JP2004138402A - 侵入検知装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】送信アンテナ12から放射された電波を受信アンテナ13が受信すると、その受信信号の実部成分と虚部成分を復調し、その実部成分と虚部成分を解析して侵入物体を検知する。これにより、自然環境が変化しても、正確に侵入物体を検知することができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、線路内の侵入者や侵入物を検知する侵入検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は例えば特開平10−95338号公報に示された従来の侵入検知装置を示す構成図であり、図において、1,2は線路の両脇に布設された漏洩同軸ケーブル(以下、LCXという)、3はLCX1に対してパルス信号を発信する送信機、4はLCX2により受信されたパルス信号の包絡線を抽出し、その包絡線と侵入物体(例えば、人間や落石などの障害物)が存在していないときの包絡線を比較して、侵入物体を検知する受信機、5はLCX2により受信されたパルス信号の包絡線を抽出するフィルタ、6は侵入物体が存在していないときの包絡線を記憶する記憶装置、7はフィルタ5により抽出された包絡線と記憶装置6に記憶されている包絡線の差分波形を求め、その差分波形から侵入物体を検知する演算器である。
【0003】
次に動作について説明する。
線路内の侵入物体を検知する場合、送信機3がLCX1に対してパルス信号を発信する。
これにより、LCX1からパルス信号が漏洩して、LCX2がそのパルス信号を受信する。
【0004】
受信機4のフィルタ5は、LCX2がパルス信号を受信すると、そのパルス信号の包絡線を抽出し、その包絡線を演算器7に出力する。
受信機4の演算器7は、フィルタ5から包絡線を受けると、その包絡線と記憶装置6に記憶されている包絡線の差分波形を求め、その差分波形から侵入物体を検知する。即ち、フィルタ5から出力された包絡線が、侵入物体が存在しないときの包絡線と異なる場合、侵入物体の存在を検知する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の侵入検知装置は以上のように構成されているので、LCX1,2が風の影響で振動したり、降雨等によって地面等の反射率が変化すると、LCX2により受信されるパルス信号の信号レベルが変動し、その信号レベルの変動が大きくなると侵入物体を誤検知する場合がある課題があった。
【0006】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、自然環境が変化しても、正確に侵入物体を検知することができる侵入検知装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る侵入検知装置は、送信アンテナから放射された電波を受信アンテナが受信すると、その受信信号の実部成分と虚部成分を復調し、その実部成分と虚部成分を解析して侵入物体を検知するようにしたものである。
【0008】
この発明に係る侵入検知装置は、復調手段により復調された実部成分と虚部成分から為る複素信号を周波数データに変換し、その周波数データを構成する正の周波数と負の周波数との差分値が所定の閾値より大きい場合、侵入物体の存在を認定するようにしたものである。
【0009】
この発明に係る侵入検知装置は、正の周波数と負の周波数の絶対値を比較して侵入物体の移動方向を判定するようにしたものである。
【0010】
この発明に係る侵入検知装置は、復調手段により復調された実部成分と虚部成分から共分散行列を計算して、その共分散行列の2次固有値と2次固有ベクトルを求め、その2次固有値と2次固有ベクトルの積が所定の閾値より大きい場合、侵入物体の存在を認定するようにしたものである。
【0011】
この発明に係る侵入検知装置は、アレーアンテナを用いて送信アンテナ及び受信アンテナを構成するようにしたものである。
【0012】
この発明に係る侵入検知装置は、漏洩同軸ケーブルを用いて送信アンテナ及び受信アンテナを構成するようにしたものである。
【0013】
