JP2004136347A - 工具保持具および自動工具交換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】摩擦攪拌用の工具だけを交換することができる自動工具交換装置およびこの自動工具交換装置によって工具を交換可能に保持する工具保持具を提供する。
【解決手段】工具保持具として、回転基台40と係合片とを有する回転ツール保持具29を用い、回転ツール33を回転基台40に嵌合させて把持するとともに、係合部48に係合片を係合する。これによって回転ツール33を回転基台40嵌合させるだけで保持することができ、回転基台40から離脱させる方向の力を工具に与えるだけで保持を解除して離脱させることができる。自動交換装置として、工具載置台75と離脱手段76とを備えるツールチェンジャ20を用い、離脱手段76で回転ツール33に離脱する方向の力を与えることができ、離脱した回転ツール33を工具載置台75で受けて載置することができる。
【選択図】   図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、摩擦攪拌用の工具を保持する工具保持具、摩擦攪拌用の工具を保持しておく工具載置台および摩擦攪拌用の工具を交換する自動工具交換装置。
【0002】
【従来の技術】
図13は、従来の技術の可動ツール保持具1を示す断面図である。従来の技術の摩擦攪拌接合装置である摩擦攪拌接合ガン(以下、「FSWガン」という)は、ガンアダプタを介して、ロボットの先端部に装着される。このFSWガンは、C字状の支持フレームの一端部に固定ツール保持具が設けられ、支持フレームの他端部に可動ツール保持具1が設けられて構成される(たとえば特許文献1および特許文献2)。
【0003】
可動ツール保持具1は、可動ツール2を保持するための保持である。この可動ツール保持具1は、駆動軸に固定され、円錐台状の内周面が形成される回転基台3と、回転基台3に嵌まり込んで保持され、円錐台状の外周面が形成されるチャック部材4と、チャック部材4に着脱可能に連結され、回転基台に3に螺着される操作片5とを有する。操作片5を可動させて回転基台2対して軸線方向に変位させることによって、チャック部材4を半径方向に変位させることができる。
【0004】
この可動ツール保持具1は、チャック部材4内に可動ツール2の円筒状の軸部6を挿入し、操作片5の手動操作によって、チャック部材4を半径方向内方へ変位させることによって、可動ツール2を把持することができる。このような可動ツール保持具1は、操作片5の手動操作によって、可動ツール2を着脱することができるように構成され、可動ツール2が摩耗した場合などに、交換することができる。
【0005】
摩擦攪拌接合では、接合部位の形状に応じて可動ツール2を変更するなど、用途に応じて、異なる種類の可動ツール2が用いられる。この場合、手作業で可動ツール2を交換することは、極めて効率が悪いので、機械操作によっていわば自動的に可動ツール2を交換できるツールチェンジャが用いられる。従来の技術のツールチェンジャは、FSWガン全体を、ガンアダプタから取外すことによって、FSWガンごと交換する構成している。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−314982号公報
【特許文献2】
特開2002−137067号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の技術では、FSWガン自体は、同一の構成であって、交換をする必要がないにもかかわらず、可動ツール2を交換するためだけに、交換しなければならない。このようにFSWガン全体を交換する構成では、交換作業が大掛かりになるとともに、交換用のFSWガンを保管しておくための広い保管場所を必要としてしまう。
【0008】
本発明の目的は、摩擦攪拌用の工具だけを交換することができる自動工具交換装置およびこの自動工具交換装置によって工具を交換可能に保持する工具保持具を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、摩擦攪拌接合装置に設けられ、一端部に摩擦攪拌部が形成され、他端部に係合部が形成され、中間部に掛合鍔部が形成される摩擦攪拌用の工具を着脱可能に保持する工具保持具であって、
摩擦攪拌接合装置の駆動軸に設けられ、嵌合孔が形成される嵌合部を有し、工具を他端部側から嵌合させ、工具の掛合鍔部との間に間隔をあけた状態で、工具を把持する回転基台と、
回転基台に工具を嵌合させることによって係合部に係合し、工具に回転基台から離脱する方向の力が与えられることによって保持解除可能に、回転基台と協働して工具を保持する係合片とを含むことを特徴とする工具保持具である。
【0010】
本発明に従えば、摩擦攪拌用の工具を、回転基台の嵌合部に嵌合させて把持するとともに、工具を回転基材に嵌合させることによって工具の係合部に係合片を係合する。このようにして回転基台と係合片とが協働して、工具を保持することができる。回転基台は、工具を嵌合させるだけで把持する構成であり、係合片は、工具を回転基台に嵌合させるだけで、係合部に係合する構成である。これによって複雑な操作をしなくても、工具を回転基台の嵌合部に嵌合させるだけで、工具を保持することができる。したがたって作業者が手作業で嵌合操作しなくても、機械操作によって、容易に工具を保持させることができる。
