JP2004135995A - ゴルフ遊技システム - Google Patents

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JP2004135995A JP2002305266A JP2002305266A JP2004135995A JP 2004135995 A JP2004135995 A JP 2004135995A JP 2002305266 A JP2002305266 A JP 2002305266A JP 2002305266 A JP2002305266 A JP 2002305266A JP 2004135995 A JP2004135995 A JP 2004135995A
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Kazuo Okada
岡田 和生
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Abstract

【課題】遊技者が打ったゴルフボールがターゲットに到達すると抽選により遊技ポイントを得られるようにしたゴルフ遊技場に使用するもので、打たれたゴルフボールがどれだけターゲットに近い位置に届いたかに従って遊技者の技能を評価するゴルフ遊技システムを提供する。
【解決手段】目標とするターゲット21にゴルフボール3に仕込んだ無線タグを励起して識別情報を取得する距離計測装置22を備え、この計測装置の励起出力を加減して応答する出力レベルを検知し、このレベルに基づいてゴルフボール3が停止した位置までの距離を推定し、識別情報から最も近くまでボールを寄せた遊技者を特定して遊技ポイントの抽選における当選確率を高くするなどの便宜を提供する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技的要素を取り入れたゴルフ練習場あるいはゴルフ遊技場において遊技を進行させるゴルフ遊技システムに関し、特に、打ったゴルフボールの状態に基づき遊技を評価してプレイを楽しくするゴルフ遊技システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ゴルフ練習場には、グランド内に適当なターゲットを設定してこれを狙ってボールを打って練習できるようにしたものがある。しかし、長い時間練習していると飽きてくる。そこで、多少遊技的要素を加えることにより興味を持続させて、練習の効果を高めるようにしたゴルフ遊技場が開発されている。
たとえば、特許文献1に開示された練習装置は、ゴルフボールが目標の位置に到達すると抽選を行い、抽選結果に基づいて賞品を進呈するもので、練習者に目標位置に飛ばそうとする意欲を掻き立てさせて楽しみながら練習できるようにしたものである。特に、遠い目標、近い目標、難しい目標、易しい目標のいずれも抽選によりそれなりの確率で賞品を受けることができるため、熟練者と初心者を問わず楽しむことができる。
【0003】
また、本願出願人は、既に特願2002−222631により、ゴルフボールに無線タグを仕込むことにより固有の識別情報を利用して遊技者を正確に識別できるようにし、さらにボールがターゲットに入ったときでなくボールを打ったときにポイントの抽選をすることにより、上手下手に関係なく必ず抽選の楽しみを受けられるようにしたゴルフ遊技システムを提供している。
さらに、本願出願人は特願2002−222631により、提供する特典に出血サービスなどとアクセントを付けて客の興味を呼び、客の遊技を促すと共に利益額を増大させるような施策をとる余地をゴルフ遊技場の経営者に与えるため、打球に対して付与するボールポイントとターゲットに対して付与するターゲットポイントの当選確率を適当に選択して得点容易性を調整できるようにしたゴルフ遊技システムを開示している。
【0004】
上記開示したゴルフ遊技システムは、表示装置を備えて、ゴルフボールを打ったときに適当な演出に従った表示を行い、その後に抽選結果を表示する。またターゲットポイントを有するターゲットに到達したときにボールポイントとターゲットポイントの組み合わせから遊技ポイントを算定して表示装置に表示し、遊技者の保有するポイントに加算する。
このようなゴルフ遊技場においては遊技性が高く楽しくプレイできるため、長時間の練習にも飽きがこない。
上記プレイで遊技者が得点するためにはゴルフボールがターゲットに入る必要がある。しかし、実際のゴルフ競技では複数ストロークでカップインさせるため、アプローチショットや寄せ打ちなど、途中のフェアウェーあるいはグリーン上の目標地点に近付ける技術も重要になる。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−246035号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、遊技者が打ったゴルフボールがターゲットに到達すると抽選により遊技ポイントを得られるようにしたゴルフ遊技場で使用するゴルフ遊技システムであって、打たれたゴルフボールとターゲットの位置関係に従って遊技者の技能を評価するようにしたゴルフ遊技システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明のゴルフ遊技システムは、遊技者が狙うべきターゲットと、打ち出したゴルフボールに関する距離を計測する距離計測装置を備え、ゴルフボールは識別情報を記録した無線タグを内蔵させたことを特徴とし、距離計測装置は無線タグを読み出して予め設定された基準位置からの距離を計測することを特徴とする。
