JP2004135357A - 水晶振動子、水晶ユニット、水晶発振器とそれらの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
輪郭水晶振動子は振動部と接続部と支持部からなり、これらは粒子法及び/又は化学的エッチング法により形成されている。更に、振動部の対抗する面に少なくとも一対の電極が配置されている。また、輪郭水晶振動子は水晶ユニット内に収納され、かつ、主振動のフイガーオブメリットが副振動のフイガーオブメリットより大きく、更に、増幅回路の増幅率と帰還回路の帰還率との関係により、出力信号が主振動の発振周波数である水晶発振器が高精度で実現できる。
【選択図】 図1
Description
本発明の水晶振動子の第2の態様は、輪郭水晶振動子が長さ縦モードで振動する長さ縦水晶振動子で、前記長さ縦水晶振動子の角度θxと寸法比(W0/L0)と電極対数nとの関係が[20n(W0/L0)−5.5]°<θx<[20n(W0/L0)+6.5]°で与えられる第1の態様に記載の水晶振動子である。
本発明の水晶振動子の第3の態様は、輪郭水晶振動子が幅縦モードで振動する幅縦水晶振動子で、前記幅縦水晶振動子の角度θxと寸法比(W0/L0)と電極対数nとの関係が[20(W0/(nL0))−25]°<θx<[20(W0/(nL0))−5]°で与えられる第1の態様に記載の水晶振動子である。
本発明の水晶振動子の第4の態様は、振動部と接続部と支持部とを具えて構成される水晶振動子で、前記振動部の上下面には極性の異なる少なくとも一対の電極が対抗して配置され、前記水晶振動子は輪郭モードで振動する輪郭水晶振動子で、前記水晶振動子の振動部の角が切り取られているか、又は振動部が円板形状である水晶振動子である。
本発明の水晶ユニットの第1の態様は、水晶振動子とケースと蓋とを具えて構成される水晶ユニットであって、前記水晶振動子は振動部と固定部を有する基部からなり、かつ、一体に形成されている輪郭モードで振動する水晶振動子で、前記振動部は上面と下面と側面とを有し、前記振動部に溝が設けられ、前記溝とその溝に対抗して互いに極性の異なる電極が配置されていて、前記電極間の圧電定数e12の絶対値が0.123C/m2〜0.18C/m2の範囲内にある水晶ユニットである。
本発明の水晶ユニットの第2の態様は、輪郭モードで振動する水晶振動子の基部に突出部が設けられ、前記突出部は水晶振動子を収納するユニットのケース、又は蓋に固定されている第1の態様に記載の水晶ユニットである。
本発明の水晶ユニットの第3の態様は、輪郭モードで振動する水晶振動子の基部の片側のみに複数個の振動部が設けられ、前記複数個の振動部の内の2個が基本波モードで、且つ、逆相で振動し、前記水晶振動子の主振動である基本波モード振動と副振動である2次高調波モード振動の周波数安定係数をそれぞれSnとSfとするとき、SnとSfがSn=rn/2Qn 2とSf=rf/2Qf 2で与えられ、Sn<Sfの関係を有する第1の態様、又は第2の態様に記載の水晶ユニットである。
本発明の水晶発振器の第1の態様は、水晶振動子と増幅器とコンデンサーと抵抗素子とを具えて構成される水晶発振器で、前記水晶振動子は振動部と接続部と支持部とを具えて構成され、前記振動部の上下面には極性の異なる少なくとも一対の電極が対抗して配置されていて、前記水晶振動子は輪郭モードで振動する輪郭水晶振動子で、振動部と接続部と支持部とを具えて構成される前記水晶振動子は粒子法と化学的エッチング法の内の少なくとも一つの方法により一体に形成され、前記振動子の圧電定数e12の絶対値が0.095C/m2〜0.18C/m2の範囲内にあり、前記輪郭水晶振動子を具えて構成された前記水晶発振器の出力信号が主振動の発振周波数を有する水晶発振器である。
