JP2004135925A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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【課題】連続予告演出動作にかかる予告演出動作の実行回数の報知態様が斬新で、連続予告演出動作による演出効果を十分に発揮できるパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】連続予告演出動作にかかる予告演出動作の一回目の実行回数に「山のふもと」位置を、二回目の実行回数に「山の三合目」位置を、三回目の実行回数に「山の八合目」位置を、四回目の実行回数に「山の頂上」位置を割り当て、一番目の図柄生成行程が実行される際に、「ニワトリ」(予告演出図柄d)を「山のふもと」位置に表出し、二番目の図柄生成行程が実行開始されると、「ニワトリ」を「山の三合目」位置に表出し、三番目の図柄生成行程が実行開始されると「山の八合目」位置に表出し、四番目の図柄生成行程が実行開始されると、「ニワトリ」を「山の頂上」位置に表出するようにした。
【選択図】 図10A

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、図柄表示装置に表示される選出図柄が所定の当り態様であると、所定の賞球形態を発生させて遊技者に所定の利得を供与することとなる特別遊技作動を実行するようにしたパチンコ遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
選出図柄を変動表示する図柄表示領域を具備する図柄表示装置と、遊技球の通過を検知する図柄始動領域とを遊技領域上に設け、この図柄表示装置を駆動して、選出図柄を変動後停止して選出図柄を確定表示する一連の図柄生成行程を実行する図柄制御手段を備え、前記図柄始動領域への遊技球通過を契機として、図柄制御手段により図柄生成行程を実行し、確定表示する選出図柄を当り態様とした場合に、所定の賞球形態を発生する特別遊技作動を実行する制御内容を具備する遊技制御手段を備えたパチンコ遊技機は良く知られている。これらには、いわゆる第1種パチンコ遊技機、及び第3種パチンコ遊技機がある。
【0003】
ここで、第1種パチンコ遊技機は、開閉片により開閉制御される大入賞口を具備する可変入賞装置を備え、選出図柄が所定の当り態様で確定表示された場合に、特別遊技作動として、可変入賞装置の大入賞口の開放と、所定の開放制限時間の経過又はこの開放制限時間内での規定個数の入賞満了による大入賞口の閉鎖とを順次生じてなる開閉ラウンドを、大入賞口内に設けられた特定領域を遊技球が通過することを継続条件として、所定制限回数まで繰り返し実行するものである。
【0004】
また、一般的な第3種パチンコ遊技機は、開口を開閉制御してその内部の特別作動領域へ遊技球通過可能な状態と不可能な状態とに変換する普通電動役物と、開閉制御される大入賞口と、遊技球通過に伴ってこの大入賞口を開放する特定領域への流入制御を行う役物とを備え、選出図柄が所定の当り態様で確定表示された場合に、普通電動役物を開放制御し、その特別作動領域への遊技球通過に伴って特別遊技作動を実行するものである。ここで、特別遊技作動は、役物が駆動して特定領域への遊技球通過が可能となり、かつ遊技球通過ごとに、大入賞口の開放と閉鎖とを生じてなる開閉ラウンドを複数回繰り返してなるものである。
【0005】
また、上述の従来構成にあっては、特定のキャラクタ等を表出して遊技者の「大当り」への期待感を刺激する予告演出動作(いわゆる大当り予告)を実行する構成が提案されている。さらに、この予告演出動作を、予め定められた実行回数を限度として、図柄生成行程が実行される毎に実行する一連の連続予告演出動作を実行するものがある(特許文献1参照)。かかる例として、特別図柄始動記憶の上限値が4個の構成にあって、4個目に記憶保持した特別図柄始動記憶に前記連続予告演出動作を行う内容が割り当てられると、当該特別図柄始動記憶以前に記憶保持した特別図柄始動記憶に基づく図柄生成行程から、特定のキャラクタを大当り予告図柄として表出する予告演出動作を実行開始し、かつこの予告演出動作を4回連続して実行する構成が挙げられる(以下、4回型連続予告演出動作という)。このような連続予告演出動作は、図柄表示装置による演出効果を高めると共に、遊技者の「大当り」に対する期待感を徐々に高めることができる。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−700号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、遊技者の期待感を段階的に高めるためには、連続予告演出動作にかかるキャラクタの表出回数を遊技者に認識させておく必要がある。したがって、従来から、かかるキャラクタ等を表出すると同時に、その表出が何回目の表出であるかを遊技者に報知するようにし、遊技者の大当りに対する期待感、大当りまでの緊迫感を刺激するようにしていた。
しかしながら、現在の実行回数を報知する態様としては、単純にその数字を画面上に表出して認識させる構成やキャラクタ等の動きを変化させる構成が提案されているに過ぎず、報知態様は陳腐化しており、演出効果を高めて遊技者の期待感をさらに強く刺激する構成が求められていた。
そこで、本発明は、上述の問題に鑑み、報知態様が斬新で、連続予告演出動作による演出効果を十分に発揮できるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述のパチンコ遊技機において、図柄制御手段が、その表出により選出図柄が当り態様で確定表示される確率が見かけ上高くなる予見演出図柄を、図柄生成行程実行毎に図柄表示領域に表出するようにしてなる予見演出動作を、所定の連続予見演出動作実行条件の成立に起因して、予め定められた実行回数を限度として、順次実行する一連の連続予見演出動作を行うものであって、予見演出図柄の表出位置を予め複数備え、予見演出動作を実行する毎に予見演出図柄の表出位置を変更する図柄制御内容を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機である(請求項1)。
【0009】
このように予見演出図柄の表出位置を予見演出動作を実行する度に変更すると、連続予見演出動作の演出態様が変化に富んだものとなる。ここで、図柄表示装置は遊技者が遊技中に最も注視するところであるため、変化に富んだ連続予見演出動作を実行することにより、遊技者はその演出に飽きにくくなる。これにより、遊技機の興趣性が飛躍的に向上することとなる。
【0010】
ここで、上述の構成にあって、予見演出図柄の各表出位置が、予見演出動作の各実行回数に予め割り当てられていると共に、図柄制御手段が、連続予見演出動作にかかる予見演出動作時に、その時点での予見演出動作の実行回数に割り当てられた表出位置に予見演出図柄を表出する図柄制御内容を備えた構成が提案される(請求項2)。
【0011】
かかる構成にあっては、予見演出図柄が、その時点での実行回数に基づいた表出位置に表出されることとなるから、遊技者は予見演出図柄の表出位置と予見演出動作の実行回数とを経験的に関連付けて認識することとなり、その規則性に基づき表出される予見演出図柄から直感的に予見演出動作の実行回数を知ることが可能となる。また、その規則性を見出す面白さも付加されることとなり、遊技機の興趣性が向上することとなる。
【0012】
さらにここで、図柄表示領域に描出される背景図柄の絵柄に起点と到達点とが予め備えられ、予見演出図柄の表出位置が、該背景図柄の起点から到達点に至る経路内に定められた構成にあって、図柄制御手段が、予見演出図柄を、前記起点から到達点へ順次移行するように所定表出位置に表出する図柄制御内容を備えた構成が提案される(請求項3)。
【0013】
かかる構成にあって、予見演出動作が実行される度に、予見演出図柄が所定の到達点に達するように表出すると、遊技者に連続予見演出動作の進行状況を直感的に把握させることが可能となる。また、遊技者の期待感・緊迫感は段階的に増幅されることとなるため、連続予見演出動作の演出効果が一層向上することとなる。
【0014】
さらに、図柄生成行程が、複数の選出図柄を互いに異なる位置で変動表示し、各選出図柄を異なるタイミングで順次停止し、選出図柄の組合せ態様を確定表示するものである構成において、予見演出図柄の表出位置を、いずれかの選出図柄の絵柄と重なる位置又は絵柄の近傍位置とすると共に、予見演出動作の実行回数の多寡が、予見演出図柄の表出位置となる選出図柄の停止順序に沿うようにした構成が提案される(請求項4)。なお、選出図柄の絵柄は数字であっても良いし、キャラクタであっても良い。
【0015】
このように、遊技者が最も注目する選出図柄の絵柄と重なる位置等に予見演出図柄を表出する構成とすることにより、一見して予見演出図柄を認識することができ、遊技者は能動的に予見演出図柄を図柄表示領域上で探す必要がなくなる。このため、無用なストレスを排除でき、快適な遊技を提供することが可能となる。
【0016】
ここで、パチンコ遊技機は、3つの選出図柄が左、中、右と横一列上に通常配列され、遊技者は各選出図柄が同時に変動開始し、左→右→中の順に停止することを経験的に知っていることが一般的である。このような前提のもと、予見演出動作の実行回数の少ないほうから順に左選出図柄の絵柄位置、右選出図柄の絵柄位置、そして中選出図柄の絵柄位置に予見演出図柄を表出する構成とすることにより、遊技者は特に意識することなく現在の予見演出動作の実行回数を認識することができる。また、この選出図柄の停止順序は極めて周知であるから、連続予見演出作動の途中段階からでも実行回数を推認することができる。また、かかる構成によれば、従来にない斬新な態様で実行回数を遊技者に報知することができる。なお、予見演出図柄を選出図柄の絵柄近傍位置に表出する場合は、表出された予見演出図柄が、いずれの選出図柄と対応するのかが明瞭に認識できるようにすることが好ましい。
