JP2004134858A - 放送受信装置及び番組検索装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】時間の経過とともにEPGに含まれる番組名が省略された場合であっても、確実に所望の番組を検索する。
【解決手段】放送受信装置1は、放送局から送出される放送電波に重畳されている文字信号を抽出し、この文字信号を収集してEPGを取得する。また、予め録画する番組を自動で検索するためのキーワードとなる番組名を登録させておき、取得したEPGからこのキーワードに対応する番組の番組名及び時間情報を取得して番組名記憶部14hに記憶する。そして、EPGが更新された場合、時間情報に基づいて該当する番組の番組名を取得し、番組名が省略された場合、EPG更新前の番組名と、EPG更新後の番組名を対応付けて、番組名記憶部14hに記憶する。
【選択図】 図2
【解決手段】放送受信装置1は、放送局から送出される放送電波に重畳されている文字信号を抽出し、この文字信号を収集してEPGを取得する。また、予め録画する番組を自動で検索するためのキーワードとなる番組名を登録させておき、取得したEPGからこのキーワードに対応する番組の番組名及び時間情報を取得して番組名記憶部14hに記憶する。そして、EPGが更新された場合、時間情報に基づいて該当する番組の番組名を取得し、番組名が省略された場合、EPG更新前の番組名と、EPG更新後の番組名を対応付けて、番組名記憶部14hに記憶する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子番組ガイド(EPG:Electrical Program Guide)を利用した放送受信装置及び番組検索装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、地上アナログ放送の放送電波に文字信号を重畳させ、放送する番組のジャンルや放送時間などに関する電子番組ガイド(EPG)を送信する技術が普及している。このEPGは、各家庭の受信機により取り出され、テレビ画面に番組表として表示させることにより、視聴者の好みに合わせた番組の検索を行うことができる。
【0003】
図5は、EPGをテレビ画面に表示させるためのGガイドシステム100のシステム構成を示す概略図である。図5に示すように、Gガイドシステム100は、送信側において、放送事業者により作成された番組案内情報を所定のファイル形式に変換し、圧縮、暗号化した後、テレビ電波のVBI(Vertical Blanking Interval:垂直帰線消去帰還)に文字信号を挿入して、各受信機に送信する。一方、受信側は、受信機により放送電波を受信してVBIから文字信号をデータとして取り出し、このデータを一旦メモリ等に格納した後、データの復号化、伸長を行って、上述した所定のファイルを取り出して、テレビ画面に番組表として表示させる。
【0004】
このようなGガイドシステム100から送信されるEPGは、例えば、2週間分程度の番組情報を含んでいるが、放送スケジュールは直前になって変更されることがあるため、送信側は所定時間毎にEPGのデータ更新を行う。したがって、受信側においても、送信側のEPGのデータ更新に応じて、取得したEPGのデータを更新する必要がある。例えば、ユーザからEPGの表示要求があった場合に、前回EPGを取得した日時と、現在の日時を比較して、所定時間が経過していた場合は、新たに放送電波からEPGを取得して、更新されたEPGをテレビ画面に表示させることにより、常に最新のEPGを表示可能な文字放送受信装置が知られている(特許文献1参照)。
【0005】
また、このように受信したEPGを利用してユーザが番組の検索を行い易くするための種々の技術が提案されている。例えば、現在受信中の放送番組の番組名と一致する番組名をEPGの中から検索し、番組名が一致する番組がある場合、この番組の受信予約を自動的に行う放送番組受信予約装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。或いは、録画予約を行う際に、予め番組名をキーワードとして登録しておき、受信したEPGの中に登録された番組名がある場合、この番組名と一致する番組の録画を予約することも可能である。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−50215号公報
【特許文献2】
特開2000−92400号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したGガイドシステム100から送信されるEPGは、2週間程度の番組情報を含むため、例えば、2週間前においては、番組名のみが決定されている場合、番組名のみがフルタイトルで表示されるが、放送日が近づくにつれて、サブタイトルや出演者等の情報を含むようになり、番組名が省略される場合がある。
【0008】
ここで、上述したように番組名をキーワードとして、番組を検索して放送の受信予約や録画予約を行っている場合、放送日が近づくにつれて更新されるEPGに含まれる番組名が省略されていくと、該当する番組を確実に検出できないという問題が生じていた。これにより、ユーザは、見たい番組を見逃してしまったり、番組の録画を行えない場合があった。或いは、例えば、番組名がフルタイトルで表示される2週間前の情報に基づいて録画予約を行うと、放送スケジュールの変更に対応できず、登録されたキーワードと全く関係のない番組が録画されてしまい、無駄が生じるという問題もあった。
【0009】
本発明の課題は、時間の経過とともにEPGに含まれる番組名が省略された場合であっても、確実に所望の番組を検索することができる放送受信装置及び番組検索装置を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、例えば図1から図3に示すように、放送局から送出される放送電波に重畳された電子番組ガイドを抽出する抽出手段(例えば、図1に示すEPG抽出部)と、前記抽出された電子番組ガイドを記憶する電子番組ガイド記憶手段(例えば、図2に示すEPG記憶部13d)と、所定時間毎に前記抽出手段に電子番組ガイドを抽出させて前記電子番組ガイド記憶手段に記憶された電子番組ガイドを更新する更新制御手段(例えば、図4のステップS6に示す処理を行うCPU14a)と、指定された番組名をキーワードとして前記電子番組ガイドからキーワードに対応する番組を検索する検索手段(例えば、図4のステップS2に示す処理を行うCPU14a)と、前記検索手段により検索された番組の録画予約を行う録画予約手段(例えば、図4のステップS14に示す処理を行うCPU14a)と、を備える放送受信装置において、
前記検索手段により検索された番組の時間情報を取得する時間情報取得手段(例えば、図4のステップS4に示す処理を行うCPU14a)と、
前記更新手段により更新される前の電子番組ガイド及び更新された後の電子番組ガイドから前記検索手段により検索された番組に対応する番組の番組名を取得する取得手段(例えば、図4のステップS4に示す処理を行うCPU14a)と、
更新前の電子番組ガイドから取得された番組名と、更新後の電子番組ガイドから取得された番組名とを比較して、当該更新後の番組名が一致するか否か及び省略されたか否かを判別する判別手段(例えば、図4のステップS8に示す処理を行うCPU14aと、
前記判別手段により、前記更新後の番組名が省略されたと判別された場合に、当該更新後の番組名を更新前の番組名に対応付けて記憶する番組名記憶手段(例えば、図2に示す番組名記憶部14h)と、を備え、
前記取得手段は、前記時間情報に基づいて前記検索手段により検索された番組に対応する番組の番組名を取得し、
前記判別手段は、更新前の番組名を前記番組名記憶手段から取得し、更新後の番組名を前記取得手段から取得して比較を行い、
前記録画予約手段は、前記判別手段において前記更新後の番組名が省略されたと判別された場合に、前記検索手段により検索された番組の録画予約を行い、前記判別手段において更新後の番組名が一致及び省略されていないと判別された場合に、録画予約を行わないことを特徴とする。
【0011】
請求項1記載の発明によれば、指定された番組名をキーワードとして検索し、検索された番組の時間情報を取得して、電子番組ガイドが更新される毎に、この時間情報に基づいて、当該番組の番組名が省略されたか否かを判別し、番組名が省略された場合は、省略された番組名を記憶することにより、番組名が省略された場合であっても、当該番組が検索された番組であることを認識することができるため、確実に所望する番組の録画予約を行うことができる。また、時間情報に基づいて検索された番組の番組名を取得し、この番組名が指定された番組名と一致しない場合、又は指定された番組名が省略されたものでない場合、番組が変更になったと判別して、録画予約を行わないため、放送スケジュールの変更に対応することができ、不要な番組を録画してしまうことがない。