この発明に係る侵入検知装置は、受信アンテナにより受信された受信信号の遅延量から侵入物体の位置を検知するようにしたものである。
【0014】
この発明に係る侵入検知装置は、侵入物体を検知すると警報を発するようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による侵入検知装置を示す構成図であり、図において、11は送信信号を送信アンテナ12に供給する発振器(送信手段)、12は発振器11から送信信号を受けると電波を放射する送信アンテナ、13は送信アンテナ12から放射された電波を受信する受信アンテナである。なお、送信アンテナ12及び受信アンテナ13は、関係者以外の立ち入りを禁止する施設や領域に設置されるが、例えば、線路の両脇に設置すれば、線路内の侵入者や侵入物を検知することができる。
【0016】
14は発振器11から発振された送信信号の0度成分を乗算器15に供給し、その送信信号の90度成分を乗算器16に供給する90度移相分配器、15は受信アンテナ13の受信信号に対して送信信号の0度成分を乗算して、その受信信号の実部成分を復調する乗算器、16は受信アンテナ13の受信信号に対して送信信号の90度成分を乗算して、その受信信号の虚部成分を復調する乗算器である。なお、90度移相分配器14及び乗算器15,16から復調手段が構成されている。
【0017】
17は乗算器15により復調された受信信号の実部成分から高調波成分とノイズ成分を除去する低域通過フィルタ、18は乗算器16により復調された受信信号の虚部成分から高調波成分とノイズ成分を除去する低域通過フィルタ、19は受信信号の実部成分と虚部成分を蓄積するメモリ、20はメモリ19に蓄積されている受信信号の実部成分と虚部成分を解析して侵入物体を検知する判定器、21は判定器20が侵入物体を検知すると警報を発する警報器である。なお、判定器20及び警報器21から検知手段が構成されている。
【0018】
図2は判定器20の内部構成を示す構成図であり、図において、31は受信信号の実部成分と虚部成分から為る複素信号を周波数データに変換する周波数変換器、32は周波数変換器31から出力された周波数データを構成する正の周波数と負の周波数との差分値を演算する演算部、33は演算部32により演算された差分値が所定の閾値より大きい場合、侵入物体の存在を認定する判定部である。
【0019】
次に動作について説明する。
侵入物体を検知する場合、発振器11が送信信号を送信アンテナ12及び90度移相分配器14に供給する。
送信アンテナ12は、発振器11から送信信号を受けると電波を放射し、受信アンテナ13が送信アンテナ12から放射された電波を受信する。
【0020】
90度移相分配器14は、発振器11から送信信号を受けると、その送信信号の0度成分を乗算器15に供給し、その送信信号の90度成分を乗算器16に供給する。
乗算器15は、90度移相分配器14から送信信号の0度成分を受けると、受信アンテナ13の受信信号に対して送信信号の0度成分を乗算して、その受信信号の実部成分を復調する。
また、乗算器16は、90度移相分配器14から送信信号の90度成分を受けると、受信アンテナ13の受信信号に対して送信信号の90度成分を乗算して、その受信信号の虚部成分を復調する。
【0021】
低域通過フィルタ17は、乗算器15が受信信号の実部成分を復調すると、その受信信号の実部成分から高調波成分とノイズ成分を除去し、その実部成分をメモリ19に格納する。
低域通過フィルタ18は、乗算器16が受信信号の虚部成分を復調すると、その受信信号の虚部成分から高調波成分とノイズ成分を除去し、その虚部成分をメモリ19に格納する。
【0022】
判定器20は、メモリ19に蓄積されている受信信号の実部成分と虚部成分から為る複素信号を解析して侵入物体を検知する。
即ち、送信アンテナ12から放射された電波が侵入物体に当たると電波が散乱するため、複素信号の位相と振幅が、侵入物体が存在しないときの値を中心に円形に変化する。これに対して、送信アンテナ12及び受信アンテナ13の揺れや、降雨等による地面等の反射率の変動では円形には変化せず、細い楕円か直線的な振動変化となる。判定器20は、このような変化の違いを利用して、侵入物体を検知する。
具体的には次の通りである。
【0023】
