JP2004134995A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】オペレーションパネルを有する画像形成装置1であって、当該装置を利用するユーザを特定する特定データと、特定データの認証データとを、ユーザに入力させる画面を、オペレーションパネルに表示する入力画面表示手段と、ユーザによって入力された特定データと、その認証データとを基に、ユーザの認証を行うユーザ認証手段と、ユーザによって入力された特定データと、ユーザが特定データを入力した時間に係るデータとを基に、ユーザの当該装置の利用認証を行う利用認証手段とを有することにより上記課題を解決する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に係り、特に、オペレーションパネルを有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プリンタ、コピー、ファクシミリ及びスキャナなどの各装置の機能を1つの筐体内に収納した画像形成装置が知られるようになった。
【0003】
この画像形成装置は、1つの筐体内に表示部、印刷部及び撮像部などを設けると共に、プリンタ、コピー、ファクシミリ及びスキャナにそれぞれ対応する4種類のソフトウェアを設け、そのソフトウェアを切り替えることにより、プリンタ、コピー、ファクシミリ及びスキャナとして動作させるものである。
【0004】
このような画像形成装置は、会社のオフィス内などに設置され、オフィス内で働いている会社の社員や、派遣社員、アルバイトの人たちによって利用される。
【0005】
一方、オフィス内の管理者は、無制限に画像形成装置を利用されるのを防ぐために、画像形成装置の利用に必要な利用カードを、部署や、課ごとに設け、必要なときだけ、社員や派遣社員、アルバイトなどに、そのカードを使用させ、画像形成装置を利用させていた。
【0006】
また、管理者は、画像形成装置にカウンタなどを設け、画像形成装置を用いて行った画像の形成処理の回数などをカウントアップし、記録し、無制限に画像形成装置が利用されることを抑制していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の方法では、画像形成装置の利用コストの抑制などには役立つが、画像形成装置の不正利用を防止することは出来なかった。
【0008】
例えば、派遣社員が利用カードを用いて画像の形成を行った場合、それが正規の業務に関するものか、それとも不正に利用されたものなのかを判断することは困難であった。
【0009】
例えば、上述したように、利用カードは、一般的に個人に配布されることは少なく、社内の部や課などの単位で、1つの利用カードなどを使用する場合が多く、このような場合だと、特定の個人がどのくらい利用したかもわからない問題があった。
【0010】
まして、不正な画像形成装置の利用は、人目を避けるため、早朝や夜間や休日などに行われる可能性が高いが、利用カードを用いた管理の方法では、このような不正利用を防止することはできなかった。
【0011】
また、カウンタなども、結果としての利用回数はわかるものの、カウンタ情報からは、その利用が不正なものかどうか、また誰が利用したかを判断することは、出来なかった。
【0012】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、画像形成装置の不正利用を防止することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記問題を解決するため、本発明は、オペレーションパネルを有する画像形成装置であって、当該装置を利用するユーザを特定する特定データと、前記特定データの認証データとを、前記ユーザに入力させる画面を、前記オペレーションパネルに表示する入力画面表示手段と、前記ユーザによって入力された前記特定データと、その認証データとを基に、前記ユーザの認証を行うユーザ認証手段と、前記特定データと、前記ユーザが前記特定データを入力した時間に係るデータとを基に、前記ユーザの当該装置の利用認証を行う利用認証手段とを有することを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、画像形成装置の不正利用を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
【0016】
図1は、画像形成装置の一実施例のハードウェア構成図である。図1に示されるハードウェア構成は、それぞれバスBで相互に接続されている入力・表示装置61と、ドライブ装置62と、記録媒体63と、補助記憶装置64と、メモリ装置65と、演算処理装置66と、インターフェース装置67と、読み取り装置68と、印字装置69とから構成されている。
【0017】
入力・表示装置61は、オペレーションパネルなどで構成され、画像形成装置1に各種操作信号を入力するために用いられる。
