JP2004136154A - 超音波洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば半導体のシリコンウェハーのように高い清浄度が要求される被洗浄物や、塵埃等を捕集した後のフィルター等の被洗浄物を、高い効率でかつ均一に洗浄することができ、しかも該被洗浄物から除去された汚れが再び付着する畏れがない超音波洗浄装置を提供することを課題とする。
【解決手段】洗浄液に浸漬した多数の被洗浄物14に超音波振動子16からの超音波を照射して、該被洗浄物14の洗浄を行なうようにした超音波洗浄装置において、前記多数の被洗浄物14を洗浄槽10におけるX−Y座標平面上に配置すると共に、前記超音波振動子16を前記被洗浄物14の上方において所要のパターンでX−Y座標平面上で移動させ、併せて前記洗浄槽10に供給される洗浄液を常に流過させることで、前記被洗浄物14の超音波洗浄を清浄な洗浄液中でなし得るよう構成したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は超音波洗浄装置に関し、更に詳細には、半導体のシリコンウェハーやフィルター等の被洗浄物を超音波で洗浄するに際し、その洗浄を高い効率で均一に行なうことができ、しかも洗浄により除去された汚れ成分が該被洗浄物に再付着することのない超音波洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば半導体のシリコンウェハーは、円筒状のシリコンブロックをスライサーにかけて所定厚みの円板にスライスすることで製造される。このシリコンウェハーの表面には、スライシング過程で生ずる微細なシリコンの切削屑が付着するので、半導体製造工程へ該ウェハーを供給するに先立ち充分に洗浄して、該切削屑を完全に除去する必要がある。また光学用のガラス基板や液晶基板その他写真用のフィルム基材等についても、同じく製造工程や取扱い工程で生じたり後発的に付着したりする屑や塵埃、油脂(手の)を完全に洗浄除去してから、次の工程へ移送する必要がある。
【0003】
更に、例えば各種の繊維機械や合成樹脂製造工程で生ずる繊維屑や細かい塵、その他厨房等で生ずるオイルミスト等を捕集するフィルターは、その捕集効率が低下した際に洗浄に付され、塵屑やオイルミストを除去してから再度の使用に供される。このフィルターの表面は、塵埃等の捕集面積を高めるために凹凸を付してある場合が多い。
【0004】
このような各種産業資材の製造工程や取扱い工程、その他厨房等の民生部門等で生ずる屑や塵埃、その他オイルミスト等を除去する手段として、超音波振動子による洗浄が一般に知られている。例えば、洗浄槽に貯留した洗浄液にシリコンウェハー等の被洗浄物を浸漬し、超音波振動子からの超音波を照射することで、該被洗浄物の洗浄を行なう超音波洗浄装置がこれである。一例として、特許文献1および該文献に添付の第1図〜第3図には、洗浄槽に被洗浄物を浸漬させ、この被洗浄物の下方または上方に超音波振動子を往復移動させるよう構成した超音波洗浄装置が開示されている。この特許文献1に係る超音波洗浄装置は、洗浄液に被洗浄物を浸漬させた状態で超音波を照射するものであるから、他のブラシ洗浄や液洗洗浄に比べて洗浄効率に優れる利点を有している。
【0005】
【特許文献1】
特開平3−151087号公報 (第1図〜第3図)
【0006】
【発明が解決すべき課題】
しかし前述した特許文献1に係る超音波洗浄装置では、被洗浄物に対する超音波振動子の位置関係が限定されており、従って洗浄ムラを生じて均一に洗浄されない欠点を有している。すなわち特許文献1の超音波振動子は、被洗浄物の下面または上面において一定の方向にのみ移動するものであるため、該被洗浄物の形状や塵埃等の付着分布に応じて超音波を肌理細かく照射することができず、従って前記の洗浄ムラを生じているのが現状であった。また洗浄液は、洗浄槽中に貯留されて超音波洗浄中は交換されることがないため、洗浄により被洗浄物から除去された汚れが該洗浄液中に漂い、再び被洗浄物に付着する難点も併せて指摘される。
【0007】
【発明の目的】
本発明は、前述した課題を好適に解決するために提案されたものであって、例えば半導体のシリコンウェハーのように高い清浄度が要求される被洗浄物や、塵埃等を捕集した後のフィルター等の被洗浄物を、高い効率でかつ均一に洗浄することができ、しかも該被洗浄物から除去された汚れが再び付着する畏れがない超音波洗浄装置を提供することを目的とする。
【0008】
