JP2004137717A - 小屋組 - Google Patents

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Abstract

【課題】建物の出隅部や入隅部に屋根パネルの配設するにあたって、施工を容易とするとともに、設計に与える影響を少なくすることを可能とする小屋組を提供すること。
【解決手段】建物(住宅100、200)の出隅部100a、200aに、勾配を有する屋根パネル13、23どうしを隣接して配設する際に、好適に用いられる小屋組10、20である。小屋組10、20は、出隅部100a、200a側の端部12a、22a以外を屋切パネル11、21に支持され、跳ね出された状態の出隅部100a、200a側の端部12a、22aで屋根パネル13、23を支持する屋根梁12、22を有している。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パネル工法によって構築される建物に用いられる小屋組に関する。
【0002】
【背景の技術】
近年、住宅の構築においては、プレハブ化が進み、屋根、壁、床等がユニット化された屋根パネル、壁パネル、床パネル等を用いるパネル工法が採り入れられ、工期が短縮されているとともに、特に最近はデザイン性も注目されている。
前記したパネルのうち、一般に屋根パネルは屋切パネルやこの屋切パネルに設けられる屋根梁等に支持されて配設される。ところで、住戸には、出隅部や入隅部が必然的に生じるが、これら出隅部や入隅部に対する屋根パネルの配設は、勾配を有する屋根パネルが互いに隣接するようにしてなされる。ところで、1枚のパネルにはその強度等の問題から大きさに限界があり、したがって、屋根パネルは、出隅部や入隅部において、勾配を有するものどうしで隣接させる他、同じ勾配面を構成するものどうしでも隣接させて配設する必要がある。しかしながら、出隅部や入隅部には屋切パネルを配設することは一般に難しく、これにより、従来は出隅部や入隅部には屋根パネルを支持する屋根梁も設けられていなかった。前記したように、出隅部や入隅部において、屋根パネルを、勾配を有するものどうしで隣接させるとともに同じ勾配面を構成するものどうしで隣接させて配設する際には、従来は、図6に示すように、出隅部や入隅部に柱材Xや壁材を設け、これら柱材Xや壁材によって屋根パネルを支持させて行う方法が一般的であった。
【0003】
なお、この従来技術は、発明者等が公然と実施していたものの、特許出願等による開示はなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術においては、出隅部や入隅部において、屋根パネルを支持するための柱材Xや壁材を設ける必要があり、施工が煩雑であるとともに、これら柱材や壁材によって住戸プランが制約を受けることも少なくなかった。
【0005】
本発明の課題は、建物の出隅部や入隅部に屋根パネルの配設するにあたって、施工を容易とするとともに、設計に与える影響を少なくすることを可能とする小屋組を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図4に示すように、
建物(住宅100、200)の出隅部100a、200aにおいて、勾配を有する屋根パネル13、23どうしが隣接して配設されてなる小屋組10、20において、
前記出隅部100a、200a側の端部12a、22a以外を構造部材(屋切パネル11、21)に支持され、跳ね出された状態の前記出隅部100a、200a側の端部12a、22aで前記屋根パネル13、23を支持する屋根梁12、22を有することを特徴としている。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、前記小屋組10、20においては、建物(住宅100、200)の出隅部100a、200aにおいて、勾配を有し、隣接して配設された状態の屋根パネル13、23が、前記屋根梁12、22の跳ね出された状態の前記出隅部100a、200a側の端部12a、22aで支持される。これにより、従来のように、建物(住宅100、200)の出隅部100a、200aにおいて、勾配を有して隣接して配設される屋根パネル13、23を支持するために、前記出隅部100a、200aに柱材や壁材を設ける必要がない。したがって、従来に比して、施工を容易とするとともに、住戸プラン等の設計に与える影響を少なくすることができる。
【0008】
なお、前記出隅部100a、200aにおいては、勾配を有する屋根パネル13、23どうしが隣接して配設されているだけでなく、同じ勾配面を構成する屋根パネル13、23どうしが隣接して配設されていてもよいことは勿論である。また、前記屋根パネル13、23の勾配は、建物(住宅100、200)の内部側に行くにつれて、上方に傾斜するものでもよいし、下方に傾斜するものでもよい。
【0009】
なお、前記屋根梁12、32は、隣接する屋根パネル13、23それぞれの側に設けられていても、いずれか一方の屋根パネル13、23側に設けられていてもよい。前記屋根梁12、22が、いずれか一方の屋根パネル13、23側に設けられている場合においても、前記屋根梁12、22の跳ね出した状態の前記出隅部100a、200aの端部で、建物(住宅100、200)の出隅部100a、200aにおいて、隣接する屋根パネル13、23それぞれを支持することは可能である。