【0018】
インターフェース装置67は、画像形成装置1をネットワークに接続するためのインターフェースである。
【0019】
ユーザの認証を行うユーザ認証アプリと、ユーザの利用認証を行う利用認証アプリと、画像及び文書の管理を行う画像及び文書管理アプリにそれぞれ対応するユーザ認証プログラム、利用認証プログラム、画像及び文書管理プログラムは、例えば、CD−ROMなどの記録媒体63によって画像形成装置1に提供されるか、ネットワークを通じてダウンロードされる。記録媒体63は、ドライブ装置62にセットされ、データや前記プログラムが記録媒体63からドライブ装置62を介して補助記憶装置64にインストールされる。
【0020】
補助記憶装置64は、画像形成に係る画像や文書などのデータや前記プログラムを格納すると共に、必要なファイルなどを格納する。メモリ装置65は、画像形成装置1の起動時に補助記憶装置64から前記プログラムを読み出して格納する。演算処理装置66は、メモリ装置65に読み出され、格納された前記プログラムに従って処理を実行する。
【0021】
読み取り装置68は、画像の形成に係る画像や文書などのデータを読み取る。印字装置69は、読取装置68において読み取った画像や文書などのデータを印字する。
【0022】
以下においては、ユーザ認証アプリ、利用認証アプリ、画像及び文書管理アプリが処理を行うものとして説明する。
【0023】
図2は、タッチパネル上に表示される画面を説明するための図(その1)である。
【0024】
例えば、ユーザが、画像形成装置1を用いて文書のコピーを行おうとして、所定の動作を行った場合(図示せず)、画像形成装置1のユーザ認証アプリは、タッチパネル上に、図2で示されるような画面を表示する。
【0025】
以下、説明の簡略化のため、画像形成装置1の一機能であるコピーを例にとって説明を行う。
【0026】
ユーザ認証アプリによって、タッチパネル上に図7に示す画面が表示されると、ユーザは、ログイン名と、パスワードとを所定の入力エリアに入力して、「OK」ボタンを押す。
【0027】
ユーザ認証アプリは、ユーザが入力したログイン名とパスワードとの組み合わせを取得する。
【0028】
ユーザ認証アプリは、取得したユーザ名を、検索キーとして、認証に係るデータが記述されている定義ファイル又は定義データベースから該当する該当するユーザ名を検索する。
【0029】
一方、利用認証アプリは、ユーザが「OK」ボタンを押した旨の情報を取得し、同時に該情報を取得した時間を画像形成装置1の所定の機能より取得する。
【0030】
図3に、認証に係るデータを説明するための図(その1)を示す。図3に示されるデータは、定義ファイルに記述されていてもよいし、また、データベースを構築し、データベースに格納されていてもよい。以下では、説明の簡略化のため、定義ファイルに記述されているものとする。
【0031】
定義ファイルには、図3に示すように、ユーザ名と、パスワードと、利用可能時間とが定義されている。
【0032】
ユーザ名には、画像形成装置1を利用するユーザを一意に識別する識別子が記述されている。
【0033】
パスワードには、ユーザを認証するパスワードが記述されている。
【0034】
利用可能時間には、ユーザが画像形成装置1を利用可能な時間帯が記述されている。
【0035】
上述したように、ユーザ認証アプリは、前記取得したユーザ名を検索キーとして、図3で示される定義ファイルを検索する。検索した結果、該当するユーザ名が存在しないか、又は、該当したユーザ名に対応するパスワードが、前記ユーザから入力されたパスワードと異なるものであった場合、ユーザ認証アプリは、タッチパネル上に、後述する図4で示されるようなエラー画面を表示する。
【0036】
図4は、タッチパネル上に表示される画面を説明するための図(その2)である。
【0037】
上述した如く、ユーザ認証アプリは、ユーザによって入力されたログイン名の認証を、パスワードを用いて行った結果、ログイン名及び/又はパスワードが不当なものであった場合、図4に示されるようなエラー画面をタッチパネル上に表示する。
【0038】
タッチパネル上の表示が、図4に示すようになった場合、画像形成装置1を利用するユーザは、「戻る」ボタンを押して、再び図2に示した画面に戻るか、又は「OK」ボタンを押して、処理を終了する。
【0039】
画像形成装置1にユーザ認証機能を設けることによって、画像形成装置1にログイン名や、パスワードを設定していないユーザの、画像形成装置1の利用を防止することができる。
【0040】
また、画像形成装置1にログインし、画像の形成処理を行っているユーザを特定することができる。
【0041】
また、ユーザを特定することができるため、カウンタ情報なども、ユーザ個々にカウントすることができ、ユーザ個別の使用量を管理することができる。
【0042】
また、ユーザ認証アプリは、図3に示される定義ファイルに、ユーザから入力されたユーザ名と、パスワードとの正しい組み合わせが存在すると、前記取得したユーザが入力したユーザ名の情報を、利用認証アプリに渡す。