【発明を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため本発明は、洗浄液に浸漬した多数の被洗浄物に超音波振動子からの超音波を照射して、該被洗浄物の洗浄を行なうようにした超音波洗浄装置において、
前記多数の被洗浄物を洗浄槽におけるX−Y座標平面上に配置すると共に、前記超音波振動子を前記被洗浄物の上方において所要のパターンでX−Y座標平面上で移動させ、
併せて前記洗浄槽に供給される洗浄液を常に流過させることで、前記被洗浄物の超音波洗浄を清浄な洗浄液中でなし得るよう構成したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る超音波洗浄装置について、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。この実施例に関しては、被洗浄物として半導体のシリコンウェハーを想定して説明するが、これ以外にも厨房におけるオイルミスト捕集用のフィルター等、多くの用途での活用が想定される。
【0010】
(洗浄槽の構造について)
図1は、実施例に係る超音波洗浄装置の平面図であり、図2は、図1に示す装置をIII−III線矢視方向に切断した横断面図である。図3は、図1に示す装置をII−II線矢視方向に切断した側断面図であり、図4は、洗浄槽におけるX−Y座標平面上を超音波振動子が移動するパターンの一例を示す概略説明図である。図に示す洗浄槽10は、例えばステンレス板を基材とする所要深さの矩形状箱体として構成され、後述する如く洗浄液が該洗浄槽10に所要レベルまで貯留されると共に、該洗浄液はその液貯留部へ一方の側から供給された後に他方の側へ流過する仕組みとなっている。
【0011】
この洗浄槽10には、図2に示すように、該洗浄槽10におけるX−Y座標平面に合致するよう液体通過性支持体12が水平に配設され、この液体通過性支持体12の上面に多数の半導体のシリコンウェハー(被洗浄物)14が整列的に支持されるようになっている。前記液体通過性支持体12は、金網の如きメッシュ状支持体、格子の如きグリッド状支持体その他柵体の如きフェンス状支持体のように洗浄液を自由に通過させて、該支持体12に載置したシリコンウェハー14に該洗浄液を接触させるものであれば何でもよい。この場合における液体通過性支持体12の配設個所は、洗浄槽10の液貯留レベルLより充分下方にあって、常に洗浄液に浸漬され得る位置に設定されている。従って、前記液体通過性支持体12に支持される多数のシリコンウェハー14は、何れも洗浄槽10に流過状態で貯留されている洗浄液に完全埋没状態で浸漬されることになる。
【0012】
(超音波振動子のX−Y移動機構について)
前記洗浄槽10には、下部に超音波振動子16を備えた超音波ヘッド18が配設され、この超音波ヘッド18は所要のパターンを描いてX−Y座標平面上を移動し得るよう構成されている。この結果として前記超音波振動子16は、前記多数のシリコンウェハー14の上方において、X−Y座標平面上の合成運動をなし得るようになっている。すなわち図1において、図の左右方向をX−Y座標におけるX方向とし、図の上下方向をX−Y座標におけるY方向とすれば、前記洗浄槽10の上部には、X方向に延在する第1ガイドレール20および第2ガイドレール22が水平かつ所要間隔で配設されている。そして図3に示すように、前記第1ガイドレール20にはサドル24を介して、また第2ガイドレール22には車輪付き支持脚26を介して、第3ガイドレール28がX方向への移動自在に配設されている。この第3ガイドレール28はY方向へ延在し、前記超音波ヘッド18が搭載されるスライダ30をY方向へ自在に移動させるものである。
【0013】
図1に示すように、X方向に延在する第1ガイドレール20の内側には、該レール20に沿って平行に長尺の雄ネジ軸(ボールネジ)32が配設され、この雄ネジ軸32は、その一端部(図1の右側端)において前記洗浄槽10の固定部位に回転自在に枢支されると共に、図3に示すように、前記第3ガイドレール28の下面に突出垂下させた雌ネジ部34に螺合挿入されている。また前記雄ネジ軸32の他端部(図1の右側端)は、図示しない電動モータにより駆動される減速機の回転軸に接続されている。従って前記モータを制御下に駆動すれば、前記雄ネジ軸32には正逆何れかの回転が付与され、該雄ネジ軸32に前記雌ネジ部34を介して接続される第3ガイドレール28は、前記第1ガイドレール20および第2ガイドレール22に沿ってX方向に往復移動することになる。
【0014】