【0011】
また回転基台と係合片とは、工具に回転基台から離脱させる方向の力が与えられることによって、工具の保持を解除可能に、工具を保持している。これによって複雑な操作をしなくても、回転基台から離脱させる方向の力を工具に与えるだけで、工具の保持を解除することができる。しかも回転基台は、工具の掛合鍔部との間に間隔をあけた状態で工具を把持する構成である。この掛合鍔部を利用して、機械操作によって、工具の保持を解除させるための力を工具に与えることができる。したがって作業者が手作業で離脱操作しなくても、機械操作によって、容易に工具を保持解除させて、離脱させることができる。
【0012】
請求項2記載の本発明は、一端部に摩擦攪拌部が形成され、他端部に係合部が形成され、中間部に掛合鍔部が形成される摩擦攪拌用の工具であって、工具を他端部側から嵌合させることによって保持するとともに、工具に離脱させる方向の力を与えることによって保持解除可能な工具保持具に保持される工具を、摩擦攪拌部が下部に配置される状態で載置するための複数の載置部が形成される工具載置台と、
工具載置台の各載置部に関連して設けられ、工具保持具から離脱する方向に力が与えられることのによって保持解除可能に、工具保持具に保持された工具が載置部の上方にある状態で、掛合鍔部に掛合して工具に工具保持具から離脱する方向の力を与えるための工具離脱手段とを含むことを特徴とする自動工具交換装置である。
【0013】
本発明に従えば、載置手段の各載置部に、摩擦攪拌用の工具をそれぞれ載置し、下方から支持することができる。工具は、摩擦攪拌部が下部に配置されており、係合部が形成される他端部が上部に配置される。このような載置手段に工具を載置しておくことによって、工具を他端部側から嵌合することによって、掛合鍔部から間隔をあけた状態で、工具を保持し、工具に離脱する方向に力を与えることによって保持解除可能な工具保持具を用いて、工具が嵌合するように工具保持具を変位操作することによって、工具保持具に工具を装着することができる。
【0014】
また工具離脱手段が各載置部に関連して設けられ工具離脱手段を、工具保持具に保持された掛合鍔部に掛合して、工具に工具保持具から離脱する方向に力を与えることができる。このような力を工具に与えることによって、工具保持具による工具の保持を解除し、工具を工具保持具から離脱させることができる。このような工具離脱手段は、工具保持具に保持された工具が載置部の上方にある状態で、前述のように工具を工具保持具から離脱させるので、離脱された工具は、載置部に載置することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態の自動工具交換装置20を備える摩擦攪拌接合設備21を示す正面図である。摩擦攪拌接合設備21は、ロボット22と、ロボット22の先端部25に設けられる摩擦攪拌接合ガン23と、ツールチェンジャ20とを含んで構成される。
【0016】
ロボット22は、汎用ロボットなどと呼ばれる多軸ロボット、本実施の形態では6軸ロボットであって、工場の床などの設置対象24に設置して設けられる。このロボット22は、その先端部25を、互いに直交する3軸方向にスライド変位させることができるとともに、前記互いに直交する3軸まわりに角変位させることができる構成である。このロボット22の先端部25に摩擦撹拌接合ガン23が設けられ、ロボット22は、摩擦撹拌接合ガン23を、前記互いに直交する3軸方向にスライド変位駆動することができるとともに、前記互いに直交する3軸まわりに角変位駆動することができる。
【0017】
摩擦撹拌接合装置である摩擦攪拌接合ガン(以下、「FSWガン」という)23は、工具である回転ツール33を、高速で回転させて2つの接合対象物の少なくともいずれか一方に摺動させ、2つの接合対象物を加熱することによって軟化させて流動させ、2つの接合対象物を接合する装置である。このFSWガン23は、支持フレーム27と、固定ツール保持具28と、回転ツール保持具29と、回転駆動手段30と、スライド駆動手段31とを有する。
【0018】
支持フレーム27は、大略的にC字状に形成される。この支持フレーム27が、ガンアダプタ32を介して、ロボット22の先端部25に固定される。このように支持フレーム27でロボット22の先端部25に固定されることによって、FSWガン23がロボット22の先端部25に設けられる。
【0019】
固定ツール保持具28は、支持フレーム27の一端部であって、支持フレーム27のロボット22に固定される部位から遠い側の端部に設けられる。この固定ツール保持具28は、支持フレーム27に固定される保持具であり、固定ツール35を着脱自在に保持する。固定ツール35は、固定ツール保持具28に保持された状態で、その軸線が予め定める基準軸線L0と一致する位置に配置され、支持フレーム27に対する変位が阻止されて固定的に設けられる。