本発明の水晶発振器の第2の態様は、輪郭水晶振動子の主振動の等価直列抵抗Rnが副振動の等価直列抵抗Rfより小さい輪郭水晶振動子を具えて水晶発振器は構成されると共に、増幅回路と帰還回路とを具えて構成される前記水晶発振器の増幅回路の主振動の負性抵抗の絶対値|−RLn|と主振動の等価直列抵抗Rnとの比が増幅回路の副振動の負性抵抗の絶対値|−RLf|と副振動の等価直列抵抗Rfとの比より大きくなるように前記水晶発振器は構成され、主振動は輪郭水晶振動子の基本波モード振動、又は高調波モード振動である第1の態様に記載の水晶発振器である。
本発明の水晶振動子の製造方法の第1の態様は、振動部と接続部と支持部とを具えて構成される水晶振動子の製造方法で、振動部の上下面に極性の異なる少なくとも一対の電極を対抗して配置する工程と、振動部と接続部と支持部とを具えて構成される前記水晶振動子を粒子法及び/又は化学的エッチング法により一体に形成する工程と、を有し、前記水晶振動子は輪郭モードで振動する振動子で、前記振動子の圧電定数e12の絶対値が0.095C/m2〜0.18C/m2の範囲内にあり、且つ、前記接続部は前記振動部の大略長さ方向、又は大略幅方向に設けられていて、前記長さ方向、又は前記幅方向はz″軸方向にある水晶振動子の製造方法である。
本発明の水晶振動子の製造方法の第2の態様は、振動部と固定部を有する基部からなり、かつ、一体に形成されている輪郭モードで振動する水晶振動子の製造方法で、前記水晶振動子の振動部は上面と下面と側面とを有し、前記振動部の上面と下面に溝を形成する工程と、電極間の圧電定数e12の絶対値が0.123C/m2〜0.18C/m2の範囲内にあるように、前記溝とその溝に対抗して互いに極性の異なる電極を配置する工程と、を有し、前記振動部と前記溝は別々の工程又は同時の工程で形成されている水晶振動子の製造方法である。
本発明の水晶ユニットの製造方法の第1の態様は、水晶振動子とケースと蓋とを具えて構成される水晶ユニットの製造方法で、前記水晶振動子は振動部と接続部と支持部とを具えて構成され、前記振動部の上下面に極性の異なる少なくとも一対の電極を対抗して配置する工程と、振動部と接続部と支持部とを具えて構成される前記水晶振動子を粒子法及び/又は化学的エッチング法により一体に形成する工程と、前記水晶振動子をケース又は蓋の固定部にマウントする工程と、マウントの後に周波数を調整する工程と、ケースと蓋とを接合部材を介して接合する工程と、を有し、前記水晶振動子は輪郭モードで振動する輪郭水晶振動子で、前記振動子の圧電定数e12の絶対値が0.095C/m2〜0.18C/m2の範囲内にあり、且つ、前記接続部は前記振動部の大略長さ方向、又は大略幅方向に設けられていて、前記長さ方向、又は前記幅方向はz″軸方向にある水晶ユニットの製造方法である。
本発明の水晶発振器の製造方法の第1の態様は、水晶振動子と増幅器とコンデンサーと抵抗素子とを具えて構成される水晶発振器の製造方法で、前記水晶振動子は輪郭モードで振動する輪郭水晶振動子で、前記輪郭水晶振動子を粒子法及び/又は化学的エッチング法により形成する工程と、前記輪郭水晶振動子を収納するケース又は蓋の固定部にマウントする工程と、マウントの後に周波数を調整する工程と、ケースと蓋とを接合部材を介して接合する工程と、を有し、前記輪郭水晶振動子を駆動する圧電定数e12の絶対値が0.123C/m2〜0.18C/m2の範囲内にあり、前記輪郭水晶振動子の主振動の等価直列抵抗Rnが副振動の等価直列抵抗Rfより小さい輪郭水晶振動子を具えて前記水晶発振器は構成されると共に、増幅回路と帰還回路とを具えて構成される前記水晶発振器の増幅回路の主振動の負性抵抗の絶対値|−RLn|と主振動の等価直列抵抗Rnとの比が増幅回路の副振動の負性抵抗の絶対値|−RLf|と副振動の等価直列抵抗Rfとの比より大きくなるように前記水晶発振器は構成されていて、前記輪郭水晶振動子を具えて構成された前記水晶発振器の出力信号が主振動の発振周波数で、且つ、前記主振動は輪郭水晶振動子の基本波モード振動、又は高調波モード振動である水晶発振器の製造方法である。
