JP2004134654A - 太陽電池モジュールの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【目的】太陽電池セルにインターコネクタを半田付けする際の熱応力に起因するセル割れのおそれを防止して、製品の歩留りを向上させることができる太陽電池モジュールの製造方法を提供する。
【構成】太陽電池セルのメイングリッド上にインターコネクタを配置した後に、インターコネクタ押さえでインターコネクタを太陽電池セルに密着固定する。インターコネクタ押さえは、レーザー光の照射部分以外を部分的に押さえるものである。レーザー光はレーザー照射機本体(図示せず)から光ファイバーで導入される。導入されたレーザー光は、光ファイバーの先端に取り付けられた集光レンズで集光された後に、インターコネクタに照射される。集光レンズは、インターコネクタの上方空間をインターコネクタに沿って移動し、インターコネクタの半田付けすべき部分にレーザー光を短時間照射する。
【選択図】 図1
【構成】太陽電池セルのメイングリッド上にインターコネクタを配置した後に、インターコネクタ押さえでインターコネクタを太陽電池セルに密着固定する。インターコネクタ押さえは、レーザー光の照射部分以外を部分的に押さえるものである。レーザー光はレーザー照射機本体(図示せず)から光ファイバーで導入される。導入されたレーザー光は、光ファイバーの先端に取り付けられた集光レンズで集光された後に、インターコネクタに照射される。集光レンズは、インターコネクタの上方空間をインターコネクタに沿って移動し、インターコネクタの半田付けすべき部分にレーザー光を短時間照射する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽電池モジュールの製造方法に関するものであり、さらに詳しくは、太陽電池モジュールの製造工程において複数の太陽電池セルをインターコネクタによって接続する際の半田付け方法に特徴のある太陽電池モジュールの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、太陽電池セルの構造および製造方法に関する技術としては、例えばシリコン多結晶太陽電池セルやシリコン単結晶太陽電池セルの構造および製造方法に関する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−144943号公報(第2〜6頁、図1〜図6)
【0004】
太陽電池セル1枚当りの出力は通常、数W(ワット)程度と小さいため、多数枚のセルを接続してまとまった電力を得るようにする必要があり、また、屋外の環境でも安定した出力を得るように太陽電池セルを保護する必要もあるので、多数枚の太陽電池セルを結線し封止して太陽電池モジュールを製造するのが一般的である。
【0005】
太陽電池モジュール製造工程の概要について説明する。まず、多数枚の太陽電池セルを結線するためのインターコネクタを半田付けする。その後、このインターコネクタを隣接する太陽電池セルと結線して、配列状太陽電池セル(配列セル)を作る。次に、強化ガラス、封止樹脂、配列セル、封止樹脂、バックフィルムの順に積層する。そして、隣接する配列セルどうしの結線と、電力取出用端子線の取り付けとを行った後に封止処理を行う。封止処理が完了すると、電力取出用端子線への端子ボックスの取り付けとフレームの取り付けとを行うことで、太陽電池モジュールが完成する。完成した太陽電池モジュールは、ソーラーシミュレータを用いて出力特性の検査が行われた後に、工場出荷される。
【0006】
以上のような太陽電池モジュール製造工程の中で、特にセル割れと称される現象が顕著に発生する結線工程について、従来技術を示す図2a〜図2dおよび図3に基づいて説明する。
【0007】
従来は、図2aのように、太陽電池セルの受光面に形成されたメイングリッド(受光面電極)に対して、半田メッキしたリボン銅線のインターコネクタを位置決め配置し、図2bのように押さえピンで保持した後に、ホットエアーをインターコネクタに向けて吹き付け、インターコネクタを太陽電池セルといっしょに加熱して半田付けする方法が用いられていた。
【0008】
また、太陽電池セルを複数枚、直列に接続するために、図2cのように太陽電池セルの裏面に形成された裏面銀電極に、図2dのように同インターコネクタを半田付けする場合も、同様の方法が用いられていた。
【0009】
さらに、他の従来技術としては、図3に示すように、太陽電池セルをホットプレート上で予備加熱しつつ、受光面電極に位置決め配置したインターコネクタを押さえピンで保持した後、ハロゲンランプなどによる近赤外光でインターコネクタを太陽電池セルといっしょに照射加熱して半田付けする方法がある。
【0010】
また、太陽電池セルを複数枚、直列に接続するために、太陽電池セルの裏面に形成された裏面銀電極に同インターコネクタを半田付けすることも、ホットプレートによる加熱と表面からランプ照射された太陽電池セルの裏面への熱伝導加熱とを利用して、同時に行っていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これら従来技術には以下の欠点があった。
【0012】
太陽電池セルにインターコネクタを半田付けする際、太陽電池セルの電極周辺またはセル全面、およびインターコネクタの接合部全面を半田融点以上に加熱して半田付けした後に冷却するため、大きく分けて以下の2種の熱応力が生じる。すなわち、太陽電池セルの裏面アルミニウム電極とシリコンセルとの熱膨張差により熱応力が生じ、また、インターコネクタとシリコンセルとの熱膨脹差により熱応力が生じる。
【0013】
