JP2004135886A - 遊技用表示装置及び遊技用表示システム - Google Patents

遊技用表示装置及び遊技用表示システム Download PDF

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Abstract

【課題】遊技者が各遊技機まで出向かなくても差数の概略を把握することができると共に、一群の遊技機が全体的に好調なのか不調なのかを一見して把握することができるような、遊技用表示装置及び遊技用表示システムを提供する。
【解決手段】利益情報集計手段32aにより集計された利益情報と不利益情報集計手段32bにより集計された不利益情報との差数が差数算出手段32cにより算出され、該算出された差数が属する差数の範囲に対応する発光態様が発光態様抽出手段32eにより抽出され、該抽出された発光態様に基づいて発光制御手段32fの制御によりランプ36が発光される。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機に対応して設けられ、発光部材を備える遊技用表示装置,及び該遊技用表示装置を含む遊技用表示システムに係り、特に利益情報と不利益情報との差数の範囲に応じた発光態様で該発光部材を発光させることが可能なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、遊技場においては、遊技情報の一つとして、遊技場にとって利益を示す利益情報と遊技場にとって不利益を示す不利益情報との差数(例えばパチンコ機における差玉数,又はスロットマシンにおける差枚数)が、遊技者に対して提供されている。この差数は、遊技機が好調なのか不調なのかを示す情報であるため、遊技者は、該提供される差数を参考にして遊技機の選択を行うことができる。この差数を遊技者に提供する手段としては、パチンコ機に対応して設けられる呼出ランプ装置において、該差数を表示するものが知られている(例えば特許文献1を参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−310070号公報(第3頁,図6(c))
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記呼出ランプ装置では、遊技者は、該呼出ランプ装置が設けられる各パチンコ機まで出向いて確認をしなければ差数を把握することができず、また一群のパチンコ機(例えばある遊技島に配置されるパチンコ機,あるいはある機種に属するパチンコ機)が全体的に好調なのか不調なのかを一見して把握することはできなかった。
【0005】
本発明は、このような背景のもとになされたものであり、その目的は、遊技者が各遊技機まで出向かなくても差数の概略を把握することができると共に、一群の遊技機が全体的に好調なのか不調なのかを一見して把握することができるような、遊技用表示装置及び遊技用表示システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために、次のような手段を採る。
【0007】
まず請求項1に係る発明は、遊技機に対応して設けられ、発光部材を備える遊技用表示装置であって、前記対応する遊技機における遊技に関連して発生する、遊技場にとって利益を示す情報を入力する利益情報入力部と、前記対応する遊技機における遊技に関連して発生する、遊技場にとって不利益を示す情報を入力する不利益情報入力部と、前記利益情報入力部に入力された情報に基づく遊技場にとって利益を示す利益情報と、前記不利益情報入力部に入力された情報に基づく遊技場にとって不利益を示す不利益情報との差数を算出する差数算出手段と、該差数算出手段により算出された差数を記憶する差数情報記憶手段と、複数の差数の範囲を有し、各差数の範囲に対応する発光態様を記憶する発光態様記憶手段と、前記差数情報記憶手段により記憶される差数が属する差数の範囲を特定すると共に、前記発光態様記憶手段に記憶されている発光態様から該特定した差数の範囲に対応する発光態様を抽出する発光態様抽出手段と、該発光態様抽出手段により抽出された発光態様に基づいて前記発光部材の発光制御を行う発光制御手段と、を備えることを特徴とする遊技用表示装置である。
【0008】
また請求項2に係る発明は、請求項1に記載した遊技用表示装置であって、前記利益情報入力部に入力された情報に基づいて遊技場にとって利益を示す利益情報を集計する利益情報集計手段と、前記不利益情報入力部に入力された情報に基づいて遊技場にとって不利益を示す不利益情報を集計する不利益情報集計手段と、をさらに備え、前記差数算出手段は、前記利益情報集計手段により集計された利益情報と、前記不利益情報集計手段により集計された不利益情報との差数を算出することを特徴とする遊技用表示装置である。
【0009】
また請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載した遊技用表示装置であって、本日における利益情報が発生しているか否かを判断する利益情報発生判断手段をさらに備え、前記差数情報記憶手段は、本日より以前の差数を一日単位で記憶する過去差数情報記憶手段を含み、前記発光態様抽出手段は、前記利益情報発生判断手段により利益情報が発生していると判断されたとき、前記差数情報記憶手段に記憶されている本日の差数に基づいて前記発光態様を抽出し、前記利益情報発生判断手段により利益情報が発生していないと判断されたとき、前記過去差数情報記憶手段に記憶されている前日の差数に基づいて前記発光態様を抽出することを特徴とする遊技用表示装置である。
【0010】
また請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載した遊技用表示装置であって、前記複数の差数の範囲を設定する範囲設定手段と、予め登録されている複数の発光態様より、各差数の範囲に対応する発光態様を設定する発光態様設定手段と、をさらに備え、前記発光態様記憶手段は、前記範囲設定手段及び前記発光態様設定手段による設定に基づいて前記発光態様を記憶することを特徴とする遊技用表示装置である。
【0011】
また請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1つに記載した遊技用表示装置であって、前記差数情報記憶手段に記憶されている差数を表示させる制御を行う差数表示制御手段と、該差数表示制御手段による制御に基づいて前記差数を表示する差数表示部と、をさらに備えることを特徴とする遊技用表示装置である。
【0012】
また請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれか1つに記載した遊技用表示装置であって、前記発光制御手段は、現在の差数の範囲から次の差数の範囲に基づく発光態様に切り替える際、該切替の前後の発光態様と異なる発光態様で前記発光部材の発光制御を行うことを特徴とする遊技用表示装置である。
【0013】
また請求項7に係る発明は、遊技機に対応して設けられ、発光部材を備える複数の遊技用表示装置と、該複数の遊技用表示装置と通信可能であり、各遊技用表示装置に備えられる発光部材の発光制御を行う集中制御装置と、から構成される遊技用表示システムであって、前記集中制御装置は、前記複数の遊技用表示装置に対応する各遊技機における遊技に関連して発生する、遊技場にとって利益を示す情報を入力する利益情報入力部と、前記複数の遊技用表示装置に対応する各遊技機における遊技に関連して発生する、遊技場にとって不利益を示す情報を入力する不利益情報入力部と、前記利益情報入力部に入力された情報に基づく遊技場にとって利益を示す利益情報と、前記不利益情報入力部に入力された情報に基づく遊技場にとって不利益を示す不利益情報との差数を各遊技機毎に算出する差数算出手段と、該差数算出手段により各遊技機毎に算出された差数を各遊技機毎に記憶する差数情報記憶手段と、複数の差数の範囲を有し、各差数の範囲に対応する発光態様を記憶する発光態様記憶手段と、前記差数情報記憶手段により各遊技機毎に記憶される差数が属する差数の範囲を特定すると共に、該特定した差数の範囲に対応する発光態様を抽出する発光態様抽出手段と、該発光態様抽出手段により抽出された発光態様を該各遊技機に対応する前記遊技用表示装置に対して送信する発光態様送信手段と、を備え、前記遊技用表示装置は、該発光態様送信手段から送信された発光態様に基づいて前記発光部材の発光制御を行う発光制御手段を備えることを特徴とする遊技用表示システムである。
【0014】
また請求項8に係る発明は、請求項7に記載した遊技用表示システムであって、前記集中制御装置は、前記利益情報入力部に入力された情報に基づいて遊技場にとって利益を示す利益情報を各遊技機毎に集計する利益情報集計手段と、前記不利益情報入力部に入力された情報に基づいて遊技場にとって不利益を示す不利益情報を各遊技機毎に集計する不利益情報集計手段と、をさらに備え、前記差数算出手段は、前記利益情報集計手段により集計された利益情報と、前記不利益情報集計手段により集計された不利益情報との差数を各遊技機毎に算出することを特徴とする遊技用表示システムである。
【0015】
また請求項9に係る発明は、請求項7又は8に記載した遊技用表示システムであって、前記集中制御装置は、本日における利益情報が発生しているか否かを各遊技機毎に判断する利益情報発生判断手段をさらに備え、前記差数情報記憶手段は、本日より以前の差数を一日単位で各遊技機毎に記憶する過去差数情報記憶手段を含み、前記発光態様抽出手段は、前記利益情報発生判断手段により利益情報が発生していると判断されたとき、前記差数情報記憶手段に記憶されている本日の差数に基づいて前記発光態様を抽出し、前記利益情報発生判断手段により利益情報が発生していないと判断されたとき、前記過去差数情報記憶手段に記憶されている前日の差数に基づいて前記発光態様を抽出することを特徴とする遊技用表示システムである。
【0016】
また請求項10に係る発明は、請求項7〜9のいずれか1つに記載した遊技用表示システムであって、前記集中制御装置は、前記複数の差数の範囲を設定する範囲設定手段と、予め登録されている複数の発光態様より、各差数の範囲に対応する発光態様を設定する発光態様設定手段と、をさらに備え、前記発光態様記憶手段は、前記範囲設定手段及び前記発光態様設定手段による設定に基づいて前記発光態様を記憶することを特徴とする遊技用表示システムである。
【0017】
また請求項11に係る発明は、請求項7〜10のいずれか1つに記載した遊技用表示システムであって、前記集中制御装置は、前記差数情報記憶手段により各遊技機毎に記憶されている差数を該各遊技機に対応する前記遊技用表示装置に対して送信する差数情報送信手段を備え、前記遊技用表示装置は、該差数情報送信手段から送信された差数を表示させる制御を行う差数表示制御手段と、該差数表示制御手段による制御に基づいて前記差数を表示する差数表示部と、をさらに備えることを特徴とする遊技用表示システムである。
【0018】