第1および第2ガイドレール20,22に支持されてY方向へ延在する前記第3ガイドレール28には、図2に示すように、スライダ30がサドル36を介して配設されている。このスライダ30は、図1に示すように、前記第3ガイドレール28に沿ってY方向へ往復移動可能となっている。すなわち第3ガイドレール28の下面に一対のタイミングプーリ38,40が配設され、両タイミングプーリ38,40にタイミングベルト42が巻掛けられている。そして、前記一方のタイミングプーリ38は電動モータ44で駆動される減速機に接続されると共に、前記タイミングベルト42は前記スライダ30の下部に固定されている。従って前記モータ44を制御下に駆動すれば、前記スライダ30は、前記タイミングプーリ38,40およびタイミングベルト42を介して第3ガイドレール28に沿ってY方向へ往復移動させられる。
【0015】
前記スライダ30は、殊に図2に示す如く、その一部を第3ガイドレール28に対し直交する方向(すなわちX方向)へ僅かに水平に延出している。そしてスライダ30の水平延出部に、前記超音波ヘッド18が倒立配置されて、その超音波振動子16を前記洗浄槽10におけるX−Y座標平面上に位置するシリコンウェハー14の上方に臨ませている。この超音波ヘッド18および超音波振動子16は、何れも構成および作動原理は公知のものであって、その超音波出力は、被洗浄物たるシリコンウェハー14の数量や予想される汚れ具合等に応じて適宜のものが選択使用される。
【0016】
前記第3ガイドレール28をX方向へ駆動するモータ(図示せず)および前記スライダ30をY方向へ駆動するモータ44は、何れも図示しない電気的制御系に接続され、両モータは該制御系に組込んだプログラムにより個別にまたは同期的に駆動される。すなわち図示しないモータ単体を駆動すると、第3ガイドレール28および該レール28に設けたスライダ30と共に前記超音波ヘッド18はX方向へ移動し、また前記モータ44だけを駆動すると、第3ガイドレール28上をスライダ30および超音波ヘッド18はY方向へ移動する。また前記の図示しないモータおよび前記モータ44を同期的に駆動すると、第3ガイドレール28はX方向へ移動すると共にスライダ30はY方向へ移動し、従って超音波ヘッド18はX−Y座標平面上で任意の合成運動を行なうことになる。更に前記超音波振動子16は、この超音波ヘッド18に対しX−Y座標平面のZ方向へ昇降自在に構成してもよく、この場合は、該超音波振動子16と被洗浄物たるシリコンウェハー14との間隔距離を任意に調節することができる。
【0017】
(洗浄液を流過させる構造について)
本実施例に係る超音波洗浄装置では、前記洗浄槽10に供給される洗浄液を槽内で滞留させることなく常に流過させるようにすることで、前記シリコンウェハー14の超音波洗浄を清浄な洗浄液中でなし得るようなっている。すなわち図2に示す如く、洗浄槽10にはレベルLの深さまで洗浄液が貯留されるが、該洗浄槽10の右側には、洗浄液が前記レベルLに保持し得る高さの堰部46が形成されている。また洗浄槽10の左側(図2の)には、洗浄液を連続的に該洗浄槽10に供給する洗浄液供給部48が設けられている。この洗浄液供給部48は、例えば長手方向に多数の液供給孔を穿設した所要長のパイプとして構成され、該洗浄液供給部48は図示しない洗浄液供給源にバルブを介して接続されている。従って、この洗浄液供給部48から供給された洗浄液は、洗浄槽10に前記所定レベルLまで貯留された後、前記堰部46から順次流過する。堰部46の下方には洗浄液受部50が設けられているので、該堰部46からオーバーフローした洗浄液はそのまま外部へ排出される。
【0018】
実施例に係る超音波洗浄装置で使用される洗浄液としては、最も容易に入手し得る水を採用するのが一般的である。そして被洗浄物が、前記の如く高度の清浄度が要求されるシリコンウェハーや液晶基板等である場合は、その洗浄水として予め純水化装置を通過させた高純度の純水が使用される。また、それ程には高い清浄度が求められない被洗浄物にあっては、その要求度に応じて水道水を使用したり、他の洗浄液体を使用したりすることができる。
【0019】
(実施例の使用の実際について)
次に、実施例に係る超音波洗浄装置の使用の実際につき説明する。図1に示すように、前記洗浄槽10には、被洗浄物として多数のシリコンウェハー14がメッシュ状の液体通過性支持体12に整列的に並べられている。洗浄液供給部48からは純水化処理が施された洗浄水(純水)が洗浄槽10に連続的に供給され、前記堰部46において所定レベルLまで貯留された後、該堰部46からオーバーフローして順次流過するようになっている。すなわち洗浄槽10へ供給された洗浄水は槽内に滞留することなく速やかに流過するので、常に槽内の洗浄水は清浄な状態に保たれている。また被洗浄物たるシリコンウェハー14は、図2から判明する如く、所定レベルLに貯留された洗浄水中に完全に浸漬した状態となっている。