そして、これらの熱応力に起因して、太陽電池セルにクラックが入ったりセルが分断したりする、いわゆるセル割れが発生していた。このようなセル割れは、特に多結晶シリコン太陽電池セルにおいて顕著に発生していた。
【0014】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、太陽電池セルにインターコネクタを半田付けする際の熱応力に起因するセル割れのおそれを防止して、製品の歩留りを向上させることができる太陽電池モジュールの製造方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、複数の太陽電池セルにインターコネクタを半田付けにより接続して太陽電池モジュールを製造する際に、レーザー光を光ファイバーで導き、そのレーザー光を光ファイバーの先端に設けられた集光レンズで集光し、そのレーザー光をインターコネクタにスポット照射してインターコネクタを加熱し半田付けすることを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法が提供される。
【0016】
このような太陽電池モジュールの製造方法にあっては、レーザー光をインターコネクタにピンポイントでスポット照射することができ、太陽電池セルの温度上昇箇所はインターコネクタを介した熱伝導による局部に限定できるので、前述した太陽電池セルの裏面アルミニウム電極とシリコンセルとの熱膨張差による熱応力を最小限に抑えることが可能になる。従って、太陽電池セルにインターコネクタを半田付けする際の熱応力に起因するセル割れのおそれを防止して、製品の歩留りを向上させることができる。
【0017】
本発明に係る太陽電池モジュールの製造方法は、太陽電池セルの受光面にメイングリッドが形成されている場合に、そのメイングリッドの位置を画像処理装置を用いて画像認識することにより、インターコネクタをメイングリッドの所定位置に合わせて配置し、インターコネクタを部分的に押圧した後に、レーザー光をインターコネクタに照射するようにするものであるのが好ましい。
【0018】
このような太陽電池モジュールの製造方法によれば、太陽電池セルのメイングリッドを基準にして画像処理装置で画像処理し、位置決めした後、インターコネクタをメイングリッドの所定位置に配置し、インターコネクタを部分的に押圧して、レーザー光を照射することにより、インターコネクタを太陽電池セルに密着させながら、インターコネクタに対して正確にレーザースポット光を照射することが可能になるので、いっそう確実に半田付けを行うことができる。
【0019】
本発明に係る太陽電池モジュールの製造方法は、前記メイングリッドに位置合わせしてインターコネクタの一端を半田付けし、さらに、インターコネクタの他端を別の太陽電池セルの裏面に形成された裏面銀電極の所定位置に合わせて配置し、インターコネクタの他端近傍を押圧した後に、インターコネクタを画像処理装置を用いて画像認識することにより、レーザー光をインターコネクタの他端に照射するようにするものであるのが好ましい。
【0020】
このような太陽電池モジュールの製造方法によれば、太陽電池セルの裏面銀電極に、別の太陽電池セルのメイングリッドに一端を半田付けしたインターコネクタの他端を配置し、部分的に押圧し、画像認識して、インターコネクタの他端位置を計測し、インターコネクタに沿ってレーザー光を照射することにより、インターコネクタの他端を確実に半田付けすることができる。
【0021】
本発明に係る太陽電池モジュールの製造方法は、得られた太陽電池モジュールにおける、太陽電池セルとインターコネクタとの半田付けによる接合部が、複数箇所にあり、かつ、互いに隔離されているのが好ましい。
【0022】
このような太陽電池モジュールの製造方法によれば、インターコネクタの半田付け部分を隔離することにより、前述した課題であるインターコネクタとシリコンセルとの熱膨脹差による熱応力を局部に限定することが可能になり、その結果、総合的な熱応力を低減することができる。
【0023】
また、ここにおいて、半田付けによる接合部どうしの間隔は、各接合部に集まる電流が600mA以下になるように設定されているのが好ましい。
【0024】
このように構成されている場合には、接合部1箇所当り600mA 以下の電流を太陽電池セルから取り出すことができる接合領域とそれらの相互間隔とを確保することにより、太陽電池の出力特性を低下させることなく太陽電池モジュールを製造することができる。
【0025】
本発明に係る太陽電池モジュールの製造方法は、照射されるレーザー光のスポット径がインターコネクタの幅より小さくなるように構成されているのが好ましい。
【0026】
このように構成されている場合には、レーザー光のスポット径をインターコネクタの幅より小さくすることにより、レーザー光をインターコネクタのみに直接照射されるので、インターコネクタを直接加熱することができ、太陽電池セルを間接的に加熱することができる。従って、レーザー光が太陽電池セルに直接照射されて受光面が損傷することによる太陽電池の出力特性劣化を防止しながら、インターコネクタを接続することができる。
【0027】
また、ここにおいて、照射されるレーザー光のスポット径が、インターコネクタの幅の50%〜80%であるのがいっそう好ましい。
【0028】
このように構成されている場合には、レーザー光のスポット径をインターコネクタの幅の50%〜80%に制限することにより、太陽電池セルとインターコネクタとの半田付け面積を一定以上にして必要接合強度を確保することができるとともに、各種公差に伴う、インターコネクタに対するレーザー光の照射ずれを許容することができる。
【0029】