さらに請求項12に係る発明は、請求項7〜11のいずれか1つに記載した遊技用表示システムであって、前記発光制御手段は、現在の差数の範囲から次の差数の範囲に基づく発光態様に切り替える際、該切替の前後の発光態様と異なる発光態様で前記発光部材の発光制御を行うことを特徴とする遊技用表示システムである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。本発明は、遊技機に対応して設けられ、発光部材を備える遊技用表示装置,及び該遊技用表示装置を含む遊技用表示システムに係り、特に利益情報と不利益情報との差数の範囲に応じた発光態様で該発光部材を発光させることが可能なものである。この本発明には、図1,図2,及び図5に示すように、遊技用表示装置である呼出ランプ装置30にて前記発光態様を決定して、該呼出ランプ装置30に備えられる発光部材であるランプ36を前記決定された発光態様で発光させる、第1実施形態に係る遊技用表示装置と、図6,図7,及び図8に示すように、集中制御装置であるホールコンピュータ50’にて前記発光態様を決定して、遊技用表示装置である呼出ランプ装置30’に備えられる発光部材であるランプ36を前記決定された発光態様で発光させる、第2実施形態に係る遊技用表示システム1’が含まれる。以下においては、まず第1実施形態に係る遊技用表示装置について説明を行い、次に第2実施形態に係る遊技用表示システム1’について、第1実施形態と異なる点について説明を行う。
【0020】
[1.第1実施形態に係る遊技用表示装置]
まず図1は第1実施形態に係る遊技用表示装置である呼出ランプ装置30を含む遊技用システム1の一例を表す機能ブロック図であり、図2は第1実施形態に係る呼出ランプ装置30の一例を表す機能ブロック図である。この遊技用システム1は、図1に示すように、遊技機であるパチンコ機10に対応して設けられ、発光部材であるランプ36を備える呼出ランプ装置30と、該呼出ランプ装置30と通信可能な端末装置40及びホールコンピュータ50と、からなる。
【0021】
遊技用システム1が構成される遊技場内には、複数の遊技島が設けられている。この遊技島には、機種等に従って1グループ単位としてまとめて配列された複数台のパチンコ機10が設けられている。また遊技島には、遊技に使用可能な前払い有価価値の大きさ(例えばプリペイド度数)を特定可能な情報が記録された記録媒体(例えばプリペイドカード)を受け付けて遊技媒体であるパチンコ玉を貸し出すための処理を行うカードユニット20が、各パチンコ機10の側方において、該パチンコ機10に対応して設けられている。さらに遊技島には、呼出ランプ装置30が、各パチンコ機10の上方において、該パチンコ機10に対応して設けられている。ここで該遊技島に設けられた各パチンコ機10,各カードユニット20,及び各呼出ランプ装置30は、台番号によって識別可能とされている。
【0022】
各パチンコ機10,及び各カードユニット20は、台端末2と通信可能に接続されている。また台端末2は中継コンピュータ3と、さらに中継コンピュータ3はホールコンピュータ50と、それぞれLAN回線を介して通信可能に接続されている。ここで台端末2は、パチンコ機10及びカードユニット20から発せられるデータの収集及び中継コンピュータ3に対するデータの送信を行う機能を有する装置である。この台端末2は、複数(例えば4つ)の接続コネクタを備え、各接続コネクタに各パチンコ機10,及び各カードユニット20を接続することにより、該接続された機器との間で通信可能なものである。この台端末2は、遊技島内に複数設けられる。また中継コンピュータ3は、台端末2から入力されたデータをホールコンピュータ50に対して中継する機能を有する装置である。この中継コンピュータ3は、遊技島の端部に設けられる。
【0023】
パチンコ機10は遊技機の一例であって、遊技媒体であるパチンコ玉を遊技領域10aに打ち込むことにより遊技を行うものであり、ここでは該パチンコ機10での遊技に使用されるパチンコ玉を貸し出すための処理を行う貸与処理装置として機能するカードユニット20と通信可能に接続され、該カードユニット20にて遊技に使用可能な前払い有価価値の大きさ(例えばプリペイド度数)を特定可能な情報が記録された記録媒体(例えばプリペイドカード)が受け付けられ、後述する玉貸ボタン12bにて貸出操作が受け付けられたときに、該カードユニット20との間でパチンコ玉の貸出に関する信号のやり取りが行われてパチンコ玉が貸し出される、いわゆるCR式のパチンコ機10である。
【0024】
このパチンコ機10の前面には、始動入賞口,大入賞口,一般入賞口等の複数の入賞口や、複数種類の識別情報である図柄を可変表示可能な可変表示装置等が設けられている遊技領域10aと、パチンコ玉を該遊技領域10aに打ち込むための操作を受け付ける操作ハンドルと、後述する玉払出装置13から払い出されるパチンコ玉を貯留する上皿と、該上皿内に貯留しきれない余剰のパチンコ玉を貯留する下皿が設けられている。また上皿の前面には、カードユニット20にて受け付けられているプリペイドカードの記録情報から特定されるプリペイド度数の残数を表示する残度数表示器12aと、該残度数を使用したパチンコ玉の貸出操作を受け付ける玉貸ボタン12bと、該プリペイドカードの返却操作を受け付ける返却ボタン12cが設けられている。
【0025】
またパチンコ機10の内部には、遊技状態を制御する遊技制御基板11と、玉払出装置13を制御する玉払出制御基板12と、貸し出されたパチンコ玉や賞球として付与されるパチンコ玉を払い出す玉払出装置13と、遊技情報を出力する情報出力基板14が設けられている。さらにパチンコ機10の背後には、遊技領域10aに打ち込まれてアウトタンクに導かれたパチンコ玉(以下「打込玉」という。)の数を計数する打込玉カウンタ15と、補給樋からパチンコ機10に対して補給されたパチンコ玉(以下「補給玉」という。)の数を計数する補給玉カウンタ16が設けられている。これらパチンコ機10に設けられる各機器は、図1に示すように接続されている。
【0026】
このパチンコ機10においては、操作ハンドルの操作によりパチンコ玉を遊技領域10aに打ち込むことにより遊技が行われ、該パチンコ機10における遊技に関連して、以下に示す利益情報,不利益情報,及び遊技情報が発生して出力される。具体的には、まず遊技領域10aに打ち込まれた打込玉が始動入賞口に入賞した場合には、可変表示装置の可変表示が開始されて所定時間の経過後に該可変表示が停止すると共に、該可変表示の停止を特定可能な遊技情報として1パルスのスタート信号が、情報出力基板14に設けられたスタート信号出力部(図示外)から出力される。
【0027】
また可変表示装置の表示結果が予め定められた所定態様となった場合には、遊技者にとって有利な遊技状態(いわゆる特賞=大当り)が発生して、閉成されていた大入賞口が開成されて前記打込玉が大入賞口に入賞可能になると共に、該特賞の発生を特定可能な遊技情報として該特賞の発生から終了までの間において継続的な特賞信号が、情報出力基板14に設けられた特賞信号出力部(図示外)から出力される。
【0028】
また可変表示装置の表示結果が予め定められた特別の所定態様となった場合には、前記特賞の発生確率が通常確率から高確率に変動する確率変動状態(以下単に「確変」という。)が発生して、該確変の発生を特定可能な情報として該確変の発生から終了までの間において継続的な確変信号が、情報出力基板14に設けられた確変信号出力部(図示外)から出力される。この確変は、初回の特賞の発生を含めて例えば合計2回の特賞が発生することにより通常確率に復帰して終了すると共に、該2回目の特賞が前記特別の所定態様となった場合には、該確変が継続(いわゆる連チャン)する。
【0029】
また遊技領域10aに打ち込まれた打込玉が各入賞口に入賞した場合には、玉払出制御基板12の制御により玉払出装置13から各入賞口に応じた所定数のパチンコ玉が賞球として払い出されると共に、10個の賞球が払い出される毎に、該賞球数を特定可能な情報として1パルスの賞球信号が、情報出力基板14に設けられた賞球信号出力部14a(図2を参照)から出力される。この賞球信号は、パチンコ機10における遊技に関連して発生する、遊技場にとって不利益を示す情報である。
【0030】
なお各入賞口に入賞した打込玉及びいずれの入賞口にも入賞しなかった打込玉は、パチンコ台Pの背後に設けられたアウトタンクに導かれ、該アウトタンクに付設された打込玉カウンタ15により打込玉が10個計数される毎に、該打込玉数を特定可能な情報として1パルスの打込玉信号が、該打込玉カウンタ15に設けられた打込玉信号出力部15a(図2を参照)から出力される。この打込玉信号は、パチンコ機10における遊技に関連して発生する、遊技場にとって利益を示す情報である。
【0031】
また補給樋からパチンコ台Pに対してパチンコ玉が補給された場合には、該補給樋に敷設された補給玉カウンタ16により補給玉が10個計数される毎に、該補給玉数を特定可能な情報として1パルスの補給玉信号が、該補給玉カウンタ16に設けられた補給玉信号出力部(図示外)から出力される。
【0032】
このようにパチンコ機10から出力される各信号は、台端末2及び中継コンピュータ3を介してホールコンピュータ50に入力されるが、図2に示すように、該信号のうちの打込玉信号と賞球信号は、呼出ランプ装置30の通信部31にも入力される。
【0033】
カードユニット20は前記貸与処理装置の一例である。このカードユニット20は、縦長の箱形の形状を呈するものであり、その前面には、プリペイドカードを受け付けるカード挿入・排出口23aが設けられ、その内部には、パチンコ玉の貸出に使用されたプリペイド度数を示す売上信号を出力する売上信号出力部21aと、前記玉払出制御基板12との間でパチンコ玉の貸出に関する信号のやり取りを行う玉貸通信部21bと、カードユニット20の全体を制御する制御部22と、前記カード挿入・排出口23aにて受け付けられたプリペイドカードの記録情報を読み取るカードリーダライタ23が設けられている。これらカードユニット20に設けられる各機器は、図1に示すように接続されている。なお玉貸通信部21bは、玉払出制御基板12を介して、残度数表示器12a,玉貸ボタン12b,及び返却ボタン12cとも接続されている。
【0034】
これらパチンコ機10及びカードユニット20では、以下のようにしてパチンコ玉の貸出が行われる。まず遊技者がプリペイドカードをカード挿入・排出口23aに挿入すると、該プリペイドカードの記録情報がカードリーダライタ23にて読み取られ、該記録情報から特定されるプリペイド度数が制御部22に記憶されると共に残度数表示器12aに表示される。次に遊技者が玉貸ボタン12bを操作すると、パチンコ機10とカードユニット20との間でパチンコ玉の貸出に関する信号のやり取りが行われ、所定度数分のパチンコ玉が玉払出装置13から払い出されて、パチンコ玉の貸出が行われる。そして100円に相当する1度数のプリペイド度数が使用される毎に、売上信号出力部21aから、パチンコ玉の貸出に使用されたプリペイド度数を示す1パルスの売上信号が出力される。このようにカードユニット20から出力される売上信号は、台端末2及び中継コンピュータ3を介してホールコンピュータ50に入力される。なお遊技者が返却ボタン12cを操作すると、前記挿入されているプリペイドカードがカード挿入・排出口23aから排出される。
【0035】
