基板1の表面凹凸が大きい測定対象部分(例えば基板表面)1aに適合する、レーザスポット径が例えば直径10μm程度のレーザ光(s1)と、被測定回路基板1の表面凹凸が小さい測定対象部分(例えば銅箔パターン形成面)1bに適合する、レーザスポット径が例えば直径1μm程度のレーザ光(s2)とに切り替えるものとする。
【0037】
レーザ集光ユニット4は、レンズ切り替え機構3のレンズを介して出力されるレーザ光(s1,s2)の各反射光(r1,r2)を受光(集光)する。このレーザ集光ユニット4の出力は図示しないレーザ変位測長システムに送られて具体的な数値に変換される。尚、ここでは、レーザ集光ユニット4を1個のみ示しているが、上記した第1実施形態と同様に、必要に応じて複数ユニット設置される。
【0038】
CCDセンサ5は、測定装置内に於いて、一定の速度で所定の方向に移送される、被測定回路基板1の板面上を走査して、表面凹凸の大きさに応じたセンサ出力信号を判定部に送出する。
【0039】
判定部6は、CCDセンサ5より得られたセンサ出力信号の変化から、被測定回路基板1上の表面凹凸が大きい測定対象部分(例えば表面凹凸が10μm程度の基板面)1aと、表面凹凸が小さい測定対象部分(例えば表面凹凸が1μm程度の銅箔形成面)1bとを判定し、その判定信号を制御部7に送出する。
【0040】
制御部7は、判定部6の判定信号に従い、レンズ切り替え機構3を駆動し、レーザ光照射ユニット2より出力されるレーザ光の光路上でレンズを切り替えて、測定対象物に照射されるレーザ光を、被測定回路基板1の表面凹凸が大きい測定対象部分(例えば基板表面)1aに適合する、レーザスポット径が大きな(例えば直径10μm程度)のレーザ光(s1)と、被測定回路基板1の表面凹凸が小さい測定対象部分(例えば銅箔パターン形成面)1bに適合する、レーザスポット径が小さな(例えば直径1μm程度)のレーザ光(s2)とに切り替える。
【0041】
ここで、上記図2に示すレーザ変位測定機構を用いた回路基板精度測定装置の動作を説明する。
【0042】
被測定回路基板1は、測定装置内に於いて、一定の速度で所定の方向に移送される。レーザ光照射ユニット2は予め設定されたスポット径の測長用レーザ光を出力し上記被測定回路基板1上に照射する。
【0043】
上記レーザ光照射ユニット2と被測定回路基板1との間に設けられたレンズ切り替え機構3は、制御部7の制御の下に、レーザ光照射ユニット2より出力され測定対象物に照射されるレーザ光のスポット径を、光路上のレンズを切り替えることにより可変する。ここでは、先ず、基板面の表面凹凸に照準を合わせたレーザ光(s1)が、被測定回路基板1の表面凹凸が大きい測定対象部分(基板面)1aに照射され、その反射光(r1)がレーザ集光ユニット4に入射される。
【0044】
CCDセンサ5は、一定の速度で所定の方向に移送される被測定回路基板1の板面上を走査して、表面凹凸の大きさに応じたセンサ出力信号を判定部に送出する。
【0045】
判定部6は、CCDセンサ5のセンサ出力監視し、その出力変化から、被測定回路基板1上に於ける上記レーザ光(s1)の照射位置が表面凹凸が大きい測定対象部分(基板面)1aから表面凹凸が小さい測定対象部分(銅箔面)1bに変ることを判定すると、その判定信号を制御部7に送出する。
【0046】
制御部7は、判定部6より上記判定信号を受けると、レンズ切り替え機構3を駆動制御して、レーザ光照射ユニット2より出力されるレーザ光の光路上にあるレンズを切り替え、上記レーザ光(s1)に代わって、小さなレーザスポット径のレーザ光(s2)を被測定回路基板1上に照射する。
【0047】
このようにして、測長用レーザのスポット径が測定対象物の表面凹凸状態に合せて自動的に選択され切り替わることから、表面粗さが異なる測定対象部分について常に最適なレーザスポット径にて測定が行える。
【0048】
次に、上記した、図1に示す第1実施形態によるレーザ変位測定機構を用いた回路基板精度測定装置、若しくは図2に示す第2実施形態によるレーザ変位測定機構を用いた回路基板精度測定装置の具体的な適用例について図3乃至図5を参照して説明する。
【0049】
図3は上記図1に示す精度測定装置、若しくは図2に示す精度測定装置が適用されるPCB製造ラインの構成を示すブロック図である。図4および図5は上記PCB製造ラインに設けられる管理システムの構成を示すブロック図である。
【0050】
図3に示すPCB製造ラインでは、そのライン上に、ローダ11を備えた第1工程101、バーコードリーダ12を備えた第2工程102、基板測定装置13を備えた第3工程103、基板クリーナ14を備えた第4工程104、はんだ印刷機15を備えた第5工程105、印刷精度測定装置16を備えた第6工程106、高速マウンタ17を備えた第7工程107、精度測定装置18を備えた第8工程108、多機能マウンタ19を備えた第9工程109、精度測定装置20を備えた第10工程110、リフロー装置21を備えた第11工程111、外観検査装置22を備えた第12工程112、X線検査装置23を備えた第13工程113、アンローダ14を備えた第14工程114等が設けられる。
【0051】
また、上記基板測定装置13を備えた第3工程103には、基板測定装置13の測定データおよびバス10上のデータをもとに不良検知のための各種の処理を行う処理装置(PC)31が設けられる。印刷精度測定装置16を備えた第6工程106には、印刷精度測定装置16の測定データおよびバス10上のデータをもとに不良検知のための各種の処理を行う処理装置(PC)32が設けられる。精度測定装置18を備えた第8工程108には、精度測定装置18の測定データおよびバス10上のデータをもとに不良検知のための各種の処理を行う処理装置(PC)33が設けられる。精度測定装置20を備えた第10工程110には、精度測定装置20の測定データおよびバス10上のデータをもとに不良検知のための各種の処理を行う処理装置(PC)34が設けられる。外観検査装置22を備えた第12工程112には、外観検査装置22の検査データおよびバス10上のデータをもとに不良検知のための各種の処理を行う処理装置(PC)35が設けられる。X線検査装置23を備えた第13工程113には、X線検査装置23の検査データおよびバス10上のデータをもとに不良検知のための各種の処理を行う処理装置(PC)36が設けられる。