本発明に係る太陽電池モジュールの製造方法は、インターコネクタの各接合部の高さを計測し、光ファイバーの先端に設けられた集光レンズとインターコネクタとの距離が各接合部で一定になるように集光レンズの高さを調節しながら、レーザー光を照射するものであるのが好ましい。
【0030】
このような太陽電池モジュールの製造方法によれば、集光レンズとインターコネクタとの距離が一定になるようにそれぞれの集光レンズの高さを逐次合わせながらレーザー光を照射することにより、レーザースポット径が一定になり、インターコネクタに照射する所定面積当たりのレーザー光のエネルギー密度も一定になるため、いっそう確実な半田付けを行うことができる。
【0031】
【実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態に基づいて本発明を詳述する。なお、これによって本発明が限定されるものではない。
【0032】
図1は、太陽電池の受光面にインターコネクタを半田付けする本発明に係る1つの実施の形態を示す。
【0033】
太陽電池セルのメイングリッド上にインターコネクタを配置した後に、インターコネクタ押さえでインターコネクタを太陽電池セルに密着固定する。インターコネクタ押さえは、レーザー光の照射部分以外を部分的に押さえる(押圧する)ものである。
【0034】
レーザー光はレーザー照射機本体(図示せず)から光ファイバーで導入される。導入されたレーザー光は、光ファイバーの先端に取り付けられた集光レンズで集光された後に、インターコネクタに照射される。
【0035】
集光レンズは、インターコネクタの上方空間をインターコネクタに沿って移動し、インターコネクタの半田付けすべき部分にレーザー光を短時間照射する。
【0036】
この実施の形態によれば、レーザー光はインターコネクタに直接照射されるため、太陽電池セルの温度上昇はインターコネクタとの接触部分からの熱伝導による局部に限定され、従って、従来の方法で発生していた太陽電池セルの裏面アルミニウム電極とシリコンセルとの熱膨張による熱応力を抑えることができる。
【0037】
図4a〜図4dは、太陽電池セルの受光面にインターコネクタを半田付けする手順を示したものである。
【0038】
まず、図4aに示すように、基準座標XYに対してずれた位置にある太陽電池セルを正しい位置に修正するため、メイングリッドを基準にして画像認識し、位置ずれおよび角度ずれを計算する。
【0039】
次に、図4bに示すように、これらのずれの修正を行い、太陽電池セルを位置決めする。
【0040】
そして、図4cに示すように、太陽電池セルのメイングリッド上にインターコネクタを配置し、インターコネクタ押さえで部分的に押圧する。
【0041】
その後、図4dに示すように、インターコネクタの半田付けする部分にレーザー光を照射し、確実に半田付けを行う。
【0042】
図5a〜図5dは、太陽電池セルの裏面にインターコネクタを半田付けし、太陽電池セルどうしを結線する手順を示したものである。
【0043】
まず、図5aに示すように、受光面のメイングリッドにインターコネクタを配線した太陽電池セル(セル1)を反転し、位置決めする。
【0044】
次に、図5bに示すように、同様な工程を経たセル2をセル1に結線するため、セル2のインターコネクタの一端がセル1の裏面銀電極の上に来るように所定の位置に配置する。
【0045】
そして、図5cに示すように、インターコネクタ押さえでインターコネクタの一端を部分的に押圧した後に、画像処理装置(図示せず)を用いて画像認識してインターコネクタの位置を計測する。
【0046】
次に、図5dに示すように、インターコネクタの一端に沿って、半田付けする部分にレーザー光を照射し、確実に半田付けを行う。
【0047】
図6aおよび図6bは、インターコネクタの半田付け部分を隔離した様子を示すものである。
【0048】
図6aは、受光面のメイングリッドにインターコネクタを隔離して半田付けしたもの、図6bは、裏面の電極もインターコネクタを隔離して半田付けし、太陽電池モジュール用に結線している一部を示したものである。このように、隔離して半田付けすることにより、インターコネクタとシリコンセルとの熱膨張差による熱応力を局部に限定し、太陽電池セルに対する熱応力を軽減することができる。
【0049】
図7a〜図7dは、多結晶シリコン太陽電池の受光面に形成されたメイングリッドに、リボン銅線に半田メッキしたインターコネクタを部分的に半田付けし、ソーラーシミュレータに掛け、インターコネクタと裏面電極との間で太陽電池の出力特性を計測した実施の形態を示す。
【0050】
図7aは、□125mm寸法の多結晶シリコン太陽電池の受光面に形成されたメイングリッドに、幅1.5mm、厚み0.15mmのリボン銅線に半田メッキしたインターコネクタを1接合部当り約2mm長さで数箇所、部分的に半田付けした様子を示す。
【0051】
太陽電池セルのサンプル1,2を用い、半田付けする部分の数を変更したときの各出力特性を、図7bに最大出力Pm(単位はW)として、図7cに曲線因子FFとして、図7dに短絡電流(単位はA(アンペア))として、それぞれ示す。
【0052】
図7b〜図7dのグラフにおける横軸は、インターコネクタの半田接合部の数を表す。
【0053】
これらのグラフから、本寸法の多結晶シリコン太陽電池では、安全を見込んで、5点以上の半田付けを行えば、出力特性上は全面半田付けと変わらない太陽電池モジュールを製造することができる。
【0054】
また、太陽電池セル1枚に対し2本のインターコネクタを半田付けするので、インターコネクタ1本当り5点を接合すると、本実施の形態の場合、接合部1箇所当りの電流は、図7dから約490〜510mAとなる。
【0055】
図8は、受光面のメイングリッドに幅1.5mm、高さ0.15mmのインターコネクタを半田付けする場合を示す。
【0056】