【0010】
請求項2に記載の発明は、例えば図1〜図4に示すように、請求項1に記載の小屋組10、20において、
前記屋根梁12、22は、勾配を有する屋根パネル13、23それぞれの側に設けられ、これら屋根梁12、22は前記出隅部100a、200aで互いに連結されていることを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、前記屋根梁12、22は、勾配を有する屋根パネル13、23それぞれの側に設けられているので、これら屋根パネル13、23をより安定的に支持することができる。また、前記屋根梁12、22は前記出隅部100a、200aで互いに連結されているので、前記屋根パネル13、23をさらに安定的に支持することができる他、小屋組10、20をその剛性を確保して安定させることができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、例えば図5に示すように、
建物(住宅300)の入隅部300aにおいて、勾配を有する屋根パネル33どうしが隣接して配設されてなる小屋組30において、
前記入隅部300a側の端部32a以外を構造部材(屋切パネル31)に支持され、跳ね出された状態の前記入隅部300a側の端部32aで前記屋根パネル33を支持する屋根梁32を有することを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、前記小屋組30においては、建物(住宅)の入隅部300aにおいて、勾配を有し、隣接して配設された状態の屋根パネル33が、前記屋根梁32の跳ね出された状態の前記入隅部300a側の端部32aで支持される。これにより、従来のように、建物(住宅300)の入隅部300aにおいて、勾配を有して隣接して配設される屋根パネル33を支持するために、前記入隅部300aに柱材や壁材を設ける必要がない。したがって、従来に比して、施工を容易とするとともに、住戸プラン等の設計に与える影響を少なくすることができる。
【0014】
請求項4に記載の発明は、例えば図5に示すように、請求項3に記載の小屋組30において、
前記屋根梁32は、勾配を有する屋根パネル33それぞれの側に設けられ、これら屋根梁32は前記入隅部300aで互いに連結されていることを特徴としている。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、前記屋根梁32は、勾配を有する屋根パネル33それぞれの側に設けられているので、これら屋根パネル33をより安定的に支持することができる。また、前記屋根梁32は前記入隅部300aで互いに連結されているので、前記屋根パネル33をさらに安定的に支持することができる他、小屋組30をその剛性を確保して安定させることができる。
【0016】
請求項5に記載の発明は、例えば図1〜図5に示すように、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の小屋組10、20において、
前記構造部材は、前記屋根梁12、22、32を支持可能な屋切パネル11、21、31であることを特徴としている。
【0017】
請求項5に記載の発明によれば、前記構造部材は、前記屋根梁12、22、32を支持可能な屋切パネル11、21、31であるので、この屋切パネル11、21、31は前記屋根梁12、22、32を支持するのみではなく前記屋根パネル13、23、33も支持する。したがって、屋根パネル13、23、33、屋根梁12、22、32、屋切パネル11、21、31を含む小屋組10、20、30を安定させることができる。
【0018】
請求項6に記載の発明は、例えば図1〜図5に示すように、請求項5に記載の小屋組10、20において、
前記屋切パネル11、21、31には溝11a、21a、31aが形成され、この溝11a、21a、31aに前記屋根梁12、22、32が連結していることを特徴としている。
【0019】
請求項6に記載の発明によれば、前記屋切パネル11、21、31に形成された溝11a、21a、31aに、屋根梁12、22、32が連結しているので、屋根梁12、22、32を適切な位置に精度良く取り付けることができる他、屋切パネル11、21、31と屋根梁12、22、32との一体性を確保して小屋組10、20、30を安定させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る建物の実施形態について、図1〜図5を参照して詳細に説明する。
【0021】
[第1の実施の形態]