ターゲットとゴルフボールが停止した位置の距離を測定することにより、寄せなどにおける遊技者の技能を評価することができる。
【0008】
また、ゴルフボールを受け入れるターゲットを使ってボールがターゲットに入ると抽選により遊技ポイントを与えるようにしたゴルフ遊技システムと併用することも可能で、本発明のゴルフ遊技システムにおいて所定の成績を収めた場合に抽選の当選確率を上げるなどのボーナスを遊技者に与えることにより、娯楽性を高めるようにしてもよい。
複数の遊技者が技能を競うときは、打ったボールの停止位置とターゲットの距離を評価して表示することにより、競争心を煽って練習意欲を掻き立てることができる。また、実際のゴルフプレイにおいてよく行われるニアピン競技を模擬して遊技の楽しみを増すこともできる。
【0009】
距離計測装置は、ゴルフボールに仕込んだ無線タグの信号を励起する励起出力を変化させて無線タグの出力信号が検出できなくなるときの励起出力のレベルに基づいてゴルフボールまでの距離を推定する機構のものであってもよい。
無線タグにはゴルフボールを個別に識別する識別情報を書き込んでおくことができる。距離計測装置は、ゴルフボールに仕込まれた無線タグに無線電力を供給して励起し識別情報を含む出力信号を発信させて、これをアンテナで受信して内容を読み取るようになっている。なお、距離計測装置は、励起信号の強さを調整して到達距離を制御することができる。励起信号と到達距離の関係は、実験により予め把握しておくことができる。ゴルフボールと予め設定された基準位置からの距離を測定するときは、初めに励起信号出力を最大出力値や規制値など所定の値にセットしておいて、ゴルフボールが認識領域に侵入して停止したことを検出したら、その後励起出力のレベルを徐々に低下させていって、無線タグが応答できなくなるときの励起信号レベルを調べ、そのレベルと距離の関係から距離を推定する。予め設定された基準位置が複数備えられたターゲットのなかの1つである場合には、そのターゲットと停止したゴルフボールの間の距離となる。
【0010】
距離計測装置あるいは別途設けられる識別情報読み取り装置によって識別情報を読み取ることにより、ゴルフボールの打ち出された打席が判別できる。
したがって、複数の遊技者が競技するときには、1個の打席で遊技者が入れ替わり立ち替わりゴルフボールを打ってボールとターゲットの距離を計測し打順から遊技者を識別して比較するようにすることもできるが、それぞれ別々の打席に入って、同じターゲットを狙ってゴルフボールを打ち込んで各人の接近距離を比較するようにすることもできる。
【0011】
また、ターゲットは、周囲に複数の距離計測装置を備えて、距離計測装置のいずれかでターゲットまでの距離を測定するようにすることができる。
距離計測装置の可測領域は余り大きくないが、ターゲットの周囲に複数の計測装置を配置して、それぞれ測定領域を分担して測定を担当させることにより、より大きな距離でも測定可能とすることができる。
また、ターゲット選択装置を備えて、ターゲットのうちからニアピン競技の対象とするターゲットを選択することができるようにしてもよい。ニアピンの対象とするターゲットを指定すると、そのターゲットを基準としたゴルフボールの距離を測定して表示する。
【0012】
複数の遊技者が参加したニアピン競技を模擬したプレイにおいて、ゴルフボールを対象のターゲットまで最短距離に近づけた遊技者に対して、プレイの抽選確率を調整するように構成することができる。
このように、勝利者に利益を与えることにより、うまくプレイをするように動機付けしたり、ゲームを楽しませることができる。勝利者の得る利益は、遊技ポイントの加算などであってもよい。
また、ニアピン競技において、ゴルフボールを対象のターゲットまで最短距離に近づけた遊技者に対して、プレイの演出を制御して表彰することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について図面を用い実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明のゴルフ遊技システムを適用するゴルフ遊技場の平面図、図2は本発明の1実施例に係るゴルフ遊技システムの構成を示すブロック図、図3は本実施例のゴルフ遊技システムにおけるターゲットの構成を示す側面断面図、図4は別のターゲットにおける距離計測装置の配置を示す平面図、図5はボール回収誘導路付きターゲットの構成を示す側面断面図である。