このように、レーザー光のスポット径をインターコネクタの幅より小さくすることにより、レーザー光がセルに直接に照射されて受光面が損傷することを防ぐことができる。特に、スポット径をインターコネクタの幅の50%から80%にすることにより、セルとインターコネクタとの半田付け面積を一定以上にして、必要な接合強度を保持することができる。
【0057】
図9は、集光レンズとインターコネクタとの距離が一定になるようにそれぞれの集光レンズの高さを合わせながらレーザー光を照射する場合を示す。これにより、インターコネクタ上のレーザースポット径が一定になり、安定した半田付けを行うことができる。
【0058】
本発明に係る太陽電池モジュールの製造方法による以上の効果を確認するため、無作為に抽出した多結晶シリコン太陽電池セル(□125mm)100枚ずつを図2に示した従来の方法および図1に示した本発明の方法を用い、インターコネクタをセルに半田付けした。その結果、従来の方法では、100枚中3枚のセル割れが発生したのに対し、本発明による方法では100枚中1枚もセル割れは発生しなかった。
【0059】
【発明の効果】
本発明によれば、 太陽電池モジュール製造の結線工程で発生する太陽電池セルの裏面アルミニウム電極とシリコンセルとの熱膨張差による熱応力およびインターコネクタとシリコンセルとの熱膨脹差による熱応力を最小限に抑えることができるので、太陽電池の出力特性を低下させることなく、確実な半田付けを行うことができる。従って、太陽電池セルにインターコネクタを半田付けする際の熱応力に起因するセル割れのおそれを防止して、製品の歩留りを向上させることができる
【0060】
また、多結晶シリコン太陽電池に比べセル割れ頻度は低いものの、同様な工程を必要とする単結晶シリコン太陽電池を使った太陽電池モジュールでも本発明の製造方法を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の基本構成例を示す斜視図である。
【図2】図2a〜図2dは、従来技術の1実施例(ホットエアーを用いた半田付け)を示す斜視図である。
すなわち、図2aは、受光面のメイングリッドにインターコネクタを配置した斜視図である。
図2bは、インターコネクタを押圧し、ホットエアーで加熱するときの状態を示す斜視図である。
図2cは、受光面にインターコネクタを半田付けしたセルを反転するときの状態を示す斜視図である。
図2dは、裏面の銀電極部にインターコネクタをホットエアーで加熱するときの状態を示す斜視図である。
【図3】図3は、別の従来技術の1実施例(ホットプレートとハロゲンランプを用いた半田付け)を示す斜視図である。
【図4】図4a〜図4dは、本発明による受光面電極へのインターコネクタの接合方法を示す平面図である。
すなわち、図4aは、画像認識の基準座標XYに対するずれ修正前の太陽電池セルの状態を示す平面図である。
図4bは、位置ずれおよび角度ずれを修正して位置決めした太陽電池セルの状態を示す平面図である。
図4cは、メイングリッドにインターコネクタを配置し、インターコネクタ押さえで密着固定した状態を示す平面図である。
図4dは、半田付け部にレーザー光を照射し、部分的に半田付けした状態を示す平面図である。
【図5】図5a〜図5dは、本発明による裏面銀電極へのインターコネクタの接合方法を示す平面図である。
すなわち、図5aは、メイングリッドにインターコネクタを半田付けしたセルを反転した状態を示す平面図である。
図5bは、第1の太陽電池セルにおける裏面銀電極の所定位置に、第2の太陽電池セルの受光面電極に半田付けしたインターコネクタの他端を配置した状態を示す平面図である。
図5cは、インターコネクタ押さえで密着固定した状態を示す平面図である。
図5dは、半田付け部にレーザー光を照射し、部分的に半田付けした状態を示す平面図である。
【図6】図6aおよび図6bは、本発明によるインターコネクタの接合領域を示す平面図である。
すなわち、図6aは、受光面電極にインターコネクタを隔離して半田付けした状態を示す平面図である。
図6bは、裏面電極もインターコネクタを隔離して半田付けし、セルどうしを結線した状態を示す平面図である。
【図7】図7a〜図7dは、本発明による接合領域または接合点数と出力特性との関係を示す図である。
すなわち、図7aは、□125mmの多結晶シリコン太陽電池の受光面電極に幅1.5mm、厚み0.15mmのインターコネクタ(半田メッキ銅線)を1接合部当り約2mmの長さで隔離して半田付けした状態を示す正面図である。
図7bは、半田付けの接合点数を変えた前記のインターコネクタ付セルをソーラーシミュレータで計測したときの接合点数と最大出力Pm(単位 W)との関係を示すグラフである。
図7cは、半田付けの接合点数を変えた前記のインターコネクタ付セルをソーラーシミュレータで計測したときの接合点数と曲線因子FFとの関係を示すグラフである。
図7dは、半田付けの接合点数を変えた前記のインターコネクタ付セルをソーラーシミュレータで計測したときの接合点数と短絡電流Isc(単位 A)との関係を示すグラフである。
【図8】図8は、本発明によるレーザースポット径とインターコネクタ寸法との関係を示す正面図である。
【図9】図9は、本発明による集光レンズとインターコネクタとの相対位置関係を示す正面図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽電池モジュールの製造方法に関するものであり、さらに詳しくは、太陽電池モジュールの製造工程において複数の太陽電池セルをインターコネクタによって接続する際の半田付け方法に特徴のある太陽電池モジュールの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、太陽電池セルの構造および製造方法に関する技術としては、例えばシリコン多結晶太陽電池セルやシリコン単結晶太陽電池セルの構造および製造方法に関する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−144943号公報(第2〜6頁、図1〜図6)