【0012】
請求項2記載の発明は、例えば図1から図3に示すように、放送局から送出される放送電波に重畳された番組案内情報を抽出する抽出手段と、前記抽出された番組案内情報を記憶する番組案内情報記憶手段(例えば、図2に示すEPG記憶部13d)と、所定時間毎に前記抽出手段に番組案内情報を抽出させて前記番組案内情報記憶手段に記憶された番組案内情報を更新する更新制御手段(例えば、図4のステップS6に示す処理を行うCPU14a)と、指定された番組名をキーワードとして前記番組案内情報からキーワードに対応する番組を検索する検索手段(例えば、図4のステップS2に示す処理を行うCPU14a)と、を備える放送受信装置において、
前記更新手段により更新される前の番組案内情報及び更新された後の番組案内情報から前記検索手段により検索された番組に対応する番組の番組名を取得する取得手段(例えば、図4のステップS4に示す処理を行うCPU14a)と、
更新前の番組案内情報から取得された番組名と、更新後の番組案内情報から取得された番組名とを比較して、当該更新後の番組名が省略されたか否かを判別する判別手段(例えば、図4のステップS8に示す処理を行うCPU14a)と、
前記判別手段により、前記更新後の番組名が省略されたと判別された場合に、当該更新後の番組名を更新前の番組名に対応付けて記憶する番組名記憶手段(例えば、図2に示す番組名記憶部14h)と、
を備えることを特徴とする。
【0013】
請求項2記載の発明によれば、番組案内情報が更新された際に、指定された番組名をキーワードとして検索された番組の番組名が省略された場合であっても、省略された番組名を省略される前の番組名と対応付けて記憶するため、番組の同一性を確認することができる。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、例えば図1から図3に示すように、
前記検索手段により検索された番組の時間情報を取得する時間情報取得手段(例えば、図4のステップS4に示す処理を行うCPU14a)を備え、
前記取得手段は、前記時間情報に基づいて前記検索手段により検索された番組に対応する番組の番組名を取得することを特徴とする。
【0015】
請求項3記載の発明によれば、時間情報に基づいて検索された番組に対応する番組を検索することができ、確実に検索された番組に対応する番組の番組名を取得することができる。
【0016】
請求項4記載の発明によれば、請求項2記載の発明によれば、
前記判別手段は、更新前の番組名を前記番組名記憶手段から取得し、更新後の番組名を前記取得手段から取得して、比較を行うことを特徴とする。
【0017】
請求項4記載の発明によれば、更新前の番組名を番組名記憶手段に記憶しておくため、容易に更新前の番組名を取得して、更新後の番組名と比較することができる。
【0018】
請求項5記載の発明は、請求項2記載の発明において、
前記判別手段において前記更新後の番組名が省略されたと判別された場合に、前記検索手段により検索された番組の録画予約を行う録画予約手段(例えば、図4のステップS14に示す処理を行うCPU14a)を備えることを特徴とする。
【0019】
請求項5記載の発明によれば、指定された番組名をキーワードとして検索された番組名が省略された場合であっても、確実に録画予約を行うことができる。
【0020】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、
前記判別手段は、前記取得手段に取得された更新前の番組名と、更新後の番組名とを比較して、番組名が一致又は省略されているか否かを判別し、
前記録画予約手段は、前記更新前の番組名と更新後の番組名とが一致又は省略されていないと判別された場合に、録画予約を行わないことを特徴とする。
【0021】
請求項6記載の発明によれば、指定された番組名をキーワードとして検索された番組の放送スケジュールに変更があった場合、録画予約を行わないため、不要な番組を録画することなく、記録媒体や電気代の無駄を省くことができる。
【0022】
請求項7記載の発明は、請求項2記載の発明において、
前記番組案内情報は、電子番組ガイドであることを特徴とする。
【0023】
請求項7記載の発明によれば、例えば、既存のGガイドシステムにより提供される電子番組ガイドを利用することができるため、初期投資費用等のコストを押さえることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図4を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0025】
まず、本実施の形態の構成を説明する。
図1は、本実施の形態における放送受信装置1の機能的構成を示すブロック図である。なお、図1は、本発明に必要な構成のみを示し、説明に不要なその他の構成部分は省略している。図1に示すように、放送受信装置1は、受信部10、音声検波回路11、映像検波回路12、EPG抽出部13、制御部14、スピーカ15、モニタ16、受光部17、リモコン18等を備えて構成されている。また、放送受信装置1は、録画予約された番組の記録を行うための外部機器20に接続されている。
【0026】
受信部10は、アンテナ10aを備え、放送局から送られてくる放送電波(例えば、地上波アナログ放送電波)をアンテナ10aにより受信し、その中から所望の放送番組を選局して受信するチューナとしての機能を有している。受信部10は、受信した放送電波のうち映像信号及び音声信号を抽出して、映像信号及び音声信号をそれぞれ映像検波回路18及び音声検波回路19に出力する。また、受信部10は、放送電波に重畳された文字信号を抽出するためのEPG抽出部13に放送電波を出力する。
【0027】
音声検波回路11は、受信部10から入力された映像信号及び音声信号のうち音声信号を検波して、この音声信号を増幅回路(図示せず)により増幅してスピーカ15に出力する。
【0028】
映像検波回路12は、受信部10から入力された映像信号及び音声信号のうち映像信号を検波して、この映像信号を増幅回路(図示せず)により増幅してモニタ16に出力する。
【0029】
EPG抽出部13は、放送電波に重畳して送出される文字信号を抽出して、EPGを取得する。ここで、EPGには、番組の番組名、放送日、番組開始時間、番組終了時間、予約コード、チャンネル、ジャンル等の情報が2週間分程度含まれており、これらの情報がEPG記憶部13dに記憶される。また、予約コードは、例えば、所定の規格に即したGコード等のコード番号により構成され、録画予約をする場合に必要な放送日、番組開始時間、番組終了時間、チャンネルの4つの情報を圧縮コーディング技術により最大8桁の数字に置き換えたコード番号を記録録画機器に入力するにより録画予約を可能にするものである。
【0030】
制御部14は、リモコン18から送出された選局操作や予約操作等が受光部17を介して入力されると、システムプログラムや制御プログラムに従って放送受信装置1の各部を駆動制御する。
【0031】
図2を参照してEPG抽出部13及び制御部14について詳細に説明する。図2は、EPG抽出部13及び制御部14の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、EPG抽出部13は、データ取込回路13a、バッファメモリ13b、ページメモリ13c、出力IF13e等を備えて構成され、制御部14は、CPU(Central Processing Unit)14a、ROM(Read Only Memory)14b、RAM(Random Access Memory)14c、日時データ抽出回路14d、入力IF(インターフェイス)14e、外部機器制御回路14f、ページメモリ13c、予約メモリ14i等を備えて構成され、各部はバス14jにより接続されている。
【0032】
CPU14aは、ROM14bに記憶される制御プログラム及びRAM14cに記憶される制御データにより動作するものである。CPU14aは、データ取込回路13aにおける文字信号のタイミング制御及びデータ取込回路13aからバッファメモリ13bへのデータ転送を制御する。また、CPU14aは、バッファメモリ13bに一時的に記憶させた文字データをページ単位でページメモリ13cに転送して、取得したEPGをEPG記憶部13dに記憶させる。
【0033】
CPU14aは、後述する時刻データ抽出回路14dにより、上述したEPGの更新日時を取得させて、EPGに対応付けて更新日時をEPG記憶部13dに記憶させる。これにより、CPU14aは、EPGの更新日時と現在の日時とを比較し、所定時間が経過している場合、EPG抽出部13を制御して新たなEPGを取得させることにより、所定時間毎にEPG記憶部13dに記憶させたEPGを更新することができる。