本実施の形態は、図1、図2に示すように、中央部に吹抜部100bを有するとともに、4ヶ所の出隅部100aを有する平面視において略ロ字型のプランを備える住宅100(建物)に関するものである。住宅100には、吹抜部100bを除く部分に、中央部から外周部に向けて4方向に下方傾斜する屋根が形成され、異なる勾配を有する屋根は、出隅部100aにおいて隣接している。この住宅100は、小屋組10と、この小屋組10を支持する支持構造とからなる。小屋組10は、屋切パネル11、屋根梁12、屋根パネル13等から構成され、支持構造は、第1の壁パネル14、第2の壁パネル15、第3の壁パネル16等から構成されている。なお、図2は、図1に示す小屋組10を有する住戸の一例を示す断面図である。吹抜部100bの下部には、図2に示すように、中庭100cが形成されていている。
【0022】
これらのうちで、屋切パネル11、屋根パネル13、第1の壁パネル14、第2の壁パネル15、第3の壁パネル16は、芯材で形成された枠体の少なくとも一面に面材が固定されて形成されるものであり、工場生産され、所定の剛性が確保されている。
【0023】
屋切パネル11は、略直角三角形状をなし、斜辺部は、屋根パネル13を受ける部分となる。屋切パネル11の斜辺部には、予め工場等で溝11aが形成されている。
【0024】
屋切パネル11の斜辺部には、予め溝11aが形成されており、屋根梁12が連結する。
【0025】
屋根梁12は、屋切パネル11を繋ぐようにして屋切パネル11の溝11aに連結した状態に、平面視において略矩形配置される。この際、屋根梁12は、 出隅部100a側の端部12a以外を屋切パネル11に支持され、跳ね出された状態の出隅部100a側の端部12aで屋根パネル13を支持している。なお、屋根梁を有することを特徴としている。なお、屋根梁12の、跳ね出された状態の出隅部100a側の端部12aは、屋根パネル13を安定的に支持できるように、適宜形状が整えられている。平面視において略矩形配置された4本の屋根梁12のうち、隣接する屋根梁12どうしは、互いにボルト、釘等によって連結されている。
【0026】
屋根パネル13は、第1の壁パネル14、第2の壁パネル15、第3の壁パネル16、屋切パネル11、屋根梁12等のそれぞれ上端部に配設され、適宜、ボルト、釘等によって固定される。
【0027】
第1の壁パネル14は、複数枚が適宜連結されて、平面視において略矩形配置される外壁を構成する。なお、第1の壁パネル14には、適宜所定の大きさの開口部が形成されている。
【0028】
第2の壁パネル15は、第1の壁パネル14より高い高さ寸法を有し、複数枚が適宜連結されて、平面視において前記外壁より内側に略矩形配置される外壁を構成する。なお、第2の壁パネル15には、適宜所定の大きさの開口部が形成されている。
【0029】
第3の壁パネル16は、外壁となる第1の壁パネル14と内壁となる第2の壁パネル15とを連結するものであり、住宅100を部屋ごとに区切る内壁となる。第3の壁パネル16は、複数枚が適宜連結されて内壁を構成する。なお、第3の壁パネル16には、適宜所定の大きさの開口部が形成されている。
【0030】
床パネル17は、第1の壁パネル14、第2の壁パネル15、第3の壁パネル16等が載置されるものである。床パネル17どうしは、適宜、ボルト、釘等によって連結される。
【0031】
基礎18は、コンクリート製であり、床パネル17、第1の壁パネル14、第2の壁パネル15、第3の壁パネル16等を固定するためのアンカーボルトが埋設されている。このアンカーボルトは、土台19、床パネル17、第1の壁パネル14、第2の壁パネル15、第3の壁パネル16の芯材を挿通しており、ナットで締め付けられることによって、土台19、床パネル17、第1の壁パネル14、第2の壁パネル15、第3の壁パネル16等を基礎18に固定する。
【0032】
土台19は、基礎18に埋設されたアンカーボルトを挿通するとともに、床パネル17が載置される。
【0033】
なお、これら組み立てられたパネルには、防水加工や装飾が適切に施されることは勿論である。
【0034】
次に、本発明に係る住宅100の構築方法としては、基礎18をコンクリートによって形成し、その後、前記したような方法で床パネル17を配設する。そして、床パネル17の上面に、第1の壁パネル14、第2の壁パネル15、第3の壁パネル16等を前記した方法で建て込む。なお、パネルどうしの連結は、適宜、ボルト、釘等を用いて行えばよい。
【0035】
次に、屋切パネル11を第3の壁パネル16上に、ボルト、釘等を用いて連結する。
【0036】
次に、屋切パネル11の上端部に予め工場等で形成された溝11aに、屋根梁12を、ボルト、釘等によって固定する。
【0037】
次に、屋切パネル11を屋根梁12によって連結する。この際、隣接する屋根梁12の、出隅部100a側の端部12aどうしはボルト、釘等によって連結する。
【0038】
次に、第1の壁パネル14、第2の壁パネル15、屋切パネル11、屋根梁12、上に屋根パネル13をボルト、釘等によって取り付ける。
【0039】
本実施の形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
▲1▼小屋組10においては、住宅100の出隅部100aにおいて、勾配を有し、隣接して配設された状態の屋根パネル13が、屋根梁12の跳ね出された状態の出隅部100a側の端部12aで支持される。これにより、従来のように、住宅100の出隅部100aにおいて、勾配を有して隣接して配設される屋根パネル13を支持するために、出隅部100aに柱材や壁材を設ける必要がない。したがって、従来に比して、施工を容易とするとともに、住戸プラン等の設計に与える影響を少なくすることができる。
