JP2004137235A - 酒粕発酵物からなる化粧料用素材 - Google Patents

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Abstract

【課題】肌に対して安全かつ効果のある天然素材を用い、美肌効果を発現し、使用感の優れた化粧料に有用な化粧料用素材の提供。
【解決手段】リンゴ酸高生産酵母により酒粕を発酵し、濾過して得られる発酵生成物からなる化粧料用素材。
【選択図】なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は酒粕の発酵生成物からなる化粧料用素材、特に、優れた美肌効果(荒れ肌改善、くすみ改善)を発現し、使用感の優れた化粧料用素材に関する。
【0002】
【従来の技術】
肌は年齢と共に乾燥し、弾力が失われて小じわが増え、また、メラニン色素が蓄積してシミが多くなってくる。からだ自体の新陳代謝も悪くなり、角質細胞の生まれ変わりであるターンオーバーが乱れ、それをそのままにしておくと古い角質がたまることにより、肌がざらつき、化粧のりも悪くなる。加えて古い角質にはメラニン色素が含まれているので、肌がくすんだように見えてくる。それを改善するためには保湿とターンオーバーの乱れをなおすことが必要であり、そのための成分としてアミノ酸、有機酸、ビタミン類を多く含む、酒粕発酵エキスが有効であることの研究が行われている(特許文献1)。
近年、有機酸の中でもα−ヒドロキシ酸(AHA)の肌トラブルに対する改善効果が報告されており(例えば、特許文献2および3参照)、角化症に対する有効性、ターンオーバーの正常化、シワ改善効果、細胞賦活作用等も期待できる。特に、リンゴ酸はフルーツ酸とも呼ばれているα−ヒドロキシ酸の1種で肌の生まれ変わりであるターンオーバーを正常にし、肌にたまっている古い角質を取り除き、透明感のある健康な肌に導く。
また、肌は水分の蒸散を防ぎ、ある程度の水分量を保つために天然保湿因子(NMF)と呼ばれる成分を持っており(例えば、特許文献4参照)、その成分としてはアミノ酸が主成分である。また、ビタミン類は肌にとっても肌の健康を保つためには不可欠な成分である。
一方、発酵に用いる酵母の生産するα−ヒドロキシ酸、特にリンゴ酸量を変化させた変異酵母の育種方法が提案されている(特許文献5参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭10−130121号公報全文
【特許文献2】
特開平8−133944号公報、段落番号〔0003〕等
【特許文献3】
特開2002−179528号公報、段落番号〔0001〕等
【特許文献4】
特開平8−92060号公報、段落番号〔0003〕
【特許文献5】
特開平11−56361号公報、全文
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、肌に対して安全かつ効果のある天然素材を用い、美肌効果(荒れ肌改善、くすみ改善)を発現し、使用感の優れた化粧料に有用な化粧料用素材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、リンゴ酸高生産酵母を利用して酒粕を再発酵させることにより、有効成分であるアミノ酸類、有機酸類、ビタミン類が増加し、中でも有機酸であるリンゴ酸が通常酵母の約10倍生産したエキスが得られ、これが目的とする化粧料用の素材として好適であることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
【0006】
(1)リンゴ酸高生産変異酵母で酒粕を発酵させた後、濾過して得られる発酵生成物からなる化粧料用素材、
(2)発酵生成物が、酒粕に水を添加し、5〜35℃で、3日以上発酵させた後、圧搾濾過して得られたものである上記(1)記載の化粧料用素材、
(3)リンゴ酸高生産変異酵母がサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)7H6−aa11(FERM P−19000)である上記(1)記載の化粧料用素材、
(4)リンゴ酸高生産変異酵母がサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)7H6−aa93(FERM P−19001)である上記(1)記載の化粧料用素材、
(5)発酵生成物が液体である上記(1)記載の化粧料用素材、
(6)皮膚化粧料用である上記(1)記載の化粧料用素材、および
(7)入浴剤用である上記(1)記載の化粧料用素材を提供するものである。