【0017】
さらに、図柄制御手段が、その時点での予見演出動作の実行回数に割り当てられた表出位置に予見演出図柄を表出する際に、当該表出位置となる選出図柄を図柄表示領域の中央位置に表示する図柄制御内容を備えた構成が提案される(請求項5)。かかる構成とすることにより、より予見演出図柄を認識することが容易となり、遊技者にその表出を瞬時に知得させることが可能となる。また、予見演出図柄とその表出位置に対応する選出図柄とを強調することができ、これにより実行回数と選出図柄との相互関係を遊技者に強く認識させることが可能となる。したがって、より明確に予見演出動作の実行回数を遊技者に報知することができる。また、かかる構成に加えて、予見演出図柄が表出される選出図柄を拡大表示するようにしても良い。
【0018】
また、図柄制御手段の図柄制御内容が、予見演出動作を実行する毎に、予見演出図柄の表出位置を、演出画像に相対して順次変更するようにした構成(請求項6)とすることにより、遊技者の注目を惹きやすいように、例えば、予見演出図柄を図柄表示領域の中央に表出し、周囲の背景図柄等の描出態様を変更して実行回数を報知したりすることが可能となる。なお、図柄表示領域に表示させる演出画像としては、選出図柄、種々のキャラクタ図柄、又は背景図柄等が例示されうる。
【0019】
また、上述のパチンコ遊技機において、図柄制御手段が、その表出により選出図柄が当り態様で確定表示される確率が見かけ上高くなる予見演出図柄を、図柄生成行程実行毎に図柄表示領域に表出するようにしてなる予見演出動作を、所定の連続予見演出動作実行条件の成立に起因して、予め定められた実行回数を限度として、順次実行する一連の連続予見演出動作を行うものであって、絵柄が夫々異なり、かつ各絵柄の描出概念に基づいて序列化された複数の背景図柄を備え、各背景図柄の序列が予見演出動作の実行回数の多寡に沿うように、予見演出動作の各実行回数に背景図柄が割り当てられていると共に、予見演出動作実行時に、その時点での予見演出動作の実行回数に割り当てられた背景図柄を図柄表示領域に描出する図柄制御内容を備えたパチンコ遊技機が提案される(請求項7)。
【0020】
ここで、背景図柄の絵柄の描出概念とは、特定の環境,所属,世界,社会,又は物の種類等の描画内容により相互に区別化される観念をいう。ここで、この描出概念に基づいて序列化された背景図柄としては、例えば、種々の環境の描画内容を高度を規準として、高さの低い方から順に「海中」→「海面」→「空」→「宇宙」と序列化した構成が例示される。
【0021】
かかる構成にあって、背景図柄は図柄表示領域上での占有率が高く、遊技者の目に入りやすい。したがって、このような特性を有する背景図柄の絵柄は遊技者に容易に認識されるため、その序列も明確に把握させることができる。これにより、予見演出動作の実行回数を瞬時かつ直感的に把握させることが可能となると共に、背景図柄による演出効果も向上することとなる。
【0022】
【発明の実施の形態】
いわゆる第1種パチンコ遊技機に本発明を適用した実施形態例を説明する。
パチンコ遊技機1は、図1に示されるように、遊技島設備(図示省略)に固定される長方形状の外枠2と、この外枠2の前面開口部分を覆う遊技機本体3とからなる。
【0023】
さらにこの遊技機本体3は、ほぼ正方形状の開口部が中央上部に形成されている板状の前面枠5を備え、この前面枠5が前記外枠2にヒンジ部材4を介して開閉可能に枢着されている。また、遊技機本体3には、遊技球が転動流下する遊技領域14が形成される遊技盤7が前面枠5の開口部に嵌合された状態で取付けられており、さらに、遊技機本体3の前面側には、遊技盤7を覆う遊技扉6が、遊技盤7の前方に位置させて前面枠5の開口部に開閉可能に取り付けられている。また、この遊技扉6には、透明板8が装着されている。
【0024】
この遊技盤7の下方には、前面枠5に対して開閉可能に取付けられる上皿部材9と、この上皿部材9の下方に位置する下皿部材10とが配設されている。さらに、この下皿部材10の右側には発射ハンドル11が突設されている。
【0025】
また、図2に示されるように、パチンコ遊技機1の遊技盤7には、その遊技盤面12上にほぼ円形を呈する誘導レール13によって遊技領域14が区画形成されており、この遊技領域14のほぼ中央にセンターケース15が配設されている。そして、このセンターケース15には、液晶表示器、CRT表示器等からなる図柄表示装置16が組付けられており、さらにこの図柄表示装置16には図柄表示領域17が形成されている。
【0026】
さらに、この図柄表示領域17の中央位置には特別図柄A、特別図柄B、及び特別図柄Cがそれぞれ横方向で一列状に表示される。この特別図柄A,B,C(選出図柄)は、それぞれ「0」〜「9」の数字からなると共に、各特別図柄A,B,Cは、前記の数字が順に並んだ特別図柄列を構成している。そして、後述する特別図柄始動条件が成立すると、特別図柄A,B,Cを変動後停止して特別図柄A,B,Cの組合せ態様を確定表示する一連の図柄生成行程が表示実行される。すなわち、この各特別図柄列が上下方向に変動することにより特別図柄A,B,Cが変動表示され、特別図柄A、特別図柄C、そして特別図柄Bの順に停止したときに横方向に並列表示されている停止図柄列の態様が所定の当り態様である場合に、いわゆる「大当り」となって後述の特別遊技作動が実行される。また、この図柄表示領域17には、前記特別図柄A,B,Cのほか、後述の背景図柄f、予告演出図柄dが表示される。なお、本実施形態例にかかる特別図柄A,B,Cにより、本発明にかかる選出図柄が構成される。また、特別図柄A,B,C、背景図柄f、及び予告演出図柄dにより本発明にかかる演出画像が構成される。
【0027】
一方、図柄表示領域17内の左上位置には普通図柄表示部x,yが形成される。この普通図柄表示部x,yには、「7」又は「−」を示す普通図柄X,Yが表示される。そして、遊技球が後述する普通図柄作動ゲート22を通過すると、普通図柄X,Yが変動表示され、その後停止したときにX=Y=「7」となる当り態様で表示されると、後述の普通電動役物18が拡開作動を開始する。
【0028】
また、図柄表示装置16の直上左位置には、四個の発光ダイオードLEDからなる普通図柄始動記憶数表示部21が配設されている。この普通図柄始動記憶数表示部21は、後述の普通図柄始動スイッチS2(図3参照)の遊技球検出を、主制御基板60(図3参照)の記憶装置RAMの一部領域が記憶した場合に、その記憶数を表示するものである。
【0029】
さらに、図柄表示装置16の直上右位置には、四個のパイロットランプからなる特別図柄始動記憶数表示部19が配設されている。この特別図柄始動記憶数表示部19は、特別図柄始動記憶数Uを表示するものである。ここで、この特別図柄始動記憶とは、後述する主制御基板60(図3参照)の記憶装置RAMの一部領域に、後述の特別図柄始動領域20への遊技球通過ごとに記憶保持されるものである。
【0030】
一方、センターケース15の両側には、普通図柄作動ゲート(普通図柄始動領域)22,22が設けられ、遊技球が通過すると、この普通図柄作動ゲート22,22に内蔵された普通図柄始動スイッチS2が遊技球通過を検知し、かかる検知信号に基づいて、前記普通図柄X,Yが変動を開始する。
【0031】
また、センターケース15の直下位置には、内部を特別図柄始動領域20とする普通電動役物18が配設されている。この普通電動役物18は、開閉翼片26,26を備え、普通図柄X,Yの図柄内容が、上述の当り態様の場合に、この開閉翼片26,26が所定時間拡開する。このように、普通電動役物18が拡開作動すると特別図柄始動領域20の開口度が変化し、遊技球が特別図柄始動領域20を通過し易い(入賞し易い)状態となる。なお、この開閉翼片26,26の拡開作動は、普通電動役物ソレノイド(図3参照)により作動する。また、この普通電動役物18内には、光電スイッチ、リミットスイッチ等の特別図柄始動スイッチS1(図3参照)が備えられ、特別図柄始動領域20が特別図柄始動スイッチS1を介して遊技球通過を検知すると、これに起因して、図柄表示装置16の特別図柄A,B,Cが変動開始する。なお、この特別図柄始動領域20により、本発明にかかる図柄始動領域が構成される。
【0032】
普通電動役物18の直下位置には、内部に特定領域と一般領域とを有する大入賞口23を備える可変入賞装置25が配設されている。この可変入賞装置25は開閉片24を具備し、この開閉片24を大入賞口開放ソレノイド(図3参照)により開閉制御することにより大入賞口23を開放状態又は閉鎖状態のいずれかに変換する。そして、特別図柄A,B,Cの組合せ態様が所定の当り態様であると、開閉片24が開き、さらに、その開放状態にある開閉片24の上面が案内作用を生じ、大入賞口23へ遊技球を案内する。そして、特定領域に遊技球が流入すると、次の開閉ラウンドへ移行可能となり、所定ラウンド数だけ開閉片24の開閉作動を生じて、遊技者に所定の利得を付与する。この可変入賞装置25の開閉作動は、後述する特別遊技作動を構成するものである。なお、大入賞口23内部には、特定領域に入った遊技球を検知する特定領域スイッチS3と、当り中の入賞個数を計数するカウントスイッチS4とが設けられている。ここで特定領域スイッチS3にも、特定領域に入った遊技球を計数するカウントスイッチとしての機能が備えられている。