【0014】
図1に示すように、本実施例のゴルフ遊技システムは、多数の打席11が並ぶ打席列1とその前面に広がり複数のターゲット21を設置したグランド2を持ったゴルフ遊技場に適用することができ、図2に示すようなシステム機器構成を有する。
遊技者4はターゲット21に向けてゴルフボール3を打って、できるだけターゲット21の近くに止まるように練習する。ターゲット21には距離計測装置22が設けられていて、ターゲットの周辺に形成される可測領域23内に到達したゴルフボール3を検出する。
複数ある打席11にはそれぞれ自動ボール供給装置14が設けられていて、遊技者4が1人ずつ入ってプレイすることができる。
【0015】
打席11にはボールを打ったことを検知する打撃検出器16が設けられる。
打撃検出器16は、たとえば、ボールで反射する赤外線を検出する検知器を利用して、それまで存在していたボール3が無くなったときに打撃があったと判断するようにしてもよい。
遊技者4が、決められた打撃位置に据えたゴルフボール3をターゲット21に向けて打つと、打撃検出器16が打撃位置にゴルフボール3が無くなったことを検知し、自動ボール供給装置14が新しいゴルフボールを打撃位置に供給する。
【0016】
本実施例のゴルフ遊技システムは、無線により外部に識別情報を通知できる無線タグを埋め込んだ特殊なゴルフボールを使う。なお、遊技場の大きさにより、飛距離が短くなるようにしたゴルフボールを使ってもよい。
無線タグは、たとえば2mm角程度の極く小さい無線通信ICとアンテナからなり、IC内蔵のメモリからデータを読み出したり外部からデータを書き込むことができるようにしたもので、品物に付けて使用するものである。
ゴルフボール3の中心部に埋め込んだ無線タグに識別情報を記録し、打撃位置とターゲット位置で検出するようにする。識別情報から、ゴルフボール3自体の識別、あるいはさらに、そのゴルフボール3に係る遊技者4の認識をすることができる。
【0017】
なお、識別情報受信器15は無線タグと通信をすることによってゴルフボール3の存在を検知することができるので、これを打撃位置に配置して打撃検出器を兼ねさせることもできる。
従来から使用されている自動ボール供給装置14には、打撃位置にボールがなくなったら新しいゴルフボール3を供給するため、既に打撃検出器16が設備されているので、これを利用することもできる。
この場合は、自動ボール供給装置14のゴルフボール3を掴み出す場所に識別情報受信器15を追加して設置すればよい。
【0018】
ターゲット21に設けられる距離計測装置22は、打席11に設けられる識別情報受信器15と同じ機構のものであってもよい。図3に示すように、距離計測装置22は可測領域23内にあるゴルフボール3の無線タグと通信をすることによってゴルフボール3に固有の識別情報を読み出し、システム管理装置5において、この識別情報を先に記憶された打席で打ち出されたゴルフボール3の識別情報と照会することにより、ゴルフボール3が打ち出された打席11ひいては打席でボールを打った遊技者4を特定することができる。
また、ゴルフボール3の無線タグと通信ができる可測領域23は、機器構成によってたとえば直径ほぼ1mなどと決まっているので、識別情報を読み出すことができればゴルフボール3はターゲット21の近傍にあることが保証される。
【0019】
そこで、一人でプレイするときは、指定された目標のターゲット21についてその可測領域23内にゴルフボール3が入ったときに、景品として、そのボールを打った遊技者4に追加の遊技球を支給するようにしてもよい。あるいは、次回プレイにおける得点の抽選に1段階甘い抽選乱数群を用いるようにするなどの方法で、遊技者4に利益を与えるようにしてもよい。
【0020】
なお、無線タグは距離計測装置22から電源供給を受けてアンテナから情報信号を発信し、距離計測装置22がこれを受信して情報処理する。したがって、距離計測装置22から出力される励起信号の強度が小さくなると近距離にある無線タグとしか通信ができない。そこで、距離計測装置22の電源供給出力、すなわち励起信号出力を変化させることにより、可測領域23の大きさを調整することができる。
景品を出す条件をより厳しくするのであれば、距離計測装置22の励起信号出力を弱くすることにより可測領域23の面積を小さくして、ゴルフボール3とターゲット21の間の許容距離をより小さくすることができる。
【0021】
また、予め実験を重ねて励起信号出力と可測領域の間の関数関係を把握しておけば、励起信号出力を計器の最大出力値あるいは電波法に定められた規定値など可能な最大値にして無線タグを検出した後に、励起信号出力を弱めていって通信が不能になる信号レベルを検知することにより、検知した信号レベルに基づいて無線タグと計測装置の距離、すなわちゴルフボールとターゲットの間の距離を大まかに推定することができるようになる。
複数の競技者がニアピンを争う場合には、このようにして各競技者の打ったゴルフボール3と目標ターゲット21の距離を求めてニアピン賞を決めることができる。