本発明の水晶発振器の製造方法の第2の態様は、輪郭水晶振動子の振動部には互いに極性の異なる電極が少なくとも1対対抗して配置されている第1の態様に記載の水晶発振器の製造方法である。
本発明の水晶発振器の製造方法の第3の態様は、輪郭水晶振動子の振動部は上面と下面と側面とを有し、前記振動部に溝が設けられ、前記溝とその溝に対抗して互いに極性の異なる電極が配置されていて、前記電極間の圧電定数e12の絶対値が0.123C/m2〜0.18C/m2の範囲内にある第1の態様、又は第2の態様に記載の水晶発振器の製造方法である。
本発明の水晶発振器の製造方法の第4の態様は、輪郭モードで振動する輪郭水晶振動子は振動部と基部とを具えて構成され、前記基部に突出部が設けられ、前記突出部は水晶振動子を収納するユニットのケース、又は蓋に固定されている第1の態様から第3の態様の何れかに記載の水晶発振器の製造方法である。
本発明の水晶発振器の製造方法の第5の態様は、輪郭モードで振動する輪郭水晶振動子は振動部と基部とを具えて構成され、前記基部の片側のみに複数個の振動部が設けられ、前記複数個の振動部の内の2個が基本波モードで、且つ、逆相で振動し、前記輪郭水晶振動子の主振動である基本波モード振動と副振動である2次高調波モード振動の周波数安定係数をそれぞれSnとSfとするとき、SnとSfがSn=rn/2Qn 2とSf=rf/2Qf 2で与えられ、Sn<Sfの関係を有する第1の態様から第4の態様の何れかに記載の水晶発振器の製造方法である。
(1)輪郭水晶振動子を駆動する圧電定数が非常に大きいので、電気機械変換効率が良くなる。その結果、主振動の等価直列抵抗Rnの小さい、品質係数Q値の高い、しかも超小型の輪郭水晶振動子とそれを具えた水晶ユニッと水晶発振器を得ることができる。
(2)振動部の対抗面に互いに異極となる電極が配置されることにより、電界が電極に対して垂直に働く。その結果、電気機械変換効率が良くなるので、主振動の等価直列抵抗Rnの小さい、品質係数Q値の高い輪郭水晶振動子とそれを具えた水晶ユニットと水晶発振器が得られる。
(3)輪郭水晶振動子を粒子法及び/又は化学的エッチング法によって形成できるので、量産性に優れ、1枚の水晶ウエハ上に多数個の振動子を一度にバッチ処理にて形成でき、安価な輪郭水晶振動子が実現できる。と同時に、安価な水晶ユニットと水晶発振器が実現できる。
(4)輪郭水晶振動子は振動部と接続部と支持部とを具えて構成されるので、ケース、又は蓋などの固定部へのマウントによる振動エネルギー損失が小さくなり、その結果、主振動の等価直列抵抗Rnの小さい、Q値の高い、且つ、耐衝撃性に優れた水晶ユニットと水晶発振器が得られる。
(5)等価直列抵抗Rnの小さい超小型の輪郭水晶振動子が搭載されるので、超小型の水晶ユニットと水晶発振器が高品質で実現できる。
L0 振動部の長さ
T0 振動部の厚み
θx,θy 角度
Claims (17)
- 振動部と接続部と支持部とを具えて構成される水晶振動子で、前記振動部の上下面には極性の異なる少なくとも一対の電極が対抗して配置されていて、前記水晶振動子は輪郭モードで振動する輪郭水晶振動子で、振動部と接続部と支持部とを具えて構成される前記水晶振動子は粒子法と化学的エッチング法の内の少なくとも一つの方法により一体に形成され、前記振動子の圧電定数e12の絶対値が0.095C/m2〜0.18C/m2の範囲内にあることを特徴とする水晶振動子。
- 輪郭水晶振動子が長さ縦モードで振動する長さ縦水晶振動子で、前記長さ縦水晶振動子の角度θxと寸法比(W0/L0)と電極対数nとの関係が、[20n(W0/L0)−5.5]°<θx<[20n(W0/L0)+6.5]°で与えられることを特徴とする請求項1に記載の水晶振動子。
- 輪郭水晶振動子が幅縦モードで振動する幅縦水晶振動子で、前記幅縦水晶振動子の角度θxと寸法比(W0/L0)と電極対数nとの関係が、[20m(W0/(nL0))−25]°<θx<[20m(W0/(nL0))−5]°で与えられることを特徴とする請求項1に記載の水晶振動子。