【0033】
図3は、本発明にかかるパチンコ遊技機1の遊技作動を制御する制御回路を示すものである。
主制御基板60には、パチンコ遊技機1の遊技作動等を制御するための基板回路が設けられており、この基板回路上には主制御用中央制御装置CPUが配設されている。この主制御用中央制御装置CPUは、遊技に関する統括的な制御を処理実行するものであって、この主制御用中央制御装置CPUには、演算処理に用いる動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書きできる記憶装置RAMとが、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示省略)と、データのやり取りを行うデータバス(図示省略)を介して接続され、主制御基板60の基板回路を構成している。この記憶装置ROMには、制御プログラムや、各種乱数テーブル等の固定データが格納されている。ここで、この乱数テーブルとしては、大当り特別乱数テーブル、大当り図柄乱数テーブル、ハズレ図柄乱数テーブル 、リーチ乱数テーブル、リーチ図柄乱数テーブル、変動パターン選択乱数テーブル、当り普通乱数テーブル、ハズレ普通図柄乱数テーブル等があり、所定の要件が充足されると主制御用中央制御装置CPUが各乱数テーブルから乱数値を取得する。また、本発明にあっては、連続予告選択乱数テーブル、及び連続予告変動パターン乱数テーブルも備えられている。
【0034】
ここで、各乱数テーブルについて説明する。
大当り特別乱数テーブルは、0〜299の300コマからなる。ここで、図柄生成行程で確定表示する特別図柄A,B,Cの組合せ態様により、次回に「大当り」となる確率が向上する確変遊技状態、又は「大当り」となる確率が変化しない通常確率遊技状態のいずれかが発生する。そして、確変遊技状態では、大当り特別乱数テーブルから取得した大当り特別乱数値KがK=7,11,127,233,273の場合に「大当り」となる。すなわち大当り確率は5/300=1/60である。これに対し、通常確率遊技状態では、取得した大当り特別乱数値KがK=7の場合に「大当り」となる。すなわち大当り確率は1/300である。そしてそれ以外はハズレとなる。
【0035】
また、大当り図柄乱数テーブルは、0〜9の10コマからなり、取得した大当り特別乱数値Kが「大当り」の内容である場合に、特別図柄A,B,Cの当り態様を決定するものである。例えば、この大当り図柄乱数テーブルから取得した大当り図柄乱数値LがL=3の場合に、当り態様は「3,3,3」となる。
【0036】
これに対し、ハズレ図柄乱数テーブルは、取得した当り特別乱数値Kがハズレである場合に、ハズレ態様を決定するものである。なお、このハズレ図柄乱数テーブルからは、ハズレ図柄乱数値Ma,Mb,Mcを取得する。
【0037】
また、0〜126の127コマからなる変動パターン選択乱数テーブルからは変動パターン選択乱数値Gを取得する。この変動パターン選択乱数値Gは、図柄生成行程の演出態様を定めるものであって、この変動パターン選択乱数値Gに従って、図柄表示制御基板62の記憶装置ROMに複数備えられる変動パターンテーブルから変動パターンが決定される。
【0038】
また、0〜19の20コマからなるリーチ乱数テーブルからは、リーチ乱数値Nを取得する。このリーチ乱数値Nは、大当り特別乱数値Kの内容がハズレである場合に、図柄生成行程でリーチ変動作動を実行するか否かを決定するものである。そして、リーチ乱数値NがN=3,17であると、リーチ変動作動を実行することとなり、取得した変動パターン選択乱数値Gに従って決定された変動パターンに基づいてリーチ態様の特別図柄A,B,Cを表示する。かかる場合の変動パターンとしては、例えば、ロングリーチ、低速スクロール、逆走行、低速走行からの加速的停止、図柄の反転等の種々の変動態様がある。
【0039】
また、0〜9の10コマからなるリーチ図柄乱数テーブルからは、リーチ図柄乱数値Qを取得する。このリーチ図柄乱数値Qは、前記リーチ変動作動を実行する際のリーチ停止態様を決定するものである。例えば、このリーチ図柄乱数値QがQ=3の場合には、特別図柄A,CがA=C=「3」となるリーチ態様が表示される。
【0040】
さらに、本発明にあっては、後述の連続予告演出動作を実行するか否かを定める連続予告選択乱数テーブルを備えている。この連続予告選択乱数テーブルは、0〜29の30コマからなる。そして、前記大当り特別乱数Kの内容が「大当り」である場合にあって、連続予告選択乱数テーブルから取得した連続予告選択乱数値JがJ=3〜12であると連続予告演出動作を行うこととしている。したがって、図柄生成行程で当り態様が確定表示される場合に連続予告演出動作が実行される確率は、10/30となる。これに対し、大当り特別乱数Kがハズレである場合には、取得した連続予告選択乱数値JがJ=3,7,15であると連続予告演出動作を行うこととしている。したがって、図柄生成行程でハズレ態様が確定表示される場合に連続予告演出動作が実行される確率は、3/30となる。なお、連続予告選択乱数値Jが上記以外の値であると、連続予告演出動作は実行されない。ここで、上述の連続予告演出動作は、その表出により特別図柄A,B,Cが当り態様で確定表示される確率が見かけ上高くなる予告演出図柄dを図柄生成行程実行毎に図柄表示領域17に表出する予告演出動作を、4回を限度として、順次実行するものである。なお、この予告演出図柄dにより本発明にかかる予見演出図柄が構成され、また、前記予告演出動作により、本発明にかかる予見演出動作が構成される。さらに、前記連続予告演出動作により、本発明にかかる連続予見演出動作が構成される。
【0041】
一方、記憶装置RAMには、特別図柄始動スイッチS1、普通図柄始動スイッチS2のON作動による通過記憶等が一時的に記憶される記憶エリア、ソフトタイマを構成するレジスタ領域、及びワークエリア等が設けられている。すなわち、記憶装置RAMに特別図柄始動記憶及び普通図柄始動記憶が記憶保持される。
【0042】
また、この主制御基板60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示省略)が設けられ、主制御用中央制御装置CPUに接続されている。そして主制御用中央制御装置CPUは、一定間隔のクロックパルスによって時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。また、このクロック装置により出力されたクロックパルスをカウントして、時間を計測するタイマーTMも接続されている。
【0043】
また、この主制御基板60の基板回路には、主制御用中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行う入力ポート(図示省略)及び出力ポート(図示省略)が設けられており、この出力ポートを介して主制御基板60からの制御指令が、図柄表示制御基板62、音源制御基板63、光源制御基板64、及び払出制御基板65の各入力ポートに向け、一方向に出力されるように接続されている。また、主制御基板60の入力ポートには、上述した特別図柄始動スイッチS1が接続されると共に、盤面中継基板61を介して、普通図柄始動スイッチS2、特定領域スイッチS3、及びカウントスイッチS4が接続されている。そして、主制御基板60が2msごとに各スイッチS1〜S4の遊技球検出状態を調べ、遊技球検出があるとその信号が波形整形回路により波形整形されて主制御用中央制御装置CPUに入力され、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板60の出力ポートには、盤面中継基板61を介して普通電動役物18の開閉翼片26を拡開する普通電動役物ソレノイドや、可変入賞装置25の開閉片24を開閉する大入賞口ソレノイド等が接続され、主制御用中央制御装置CPUが所定の条件を選出した場合に作動される。
【0044】
ここで主制御用中央制御装置CPU、及び後述する各制御基板62,63,64,65に設置されている各中央制御装置CPUは、所定のデータの処理を行う演算ユニット(ALU)を連成した演算装置と、この演算装置に入出力するデータや読み込んだ命令を保管しておくレジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成されている。なお、この演算ユニットの連成数によって、中央制御装置CPUの演算処理能力が決まる。そして、この主制御用中央制御装置CPUは、所定の形式で生成したデータ又はコマンドを各制御基板62,63,64,65にそれぞれ出力し、各制御基板62,63,64,65の中央制御装置CPUがこのデータ等に従って所定の制御を処理実行することとなる。
【0045】
上記の図柄表示制御基板62には、図柄表示装置16の図柄表示領域17上で表出される図柄表示態様を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、図柄表示態様を制御処理する図柄制御用中央制御装置CPUに、特別図柄A,B,Cの変動パターンや普通図柄X,Yの変動パターンを備えた種々の変動パターンテーブル等が格納されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きできる記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。
【0046】