【0034】
また、CPU14aは、リモコン18から番組表の表示指示が入力されると、ページメモリ13c内のEPG記憶部13dからEPGを取得して、出力IF13eからEPGを出力して、モニタ16に番組表を表示させる。この際、CPU14aは、映像検波回路12と、EPG抽出部13に設けられている切替回路19a,19bのON/OFFを制御して、番組表をモニタ16に表示させる場合は、EPG抽出部13のスイッチをONにしてEPGを出力させる。
【0035】
さらに、CPU14aは、後述する自動録画予約処理(図3参照)を実行する。この自動録画予約処理を実行するに際して、CPU14aは、リモコン18から自動録画予約を行うためのキーワードとなる番組名を登録する指示が入力されると、入力された番組名を番組名記憶部14hに記憶させて、キーワードの登録を行う。また、CPU14aは、番組名記憶部14hにキーワードとして登録されている番組名を取得して、EPG記憶部13dに記憶されているEPGの中から該当する番組名と一致する番組名があるか否かを判別する。
【0036】
EPGの中に該当する番組名がある場合、CPU14aは、当該番組の放送日、番組開始時間、番組終了時間、チャンネル等を含む時間情報を取得して、番組名記憶部14hに当該番組名とともに記憶させる(図3(a)参照)。また、CPU14aは、時間情報に基づいて、この番組が次回のEPG更新よりも前に放送されるか否かを判別し、番組が次回のEPG更新よりも前に放送される場合、EPGからこの番組の予約コードを取得して、予約メモリ14iに記憶させる。また、番組の放送日、番組開始時間、番組終了時間、予約コード等を予約番組データ記憶部14gに記憶させ、番組の録画予約を行う。
【0037】
一方、この番組が次回のEPG更新よりも後に放送される場合、CPU14aは、EPG記憶部13dに記憶されている前回のEPGの更新日時と現在の日時とを比較して、EPGの更新時間になった場合、EPG抽出部13を制御して新たなEPGを取得する。EPGの更新が行われると、CPU14aは、番組名記憶部14hに記憶された時間情報を取得し、更新されたEPGからこの時間情報に該当する番組の番組名を取得する。そして、CPU14aは、更新されたEPGから取得した番組名と、番組名記憶部14hに記憶されている更新前のEPGから取得した番組名とを比較して、番組名が一致又は省略されているか否かを判別する。
【0038】
EPG更新前の番組名と、EPG更新後の番組名が一致する場合、CPU14は、番組名記憶部14hの更新を行わず、EPG更新前の番組名と、EPG更新後の番組名が類似(一部が一致)する場合、CPU14aは、番組名が省略されたと判別して、EPG更新前の番組名及びEPG更新後の番組名を番組名記憶部14hに記憶させる(図3(b),(c)参照)。また、EPG更新前の番組名と、EPG更新後の番組名が異なる場合、CPU14aは、番組の放送スケジュールが変更されたと判断して、キーワードとして予め登録されている番組名を除く各情報を番組名記憶部14hから消去する(図3(d)参照)。
【0039】
そして、CPU14aは、番組名記憶部14hに記憶されている番組の放送時間が次回のEPG更新の前になった場合、EPGから当該番組の予約コードを取得して予約メモリ14iに記憶させるとともに、番組の放送日、番組開始時間、番組終了時間、チャンネル等を予約番組データ記憶部14hに記憶させて、番組の録画予約を行う。
【0040】
データ取込回路13aは、受信部10から入力された映像データに重畳された文字信号を抽出して、この文字信号に対して同期再生及び誤り訂正を行った後、バッファメモリ13bに一時的に記憶する。バッファメモリ13bは、CPU14aの制御に応じて、蓄積された文字データをページ単位にてページメモリ13cに出力する。
【0041】
ページメモリ13cには、EPG記憶部13d、予約番組データ記憶部14g、番組名記憶部14hが設けられている。EPG記憶部13dは、バッファメモリ13bからページ単位で転送されるEPGを記憶するものであり、CPU14aの制御により所定時間毎にEPGを更新して記憶する。また、EPG記憶部13dは、EPGに対応付けてEPGが記憶された日時データ、すなわちEPGの更新日時を記憶している。予約番組データ記憶部14gは、CPU14aにより実行される自動録画予約処理により録画予約された番組の番組名、放送日、番組開始時間、番組終了時間、チャンネル等を記憶するものである。
【0042】
番組名記憶部14hは、予めユーザによりキーワードとして登録された番組名を記憶している。また、番組名記憶部14hは、CPU14aにより実行される自動録画予約処理において、登録された番組名に対応する番組の時間情報を当該番組名に対応付けて記憶する。さらに、番組名記憶部14hは、登録された番組名に対応する番組の番組名がEPGにおいて省略された場合に、この省略された番組名を省略される前の番組名に対応付けて記憶する。
【0043】
図3を参照して、番組名記憶部14hのデータ構成について詳細に説明する。図3は、番組名記憶部14hに記憶される番組名が更新される過程の一例を示す図である。図3(a)に示すように、番組名記憶部14hには、予めキーワードとして登録されている番組名「ABCDE」が記憶されている。また、EPGから登録されている番組名に対応する番組が検索された場合、メモリ1には、EPGから取得された番組名「ABCDE」が記憶され、時間情報には、この番組名に対応する番組の放送日、番組開始時間、番組終了時間、チャンネルが記憶される。
【0044】
また、EPGが更新され、番組名が省略されると、図3(b)に示すように、メモリ1には、EPG更新前に取得された番組名「ABCDE」が記憶され、メモリ2には、EPG更新後に省略された番組名「ABCD」が記憶される。さらに、EPGが更新され、番組名が省略されると、メモリ1には、EPG更新前の番組名、すなわちメモリ2に記憶されていた番組名「ABCD」が記憶され、メモリ2には、EPG更新後に省略された番組名「ABC」が記憶される。このように、番組名記憶部14hは、EPGが更新される毎に番組名が省略された場合、EPG更新前に取得された番組名と、EPG更新後に取得された番組名とを、登録された番組名及び時間情報に対応付けて記憶する。
【0045】
また、CPU14aにより、登録された番組名に対応する放送にスケジュール変更があったと判断された場合、図3(d)に示すように、登録された番組名を除く各情報を消去し、改めて、登録された番組名に基づいて、EPGから検索が行われる。これにより、EPGが更新される毎に番組名が徐々に省略された場合であっても、番組名が省略される過程を記憶しておくことにより、ユーザによりキーワードとして登録された番組名に該当する番組を確実に検出することができる。
【0046】
日時データ抽出回路14dは、EPG記憶部13dにEPGを記憶した日時データを取得して、EPGと対応付けて当該日時データをEPG記憶部13dに記憶させる。また、日時データ抽出回路14dは、予約メモリ14hから読み出される予約コードから日時データを算出し、ページメモリ13cの予約番組データ記憶部14gに放送日、番組開始時間、番組終了時間として記憶させる。これにより、CPU14aは、この日時データと、現在の日時データとを比較演算し、比較結果に応じて録画を開始させる制御信号を外部機器20に出力する。
【0047】
入力IF14eは、受光部17を介して入力される操作指示、録画予約指示等を、CPU14aに出力する。
【0048】
外部機器制御回路14fは、CPU14aから出力される外部機器20の機種に応じた制御コードにより、外部機器20を駆動制御する。これにより、放送受信装置1において録画予約された番組の録画を、外部機器20にて行うことができる。
【0049】
予約メモリ14hは、上述した録画予約処理において、選択された番組の予約コードを記憶する。
【0050】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
動作説明の前提として、以下のフローチャートに記述されている各処理を実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形態でROM14bに格納されており、CPU14aは、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0051】
図4は、CPU14aにより実行される自動録画予約処理を示すフローチャートである。図4に示すように、CPU14aは、リモコン18から録画する番組を自動で検索するためのキーワードとなる番組名を登録する指示が入力されると、入力された番組名をキーワードとして番組名記憶部14hに記憶させて、キーワードの登録を行う(ステップS1)。次いで、CPU14aは、登録されたキーワードに一致する番組名をEPG記憶部13dに記憶されたEPGから検索して(ステップS2)、キーワードと一致する番組名があるか否かを判別する(ステップS3)。