呼出ランプ装置30は遊技用表示装置の一例であって、遊技機(ここではパチンコ機10)に対応して設けられ、発光部材(ここではランプ36)を備えており、該パチンコ機10が好調なのか不調なのかを示す情報である差数を、該差数の範囲に応じた発光態様でランプ36を発光させることにより、遊技者に提供するためのものである。この呼出ランプ装置30は、横長の箱形の形状を呈するものであり、その前面には、図3に示すように、ディスプレイ34,呼出ボタン35,ランプ36,及び受信部37が設けられており、その内部には、図1に示すように、通信部31,制御部32,及びEEPROM33が設けられている。これら呼出ランプ装置30に設けられる各機器は、図1に示すように接続されている。
【0036】
図2に示すように、通信部31には、前記打込玉信号出力部15aから出力される遊技場にとって利益を示す情報(ここでは打込玉信号)を入力する利益情報入力部として、打込玉信号入力部31aが設けられ、また前記賞球信号出力部14aから出力される遊技場にとって不利益を示す情報(ここでは賞球信号)を入力する不利益情報入力部として、賞球信号入力部31bが設けられる。
【0037】
制御部32はCPU,RAM,ROM等を備え、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、呼出ランプ装置30に設けられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。この制御部32には、該各種の処理を行う手段として、利益情報集計手段32a,不利益情報集計手段32b,差数算出手段32c,利益情報発生判断手段32d,発光態様抽出手段32e,発光制御手段32f,及び差数表示制御手段32gが設けられている。
【0038】
利益情報集計手段32aは、前記利益情報入力部に入力された情報に基づいて遊技場にとって利益を示す情報である利益情報を集計するものであり、具体的には、打込玉信号入力部31aに入力された打込玉信号の受信数に信号比(ここでは打込玉が10個計数される毎に1パルスの打込玉信号が入力されるので信号比は「10」)を乗算した打込玉数が、利益情報として集計される。
【0039】
不利益情報集計手段32bは、前記不利益情報入力部に入力された情報に基づいて遊技場にとって不利益を示す情報である不利益情報を集計するものであり、具体的には、賞球信号入力部31bに入力された賞球信号の受信数に信号比(ここでは10個の賞球が払い出される毎に1パルスの賞球信号が入力されるので信号比は「10」)を乗算した払出玉数が、不利益情報として集計される。
【0040】
差数算出手段32cは、利益情報集計手段32aにより集計された利益情報と、不利益情報集計手段32bにより集計された不利益情報との差数を算出するものであり、具体的には、不利益情報(ここでは払出玉数)−利益情報(ここでは打込玉数)の式で差数である差玉数が算出される。この差数がマイナスであれば遊技場側の利益(即ち遊技者側の不利益)であり、該差数がプラスであれば遊技場側の不利益(即ち遊技者側の利益)である。ここで算出された差数は、後述する差数情報記憶手段であるEEPROM33に記憶される。
【0041】
利益情報発生判断手段32dは、本日における利益情報が発生しているか否かを判断するものであり、具体的には、前記利益情報入力部である打込玉信号入力部31aに打込玉信号が入力されているときに、本日における利益情報が発生していると判断し、前記利益情報入力部である打込玉信号入力部31aに打込玉信号が入力されていないときに、本日における利益情報が発生していないと判断する。
【0042】
発光態様抽出手段32eは、後述する差数情報記憶手段であるEEPROM33により記憶される差数が属する差数の範囲を特定すると共に、該特定した差数の範囲に対応する発光態様を、後述する発光態様記憶手段であるEEPROM33に記憶されている発光態様から抽出するものであり、ここでは前記利益情報発生判断手段32dにより利益情報が発生していると判断されたとき、後述する差数情報記憶手段であるEEPROM33に記憶されている本日の差数に基づいて発光態様を抽出し、前記利益情報発生判断手段32dにより利益情報が発生していないと判断されたとき、後述する過去差数情報記憶手段であるEEPROM33に記憶されている前日の差数に基づいて発光態様を抽出する。
【0043】
発光制御手段32fは、前記発光態様抽出手段32eにより抽出された発光態様に基づいて発光部材であるランプ36の発光制御を行うものであり、具体的には、後述する発光態様記憶手段であるEEPROM33に記憶されている発光態様の各色をランプ36で発光させる。また発光制御手段32fは、現在の差数の範囲から次の差数の範囲に基づく発光態様に切り替える際、該切替の前後の発光態様と異なる発光態様で発光部材であるランプ36の発光制御を行うものであり、具体的には、切替前の発光態様の各色をランプ36で点滅させてから、切替後の発光態様の各色をランプ36で発光させる。差数表示制御手段32gは、後述する差数情報記憶手段であるEEPROM33に記憶されている差数を表示させる制御を行うものである。
【0044】
EEPROM33は、不揮発性の半導体メモリである。ここでEEPROM33は、前記差数算出手段32cにより算出された差数を記憶する差数情報記憶手段として機能すると共に、本日より以前の差数を一日単位で記憶する過去差数情報記憶手段として機能するものである。具体的には、図2に示すように、前記差数算出手段32cにより算出された差数として「本日」の差数が記憶されると共に、本日より以前の差数として「前日」,「前々日」,及び「3日前」の差数が一日単位で記憶され、さらに過去に記憶された最多の差数として「過去最多」差数が記憶される。
【0045】
またEEPROM33は、複数の差数の範囲を有し、各差数の範囲に対応する発光態様を記憶する発光態様記憶手段として機能するものである。具体的には、図2に示すように、複数の差数の範囲として「−20000以下」,「−15000以下」,「−10000以下」,「−5000以下」,「0」,「+5000以上」,「+10000以上」,「+15000以上」,及び「+20000以上」の9つの範囲を有し、各差数の範囲に対応する発光態様として「白」,「紫」,「青」,「緑」,「発光せず」,「黄」,「橙」,「桃」,又は「赤」の9つの色が記憶される。この差数の範囲と発光態様は、後述する範囲設定手段及び発光態様設定手段である端末装置40により設定され、該端末装置40による設定に基づいてEEPROM33に記憶される。
【0046】
ディスプレイ34は差数表示部の一例であって、前記差数表示制御手段32gによる制御に基づいてEEPROM33に記憶されている差数を表示するものであり、具体的には、図3に示すように、EEPROM33に記憶されている差数のうち、遊技開始前には「前日」,「前々日」,「3日前」,及び「過去最大」の差数が表示され、遊技開始後には「本日」,「前日」,「前々日」,及び「過去最大」の差数が表示される。
【0047】
呼出ボタン35は、遊技場の店員を呼び出す操作を受け付けるものである。この呼出ボタン35が操作されると、前記発光制御手段32fの制御により、差数を示す発光態様とは異なる所定の発光態様でランプ36が発光されて、遊技場の店員が呼び出される。
【0048】
ランプ36は発光部材の一例であって、後述する範囲設定手段及び発光態様設定手段である端末装置40により設定可能な発光態様の各色で点灯及び点滅可能なものである。受信部37は、後述する範囲設定手段及び発光態様設定手段である端末装置40により設定された差数の範囲及び発光態様を受信するものであり、例えば赤外線受信部である。
【0049】
端末装置40は、液晶表示器等のディスプレイ40a,マウス及びキーボード等の入力装置40b,及び赤外線送信部等の送信部40cを備えるノート型パソコンである。この端末装置40は、複数の差数の範囲を設定する範囲設定手段,及び予め登録されている複数の発光態様より、各差数の範囲に対応する発光態様を設定する発光態様設定手段として機能するものである。
【0050】
この端末装置40が範囲設定手段及び発光態様設定手段として機能する場合には、まず図4(a)に示す発光態様設定画面がディスプレイ40aに表示される。この図4(a)では、画面の左側に、複数の差数の範囲の設定欄と、各差数の範囲に対応する発光態様の設定欄が表示され、画面の右側に、予め登録されている複数の発光態様(ここでは「白」,「紫」,「藍」,「青」,「緑」,「黄緑」,「黄」,「橙」,「桃」,「赤」,及び「黒」の各色,並びに「発光せず」)を設定するためのボタンが表示される。
【0051】
ここで遊技場の店員が、入力装置40bのキーボードを操作して、差数の範囲の設定欄に希望する差数を入力すると共に、入力装置40bのマウスを操作して、発光態様を設定するためのボタンのいずれかを押下することにより、各差数の範囲に対応する発光態様の設定欄に希望する発光態様を入力すると、発光態様設定画面が図4(b)に示すようになる。この図4(b)では、設定済みのボタンに×印が付される。
【0052】
ここで遊技場の店員が入力装置40bのマウスを操作して「設定」ボタンを押下すると、前記設定欄に入力された差数の範囲及び発光態様が設定される。そして送信部40cを所望の呼出ランプ装置30に設けられた受信部37に向けた状態で、遊技場の店員が入力装置40bのマウスを操作して「送信」ボタンを押下すると、前記設定された差数の範囲及び発光態様が送信部40cから送信されて、該送信された差数の範囲及び発光態様が前記所望の呼出ランプ装置30に設けられた受信部37に受信され、該差数の範囲及び発光態様を受信した呼出ランプ装置30において、該受信した差数の範囲及び発光態様がEEPROM33に記憶される(図2を参照)。このように、遊技場側が任意に差数の範囲及び該差数の範囲に対応する発光態様を設定できるので、遊技場独自の設定ができる。
【0053】
図1に戻り、ホールコンピュータ50は、遊技場内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられ、パチンコ機10やカードユニット20から出力されて該ホールコンピュータ50に入力される各種の信号に基づいて、遊技情報(例えば打込玉数,払出玉数,差玉数,特賞回数,確変回数,スタート回数,売上金額等)を集計して管理するものである。
【0054】
次に、第1実施形態に係る呼出ランプ装置30の作用について説明する。以下においては、EEPROM33において、図2に示すように差数が記憶されていると共に、差数の範囲及び発光態様が設定されている例について説明する。
【0055】
まずパチンコ機10による遊技の開始前には、打込玉信号及び賞球信号は入力されず、利益情報発生判断手段32dでは、本日における利益情報が発生していないと判断されるので、発光態様抽出手段32eでは、EEPROM33に記憶されている前日の差数(ここでは「−7540」個)に基づいて、該差数の範囲(ここでは「−10000以下」)が特定されると共に、該特定された差数の範囲に対応する発光態様(ここでは「青」)が抽出され、該抽出された発光態様に基づいて、発光制御手段32fの発光制御によりランプ36が発光される。このように、本日における利益情報が発生するまでは、前日の差数に基づいてランプ36が発光されるので、本日の開店当初であっても、遊技者は該前日の差数を参考にしてパチンコ機10を選択できると共に、遊技場側は来店する遊技者に対して前日の差数の状況をアピールできる。