ここで、図柄表示制御基板62は、主制御基板60から入力ポートを介して入力されたデータ又はコマンドを図柄制御用中央制御装置CPUにおいて演算処理し、所定の図柄表示態様を演出する図柄データを、出力ポートを介して表示用ドライバに出力する。そして、この表示用ドライバが、前記図柄データに従って図柄表示装置16の図柄表示領域17に所定の図柄を所定態様で表出させる。なお、この図柄表示制御基板62により、図柄表示装置16で図柄生成行程を実行する図柄制御手段が構成される。
【0047】
上記の音源制御基板63には、スピーカから発生する効果音等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、音響を制御する音源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや音響発生パターン等の固定データが格納されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この音源制御基板63は、上記の主制御基板60より入力ポートを介して入力されたデータ又はコマンドを音源制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定の音データを出力ポートを介してサウンドジェネレータに出力し、このサウンドジェネレータが、前記音データに従ってスピーカに効果音を出力させる。
【0048】
上記の光源制御基板64には、パチンコ遊技機1に備えられた発光ダイオードLED、装飾ランプ等で構成される電飾装置、特別図柄始動記憶数表示部19、普通図柄始動記憶数表示部21等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、電飾装置の点灯、点滅等を制御する光源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや、発光ダイオードLED,装飾ランプ等を電飾するための電飾パターン等の固定データが格納されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この光源制御基板64は、光源制御用中央制御装置CPUで、上記の主制御基板60から入力ポートを介して入力されたデータ又はコマンドを演算処理し、所定の光データを出力ポートを介して、発光ダイオードLEDや装飾ランプ等を発光作動するドライバを配した光源作動基板に出力し、この光源作動基板が、所定の発光ダイオードLEDや装飾ランプ等を点灯、点滅させる。なお、特別図柄始動記憶数表示部19及び普通図柄始動記憶数表示部21は、それぞれ最高四個まで始動記憶数を記憶保持できる。このため、各始動記憶数がこの上限値に達している遊技状態にあっては、遊技球通過は無効となり、所定数の賞球のみが遊技者に供与される。
【0049】
上記の払出制御基板65には、遊技球の貸球や賞球等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、貸球ユニットや賞球ユニット等の各種ソレノイドを作動して、所定の貸球や賞球の供給を制御する払出制御用中央制御装置CPUに、動作プログラム、賞球や貸球の球数パターン等の固定データが格納されている記憶装置ROMと、球数カウントデータ等の必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この払出制御基板65は、主制御基板60から入力されたデータ又はコマンドに従い、払出制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定のデータを出力ポートを介して払出中継基板に送信し、このデータにより貸球ユニットや賞球ユニット等の各種ソレノイドを作動し、所定の貸球や賞球の払い出しを実行する。また、払出制御基板65は、遊技球の貸球を記憶したプリペイドカードの読み込み書き込みを行うプリペイドカードユニットと、このプリペイドカードのデータ処理を中継するCR接続基板を介して接続され、遊技球の残球データ等をやり取りする。なお、本発明にかかる遊技制御手段は、上述の各基板60〜65等により構成されるものであって、前記図柄制御手段を備えると共に、この図柄制御手段を介して図柄生成行程等を実行したり、所定の賞球形態を発生する特別遊技作動を実行したりする制御内容を備える。
【0050】
次に、本発明の制御態様をパチンコ遊技機1の作動に従って説明する。
ここで、図4に示されるように、パチンコ遊技機1の制御処理は、メインルーチンと複数のサブルーチンとで構成されている。
メインルーチンがスタートすると、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUは、電源投入時であるか否かをまず判定する。ここで、電源投入時である場合は、ステップ1の初期化処理を実行し、ステップ2の初期値乱数更新処理に移行して無限ループ処理を実行する。
【0051】
一方、電源投入時でない場合は、次にステップ3の出力処理、ステップ4の入力処理、ステップ5の乱数作成処理、ステップ6の初期値乱数更新処理、ステップ7の遊技枠処理、ステップ8のスイッチ処理、ステップ9の始動口処理、ステップ10の大入賞口処理、ステップ11の図柄処理、ステップ12の普通電動役物処理、ステップ13の普通図柄処理、ステップ14のデータ作成処理、ステップ15のエラー制御処理を実行し、次にステップ2の初期値乱数更新処理に移行して無限ループ処理を実行する。なお、かかる処理は、上述したタイマーTMによりカウントされる所定単位時間(2ms)ごとに繰り返し実行される。
【0052】
ここで、ステップ9(図4参照)の始動口処理を図5に従って説明する。
遊技球が発射装置(図示省略)より遊技領域14に発射され、この遊技球が特別図柄始動領域20を通過すると、特別図柄始動スイッチS1がON作動する。そして、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUが、特別図柄始動スイッチS1のON作動を認識すると、これを契機として、記憶装置RAMに累積して記憶保持される特別図柄始動記憶の数(特別図柄始動記憶数U)がU>4であるか否かを判定する。そして、特別図柄始動記憶数UがU>4である場合は、始動口処理を終了する。
【0053】
一方、特別図柄始動記憶数UがU≦4であると、記憶装置ROMに格納されている大当り特別乱数テーブル、大当り図柄乱数テーブル、ハズレ図柄乱数テーブル、リーチ乱数テーブル、及びリーチ図柄乱数テーブルから、大当り特別乱数値K、大当り図柄乱数値L、ハズレ図柄乱数値Ma,Mb,Mc、リーチ乱数値N、及びリーチ図柄乱数値Qをそれぞれ取得し、取得した各乱数値を一旦、記憶装置RAMに格納する。
【0054】
次に、現在の遊技状態が確変遊技状態であるか、又は通常確率遊技状態であるかを判定する。ここで、確変遊技状態と判定した場合は、取得した大当り特別乱数値Kを判定するための高確率用判定データをセットする。この高確率用判定データは、大当り特別乱数値KがK=7,11,127,233,273のいずれかの場合に値が一致し、図柄生成行程で当り態様を確定表示して特別遊技作動を実行する「大当り」とする。一方、通常確率遊技状態であると判定した場合は、低確率用判定データをセットする。この低確率用判定データは、大当り特別乱数値KがK=7の場合に値が一致する。
【0055】
次に、大当り特別乱数値Kが、セットした判定データと同一であるか否かを判定する。ここで、大当り特別乱数値Kが判定データと同一であると、大当りフラグをONとする。この大当りフラグは、取得し、判定した大当り特別乱数値Kの内容が「大当り」であることを示すものである。そして、大当りフラグをONとすると、連続予告演出動作を実行するか否かを定める連続予告選択乱数値Jを連続予告選択乱数テーブルから取得し、格納する。そして、大当り用判定データをセットする。
【0056】
一方、大当り特別乱数値Kの内容が「大当り」でない場合は、取得したリーチ乱数値Nを判定し、リーチ変動作動を実行するか否かを決める。ここで、リーチ乱数値NがN=3,17であると、リーチ変動作動を実行することとし、リーチフラグをONとした後、上述の連続予告選択乱数値Jを取得・格納し、ハズレ用判定データをセットする。これに対し、リーチ変動作動を実行しない場合は、後述の連続予告フラグをOFFとして始動口処理を終了する。
【0057】
大当り用又はハズレ用判定データをセットすると、次に、連続予告演出動作を実行するか否かを判定する。すなわち、これら判定用データと取得した連続予告選択乱数値Jとが一致するか否かを判定する。ここで、連続予告選択乱数値Jが判定用データと一致した場合は、連続予告演出動作を実行すると決定する。ただし、次に、予告実行フラグがONであるか否かを判定し、この予告実行フラグがONである場合は、既に連続予告演出動作を実行することが決定されているため、連続予告フラグをOFFとして、その実行を中止し、始動口処理を終了する。一方、かかる予告実行フラグがOFFであれば、連続予告フラグをONとして連続予告演出動作の実行を確定し、始動口処理を終了する。
【0058】
また、連続予告選択乱数値Jと判定用データとが不一致であった場合は、連続予告フラグをOFFとして、連続予告演出動作を実行しないこととし、始動口処理を終了する。
【0059】
次に、ステップ11(図4参照)の図柄処理を図6に従って説明する。
主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUは、特別図柄A,B,Cが変動中であるか判定し、変動中であれば所定の変動時間経過後に、変動停止コマンドを図柄表示制御基板62に出力して特別図柄A,B,Cを停止して、図柄処理を終了する。