【0052】
ここで、EPGの中にキーワードに一致する番組名がある場合(ステップS3;YES)、CPU14aは、この番組名を取得して番組名記憶部14hのメモリ1に記憶させるとともに、番組名が一致した番組の放送日、番組開始時間、番組終了時間、チャンネルを時間情報として取得し、番組名記憶部14hの所定の領域に記憶させる(ステップS4)。次いで、CPU14aは、時間情報に基づいて番組の放送時間が次回のEPG更新の後であるか否かを判別する(ステップS5)。
【0053】
番組の放送時間が次回のEPG更新の前である場合(ステップS5;NO)、CPU14aは、EPGから番組の予約コードを取得して予約メモリ14iに記憶させるとともに、番組の放送日、番組開始時間、番組終了時間、チャンネル等を予約番組データ記憶部14gに記憶させて、番組の録画予約を行い(ステップS14)、本自動録画予約処理を終了する。
【0054】
一方、番組の放送時間が次回のEPG更新の後である場合(ステップS5;YES)、CPU14aは、EPGの更新を行い(ステップS6)、更新したEPGから時間情報に対応する番組の番組名を取得する(ステップS7)。次いで、取得した番組名がメモリ1に記憶されている番組名と一致しているか否かを判別し(ステップS8)、番組名が一致している場合(ステップS8;YES)、CPU14aは、番組名の省略が行われていないと判断して、番組名記憶部14hの更新を行わずに、ステップS5に移行する。
【0055】
一方、取得した番組名とメモリ1に記憶されている番組名が一致していない場合(ステップS8;NO)、CPU14aは、番組名が省略されているか否かを判別し(ステップS9)、番組名が省略されている場合(ステップS9;YES)、EPG更新前の番組名、すなわちメモリ2に記憶されている番組名をメモリ1に記憶させ、EPG更新後の番組名、すなわち省略された番組名をメモリ2に記憶させる(ステップS10)。そして、CPU14aは、ステップS5に移行して、上述した処理を繰り返して実行する。
【0056】
さらに、取得した番組名がメモリ1の番組名と一致せず、省略もされていない場合(ステップS9;NO)、CPU14aは、番組の放送スケジュールに変更があったと判断して、メモリ1、メモリ2、時間情報を消去して(ステップS15)、ステップS2に移行し、改めてEPGからキーワードの検索を行う。
【0057】
以上のように、本実施の形態の放送受信装置1によれば、放送局から送出される放送電波に重畳されている文字信号を抽出し、この文字信号を収集してEPGを取得する。また、予め録画する番組を自動で検索するためのキーワードとなる番組名を登録させておき、取得したEPGからこのキーワードに対応する番組の番組名及び時間情報を取得して番組名記憶部14hに記憶する。そして、EPGが更新された場合、時間情報に基づいて該当する番組の番組名を取得し、番組名が省略された場合、EPG更新前の番組名と、EPG更新後の番組名を対応付けて、番組名記憶部14hに記憶させることにより、キーワードに対応する番組の番組名が省略された場合でも、番組名が省略された過程を明らかにして、所望する番組を確実に検索して録画予約を行う。
【0058】
これにより、ユーザは、所望する番組の番組名をキーワードとして登録するだけで、EPGに含まれる番組名が省略された場合であっても、所望する番組を確実に録画することができる。また、例えば、番組名が省略されることを想定して予め省略された番組名を登録することにより、所望する番組を確実に検索できなかったり、所望する以外の番組が検索されてしまうことがない。また、放送スケジュールの変更に対応することができるため、不必要な番組が録画されることがなく、ビデオテープ等の記録媒体や電気代の無駄を省くことができる。
【0059】
なお、上述した本実施の形態における記述は、本発明にかかる好適な放送受信装置及び番組検索装置の一例であり、これに限定されるものではない。
【0060】
例えば、本実施の形態の放送受信装置1は、キーワードに基づいて、番組の検索を行い、検索された番組の放送スケジュールに変更がない場合、録画予約を行う構成としたが、これに限らず、検索された番組の放送受信予約を行う構成であっても良い。すなわち、登録された番組名をキーワードとして、ユーザの所望する番組を検索可能な構成とすれば良く、種々の機器に本発明を適用可能である。
【0061】
また、本実施の形態においては、キーワードとして登録する番組名をリモコン18から入力する構成として説明を行ったが、例えば、リモコン18とは別体に構成される入力装置を備え、当該入力装置からキーワードとなる番組名を入力する構成であっても良い。さらに、放送受信装置1は、外部機器制御回路14fを備え、放送受信装置1に接続された外部機器20により、番組の録画が行われる構成としたが、例えば、放送受信装置1に大容量のハードディスク装置を備え、このハードディスク装置に番組を録画する構成であっても良い。
【0062】
その他、本実施の形態における放送受信装置1の構成部分の細部構成、及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、指定された番組名をキーワードとして検索し、検索された番組の時間情報を取得して、電子番組ガイドが更新される毎に、この時間情報に基づいて、当該番組の番組名が省略されたか否かを判別し、番組名が省略された場合は、省略された番組名を記憶することにより、番組名が省略された場合であっても、当該番組が検索された番組であることを認識することができるため、確実に所望する番組の録画予約を行うことができる。また、時間情報に基づいて検索された番組の番組名を取得し、この番組名が指定された番組名と一致しない場合、又は指定された番組名が省略されたものでない場合、番組が変更になったと判別して、録画予約を行わないため、放送スケジュールの変更に対応することができ、不要な番組を録画してしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態における放送受信装置1の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すEPG抽出部13及び制御部14の機能的構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示す番組名記憶部14hのデータ構成例を示す図である。
【図4】図2に示すCPU14aにより実行される録画予約処理を示すフローチャートである。
【図5】従来のGガイドシステムの概念図を示す図である。
【符号の説明】
1 放送受信装置
10 受信部
10a アンテナ
11 音声検波回路
12 映像検波回路
13 EPG抽出部
13a データ取込回路
13b バッファメモリ
13c ページメモリ
13d EPG記憶部
13e 出力IF
14 制御部
14a CPU
14b ROM
14c RAM
14d 日時データ抽出回路
14e 入力IF
14f 外部機器制御回路
14g 予約番組データ記憶部
14h 番組名記憶部
14i 予約メモリ
14j バス
15 スピーカ
16 モニタ
17 受光部
18 リモコン
19a,b 切替回路
20 外部機器
100 Gガイドシステム
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子番組ガイド(EPG:Electrical Program Guide)を利用した放送受信装置及び番組検索装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、地上アナログ放送の放送電波に文字信号を重畳させ、放送する番組のジャンルや放送時間などに関する電子番組ガイド(EPG)を送信する技術が普及している。このEPGは、各家庭の受信機により取り出され、テレビ画面に番組表として表示させることにより、視聴者の好みに合わせた番組の検索を行うことができる。
【0003】
図5は、EPGをテレビ画面に表示させるためのGガイドシステム100のシステム構成を示す概略図である。図5に示すように、Gガイドシステム100は、送信側において、放送事業者により作成された番組案内情報を所定のファイル形式に変換し、圧縮、暗号化した後、テレビ電波のVBI(Vertical Blanking Interval:垂直帰線消去帰還)に文字信号を挿入して、各受信機に送信する。一方、受信側は、受信機により放送電波を受信してVBIから文字信号をデータとして取り出し、このデータを一旦メモリ等に格納した後、データの復号化、伸長を行って、上述した所定のファイルを取り出して、テレビ画面に番組表として表示させる。