【0040】
▲2▼屋根梁12は、勾配を有する屋根パネル13それぞれの側に設けられているので、これら屋根パネル13をより安定的に支持することができる。また、屋根梁12は出隅部100aで互いに連結されているので、屋根パネル13をさらに安定的に支持することができる他、小屋組10をその剛性を確保して安定させることができる。
【0041】
▲3▼屋根梁12が支持される構造部材は、屋根パネル13を支持可能な屋切パネル11であるので、この屋切パネル11は屋根梁12を支持するのみではなく屋根パネル13も支持する。したがって、屋根パネル13、屋根梁12、屋切パネル11を含む小屋組10を安定させることができる。
【0042】
▲4▼屋切パネル11に形成された溝11aに、屋根梁12が連結しているので、屋根梁12を適切な位置に精度良く取り付けることができる他、屋切パネル11と屋根梁12との一体性を確保して小屋組10を安定させることができる。
【0043】
[第2の実施の形態]
本実施の形態は、図3、図4に示すように、中央部に吹抜部200bを有するとともに、4ヶ所の出隅部200aを有する平面視において略ロ字型のプランを備える住宅200(建物)に関するものである。住宅200には、吹抜部200bを除く部分に、外周部から中央部に向けて4方向に下方傾斜する屋根が形成され、勾配を有する屋根は、出隅部200aにおいて隣接している。これにより、住宅200の屋根は、吹抜部200b側に雪を落下させることが可能は無落雪屋根となっている。この住宅200は、小屋組20と、この小屋組20を支持する支持構造とからなる。小屋組20は、屋切パネル21、屋根梁22、屋根パネル23等から構成され、支持構造は、第1の壁パネル24、第2の壁パネル25、第3の壁パネル26等から構成されている。なお、図4は、図3に示す小屋組20を有する住戸の一例を示す断面図である。吹抜部200bは、図4に示すように、スノーダクト200cとして使用されている。
【0044】
なお、本実施の形態の構成は、[第1の実施の形態]の構成と略同一であるので、構成要素に関連番号、すなわち例えば、[第1の実施の形態]の符号11に対して、[第2の実施の形態]の符号21、[第1の実施の形態]の符号100に対して、[第2の実施の形態]の符号200、等を付して説明を省略する。
【0045】
本実施の形態によれば、[第1の実施の形態]における▲1▼〜▲4▼と同様の効果を得ることができる。
【0046】
[第3の実施の形態]
本実施の形態は、図5に示すように、入隅部300aを有するプランを備える住宅300に関するものである。住宅300には、入隅部において、内部側から外部側に向けて2方向に下方傾斜する屋根が形成され、勾配を有する屋根は、入隅部300aにおいて隣接している。この住宅300は、小屋組30と、この小屋組30を支持する支持構造とからなる。小屋組30は、屋切パネル31、屋根梁32、屋根パネル33等から構成され、支持構造は、第1の壁パネル34、第2の壁パネル35、第3の壁パネル36等から構成されている。
【0047】
なお、本実施の形態の構成は、[第1の実施の形態]の構成と略同一であるので、構成要素に関連番号、すなわち例えば、[第1の実施の形態]の符号11に対して、[第3の実施の形態]の符号31、[第1の実施の形態]の符号100に対して、[第3の実施の形態]の符号300、等を付して説明を省略する。
【0048】
本実施の形態によれば、[第1の実施の形態]における▲3▼、▲4▼の効果が得られるほか、以下のような効果を得ることができる。
【0049】
▲5▼小屋組30においては、住宅300の入隅部300aにおいて、勾配を有し、隣接して配設された状態の屋根パネル33が、屋根梁32の跳ね出された状態の入隅部300a側の端部で支持される。これにより、従来のように、住宅の入隅部300aにおいて、勾配を有して隣接して配設される屋根パネル33を支持するために、入隅部300aに柱材や壁材を設ける必要がない。したがって、従来に比して、施工を容易とするとともに、住戸プラン等の設計に与える影響を少なくすることができる。
【0050】
▲6▼屋根梁32は、勾配を有する屋根パネル33それぞれの側に設けられているので、これら屋根パネル33をより安定的に支持することができる。また、屋根梁32は入隅部300aで互いに連結されているので、屋根パネル33をさらに安定的に支持することができる他、小屋組30をその剛性を確保して安定させることができる。
【0051】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、前記小屋組においては、建物の出隅部において、勾配を有し、隣接して配設された状態の屋根パネルが、前記屋根梁の跳ね出された状態の前記出隅部側の端部で支持される。これにより、従来のように、建物の出隅部において、勾配を有して隣接して配設される屋根パネルを支持するために、前記出隅部に柱材や壁材を設ける必要がない。したがって、従来に比して、施工を容易とするとともに、住戸プラン等の設計に与える影響を少なくすることができる。