【0060】
一方、特別図柄A,B,Cが変動中でない場合は、特別図柄始動条件(図柄始動条件)が成立し、記憶装置RAMに特別図柄始動記憶が記憶保持されているか否かを判定し、記憶保持されている場合(特別図柄始動記憶数U≧1)は記憶保持した特別図柄始動記憶を記憶順に一個記憶消化し、特別図柄始動記憶数表示部19で表示する特別図柄始動記憶数Uを一個減算表示する。これに対し、特別図柄始動記憶が記憶保持されていない場合(U=0)は、そのまま処理を続行する。
【0061】
そして、次に主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUは、大当りフラグがONであるか否かを判定する。ここで、大当りフラグがONであると変動パターン選択処理に移行する。また、大当りフラグがOFFであると、次にリーチフラグがONであるか否かを判定する。ここで、リーチフラグがONであると、取得したリーチ図柄乱数値Qに従ってハズレリーチ図柄を決定する。これに対し、リーチフラグがOFFであると、取得したハズレ図柄乱数値Ma,Mb,Mcに従ってハズレ図柄を決定する。そして、ハズレリーチ図柄、又はハズレ図柄を決定すると、大当りフラグをOFFとして変動パターン選択処理に移行する。
【0062】
次に、変動パターン選択処理を図7ABCに従って説明する。
まず、図7Aに示されるように、後述の予告実行回数HがH>0であるか否かを判定し、H=0である場合は、次に連続予告フラグがONであるか否かを判定する。ここで、連続予告フラグがOFFである場合は、図7Bに示されるように、予告実行フラグをOFFとし、変動パターン選択乱数テーブルから変動パターン選択乱数値Gを取得・格納する。
【0063】
そして、次に、大当りフラグがONであるか否かを判定し、大当りフラグがONである場合は、取得した変動パターン選択乱数値Gに基づいて大当り変動パターンテーブルから変動パターンを選択する。これに対し、大当りフラグがOFFである場合は、次にリーチフラグがONであるか否かを判定する。ここで、リーチフラグがONである場合は、取得した変動パターン選択乱数値Gに基づいてハズレリーチ変動パターンテーブルから変動パターンを選択する。また、リーチフラグがOFFである場合は、取得した変動パターン選択乱数値Gに基づいてハズレ変動パターンテーブルから変動パターンを選択する。
【0064】
そして、当該図柄処理で実行することとなる図柄生成行程(以下、当回図柄生成行程という)の変動パターンとして選択した変動パターンをセットし、変動パターン選択処理を終了する。
【0065】
一方、変動パターン選択処理にあって、連続予告フラグがONである場合は(図7A参照)、図7Cに示されるように、予告実行フラグをONとし、次に特別図柄始動記憶数UがU=3であるか否かを判定する。ここで、特別図柄始動記憶数UがU=3であると、当回図柄生成行程で用いる変動パターンとして、図8に示される変動パターン▲1▼〜▲4▼のうち変動パターン▲1▼をセットする。
【0066】
当回図柄生成行程の変動パターンとして変動パターン▲1▼をセットすると、次に予告実行回数HをH=3とセットする。
【0067】
次に、記憶装置RAMに記憶保持した各特別図柄始動記憶に変動パターンをセットする。なお、便宜上、図柄生成行程開始時に記憶保持された各特別図柄始動記憶を、先に記憶保持した順に、(1),(2),(3)と符号をつけることとする。
まず、特別図柄始動記憶(1)に変動パターン▲2▼を割り当て、特別図柄始動記憶(2)に変動パターン▲3▼を割り当て、特別図柄始動記憶(3)に変動パターン▲4▼を割り当てる。
【0068】
すなわち、特別図柄始動記憶数UがU=3であると、変動パターン▲1▼をセットした当回図柄生成行程と三個の特別図柄始動記憶に基づく図柄生成行程とを用いて、合計4回の予告演出動作を実行することとなる。なお、予告実行回数HがH=3とセットされるのは、当回図柄生成行程による予告演出動作のあとに、少なくとも「3」回予告演出作動を実行することを意味する。
【0069】
一方、主制御基板60の中央制御装置CPUが、特別図柄始動記憶数UがU=3でないと判定した場合は、次に特別図柄始動記憶数UがU=2であるか否かを判定する。ここで、特別図柄始動記憶数UがU=2であると、当回図柄生成行程の変動パターンとして変動パターン▲1▼をセットし、予告実行回数HをH=2とする。そして、特別図柄始動記憶(1)に変動パターン▲2▼をセットし、特別図柄始動記憶(2)に変動パターン▲3▼をセットする。
【0070】
これに対し、特別図柄始動記憶数UがU≠2と判定されると、次に特別図柄始動記憶数UがU=1であるか否かを判定する。そして、特別図柄始動記憶数UがU=1であると、当回図柄生成行程に変動パターン▲1▼をセットすると共に、予告実行回数HをH=1とし、特別図柄始動記憶(1)に変動パターン▲2▼をセットする。
【0071】
さらに、特別図柄始動記憶数UがU≠1と判定し、U=0と判定した場合は、当回図柄生成行程の変動パターンとして変動パターン▲1▼をセットし、予告実行回数HをH=0とする。
【0072】
そして、各変動パターンをセットすると変動パターン選択処理を終了する。
【0073】
ところで、図8に示される変動パターン▲1▼〜▲4▼は、記憶装置ROMに具備された予告演出変動パターンテーブルに備えられる変動パターンであって、その表出により特別図柄A,B,Cが当り態様で確定表示される確率が見かけ上高くなる予告演出図柄dを表出する際の態様を定めるものである。さらに詳述すると、各変動パターン▲1▼〜▲4▼により、予見演出図柄dを図柄生成行程実行毎に図柄表示領域17に表出する予見演出動作の演出態様が定まる。なお、変動パターン▲1▼は、図10A(c)に示されるように、「ニワトリ」(予告演出図柄d)を「山」(背景図柄f)の「ふもと」位置に表出すると共に、「スタート」のメッセージを表示する。また、変動パターン▲2▼は、図10A(f)に示されるように、「ニワトリ」を「山の三合目」位置に表出すると共に、「三合目」のメッセージを表示する。変動パターン▲3▼は、図10B(i)に示されるように、「ニワトリ」を「山の八合目」位置に表出すると共に、「八合目」のメッセージを表示する。さらに、変動パターン▲4▼は、図10B(l)に示されるように、「ニワトリ」を「山の頂上」位置に表出すると共に、「ゴール」のメッセージを表示する。
【0074】
ここで、本発明にかかる、予告演出動作を予め定められた実行回数を限度として、順次実行する一連の連続予告演出動作を説明する。例えば、図9は、特別図柄始動記憶アに基づく図柄生成行程ア’実行中に、いずれもハズレ結果が割り当てられた特別図柄始動記憶イ,ウ,エと当り結果が割り当てられた特別図柄始動記憶オとを記憶保持した状況である。さらに、特別図柄始動記憶オが連続予告演出動作を実行する内容が割り当てられると、特別図柄始動記憶イに基づく図柄生成行程イ’実行中に一回目の予告演出動作(I)を実行する。そして、順次、特別図柄始動記憶ウ,エ,オに基づく図柄生成行程ウ’,エ’,オ’を実行する毎に二回目、三回目、四回目の予告演出動作(II),(III),(IV)を実行する。この一連の予告演出動作(I)〜(IV)により連続予告演出動作が構成される。
【0075】
また、前記の予告演出動作の実行限度となる予め定められた実行回数は、本実施形態例にあっては、遊技中のその時点での特別図柄始動記憶数Uに応じて、四個である場合は4回、三個である場合は3回、二個である場合は2回、そして一個である場合は1回としている。そして、図7Aに示される連続予告フラグがONであると、連続予告演出動作実行条件(連続予見演出動作実行条件)が成立し、連続予告演出動作を実行することとなる。
【0076】
ここで、図7Aに示される変動パターン選択処理にあって、予告実行回数HがH>0である場合は、当回図柄生成行程に、特別図柄始動記憶(1)にセットした変動パターンを新たにセットする。そしてさらに、予告実行回数Hから「1」を減算して予告実行回数を更改し、変動パターン選択処理を終了する。かかる処理を予告実行回数Hに基づいて所定回繰り返し実行することにより、連続予告演出動作にかかる予告演出動作を所定回実行することとなる。
【0077】
変動パターン選択処理を終了すると、図6に示されるように、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUは、変動パターン選択処理によりセットした変動パターンのデータを図柄表示制御基板62に出力する。さらに、連続予告フラグをOFFとし(既に連続予告フラグがOFFであればOFFを維持する)、記憶装置RAMの特別図柄始動記憶を記憶保持する始動記憶領域を順次シフトする。そしてさらに、特別図柄A,B,Cの変動時間をセットする。
【0078】
次に、これまでの処理を実行すると、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUは、特別図柄A,B,Cを変動開始する変動開始コマンドを図柄表示制御基板62に出力する。図柄表示制御基板62は、かかるコマンドが入力されると、記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて図柄制御用中央制御装置CPUにて演算処理を行い、その結果に従って表示用ドライバを介して図柄表示装置16の図柄表示領域17で特別図柄A,B,Cを変動表示を開始して、取得した大当り特別乱数値Kの当り・ハズレ結果に従って特別図柄A,B,Cの組合せ態様を確定表示する図柄生成行程を実行する。そして、所定の変動時間経過後に変動停止コマンドを出力して特別図柄A,B,Cを停止し、図柄処理を終了する。