【0004】
このようなGガイドシステム100から送信されるEPGは、例えば、2週間分程度の番組情報を含んでいるが、放送スケジュールは直前になって変更されることがあるため、送信側は所定時間毎にEPGのデータ更新を行う。したがって、受信側においても、送信側のEPGのデータ更新に応じて、取得したEPGのデータを更新する必要がある。例えば、ユーザからEPGの表示要求があった場合に、前回EPGを取得した日時と、現在の日時を比較して、所定時間が経過していた場合は、新たに放送電波からEPGを取得して、更新されたEPGをテレビ画面に表示させることにより、常に最新のEPGを表示可能な文字放送受信装置が知られている(特許文献1参照)。
【0005】
また、このように受信したEPGを利用してユーザが番組の検索を行い易くするための種々の技術が提案されている。例えば、現在受信中の放送番組の番組名と一致する番組名をEPGの中から検索し、番組名が一致する番組がある場合、この番組の受信予約を自動的に行う放送番組受信予約装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。或いは、録画予約を行う際に、予め番組名をキーワードとして登録しておき、受信したEPGの中に登録された番組名がある場合、この番組名と一致する番組の録画を予約することも可能である。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−50215号公報
【特許文献2】
特開2000−92400号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したGガイドシステム100から送信されるEPGは、2週間程度の番組情報を含むため、例えば、2週間前においては、番組名のみが決定されている場合、番組名のみがフルタイトルで表示されるが、放送日が近づくにつれて、サブタイトルや出演者等の情報を含むようになり、番組名が省略される場合がある。
【0008】
ここで、上述したように番組名をキーワードとして、番組を検索して放送の受信予約や録画予約を行っている場合、放送日が近づくにつれて更新されるEPGに含まれる番組名が省略されていくと、該当する番組を確実に検出できないという問題が生じていた。これにより、ユーザは、見たい番組を見逃してしまったり、番組の録画を行えない場合があった。或いは、例えば、番組名がフルタイトルで表示される2週間前の情報に基づいて録画予約を行うと、放送スケジュールの変更に対応できず、登録されたキーワードと全く関係のない番組が録画されてしまい、無駄が生じるという問題もあった。
【0009】
本発明の課題は、時間の経過とともにEPGに含まれる番組名が省略された場合であっても、確実に所望の番組を検索することができる放送受信装置及び番組検索装置を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、例えば図1から図3に示すように、放送局から送出される放送電波に重畳された電子番組ガイドを抽出する抽出手段(例えば、図1に示すEPG抽出部)と、前記抽出された電子番組ガイドを記憶する電子番組ガイド記憶手段(例えば、図2に示すEPG記憶部13d)と、所定時間毎に前記抽出手段に電子番組ガイドを抽出させて前記電子番組ガイド記憶手段に記憶された電子番組ガイドを更新する更新制御手段(例えば、図4のステップS6に示す処理を行うCPU14a)と、指定された番組名をキーワードとして前記電子番組ガイドからキーワードに対応する番組を検索する検索手段(例えば、図4のステップS2に示す処理を行うCPU14a)と、前記検索手段により検索された番組の録画予約を行う録画予約手段(例えば、図4のステップS14に示す処理を行うCPU14a)と、を備える放送受信装置において、
前記検索手段により検索された番組の時間情報を取得する時間情報取得手段(例えば、図4のステップS4に示す処理を行うCPU14a)と、
前記更新手段により更新される前の電子番組ガイド及び更新された後の電子番組ガイドから前記検索手段により検索された番組に対応する番組の番組名を取得する取得手段(例えば、図4のステップS4に示す処理を行うCPU14a)と、
更新前の電子番組ガイドから取得された番組名と、更新後の電子番組ガイドから取得された番組名とを比較して、当該更新後の番組名が一致するか否か及び省略されたか否かを判別する判別手段(例えば、図4のステップS8に示す処理を行うCPU14aと、
前記判別手段により、前記更新後の番組名が省略されたと判別された場合に、当該更新後の番組名を更新前の番組名に対応付けて記憶する番組名記憶手段(例えば、図2に示す番組名記憶部14h)と、を備え、
前記取得手段は、前記時間情報に基づいて前記検索手段により検索された番組に対応する番組の番組名を取得し、
前記判別手段は、更新前の番組名を前記番組名記憶手段から取得し、更新後の番組名を前記取得手段から取得して比較を行い、
前記録画予約手段は、前記判別手段において前記更新後の番組名が省略されたと判別された場合に、前記検索手段により検索された番組の録画予約を行い、前記判別手段において更新後の番組名が一致及び省略されていないと判別された場合に、録画予約を行わないことを特徴とする。
【0011】
請求項1記載の発明によれば、指定された番組名をキーワードとして検索し、検索された番組の時間情報を取得して、電子番組ガイドが更新される毎に、この時間情報に基づいて、当該番組の番組名が省略されたか否かを判別し、番組名が省略された場合は、省略された番組名を記憶することにより、番組名が省略された場合であっても、当該番組が検索された番組であることを認識することができるため、確実に所望する番組の録画予約を行うことができる。また、時間情報に基づいて検索された番組の番組名を取得し、この番組名が指定された番組名と一致しない場合、又は指定された番組名が省略されたものでない場合、番組が変更になったと判別して、録画予約を行わないため、放送スケジュールの変更に対応することができ、不要な番組を録画してしまうことがない。
【0012】
請求項2記載の発明は、例えば図1から図3に示すように、放送局から送出される放送電波に重畳された番組案内情報を抽出する抽出手段と、前記抽出された番組案内情報を記憶する番組案内情報記憶手段(例えば、図2に示すEPG記憶部13d)と、所定時間毎に前記抽出手段に番組案内情報を抽出させて前記番組案内情報記憶手段に記憶された番組案内情報を更新する更新制御手段(例えば、図4のステップS6に示す処理を行うCPU14a)と、指定された番組名をキーワードとして前記番組案内情報からキーワードに対応する番組を検索する検索手段(例えば、図4のステップS2に示す処理を行うCPU14a)と、を備える放送受信装置において、
前記更新手段により更新される前の番組案内情報及び更新された後の番組案内情報から前記検索手段により検索された番組に対応する番組の番組名を取得する取得手段(例えば、図4のステップS4に示す処理を行うCPU14a)と、
更新前の番組案内情報から取得された番組名と、更新後の番組案内情報から取得された番組名とを比較して、当該更新後の番組名が省略されたか否かを判別する判別手段(例えば、図4のステップS8に示す処理を行うCPU14a)と、
前記判別手段により、前記更新後の番組名が省略されたと判別された場合に、当該更新後の番組名を更新前の番組名に対応付けて記憶する番組名記憶手段(例えば、図2に示す番組名記憶部14h)と、
を備えることを特徴とする。
【0013】
請求項2記載の発明によれば、番組案内情報が更新された際に、指定された番組名をキーワードとして検索された番組の番組名が省略された場合であっても、省略された番組名を省略される前の番組名と対応付けて記憶するため、番組の同一性を確認することができる。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、例えば図1から図3に示すように、
前記検索手段により検索された番組の時間情報を取得する時間情報取得手段(例えば、図4のステップS4に示す処理を行うCPU14a)を備え、
前記取得手段は、前記時間情報に基づいて前記検索手段により検索された番組に対応する番組の番組名を取得することを特徴とする。
【0015】
請求項3記載の発明によれば、時間情報に基づいて検索された番組に対応する番組を検索することができ、確実に検索された番組に対応する番組の番組名を取得することができる。
【0016】
請求項4記載の発明によれば、請求項2記載の発明によれば、
前記判別手段は、更新前の番組名を前記番組名記憶手段から取得し、更新後の番組名を前記取得手段から取得して、比較を行うことを特徴とする。
【0017】