判定器20の周波数変換器31は、メモリ19に蓄積されている受信信号の実部成分と虚部成分から為る複素信号を周波数データZ()に変換する。
判定器20の演算部32は、周波数変換器31が複素信号を周波数データZ()に変換すると、演算上、正の周波数Z(f)と負の周波数Z(−f)が得られるので、正の周波数Z(f)と負の周波数Z(−f)の差分値を演算する。
差分値=Σ|Z(f)−Z(−f)|
【0024】
判定器20の判定部33は、演算部32が差分値を演算すると、その差分値と所定の閾値を比較し、その差分値の方が大きい場合には、侵入物体の存在を認定する。
即ち、正と負の周波数分布に偏りがある場合、侵入物体に当った電波の散乱波によって生じる振幅と位相の変化を意味する。例えば、FFTの結果、ピーク周波数が1KHzである場合、+1KHzと−1KHz成分を比べ、値の差が大きいと侵入物体による電界変動であり、侵入物体成分を検知したことになる。
【0025】
なお、判定器20の判定部33は、正の周波数Z(f)と負の周波数Z(−f)を比較し、正の周波数Z(f)の方が大きい場合には、受信アンテナ13から見て侵入物体が遠ざかる方向に移動しているものと判断し、負の周波数Z(−f)の方が大きい場合には、受信アンテナ13から見て侵入物体が近づく方向に移動しているものと判断する。
警報器21は、上記のようにして判定器20が侵入物体を検知すると警報を発する。
【0026】
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、送信アンテナ12から放射された電波を受信アンテナ13が受信すると、その受信信号の実部成分と虚部成分を復調し、その実部成分と虚部成分を解析して侵入物体を検知するように構成したので、自然環境が変化しても、正確に侵入物体を検知することができる効果を奏する。即ち、風の影響で送信アンテナ12や受信アンテナ13が揺れたり、降雨等によって地面等の反射率が変動しても、侵入物体の誤検知を防止することができる効果を奏する。
【0027】
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2による侵入検知装置の判定器を示す構成図であり、図において、34はメモリ19に蓄積されている受信信号の実部成分と虚部成分から共分散行列を計算する行列計算部、35は行列計算部34により計算された共分散行列の固有値を演算するとともに、その固有値に対応する固有ベクトルを演算する演算部、36は演算部35により演算された固有値のうち、2番目に大きい固有値(以下、2次固有値という)と、その2次固有値に対応する2次固有ベクトルとの積を計算し、その積が所定の閾値より大きい場合、侵入物体の存在を認定する判定部である。
【0028】
上記実施の形態1では、判定器20が実部成分と虚部成分から為る複素信号を周波数データに変換し、その周波数データを構成する正の周波数と負の周波数との差分値が所定の閾値より大きい場合、侵入物体の存在を認定するものについて示したが、判定器20が実部成分と虚部成分から共分散行列を計算して、その共分散行列の2次固有値と2次固有ベクトルを求め、その2次固有値と2次固有ベクトルの積が所定の閾値より大きい場合、侵入物体の存在を認定するようにしてもよく、上記実施の形態1と同様の効果を奏する。
【0029】
具体的には、判定器20の行列計算部34が、メモリ19に蓄積されている受信信号の実部成分と虚部成分から共分散行列を計算する。
判定器20の演算部35は、行列計算部34が共分散行列を計算すると、その共分散行列の固有値を演算するとともに、その固有値に対応する固有ベクトルを演算する。なお、値が大きい順に1次固有値、2次固有値とする。
【0030】
ここで、侵入物体が存在する場合、1次固有値と1次固有ベクトルの積が大きくなるとともに、2次固有値と2次固有ベクトルの積が大きくなるが、アンテナの揺れや地面反射率の変化では、1次固有値と1次固有ベクトルの積のみが大きくなり、2次固有値と2次固有ベクトルの積は大きくならない。
そこで、判定器20の判定部36は、演算部35により演算された2次固有値と2次固有ベクトルとの積を計算し、その積が所定の閾値より大きいとき、侵入物体の存在を認定する。
これにより、アンテナの揺れや地面反射率の変化による侵入物体の誤検知を防止することができる。
【0031】
実施の形態3.