【0020】
回転ツール保持具29は、支持フレーム27の他端部であって、支持フレーム27のロボット22に固定される部位に近い側の端部に、固定ツール保持具28に対向して設けられる。この回転ツール保持具29は、回転ツール33を把持する回転基台40を有し、回転基台40によって把持して回転ツール33を保持することができる。
【0021】
支持フレーム27には、駆動軸36が設けられ、この駆動軸36に回転基台40が固定して設けられる。駆動軸36は、その軸線を基準軸線L0と一致させて、基準軸線L0まわりに回転可能にかつ基準軸線L0に沿ってスライド変位可能に設けられ、回転基台40は駆動軸36の変位に伴って、基準軸線L0まわりに回転可能であるとともに、基準軸線L0に沿ってスライド変位可能である。回転ツール29は、回転ツール保持具29に保持された状態で、その軸線が基準軸線L0と一致する位置に配置され、回転基台40の変位に伴って、基準軸線L0まわりに回転可能であるとともに、基準軸線L0に沿ってスライド変位可能である。
【0022】
回転駆動手段30は、サーボモータによって実現される回転駆動源41と、回転駆動源41から駆動軸36に駆動力を伝達する回転伝達機構42とを有する。この回転駆動手段30は、回転駆動源41から出力される回転駆動力を、回転伝達機構42によって駆動軸36に基準軸線L0まわりの回転駆動力として伝達し、駆動軸36を基準軸線L0まわりに回転駆動することによって、回転基台40に把持される回転ツール33を基準軸線まわりに回転駆動することができる。
【0023】
スライド駆動手段31は、サーボモータによって実現されるスライド駆動源43と、スライド駆動源43から駆動軸36に駆動力を伝達するスライド伝達機構44とを有する。このスライド駆動手段31は、スライド駆動源43から出力される回転駆動力を、スライド伝達機構44によって駆動軸36に基準軸線L0に沿うスライド変位駆動力に変換して伝達し、駆動軸36を基準軸線L0に沿ってスライド変位駆動することによって、回転基台40に把持される回転ツール33を基準軸線L0に沿ってスライド変位駆動することができる。
【0024】
このようなFSWガン23は、回転ツール33を回転させた状態で、回転ツール33を基準軸線L0に沿って変位させ、回転ツール33と固定ツール35とで、2つの接合対象物を挟み、回転ツール33を少なくとも一方の接合対象物に摺動させる。これによって、2接合対象物を接合することができる。このFSWガン23によって接合される接合位置は、ロボット22によってFSWガン23を変位させて、変化させることができる。
【0025】
自動工具交換装置であるツールチェンジャ20は、FSWガン23に装着される工具である回転ツール33を、回転ツール保持具29に対して着脱して交換するための装置である。このツールチェンジャ20は、ロボット22が設置される設置対象24に設置される。
【0026】
図2は、FSWガン23の回転ツール保持具29を示す断面図である。図3は、回転ツール保持具29の回転基台40を拡大して示す底面図である。図4は、回転ツール33の一例であるロングツール33aを拡大して示す正面図である。図5は、ロングツール33aを拡大して示す平面図である。図6は、回転ツール33の他の例であるショートツール33bを拡大して示す正面図である。
【0027】
回転ツール保持具29は、摩擦撹拌用の工具である回転ツール33を、着脱可能に保持する工具保持具である。回転ツール33には、図4に示すようなロングツール33aおよび図6に示すようなショートツール33bを含み、各種のツールが存在し、不特定のツールを示す場合、回転ツール33という。
【0028】
回転ツール33は、軸線方向一端部に、接合対象物に摺動される摩擦撹拌部47が形成され、軸線方向他端部に、係合部48が形成され、軸線方向両端部間の中間部に、掛合鍔部53が形成される。摩擦撹拌部47は、掛合鍔部53から軸線方向一端部側に突出する撹拌部連結部56の先端部に形成されている。係合部48は、回転ツール33の残余の部分から軸線方向に突出しており、残余の部分に近い側の後端側部分50に比べて、残余の部分から遠い側の先端側部分51が大径に形成されている。
【0029】
掛合鍔部53は、半径方向外方に突出し、周方向全周に延びる突条である。回転ツール33の係合部48と掛合鍔部53との間には、軸線方向一端部から他端部に向かうにつれて、換言すれば係合部48に向かうにつれて、外径が小さくなる円錐台状の外周面、具体的にはジャコブステーパである外周面を有するテーパ部54が形成される。このテーパ部54と掛合鍔部53との間には、外周面が円筒状の円筒部55が介在され、テーパ部54は、掛合鍔部53から軸線方向に間隔Dをあけている。
【0030】
前記係合部48は、このテーパ部54から軸線方向に突出している。係合部48のテーパ部54に連なる後端側部分50の外径は、テーパ部54の最も係合部48寄りの端部、したがって係合部48が連なる部分の外径よりも小さく形成されている。これによって回転ツール33には、係合部48とテーパ部54とによって半径方向外方に開放する凹溝が周方向全周にわたって形成されている。