【0056】
次にパチンコ機10による遊技の開始後には、打込玉信号出力部15aから出力される打込玉信号が打込玉信号入力部31aに入力され、賞球信号出力部14aから出力される賞球信号が賞球信号入力部31bに入力される。そして該入力された打込玉信号に基づいて、利益情報集計手段32aにより前述の如く利益情報として打込玉数が集計されると共に、該入力された賞球信号に基づいて、不利益情報集計手段32bにより前述の如く不利益情報として払出玉数が集計され、該集計された利益情報と不利益情報に基づいて、差数算出手段32cにより前述の如く差数が算出され、該算出された差数が「本日」の差数としてEEPROM33に記憶される。
【0057】
この差数は、集計された利益情報と不利益情報に基づいて算出されるので、該差数の算出にかかる処理負荷が軽減される。即ち差数算出手段32cによる差数の算出は、打込玉数や払出玉数がある程度集計されてから(例えば5秒後や10秒後等に)行えば良く、それらが算出される毎にリアルタイムで行う必要がないため、処理負荷が低減される。
【0058】
ここで利益情報発生判断手段32dでは、本日における利益情報が発生していると判断されるので、発光態様抽出手段32eでは、EEPROM33に記憶されている本日の差数(ここでは「1690」個)に基づいて、該差数の範囲(ここでは「+5000以上」)が特定されると共に、該特定された差数の範囲に対応する発光態様(ここでは「黄」)が抽出され、該抽出された発光態様に基づいて、発光制御手段32fの発光制御によりランプ36が発光される。
【0059】
このように、差数の範囲に応じた発光態様でランプ36が発光されることにより、遊技者が各パチンコ機10まで出向かなくても(即ち遠目からでも)差数の概略を把握することができると共に、一群のパチンコ機10(例えばある遊技島に配置されるパチンコ機10,あるいはある機種に属するパチンコ機10)が全体的に好調なのか不調なのかを一見して把握することができるので、遊技者はパチンコ機10の選択をし易くなると共に、遊技場側は来店する遊技者に対して差数の状況をアピールできる。
【0060】
そして発光制御手段32fでは、現在の差数の範囲(ここでは「+5000以上」)から次の差数の範囲(即ち「+10000以上」又は「−5000以下」)に基づく発光態様に切り替える際、前述の如く切替前の発光態様の各色をランプ36で点滅させてから、切替後の発光態様の各色をランプ36で発光させる発光制御が行われる。このように、現在の差数の範囲から次の差数の範囲に基づく発光態様に切り替える際に、該切替の前後の発光態様と異なる発光態様でランプ36が発光されるので、遊技者に対して差数の範囲の切替をアピールできると共に、呼出ランプ装置30が設けられている遊技島のデコレーション効果も向上する。
【0061】
なおディスプレイ34には、図3に示すように、差数表示制御手段32gによる制御に基づいて、前述の如くEEPROM33に記憶されている差数が表示される。このように、対応するパチンコ機10で遊技を行っている遊技者は該パチンコ機10における差数を確認できるので、該パチンコ機10が好調なのか不調なのかを容易に把握することができる。
【0062】
次に図5は第1実施形態に係る呼出ランプ装置30の変形例を表す機能ブロック図である。この変形例に係る呼出ランプ装置30では、第1実施形態に係る呼出ランプ装置30の利益情報集計手段32aと不利益情報集計手段32bが設けられておらず、また差数算出手段32cは、利益情報入力部に入力された情報に基づく利益情報と、不利益情報入力部に入力された情報に基づく遊技場にとって不利益を示す不利益情報との差数を算出するように構成されているため、第1実施形態に係る呼出ランプ装置30と比較して差数の算出方法が異なる。
【0063】
即ち変形例に係る呼出ランプ装置30では、集計された利益情報と不利益情報に基づいて差数が算出されるのではなく、差数算出手段32cにおいて、打込玉信号入力部31aに打込玉信号が入力される毎に、信号比である10だけ差数が減算されると共に、賞球信号入力部31bに賞球信号が入力される毎に、信号比である10だけ差数が加算されて、差数が算出される。
【0064】
なお変形例に係る呼出ランプ装置30のその他の構成は、第1実施形態に係る呼出ランプ装置30と同様である。従って、変形例に係る呼出ランプ装置30であっても、第1実施形態に係る呼出ランプ装置30と同様の効果が奏され、差数の範囲に応じた発光態様でランプ36が発光されることにより、遊技者が各パチンコ機10まで出向かなくても(即ち遠目からでも)差数の概略を把握することができると共に、一群のパチンコ機10(例えばある遊技島に配置されるパチンコ機10,あるいはある機種に属するパチンコ機10)が全体的に好調なのか不調なのかを一見して把握することができるので、遊技者はパチンコ機10の選択をし易くなると共に、遊技場側は来店する遊技者に対して差数の状況をアピールできる。
【0065】
[2.第2実施形態に係る遊技用表示システム1’]
次に図6は第2実施形態に係る遊技用表示システム1’の一例を表す機能ブロック図であり、図7は第2実施形態に係る呼出ランプ装置30’及びホールコンピュータ50’の一例を表す機能ブロック図である。この遊技用表示システム1’は、図6に示すように、遊技機である前記パチンコ機10に対応して設けられ、発光部材である前記ランプ36を備える遊技用表示装置である呼出ランプ装置30’と、複数のパチンコ機10及び呼出ランプ装置30’と通信可能であり、各呼出ランプ装置30’に備えられる前記ランプ36の発光制御を行う集中制御装置であるホールコンピュータ50’と、からなる。なお第2実施形態に係る遊技用表示システム1’には、第1実施形態の如き端末装置40はない。
【0066】
遊技用表示システム1’が構成される遊技場内には、複数の遊技島が設けられている。この遊技島には、第1実施形態と同様に、前記パチンコ機10及び前記カードユニット20が設けられている。また遊技島には、呼出ランプ装置30’が、各パチンコ機10の上方において、該パチンコ機10に対応して設けられている。ここで該遊技島に設けられた各パチンコ機10,各カードユニット20,及び各呼出ランプ装置30’は、台番号によって識別可能とされている。
【0067】
各パチンコ機10,各カードユニット20,及び各呼出ランプ装置30’は、前記台端末2と通信可能に接続されている。また台端末2は前記中継コンピュータ3と、さらに中継コンピュータ3はホールコンピュータ50’と、それぞれLAN回線を介して通信可能に接続されている。
【0068】
パチンコ機10は第1実施形態と同様なものであるが、該パチンコ機10から出力される各信号(打込玉信号,及び賞球信号等)は、台端末2及び中継コンピュータ3を介してホールコンピュータ50’に入力され、呼出ランプ装置30’の通信部31’には入力されない。カードユニット20も第1実施形態と同様なものである。
【0069】
呼出ランプ装置30’は遊技用表示装置の一例であって、遊技機(ここではパチンコ機10)に対応して設けられ、発光部材(ここではランプ36)を備えており、該パチンコ機10が好調なのか不調なのかを示す情報である差数を、該差数の範囲に応じた発光態様でランプ36を発光させることにより、遊技者に提供するためのものである。この呼出ランプ装置30’は、第1実施形態と同様に、横長の箱形の形状を呈するものであり、その前面には、図3に示すように、前記ディスプレイ34,前記呼出ボタン35,及び前記ランプ36が設けられており、その内部には、図6に示すように、通信部31’,及び制御部32’が設けられている。これら呼出ランプ装置30’に設けられる各機器は、図6に示すように接続されている。なお呼出ランプ装置30’には、第1実施形態の如きEEPROM33や受信部37はない。
【0070】
図7に示すように、通信部31’は台端末2と通信可能に接続され、呼出ランプ装置30’と台端末2との間における通信を司るものである。これにより、後述する発光態様抽出手段52e’により抽出された発光態様や、後述するハードディスク53’に記憶されている差数が、ホールコンピュータ50’から中継コンピュータ3及び台端末2を介して呼出ランプ装置30’に送信される。
【0071】
制御部32’はCPU,RAM,ROM等を備え、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、呼出ランプ装置30’に設けられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。この制御部32’には、該各種の処理を行う手段として、発光制御手段32a’,及び差数表示制御手段32b’が設けられている。
【0072】
発光制御手段32a’は、後述する発光態様送信手段である情報出力部51e’から送信された発光態様に基づいて発光部材であるランプ36の発光制御を行うものである。また発光制御手段32a’は、現在の差数の範囲から次の差数の範囲に基づく発光態様に切り替える際、該切替の前後の発光態様と異なる発光態様で発光部材であるランプ36の発光制御を行うものであり、具体的には、切替前の発光態様の各色をランプ36で点滅させてから、切替後の発光態様の各色をランプ36で発光させる。差数表示制御手段32b’は、後述する差数情報送信手段である情報出力部51e’から送信された差数を表示させる制御を行うものである。
【0073】
図6に戻り、ホールコンピュータ50’は、遊技場内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられ、パチンコ機10やカードユニット20から出力されて該ホールコンピュータ50’に入力される各種の信号に基づいて、遊技情報(例えば打込玉数,払出玉数,差玉数,特賞回数,確変回数,スタート回数,売上金額等)を集計して管理するものであると共に、前記集中制御装置として機能するものである。このホールコンピュータ50’には、図6に示すように接続される通信部51’,制御部52’,ハードディスク53’,ディスプレイ54’,及び入力装置55’が設けられている。
【0074】
図7に示すように、通信部51’には、前記打込玉信号出力部15aから出力される遊技場にとって利益を示す情報(ここでは打込玉信号)を入力する利益情報入力部として、打込玉信号入力部51a’が設けられ、また前記賞球信号出力部14aから出力される遊技場にとって不利益を示す情報(ここでは賞球信号)を入力する不利益情報入力部として、賞球信号入力部51b’が設けられる。
【0075】
さらに通信部51’には、情報出力部51e’も設けられる。この情報出力部51e’は、後述する発光態様抽出手段52e’により抽出された発光態様を各パチンコ機10に対応する呼出ランプ装置30’に対して送信する発光態様送信手段,及び後述する差数情報記憶手段であるハードディスク53’により各パチンコ機10毎に記憶されている差数を該各パチンコ機10に対応する呼出ランプ装置30’に対して送信する差数情報送信手段として機能するものである。