請求項4記載の発明によれば、更新前の番組名を番組名記憶手段に記憶しておくため、容易に更新前の番組名を取得して、更新後の番組名と比較することができる。
【0018】
請求項5記載の発明は、請求項2記載の発明において、
前記判別手段において前記更新後の番組名が省略されたと判別された場合に、前記検索手段により検索された番組の録画予約を行う録画予約手段(例えば、図4のステップS14に示す処理を行うCPU14a)を備えることを特徴とする。
【0019】
請求項5記載の発明によれば、指定された番組名をキーワードとして検索された番組名が省略された場合であっても、確実に録画予約を行うことができる。
【0020】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、
前記判別手段は、前記取得手段に取得された更新前の番組名と、更新後の番組名とを比較して、番組名が一致又は省略されているか否かを判別し、
前記録画予約手段は、前記更新前の番組名と更新後の番組名とが一致又は省略されていないと判別された場合に、録画予約を行わないことを特徴とする。
【0021】
請求項6記載の発明によれば、指定された番組名をキーワードとして検索された番組の放送スケジュールに変更があった場合、録画予約を行わないため、不要な番組を録画することなく、記録媒体や電気代の無駄を省くことができる。
【0022】
請求項7記載の発明は、請求項2記載の発明において、
前記番組案内情報は、電子番組ガイドであることを特徴とする。
【0023】
請求項7記載の発明によれば、例えば、既存のGガイドシステムにより提供される電子番組ガイドを利用することができるため、初期投資費用等のコストを押さえることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図4を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0025】
まず、本実施の形態の構成を説明する。
図1は、本実施の形態における放送受信装置1の機能的構成を示すブロック図である。なお、図1は、本発明に必要な構成のみを示し、説明に不要なその他の構成部分は省略している。図1に示すように、放送受信装置1は、受信部10、音声検波回路11、映像検波回路12、EPG抽出部13、制御部14、スピーカ15、モニタ16、受光部17、リモコン18等を備えて構成されている。また、放送受信装置1は、録画予約された番組の記録を行うための外部機器20に接続されている。
【0026】
受信部10は、アンテナ10aを備え、放送局から送られてくる放送電波(例えば、地上波アナログ放送電波)をアンテナ10aにより受信し、その中から所望の放送番組を選局して受信するチューナとしての機能を有している。受信部10は、受信した放送電波のうち映像信号及び音声信号を抽出して、映像信号及び音声信号をそれぞれ映像検波回路18及び音声検波回路19に出力する。また、受信部10は、放送電波に重畳された文字信号を抽出するためのEPG抽出部13に放送電波を出力する。
【0027】
音声検波回路11は、受信部10から入力された映像信号及び音声信号のうち音声信号を検波して、この音声信号を増幅回路(図示せず)により増幅してスピーカ15に出力する。
【0028】
映像検波回路12は、受信部10から入力された映像信号及び音声信号のうち映像信号を検波して、この映像信号を増幅回路(図示せず)により増幅してモニタ16に出力する。
【0029】
EPG抽出部13は、放送電波に重畳して送出される文字信号を抽出して、EPGを取得する。ここで、EPGには、番組の番組名、放送日、番組開始時間、番組終了時間、予約コード、チャンネル、ジャンル等の情報が2週間分程度含まれており、これらの情報がEPG記憶部13dに記憶される。また、予約コードは、例えば、所定の規格に即したGコード等のコード番号により構成され、録画予約をする場合に必要な放送日、番組開始時間、番組終了時間、チャンネルの4つの情報を圧縮コーディング技術により最大8桁の数字に置き換えたコード番号を記録録画機器に入力するにより録画予約を可能にするものである。
【0030】
制御部14は、リモコン18から送出された選局操作や予約操作等が受光部17を介して入力されると、システムプログラムや制御プログラムに従って放送受信装置1の各部を駆動制御する。
【0031】
図2を参照してEPG抽出部13及び制御部14について詳細に説明する。図2は、EPG抽出部13及び制御部14の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、EPG抽出部13は、データ取込回路13a、バッファメモリ13b、ページメモリ13c、出力IF13e等を備えて構成され、制御部14は、CPU(Central Processing Unit)14a、ROM(Read Only Memory)14b、RAM(Random Access Memory)14c、日時データ抽出回路14d、入力IF(インターフェイス)14e、外部機器制御回路14f、ページメモリ13c、予約メモリ14i等を備えて構成され、各部はバス14jにより接続されている。
【0032】
CPU14aは、ROM14bに記憶される制御プログラム及びRAM14cに記憶される制御データにより動作するものである。CPU14aは、データ取込回路13aにおける文字信号のタイミング制御及びデータ取込回路13aからバッファメモリ13bへのデータ転送を制御する。また、CPU14aは、バッファメモリ13bに一時的に記憶させた文字データをページ単位でページメモリ13cに転送して、取得したEPGをEPG記憶部13dに記憶させる。
【0033】
CPU14aは、後述する時刻データ抽出回路14dにより、上述したEPGの更新日時を取得させて、EPGに対応付けて更新日時をEPG記憶部13dに記憶させる。これにより、CPU14aは、EPGの更新日時と現在の日時とを比較し、所定時間が経過している場合、EPG抽出部13を制御して新たなEPGを取得させることにより、所定時間毎にEPG記憶部13dに記憶させたEPGを更新することができる。
【0034】
また、CPU14aは、リモコン18から番組表の表示指示が入力されると、ページメモリ13c内のEPG記憶部13dからEPGを取得して、出力IF13eからEPGを出力して、モニタ16に番組表を表示させる。この際、CPU14aは、映像検波回路12と、EPG抽出部13に設けられている切替回路19a,19bのON/OFFを制御して、番組表をモニタ16に表示させる場合は、EPG抽出部13のスイッチをONにしてEPGを出力させる。
【0035】
さらに、CPU14aは、後述する自動録画予約処理(図3参照)を実行する。この自動録画予約処理を実行するに際して、CPU14aは、リモコン18から自動録画予約を行うためのキーワードとなる番組名を登録する指示が入力されると、入力された番組名を番組名記憶部14hに記憶させて、キーワードの登録を行う。また、CPU14aは、番組名記憶部14hにキーワードとして登録されている番組名を取得して、EPG記憶部13dに記憶されているEPGの中から該当する番組名と一致する番組名があるか否かを判別する。
【0036】
EPGの中に該当する番組名がある場合、CPU14aは、当該番組の放送日、番組開始時間、番組終了時間、チャンネル等を含む時間情報を取得して、番組名記憶部14hに当該番組名とともに記憶させる(図3(a)参照)。また、CPU14aは、時間情報に基づいて、この番組が次回のEPG更新よりも前に放送されるか否かを判別し、番組が次回のEPG更新よりも前に放送される場合、EPGからこの番組の予約コードを取得して、予約メモリ14iに記憶させる。また、番組の放送日、番組開始時間、番組終了時間、予約コード等を予約番組データ記憶部14gに記憶させ、番組の録画予約を行う。
【0037】
一方、この番組が次回のEPG更新よりも後に放送される場合、CPU14aは、EPG記憶部13dに記憶されている前回のEPGの更新日時と現在の日時とを比較して、EPGの更新時間になった場合、EPG抽出部13を制御して新たなEPGを取得する。EPGの更新が行われると、CPU14aは、番組名記憶部14hに記憶された時間情報を取得し、更新されたEPGからこの時間情報に該当する番組の番組名を取得する。そして、CPU14aは、更新されたEPGから取得した番組名と、番組名記憶部14hに記憶されている更新前のEPGから取得した番組名とを比較して、番組名が一致又は省略されているか否かを判別する。
【0038】
EPG更新前の番組名と、EPG更新後の番組名が一致する場合、CPU14は、番組名記憶部14hの更新を行わず、EPG更新前の番組名と、EPG更新後の番組名が類似(一部が一致)する場合、CPU14aは、番組名が省略されたと判別して、EPG更新前の番組名及びEPG更新後の番組名を番組名記憶部14hに記憶させる(図3(b),(c)参照)。また、EPG更新前の番組名と、EPG更新後の番組名が異なる場合、CPU14aは、番組の放送スケジュールが変更されたと判断して、キーワードとして予め登録されている番組名を除く各情報を番組名記憶部14hから消去する(図3(d)参照)。