本発明の化粧料用素材は、化粧料に配合することで、肌に対して新陳代謝を促進させ、引いては荒れ肌を改善し、くすんだ肌に透明感を取り戻すように促す作用を示す。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の原料として用いる酒粕は、特に限定するものではなく、通常の清酒粕でよい。清酒粕以外に、味醂粕、米糠のような副原料を適宜添加することも可能である。
新鮮な酒粕中には、もとの清酒酵母の生育が旺盛であり、リンゴ酸高生産酵母を添加したとしてもその増殖を上回ることが多く、結果としてリンゴ酸高含有酒粕発酵生成物の調製ができない場合があるので、好ましくは、長期間冷凍した酒粕を用いる。
酒粕を発酵させる際には、水を添加する。水は、良好な発酵を行わせる点から、通常、酒粕重量1に対して、0.5〜4倍量、好ましくは、0.6〜2.5倍量用いる。
酵素剤は、必ずしも必要としないが、原料利用率の向上、目的とする成分の含有量を上げるために添加した方が好ましい。酵素剤の種類としては、糖化酵素、蛋白分解酵素、セルロース分解酵素等または麹等が挙げられ、良好な発酵を行わせる点から、酵素剤の場合、粕重量の1/100〜1/5000分、麹の場合、粕重量の1/3〜1/50分を添加する。
【0008】
用いる酵母は、通常の清酒酵母や焼酎酵母やワイン酵母などでよく、その添加量も所望の発酵状態に応じて適宜選択できるが、リンゴ酸高生産の変異酵母を使用する。
リンゴ酸デヒドロゲナーゼ遺伝子(MDH2)がコードするリンゴ酸デヒドロゲナーゼのアイソザイムは、酢酸を単一炭素源として生育させると、グリオキサル酸サイクルの一部として機能し、それゆえMDH2破壊株は表現形として酢酸資化能が欠損することが報告されている(Mol. Cell. Biol. 11, 370(1991))。そこで、本発明で使用するリンゴ酸高生産酵母は、例えば、エチルメタンスルホネート(EMS)による化学的変異法、紫外線による物理的変異法等により、親酵母株を変異させ、酢酸資化能欠損変異とリンゴ酸生産能の低下を指標にスクリーニングすることにより得られる。
以下の実施例に示すサッカロマイセス・セレビジエ清酒酵母協会7号の1倍体株から酢酸資化能欠損変異とリンゴ酸生産能を指標にスクリーニングを行なって得られたリンゴ酸高生産株であるサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)7H6−aa11および7H6−aa93は新規な株であり、各々、FERM P−19000およびFERM P−19001の受託番号の下、平成14年9月6日より、独立行政法人産業技術総合研究所、特許微生物寄託センターに寄託してあり、本発明においては、これらの酵母を使用することが特に好ましい。
【0009】
発酵は、5〜35℃、好ましくは、12〜25℃で、3〜20日間、好ましくは、5〜14日間行う。これにより、アミノ酸類、有機酸類、ビタミン類等の有効成分を引き出すことができる。発酵させた後、所望により圧搾前または圧搾後に食塩を添加し、液体の発酵生成物を得る。
【0010】
本発明の化粧料用素材として使用する発酵生成物は、このようにして得られた液体そのまま、または凍結乾燥処理等の自体公知の濃縮方法により、ペーストないし固形物としたものである。
本発明の化粧料用素材は自体公知の方法により化粧料とすることができ、化粧料への配合量や他の配合成分は特に限定するものではない。
例えば、ミツロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、カカオ脂、種々の高級アルコール、種々の高級脂肪酸、ラノリン、オリーブ油、ツバキ油、ホホバ油、スクワラン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン、流動パラフィン、固形パラフィン、種々の高級脂肪酸エステル、種々のシリコーン誘導体などの油剤;種々の陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤および両イオン性界面活性剤などの界面活性剤;グリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ソルビトール、ポリエチレングリコール、ピロリドンカルボン酸塩、水溶性の天然高分子等の溶剤・保湿剤;クインスシードゴム、トラガカントゴム、カルボキシメチルセルロース等の粘結剤;酸化防止剤;pH調整剤;金属封鎖剤;色素;香料;その他の有効成分などの公知の化粧品原料を適宜添加し、自体公知の製法にて、液体ないしは固体の化粧料、例えば、洗浄用化粧料、化粧水、クリーム、乳液、ファンデーション、口紅、アイライナー、マスカラ、アイシャドー、マニキュア、シャンプー、リンス、トリートメント、ヘアトニック、整髪料、染毛剤、ハミガキ剤、洗口剤、入浴剤などの(医薬部外品を包含する)とすることができる。