【0076】
制御部52’はCPU,RAM,ROM等を備え、ハードディスク53’に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、ホールコンピュータ50’に設けられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。この制御部52’には、該各種の処理を行う手段として、利益情報集計手段52a’,不利益情報集計手段52b’,差数算出手段52c’,利益情報発生判断手段52d’,及び発光態様抽出手段52e’が設けられている。
【0077】
利益情報集計手段52a’は、前記利益情報入力部に入力された情報に基づいて遊技場にとって利益を示す情報である利益情報を各遊技機毎に集計するものであり、具体的には、打込玉信号入力部51a’に入力された打込玉信号の受信数に信号比(ここでは打込玉が10個計数される毎に1パルスの打込玉信号が入力されるので信号比は「10」)を乗算した打込玉数が、利益情報として各パチンコ機10毎に集計される。
【0078】
不利益情報集計手段52b’は、前記不利益情報入力部に入力された情報に基づいて遊技場にとって不利益を示す情報である不利益情報を各遊技機毎に集計するものであり、具体的には、賞球信号入力部51b’に入力された賞球信号の受信数に信号比(ここでは10個の賞球が払い出される毎に1パルスの賞球信号が入力されるので信号比は「10」)を乗算した払出玉数が、不利益情報として各パチンコ機10毎に集計される。
【0079】
差数算出手段52c’は、利益情報集計手段52a’により集計された利益情報と、不利益情報集計手段52b’により集計された不利益情報との差数を各遊技機毎に算出するものであり、具体的には、不利益情報(ここでは払出玉数)−利益情報(ここでは打込玉数)の式で差数である差玉数が各パチンコ機10毎に算出される。この差数がマイナスであれば遊技場側の利益(即ち遊技者側の不利益)であり、該差数がプラスであれば遊技場側の不利益(即ち遊技者側の利益)である。ここで算出された差数は、後述する差数情報記憶手段であるハードディスク53’に記憶される。
【0080】
利益情報発生判断手段52d’は、本日における利益情報が発生しているか否かを判断するものであり、具体的には、前記利益情報入力部である打込玉信号入力部51a’に打込玉信号が入力されているときに、本日における利益情報が発生していると判断し、前記利益情報入力部である打込玉信号入力部51a’に打込玉信号が入力されていないときに、本日における利益情報が発生していないと判断する。
【0081】
発光態様抽出手段52e’は、後述する差数情報記憶手段であるハードディスク53’により各遊技機毎に記憶される差数が属する差数の範囲を特定すると共に、該特定した差数の範囲に対応する発光態様を、後述する発光態様記憶手段であるハードディスク53’に記憶されている発光態様から抽出するものであり、ここでは前記利益情報発生判断手段52d’により利益情報が発生していると判断されたとき、後述する差数情報記憶手段であるハードディスク53’に記憶されている本日の差数に基づいて発光態様を抽出し、前記利益情報発生判断手段52d’により利益情報が発生していないと判断されたとき、後述する過去差数情報記憶手段であるハードディスク53’に記憶されている前日の差数に基づいて発光態様を抽出する。
【0082】
ハードディスク53’は、前記差数算出手段52c’により各遊技機毎に算出された差数を各遊技機毎に記憶する差数情報記憶手段として機能すると共に、本日より以前の差数を一日単位で各遊技機毎に記憶する過去差数情報記憶手段として機能するものである。具体的には、図7に示すように、各パチンコ機10の台番号と対応付けて、前記差数算出手段52c’により算出された差数として「本日」の差数が記憶されると共に、本日より以前の差数として「前日」,「前々日」,及び「3日前」の差数が一日単位で記憶され、さらに過去に記憶された最多の差数として「過去最多」差数が記憶される。
【0083】
またハードディスク53’は、複数の差数の範囲を有し、各差数の範囲に対応する発光態様を記憶する発光態様記憶手段として機能するものである。具体的には、図7に示すように、複数の差数の範囲として「−20000以下」,「−15000以下」,「−10000以下」,「−5000以下」,「0」,「+5000以上」,「+10000以上」,「+15000以上」,及び「+20000以上」の9つの範囲を有し、各差数の範囲に対応する発光態様として「白」,「紫」,「青」,「緑」,「発光せず」,「黄」,「橙」,「桃」,又は「赤」の9つの色が記憶される。この差数の範囲と発光態様は、後述する範囲設定手段及び発光態様設定手段であるディスプレイ54’と入力装置55’により設定され、該ディスプレイ54’と入力装置55’による設定に基づいてハードディスク53’に記憶される。
【0084】
ディスプレイ54は各種の情報を表示するためのものであり、例えば液晶表示器等である。入力装置55は各種の情報を入力するためのものであり、例えばマウス及びキーボード等である。これらディスプレイ54’と入力装置55’は、複数の差数の範囲を設定する範囲設定手段,及び予め登録されている複数の発光態様より、各差数の範囲に対応する発光態様を設定する発光態様設定手段として機能するものである。
【0085】
これらディスプレイ54’と入力装置55’が範囲設定手段及び発光態様設定手段として機能する場合には、まず図4(a)に示す発光態様設定画面がディスプレイ54’に表示される。この図4(a)では、画面の左側に、複数の差数の範囲の設定欄と、各差数の範囲に対応する発光態様の設定欄が表示され、画面の右側に、予め登録されている複数の発光態様(ここでは「白」,「紫」,「藍」,「青」,「緑」,「黄緑」,「黄」,「橙」,「桃」,「赤」,及び「黒」の各色,並びに「発光せず」)を設定するためのボタンが表示される。
【0086】
ここで遊技場の店員が、入力装置55’のキーボードを操作して、差数の範囲の設定欄に希望する差数を入力すると共に、入力装置55’のマウスを操作して、発光態様を設定するためのボタンのいずれかを押下することにより、各差数の範囲に対応する発光態様の設定欄に希望する発光態様を入力すると、発光態様設定画面が図4(b)に示すようになる。この図4(b)では、設定済みのボタンに×印が付される。ここで遊技場の店員が入力装置55’のマウスを操作して「設定」ボタンを押下すると、前記設定欄に入力された差数の範囲及び発光態様が設定され、該設定された差数の範囲及び発光態様がハードディスク53’に記憶される(図7を参照)。このように、遊技場側が任意に差数の範囲及び該差数の範囲に対応する発光態様を設定できるので、遊技場独自の設定ができる。
【0087】
次に、第2実施形態に係る遊技用表示システム1’の作用について説明する。以下においては、ハードディスク53’において、図7に示すように差数が記憶されていると共に、差数の範囲及び発光態様が設定されている例について説明する。また遊技機が1番台のパチンコ機10である例について説明する。
【0088】
まず1番台のパチンコ機10による遊技の開始前には、該パチンコ機10から打込玉信号及び賞球信号は入力されず、利益情報発生判断手段52d’では、該パチンコ機10で本日における利益情報が発生していないと判断されるので、発光態様抽出手段52e’では、ハードディスク53’に記憶されている該パチンコ機10の前日の差数(ここでは「−7540」個)に基づいて、該差数の範囲(ここでは「−10000以下」)が特定されると共に、該特定された差数の範囲に対応する発光態様(ここでは「青」)が抽出され、該抽出された発光態様がホールコンピュータ50’の情報出力部51e’から出力されて中継コンピュータ3及び台端末2を介して該パチンコ機10に対応する呼出ランプ装置30’の通信部31’に入力され、該入力された発光態様に基づいて、発光制御手段32a’の発光制御によりランプ36が発光される。このように、本日における利益情報が発生するまでは、各呼出ランプ装置30’において、前日の差数に基づいてランプ36が発光されるので、本日の開店当初であっても、遊技者は該前日の差数を参考にしてパチンコ機10を選択できると共に、遊技場側は来店する遊技者に対して前日の差数の状況をアピールできる。
【0089】
次に1番台のパチンコ機10による遊技の開始後には、該パチンコ機10の打込玉信号出力部15aから出力される打込玉信号が打込玉信号入力部51a’に入力され、該パチンコ機10の賞球信号出力部14aから出力される賞球信号が賞球信号入力部51b’に入力される。そして該入力された打込玉信号に基づいて、利益情報集計手段52a’により前述の如く利益情報が集計され、該入力された賞球信号に基づいて、不利益情報集計手段52b’により前述の如く不利益情報が集計され、該集計された利益情報と不利益情報に基づいて、差数算出手段52c’により前述の如く差数が算出され、該算出された差数が「本日」の差数として台番号と対応付けてハードディスク53’に記憶される。
【0090】
この差数は、集計された利益情報と不利益情報に基づいて算出されるので、該差数の算出にかかる処理負荷が軽減される。即ち差数算出手段32cによる差数の算出は、打込玉数や払出玉数がある程度集計されてから(例えば5秒後や10秒後等に)行えば良く、それらが算出される毎にリアルタイムで行う必要がないため、処理負荷が低減される。
【0091】
ここで利益情報発生判断手段52d’では、該パチンコ機10で本日における利益情報が発生していると判断されるので、発光態様抽出手段52e’では、ハードディスク53’に記憶されている該パチンコ機10の本日の差数(ここでは「1690」個)に基づいて、該差数の範囲(ここでは「+5000以上」)が特定されると共に、該特定された差数の範囲に対応する発光態様(ここでは「黄」)が抽出され、該抽出された発光態様がホールコンピュータ50’の情報出力部51e’から出力されて中継コンピュータ3及び台端末2を介して該パチンコ機10に対応する呼出ランプ装置30’の通信部31’に入力され、該入力された発光態様に基づいて、発光制御手段32a’の発光制御によりランプ36が発光される。
【0092】
このように、各呼出ランプ装置30’において、差数の範囲に応じた発光態様でランプ36が発光されることにより、遊技者が各パチンコ機10まで出向かなくても(即ち遠目からでも)差数の概略を把握することができると共に、一群のパチンコ機10(例えばある遊技島に配置されるパチンコ機10,あるいはある機種に属するパチンコ機10)が全体的に好調なのか不調なのかを一見して把握することができるので、遊技者はパチンコ機10の選択をし易くなると共に、遊技場側は来店する遊技者に対して差数の状況をアピールできる。
【0093】