【0020】
この状態の下で前記電気的制御系を作動させると、図示しないX方向への駆動用モータおよび前記Y方向への駆動用モータ44が、該制御系に組込んだプログラムに応じて個別にまたは同期的に駆動される。例えば図示しないモータだけを駆動すると、第3ガイドレール28およびスライダ30と共に前記超音波ヘッド18はX方向へ移動する。また前記モータ44だけを駆動すると、スライダ30および超音波ヘッド18はY方向へ移動する。更に両モータを同期的に駆動すると、前記超音波ヘッド18はX−Y座標平面上で任意の合成運動を行なう。更に被洗浄面がフラットでなく凹凸を有する被洗浄物14の場合は、前記超音波ヘッド18をX−Y座標平面上でZ方向へ上下動させることで、その凹凸面に応じた強さで超音波を照射することができて一層効果的である。
【0021】
図4は、超音波ヘッド18(および下部に設けた超音波振動子16)が、前記洗浄槽10におけるX−Y座標平面上でX方向の動きおよびY方向の動きを与えられた状態を示すものである。すなわち液体通過性支持体12に並べたシリコンウェハー14の上方で、超音波振動子16は左下端の原点を起点として先ずY方向に直線移動を行なって、左側第1縦列に位置する5枚のシリコンウェハー14の超音波洗浄を実施する。次いで超音波振動子16は右側へ1ピッチだけX方向移動を行なった後、再びY方向への直線移動を行なって、左側第2縦列に位置する5枚のシリコンウェハー14を超音波で洗浄する。以下同様にして超音波振動子16をX−Y座標平面上で所謂鍵形にジグザグ移動させることで、全てのシリコンウェハー14の夫々に対する完全な洗浄を実施することができる。
【0022】
しかも、洗浄槽10中の水は滞留することなく常に流過しているので、被洗浄物であるシリコンウェハー14から除去された微細な汚れ成分が、該シリコンウェハー14に再び付着する畏れがなくなる。なお、シリコンウェハー14の洗浄に供された後に洗浄槽10から流過した洗浄水は、フィルターその他の浄化手段に掛けることで、該洗浄水を該洗浄槽10に循環的に再供給することは勿論必要に応じてなし得るものである。
【0023】
(別実施例について)
図1〜図3の実施例に係る超音波洗浄装置では、X−Y座標平面におけるY軸方向へのスライダ30の動きは、一対のプーリ38,40およびタイミングベルト42により与えられる機構になっていた。しかしこの機構は、前述したX軸方向への動きを与える機構と同様に、ボールネジによる駆動方式としてもよい。例えば図5および図6は、その別実施例を示すものであって、X軸方向およびY軸方向の何れもボールネジで駆動されるようになっている。
【0024】
すなわち図5は、X−Y座標平面におけるX軸方向およびY軸方向への駆動機構の概略を示す平面図であり、図6は、図5のVI−VI線断面図である。図5および図6において、X軸方向に延在する長尺のベース52の上面には、一対の平行なガイドレール54,54が配設されて同じくX軸方向に延在している。これら両ガイドレール54,54の中間には長尺の雄ネジ軸(ボールネジ)56が配設され、その両端部を前記ベース52に固定した軸受58,58により回転自在に枢支されている。また前記ベース52と平行に所定距離離間した位置に、サブガイドレール60が配設されている。そして図6に示すように、前記ベース52の上方で直交してY軸方向に延在するフレーム62は、その一方の下面に設けたスライダ64に搭載されて前記ガイドレール54,54に沿って移動自在となっている。また前記フレーム62の他方の下面にもスライダ(図示せず)が設けられ、該スライダは前記サブガイドレール60に搭載されて、該フレーム62がX軸方向へ移動する際のY方向へのブレを防止している。なお前記雄ネジ軸56は、その一端部がモータ66に接続されると共に、前記フレーム62の下部に設けた雌ネジ部68に螺挿されている。従って前記モータ66を駆動することで、前記フレーム62は前記ベース56の上方をX軸方向に前進または後退移動を行なう。
【0025】