【0052】
これら各処理装置(PC)31,32,…36は、相互にバス10を介して接続され、当該バス10上に不良判定データ蓄積サーバ30が設けられる。
【0053】
第3工程103に設けられた基板測定装置13、第5工程105に設けられた、はんだ印刷機15、および第6工程106に設けられた印刷精度測定装置16には、それぞれオフライン工程202に設けられたメタルマスク精度測定装置28より、メタルマスクデータ(Dm)が供給される。
【0054】
第7工程107に設けられた高速マウンタ17、第8工程108に設けられた精度測定装置18、第9工程109に設けられた多機能マウンタ19、第10工程110に設けられた精度測定装置20、および第12工程112に設けられた外観検査装置22には、それぞれ部品データ(Dp)が供給される。
【0055】
ローダ11を備えた第1工程101では、基板(PWB)をラインに投入する。バーコードリーダ12を備えた第2工程102では、基板(PWB)のバーコードを認識する。基板測定装置13を備えた第3工程103では、基板のパッド寸法精度、レジスト精度、板厚、反り等を測定する。基板クリーナ14を備えた第4工程104では、基板に付着した塵埃を除去する。はんだ印刷機15を備えた第5工程105では、はんだペーストを印刷する。印刷精度測定装置16を備えた第6工程106では、はんだペーストの印刷状態、メタルマスクの状態等をチェックする。高速マウンタ17を備えた第7工程107では、基板にチップ部品等を装着(マウント)する。精度測定装置18を備えた第8工程108では、第7工程107でマウントされたチップ部品等の装着状態をチェックする。多機能マウンタ19を備えた第9工程109では、コネクタ、特定チップ等の異形部品を装着(マウント)する。精度測定装置20を備えた第10工程110では、第9工程107でマウントされた異形部品の装着状態をチェックする。リフロー装置21を備えた第11工程111では、はんだ溶解によるリフロー処理を行う。外観検査装置22を備えた第12工程112では、リフロー工程を経た基板(PCB)の不良状態検査を行う。外観検査装置22は測定の結果のデータを対応する処理装置(PC)35に送出する。X線検査装置23を備えた第13工程113では、外観検査でチェックできない部品接合部等のチェックを行う。X線検査装置23は、検査結果のデータを対応する処理装置(PC)36に送出する。アンローダ14を備えた第14工程114では、部品を実装した基板(PCB)を収納する。
【0056】
上記各工程101〜114に於いて、基板(PWB)のパッド寸法精度等を測定する基板測定装置13を備えた第3工程103、基板(PWB)のメタルマスクの状態等をチェックする印刷精度測定装置16を備えた第6工程106、第7工程107を経た基板(PCB)の部品実装状態をチェックする精度測定装置18を備えた第8工程108、第9工程107を経た基板(PCB)の部品実装状態をチェックする精度測定装置20を備えた第10工程110、リフロー工程を経た基板(PCB)の不良状態を検査する外観検査装置22を備えた第12工程112の各々に於いて、上記した、図1に示す第1実施形態による精度測定装置、若しくは図2に示す第2実施形態による精度測定装置を各工程に共通の構成で適用できる。この際、上記各工程(103,106,108,110,112)毎に、最適な複数のレーザスポット径を設定し、上記各工程(103,106,108,110,112)に、上記製造ライン上を流れる基板(PWB,PCB)のCADデータを共通に供給して、上記各工程(103,106,108,110,112)に設けられた測定装置および検査装置(13,16,18,20,22)が、それぞれ上記製造ライン上を流れる基板(PWB,PCB)のCADデータを共通に用い、そのCADデータをもとに測長用レーザ光のスポット径を切り替えて、検査、測定することにより、上記各工程(103,106,108,110,112)毎に、最適な複数のレーザスポット径を選択的に用いて、緻密な精度の高い測定および検査が可能となる。
【0057】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、PWB、PCB等の回路基板を検査する際に、表面凹凸差がある測定対象物であっても、形状や寸法を正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に於けるレーザ変位測定機構を用いた回路基板精度測定装置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第2実施形態に於けるレーザ変位測定機構を用いた回路基板精度測定装置の構成を示すブロック図。
【図3】上記各実施形態に於ける精度測定装置が適用されるPCB製造ラインの構成を示すブロック図。
【図4】上記各実施形態に於ける精度測定装置が適用されるPCB製造ライン管理システムの構成を示すブロック図。
【図5】上記各実施形態に於ける精度測定装置が適用されるPCB製造ライン管理システムの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1…被測定回路基板
1a…表面凹凸が大きい測定対象部分
1b…表面凹凸が小さい測定対象部分
2A…大径レーザ光照射ユニット
2B…小径レーザ光照射ユニット
3…スポット径切り替え機構
4…レーザ集光ユニット
5…CCDセンサ
6…判定部
7…制御部
10…バス
11…ローダ
12…バーコードリーダ
13…基板測定装置
14…基板クリーナ
15…はんだ印刷機
16…印刷精度測定装置
17…高速マウンタ
18…精度測定装置
19…多機能マウンタ
20…精度測定装置
21…リフロー装置
22…外観検査装置
23…X線検査装置
24…アンローダ
25…超音波探傷装置
26…ペースト評価装置
28…メタルマスク精度測定装置
30…不良判定データ蓄積サーバ
31,32,〜36,37…処理装置(PC)
101,102,〜114…ライン上の工程