【0039】
そして、CPU14aは、番組名記憶部14hに記憶されている番組の放送時間が次回のEPG更新の前になった場合、EPGから当該番組の予約コードを取得して予約メモリ14iに記憶させるとともに、番組の放送日、番組開始時間、番組終了時間、チャンネル等を予約番組データ記憶部14hに記憶させて、番組の録画予約を行う。
【0040】
データ取込回路13aは、受信部10から入力された映像データに重畳された文字信号を抽出して、この文字信号に対して同期再生及び誤り訂正を行った後、バッファメモリ13bに一時的に記憶する。バッファメモリ13bは、CPU14aの制御に応じて、蓄積された文字データをページ単位にてページメモリ13cに出力する。
【0041】
ページメモリ13cには、EPG記憶部13d、予約番組データ記憶部14g、番組名記憶部14hが設けられている。EPG記憶部13dは、バッファメモリ13bからページ単位で転送されるEPGを記憶するものであり、CPU14aの制御により所定時間毎にEPGを更新して記憶する。また、EPG記憶部13dは、EPGに対応付けてEPGが記憶された日時データ、すなわちEPGの更新日時を記憶している。予約番組データ記憶部14gは、CPU14aにより実行される自動録画予約処理により録画予約された番組の番組名、放送日、番組開始時間、番組終了時間、チャンネル等を記憶するものである。
【0042】
番組名記憶部14hは、予めユーザによりキーワードとして登録された番組名を記憶している。また、番組名記憶部14hは、CPU14aにより実行される自動録画予約処理において、登録された番組名に対応する番組の時間情報を当該番組名に対応付けて記憶する。さらに、番組名記憶部14hは、登録された番組名に対応する番組の番組名がEPGにおいて省略された場合に、この省略された番組名を省略される前の番組名に対応付けて記憶する。
【0043】
図3を参照して、番組名記憶部14hのデータ構成について詳細に説明する。図3は、番組名記憶部14hに記憶される番組名が更新される過程の一例を示す図である。図3(a)に示すように、番組名記憶部14hには、予めキーワードとして登録されている番組名「ABCDE」が記憶されている。また、EPGから登録されている番組名に対応する番組が検索された場合、メモリ1には、EPGから取得された番組名「ABCDE」が記憶され、時間情報には、この番組名に対応する番組の放送日、番組開始時間、番組終了時間、チャンネルが記憶される。
【0044】
また、EPGが更新され、番組名が省略されると、図3(b)に示すように、メモリ1には、EPG更新前に取得された番組名「ABCDE」が記憶され、メモリ2には、EPG更新後に省略された番組名「ABCD」が記憶される。さらに、EPGが更新され、番組名が省略されると、メモリ1には、EPG更新前の番組名、すなわちメモリ2に記憶されていた番組名「ABCD」が記憶され、メモリ2には、EPG更新後に省略された番組名「ABC」が記憶される。このように、番組名記憶部14hは、EPGが更新される毎に番組名が省略された場合、EPG更新前に取得された番組名と、EPG更新後に取得された番組名とを、登録された番組名及び時間情報に対応付けて記憶する。
【0045】
また、CPU14aにより、登録された番組名に対応する放送にスケジュール変更があったと判断された場合、図3(d)に示すように、登録された番組名を除く各情報を消去し、改めて、登録された番組名に基づいて、EPGから検索が行われる。これにより、EPGが更新される毎に番組名が徐々に省略された場合であっても、番組名が省略される過程を記憶しておくことにより、ユーザによりキーワードとして登録された番組名に該当する番組を確実に検出することができる。
【0046】
日時データ抽出回路14dは、EPG記憶部13dにEPGを記憶した日時データを取得して、EPGと対応付けて当該日時データをEPG記憶部13dに記憶させる。また、日時データ抽出回路14dは、予約メモリ14hから読み出される予約コードから日時データを算出し、ページメモリ13cの予約番組データ記憶部14gに放送日、番組開始時間、番組終了時間として記憶させる。これにより、CPU14aは、この日時データと、現在の日時データとを比較演算し、比較結果に応じて録画を開始させる制御信号を外部機器20に出力する。
【0047】
入力IF14eは、受光部17を介して入力される操作指示、録画予約指示等を、CPU14aに出力する。
【0048】
外部機器制御回路14fは、CPU14aから出力される外部機器20の機種に応じた制御コードにより、外部機器20を駆動制御する。これにより、放送受信装置1において録画予約された番組の録画を、外部機器20にて行うことができる。
【0049】
予約メモリ14hは、上述した録画予約処理において、選択された番組の予約コードを記憶する。
【0050】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
動作説明の前提として、以下のフローチャートに記述されている各処理を実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形態でROM14bに格納されており、CPU14aは、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0051】
図4は、CPU14aにより実行される自動録画予約処理を示すフローチャートである。図4に示すように、CPU14aは、リモコン18から録画する番組を自動で検索するためのキーワードとなる番組名を登録する指示が入力されると、入力された番組名をキーワードとして番組名記憶部14hに記憶させて、キーワードの登録を行う(ステップS1)。次いで、CPU14aは、登録されたキーワードに一致する番組名をEPG記憶部13dに記憶されたEPGから検索して(ステップS2)、キーワードと一致する番組名があるか否かを判別する(ステップS3)。
【0052】
ここで、EPGの中にキーワードに一致する番組名がある場合(ステップS3;YES)、CPU14aは、この番組名を取得して番組名記憶部14hのメモリ1に記憶させるとともに、番組名が一致した番組の放送日、番組開始時間、番組終了時間、チャンネルを時間情報として取得し、番組名記憶部14hの所定の領域に記憶させる(ステップS4)。次いで、CPU14aは、時間情報に基づいて番組の放送時間が次回のEPG更新の後であるか否かを判別する(ステップS5)。
【0053】
番組の放送時間が次回のEPG更新の前である場合(ステップS5;NO)、CPU14aは、EPGから番組の予約コードを取得して予約メモリ14iに記憶させるとともに、番組の放送日、番組開始時間、番組終了時間、チャンネル等を予約番組データ記憶部14gに記憶させて、番組の録画予約を行い(ステップS14)、本自動録画予約処理を終了する。
【0054】
一方、番組の放送時間が次回のEPG更新の後である場合(ステップS5;YES)、CPU14aは、EPGの更新を行い(ステップS6)、更新したEPGから時間情報に対応する番組の番組名を取得する(ステップS7)。次いで、取得した番組名がメモリ1に記憶されている番組名と一致しているか否かを判別し(ステップS8)、番組名が一致している場合(ステップS8;YES)、CPU14aは、番組名の省略が行われていないと判断して、番組名記憶部14hの更新を行わずに、ステップS5に移行する。
【0055】
一方、取得した番組名とメモリ1に記憶されている番組名が一致していない場合(ステップS8;NO)、CPU14aは、番組名が省略されているか否かを判別し(ステップS9)、番組名が省略されている場合(ステップS9;YES)、EPG更新前の番組名、すなわちメモリ2に記憶されている番組名をメモリ1に記憶させ、EPG更新後の番組名、すなわち省略された番組名をメモリ2に記憶させる(ステップS10)。そして、CPU14aは、ステップS5に移行して、上述した処理を繰り返して実行する。
【0056】
さらに、取得した番組名がメモリ1の番組名と一致せず、省略もされていない場合(ステップS9;NO)、CPU14aは、番組の放送スケジュールに変更があったと判断して、メモリ1、メモリ2、時間情報を消去して(ステップS15)、ステップS2に移行し、改めてEPGからキーワードの検索を行う。
【0057】