そして発光制御手段32a’では、現在の差数の範囲(ここでは「+5000以上」)から次の差数の範囲(即ち「+10000以上」又は「−5000以下」)に基づく発光態様に切り替える際、前述の如く切替前の発光態様の各色をランプ36で点滅させてから、切替後の発光態様の各色をランプ36で発光させる発光制御が行われる。このように、現在の差数の範囲から次の差数の範囲に基づく発光態様に切り替える際に、呼出ランプ装置30’において、該切替の前後の発光態様と異なる発光態様でランプ36が発光されるので、遊技者に対して差数の範囲の切替をアピールできると共に、呼出ランプ装置30’が設けられている遊技島のデコレーション効果も向上する。
【0094】
なおディスプレイ34には、図3に示すように、差数表示制御手段32b’による制御に基づいて、前述の如くホールコンピュータ50’の情報出力部51e’から出力されて中継コンピュータ3及び台端末2を介して呼出ランプ装置30’の通信部31’に入力された差数が表示される。このように、対応するパチンコ機10で遊技を行っている遊技者は該パチンコ機10における差数を確認できるので、該パチンコ機10が好調なのか不調なのかを容易に把握することができる。
【0095】
上記の作用の説明では、1番台のパチンコ機10に対応して設けられる呼出ランプ装置30’の発光制御について説明したが、2番台以降のパチンコ機10に対応して設けられる呼出ランプ装置30’についても、集中制御装置として機能するホールコンピュータ50’の作用によって、並列して同様の処理が行われる。
【0096】
次に図8は第2実施形態に係る呼出ランプ装置30’及びホールコンピュータ50’(即ち遊技用表示システム1’)の変形例を表す機能ブロック図である。この変形例に係るホールコンピュータ50’では、第2実施形態に係るホールコンピュータ50’の利益情報集計手段52a’と不利益情報集計手段52b’が設けられておらず、また差数算出手段52c’は、利益情報入力部に入力された情報に基づく利益情報と、不利益情報入力部に入力された情報に基づく遊技場にとって不利益を示す不利益情報との差数を算出するように構成されているため、第2実施形態に係るホールコンピュータ50’と比較して差数の算出方法が異なる。
【0097】
即ち変形例に係るホールコンピュータ50’では、集計された利益情報と不利益情報に基づいて差数が算出されるのではなく、差数算出手段52c’において、打込玉信号入力部51a’に打込玉信号が入力される毎に、信号比である10だけ差数が減算されると共に、賞球信号入力部51b’に賞球信号が入力される毎に、信号比である10だけ差数が加算されて、差数が算出される。
【0098】
なお変形例に係る遊技用表示システム1’のその他の構成は、第2実施形態に係る遊技用表示システム1’と同様である。従って、変形例に係る遊技用表示システム1’であっても、第2実施形態に係る遊技用表示システム1’と同様の効果が奏され、呼出ランプ装置30’において、差数の範囲に応じた発光態様でランプ36が発光されることにより、遊技者が各パチンコ機10まで出向かなくても(即ち遠目からでも)差数の概略を把握することができると共に、一群のパチンコ機10(例えばある遊技島に配置されるパチンコ機10,あるいはある機種に属するパチンコ機10)が全体的に好調なのか不調なのかを一見して把握することができるので、遊技者はパチンコ機10の選択をし易くなると共に、遊技場側は来店する遊技者に対して差数の状況をアピールできる。
【0099】
以上に説明した実施形態と対応付けて本願の請求項に係る発明を説明すると、以下のとおりである。
【0100】
まず請求項1に係る発明は、遊技機(パチンコ機10)に対応して設けられ、発光部材(ランプ36)を備える遊技用表示装置(呼出ランプ装置30)であって、前記対応する遊技機における遊技に関連して発生する、遊技場にとって利益を示す情報(打込玉信号)を入力する利益情報入力部(打込玉信号入力部31a)と、前記対応する遊技機における遊技に関連して発生する、遊技場にとって不利益を示す情報(賞球信号)を入力する不利益情報入力部(賞球信号入力部31b)と、前記利益情報入力部に入力された情報に基づく遊技場にとって利益を示す利益情報(打込玉数)と、前記不利益情報入力部に入力された情報に基づく遊技場にとって不利益を示す不利益情報(払出玉数)との差数(差玉数)を算出する差数算出手段(32c)と、該差数算出手段により算出された差数を記憶する差数情報記憶手段(EEPROM33)と、複数の差数の範囲を有し、各差数の範囲に対応する発光態様を記憶する発光態様記憶手段(EEPROM33)と、前記差数情報記憶手段により記憶される差数が属する差数の範囲を特定すると共に、前記発光態様記憶手段に記憶されている発光態様から該特定した差数の範囲に対応する発光態様を抽出する発光態様抽出手段(32e)と、該発光態様抽出手段により抽出された発光態様に基づいて前記発光部材の発光制御を行う発光制御手段(32f)と、を備えることを特徴とする遊技用表示装置である。
【0101】
また請求項2に係る発明は、請求項1に記載した遊技用表示装置(呼出ランプ装置30)であって、前記利益情報入力部(打込玉信号入力部31a)に入力された情報(打込玉信号)に基づいて遊技場にとって利益を示す利益情報(打込玉数)を集計する利益情報集計手段(32a)と、前記不利益情報入力部(賞球信号入力部31b)に入力された情報(賞球信号)に基づいて遊技場にとって不利益を示す不利益情報(払出玉数)を集計する不利益情報集計手段(32b)と、をさらに備え、前記差数算出手段(32c)は、前記利益情報集計手段により集計された利益情報と、前記不利益情報集計手段により集計された不利益情報との差数(差玉数)を算出することを特徴とする遊技用表示装置である。
【0102】
また請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載した遊技用表示装置(呼出ランプ装置30)であって、本日における利益情報が発生しているか否かを判断する利益情報発生判断手段(32d)をさらに備え、前記差数情報記憶手段(EEPROM33)は、本日より以前の差数を一日単位で記憶する過去差数情報記憶手段(EEPROM33)を含み、前記発光態様抽出手段(32e)は、前記発光態様抽出手段は、前記利益情報発生判断手段により利益情報が発生していると判断されたとき、前記差数情報記憶手段に記憶されている本日の差数に基づいて前記発光態様を抽出し、前記利益情報発生判断手段により利益情報が発生していないと判断されたとき、前記過去差数情報記憶手段に記憶されている前日の差数に基づいて前記発光態様を抽出することを特徴とする遊技用表示装置である。
【0103】
また請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載した遊技用表示装置(呼出ランプ装置30)であって、前記複数の差数の範囲を設定する範囲設定手段(端末装置40)と、予め登録されている複数の発光態様より、各差数の範囲に対応する発光態様を設定する発光態様設定手段(端末装置40)と、をさらに備え、前記発光態様記憶手段(EEPROM33)は、前記範囲設定手段及び前記発光態様設定手段による設定に基づいて前記発光態様を記憶することを特徴とする遊技用表示装置である。
【0104】
また請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1つに記載した遊技用表示装置(呼出ランプ装置30)であって、前記差数情報記憶手段(EEPROM33)に記憶されている差数を表示させる制御を行う差数表示制御手段(32f)と、該差数表示制御手段による制御に基づいて前記差数を表示する差数表示部(ディスプレイ34)と、をさらに備えることを特徴とする遊技用表示装置である。
【0105】
また請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれか1つに記載した遊技用表示装置(呼出ランプ装置30)であって、前記発光制御手段(32f)は、現在の差数の範囲から次の差数の範囲に基づく発光態様に切り替える際、該切替の前後の発光態様と異なる発光態様で前記発光部材(ランプ36)の発光制御を行うことを特徴とする遊技用表示装置である。
【0106】
また請求項7に係る発明は、遊技機(パチンコ機10)に対応して設けられ、発光部材(ランプ36)を備える複数の遊技用表示装置(呼出ランプ装置30’)と、該複数の遊技用表示装置と通信可能であり、各遊技用表示装置に備えられる発光部材の発光制御を行う集中制御装置(ホールコンピュータ50’)と、から構成される遊技用表示システム(1’)であって、前記集中制御装置は、前記複数の遊技用表示装置に対応する各遊技機における遊技に関連して発生する、遊技場にとって利益を示す情報(打込玉信号)を入力する利益情報入力部(打込玉信号入力部51a’)と、前記複数の遊技用表示装置に対応する各遊技機における遊技に関連して発生する、遊技場にとって不利益を示す情報(賞球信号)を入力する不利益情報入力部(賞球信号入力部51b’)と、前記利益情報入力部に入力された情報に基づく遊技場にとって利益を示す利益情報(打込玉数)と、前記不利益情報入力部に入力された情報に基づく遊技場にとって不利益を示す不利益情報(払出玉数)との差数(差玉数)を各遊技機毎に算出する差数算出手段(52c’)と、該差数算出手段により各遊技機毎に算出された差数を各遊技機毎に記憶する差数情報記憶手段(ハードディスク53’)と、複数の差数の範囲を有し、各差数の範囲に対応する発光態様を記憶する発光態様記憶手段(ハードディスク53’)と、前記差数情報記憶手段により各遊技機毎に記憶される差数が属する差数の範囲を特定すると共に、該特定した差数の範囲に対応する発光態様を抽出する発光態様抽出手段(52e’)と、
該発光態様抽出手段により抽出された発光態様を該各遊技機に対応する前記遊技用表示装置に対して送信する発光態様送信手段(情報出力部51e’)と、を備え、前記遊技用表示装置は、該発光態様送信手段から送信された発光態様に基づいて前記発光部材の発光制御を行う発光制御手段(32a’)を備えることを特徴とする遊技用表示システムである。
【0107】
また請求項8に係る発明は、請求項7に記載した遊技用表示システム(1’)であって、前記集中制御装置(ホールコンピュータ50’)は、前記利益情報入力部(打込玉信号入力部51a’)に入力された情報(打込玉信号)に基づいて遊技場にとって利益を示す利益情報(打込玉数)を各遊技機(パチンコ機10)毎に集計する利益情報集計手段(52a’)と、前記不利益情報入力部(賞球信号入力部51b’)に入力された情報(賞球信号)に基づいて遊技場にとって不利益を示す不利益情報(払出玉数)を各遊技機毎に集計する不利益情報集計手段(52b’)と、をさらに備え、前記差数算出手段(52c’)は、前記利益情報集計手段により集計された利益情報と、前記不利益情報集計手段により集計された不利益情報との差数(差玉数)を各遊技機毎に算出することを特徴とする遊技用表示システムである。
【0108】
また請求項9に係る発明は、請求項7又は8に記載した遊技用表示システム(1’)であって、前記集中制御装置(ホールコンピュータ50’)は、本日における利益情報が発生しているか否かを各遊技機毎に判断する利益情報発生判断手段(52d’)をさらに備え、前記差数情報記憶手段(ハードディスク53’)は、本日より以前の差数を一日単位で各遊技機毎に記憶する過去差数情報記憶手段(ハードディスク53’)を含み、前記発光態様抽出手段(52e’)は、前記利益情報発生判断手段により利益情報が発生していると判断されたとき、前記差数情報記憶手段に記憶されている本日の差数に基づいて前記発光態様を抽出し、前記利益情報発生判断手段により利益情報が発生していないと判断されたとき、前記過去差数情報記憶手段に記憶されている前日の差数に基づいて前記発光態様を抽出することを特徴とする遊技用表示システムである。