Claims (8)

  1. レーザ変位測定装置を用いて回路基板の精度を測定する装置に於いて、
    被検査回路基板の被測定部分の表面粗さを認識し、当該認識結果をもとに、前記被検査回路基板の被測定部分に照射する測定用レーザのスポット径を可変する手段を具備したことを特徴とする回路基板の精度測定装置。
  2. レーザ変位測定装置を用いて回路基板の精度を測定する装置に於いて、
    被検査回路基板の被測定位置座標を認識して、当該認識した位置座標をもとに、前記被検査回路基板の被測定部分に照射する測定用レーザのスポット径を可変する手段を具備したことを特徴とする回路基板の精度測定装置。
  3. レーザ変位測定装置を用いて回路基板の精度を測定する装置に於いて、
    被検査回路基板上に実装された部品を認識して、当該認識結果をもとに、前記被検査回路基板の被測定部分に照射する測定用レーザのスポット径を可変する手段を具備したことを特徴とする回路基板の精度測定装置。
  4. 前記レーザのスポット径を可変する手段は、前記被検査回路基板の被測定部分に照射するレーザのスポット径をレンズ若しくは透過孔を切り替えて可変することを特徴とする請求項1または2または3記載の回路基板の精度測定装置。
  5. 前記レーザのスポット径を可変する手段は、レーザスポット径の異なる複数のレーザ照射器を選択的に用いて、前記被検査回路基板の被測定部分に照射するレーザのスポット径を可変することを特徴とする請求項1または2または3記載の回路基板の精度測定装置。
  6. 前記レーザのスポット径を可変する手段は、前記レーザの反射光を受光するレーザ集光器の出力信号をもとに、前記被検査回路基板の被測定部分に照射するレーザのスポット径を可変する請求項1または3記載の回路基板の精度測定装置。
  7. 前記レーザのスポット径を可変する手段は、プリント基板設計CADのデータをもとに、前記被検査回路基板の被測定部分に照射するレーザのスポット径を可変する請求項2記載の回路基板の精度測定装置。
  8. 被検査回路基板上に測定用のレーザ光を照射するレーザ照射器と、前記レーザ照射器より照射され前記被検査回路基板上で反射したレーザ光を受光するレーザ集光器とを具備する回路基板測定装置の精度測定方法であって、
    前記レーザ集光器の出力をもとに、前記被検査回路基板の被測定部分に照射するレーザのスポット径を切り替えることを特徴とする回路基板測定装置の精度測定方法。
JP2002301903A 2002-10-16 2002-10-16 回路基板の精度測定装置および回路基板検査装置の精度測定方法 Pending JP2004138442A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002301903A JP2004138442A (ja) 2002-10-16 2002-10-16 回路基板の精度測定装置および回路基板検査装置の精度測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002301903A JP2004138442A (ja) 2002-10-16 2002-10-16 回路基板の精度測定装置および回路基板検査装置の精度測定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004138442A true JP2004138442A (ja) 2004-05-13