【0079】
また、主制御用中央制御装置CPUは、特別図柄始動スイッチS1のON作動に基づき、演算処理して賞球指令コマンドを払出制御基板65に出力すると共に、賞球作動に連動する賞球音の発生指令コマンドを音源制御基板63に、賞球ランプ等の発生指令コマンドを光源制御基板64にそれぞれ出力する。
【0080】
賞球指令コマンドが入力された払出制御基板65は、記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて払出制御用中央制御装置CPUにて演算処理を行い、その結果に従って賞球ユニットのソレノイドを作動させて所定数量の賞球を払い出す。
【0081】
これと同期して、賞球音の発生指令コマンドが入力された音源制御基板63は、記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて音源制御用中央制御装置CPUにて演算処理を行い、その結果に従ってスピーカより所定の賞球音を上記賞球の払出時に合わせて出力する。
【0082】
同時に光源制御基板64でも、入力された賞球ランプの発生指令コマンドに従って光源制御用中央制御装置CPUが記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて演算処理を行い、その結果に従って所定の発光ダイオードLEDや装飾ランプ等を点灯、点滅させる。
【0083】
次に、特別図柄A,B,Cの組合せ態様を当り態様で確定表示する場合に実行する特別遊技作動について説明する。
特別図柄A,B,Cの組合せ態様を当り態様で確定表示すると、主制御基板60は、以下の賞球形態の特別遊技作動を実行する。すなわち、盤面中継基板61を介して大入賞口ソレノイドを駆動して、大入賞口23を開放する。そして、大入賞口23に遊技球が流入し、この大入賞口23内の特定領域スイッチS3やカウントスイッチS4がON作動すると、その信号を盤面中継基板61を介して主制御基板60が確認し、必要に応じて、図柄表示制御基板62や払出制御基板65に制御指令コマンドを出力する。
【0084】
すなわち、サウンドジェネレータがファンファーレを発すると共に、大入賞口ソレノイドが駆動し、開閉片24を前方に傾動して大入賞口23を開放し、開閉ラウンドを実行する。そして、大入賞口23の特定領域に遊技球が流入し、特定領域スイッチS3がON作動した時は、次の開閉ラウンドへの移行条件が充足され、一旦開閉片24が閉鎖駆動して、一ラウンドを終了する。そして、その動作終了後に再び大入賞口23を開放して、次の開閉ラウンドへ移行する。一方、所定制限時間(30秒)が経過するか、この所定制限時間内で、特定領域スイッチS3とカウントスイッチS4による遊技球の入賞検知が10個となると、大入賞口23が閉鎖する。このような開閉ラウンドを最大15回繰り返す賞球形態を発生させて、遊技者に所定の利得を供与する。そして、一連の可変入賞装置25の開閉作動が終了すると、特別遊技作動を終了する。
【0085】
次に普通図柄X,Yの変動態様について概説する。
遊技球が普通図柄作動ゲート22を通過すると、普通図柄始動スイッチS2がON作動する。そして、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUが普通図柄始動スイッチS2のON作動を認識すると、普通図柄表示部x,yで、普通図柄X,Yが変動開始する。この普通図柄X,Yは、上述のように、「7」又は「−」のいずれかを表示する。一方、この普通図柄X,Yが変動中に、又は普通電動役物18の開放動作中に、普通図柄始動スイッチS2が遊技球通過を検出すると、主制御基板60の記憶装置RAMにその遊技球検出が記憶され、普通図柄始動記憶数表示部21の発光ダイオードLEDが点灯してその記憶数(普通図柄始動記憶数)を遊技者に報知する。なお、普通図柄始動記憶数表示部21の最大記憶数は四個であり、それ以上の個数は無効とされる。
【0086】
この普通図柄X,Yの変動停止後、又は普通電動役物18の開放動作終了後に、普通図柄始動記憶数表示部21に表示された普通図柄始動記憶数の記憶消化に基づいて普通図柄X,Yは再び変動開始する。そして、所定時間経過すると変動が停止し、X=Y=「7」であれば当りとなる。そしてさらに、当りとなると普通電動役物18が拡開作動を開始する。
【0087】
ところで、普通図柄X,Yが変動を停止したときに表示する図柄態様は、主制御基板60の記憶装置ROMに格納されている、0〜99までの100コマからなる当り普通乱数テーブルから取得する当り普通乱数値Vにより決定される。そして、普通図柄作動ゲート22への遊技球通過により、普通図柄始動スイッチS2がON作動すると、主制御基板60は記憶装置ROMに格納される当り普通乱数テーブルから当り普通乱数値Vを取得し、その内容を一旦記憶装置RAMに記憶保持する。そして、普通図柄X,Yが変動開始すると同時に、記憶保持した内容を判定し、当り又はハズレを決定する。ここでは、当り普通乱数値VがV=奇数値であれば当りとなる。
【0088】
当り普通乱数値Vの判定内容がハズレである場合は、当り普通乱数値Vと同時期に、ハズレ普通図柄乱数テーブルから取得したハズレ普通図柄乱数値Wに従って普通図柄X,Yをハズレ態様で確定表示する。このハズレ普通図柄乱数テーブルは、0〜2の3コマからなり、ハズレ普通図柄乱数値WがW=「0」であるとX=「7」,Y=「−」で確定表示され、W=「1」であるとX=「−」,Y=「7」で確定表示され、W=「2」であるとX=「−」,Y=「−」で確定表示される。
【0089】
次に、本発明の要部にかかる連続予告演出動作の表示態様を説明する。
<第一実施形態例>
本発明にあっては、予告演出図柄dの表出位置は、予告演出動作の各実行回数に割り当てられている。本実施形態例では、一回目の実行回数に「山のふもと」位置が、二回目の実行回数に「山の三合目」位置が、三回目の実行回数に「山の八合目」位置が、四回目の実行回数に「山の頂上」位置が予告演出図柄dの表出位置として割り当てられている。
【0090】
次に、図10A,Bに従って、特別図柄始動記憶数Uの推移と共に、図柄表示領域17での演出態様を説明する。なお、特別図柄始動記憶数Uは、特別図柄始動記憶数表示部19を模した、四個の○(ランプが点灯している状態は●)で示している。
かかる構成にあって、図10A(a)に示されるように、図柄生成行程実行中に、記憶保持される特別図柄始動記憶数Uが四個となり、次に、連続予告演出動作にかかる一番目の図柄生成行程が実行される際には、図10A(b)に示されるように、特別図柄始動記憶数Uが三個(U=3)となって特別図柄A,B,Cが変動開始される。そして、当回図柄生成行程に割り当てられた変動パターン▲1▼に従って、図10A(c)に示されるように、「ニワトリ」(予告演出図柄d)が「山のふもと」位置に表出されると共に、「スタート」のメッセージが表示される。そして、特別図柄A,B,Cが順次停止し、図10A(d)に示されるように、ハズレ態様「7,5,3」が確定表示されて、連続予告演出動作にかかる一回目の予告演出動作が終了する。
【0091】
次に、図10A(e)に示されるように、三個の特別図柄始動記憶数Uが一個減算されて特別図柄始動記憶数Uが二個となると同時に特別図柄A,B,Cが変動開始し、新たな図柄生成行程が実行開始される。そして、かかる図柄生成行程では、図10A(f)に示されるように、「ニワトリ」が「山の三合目」位置に表出されると共に、「三合目」のメッセージが表示されて、二回目の予告演出動作が実行される。そして、図10A(g)に示されるように、ハズレ態様「3,4,3」が確定表示されて、連続予告演出動作にかかる二回目の予告演出動作が終了する。
【0092】
次に、図10B(h)に示されるように、二個の特別図柄始動記憶数Uが一個減算されて特別図柄始動記憶数Uが一個となると同時に特別図柄A,B,Cが変動開始し、新たな図柄生成行程が実行開始される。そして、かかる図柄生成行程では、図10B(i)に示されるように、「ニワトリ」が「山の八合目」位置に表出されると共に、「八合目」のメッセージが表示されて、三回目の予告演出動作が実行される。そして、図10B(j)に示されるように、ハズレ態様「8,6,2」が確定表示されて、連続予告演出動作にかかる三回目の予告演出動作が終了する。
【0093】
さらに、図10B(k)に示されるように、一個の特別図柄始動記憶数Uが一個減算されて特別図柄始動記憶数Uが0個となると同時に特別図柄A,B,Cが変動開始し、新たな図柄生成行程が実行開始される。そして、かかる図柄生成行程では、図10B(l)に示されるように、「ニワトリ」が「山の頂上」位置に表出されると共に、「ゴール」のメッセージが表示されて、四回目の予告演出動作が実行される。そして、かかる実施形態例にあっては、図10B(m)に示されるように、当り態様「7,7,7」で特別図柄A,B,Cが確定表示されて、連続予告演出動作にかかる四回目の予告演出動作が終了し、同時に連続予告演出動作が完了する。
【0094】
このように、予告演出図柄dの表出位置を予め複数備え、予告演出動作を実行する毎に予告演出図柄dの表出位置を変更し、さらに各表出位置を予告演出動作の各実行回数に割り当てた構成とすることにより、遊技者は予告演出図柄dの表出位置から経験的に第何回目の予告演出動作であるかということを認識することが可能となる。さらに、「ニワトリ」が「山のふもと」(起点)から「山の頂上」(到達点)に至る経路内に表出され、あたかも「山」を登るように「ニワトリ」を順次移行して表出するような演出態様とすることにより、遊技者の緊迫感が増幅され、「大当り」に対する期待感は一層刺激されることとなる。