図4はこの発明の実施の形態3による侵入検知装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
41はPN符号を発生するPN符号発生器、42は発振器11から発振された送信信号に対してPN符号発生器41から発生されたPN符号を乗算して、その送信信号をスペクトル拡散する乗算器、43は乗算器42によりスペクトル拡散された送信信号を受けると電波を放射する送信用アレーアンテナ(送信アンテナ)、44は送信用アレーアンテナ43に取り付けられ、送信用アレーアンテナ43により放射されずに残った電波を吸収する終端器である。なお、終端器44を取り付けず、意図的に残りの電波を反射させて再放射させるようにしてもよい。
【0032】
45はPN符号発生器41から発生されたPN符号を遅延させる遅延回路、46は送信用アレーアンテナ43から放射された電波を受信する受信用アレーアンテナ(受信アンテナ)、47は受信用アレーアンテナ46により受信された電波のうち、乗算器48と反対側に進行する電波を吸収する終端器、48は受信用アレーアンテナ46の受信信号に対して遅延回路45により遅延されたPN符号を乗算して、その受信信号を逆拡散する乗算器、49は乗算器48により逆拡散された受信信号のみを通過させる帯域通過フィルタである。
【0033】
次に動作について説明する。
乗算器42は、発振器11から送信信号を受けると、その送信信号に対してPN符号発生器41から発生されたPN符号を乗算して、その送信信号をスペクトル拡散する。
送信用アレーアンテナ43は、乗算器42からスペクトル拡散された送信信号を受けると電波を放射し、受信用アレーアンテナ46が送信用アレーアンテナ43から放射された電波を受信する。
【0034】
ここで、送信用アレーアンテナ43から放射された電波は任意の伝搬遅延をもって受信用アレーアンテナ46により受信されるため、PN符号発生器41から発生されたPN符号を直接乗算器48に出力すると、受信用アレーアンテナ46の受信信号に含まれるPN符号とPN符号発生器41から発生されたPN符号の不一致を招くことになる。そこで、遅延回路45は、送受信アンテナ間の伝播遅延を考慮して、PN符号発生器41から発生されたPN符号を遅延させる。
【0035】
乗算器48は、受信用アレーアンテナ46の受信信号に対して遅延回路45により遅延されたPN符号を乗算して、その受信信号を逆拡散する。
なお、乗算器48により逆拡散された受信信号は、帯域通過フィルタ49を通過して乗算器15,16に入力される。
以降、上記実施の形態1と同様にして、判定器20が侵入物体の存在を検知するが、判定器20は、遅延回路45の遅延量を適宜調整し、侵入物体の存在を検知したとき(例えば、演算部32の差分値が所定の閾値より大きいとき)の遅延量から侵入物体の位置を特定する。例えば、受信用アレーアンテナ46の左端から侵入物体までの距離を特定する。
【0036】
この実施の形態3によれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏するとともに、侵入物体の位置を特定することができる効果を奏する。また、上記実施の形態1よりも侵入物体の検知エリアを拡大することができる効果を奏する。
なお、この実施の形態3では、送受信アンテナとしてアレーアンテナを用いるものについて示したが、送受信アンテナとして漏洩同軸ケーブルを用いるようにしてもよい。
漏洩同軸ケーブルは多くのスリットが開いており、この一つ一つがアンテナとして機能するため、アレーアンテナの一種と見なすことができる。
【0037】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、送信アンテナから放射された電波を受信アンテナが受信すると、その受信信号の実部成分と虚部成分を復調し、その実部成分と虚部成分を解析して侵入物体を検知するように構成したので、自然環境が変化しても、正確に侵入物体を検知することができる効果がある。
【0038】
この発明によれば、復調手段により復調された実部成分と虚部成分から為る複素信号を周波数データに変換し、その周波数データを構成する正の周波数と負の周波数との差分値が所定の閾値より大きい場合、侵入物体の存在を認定するように構成したので、アンテナの揺れや地面反射率の変化による侵入物体の誤検知を招くことなく、侵入物体の存在を認定することができる効果がある。