【0043】
利用認証アプリは、ユーザ認証アプリより取得したユーザ名の情報を基に、前記取得した、ユーザが図2の「OK」ボタンを押した旨の情報を取得した時間と、定義ファイルに記述されている利用可能時間とを比較する。
【0044】
ユーザが図2の「OK」ボタンを押した旨の情報を取得した時間が、定義ファイルに記述されている利用可能時間以外の時間であった場合、利用認証アプリは、後述する図5で示されるような画面をタッチパネル上に表示する。
【0045】
一方、ユーザが図2の「OK」ボタンを押した旨の情報を取得した時間が、定義ファイルに記述されている利用可能時間内であった場合、利用認証アプリは、後述する図6で示されるような画面をタッチパネル上に表示する。
【0046】
図5は、タッチパネル上に表示される画面を説明するための図(その3)である。
【0047】
上述した如く、利用認証アプリは、図2の「OK」ボタンが押された旨の情報を取得した時間の情報と、定義ファイルに記述されている利用可能時間とを基に、ユーザ認証アプリで認証されたユーザの画像形成装置1の利用認証を行った結果、定義ファイルに予め定められた時間以外であった場合は、図5に示される画面を表示する。
【0048】
図5の斜線部分は、ボタン操作が不可能になっており、メッセージを表示する領域6−1では、時間外の利用のため、コピーできない旨の情報が表示されている。
【0049】
ユーザは、図5に表示されている「終了」ボタンを押して、処理を終了する。
【0050】
図3に示されるように、画像形成装置1に、ユーザごとの利用可能な時間を設定し、ユーザの利用認証機能を持たせることによって、画像形成装置1の利用できる時間を制限することができる。したがって、夜間など誰もいないときの、画像形成装置1の不正な利用を防止することができる。
【0051】
また、図3に示されるように、ユーザごとに、異なる時間を設定できるため、ユーザの立場(管理職、正社員、派遣んど)を考慮した、設定が可能となり、効果的な不正使用の防止を行うことが出来る。
【0052】
また、利用認証アプリは、図5に示される画面を、タッチパネル上に表示すると共に、ユーザ認証アプリで認証を行ったユーザのユーザ名や、該ユーザが画像形成装置1を操作した時間を、所定の記憶領域に記憶する。
【0053】
また、利用認証アプリは、予め所定の管理者ファイルなどに定められている画像形成装置1の管理者のメールアドレスに対し、前記記憶した情報を電子メールで送信する。
【0054】
なお、所定の管理者への電子メールの送信は、図5に示されるような画面がタッチパネル上に表示するたびに、表示すると同時に行ってもよいし、前記所定の記憶領域に記憶した情報を監視し、同じユーザが所定の回数連続して時間外に画像形成装置1を利用しようとしたときに行うようにしてもよい。
【0055】
画像形成装置1は、不正な利用を行うとすると、リアルタイムで管理者に対してメールを送信することができるため、画像形成装置1の不正な使用をすぐに把握することができる。
【0056】
図6は、タッチパネル上に表示される画面を説明するための図(その4)である。
【0057】
上述した如く、利用認証アプリは、図2の「OK」ボタンが押された旨の情報を取得した時間の情報と、定義ファイルに記述されている利用可能時間とを基に、ユーザ認証アプリで認証されたユーザの画像形成装置1の利用認証を行った結果、定義ファイルに予め定められた時間内の操作であった場合は、タッチパネル上に図6に示される画面を表示する。
【0058】
図5とは異なり、図6の画面では、メッセージを表示する領域6−1に、コピーが可能である旨の情報が表示されており、他のボタンも操作可能となっている。ユーザは、図6に示される画面のボタンなどを押して、コピーを行う。
【0059】
ユーザが、図6に示される「コピー」ボタンなどを押して、文書のコピーなどを行うと、画像及び文書管理アプリは、ユーザによって行われた上記コピーに用いられた文書を、所定の記憶領域に、ユーザごとに保存する。
【0060】
以下、画像及び文書管理アプリを用いて、各ユーザごとに蓄積した蓄積画像及び/又は蓄積文書を、各ユーザごとにサムネールでタッチパネル上の画面に表示する一例を、図7を用いて説明する。
【0061】
図7は、タッチパネル上に表示される画面を説明するための図(その5)である。
【0062】
上述したごとく、画像及び文書管理アプリは、ユーザによって行われた、画像の形成に用いられた画像及び/又は文書などを、所定の記憶領域に、ユーザごとに保存する。
【0063】
画像及び文書管理アプリは、ユーザ又は管理者によって、所定の操作(図示せず)が行われると、指定されたユーザの蓄積画像及び/又は蓄積文書を、前記所定の記憶領域から取得して、図7に示されるが如く、タッチパネル上にサムネールで表示する。
【0064】