【0095】
<第二実施形態例>
次に、予告演出図柄dの表出位置を、特別図柄A,B,Cのいずれかの絵柄と重なる位置とする構成が提案される。さらに、本発明の特徴として、予告演出動作の実行回数と、予告演出図柄dの表出位置となる特別図柄A,B,Cの停止順序とが関連する構成となっている。
【0096】
上述したように、特別図柄A,B,Cは、左(特別図柄A)→右(特別図柄C)→中(特別図柄B)の順に停止する。このような特別図柄A,B,Cの停止順序を前提とし、連続予告演出動作にかかる一回目の実行回数の予告演出動作時には、特別図柄Aの絵柄と重なる位置に予告演出図柄dを表出し、二回目の実行回数の予告演出動作時には、特別図柄Cの絵柄と重なる位置に予告演出図柄dを表出し、三回目の実行回数の予告演出動作時には、特別図柄Bの絵柄と重なる位置に予告演出図柄dを表出する。また、四回目の実行回数の予告演出動作時には、特別図柄A,B,C各々の絵柄に重なる位置に予告演出図柄dを表出する。以下、かかる構成についてさらに詳述する。
【0097】
かかる構成にあっては、図11(イ)に示されるように、一回目の予告図柄演出動作では、変動する特別図柄A上に重なるように、画面奥から飛来し、徐々に特別図柄Aに接近するように演出表示された「円盤」(予告演出図柄d)が表出される。ここで、遊技者は、特別図柄Aは、特別図柄A,B,Cのうち、最初に停止することを経験的に知っており、図11(イ)に示される「円盤」を見て、連続予告演出動作にかかる一回目の予告演出動作であることを認識することができる。
【0098】
さらに、図11(ロ)に示されるように、二回目の予告演出動作では、変動する特別図柄C上に「円盤」が表出される。ここで、遊技者は、特別図柄Cは特別図柄A,B,Cのうち、二番目に停止することを知っているため、図11(ロ)に示される「円盤」を見て、連続予告演出動作にかかる二回目の予告演出動作であることを認識することができる。
【0099】
また、図11(ハ)に示されるように、三回目の予告演出動作では、変動する特別図柄B上に「円盤」が表出される。ここで、遊技者は、特別図柄Bは特別図柄A,B,Cのうち、三番目に停止することを知っているため、図11(ハ)に示される「円盤」を見て、連続予告演出動作にかかる三回目の予告演出動作であることを認識することができる。
【0100】
そして、四回目の予告演出動作では、特別図柄A,B,C各々に、「円盤」が重ねて表出されることにより(図11(ニ)参照)、遊技者は予告演出動作の実行回数が四回目であることを認識することができる。
【0101】
さらに、他の実施形態例が提案される(図12(イ)〜(ニ)参照)。
すなわち、図12(イ)に示されるように、予告演出動作の実行回数が一回目の場合は、変動する特別図柄A上に「円盤」を表出すると共に、特別図柄Aを図柄表示領域17の中央で、かつ他の特別図柄B,Cより大きく表示する。また、予告演出動作の実行回数が二回目の場合は、図12(ロ)に示されるように、特別図柄C上に「円盤」を表出すると共に、特別図柄Cを図柄表示領域17の中央で、かつ他の特別図柄A,Bより大きく表示する。さらに、予告演出動作の実行回数が三回目の場合は、図12(ハ)に示されるように、特別図柄B上に「円盤」を表出すると共に、特別図柄Bを図柄表示領域17の中央で、かつ他の特別図柄A,Cより大きく表示する。そして、予告演出動作の実行回数が四回目の場合は、特別図柄A,B,C各々に「円盤」を重ねて、かつ特別図柄A,B,C及び「円盤」を拡大表示する(図12(ニ)参照)。
【0102】
上述の図12(イ)〜(ニ)に示すように、予告演出図柄dを表出する特別図柄A,B,Cを図柄表示領域17の中央位置で表示する構成とすることにより、予告演出図柄dを一見して認識させることができ、遊技者にその表出を容易に知得させることが可能となる。また、予告演出図柄dとその表出位置に対応する特別図柄A,B,Cとを強く関連付けすることができ、これにより実行回数と特別図柄A,B,Cとの相互関係を遊技者に強く認識させることが可能となる。また、予告演出図柄dを表出する特別図柄A,B,Cを他の特別図柄A,B,Cに比して拡大表示することによりさらに効果の向上が図れる。なお、第二実施形態例にあっては、上述の構成に代えて、予告演出図柄dを特別図柄A,B,Cの近傍位置に表出する構成であっても勿論良い。かかる場合には、表出された予告演出図柄dが、いずれの特別図柄A,B,Cと対応するのかが明瞭に認識できる程度の位置で表出されることが好ましい。
【0103】
<第三実施形態例>
また、予告演出動作実行時に、その時点での予告演出動作の実行回数に割り当てられた背景図柄fを図柄表示領域17に描出する構成が提案される。ここで、予め複数備えられた背景画像fは、その絵柄がそれぞれ異なり、かつ各絵柄の描出概念に基づいて序列化されている。そして、背景図柄fの序列が予告演出動作の実行回数の多寡に沿うように、各実行回数に背景図柄fが割り当てられている。
【0104】
さらに詳述すると、本実施形態例にあっては、あらかじめ「草原」、「空(地上近く)」、「空(雲の上)」、「宇宙」を描出内容とする4つの背景図柄fを備え、高さ(高度)を規準として、連続予告演出動作にかかる予告演出動作の実行回数の一回目には「草原」の背景図柄fが、二回目には「空(地上近く)」の背景図柄fが、三回目には「空(雲の上)」の背景図柄fが、そして四回目には「宇宙」の背景図柄fが割り当てられている。すなわち、背景図柄fが、「草原」→「空(地上近く)」→「空(雲の上)」→「宇宙」の順に序列化されている。
【0105】
かかる構成にあって、実行回数が一回目の予告演出動作が実行される場合は、図13(イ)に示されるように、「草原」の背景図柄fが描出され、かつ「草原」を歩くように「鳥」(予告演出図柄d)が表出される。また、実行回数が二回目の予告演出動作が実行される場合は、「草原」の背景画像fが上方にスクロール表示されて図13(ロ)に示されるように、「空(地上近く)」の背景図柄fが描出され、かつ「空(地上近く)」を飛んでいるように「鳥」が表出される。さらに、実行回数が三回目の予告演出動作が実行される場合は、「空(地上近く)」の背景画像fが上方にスクロール表示されて図13(ハ)に示されるように、「空(雲の上)」の背景図柄fが描出され、かつ「空(雲の上)」を飛んでいるように「鳥」が表出される。そして、実行回数が四回目の予告演出動作が実行される場合は、「空(雲の上)」の背景画像fがさらに上方にスクロール表示されて図13(ニ)に示されるように、「宇宙」の背景図柄fが描出され、かつ「宇宙」を飛んでいるように「鳥」が表出される。
【0106】
このように、所定の規準に従って序列化した背景画像fを用いて予告演出動作の実行回数を報知する構成とすることにより、遊技者に予告演出動作の実行回数を瞬時かつ直感的に把握させることが可能となると共に、背景図柄fによる演出効果も向上することとなる。
【0107】
また、予告演出図柄dを予告演出動作を実行する毎に変更する構成としても良い。例えば、実行回数が一回目の予告演出動作が実行される場合は、図14(イ)に示されるように、「海中」の背景図柄fが描出され、かつ「海中」を泳ぐように「魚」(予告演出図柄d)が表出される。また、実行回数が二回目の予告演出動作が実行される場合は、「海中」の背景画像fが上方にスクロール表示されて図14(ロ)に示されるように、「海面」の背景図柄fが描出され、かつ「海面」を進むように「船」(予告演出図柄d)が表出される。さらに、実行回数が三回目の予告演出動作が実行される場合は、「海面」の背景画像fが上方にスクロール表示されて図14(ハ)に示されるように、「空」の背景図柄fが描出され、かつ「空」を飛んでいるように「飛行機」が表出される。そして、実行回数が四回目の予告演出動作が実行される場合は、「空」の背景画像fがさらに上方にスクロール表示されて図14(ニ)に示されるように、「宇宙」の背景図柄fが描出され、かつ「宇宙」を飛行するように「円盤」が表出される。
【0108】
なお、かかる構成にあっては、各背景画像fは、高さ(高度)を規準として、「海中」→「海面」→「空」→「宇宙」の順で序列化されている。また、各背景画像fに適した絵柄内容の各予告演出図柄dは、図柄表示領域17の左端から右端に、約1秒かけて移動させる構成が好適である。かかる構成とすることにより、予告演出図柄dの表出はダイナミックなものとなり、より一層演出効果が向上することとなる。
【0109】
なお、これまでに述べた本発明は、第3種パチンコ遊技機に適用しても良く、また本発明の主旨を逸脱しない限り実施形態を適宜に変更することが可能である。
【0110】
【発明の効果】
本発明は、連続予見演出動作にかかる予見演出動作を実行する毎に、予見演出図柄の表出位置を変更するパチンコ遊技機としたから(請求項1)、連続予見演出動作の演出態様が変化に富んだものとなる優れた効果がある。また、図柄表示装置は遊技者が遊技中に最も注視するところであるため、変化に富んだ連続予見演出動作を実行することにより、全体として遊技機の興趣性を飛躍的に向上させることが可能となる。
【0111】
ここで、予め備えられた各表出位置が、予見演出動作の各実行回数に予め割り当てられていると共に、その時点での予見演出動作の実行回数に割り当てられた表出位置に予見演出図柄を表出する構成とした場合には(請求項2)、予見演出図柄が、その時点での実行回数に基づいた表出位置に各々規則的に表出されることとなるから、遊技者に予見演出図柄の表出位置と予見演出動作の実行回数とを経験的に関連付けて認識させることが可能となる。これにより、遊技者に直感的に予見演出動作の実行回数を知得させることが可能となる効果が生じる。また、その規則性を見出す面白さも付加されることとなり、遊技機の興趣性が飛躍的に向上することとなる。