【0004】
太陽電池セル1枚当りの出力は通常、数W(ワット)程度と小さいため、多数枚のセルを接続してまとまった電力を得るようにする必要があり、また、屋外の環境でも安定した出力を得るように太陽電池セルを保護する必要もあるので、多数枚の太陽電池セルを結線し封止して太陽電池モジュールを製造するのが一般的である。
【0005】
太陽電池モジュール製造工程の概要について説明する。まず、多数枚の太陽電池セルを結線するためのインターコネクタを半田付けする。その後、このインターコネクタを隣接する太陽電池セルと結線して、配列状太陽電池セル(配列セル)を作る。次に、強化ガラス、封止樹脂、配列セル、封止樹脂、バックフィルムの順に積層する。そして、隣接する配列セルどうしの結線と、電力取出用端子線の取り付けとを行った後に封止処理を行う。封止処理が完了すると、電力取出用端子線への端子ボックスの取り付けとフレームの取り付けとを行うことで、太陽電池モジュールが完成する。完成した太陽電池モジュールは、ソーラーシミュレータを用いて出力特性の検査が行われた後に、工場出荷される。
【0006】
以上のような太陽電池モジュール製造工程の中で、特にセル割れと称される現象が顕著に発生する結線工程について、従来技術を示す図2a〜図2dおよび図3に基づいて説明する。
【0007】
従来は、図2aのように、太陽電池セルの受光面に形成されたメイングリッド(受光面電極)に対して、半田メッキしたリボン銅線のインターコネクタを位置決め配置し、図2bのように押さえピンで保持した後に、ホットエアーをインターコネクタに向けて吹き付け、インターコネクタを太陽電池セルといっしょに加熱して半田付けする方法が用いられていた。
【0008】
また、太陽電池セルを複数枚、直列に接続するために、図2cのように太陽電池セルの裏面に形成された裏面銀電極に、図2dのように同インターコネクタを半田付けする場合も、同様の方法が用いられていた。
【0009】
さらに、他の従来技術としては、図3に示すように、太陽電池セルをホットプレート上で予備加熱しつつ、受光面電極に位置決め配置したインターコネクタを押さえピンで保持した後、ハロゲンランプなどによる近赤外光でインターコネクタを太陽電池セルといっしょに照射加熱して半田付けする方法がある。
【0010】
また、太陽電池セルを複数枚、直列に接続するために、太陽電池セルの裏面に形成された裏面銀電極に同インターコネクタを半田付けすることも、ホットプレートによる加熱と表面からランプ照射された太陽電池セルの裏面への熱伝導加熱とを利用して、同時に行っていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これら従来技術には以下の欠点があった。
【0012】
太陽電池セルにインターコネクタを半田付けする際、太陽電池セルの電極周辺またはセル全面、およびインターコネクタの接合部全面を半田融点以上に加熱して半田付けした後に冷却するため、大きく分けて以下の2種の熱応力が生じる。すなわち、太陽電池セルの裏面アルミニウム電極とシリコンセルとの熱膨張差により熱応力が生じ、また、インターコネクタとシリコンセルとの熱膨脹差により熱応力が生じる。
【0013】
そして、これらの熱応力に起因して、太陽電池セルにクラックが入ったりセルが分断したりする、いわゆるセル割れが発生していた。このようなセル割れは、特に多結晶シリコン太陽電池セルにおいて顕著に発生していた。
【0014】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、太陽電池セルにインターコネクタを半田付けする際の熱応力に起因するセル割れのおそれを防止して、製品の歩留りを向上させることができる太陽電池モジュールの製造方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、複数の太陽電池セルにインターコネクタを半田付けにより接続して太陽電池モジュールを製造する際に、レーザー光を光ファイバーで導き、そのレーザー光を光ファイバーの先端に設けられた集光レンズで集光し、そのレーザー光をインターコネクタにスポット照射してインターコネクタを加熱し半田付けすることを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法が提供される。
【0016】
このような太陽電池モジュールの製造方法にあっては、レーザー光をインターコネクタにピンポイントでスポット照射することができ、太陽電池セルの温度上昇箇所はインターコネクタを介した熱伝導による局部に限定できるので、前述した太陽電池セルの裏面アルミニウム電極とシリコンセルとの熱膨張差による熱応力を最小限に抑えることが可能になる。従って、太陽電池セルにインターコネクタを半田付けする際の熱応力に起因するセル割れのおそれを防止して、製品の歩留りを向上させることができる。
【0017】
本発明に係る太陽電池モジュールの製造方法は、太陽電池セルの受光面にメイングリッドが形成されている場合に、そのメイングリッドの位置を画像処理装置を用いて画像認識することにより、インターコネクタをメイングリッドの所定位置に合わせて配置し、インターコネクタを部分的に押圧した後に、レーザー光をインターコネクタに照射するようにするものであるのが好ましい。
【0018】