【0031】
このような回転ツール33は、互いに異なる種類のツール同士は、摩擦撹拌部47および撹拌部連結部56の少なくともいずれか一方の構成が異なる。たとえばロングツール33aとショートツール33bとの差異は、ロングツール33aの撹拌連結部56の軸線方向寸法が、ショートツール33bの軸線方向寸法に比べて大きい点である。係合部48から掛合鍔部53までの構成は、種類に関わらず、全ての回転ツール33において同様の構成である。
【0032】
このような回転ツール33を保持する回転ツール保持具29は、支持基台57と、前記回転基台40と、係合片58とを含んで構成される。支持基台57は、支持フレーム27に、基準軸線L0に沿ってスライド変位可能に支持されている。この支持基台57は、内方側にボールベアリングによって実現される軸受手段59を保持している。
【0033】
回転基台40は、その軸線を基準軸線L0と一致させて、支持基台57内に部分的に嵌まり込んで設けられ、軸受手段59を介して、支持台57に対して、基準軸線L0に沿う方向のスライド変位が阻止された状態で、基準軸線L0まわりに回転可能に、支持されている。この回転基台40は、軸線方向一端部に形成される連結部60で、駆動軸36に連結されて固定される。
【0034】
また回転基台40の固定ツール保持具28に臨む側の端部である軸線方向他端部には、有底筒状の嵌合部61が形成される。この嵌合部61には、軸線に沿って嵌合孔62が形成され、この嵌合孔62は、固定ツール保持具28側に向かって軸線方向に開放している。
【0035】
嵌合部61は、開放端側の把持部分65と、底部側の係合片収容部分66とを有する。嵌合孔62は、把持部分65および係合片収容部分66にわたって連なって形成されている。把持部分65における嵌合孔62に臨む嵌合部61の内周面は、回転基台40の軸線方向他端部60に向かうにつれて、換言すれば軸線に沿って嵌合孔62の内方に向かうにつれて、内径が小さくなるように、円錐台状に、具体的にはジャコブステーパであって、回転ツール33のテーパ部54の外周面と同様の形状に形成される。
【0036】
係合片58は、基部69と複数の爪部68とを有する。各爪部68は、周方向に間隔をあけて配置され、基端部で基部69に連結され、遊端部に変形方向内方に突出する凸部を有する。これら爪部68は、少なくとも遊端部が半径方向外方に変位するように弾発的に変形することができる。
【0037】
このような係合片58は、各爪部68の遊端部を回転基台40の開放端側に配置して、嵌合部61の係合片収容部分66に嵌まり込んで、嵌合孔62に配置して設けられる。この状態で係合片58は、基部69で回転基台40の嵌合部61の底部に固定され、各爪部68の遊端部が半径方向外方に変形可能な状態で設けられる。
【0038】
このような固定ツール保持具29は、回転基台40の嵌合部61に、回転ツール33をその軸線方向他端部側、したがって係合部48側から嵌合することによって、嵌合部61の把持部分65における内周面を回転ツール33のテーパ部54の外周面とを密着させて、回転ツール33を把持することができる。回転基台40の嵌合部61と、回転ツール33のテーパ部54とは、回転ツール33を回転基台40に嵌合させたとき、相互の位置決めをすることができる。本実施の形態では、回転基台40の軸線方向他端部と回転ツール33の掛合鍔部53とが、回転ツール33における掛合鍔部53とテーパ部54との間隔Dと同一の間隔をあけて配置されるように位置決めされる。
【0039】
また回転ツール33が回転基台40に把持された状態で、回転ツール33の係合部48は、係合片収容部分66内に配置され、係合片58内にはまり込んで、各爪部68に囲まれるように配置され、係合片58が回転ツール33の係合部48に係合する。係合片58は、各爪部68の遊端部が、回転ツール33の係合部48とテーパ部54によって形成される凹溝に嵌まり込んで、係合部48の先端側部分51に係合する。このようにして係合片58は、係合部48に係合する。
【0040】
この係合片58は、前述のように弾発的に変形可能に形成されており、この係合片58を特に操作しなくても、回転ツール33の係合部48を係合片58外から係合片58内に嵌合させるように、係合片58に対して回転ツール33が変位されると、各爪部68が係合部48によって弾発的に変形され、先端側部分51が各爪部68の遊端部よりも基部69側に嵌まり込んだ時点で、各爪部68が弾性回復力で復元して遊端部が先端側部分51に係合される。またこのように係合した状態、しがたって係合部48を係合片58内から係合片58外に排出させるように、係合片58に対して回転ツール33が変位されると、各爪部68が係合部48によって弾発的に変形され、先端側部分51が各爪部68の遊端部よりも係合片58の外方に排出して、係合が解除される。このとき、各爪部68が弾性回復力で復元する。
【0041】