【0112】
さらに、予見演出図柄を、背景図柄の起点から到達点へ順次移行するように表出する構成とした場合には(請求項3)、遊技者の期待感又は緊迫感が段階的に増幅されることとなり、連続予見演出ならではの演出効果が飛躍的に向上することとなる。
【0113】
さらに、予見演出図柄の表出位置を、いずれかの選出図柄の絵柄と重なる位置等とすると共に、予見演出動作の実行回数の多寡が、予見演出図柄の表出位置となる選出図柄の停止順序に沿う構成とした場合には(請求項4)、遊技者が最も注目する選出図柄近くに予見演出図柄を表出することとなるため、遊技者に一見して予見演出図柄を認識させることができる効果がある。このため、予見演出図柄の表出を注意深く待つ必要がなくなり、無用なストレスを排除でき、快適な遊技を提供することが可能となる。また、予見演出動作の実行回数と選出図柄の停止順序とが関係しているという従来にない斬新な態様で実行回数を遊技者に報知することができるため、遊技機の興趣性が飛躍的に向上する。
【0114】
さらに、予見演出図柄が表出された選出図柄を図柄表示領域の中央位置に表示する構成とした場合には(請求項5)、より一層遊技者に予見演出図柄を認識させることが容易となり、予見演出図柄の表出を瞬時に知得させることが可能となる。また、予見演出図柄とその表出位置に対応する選出図柄との対応を強調することができ、これにより実行回数と選出図柄との相互関係を遊技者に強く認識させることが可能となる。したがって、より明確に予見演出動作の実行回数を遊技者に報知することができる効果がある。
【0115】
また、予見演出動作を実行する毎に、予見演出図柄の表出位置を、演出画像に相対して順次変更する構成とした場合には(請求項6)、遊技者の注目を惹きやすいような態様で周囲の背景図柄等の描出態様を変更して実行回数を報知することが可能となる。これにより、予見演出動作の実行回数を遊技者に明確に報知することができると共に、面白みのある演出態様とすることができる。
【0116】
また、本発明は、背景図柄の序列が予見演出動作の実行回数の多寡に沿うように、予見演出動作の各実行回数に背景図柄が割り当てられていると共に、予見演出動作実行時に、その時点での予見演出動作の実行回数に割り当てられた背景図柄を図柄表示領域に描出する構成としたから(請求項7)、遊技者に予見演出動作の実行回数を瞬時かつ直感的に把握させることが可能となると共に、序列化された背景図柄の演出効果により遊技機の興趣性を向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機1の正面図である。
【図2】遊技盤7の正面図である。
【図3】遊技を制御する制御回路を示すブロック回路図である。
【図4】メインルーチンと、このメインルーチンを構成するサブルーチンとを示すフローチャートである。
【図5】始動口処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図6】図柄処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図7A】変動パターン選択処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図7B】図7Aから続く、変動パターン選択処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図7C】図7Aから続く、変動パターン選択処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図8】変動パターンとその表示内容を示す図表である。
【図9】連続予告演出動作の実行態様を示すタイミングチャートである。
【図10A】連続予告演出動作の遊技進行状況を示す説明図である。
【図10B】図10Aから続く、連続予告演出動作の遊技進行状況を示す説明図である。
【図11】第二実施形態例にあって、予告演出動作の各実行回数における予告演出図柄dの表出態様を示す説明図である。
【図12】第二実施形態例にあって、予告演出動作の各段階における予告演出図柄dの他の表出態様を示す説明図である。
【図13】第三実施形態例にあって、予告演出動作の各段階における予告演出図柄dの表出態様を示す説明図である。
【図14】第三実施形態例にあって、予告演出動作の各段階における予告演出図柄dの他の表出態様を示す説明図である。
【符号の説明】
A,B,C 特別図柄
d 予告演出図柄
f 背景図柄
1 パチンコ遊技機
14 遊技領域
16 図柄表示装置
17 図柄表示領域
20 特別図柄始動領域

Claims (7)

  1. 選出図柄を変動表示する図柄表示領域を具備する図柄表示装置と、遊技球の通過を検知する図柄始動領域とを遊技領域上に設け、
    該図柄表示装置を駆動して、選出図柄を変動後停止して選出図柄を確定表示する一連の図柄生成行程を実行する図柄制御手段を備え、前記図柄始動領域への遊技球通過を契機として、図柄制御手段により図柄生成行程を実行し、確定表示する選出図柄を当り態様とした場合に、所定の賞球形態を発生する特別遊技作動を実行する制御内容を具備する遊技制御手段を備えたパチンコ遊技機において、
    前記図柄制御手段が、
    その表出により選出図柄が当り態様で確定表示される確率が見かけ上高くなる予見演出図柄を、図柄生成行程実行毎に図柄表示領域に表出するようにしてなる予見演出動作を、
    所定の連続予見演出動作実行条件の成立に起因して、予め定められた実行回数を限度として、順次実行する一連の連続予見演出動作を行うものであって、
    予見演出図柄の表出位置を予め複数備え、予見演出動作を実行する毎に予見演出図柄の表出位置を変更するようにした図柄制御内容を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 予見演出図柄の各表出位置が、予見演出動作の各実行回数に予め割り当てられていると共に、
    図柄制御手段が、連続予見演出動作にかかる予見演出動作時に、その時点での予見演出動作の実行回数に割り当てられた表出位置に予見演出図柄を表出する図柄制御内容を備えたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 図柄表示領域に描出される背景図柄の絵柄に起点と到達点とが予め備えられ、予見演出図柄の表出位置が、該背景図柄の起点から到達点に至る経路内に定められた構成にあって、
    図柄制御手段が、予見演出図柄を、前記起点から到達点へ順次移行するように所定表出位置に表出する図柄制御内容を備えたことを特徴とする請求項2記載のパチンコ遊技機。
  4. 図柄生成行程が、複数の選出図柄を互いに異なる位置で変動表示し、各選出図柄を異なるタイミングで順次停止し、選出図柄の組合せ態様を確定表示するものである構成において、
    予見演出図柄の表出位置を、いずれかの選出図柄の絵柄と重なる位置又は絵柄の近傍位置とすると共に、
    予見演出動作の実行回数の多寡が、予見演出図柄の表出位置となる選出図柄の停止順序に沿うようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパチンコ遊技機。
  5. 図柄制御手段が、その時点での予見演出動作の実行回数に割り当てられた表出位置に予見演出図柄を表出する際に、当該表出位置となる選出図柄を図柄表示領域の中央位置に表示する図柄制御内容を備えたことを特徴とする請求項4記載のパチンコ遊技機。
  6. 図柄制御手段の図柄制御内容が、予見演出動作を実行する毎に、予見演出図柄の表出位置を、演出画像に相対して順次変更するようにしたものである請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
  7. 選出図柄を変動表示する図柄表示領域を具備する図柄表示装置と、遊技球の通過を検知する図柄始動領域とを遊技領域上に設け、
    該図柄表示装置を駆動して、選出図柄を変動後停止して選出図柄を確定表示する図柄制御手段を備え、前記図柄始動領域への遊技球通過を契機として、図柄制御手段により選出図柄を変動後停止して選出図柄を確定表示する一連の図柄生成行程を実行し、確定表示する選出図柄を当り態様とした場合に、所定の賞球形態を発生する特別遊技作動を実行する制御内容を具備する遊技制御手段を備えたパチンコ遊技機において、
    前記図柄制御手段が、
    その表出により選出図柄が当り態様で確定表示される確率が見かけ上高くなる予見演出図柄を、図柄生成行程実行毎に図柄表示領域に表出するようにしてなる予見演出動作を、
    所定の連続予見演出動作実行条件の成立に起因して、予め定められた実行回数を限度として、順次実行する一連の連続予見演出動作を行うものであって、
    絵柄が夫々異なり、かつ各絵柄の描出概念に基づいて序列化された複数の背景図柄を備え、各背景図柄の序列が予見演出動作の実行回数の多寡に沿うように、予見演出動作の各実行回数に背景図柄が割り当てられていると共に、
    予見演出動作実行時に、その時点での予見演出動作の実行回数に割り当てられた背景図柄を図柄表示領域に描出する図柄制御内容を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
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