発酵生成物の効用から、特に、皮膚(整肌)化粧料や入浴剤が好ましい。
【0011】
【実施例】
つぎに、実施例および参考例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1
リンゴ酸高生産株の取得
(方法)
1Mリン酸緩衝液(pH8.0)4.6ml、40%グルコース溶液0.25ml、EMS 0.15mlを混合した溶液に細胞(約10個)を懸濁し、30℃で30分間処理した。EMSを中和するために5%チオ硫酸ナトリウム溶液中で10分間反応させた後、滅菌水で2回洗浄を行なった。次いで酢酸を炭素源としてナイスタチン濃縮後適宜希釈し、YPDプレートに約2万個のコロニーを形成させた。その後グルコースまたは酢酸を単一炭素源とする最小培地プレート(ディフコ社製イーストニトロゲンベース0.67%、グルコース2%または酢酸ナトリウム2%、寒天2%、pH5.5)にレプリカし、30℃、6日間培養後、酢酸資化能欠損株176株を分離した。分離された176株についてYPD15培地(グルコース15%、ペプトン2%、酵母エキス1%)で25℃、6日間静置培養を行ない、培養上澄の有機酸分析を行ないリンゴ酸のみが増加した変異株7H6−aa11と7H6−aa93の2株を分離した。
(清酒小仕込み試験)
上記2株のリンゴ酸生産能を確認すべく、清酒小仕込み試験を行なった(総米200g、2段仕込み、15℃一定、汲み水140%)。留後16日目にもろみをろ過し、上澄の成分分析を行なった。以下表1および2に結果を示す。
【0012】
【表1】
Figure 2004137235
【表2】
Figure 2004137235
上記結果より、7H6−aa11と7H6−aa93は親株と比較して、約4〜5倍のリンゴ酸を生成していた。また表1よりアルコール生産能等から判断して、清酒酵母としても問題ない酵母であるといえる。
【0013】
(7H6−aa11の菌学的性質)
1)形態学的性質
YPD培地で30℃、2日間培養した後、顕微鏡で観察した。
a)形:卵円形
b)大きさ:長さ4.5〜7.0μm、幅3.5〜5.0μm
c)増殖の形態:出芽
2)生理学的性質
a)炭素源および窒素源の資化性
炭素源の資化性は、イーストニトロゲン培地(ディフコ社製)で、また、窒素源の資化性は、イーストカーボン培地(ディフコ社製)を用いて、その増殖性を観察した。
表3および4にその結果を示す。
【表3】
Figure 2004137235
【表4】
Figure 2004137235
以上の形態学的および生理学的結果は、7H6−aa11がサッカロミセス・セレビシエに属する酵母菌であることを示すものである。しかし、親株に比して酢酸資可能の欠損およびリンゴ酸の高生産という点で新菌株であると判断した。
【0014】
(7H6−aa93の菌学的性質)
1)形態学的性質
YPD培地で30℃、2日間培養した後、顕微鏡で観察した。
a)形:卵円形
b)大きさ:長さ4.5〜7.0μm、幅3.5〜5.0μm
c)増殖の形態:出芽
2)生理学的性質
a)炭素素源および窒素源の資化性
炭素源の資化性は、イーストニトロゲン培地(ディフコ社製)で、また、窒素源の資化性は、イーストカーボン培地(ディフコ社製)を用いて、その増殖性を観察した。
表5および6にその結果を示す。
【表5】
Figure 2004137235
【表6】
Figure 2004137235
以上の形態学的および生理学的結果は、7H6−aa93がサッカロミセス・セレビシエに属する酵母菌であることを示すものである。しかし、親株に比して酢酸資可能の欠損およびリンゴ酸の高生産という点で新菌株であると判断した。
【0015】
実施例2
リンゴ酸高生産酵母による酒粕発酵生成物の調製
冷凍酒粕5kgに対して、水5Lと酵素剤(アマノエンザイム社製グルク100)2gを添加し、リンゴ酸高生産酵母(7H−6aa11および7H−6aa93)または通常の清酒酵母(親株)2×10個/mlとなるように植菌し、15℃、14日間発酵させた。発酵終了後、遠心分離(8000rpm、10分間)を行い液体の酒粕発酵エキス約2.5Lを取得した。
表7に酒粕発酵エキス各種成分分析を行なった結果を示す。
また、対照として酒粕を再発酵させていないものの成分を分析した結果を示す(表中水抽出)。
【表7】
Figure 2004137235
表7中の水抽出液とそれ以外の酒粕発酵生成物の結果を比較すると、発酵したものは化粧料用素材として有用な有機酸含量、アミノ酸含量ともに高かった。このことは発酵によって酵母が生成したものといえ、酒粕抽出液中にもともと豊富に含まれる有機酸やアミノ酸の含量をさらに再発酵することによって高めることができる。