このような太陽電池モジュールの製造方法によれば、太陽電池セルのメイングリッドを基準にして画像処理装置で画像処理し、位置決めした後、インターコネクタをメイングリッドの所定位置に配置し、インターコネクタを部分的に押圧して、レーザー光を照射することにより、インターコネクタを太陽電池セルに密着させながら、インターコネクタに対して正確にレーザースポット光を照射することが可能になるので、いっそう確実に半田付けを行うことができる。
【0019】
本発明に係る太陽電池モジュールの製造方法は、前記メイングリッドに位置合わせしてインターコネクタの一端を半田付けし、さらに、インターコネクタの他端を別の太陽電池セルの裏面に形成された裏面銀電極の所定位置に合わせて配置し、インターコネクタの他端近傍を押圧した後に、インターコネクタを画像処理装置を用いて画像認識することにより、レーザー光をインターコネクタの他端に照射するようにするものであるのが好ましい。
【0020】
このような太陽電池モジュールの製造方法によれば、太陽電池セルの裏面銀電極に、別の太陽電池セルのメイングリッドに一端を半田付けしたインターコネクタの他端を配置し、部分的に押圧し、画像認識して、インターコネクタの他端位置を計測し、インターコネクタに沿ってレーザー光を照射することにより、インターコネクタの他端を確実に半田付けすることができる。
【0021】
本発明に係る太陽電池モジュールの製造方法は、得られた太陽電池モジュールにおける、太陽電池セルとインターコネクタとの半田付けによる接合部が、複数箇所にあり、かつ、互いに隔離されているのが好ましい。
【0022】
このような太陽電池モジュールの製造方法によれば、インターコネクタの半田付け部分を隔離することにより、前述した課題であるインターコネクタとシリコンセルとの熱膨脹差による熱応力を局部に限定することが可能になり、その結果、総合的な熱応力を低減することができる。
【0023】
また、ここにおいて、半田付けによる接合部どうしの間隔は、各接合部に集まる電流が600mA以下になるように設定されているのが好ましい。
【0024】
このように構成されている場合には、接合部1箇所当り600mA 以下の電流を太陽電池セルから取り出すことができる接合領域とそれらの相互間隔とを確保することにより、太陽電池の出力特性を低下させることなく太陽電池モジュールを製造することができる。
【0025】
本発明に係る太陽電池モジュールの製造方法は、照射されるレーザー光のスポット径がインターコネクタの幅より小さくなるように構成されているのが好ましい。
【0026】
このように構成されている場合には、レーザー光のスポット径をインターコネクタの幅より小さくすることにより、レーザー光をインターコネクタのみに直接照射されるので、インターコネクタを直接加熱することができ、太陽電池セルを間接的に加熱することができる。従って、レーザー光が太陽電池セルに直接照射されて受光面が損傷することによる太陽電池の出力特性劣化を防止しながら、インターコネクタを接続することができる。
【0027】
また、ここにおいて、照射されるレーザー光のスポット径が、インターコネクタの幅の50%〜80%であるのがいっそう好ましい。
【0028】
このように構成されている場合には、レーザー光のスポット径をインターコネクタの幅の50%〜80%に制限することにより、太陽電池セルとインターコネクタとの半田付け面積を一定以上にして必要接合強度を確保することができるとともに、各種公差に伴う、インターコネクタに対するレーザー光の照射ずれを許容することができる。
【0029】
本発明に係る太陽電池モジュールの製造方法は、インターコネクタの各接合部の高さを計測し、光ファイバーの先端に設けられた集光レンズとインターコネクタとの距離が各接合部で一定になるように集光レンズの高さを調節しながら、レーザー光を照射するものであるのが好ましい。
【0030】
このような太陽電池モジュールの製造方法によれば、集光レンズとインターコネクタとの距離が一定になるようにそれぞれの集光レンズの高さを逐次合わせながらレーザー光を照射することにより、レーザースポット径が一定になり、インターコネクタに照射する所定面積当たりのレーザー光のエネルギー密度も一定になるため、いっそう確実な半田付けを行うことができる。
【0031】
【実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態に基づいて本発明を詳述する。なお、これによって本発明が限定されるものではない。
【0032】
図1は、太陽電池の受光面にインターコネクタを半田付けする本発明に係る1つの実施の形態を示す。
【0033】
太陽電池セルのメイングリッド上にインターコネクタを配置した後に、インターコネクタ押さえでインターコネクタを太陽電池セルに密着固定する。インターコネクタ押さえは、レーザー光の照射部分以外を部分的に押さえる(押圧する)ものである。
【0034】
レーザー光はレーザー照射機本体(図示せず)から光ファイバーで導入される。導入されたレーザー光は、光ファイバーの先端に取り付けられた集光レンズで集光された後に、インターコネクタに照射される。
【0035】
集光レンズは、インターコネクタの上方空間をインターコネクタに沿って移動し、インターコネクタの半田付けすべき部分にレーザー光を短時間照射する。
【0036】
この実施の形態によれば、レーザー光はインターコネクタに直接照射されるため、太陽電池セルの温度上昇はインターコネクタとの接触部分からの熱伝導による局部に限定され、従って、従来の方法で発生していた太陽電池セルの裏面アルミニウム電極とシリコンセルとの熱膨張による熱応力を抑えることができる。
【0037】
図4a〜図4dは、太陽電池セルの受光面にインターコネクタを半田付けする手順を示したものである。
【0038】