Family

ID=32450129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002301903A Pending JP2004138442A (ja) 2002-10-16 2002-10-16 回路基板の精度測定装置および回路基板検査装置の精度測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004138442A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008304217A (ja) * 2007-06-05 2008-12-18 Fujinon Corp 表面欠陥検査装置
JP2009008553A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Fujinon Corp 欠陥検査装置
JP2010185692A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Hitachi High-Technologies Corp ディスク表面検査装置、その検査システム及びその検査方法
US9500599B2 (en) 2014-01-23 2016-11-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Surface inspection apparatus for semiconductor chips

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008304217A (ja) * 2007-06-05 2008-12-18 Fujinon Corp 表面欠陥検査装置
JP2009008553A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Fujinon Corp 欠陥検査装置
JP2010185692A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Hitachi High-Technologies Corp ディスク表面検査装置、その検査システム及びその検査方法
US9500599B2 (en) 2014-01-23 2016-11-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Surface inspection apparatus for semiconductor chips

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101380359B1 (ko) 탈-축 조명 조립체 및 방법
KR20060116826A (ko) 영상취득장치를 구비한 픽업 배치장치
KR100903882B1 (ko) 레이저 변위센서를 구비한 비전 검사 시스템 및 비전 검사방법
KR100796113B1 (ko) 범프 형상 계측 장치 및 그 방법
JP2007033048A (ja) はんだ接合判定方法,はんだ検査方法,はんだ検査装置およびはんだ検査用プログラムならびに記録媒体
GB2487620A (en) Apparatus and method for testing PCB-mounted integrated circuits
JP4434417B2 (ja) プリント配線板の検査装置
US20200015396A1 (en) Component mounting system and adhesive inspection device
KR100538912B1 (ko) 피크-앤-플레이스 로봇으로 기판 상에 배치된 소자의 위치를 검출하는 방법
US8860456B2 (en) Non-destructive tilt data measurement to detect defective bumps
JP2004138442A (ja) 回路基板の精度測定装置および回路基板検査装置の精度測定方法
JP2003136267A (ja) レーザ加工方法およびレーザ加工装置
JPH0653694A (ja) 電子部品実装機
JP4825643B2 (ja) プリント基板の穴充填部欠陥検査システム及び欠陥検査方法
JP2572201B2 (ja) 基板材料の小径穴加工方法及び装置
KR20040030312A (ko) 전반사거울을 이용한 비전검사장치 및 비젼검사방법
KR101032142B1 (ko) 표면실장부품의 검사장치
WO2013128705A1 (ja) 外観検査装置及び外観検査方法
JPH11251799A (ja) 部品認識方法および部品検査、実装方法
JP3379995B2 (ja) 塗布剤の塗布装置
JP4232638B2 (ja) 光加工装置
JPH0310151A (ja) 物体検査装置
KR100299186B1 (ko) 레이저솔더링에서의접합부의온도변화를이용한접합부접합상태판독방법및장치
JPH02187619A (ja) 実装済プリント基板の検査装置
JP2884581B2 (ja) 実装済プリント基板の検査装置における基準データーの教示方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041102

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050315