【0039】
この発明によれば、正の周波数と負の周波数の絶対値を比較して侵入物体の移動方向を判定するように構成したので、侵入物体の追跡の容易化を図ることができる効果がある。
【0040】
この発明によれば、復調手段により復調された実部成分と虚部成分から共分散行列を計算して、その共分散行列の2次固有値と2次固有ベクトルを求め、その2次固有値と2次固有ベクトルの積が所定の閾値より大きい場合、侵入物体の存在を認定するように構成したので、アンテナの揺れや地面反射率の変化による侵入物体の誤検知を招くことなく、侵入物体の存在を認定することができる効果がある。
【0041】
この発明によれば、アレーアンテナを用いて送信アンテナ及び受信アンテナを構成するようにしたので、侵入物体の検知エリアを拡大することができる効果がある。
【0042】
この発明によれば、漏洩同軸ケーブルを用いて送信アンテナ及び受信アンテナを構成するようにしたので、侵入物体の検知エリアを拡大することができる効果がある。
【0043】
この発明によれば、受信アンテナにより受信された受信信号の遅延量から侵入物体の位置を検知するように構成したので、侵入物体の追跡の容易化を図ることができる効果がある。
【0044】
この発明によれば、侵入物体を検知すると警報を発するように構成したので、侵入物体が存在する旨を知らしめることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による侵入検知装置を示す構成図である。
【図2】判定器の内部構成を示す構成図である。
【図3】この発明の実施の形態2による侵入検知装置の判定器を示す構成図である。
【図4】この発明の実施の形態3による侵入検知装置を示す構成図である。
【図5】従来の侵入検知装置を示す構成図である。
【符号の説明】
11 発振器(送信手段)、12 送信アンテナ、13 受信アンテナ、1490度移相分配器(復調手段)、15 乗算器(復調手段)、16 乗算器(復調手段)、17 低域通過フィルタ、18 低域通過フィルタ、19 メモリ、20 判定器(検知手段)、21 警報器(検知手段)、31 周波数変換器、32 演算部、33 判定部、34 行列計算部、35 演算部、36 判定部、41 PN符号発生器、42 乗算器、43 送信用アレーアンテナ(送信アンテナ)、44 終端器、45 遅延回路、46 受信用アレーアンテナ(受信アンテナ)、47 終端器、48 乗算器、49 帯域通過フィルタ。
Claims (8)
- 送信信号を送信アンテナに供給する送信手段と、上記送信アンテナから放射された電波を受信アンテナが受信すると、その受信信号の実部成分と虚部成分を復調する復調手段と、上記復調手段により復調された実部成分と虚部成分を解析して侵入物体を検知する検知手段とを備えた侵入検知装置。
- 検知手段は、復調手段により復調された実部成分と虚部成分から為る複素信号を周波数データに変換し、その周波数データを構成する正の周波数と負の周波数との差分値が所定の閾値より大きい場合、侵入物体の存在を認定することを特徴とする請求項1記載の侵入検知装置。
- 検知手段は、正の周波数と負の周波数の絶対値を比較して侵入物体の移動方向を判定することを特徴とする請求項2記載の侵入検知装置。
- 検知手段は、復調手段により復調された実部成分と虚部成分から共分散行列を計算して、その共分散行列の2次固有値と2次固有ベクトルを求め、その2次固有値と2次固有ベクトルの積が所定の閾値より大きい場合、侵入物体の存在を認定することを特徴とする請求項1記載の侵入検知装置。
- アレーアンテナを用いて送信アンテナ及び受信アンテナを構成することを特徴とする請求項1記載の侵入検知装置。
- 漏洩同軸ケーブルを用いて送信アンテナ及び受信アンテナを構成することを特徴とする請求項1記載の侵入検知装置。
- 検知手段は、受信アンテナにより受信された受信信号の遅延量から侵入物体の位置を検知することを特徴とする請求項5または請求項6記載の侵入検知装置。
- 検知手段は、侵入物体を検知すると警報を発することを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載の侵入検知装置。
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