予め定められた時間内にユーザが行った、画像の形成処理に用いられた画像や文書を、各ユーザごとにタッチパネル上に表示することが出来るため、ユーザの不正な利用を監視すると共に、ユーザによる不正な利用を抑止することができる。
【0065】
以下、図3を用いて説明した定義ファイルの他の例について図8を用いて説明する。
【0066】
図8は、認証に係るデータを説明するための図(その2)である。図8に示される定義ファイルは、ユーザ名と、パスワードと、利用可能日時とが記述されている。
【0067】
定義ファイルには、図3で示されるように、利用可能な時間だけではなく、図8に示すように、利用可能な日時を、定義してもよい。
【0068】
利用認証アプリは、図2で示される画面の「OK」ボタンが押された旨の情報を取得した日時の情報を、画像形成装置1の所定の機能より取得する。
【0069】
また、利用認証アプリは、ユーザ認証アプリより取得したユーザ名の情報を基に、前記取得した日時の情報と、定義ファイルに記述されている利用可能日時とを比較する。
【0070】
前記取得した日時の情報が、定義ファイルに記述されている利用可能日時以外の日時であった場合、利用認証アプリは、図5で示される画面をタッチパネル上に表示する。
【0071】
一方、前記取得した日時の情報が、定義ファイルに記述されている利用可能日時内であった場合、利用認証アプリは、図6で示される画面をタッチパネル上に表示する。
【0072】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、画像形成装置の不正利用を防止することができる。
【0073】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置の一実施例のハードウェア構成図である。
【図2】タッチパネル上に表示される画面を説明するための図(その1)である。
【図3】認証に係るデータを説明するための図(その1)である。
【図4】タッチパネル上に表示される画面を説明するための図(その2)である。
【図5】タッチパネル上に表示される画面を説明するための図(その3)である。
【図6】タッチパネル上に表示される画面を説明するための図(その4)である。
【図7】タッチパネル上に表示さえる画面を説明するための図(その5)である。
【図8】認証に係るデータを説明するための図(その2)である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
61 入力・表示装置
62 ドライブ装置
63 記憶媒体
64 補助記憶装置
65 メモリ装置
66 演算処理装置
67 インターフェース装置
68 読み取り装置
69 印字装置
Claims (5)
- オペレーションパネルを有する画像形成装置であって、
当該装置を利用するユーザを特定する特定データと、前記特定データの認証データとを、前記ユーザに入力させる画面を、前記オペレーションパネルに表示する入力画面表示手段と、
前記ユーザによって入力された前記特定データと、その認証データとを基に、前記ユーザの認証を行うユーザ認証手段と、
前記特定データと、前記ユーザが前記特定データを入力した時間に係るデータとを基に、前記ユーザの当該装置の利用認証を行う利用認証手段と
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記利用認証手段における利用認証結果を保存する認証結果保存手段を更に有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記利用認証手段における利用認証結果に基づいて、所定の管理者に電子メールを送信する電子メール送信手段を更に有することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
- 前記ユーザによる画像形成に係る画像及び/又は文書を、前記ユーザごとに蓄積する蓄積手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至3何れか一項記載の画像形成装置。
- 前記蓄積手段において蓄積された前記ユーザごとの蓄積画像及び/又は蓄積文書を、サムネールで表示する画面を、前記オペレーションパネルに表示するサムネール画面表示手段を更に有することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002296683A JP2004134995A (ja) | 2002-10-09 | 2002-10-09 | 画像形成装置 |
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-
2002
- 2002-10-09 JP JP2002296683A patent/JP2004134995A/ja active Pending
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