このように回転ツール保持具29は、回転基台40と係合片58とが協働して、回転ツール33を保持することができる。回転基台40は、回転ツールを嵌合させるだけで把持する構成であり、係合片58は、回転ツール33を回転基台に嵌合させるだけで、係合部58に係合する構成である。これによって回転ツール33を回転ツール保持具29によって保持させるにあたっては、複雑な操作をしなくても、回転ツール33を回転基台40に挿入するだけの簡単な操作で、保持させることができる。したがたって作業者が手作業で嵌合操作しなくても、機械操作によって、容易に回転ツール33を保持させることができる。
【0042】
また回転基台40と係合片58とは、回転ツール33に回転基台40から離脱させる方向の力が与えられることによって、回転ツール33の保持を解除可能に、工具を保持している。したがって保持状態は、回転ツール保持具29に対して、回転ツール29を排出する方向、具体的には保持するときの挿入方向と反対方向の力を与えるだけで解除される。このように複雑な操作をしなくても、回転基台40から離脱させる方向の力を回転ツール33に与えるだけで、回転ツール33の保持を解除することができる。しかも回転基台40は、回転ツール33の掛合鍔部53との間に間隔Dをあけた状態で回転ツール33を把持する構成である。この掛合鍔部53を利用して、機械操作によって、回転ツール33の保持を解除させるための力を回転ツール33に与えることができる。したがって作業者が手作業で離脱操作しなくても、機械操作によって、容易に回転ツール33を保持解除させて、離脱させることができる。
【0043】
回転ツール保持具29は、簡単な操作によって、回転ツール33を挿入して、保持させることができるとともに、回転ツール33の保持を解除させて、離脱させることができる。この保持操作および離脱操作は、回転ツール33と回転ツール保持具29とを相対的に軸線方向に変位させるだけの簡単な操作であり、作業者による手作業でなくても、機械操作によって容易に達成できる操作である。このように回転ツール保持具29は、回転ツール33を着脱可能に保持することができ、複数の種類の回転ツール33を、この回転ツール33単体で、機械操作によって着脱交換を可能にする。
【0044】
また回転基台40には、係合片収容部分66における嵌合孔62と、回転基台40外とを連通するための連通孔70が形成されており、回転ツール33が回転ツール保持具29に保持された状態で、回転基台40内に密閉された空間が形成されることを防ぐことができる。これによって前述のような回転ツール33の回転ツール保持具29への挿入、保持操作および回転ツール保持具29からの離脱操作を容易にすることができる。
【0045】
図7は、ツールチェンジャ20を示す平面図である。図8は、ツールチェンジャ20を示す断面図である。図9は、工具載置台75の一部を示す底面図である。図10は、工具載置台75の一部を示す断面図である。図10には、図8の切断面線S10−S10を示す。自動工具交換装置であるツールチェンジャ20は、工具載置台75と、工具離脱手段76とを含んで構成される。
【0046】
工具載置台75は、設置対象24に立設される支柱77の上端部に固定されて設けられる。この工具載置台75は、板状の台本体78と、台本体78に設けられる複数の支持部材79とを有する。本実施の形態では、たとえば3つの支持部材79が設けられる。
【0047】
各支持部材79は、回転ツール33をそれぞれ載置するための載置部である。これら支持部材79は、略長方形の板状であって、一端部81に厚み方向に挿通する支持孔80が形成されている。このような各支持部材79は、支持孔80が台本体78の外周縁辺部82よりも外方に突出する位置に、したがって支持孔80が台本体78によって塞がれない位置に配置されて、他端部83側の部分で台本体78に固定される。各支持孔80は、その軸線が略鉛直に配置されている。
【0048】
各支持部材79の支持孔80は、各支持部材79の支持孔80に臨む孔周縁部85の内周面の内径が、回転ツール33の掛合鍔部53の外径よりも小さく、かつこの掛合鍔部53よりも軸線方向一端部よりの部分、したがって摩擦撹拌部47および撹拌部連結部56の外径よりも大きく形成されている。このような各支持部材79は、摩擦攪拌部47が下部に配置される状態で、回転ツール33を支持孔80に上方から挿入することによって、掛合鍔部53を孔周縁部85によって下方から受けて支持し、回転ツール33を載置することができる。
【0049】
工具離脱手段76は、各支持部材79に関連して、本実施の形態では、各支持部材79ごとに、対応して個別に設けられる。したって本実施の形態では、3つの工具離脱手段76が設けられる。各工具離脱手段76は、離脱操作片85と、離脱駆動源86とを有する。
【0050】
離脱操作片85は、支持部材79の上方側に配置され、その支持部材79の支持孔80に近接および離反する方向であってかつ水平な方向である離脱操作方向に変位可能に設けられる。この離脱操作片85は、板状であって、厚み方向に挿通し、前記離脱操作方向に延びる案内溝88が形成されており、支持部材79に固定される案内片89が案内溝88を厚み方向に挿通する状態で嵌まり込んで、この案内片89に案内される。このように案内されて離脱操作片85は、前記離脱操作方向に変位可能である。離脱操作片85の支持孔80に近い側の一端部90は、図4および図6に示すように、下方側の表面(下面)91が先端に向かうにつれて上方へ傾斜する傾斜面に形成されている。