ニアピン賞受賞者には、特別な得点を与えて利益を図るようにしてもよい。また、ニアピン賞受賞者の打席11において特別な演出をして、プレーヤの技能を表彰することもできる。このような演出は、抽選経過における演出や抽選結果の表示を行うためにシステム管理装置5に付属した表示装置45を介して行ったり、音声装置や照明装置によって行ったりすることができる。
【0022】
ニアピン競技をするときは、目標とするターゲット21を決め、競技者は打席11に順に入ってゴルフボールを打つ。目標ターゲット21に設けた距離計測装置22により、停止したゴルフボール3と目標ターゲット21の距離を測定し、打順に基づいて打った人物を特定して、ゴルフボール3がターゲット21に最も近かった人をニアピン賞受賞者とする。
また、複数の競技者がそれぞれ1個の打席11を使用して、ゴルフボールを打つようにしてもよい。この場合は、競技者が使う全ての打席11で同じ目標ターゲット21を指定する。目標ターゲットの指定はシステム管理装置5に接続されたターゲット選択装置51を介して行うことができる。
ゴルフ遊技システムは、目標ターゲット21の近くで静止したゴルフボールについて目標ターゲット21までの距離を測定して最短距離にあるゴルフボールの識別情報を読み取り、同じ識別情報が記録されている打席11を検索して決定し、その打席を使用した遊技者4を特定してニアピン賞受賞者とする。
【0023】
なお、ターゲットまで最短距離にあるゴルフボールは全ての競技者がボールを打ち終わった時点で決定すれば足りるが、1球ごとに距離を測定して記憶しておき最後に判定してもよいことはいうまでもない。
ゴルフボール3はそれぞれ個体として認識することができるので、ニアピン競技ごとにプレイ開始の信号を与えることにより、新規に可測領域23に侵入してきたボールを検出して特定することができる。
なお、プレイしている遊技者がターゲット21にゴルフボール3が載った状態を見て勝負の結果が明確に分かるようにするため、少なくとも可測領域23内のボールを除去してから新しい競技を始めるようにしてもよい。このように測定対象を限ると、測定と判定が容易になり測定装置の簡単化にも効果がある。
1個のターゲットの周囲に多数の距離測定装置を配置することにより、可測領域23を実質的に拡大することができる。ターゲットからの距離を推算するためには、測定した距離測定装置の位置を勘定に入れる必要があり、若干複雑な演算を必要とする。ただし、本実施例の距離計測装置は検出したゴルフボールの方向が分からないので、精度の高い距離を知ることはできない。
【0024】
また、図4に示すように、1個のターゲット21を取り囲んで多数の識別情報受信器22を幾重か配置して、洋弓の的のように内側の受信器に検知されるほど高い得点を与えるようにしてもよい。
たとえば、ターゲット21の直下に配置された識別情報受信器22で検出できる第1の可測領域24、その外側に多数の識別情報受信器22を繋いで構成した第2の可測領域25、さらにその外側に多数の識別情報受信器22を繋いで構成した第3の可測領域26を設定する。そして、たとえば、第1可測領域24の中に静止したゴルフボールには10点を与え、第2可測領域25では5点を与え、第3可測領域26の中に静止したゴルフボール3に1点を与えるというように決定する。得点ゾーンは3重に限らず任意の数だけ重なった環状ゾーンであってよい。
上記のような得点ゾーンを有するものでは、下手な遊技者にもそれなりに得点を与えるので、技能の程度によらずプレイを楽しむことができる。
なお、1個の識別情報受信器22を用いて、各ゴルフボール3のターゲット21からの距離を推定し、この距離が短いほど高得点を与えるようにしてもよい。
【0025】
また、上に説明したターゲット21は識別情報受信器22の上に設けた指標に過ぎず、ゴルフボール3が近くに来たらその距離を測定する。
しかし、ターゲット21は、図5に示すように、ある程度大きな開口を有するラッパ状の受け口27や窪地などになっていて、入ったゴルフボール3をボール回収誘導通路28に導いて回収するものであってもよい。
ボール回収誘導通路28を通るゴルフボール3は、ターゲット21の周辺で静止したゴルフボール3と識別情報受信器22までの距離が異なり、検出に要求される感度が異なるので、距離計測を行う受信器とは別の識別情報受信器29を通路28の近傍に設けて使用してもよい。
【0026】
このように2種類のゲームに併用するターゲット21は、ニアピン競技に使用しないときには、上記と共通に用いられる識別情報受信器22でゴルフボール3の入賞を検出し、さらにボール3の個体を識別してボールポイントとターゲットポイントとから遊技ポイントを算出して遊技者に与え、得点が所定の点数に達したらボーナスを与えるような遊技に使用することができる。
ボールポイントは、たとえば、ゴルフボール3を打ったときに抽選で決めるようにすると、遊技の面白味が増進して、利用が増大することが期待される。また、ターゲットポイントも、その都度抽選で決定するようにすることが好ましい。たとえば、ボールポイントとターゲットポイントの積を遊技ポイントとすることができる。