以上のように、本実施の形態の放送受信装置1によれば、放送局から送出される放送電波に重畳されている文字信号を抽出し、この文字信号を収集してEPGを取得する。また、予め録画する番組を自動で検索するためのキーワードとなる番組名を登録させておき、取得したEPGからこのキーワードに対応する番組の番組名及び時間情報を取得して番組名記憶部14hに記憶する。そして、EPGが更新された場合、時間情報に基づいて該当する番組の番組名を取得し、番組名が省略された場合、EPG更新前の番組名と、EPG更新後の番組名を対応付けて、番組名記憶部14hに記憶させることにより、キーワードに対応する番組の番組名が省略された場合でも、番組名が省略された過程を明らかにして、所望する番組を確実に検索して録画予約を行う。
【0058】
これにより、ユーザは、所望する番組の番組名をキーワードとして登録するだけで、EPGに含まれる番組名が省略された場合であっても、所望する番組を確実に録画することができる。また、例えば、番組名が省略されることを想定して予め省略された番組名を登録することにより、所望する番組を確実に検索できなかったり、所望する以外の番組が検索されてしまうことがない。また、放送スケジュールの変更に対応することができるため、不必要な番組が録画されることがなく、ビデオテープ等の記録媒体や電気代の無駄を省くことができる。
【0059】
なお、上述した本実施の形態における記述は、本発明にかかる好適な放送受信装置及び番組検索装置の一例であり、これに限定されるものではない。
【0060】
例えば、本実施の形態の放送受信装置1は、キーワードに基づいて、番組の検索を行い、検索された番組の放送スケジュールに変更がない場合、録画予約を行う構成としたが、これに限らず、検索された番組の放送受信予約を行う構成であっても良い。すなわち、登録された番組名をキーワードとして、ユーザの所望する番組を検索可能な構成とすれば良く、種々の機器に本発明を適用可能である。
【0061】
また、本実施の形態においては、キーワードとして登録する番組名をリモコン18から入力する構成として説明を行ったが、例えば、リモコン18とは別体に構成される入力装置を備え、当該入力装置からキーワードとなる番組名を入力する構成であっても良い。さらに、放送受信装置1は、外部機器制御回路14fを備え、放送受信装置1に接続された外部機器20により、番組の録画が行われる構成としたが、例えば、放送受信装置1に大容量のハードディスク装置を備え、このハードディスク装置に番組を録画する構成であっても良い。
【0062】
その他、本実施の形態における放送受信装置1の構成部分の細部構成、及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、指定された番組名をキーワードとして検索し、検索された番組の時間情報を取得して、電子番組ガイドが更新される毎に、この時間情報に基づいて、当該番組の番組名が省略されたか否かを判別し、番組名が省略された場合は、省略された番組名を記憶することにより、番組名が省略された場合であっても、当該番組が検索された番組であることを認識することができるため、確実に所望する番組の録画予約を行うことができる。また、時間情報に基づいて検索された番組の番組名を取得し、この番組名が指定された番組名と一致しない場合、又は指定された番組名が省略されたものでない場合、番組が変更になったと判別して、録画予約を行わないため、放送スケジュールの変更に対応することができ、不要な番組を録画してしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態における放送受信装置1の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すEPG抽出部13及び制御部14の機能的構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示す番組名記憶部14hのデータ構成例を示す図である。
【図4】図2に示すCPU14aにより実行される録画予約処理を示すフローチャートである。
【図5】従来のGガイドシステムの概念図を示す図である。
【符号の説明】
1 放送受信装置
10 受信部
10a アンテナ
11 音声検波回路
12 映像検波回路
13 EPG抽出部
13a データ取込回路
13b バッファメモリ
13c ページメモリ
13d EPG記憶部
13e 出力IF
14 制御部
14a CPU
14b ROM
14c RAM
14d 日時データ抽出回路
14e 入力IF
14f 外部機器制御回路
14g 予約番組データ記憶部
14h 番組名記憶部
14i 予約メモリ
14j バス
15 スピーカ
16 モニタ
17 受光部
18 リモコン
19a,b 切替回路
20 外部機器
100 Gガイドシステム
Claims (7)
- 放送局から送出される放送電波に重畳された電子番組ガイドを抽出する抽出手段と、前記抽出された電子番組ガイドを記憶する電子番組ガイド記憶手段と、所定時間毎に前記抽出手段に電子番組ガイドを抽出させて前記電子番組ガイド記憶手段に記憶された電子番組ガイドを更新する更新制御手段と、指定された番組名をキーワードとして前記電子番組ガイドからキーワードに対応する番組を検索する検索手段と、前記検索手段により検索された番組の録画予約を行う録画予約手段と、を備える放送受信装置において、
前記検索手段により検索された番組の時間情報を取得する時間情報取得手段と、
前記更新手段により更新される前の電子番組ガイド及び更新された後の電子番組ガイドから前記検索手段により検索された番組に対応する番組の番組名を取得する取得手段と、
更新前の電子番組ガイドから取得された番組名と、更新後の電子番組ガイドから取得された番組名とを比較して、当該更新後の番組名が一致するか否か及び省略されたか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段により、前記更新後の番組名が省略されたと判別された場合に、当該更新後の番組名を更新前の番組名に対応付けて記憶する番組名記憶手段と、
を備え、
前記取得手段は、前記時間情報に基づいて前記検索手段により検索された番組に対応する番組の番組名を取得し、
前記判別手段は、更新前の番組名を前記番組名記憶手段から取得し、更新後の番組名を前記取得手段から取得して比較を行い、
前記録画予約手段は、前記判別手段において前記更新後の番組名が一致又は省略されたと判別された場合に、前記検索手段により検索された番組の録画予約を行い、前記判別手段において更新後の番組名が一致及び省略されていないと判別された場合に、録画予約を行わないことを特徴とする放送受信装置。 - 放送局から送出される放送電波に重畳された番組案内情報を抽出する抽出手段と、前記抽出された番組案内情報を記憶する番組案内情報記憶手段と、所定時間毎に前記抽出手段に番組案内情報を抽出させて前記番組案内情報記憶手段に記憶された番組案内情報を更新する更新制御手段と、指定された番組名をキーワードとして前記番組案内情報からキーワードに対応する番組を検索する検索手段と、
を備える番組検索装置において、
前記更新手段により更新される前の番組案内情報及び更新された後の番組案内情報から前記検索手段により検索された番組に対応する番組の番組名を取得する取得手段と、
更新前の番組案内情報から取得された番組名と、更新後の番組案内情報から取得された番組名とを比較して、当該更新後の番組名が省略されたか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段により、前記更新後の番組名が省略されたと判別された場合に、当該更新後の番組名を更新前の番組名に対応付けて記憶する番組名記憶手段と、
を備えることを特徴とする番組検索装置。 - 前記検索手段により検索された番組の時間情報を取得する時間情報取得手段を備え、
前記取得手段は、前記時間情報に基づいて前記検索手段により検索された番組に対応する番組の番組名を取得することを特徴とする請求項2記載の番組検索装置。 - 前記判別手段は、更新前の番組名を前記番組名記憶手段から取得し、更新後の番組名を前記取得手段から取得して、比較を行うことを特徴とする請求項2記載の番組検索装置。
- 前記判別手段において前記更新後の番組名が省略されたと判別された場合に、前記検索手段により検索された番組の録画予約を行う録画予約手段を備えることを特徴とする請求項2記載の番組検索装置。
- 前記判別手段は、前記取得手段に取得された更新前の番組名と、更新後の番組名とを比較して、番組名が一致又は省略されているか否かを判別し、
前記録画予約手段は、前記更新前の番組名と更新後の番組名とが一致及び省略されていないと判別された場合に、録画予約を行わないことを特徴とする請求項5記載の番組検索装置。 - 前記番組案内情報は、番組案内情報であることを特徴とする請求項2記載の番組検索装置。
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