【0051】
離脱駆動源86は、離脱操作片85を前記離脱操作方向へ変位駆動するためのアクチュエータであって、たとえば油圧シリンダおよび空気圧シリンダなどの流体圧シリンダによって実現される。この離脱駆動源は、シリンダ本体93と、シリンダ本体93に対して伸長および縮退可能なピストンロッド94とを有し、シリンダ本体93への流体の供給状態を制御することによって、ピストンロッド94をシリンダ本体93に対して伸長および縮退させることができる。
【0052】
このような離脱駆動源86は、ピストンロッド94を前記離脱操作方向に伸長および縮退可能に配置され、シリンダ本体93で工具載置台75の台本体78に固定されて設けられる。この離脱駆動源86のピストンロッド94の先端部に、離脱操作片85がその他端部96で固定され、離脱駆動源86によって、離脱操作片85を、離脱操作方向へ変位駆動することができる。
【0053】
このようなツールチェンジャ20は、保持した回転ツール33の摩擦撹拌部47が下部に配置され、掛合鍔部53の係合部48側の面が、離脱操作片85の一端部90における下面91に水平方向に臨む位置に配置し、ピストンロッド94を伸長させて、離脱操作片85を回転ツール30の軸線に近づける方向へ変位させる。このとき、離脱操作片85の一端部90の下面91が掛合鍔部53おける係合部48側の面に当接させた状態で、前述のように変位させる。つまり離脱操作片85の掛合面となる前記下面91を回転ツール33の軸線に垂直な面に対して傾斜させて、掛合鍔部53に掛合し、離脱操作片85を回転ツール33の軸線に略垂直に変位させることによって、回転ツール33にその軸線に沿う方向の力を与えることができる。
【0054】
これによって回転ツール33に、下方に向かう力を与えることができる。この力は、回転ツール33を回転ツール保持具29から抜き出して離脱させる方向の力である。このように工具離脱手段76は、回転ツール保持具29に保持された回転ツール33の支持部材79によって支持される被支持部、具体的には掛合鍔部53が、支持部材79の上方にある状態で、掛合鍔部53に離脱操作片85を掛合して、回転ツール33に回転ツール保持具29から離脱する方向の力を与えることができる。
【0055】
このようにして工具離脱手段76によって回転ツール33に力を与えて、回転ツール33を回転ツール保持具29から離脱させることができ、離脱された回転ツール33は、支持部材79によって支持することができる。また工具離脱手段76は、回転ツール保持具29に保持された回転ツール33が、部分的に支持孔80に嵌まり込んでいる状態で、前記離脱させるための力を与える。これによって離脱された回転ツール33を確実に支持部材79によって支持させることができる。またこのように離脱操作片85によって離脱操作するにあたって、掛合鍔部53が前記間隔Dをあけて保持されているので、離脱操作片85を掛合鍔部53に掛合して、離脱操作することができる。
【0056】
またこのようなツールチェンジャ20の工具載置台75に載置されている回転ツール33は、係合部48を上部に配置して、掛合鍔部53が下方から支持された状態である。回転ツール33を保持していない状態の回転ツール保持具29を、工具載置台75に載置される回転ツール33の上方に配置し、工具載置台75に載置される回転ツール33に対して、回転ツール33が係合部48が回転基台40の嵌合部に挿入して嵌合されるように、回転ツール保持具29を下方へ変位させることによって、回転ツール33を回転ツール保持具29に保持させることができる。このような回転ツール保持具29の変位は、ロボット22によるFSWガン23全体の変位およびスライド駆動手段31による回転ツール保持部29の変位の少なくともいずれか一方によって達成される。
【0057】
このようなツールチェンジャ20を備える摩擦撹拌接合設備21において、FSWガン23の回転ツール保持部29に保持される回転ツール33を、回転ツール保持具29から離脱させて、工具載置台75に載置させるにあたっては、まず、回転ツール保持具29を変位させて、回転ツール33を載置していない支持部材79の支持孔80の軸線と基準軸線L0とが一致し、かつ回転ツール保持具29に保持される回転ツール33の掛合鍔部53が支持部材79の上方に配置されるように、回転ツール保持具29を配置させる。この場合の回転ツール保持具29の変位もまた、ロボット22によるFSWガン23全体の変位およびスライド駆動手段31による回転ツール保持部29の変位の少なくともいずれか一方によって達成される。
【0058】
この状態で、工具離脱手段76によって、回転ツール保持具29に保持されている回転ツール33に、掛合鍔部53に離脱操作片85を掛合して離脱する方向の力を与える。具体的には、前述のように離脱駆動源86によって離脱操作片85を変位させる。これによって回転ツール33が、回転ツール保持具29から離脱される。離脱された回転ツール33は、必然的に支持部材79に支持されて載置される。
【0059】