【0109】
また請求項10に係る発明は、請求項7〜9のいずれか1つに記載した遊技用表示システム(1’)であって、前記集中制御装置(ホールコンピュータ50’)は、前記複数の差数の範囲を設定する範囲設定手段(ディスプレイ54’及び入力装置55’)と、予め登録されている複数の発光態様より、各差数の範囲に対応する発光態様を設定する発光態様設定手段(ディスプレイ54’及び入力装置55’)と、をさらに備え、前記発光態様記憶手段(ハードディスク53’)は、前記範囲設定手段及び前記発光態様設定手段による設定に基づいて前記発光態様を記憶することを特徴とする遊技用表示システムである。
【0110】
また請求項11に係る発明は、請求項7〜10のいずれか1つに記載した遊技用表示システム(1’)であって、前記集中制御装置(ホールコンピュータ50’)は、前記差数情報記憶手段(ハードディスク53’)により各遊技機(パチンコ機10)毎に記憶されている差数を該各遊技機に対応する前記遊技用表示装置(呼出ランプ装置30’)に対して送信する差数情報送信手段(情報出力部51e’)を備え、前記遊技用表示装置は、該差数情報送信手段から送信された差数を表示させる制御を行う差数表示制御手段(32b’)と、該差数表示制御手段による制御に基づいて前記差数を表示する差数表示部(ディスプレイ34)と、をさらに備えることを特徴とする遊技用表示システムである。
【0111】
さらに請求項12に係る発明は、請求項7〜11のいずれか1つに記載した遊技用表示システム(1)であって、前記発光制御手段(32a’)は、現在の差数の範囲から次の差数の範囲に基づく発光態様に切り替える際、該切替の前後の発光態様と異なる発光態様で前記発光部材の発光制御を行うことを特徴とする遊技用表示システムである。
【0112】
最後に、本発明の変形例について説明する。
【0113】
上記の実施形態では、遊技用システム1又は遊技用表示システム1’に備えられる各装置がLAN回線により接続されている例について説明したが、これに限らず、各装置は無線により接続されても良い。
【0114】
上記の実施形態では、遊技機がCR式のパチンコ機10である例について説明したが、これに限らず、該遊技機は、現金玉貸機から貸し出されるパチンコ玉を使用して遊技を行う現金式のパチンコ機でも良く、また遊技媒体としてメダルを使用するスロットマシンでも良い。
【0115】
上記の実施形態では、遊技用表示装置が呼出ランプ装置30又は30’である例について説明したが、これに限らず、該遊技用表示装置は、発光部材を備える貸与処理装置(カードユニット20)でも良い。即ち遊技用表示装置は、遊技機(パチンコ機10)に対応して設けられ、発光部材を備えるものであれば良い。
【0116】
上記の実施形態では、発光部材がランプ36である例について説明したが、これに限らず、該発光部材は、例えばフルカラーで発光可能なLEDや蛍光管でも良い。即ち発光部材は、設定可能な発光態様の各色で発光可能なものであれば良い。
【0117】
上記の実施形態では、発光態様が色分けで区別される例について説明したが、これに限らず、該発光態様は、例えば点灯・点滅の態様で区別されるものでも良い。なお該発光態様に対応する差数の範囲は、図2及び図6に示すような9つには限定されず、より少ない範囲又はより多い範囲でも良い。
【0118】
上記の実施形態では、差数算出手段32c又は52c’において、払出玉数−打込玉数の式で差数である差玉数が算出される例について説明したが、これに限らず、例えば図9に示すようにして差数を算出するようにしても良い。即ち、まず通信部31又は51’において、前記賞球信号入力部31b又は51b’に代えて、補給玉カウンタ16の補給玉信号出力部16aから出力される補給玉信号が入力される補給玉信号入力部31c’又は51c’と、カードユニット20の売上信号出力部21aから出力される売上情報が入力される売上信号入力部31d’又は51d’を設ける。次に利益情報集計手段32a又は52a’において、打込玉信号の受信数に信号比(ここでは打込玉が10個計数される毎に1パルスの打込玉信号が入力されるので信号比は「10」)を乗算して打込玉数を集計すると共に、売上信号入力部31d又は51d’に入力された売上信号の受信数に信号比(ここでは100円に相当する1度数のプリペイド度数が使用される毎に1パルスの売上信号が入力されるので信号比は「100」)を乗算した売上金額を貸出単価(例えば4円)で除算して貸出玉数を集計し、打込玉数+貸出玉数の式で利益情報を集計する。次に、不利益情報集計手段32b又は52b’において、補給玉信号入力部31c又は51c’に入力された補給玉信号の受信数に信号比(ここでは補給玉が10個計数される毎に1パルスの補給玉信号が入力されるので信号比は「10」)を乗算して不利益情報である補給玉数を集計する。そして差数算出手段32c又は52c’において、補給玉数−(打込玉数+貸出玉数)の式で差数である差玉数を算出する。従って、この差数の算出方法によれば、遊技機(パチンコ機10)に賞球外部出力である賞球信号出力部14aが設けられていない場合であっても、本発明を適用できる。なお図5又は図8に示すように、利益情報や不利益情報を一旦集計せずに、差数を直接算出するようにしても良い。
【0119】
上記の実施形態では、打込玉数が利益情報である例について説明したが、これに限らず、遊技機がスロットマシンである場合には、投入されたメダル数が利益情報となる。また上記の実施形態では、払出玉数が不利益情報である例について説明したが、これに限らず、遊技機が現金式のパチンコ機(いわゆる現金機)である場合には、補給玉数が不利益情報となり、また遊技機がスロットマシンである場合には、払い出されたメダル数が不利益情報となる。
【0120】
上記の実施形態では、差数算出手段32c又は52c’において、不利益情報−利益情報の式で差数が算出される例について説明したが、これに限らず、逆に利益情報−不利益情報の式で差数が算出されるようにしても良い。この場合には、該算出された差数がプラスであれば遊技場側の利益(即ち遊技者側の不利益)であり、該差数がマイナスであれば遊技場側の不利益(即ち遊技者側の利益)である。
【0121】
上記の実施形態では、利益情報(打込玉数),不利益情報(払出玉数),及び差数(差玉数)が10個単位で算出・集計される例について説明したが、これに限らず、これらは1個単位で算出・集計されるものでも良い。
【0122】
上記の実施形態では、発光制御手段32f又は32a’において、前記切替の前後の発光態様と異なる発光態様で発光部材(ランプ36)の発光制御を行う際に、切替前の発光態様の各色を発光部材で点滅させてから、切替後の発光態様の各色を発光部材で発光させる例について説明したが、これに限らず、例えば切替の前後の色と異なる色を間に挟んで発光させるようにしても良い。即ち遊技者に対して差数の範囲の切替をアピールできる態様で発光させれば良い。
【0123】
【発明の効果】
本発明に係る遊技用表示装置及び遊技用表示システムによれば、以下のような効果を奏する。
【0124】
まず請求項1に係る遊技用表示装置によれば、差数の範囲に応じた発光態様で発光部材が発光されることにより、遊技者が各遊技機まで出向かなくても差数の概略を把握することができると共に、一群の遊技機が全体的に好調なのか不調なのかを一見して把握することができるので、遊技者は遊技機の選択をし易くなると共に、遊技場側は来店する遊技者に対して差数の状況をアピールできる。
【0125】
また請求項2に係る遊技用表示装置によれば、集計された利益情報と不利益情報に基づいて差数が算出されるので、該差数の算出にかかる処理負荷が軽減される。
【0126】
また請求項3に係る遊技用表示装置によれば、本日における利益情報が発生するまでは、前日の差数に基づいて発光部材が発光されるので、本日の開店当初であっても、遊技者は該前日の差数を参考にして遊技機を選択できると共に、遊技場側は来店する遊技者に対して前日の差数の状況をアピールできる。
【0127】
また請求項4に係る遊技用表示装置によれば、遊技場側が任意に差数の範囲及び該差数の範囲に対応する発光態様を設定できるので、遊技場独自の設定ができる。
【0128】
また請求項5に係る遊技用表示装置によれば、対応する遊技機で遊技を行っている遊技者は該遊技機における差数を確認できるので、該遊技機が好調なのか不調なのかを容易に把握することができる。
【0129】
また請求項6に係る遊技用表示装置によれば、現在の差数の範囲から次の差数の範囲に基づく発光態様に切り替える際に、該切替の前後の発光態様と異なる発光態様で発光部材が発光されるので、遊技者に対して差数の範囲の切替をアピールできると共に、該遊技用表示装置が設けられている遊技島のデコレーション効果も向上する。
【0130】
また請求項7に係る遊技用表示システムによれば、各遊技用表示装置において、差数の範囲に応じた発光態様で発光部材が発光されることにより、遊技者が各遊技機まで出向かなくても差数の概略を把握することができると共に、一群の遊技機が全体的に好調なのか不調なのかを一見して把握することができるので、遊技者は遊技機の選択をし易くなると共に、遊技場側は来店する遊技者に対して差数の状況をアピールできる。
【0131】
また請求項8に係る遊技用表示システムによれば、集計された利益情報と不利益情報に基づいて差数が算出されるので、集中制御装置において該差数の算出にかかる処理負荷が軽減される。
【0132】
また請求項9に係る遊技用表示システムによれば、各遊技用表示装置に対応する遊技機で本日における利益情報が発生するまでは、該遊技用表示装置において、前日の差数に基づいて発光部材が発光されるので、本日の開店当初であっても、遊技者は該前日の差数を参考にして遊技機を選択できると共に、遊技場側は来店する遊技者に対して前日の差数の状況をアピールできる。
【0133】
また請求項10に係る遊技用表示システムによれば、集中制御装置において、遊技場側が任意に差数の範囲及び該差数の範囲に対応する発光態様を設定できるので、遊技場独自の設定ができる。
【0134】
また請求項11に係る遊技用表示システムによれば、各遊技用表示装置において、対応する遊技機で遊技を行っている遊技者は該遊技機における差数を確認できるので、該遊技機が好調なのか不調なのかを容易に把握することができる。
【0135】
さらに請求項12に係る遊技用表示システムによれば、現在の差数の範囲から次の差数の範囲に基づく発光態様に切り替える際に、遊技用表示装置において、該切替の前後の発光態様と異なる発光態様で発光部材が発光されるので、遊技者に対して差数の範囲の切替をアピールできると共に、該遊技用表示装置が設けられている遊技島のデコレーション効果も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態に係る遊技用表示装置である呼出ランプ装置を含む遊技用システムの一例を表す機能ブロック図である。