- 振動部と接続部と支持部とを具えて構成される水晶振動子で、前記振動部の上下面には極性の異なる少なくとも一対の電極が対抗して配置され、前記水晶振動子は輪郭モードで振動する輪郭水晶振動子で、前記水晶振動子の振動部の角が切り取られているか、又は振動部が円板形状であることを特徴とする水晶振動子。
- 水晶振動子とケースと蓋とを具えて構成される水晶ユニットであって、前記水晶振動子は振動部と固定部を有する基部からなり、かつ、一体に形成されている輪郭モードで振動する水晶振動子で、前記振動部は上面と下面と側面とを有し、前記振動部に溝が設けられ、前記溝とその溝に対抗して互いに極性の異なる電極が配置されていて、前記電極間の圧電定数e12の絶対値が0.123C/m2〜0.18C/m2の範囲内にあることを特徴とする水晶ユニット。
- 輪郭モードで振動する水晶振動子の基部に突出部が設けられ、前記突出部は水晶振動子を収納するユニットのケース、又は蓋に固定されていることを特徴とする請求項5に記載の水晶ユニット。
- 輪郭モードで振動する水晶振動子の基部の片側のみに複数個の振動部が設けられ、前記複数個の振動部の内の2個が基本波モードで、且つ、逆相で振動し、前記水晶振動子の主振動である基本波モード振動と副振動である2次高調波モード振動の周波数安定係数をそれぞれSnとSfとするとき、SnとSfがSn=rn/2Qn 2とSf=rf/2Qf 2で与えられ、Sn<Sfの関係を有することを特徴とする請求項5、又は請求項6に記載の水晶ユニット。
- 水晶振動子と増幅器とコンデンサーと抵抗素子とを具えて構成される水晶発振器で、前記水晶振動子は振動部と接続部と支持部とを具えて構成され、前記振動部の上下面には極性の異なる少なくとも一対の電極が対抗して配置されていて、前記水晶振動子は輪郭モードで振動する輪郭水晶振動子で、振動部と接続部と支持部とを具えて構成される前記水晶振動子は粒子法と化学的エッチング法の内の少なくとも一つの方法により一体に形成され、前記振動子の圧電定数e12の絶対値が0.095C/m2〜0.18C/m2の範囲内にあり、
前記輪郭水晶振動子を具えて構成された前記水晶発振器の出力信号が主振動の発振周波数であることを特徴とする水晶発振器。 - 輪郭水晶振動子の主振動の等価直列抵抗Rnが副振動の等価直列抵抗Rfより小さい輪郭水晶振動子を具えて水晶発振器は構成されると共に、増幅回路と帰還回路とを具えて構成される前記水晶発振器の増幅回路の主振動の負性抵抗の絶対値|−RLn|と主振動の等価直列抵抗Rnとの比が増幅回路の副振動の負性抵抗の絶対値|−RLf|と副振動の等価直列抵抗Rfとの比より大きくなるように前記水晶発振器は構成され、主振動は輪郭水晶振動子の基本波モード振動、又は高調波モード振動であることを特徴とする請求項8に記載の水晶発振器。
- 振動部と接続部と支持部とを具えて構成される水晶振動子の製造方法で、振動部の上下面に極性の異なる少なくとも一対の電極を対抗して配置する工程と、
振動部と接続部と支持部とを具えて構成される前記水晶振動子を粒子法及び/又は化学的エッチング法により一体に形成する工程と、を有し、
前記水晶振動子は輪郭モードで振動する振動子で、前記振動子の圧電定数e12の絶対値が0.095C/m2〜0.18C/m2の範囲内にあり、且つ、前記接続部は前記振動部の大略長さ方向、又は大略幅方向に設けられていて、前記長さ方向、又は前記幅方向はz″軸方向にあることを特徴とする水晶振動子の製造方法。 - 振動部と固定部を有する基部からなり、かつ、一体に形成されている輪郭モードで振動する水晶振動子の製造方法で、前記水晶振動子の振動部は上面と下面と側面とを有し、前記振動部の上面と下面に溝を形成する工程と、