このように回転ツール33を把持して搬送したり、細かな操作片を操作するなどの複雑な操作を必要とせず、離脱操作片85を回転ツール33の軸線に垂直な面に対して傾斜する掛合面となる下面91で掛合鍔部53に掛合して、回転ツール33の軸線に略垂直な方向に変位させるだけの簡単な操作によって、回転ツール33を離脱させて、その離脱させた回転ツール33を工具載置台75に載置することができる。このように作業者による手作業を必要とすることなく、簡単な機械操作によって、回転ツール33を単体で離脱させることができる。
【0060】
またこのようなツールチェンジャ20を備える摩擦撹拌接合設備21において、FSWガン23の回転ツール保持部29に、ツールチェンジャ20の工具載置台75に載置されている回転ツール33を保持させるにあたっては、まず、回転ツール保持具29を変位させて、保持すべき回転ツール33が載置されている支持部材79の支持孔80の軸線と基準軸線L0とが一致し、その回転ツール33の上方に回転ツール保持具29を配置させる。この場合の回転ツール保持具29の変位もまた、ロボット22によるFSWガン23全体の変位およびスライド駆動手段31による回転ツール保持部29の変位の少なくともいずれか一方によって達成される。
【0061】
この状態で、回転ツール保持具29を回転ツール33に近接させて、回転ツール33が回転基台40の嵌合部61に嵌合させる。これによって回転ツール保持具29に回転ツール33を保持させることができる。この場合の回転ツール保持具29の変位もまた、ロボット22によるFSWガン23全体の変位およびスライド駆動手段31による回転ツール保持具29の変位の少なくともいずれか一方によって達成される。
【0062】
このように回転ツール33を把持して搬送したり、細かな操作片を操作するなどの複雑な操作を必要とせず、回転ツール保持具29を変位させるだけの簡単な操作によって、回転ツール33を離脱させて、その離脱させた回転ツール33を工具載置台75に載置することができる。このように作業者による手作業を必要とすることなく、簡単な機械操作によって、回転ツール33を単体で離脱させることができる。しかも回転ツール保持具29の変位は、摩擦撹拌接合において回転ツール保持具29を変位させる手段を利用することができる。
【0063】
ツールチェンジャ20を備える摩擦撹拌接合設備21では、回転ツール33の離脱操作と、回転ツール33の保持操作とを組合わせることにおって、回転ツール33を単体で交換することができる。しかも手作業を必要とすることなく、簡単な機械操作によって、いわば自動的に交換することができる。
【0064】
また離脱操作片85は、掛合鍔部53に掛合される一端部90が、離脱操作方向に対して垂直に延びる形状である。このような構成によって、回転ツール33が離脱操作片85に対して離脱操作方向と垂直な方向にずれていても、離脱操作することができる。
【0065】
図11は、本発明の実施の他の形態のツールチェンジャ20Aを示す断面図である。本実施の形態のツールチェンジャ20Aは、図1〜図10のツールチェンジャ20と類似しており、異なる構成についてだけ説明し、同様の構成は同一の符号を付し、説明を省略する。本実施の形態のツールチェンジャ20Aは、図1〜図10のツールチェンジャ20に代えて用いることができるものであって、回転ツール保持具29に衝撃力を与えるための衝撃手段100をさらに有する。衝撃手段100は、当接部材101と、衝突駆動源102とを有する。当接部材101は、回転ツール保持具29の回転基台40に衝突することによって、回転ツール保持具29に衝撃を与えることができる。
【0066】
衝突駆動源102は、当接部材101を、回転ツール33が離脱操作される位置に配置される回転ツール保持具29の回転基台40に、近接および離反させる衝突操作方向へ変位駆動するためのアクチュエータであって、たとえば油圧シリンダおよび空気圧シリンダなどの流体圧シリンダによって実現される。この衝突駆動源102は、シリンダ本体105と、シリンダ本体105に対して伸長および縮退可能なピストンロッド106とを有し、シリンダ本体105への流体の供給状態を制御することによって、ピストンロッド106をシリンダ本体105に対して伸長および縮退させることができる。
【0067】
このような衝突駆動源102は、ピストンロッド106を前記衝突操作方向に伸長および縮退可能に配置され、シリンダ本体1105で工具載置台75の台本体78に固定されて設けられる。この衝突駆動源102のピストンロッド106の先端部に、当接部材101が固定され、衝突駆動源102によって、当接部材102を、衝突操作方向へ変位駆動することができる。
【0068】
このような衝撃手段100は、当接部材102を変位させて、当接部材102を回転基台40に当接させ、回転ツール保持具29に衝撃を与えることができる。このような衝撃を与えることによって、回転基台40の把持部と回転ツール33のテーパ部との密着状態を解除しやすくすることができる。したがって工具離脱手段76によって、離脱操作するときに、回転ツール保持具29に衝撃を与え、保持状態を解除しやすくし、離脱操作を容易にすることができる。
【0069】