【図2】図2は第1実施形態に係る呼出ランプ装置の一例を表す機能ブロック図である。
【図3】図3は呼出ランプ装置の一例を表す正面図である。
【図4】図4はディスプレイに表示される発光態様設定画面の一例を表す図である。
【図5】図5は第1実施形態に係る呼出ランプ装置の変形例を表す機能ブロック図である。
【図6】図6は第2実施形態に係る遊技用表示システムの一例を表す機能ブロック図である。
【図7】図7は第2実施形態に係る呼出ランプ装置及びホールコンピュータの一例を表す機能ブロック図である。
【図8】図8は第2実施形態に係る呼出ランプ装置及びホールコンピュータの変形例を表す機能ブロック図である。
【図9】図9は差数の算出方法の変形例を表す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1…遊技用システム
2…台端末
3…中継コンピュータ
10…パチンコ機
10a…遊技領域
11…遊技制御基板
12…玉払出制御基板
12a…残度数表示器
12b…玉貸ボタン
12c…返却ボタン
13…玉払出装置
14…情報出力基板
14a…賞球信号出力部
15…打込玉カウンタ
15a…打込玉信号出力部
16…補給玉カウンタ
16a…補給玉信号出力部
20…カードユニット
21a…玉貸通信部
21b…売上信号出力部
22…制御部
23…カードリーダライタ
23a…カード挿入・排出口
30…呼出ランプ
31…通信部
31a…打込玉信号入力部
31b…賞球信号入力部
31c…補給玉信号入力部
31d…売上信号入力部
32…制御部
32a…利益情報集計手段
32b…不利益情報集計手段
32c…差数算出手段
32d…利益情報発生判断手段
32e…発光態様抽出手段
32f…発光制御手段
32g…差数表示制御手段
33…EEPROM(差数情報記憶手段,過去差数情報記憶手段,発光態様記憶手段)
34…ディスプレイ
35…呼出ボタン
36…ランプ
37…受信部
40…端末装置
40a…ディスプレイ
40b…入力装置
40c…送信部
50…ホールコンピュータ
[第2実施形態]
1’…遊技用表示システム
30’…呼出ランプ
31’…通信部
32’…制御部
32a’…発光制御手段
32b’…差数表示制御手段
50’…ホールコンピュータ
51’…通信部
51a’…打込玉信号入力部
51b’…賞球信号入力部
51c’…補給玉信号入力部
51d’…売上信号入力部
51e’…情報出力部
52’…制御部
52a’…利益情報集計手段
52b’…不利益情報集計手段
52c’…差数算出手段
52d’…利益情報発生判断手段
52e’…発光態様抽出手段
53’…ハードディスク(差数情報記憶手段,過去差数情報記憶手段,発光態様記憶手段)
54’…ディスプレイ
55’…入力装置

Claims (12)

  1. 遊技機に対応して設けられ、発光部材を備える遊技用表示装置であって、
    前記対応する遊技機における遊技に関連して発生する、遊技場にとって利益を示す情報を入力する利益情報入力部と、
    前記対応する遊技機における遊技に関連して発生する、遊技場にとって不利益を示す情報を入力する不利益情報入力部と、
    前記利益情報入力部に入力された情報に基づく遊技場にとって利益を示す利益情報と、前記不利益情報入力部に入力された情報に基づく遊技場にとって不利益を示す不利益情報との差数を算出する差数算出手段と、
    該差数算出手段により算出された差数を記憶する差数情報記憶手段と、
    複数の差数の範囲を有し、各差数の範囲に対応する発光態様を記憶する発光態様記憶手段と、
    前記差数情報記憶手段により記憶される差数が属する差数の範囲を特定すると共に、前記発光態様記憶手段に記憶されている発光態様から該特定した差数の範囲に対応する発光態様を抽出する発光態様抽出手段と、
    該発光態様抽出手段により抽出された発光態様に基づいて前記発光部材の発光制御を行う発光制御手段と、
    を備えることを特徴とする遊技用表示装置。
  2. 請求項1に記載した遊技用表示装置であって、
    前記利益情報入力部に入力された情報に基づいて遊技場にとって利益を示す利益情報を集計する利益情報集計手段と、
    前記不利益情報入力部に入力された情報に基づいて遊技場にとって不利益を示す不利益情報を集計する不利益情報集計手段と、をさらに備え、
    前記差数算出手段は、前記利益情報集計手段により集計された利益情報と、前記不利益情報集計手段により集計された不利益情報との差数を算出することを特徴とする遊技用表示装置。
  3. 請求項1又は2に記載した遊技用表示装置であって、
    本日における利益情報が発生しているか否かを判断する利益情報発生判断手段をさらに備え、
    前記差数情報記憶手段は、本日より以前の差数を一日単位で記憶する過去差数情報記憶手段を含み、
    前記発光態様抽出手段は、前記利益情報発生判断手段により利益情報が発生していると判断されたとき、前記差数情報記憶手段に記憶されている本日の差数に基づいて前記発光態様を抽出し、前記利益情報発生判断手段により利益情報が発生していないと判断されたとき、前記過去差数情報記憶手段に記憶されている前日の差数に基づいて前記発光態様を抽出することを特徴とする遊技用表示装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載した遊技用表示装置であって、
    前記複数の差数の範囲を設定する範囲設定手段と、
    予め登録されている複数の発光態様より、各差数の範囲に対応する発光態様を設定する発光態様設定手段と、をさらに備え、
    前記発光態様記憶手段は、前記範囲設定手段及び前記発光態様設定手段による設定に基づいて前記発光態様を記憶することを特徴とする遊技用表示装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載した遊技用表示装置であって、
    前記差数情報記憶手段に記憶されている差数を表示させる制御を行う差数表示制御手段と、
    該差数表示制御手段による制御に基づいて前記差数を表示する差数表示部と、をさらに備えることを特徴とする遊技用表示装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載した遊技用表示装置であって、
    前記発光制御手段は、現在の差数の範囲から次の差数の範囲に基づく発光態様に切り替える際、該切替の前後の発光態様と異なる発光態様で前記発光部材の発光制御を行うことを特徴とする遊技用表示装置。
  7. 遊技機に対応して設けられ、発光部材を備える複数の遊技用表示装置と、
    該複数の遊技用表示装置と通信可能であり、各遊技用表示装置に備えられる発光部材の発光制御を行う集中制御装置と、から構成される遊技用表示システムであって、
    前記集中制御装置は、
    前記複数の遊技用表示装置に対応する各遊技機における遊技に関連して発生する、遊技場にとって利益を示す情報を入力する利益情報入力部と、
    前記複数の遊技用表示装置に対応する各遊技機における遊技に関連して発生する、遊技場にとって不利益を示す情報を入力する不利益情報入力部と、
    前記利益情報入力部に入力された情報に基づく遊技場にとって利益を示す利益情報と、前記不利益情報入力部に入力された情報に基づく遊技場にとって不利益を示す不利益情報との差数を各遊技機毎に算出する差数算出手段と、
    該差数算出手段により各遊技機毎に算出された差数を各遊技機毎に記憶する差数情報記憶手段と、
    複数の差数の範囲を有し、各差数の範囲に対応する発光態様を記憶する発光態様記憶手段と、
    前記差数情報記憶手段により各遊技機毎に記憶される差数が属する差数の範囲を特定すると共に、該特定した差数の範囲に対応する発光態様を抽出する発光態様抽出手段と、
    該発光態様抽出手段により抽出された発光態様を該各遊技機に対応する前記遊技用表示装置に対して送信する発光態様送信手段と、を備え、
    前記遊技用表示装置は、該発光態様送信手段から送信された発光態様に基づいて前記発光部材の発光制御を行う発光制御手段を備えることを特徴とする遊技用表示システム。
  8. 請求項7に記載した遊技用表示システムであって、
    前記集中制御装置は、
    前記利益情報入力部に入力された情報に基づいて遊技場にとって利益を示す利益情報を各遊技機毎に集計する利益情報集計手段と、
    前記不利益情報入力部に入力された情報に基づいて遊技場にとって不利益を示す不利益情報を各遊技機毎に集計する不利益情報集計手段と、をさらに備え、
    前記差数算出手段は、前記利益情報集計手段により集計された利益情報と、前記不利益情報集計手段により集計された不利益情報との差数を各遊技機毎に算出することを特徴とする遊技用表示システム。
  9. 請求項7又は8に記載した遊技用表示システムであって、
    前記集中制御装置は、本日における利益情報が発生しているか否かを各遊技機毎に判断する利益情報発生判断手段をさらに備え、
    前記差数情報記憶手段は、本日より以前の差数を一日単位で各遊技機毎に記憶する過去差数情報記憶手段を含み、
    前記発光態様抽出手段は、前記利益情報発生判断手段により利益情報が発生していると判断されたとき、前記差数情報記憶手段に記憶されている本日の差数に基づいて前記発光態様を抽出し、前記利益情報発生判断手段により利益情報が発生していないと判断されたとき、前記過去差数情報記憶手段に記憶されている前日の差数に基づいて前記発光態様を抽出することを特徴とする遊技用表示システム。
  10. 請求項7〜9のいずれか1つに記載した遊技用表示システムであって、
    前記集中制御装置は、
    前記複数の差数の範囲を設定する範囲設定手段と、
    予め登録されている複数の発光態様より、各差数の範囲に対応する発光態様を設定する発光態様設定手段と、をさらに備え、
    前記発光態様記憶手段は、前記範囲設定手段及び前記発光態様設定手段による設定に基づいて前記発光態様を記憶することを特徴とする遊技用表示システム。
  11. 請求項7〜10のいずれか1つに記載した遊技用表示システムであって、
    前記集中制御装置は、前記差数情報記憶手段により各遊技機毎に記憶されている差数を該各遊技機に対応する前記遊技用表示装置に対して送信する差数情報送信手段を備え、
    前記遊技用表示装置は、
    該差数情報送信手段から送信された差数を表示させる制御を行う差数表示制御手段と、
    該差数表示制御手段による制御に基づいて前記差数を表示する差数表示部と、をさらに備えることを特徴とする遊技用表示システム。
  12. 請求項7〜11のいずれか1つに記載した遊技用表示システムであって、
    前記発光制御手段は、現在の差数の範囲から次の差数の範囲に基づく発光態様に切り替える際、該切替の前後の発光態様と異なる発光態様で前記発光部材の発光制御を行うことを特徴とする遊技用表示システム。
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