電極間の圧電定数e12の絶対値が0.123C/m2〜0.18C/m2の範囲内にあるように、前記溝とその溝に対抗して互いに極性の異なる電極を配置する工程と、を有し、
前記振動部と前記溝は別々の工程又は同時の工程で形成されていることを特徴とする水晶振動子の製造方法。 - 水晶振動子とケースと蓋とを具えて構成される水晶ユニットの製造方法で、前記水晶振動子は振動部と接続部と支持部とを具えて構成され、前記振動部の上下面に極性の異なる少なくとも一対の電極を対抗して配置する工程と、
振動部と接続部と支持部とを具えて構成される前記水晶振動子を粒子法及び/又は化学的エッチング法により一体に形成する工程と、
前記水晶振動子をケース又は蓋の固定部にマウントする工程と、
マウントの後に周波数を調整する工程と、
ケースと蓋とを接合部材を介して接合する工程と、を有し、
前記水晶振動子は輪郭モードで振動する輪郭水晶振動子で、前記振動子の圧電定数e12の絶対値が0.095C/m2〜0.18C/m2の範囲内にあり、且つ、前記接続部は前記振動部の大略長さ方向、又は大略幅方向に設けられていて、前記長さ方向、又は前記幅方向はz″軸方向にあることを特徴とする水晶ユニットの製造方法。 - 水晶振動子と増幅器とコンデンサーと抵抗素子とを具えて構成される水晶発振器の製造方法で、
前記水晶振動子は輪郭モードで振動する輪郭水晶振動子で、前記輪郭水晶振動子を粒子法及び/又は化学的エッチング法により形成する工程と、
前記輪郭水晶振動子を収納するケース又は蓋の固定部にマウントする工程と、
マウントの後に周波数を調整する工程と、
ケースと蓋とを接合部材を介して接合する工程と、を有し、
前記輪郭水晶振動子を駆動する圧電定数e12の絶対値が0.123C/m2〜0.18C/m2の範囲内にあり、
前記輪郭水晶振動子の主振動の等価直列抵抗Rnが副振動の等価直列抵抗Rfより小さい輪郭水晶振動子を具えて前記水晶発振器は構成されると共に、
増幅回路と帰還回路とを具えて構成される前記水晶発振器の増幅回路の主振動の負性抵抗の絶対値|−RLn|と主振動の等価直列抵抗Rnとの比が増幅回路の副振動の負性抵抗の絶対値|−RLf|と副振動の等価直列抵抗Rfとの比より大きくなるように前記水晶発振器は構成されていて、
前記輪郭水晶振動子を具えて構成された前記水晶発振器の出力信号が主振動の発振周波数で、且つ、前記主振動は輪郭水晶振動子の基本波モード振動、又は高調波モード振動であることを特徴とする水晶発振器の製造方法。 - 輪郭水晶振動子の振動部には互いに極性の異なる電極が少なくとも1対対抗して配置されていることを特徴とする請求項13に記載の水晶発振器の製造方法。
- 輪郭水晶振動子の振動部は上面と下面と側面とを有し、前記振動部に溝が設けられ、前記溝とその溝に対抗して互いに極性の異なる電極が配置されていて、前記電極間の圧電定数e12の絶対値が0.123C/m2〜0.18C/m2の範囲内にあることを特徴とする請求項13、又は請求項14に記載の水晶発振器の製造方法。
- 輪郭モードで振動する輪郭水晶振動子は振動部と基部とを具えて構成され、前記基部に突出部が設けられ、前記突出部は水晶振動子を収納するユニットのケース、又は蓋に固定されていることを特徴とする請求項13から請求項15の何れかに記載の水晶発振器の製造方法。
- 輪郭モードで振動する輪郭水晶振動子は振動部と基部とを具えて構成され、前記基部の片側のみに複数個の振動部が設けられ、前記複数個の振動部の内の2個が基本波モードで、且つ、逆相で振動し、前記輪郭水晶振動子の主振動である基本波モード振動と副振動である2次高調波モード振動の周波数安定係数をそれぞれSnとSfとするとき、SnとSfがSn=rn/2Qn 2とSf=rf/2Qf 2で与えられ、Sn<Sfの関係を有することを特徴とする請求項13から請求項16の何れかに記載の水晶発振器の製造方法。
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