図5に示す如く前記フレーム62には、前記超音波ヘッド18を搭載したY方向移動自在なスライダ70が配設されている。このスライダ70をフレーム62に対しY方向へ駆動する機構は、先に説明した前記フレーム62をX方向へ駆動する機構と殆ど同一である。すなわち一対のガイドレール72,72が前記フレーム62に配設され、両レール72,72の中間に雄ネジ軸(ボールネジ)74が設けられている。この雄ネジ軸74も、その両端側が軸受76,76により回転自在に枢支されると共に、スライダ70の下面に設けた図示しない雌ネジ部に螺挿されている。また雄ネジ軸74の一端部は、モータ78に接続されている。従って前記モータ78を正逆方向に駆動すれば、雄ネジ軸74の回転作用下に前記スライダ70は、前記フレーム62の上方においてY方向へ進退移動させられる。
【0026】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明に係る超音波洗浄装置によれば、例えば半導体のシリコンウェハーのように高い清浄度が要求される被洗浄物、その他フィルター等の被洗浄物を、洗浄槽中で均一かつ高い効率で洗浄することができ、しかも被洗浄物から除去された汚れが該被洗浄物に再び付着する畏れがない、等の有益な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る超音波洗浄装置の平面図である。
【図2】図1に示す超音波洗浄装置をII−II線方向に切断した断面図である。
【図3】図1に示す超音波洗浄装置をIII−III線方向に切断した断面図である。
【図4】洗浄槽におけるX−Y座標平面上を超音波振動子が移動するパターンの一例を示す概略説明図である。
【図5】X−Y座標平面においてX軸方向およびY軸方向へ駆動する機構の概略平面図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【符号の説明】
10 洗浄槽           12 液体通過性支持体
14 シリコンウェハー(被洗浄物) 16 超音波振動子
18 超音波ヘッド        20 第1ガイドレール
22 第2ガイドレール      24 サドル(X方向への)
26 車輪付き支持脚       28 第3ガイドレール
30 スライダ          32 雄ネジ軸(ボールネジ)
34 雌ネジ部          36 サドル(Y方向への)
38 タイミングプーリ      40 タイミングプーリ
42 タイミングベルト      44 モータ
46 堰部            48 洗浄液供給部
50洗浄液受部          52 ベース
54 ガイドレール        56 雄ネジ軸(ボールネジ)
58 軸受            60 サブガイドレール
62 フレーム          64 スライダ
66 モータ           68 雌ネジ部
70 スライダ          72 ガイドレール
74 雄ネジ軸(ボールネジ)    76 軸受
78 モータ

Claims (6)

  1. 洗浄液に浸漬した多数の被洗浄物(14)に超音波振動子(16)からの超音波を照射して、該被洗浄物(14)の洗浄を行なうようにした超音波洗浄装置において、
    前記多数の被洗浄物(14)を洗浄槽(10)におけるX−Y座標平面上に配置すると共に、前記超音波振動子(16)を前記被洗浄物(14)の上方において所要のパターンでX−Y座標平面上で移動させ、
    併せて前記洗浄槽(10)に供給される洗浄液を常に流過させることで、前記被洗浄物(14)の超音波洗浄を清浄な洗浄液中でなし得るよう構成した
    ことを特徴とする超音波洗浄装置。
  2. 前記超音波振動子(16)を前記X−Y座標平面におけるZ方向へ昇降自在に構成することで、該超音波振動子(16)と前記被洗浄物(14)との間隔距離を調節し得るようにした請求項1記載の超音波洗浄装置。
  3. 前記洗浄槽(10)に浸漬される多数の被洗浄物(14)は、この洗浄槽(10)のX−Y座標平面に合致するよう配設した液体通過性支持体(12)に支持される請求項1記載の超音波洗浄装置。
  4. 前記液体通過性支持体(12)に支持される多数の被洗浄物(14)は、前記洗浄槽(10)に流過状態で貯留される洗浄液に完全埋没状態で浸漬される請求項3記載の超音波洗浄装置。
  5. 前記洗浄槽(10)は、該洗浄槽(10)に貯留される洗浄液の流過を許容する所要高さの堰部(46)を一方の側に有すると共に、該洗浄槽(10)における片方の側に該洗浄液を連続的に供給する洗浄液供給部(48)を備える請求項1記載の超音波洗浄装置。
  6. 前記洗浄液として水が使用され、この水は前記洗浄液供給部(48)への到来前に純水化処理がなされている請求項5記載の超音波洗浄装置。
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