まず、図4aに示すように、基準座標XYに対してずれた位置にある太陽電池セルを正しい位置に修正するため、メイングリッドを基準にして画像認識し、位置ずれおよび角度ずれを計算する。
【0039】
次に、図4bに示すように、これらのずれの修正を行い、太陽電池セルを位置決めする。
【0040】
そして、図4cに示すように、太陽電池セルのメイングリッド上にインターコネクタを配置し、インターコネクタ押さえで部分的に押圧する。
【0041】
その後、図4dに示すように、インターコネクタの半田付けする部分にレーザー光を照射し、確実に半田付けを行う。
【0042】
図5a〜図5dは、太陽電池セルの裏面にインターコネクタを半田付けし、太陽電池セルどうしを結線する手順を示したものである。
【0043】
まず、図5aに示すように、受光面のメイングリッドにインターコネクタを配線した太陽電池セル(セル1)を反転し、位置決めする。
【0044】
次に、図5bに示すように、同様な工程を経たセル2をセル1に結線するため、セル2のインターコネクタの一端がセル1の裏面銀電極の上に来るように所定の位置に配置する。
【0045】
そして、図5cに示すように、インターコネクタ押さえでインターコネクタの一端を部分的に押圧した後に、画像処理装置(図示せず)を用いて画像認識してインターコネクタの位置を計測する。
【0046】
次に、図5dに示すように、インターコネクタの一端に沿って、半田付けする部分にレーザー光を照射し、確実に半田付けを行う。
【0047】
図6aおよび図6bは、インターコネクタの半田付け部分を隔離した様子を示すものである。
【0048】
図6aは、受光面のメイングリッドにインターコネクタを隔離して半田付けしたもの、図6bは、裏面の電極もインターコネクタを隔離して半田付けし、太陽電池モジュール用に結線している一部を示したものである。このように、隔離して半田付けすることにより、インターコネクタとシリコンセルとの熱膨張差による熱応力を局部に限定し、太陽電池セルに対する熱応力を軽減することができる。
【0049】
図7a〜図7dは、多結晶シリコン太陽電池の受光面に形成されたメイングリッドに、リボン銅線に半田メッキしたインターコネクタを部分的に半田付けし、ソーラーシミュレータに掛け、インターコネクタと裏面電極との間で太陽電池の出力特性を計測した実施の形態を示す。
【0050】
図7aは、□125mm寸法の多結晶シリコン太陽電池の受光面に形成されたメイングリッドに、幅1.5mm、厚み0.15mmのリボン銅線に半田メッキしたインターコネクタを1接合部当り約2mm長さで数箇所、部分的に半田付けした様子を示す。
【0051】
太陽電池セルのサンプル1,2を用い、半田付けする部分の数を変更したときの各出力特性を、図7bに最大出力Pm(単位はW)として、図7cに曲線因子FFとして、図7dに短絡電流(単位はA(アンペア))として、それぞれ示す。
【0052】
図7b〜図7dのグラフにおける横軸は、インターコネクタの半田接合部の数を表す。
【0053】
これらのグラフから、本寸法の多結晶シリコン太陽電池では、安全を見込んで、5点以上の半田付けを行えば、出力特性上は全面半田付けと変わらない太陽電池モジュールを製造することができる。
【0054】
また、太陽電池セル1枚に対し2本のインターコネクタを半田付けするので、インターコネクタ1本当り5点を接合すると、本実施の形態の場合、接合部1箇所当りの電流は、図7dから約490〜510mAとなる。
【0055】
図8は、受光面のメイングリッドに幅1.5mm、高さ0.15mmのインターコネクタを半田付けする場合を示す。
【0056】
このように、レーザー光のスポット径をインターコネクタの幅より小さくすることにより、レーザー光がセルに直接に照射されて受光面が損傷することを防ぐことができる。特に、スポット径をインターコネクタの幅の50%から80%にすることにより、セルとインターコネクタとの半田付け面積を一定以上にして、必要な接合強度を保持することができる。
【0057】
図9は、集光レンズとインターコネクタとの距離が一定になるようにそれぞれの集光レンズの高さを合わせながらレーザー光を照射する場合を示す。これにより、インターコネクタ上のレーザースポット径が一定になり、安定した半田付けを行うことができる。
【0058】
本発明に係る太陽電池モジュールの製造方法による以上の効果を確認するため、無作為に抽出した多結晶シリコン太陽電池セル(□125mm)100枚ずつを図2に示した従来の方法および図1に示した本発明の方法を用い、インターコネクタをセルに半田付けした。その結果、従来の方法では、100枚中3枚のセル割れが発生したのに対し、本発明による方法では100枚中1枚もセル割れは発生しなかった。
【0059】
【発明の効果】
本発明によれば、 太陽電池モジュール製造の結線工程で発生する太陽電池セルの裏面アルミニウム電極とシリコンセルとの熱膨張差による熱応力およびインターコネクタとシリコンセルとの熱膨脹差による熱応力を最小限に抑えることができるので、太陽電池の出力特性を低下させることなく、確実な半田付けを行うことができる。従って、太陽電池セルにインターコネクタを半田付けする際の熱応力に起因するセル割れのおそれを防止して、製品の歩留りを向上させることができる
【0060】
また、多結晶シリコン太陽電池に比べセル割れ頻度は低いものの、同様な工程を必要とする単結晶シリコン太陽電池を使った太陽電池モジュールでも本発明の製造方法を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の基本構成例を示す斜視図である。
【図2】図2a〜図2dは、従来技術の1実施例(ホットエアーを用いた半田付け)を示す斜視図である。