また、リンゴ酸高生産酵母を用いた酒粕発酵エキスについては、親株のものと比較してリンゴ酸の含量が特異的に約8〜10倍高くなっており、リンゴ酸高生産酵母を用いて発酵させることによって美白効果のあるAHAを増加させることができた。その他の有機酸、アミノ酸については特に差は見られない。
【0016】
参考例1
酒粕発酵生成物配合皮膚化粧料(パックジェルおよびエッセンス)の処方例
以下表8および9に酒粕発酵エキス配合パックジェルおよびエッセンスの処方例を示す。
【表8】
Figure 2004137235
【表9】
Figure 2004137235
【0017】
(皮膚化粧料の評価法)
皮膚化粧料の評価は、以下の項目(1)〜(4)に基づいて行った。
(1)肌荒れ改善効果
10%ラウリル硫酸ナトリウム水溶液を用いて人工的に肌荒れを生じさせた5名の被験者(25才〜29才)をパネラーとし、皮膚化粧料(参考例1)を1日2回ずつ連続2週間使用した時の肌の状態について、参考例1と比較例1とを比較し、以下の基準で評価した。
2点:参考例のほうが比較例より肌荒れが明らかに改善されてきた場合。
1点:参考例のほうが比較例より肌荒れがやや改善されてきた場合。
0点:参考例と比較例で肌荒れの改善が変化ない場合。
5名の平均点を求めて、平均1.0点を肌荒れ改善効果がある化粧料として評価した。
評価基準:肌荒れ改善効果がある(平均点1.0点以上)。
結果は以下のとおりである。
Figure 2004137235
上記の結果から明らかなように、本発明による化粧料は優れた肌荒れ改善効果を持つことが分かった。
【0018】
(2)乾燥による肌荒れ改善効果
乾燥による肌荒れが気になる10名の女性被験者(23才〜60才)をパネラーとし、皮膚化粧料(参考例2)を1日2回ずつ連続2週間使用した時の肌の状態について評価した。
結果を表10に示す。
【表10】
Figure 2004137235
上記の結果から明らかなように、本発明による化粧料は優れた乾燥による肌荒れ改善効果を持つことが分かった。
【0019】
(3)ターンオーバー改善効果
5%ダンシルクロライドを含む試薬を調製し、24時間クローズドパッチを行い、角質染色を行った。5名の被験者(25才〜29才)をパネラーとし、皮膚化粧料(参考例1)を1日2回ずつ連続2週間使用した時の染色された角質の状態について、参考例1と比較例1とを比較し、以下の基準で評価した。
2点:参考例のほうが比較例より染色された角質が明らかに目立たなくなってきた場合。
1点:参考例のほうが比較例より染色された角質がやや目立たなくなってきた場合。
0点:参考例と比較例で染色された角質に変化がない場合。
5名の平均点を求めて、平均1.0点をターンオーバー改善効果がある化粧料として評価した。
評価基準:ターンオーバー改善効果がある(平均点1.0点以上)。
結果は以下のとおりである。
Figure 2004137235
上記の結果から明らかなように、本発明による化粧料は優れたターンオーバー改善効果を持つことが分かった。
【0020】
(4)くすみ改善効果
くすみが気になる10名の被験者(23才〜60才)をパネラーとし、皮膚化粧料(参考例2)を1日2回ずつ連続2週間使用した時の肌の状態について評価した。
結果を表11に示す。
【表11】
Figure 2004137235
上記の結果から明らかなように、本発明による化粧料は優れたくすみ改善効果を持つことが分かった。
【0021】
【発明の効果】
本発明のリンゴ酸高生産酵母を利用して酒粕を発酵してなる新規化粧料用素材は、天然の酵母が持つ栄養豊富な成分からなり、化粧料に配合することにより、その効果を十分に発揮し、荒れ肌・くすみ等、優れた美肌効果を生み出す。

Claims (7)

  1. リンゴ酸高生産変異酵母で酒粕を発酵させた後、濾過して得られる発酵生成物からなる化粧料用素材。
  2. 発酵生成物が、酒粕に水を添加し、5〜35℃で、3日以上発酵させた後、圧搾濾過して得られたものである請求項1記載の化粧料用素材。
  3. リンゴ酸高生産変異酵母がサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)7H6−aa11(FERM P−19000)である請求項1記載の化粧料用素材。
  4. リンゴ酸高生産変異酵母がサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)7H6−aa93(FERM P−19001)である請求項1記載の化粧料用素材。
  5. 発酵生成物が液体である請求項1記載の化粧料用素材。
  6. 皮膚化粧料用である請求項1記載の化粧料用素材。
  7. 入浴剤用である請求項1記載の化粧料用素材。
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