その他の構成は、図1〜図10のツールチェンジャ20と同様であり、同様の効果を達成する。
【0070】
図12は、本発明の実施のさらに他の形態のツールチェンジャ20Bにおける離脱操作片85Bの一部を示す平面図である。本実施の形態の離脱操作片85Bは、図1〜図10の離脱操作片85と類似しており、異なる構成についてだけ説明し、同様の構成は同一の符号を付し、説明を省略する。本実施の形態の離脱操作片85Bは、図1〜図10の離脱操作片85に代えて用いることができるものであって、一端部90がU字状に形成され、この一端部90に回転ツール33を嵌まり込ませるようにして、離脱操作する。このような構成であっても、図1〜図10の離脱操作片85と同様の離脱操作をすることができる。
【0071】
前述の各実施の形態は、本発明の例示に過ぎず、本発明の範囲内において、構成を変更することができる。
【0072】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明によれば、作業者が手作業で嵌合操作しなくても、機械操作によって、容易に工具を保持させることができる。また作業者が手作業で離脱操作しなくても、機械操作によって、容易に工具を保持解除させて、離脱させることができる。このように機械操作によって、工具だけを着脱交換することができる工具保持具を実現することができる。
【0073】
請求項2記載の本発明によれば、工具載置台に工具を載置しておき、工具保持具を変位操作することによって、工具保持具に工具を装着することができる。また工具離脱手段によって、工具に力を与えることによって、工具保持具による工具の保持を解除し、工具を工具保持具から離脱させることができ、離脱された工具を、工具載置台の載置部に載置することができる。このように工具を、容易な操作で工具保持具に保持できるように載置して保管することができるとともに、工具保持具に保持されている工具を、工具保持具から離脱させて、載置することができる。したがって摩擦攪拌装置全体ではなく、工具だけを、機械操作によって、いわば自動的に、着脱交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の自動工具交換装置20を備える摩擦攪拌接合設備21を示す正面図である。
【図2】FSWガン23の回転ツール保持具29を示す断面図である。
【図3】回転ツール保持具29の回転基台40を拡大して示す底面図である。
【図4】回転ツール33の一例であるロングツール33aを拡大して示す正面図である。
【図5】ロングツール33aを拡大して示す平面図である。
【図6】回転ツール33の他の例であるショートツール33bを拡大して示す正面図である。
【図7】ツールチェンジャ20を示す平面図である。
【図8】ツールチェンジャ20を示す断面図である。
【図9】工具載置台75の一部を示す底面図である。
【図10】工具載置台75の一部を示す断面図である。
【図11】本発明の実施の他の形態のツールチェンジャ20Aを示す断面図である。
【図12】本発明の実施のさらに他の形態のツールチェンジャ20Bにおける離脱操作片85Bの一部を示す平面図である。
【図13】従来の技術の可動ツール保持具1を示す断面図である。
【符号の説明】
20,20A,20B ツールチェンジャ
21 摩擦撹拌接合設備
22 ロボット
23 FSWガン
29 回転ツール保持具
33 回転ツール
40 回転基台
47 摩擦撹拌部
48 係合部
53 掛合鍔部
58 係合片
61 嵌合部
75 工具載置台
76 離脱手段
79 支持部材
85 離脱操作片

Claims (2)

  1. 摩擦攪拌接合装置に設けられ、一端部に摩擦攪拌部が形成され、他端部に係合部が形成され、中間部に掛合鍔部が形成される摩擦攪拌用の工具を着脱可能に保持する工具保持具であって、
    摩擦攪拌接合装置の駆動軸に設けられ、嵌合孔が形成される嵌合部を有し、工具を他端部側から嵌合させ、工具の掛合鍔部との間に間隔をあけた状態で、工具を把持する回転基台と、
    回転基台に工具を嵌合させることによって係合部に係合し、工具に回転基台から離脱する方向の力が与えられることによって保持解除可能に、回転基台と協働して工具を保持する係合片とを含むことを特徴とする工具保持具。
  2. 一端部に摩擦攪拌部が形成され、他端部に係合部が形成され、中間部に掛合鍔部が形成される摩擦攪拌用の工具であって、工具を他端部側から嵌合させることによって保持するとともに、工具に離脱させる方向の力を与えることによって保持解除可能な工具保持具に保持される工具を、摩擦攪拌部が下部に配置される状態で載置するための複数の載置部が形成される工具載置台と、
    工具載置台の各載置部に関連して設けられ、工具保持具から離脱する方向に力が与えられることのによって保持解除可能に、工具保持具に保持された工具が載置部の上方にある状態で、掛合鍔部に掛合して工具に工具保持具から離脱する方向の力を与えるための工具離脱手段とを含むことを特徴とする自動工具交換装置。
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