すなわち、図2aは、受光面のメイングリッドにインターコネクタを配置した斜視図である。
図2bは、インターコネクタを押圧し、ホットエアーで加熱するときの状態を示す斜視図である。
図2cは、受光面にインターコネクタを半田付けしたセルを反転するときの状態を示す斜視図である。
図2dは、裏面の銀電極部にインターコネクタをホットエアーで加熱するときの状態を示す斜視図である。
【図3】図3は、別の従来技術の1実施例(ホットプレートとハロゲンランプを用いた半田付け)を示す斜視図である。
【図4】図4a〜図4dは、本発明による受光面電極へのインターコネクタの接合方法を示す平面図である。
すなわち、図4aは、画像認識の基準座標XYに対するずれ修正前の太陽電池セルの状態を示す平面図である。
図4bは、位置ずれおよび角度ずれを修正して位置決めした太陽電池セルの状態を示す平面図である。
図4cは、メイングリッドにインターコネクタを配置し、インターコネクタ押さえで密着固定した状態を示す平面図である。
図4dは、半田付け部にレーザー光を照射し、部分的に半田付けした状態を示す平面図である。
【図5】図5a〜図5dは、本発明による裏面銀電極へのインターコネクタの接合方法を示す平面図である。
すなわち、図5aは、メイングリッドにインターコネクタを半田付けしたセルを反転した状態を示す平面図である。
図5bは、第1の太陽電池セルにおける裏面銀電極の所定位置に、第2の太陽電池セルの受光面電極に半田付けしたインターコネクタの他端を配置した状態を示す平面図である。
図5cは、インターコネクタ押さえで密着固定した状態を示す平面図である。
図5dは、半田付け部にレーザー光を照射し、部分的に半田付けした状態を示す平面図である。
【図6】図6aおよび図6bは、本発明によるインターコネクタの接合領域を示す平面図である。
すなわち、図6aは、受光面電極にインターコネクタを隔離して半田付けした状態を示す平面図である。
図6bは、裏面電極もインターコネクタを隔離して半田付けし、セルどうしを結線した状態を示す平面図である。
【図7】図7a〜図7dは、本発明による接合領域または接合点数と出力特性との関係を示す図である。
すなわち、図7aは、□125mmの多結晶シリコン太陽電池の受光面電極に幅1.5mm、厚み0.15mmのインターコネクタ(半田メッキ銅線)を1接合部当り約2mmの長さで隔離して半田付けした状態を示す正面図である。
図7bは、半田付けの接合点数を変えた前記のインターコネクタ付セルをソーラーシミュレータで計測したときの接合点数と最大出力Pm(単位 W)との関係を示すグラフである。
図7cは、半田付けの接合点数を変えた前記のインターコネクタ付セルをソーラーシミュレータで計測したときの接合点数と曲線因子FFとの関係を示すグラフである。
図7dは、半田付けの接合点数を変えた前記のインターコネクタ付セルをソーラーシミュレータで計測したときの接合点数と短絡電流Isc(単位 A)との関係を示すグラフである。
【図8】図8は、本発明によるレーザースポット径とインターコネクタ寸法との関係を示す正面図である。
【図9】図9は、本発明による集光レンズとインターコネクタとの相対位置関係を示す正面図である。
Claims (8)
- 複数の太陽電池セルにインターコネクタを半田付けにより接続して太陽電池モジュールを製造する際に、レーザー光を光ファイバーで導き、そのレーザー光を光ファイバーの先端に設けられた集光レンズで集光し、そのレーザー光をインターコネクタにスポット照射してインターコネクタを加熱し半田付けすることを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
- 太陽電池セルの受光面にメイングリッドが形成されており、そのメイングリッドの位置を画像処理装置を用いて画像認識することにより、インターコネクタをメイングリッドの所定位置に合わせて配置し、インターコネクタを部分的に押圧した後に、レーザー光をインターコネクタに照射することを特徴とする請求項1記載の太陽電池モジュールの製造方法。
- 前記メイングリッドに位置合わせしてインターコネクタの一端を半田付けし、さらに、インターコネクタの他端を別の太陽電池セルの裏面に形成された裏面銀電極の所定位置に合わせて配置し、インターコネクタの他端近傍を押圧した後に、インターコネクタを画像処理装置を用いて画像認識することにより、レーザー光をインターコネクタの他端に照射することを特徴とする請求項2記載の太陽電池モジュールの製造方法。
- 半田付けによる太陽電池セルとインターコネクタとの接合部が、複数箇所にあり、かつ、互いに隔離されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の太陽電池モジュールの製造方法。
- 接合部どうしの間隔は、各接合部に集まる電流が600mA以下になるように設定されていることを特徴とする請求項4記載の太陽電池モジュールの製造方法。
- 照射されるレーザー光のスポット径が、インターコネクタの幅より小さいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の太陽電池モジュールの製造方法。
- 照射されるレーザー光のスポット径が、インターコネクタの幅の50%〜80%であることを特徴とする請求項6記載の太陽電池モジュールの製造方法。
- インターコネクタの各接合部の高さを計測し、光ファイバーの先端に設けられた集光レンズとインターコネクタとの距離が各接合部で一定になるように集光レンズの高さを調節しながら、レーザー光を照射することを特徴とする請求項7記載の太陽電池モジュールの製造方法。
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