【0027】
これら抽選における当選確率や当選して得られるポイント値は、予め編集された表を用いて制御するようにしてもよい。たとえば、特に遊技者に有利な確率テーブルを適用して集客を図ったり、景品の放出で失った利益を回収する目的で当選確率を低めに抑制した確率テーブルを選択したりすることができるように構成する。
また、上記のニアピン競技用ターゲット21とは別に、ボール回収誘導通路付きのターゲットを備えるようにしてもよい。
【0028】
この2種のゲームは互いに関連させることもできる。たとえば、ニアピン競技を先行させてその結果に基づいてポイント抽選の当選確率表を選択するようにしてもよい。このときは、ニアピン競技でゴルフボール3がターゲット21の可測領域23内に納まったときは、次回の遊技ポイント取得競技でボールポイントあるいはターゲットポイントの当選の期待値を上げるなどして、遊技者を有利にする。あるいは、複数の遊技者でニアピン競争をしたときには、勝者の打席11に係るボールポイントあるいはターゲットポイントの当選確率を上昇させて、他者より有利にするようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のゴルフ遊技システムにより、ゴルフ遊技場において打ったゴルフボールとターゲットの位置関係に従って遊技者の技能を評価して、遊技ポイントを加減したりボーナスを付与して、ゴルフ練習の面白味を増大させたり、ゲームとして楽しめるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴルフ遊技システムを適用するゴルフ遊技場の平面図である。
【図2】本発明の1実施例に係るゴルフ遊技システムの構成を示すブロック図である。
【図3】本実施例のゴルフ遊技システムにおけるターゲットの構成例を示す側面断面図である。
【図4】本実施例に使用する別のターゲットにおける距離計測装置の配置例を示す平面図である。
【図5】本実施例に使用する別のターゲットの構成例を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 打席列
11 打席
14 自動ボール供給装置
15 識別情報受信器
2 グランド
21 ターゲット
22 距離計測装置または識別情報受信器
23 可測領域
24 第1可測領域
25 第2可測領域
26 第3可測領域
27 ラッパ状受け口
28 ボール回収誘導通路
29 識別情報受信器
3 ゴルフボール
4 遊技者
5 システム管理装置
51 ターゲット選択装置
54 表示装置

Claims (7)

  1. 遊技者が狙うべきターゲットと、打ち出したゴルフボールに関する距離を計測する距離計測装置を備えたゴルフ遊技システムにおいて、
    前記ゴルフボールは識別情報を記録した無線タグを内蔵させたことを特徴とし、前記距離計測装置は無線タグを読み出して予め設定された基準位置からの距離を計測することを特徴とするゴルフ遊技システム。
  2. 前記ゴルフボールに関する距離は、
    前記ターゲットの近傍に設置される前記距離計測装置と前記ゴルフボールが停止した位置との間の距離であることを特徴とする請求項1記載のゴルフ遊技システム。
  3. 前記距離計測装置は、前記無線タグを励起する励起出力のレベルを変化させて、該無線タグが発信する無線信号が検出できなくなるときの前記励起出力のレベルに基づいて、前記距離を測定することを特徴とする請求項1または2記載のゴルフ遊技システム。
  4. 前記距離計測装置は、前記ターゲットの周囲に複数備えられ、該距離計測装置のいずれかによって前記距離を測定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のゴルフ遊技システム。
  5. 前記ターゲットのうちからニアピン競技の対象とするターゲットを選択するターゲット選択装置を備えて、指定したターゲットを基準としたゴルフボールの距離を測定して表示することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のゴルフ遊技システム。
  6. 前記ニアピン競技において、ゴルフボールを対象のターゲットまで最短距離に近づけた遊技者に対して、次回のプレイにおける得点の抽選確率を調整することを特徴とする請求項5記載のゴルフ遊技システム。
  7. 前記ニアピン競技において、ゴルフボールを対象のターゲットまで最短距離に近づけた遊技者に対して、次回のプレイにおける演出を制御することを特徴とする請求項5または6記載のゴルフ遊技システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018175155A (ja) * 2017-04-07 2018-11-15 株式会社ハッピースマイル プログラム、的中検出装置、及び的中検出システム

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