【0052】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、前記屋根梁は、勾配を有する屋根パネルそれぞれの側に設けられているので、これら屋根パネルをより安定的に支持することができる。また、前記屋根梁は前記出隅部で互いに連結されているので、前記屋根パネルをさらに安定的に支持することができる他、小屋組をその剛性を確保して安定させることができる。
【0053】
請求項3に記載の発明によれば、前記小屋組においては、建物の入隅部において、勾配を有し、隣接して配設された状態の屋根パネルが、前記屋根梁の跳ね出された状態の前記入隅部側の端部で支持される。これにより、従来のように、建物の入隅部において、勾配を有して隣接して配設される屋根パネルを支持するために、前記入隅部に柱材や壁材を設ける必要がない。したがって、従来に比して、施工を容易とするとともに、住戸プラン等の設計に与える影響を少なくすることができる。
【0054】
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、前記屋根梁は、勾配を有する屋根パネルそれぞれの側に設けられているので、これら屋根パネルをより安定的に支持することができる。また、前記屋根梁は前記出隅部で互いに連結されているので、前記屋根パネルをさらに安定的に支持することができる他、小屋組をその剛性を確保して安定させることができる。
【0055】
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、前記構造部材は、前記屋根梁を支持可能な屋切パネルであるので、この屋切パネルは前記屋根梁を支持するのみではなく前記屋根パネルも支持する。したがって、屋根パネル、屋根梁、屋切パネルを含む小屋組を安定させることができる。
【0056】
請求項6記載の発明によれば、請求項5に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、前記屋切パネルに形成された溝に、屋根梁が連結しているので、屋根梁を適切な位置に精度良く取り付けることができる他、屋切パネルと屋根梁との一体性を確保して小屋組を安定させることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は屋根パネルが配設されていない状態の、出隅部を有した本発明に係る小屋組の一例を示す斜視図であり、(b)は屋根パネルが配設された状態の小屋組を示す斜視図である。
【図2】図1に示す小屋組を有する住戸の一例を示す断面図である。
【図3】(a)は屋根パネルが配設されていない状態の、出隅部を有した本発明に係る小屋組の一例を示す斜視図であり、(b)は屋根パネルが配設された状態の小屋組を示す斜視図である。
【図4】図3に示す小屋組を有する住戸の一例を示す断面図である。
【図5】屋根パネルが配設されていない状態の、入隅部を有した本発明に係る小屋組の一例を示す斜視図である。
【図6】出隅部を有した従来の小屋組の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
100    住宅(建物)
10    小屋組
11   屋切パネル
12   屋根梁
12a 出隅側の端部
13   屋根パネル
200    住宅(建物)
20    小屋組
21   屋切パネル
22   屋根梁
22a 出隅側の端部
23   屋根パネル
300    住宅(建物)
30    小屋組
31   屋切パネル
32   屋根梁
32a 出隅側の端部
33   屋根パネル

Claims (6)

  1. 建物の出隅部において、勾配を有する屋根パネルどうしが隣接して配設されてなる小屋組において、
    前記出隅部側の端部以外を構造部材に支持され、跳ね出された状態の前記出隅部側の端部で前記屋根パネルを支持する屋根梁を有することを特徴とする小屋組。
  2. 前記屋根梁は、勾配を有する屋根パネルそれぞれの側に設けられ、これら屋根梁は前記出隅部で互いに連結されていることを特徴とする請求項1に記載の小屋組。
  3. 建物の入隅部において、勾配を有する屋根パネルどうしが隣接して配設されてなる小屋組において、
    前記入隅部側の端部以外を構造部材に支持され、跳ね出された状態の前記入隅部側の端部で前記屋根パネルを支持する屋根梁を有することを特徴とする小屋組。
  4. 前記屋根梁は、勾配を有する屋根パネルそれぞれの側に設けられ、これら屋根梁は前記入隅部で互いに連結されていることを特徴とする請求項3に記載の小屋組。
  5. 前記構造部材は、前記屋根梁を支持可能な屋切パネルであることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の小屋組。
  6. 前記屋切パネルには溝が形成され、この溝に前記屋根梁が連結していることを特徴とする請求項5に記載の小屋組。
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